JPH09116055A - ヒートシンク装置及びヒートシンク装置の製造方法 - Google Patents

ヒートシンク装置及びヒートシンク装置の製造方法

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JPH09116055A
JPH09116055A JP26825295A JP26825295A JPH09116055A JP H09116055 A JPH09116055 A JP H09116055A JP 26825295 A JP26825295 A JP 26825295A JP 26825295 A JP26825295 A JP 26825295A JP H09116055 A JPH09116055 A JP H09116055A
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JP
Japan
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heat sink
sink device
base body
ventilation
heat
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JP26825295A
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English (en)
Inventor
Takashi Kitahara
孝志 北原
Tadayoshi Shimanuki
忠好 島貫
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PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒートシンク装置及びヒートシンク装置の製造
方法に関し、冷却効率が高いヒートシンク装置の提供を
目的とし、第2に製造効率の高いヒートシンク装置の製
造方法の提供を目的とする。 【解決手段】風の流れ方向に連続する複数の放熱フィン
1、1・・により、平行な複数の通風路2、2・・を形
成し、各通風路2には幅狭部20と幅広部21が風の流
れ方向に交互に形成されるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ヒートシンク装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発熱素子を冷却するためのヒートシンク
装置は、アルミニウム等の熱伝導性の良好な材料により
形成され、例えば図5(a)、(b)に示すように発熱
素子(図示せず)への接合片9の上面に複数の櫛状の放
熱フィン90、90・・を突設したや、あるいは図5
(c)、(d)に示すように、ピン状の放熱フィン9
1、91・・を突設したものが多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例において、放熱フィン90、91における放熱能力を
増加させるためには、放熱フィン90、91の本数を増
加させることが必要であるが、この場合、冷却風の圧損
が増大して冷却効率が向上しないという欠点を有する。
【0004】さらに、図5(a)、(b)に示すヒート
シンク装置は、一般に矢印方向への押し出し加工により
形成された所定幅の押し出し品を所定長さに切断して形
成され、図(c)、(d)に示すヒートシンク装置は、
図5(a)のヒートシンク装置の放熱フィン90をさら
に後加工により切断して形成される。この場合、押し出
し品の長さは数10メートルとなるために、少品種多量
生産には向いているが、多品種少量生産には不向きであ
り、例えば、幅寸法、または放熱フィン90、91の高
さの異なるヒートシンク装置を製造するには、異なる金
型で製造しなければならず、製造コストが高くなるとい
う欠点を有する。
【0005】本発明は、以上の欠点を解消すべくなされ
たもので、第1に冷却効率が高いヒートシンク装置の提
供を目的とし、第2に製造効率の高いヒートシンク装置
の製造方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にお
いて、ヒートシンク装置は、風の流れ方向に連続する複
数の放熱フィン1、1・・により、平行な複数の通風路
2、2・・を形成し、各通風路2には幅狭部20と幅広
部21が風の流れ方向に交互に形成されて構成される。
【0007】ヒートシンク装置の側方から送風された冷
却風は、放熱フィン1、1間に形成される通風路2に沿
って他側方側に抜けて放熱フィン1、および放熱フィン
1の基端面を冷却する。冷却風は、幅狭部20から幅広
部21に抜ける際に圧力が低下することから、空気温度
が低下し、全体の冷却効率の向上がもたらされる。
【0008】請求項2記載の発明において、ヒートシン
ク装置は、蛇行状に屈曲される複数の放熱フィン体3、
3・・をベース体4に並設して接合することにより形成
される。ここで蛇行状とは、長手方向側方に曲線的に変
位するもの以外に、階段状、あるいは図2に示すよう
に、台形状に変位するものが含まれる。
【0009】隣接する放熱フィン1を背向させて配置す
ることにより、ベース体4上面には幅狭部20と幅広部
21が風の流れ方向に交互に形成されることとなり、上
述した効果が得られる。
【0010】また、ベース体4と放熱フィン1を別体に
形成し、接合させることにより、ベース体4は押し出し
加工の他に種々の製法を使用して製造することが可能と
なり、製造コストの低減が図られる。
【0011】請求項3記載の発明において、ベース体4
にはスリット40が形成され、放熱フィン体3は接合爪
30をスリット40に嵌合して接合される。請求項4記
載の発明において、放熱フィン1の屈曲頂部には、隣接
する通風路2に連通する小孔5が穿孔される。通風路2
は、幅狭部20に流入した冷却風が圧縮されることによ
り温度上昇するのを防止するとともに、幅狭部20での
圧損の増加を可及的に低減し、冷却効率を向上させる。
【0012】請求項5記載の発明において、通風路2の
天井面はカバー部6により閉塞される。通風路2の天井
面を閉塞することにより、冷却風を確実に通風路2内に
導入することが可能となるため、冷却効率が向上する。
【0013】請求項6記載の発明において、製造効率の
良好なヒートシンク装置の製造方法が提供される。この
発明において、先ず、押し出し加工により形成された長
尺のベース部材7と、所定間隔で蛇行する放熱フィン部
材8が用意される。
【0014】ベース部材7は、押し出し方向に沿って延
びる複数本の平行なスリット40を有しており、放熱フ
ィン部材8には、適宜箇所に接合爪30が突設される。
接合爪30を有する放熱フィン部材8の形成は、例え
ば、先ず、所定間隔で接合爪30が突設された板材を打
ち抜き、次いで、この板材にプレス加工を施すことによ
り得ることが可能であるが、このほかに、例えば、板材
に押し出し成形、あるいはロール成形を施した後、所定
長さに切断することにより得ることも可能である。
【0015】押し出し成形、あるいはロール成形により
放熱フィン部材8を製造した場合には、切断長さが放熱
フィン1の高さ寸法に対応するために、該切断長さを適
宜変更することにより、種々の高さ寸法の放熱フィン1
を同一金型により製造することが可能になる。
【0016】上記ベース部材7は、ヒートシンク装置の
一辺の長さにほぼ合致する所定の幅寸法を有しており、
このベース部材7を適宜寸法、正確には、他の一辺の長
さに合致するように切断して矩形のベース体4が形成さ
れる。
【0017】一方、放熱フィン1板材は、上記ベース部
材7の切断長さとほぼ同一寸法に切断されて放熱フィン
体3が用意され、一辺部に形成した接合爪30をベース
体4のスリット40に挿入しながら接合してヒートシン
ク装置が製造される。放熱フィン体3の接合には、ろう
づけ等の手段が使用可能である。
【0018】ベース体4と放熱フィン体3を別体に形成
し、接合することにより、従来のように押し出し加工を
採用しながらも、例えば従来例において、底面のサイズ
が4種類、高さが3種類のヒートシンク装置を製造しよ
うとした場合には、4×3=12種類の高価な金型が必
要となるが、本発明においては、4種類の押し出し用型
と、3種類の放熱フィン体3製造用型が必要なだけで、
金型の保管、製造の手間を大幅に削減することが可能に
なる。
【0019】また、ベース部材7を押し出し成形により
形成することにより、切削加工を利用する場合に比し
て、安価な多量生産が可能で、かつ、切削加工では材料
の一部が切り屑として無駄になるのに対して、材料の無
駄がなくなる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1、図2に本発明の実施の形態
を示す。図において4はアルミニウム等、熱伝導性の良
好な材料により形成されるベース体、1はベース体4上
に配置される放熱フィンである。
【0021】放熱フィン1は、ベース体4の一方向に沿
って平行に配設されており、放熱フィン1間に複数の通
風路2、2・・が形成される。通風路2の壁面は、台形
状に屈曲して蛇行しており、冷却風の流れ方向に沿って
幅狭部20と幅広部21が交互に形成される。さらに、
幅狭部20と幅広部21の壁面には隣接する通風路2に
連通する小孔5が穿孔される(図4参照)。
【0022】6は上記通風路2の天井面を閉塞するカバ
ー部であり、望ましくはアルミニウム等の熱伝導性の良
好な材料に形成され、放熱フィン1上に接合されたり、
あるいはベース体4上に立設した図示しない支柱上に固
定される。また、カバー部6の固定手段としては、この
ほかに、カバー部6側に後述するベース体4上のスリッ
ト40、40・・と同様のスリットを形成するととも
に、放熱フィン1の上端にも接合爪を突設し、該接合爪
をベース体4のスリットに挿入して行うことも可能であ
る。
【0023】以上の構成から、冷却風は、図1において
矢印方向から通風路2内に導入され、放熱フィン1の壁
面、あるいはベース体4の上面との間に熱交換がなされ
つつ、反対辺から放出される。
【0024】なお、図2に示すように、通風路2の終
端、あるいは始端部、すなわち送風方向に直交する辺縁
部に幅狭部20よりやや幅の広い導入部22を形成する
ことにより、通風路2内への冷却風の導入をより効率よ
く行うことができる。
【0025】上述したヒートシンク装置は以下の方法に
より製造することが可能である。すなわち、先ず、図3
に示すように、アルミニウム等、熱伝導性に優れた材料
に押し出し加工を施して長尺のベース部材7を得る。ベ
ース部材7は、ヒートシンク装置の一辺の長さ寸法に対
応する幅寸法Wを有しており、その表面には、押し出し
方向に連続する複数のスリット40、40・・が凹設さ
れる。
【0026】ベース体4は、上記ベース部材7を適宜長
さに切断することにより得られ、切断長さLが切断長さ
がヒートシンク装置の他の一辺の長さに対応する。一
方、図4に示すように、板金、あるいはアルミニウム板
材にプレス加工を施すことにより所定間隔で蛇行する長
尺の放熱フィン部材8を製造する。放熱フィン部材8に
は、所定間隔で接合爪30と小孔5とが形成され、折曲
加工は、接合爪30が一直線上に配置されるように行わ
れる(図4(c)参照)。
【0027】上記放熱フィン部材8はベース体4の通風
方向の長さにほぼ一致する間隔Lで切断されて放熱フィ
ン体3が得られ、次いで、該放熱フィン体3の接合爪3
0をベース体4のスリット40に挿入した後、ろう付け
等により接合することによりヒートシンク装置が得られ
る。
【0028】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のヒートシンク装置によれば、冷却効率を向上させるこ
とができる。
【0029】さらに、ヒートシンク装置の製造方法によ
れば、製造効率を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す図で、(a)は平面図、(b)は
側面図である。
【図2】図1からカバー部を取り除いた図で、(a)は
平面図、(b)は側面図である。
【図3】ベース体の製造方法を示す図である。
【図4】放熱フィン体の製造方法を示す図で、(a)は
斜視図、(b)は側面図、(c)は裏面図である。
【図5】従来例を示す図で、(a)は平面図、(b)は
側面図、(c)は他の従来例を示す平面図、(d)は図
5(c)の側面図である。
【符号の説明】
1 放熱フィン 2 通風路 20 幅狭部 21 幅広部 3 放熱フィン体 30 接合爪 4 ベース体 40 スリット 5 小孔 6 カバー部 7 ベース部材 8 放熱フィン部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】風の流れ方向に連続する複数の放熱フィン
    により、平行な複数の通風路を形成し、 各通風路には幅狭部と幅広部が風の流れ方向に交互に形
    成されるヒートシンク装置。
  2. 【請求項2】蛇行状に屈曲される複数の放熱フィン体を
    ベース体に並設して接合し、ベース体上面に幅狭部と幅
    広部が風の流れ方向に交互に形成される複数の通風路を
    形成したヒートシンク装置。
  3. 【請求項3】前記各放熱フィン体は、底辺に突設した接
    合爪をベース体に凹設したスリットに嵌合して接合され
    る請求項2記載のヒートシンク装置。
  4. 【請求項4】前記放熱フィンの屈曲頂部には、隣接する
    通風路に連通する小孔が穿孔される請求項1、2又は3
    記載のヒートシンク装置。
  5. 【請求項5】前記通風路の天井面はカバー部により閉塞
    されている請求項1ないし4のいずれかに記載のヒート
    シンク装置。
  6. 【請求項6】押し出し加工により形成され、上面に平行
    なスリットが凹設された長尺のベース部材を適宜長さに
    切断して矩形のベース体を形成するとともに、 所定間隔で蛇行し、適宜箇所に接合爪を突設させた長尺
    の放熱フィン部材をほぼベース部材の長さ寸法に等しく
    切断して放熱フィン体を形成し、放熱フィン体の接合爪
    をベース体のスリットに嵌合した後、接合するヒートシ
    ンク装置の製造方法。
JP26825295A 1995-10-17 1995-10-17 ヒートシンク装置及びヒートシンク装置の製造方法 Pending JPH09116055A (ja)

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JP (1) JPH09116055A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006227612A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Samsung Sdi Co Ltd プラズマディスプレイ装置
KR20200116370A (ko) * 2019-04-01 2020-10-12 엘지전자 주식회사 이온풍 방열장치

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JP2006227612A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Samsung Sdi Co Ltd プラズマディスプレイ装置
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