JPH09115360A - フラットケーブルの調尺方法及び装置 - Google Patents

フラットケーブルの調尺方法及び装置

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Publication number
JPH09115360A
JPH09115360A JP27239695A JP27239695A JPH09115360A JP H09115360 A JPH09115360 A JP H09115360A JP 27239695 A JP27239695 A JP 27239695A JP 27239695 A JP27239695 A JP 27239695A JP H09115360 A JPH09115360 A JP H09115360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat cable
tape
chuck
sensor
transfer mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27239695A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Fujii
正章 藤井
Ryosuke Shioda
良祐 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネスの生産効率や工程の柔軟性を
向上させる。 【解決手段】 リール1から繰り出されたフラットケー
ブルFの先端部をチャック5で掴み、エアシリンダ6の
駆動によりフラットケーブルFを引き出し、誘導モータ
9を回転させて押出ローラ8を下降させ、フラットケー
ブルFを押し下げる。センサ10によりテープTを検出
し、所定の時間経過後に誘導モータ9を停止させ、カッ
タ12によりフラットケーブルFを切断する。チャック
5を緩めて切断されたフラットケーブルFを落下させ、
エアシリンダ6の駆動により再びチャック5をリール1
の方向へ移動させ、上記工程を繰り出すことにより、次
々にフラットケーブルFを切断する。テープTの間隔に
合わせてフラットケーブルFを任意の寸法に調尺でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として自動車
用ワイヤハーネスに使用されるフラットケーブルの調尺
方法及び装置、特に、フラットケーブルを様々な長さに
調尺できる調尺方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用のワイヤハーネスの製作
に際しては、絶縁被覆された電線を一本ずつ調尺し、手
作業により組み合わせる方法が採られている。
【0003】その電線の調尺方法の一つとして、図7に
示すように、コイルCから引き出した電線Wを一対のロ
ーラ50、51で挟持し、一方のローラ50をサーボモ
ータ52により回転させて電線Wを所要量送り、カッタ
53で切断する方法が知られている。
【0004】また、図8に示すように、コイルCから引
き出した電線Wの先端部をチャック54で掴み、このチ
ャック54を数値制御されたエアシリンダ等により所要
量移動させて電線Wを引き出し、カッタ55で切断する
方法もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法によると、電線の組み合わせに非常に手間を
要するので、生産効率が悪く、調尺設備に数値制御を必
要とするので、コストが高くつくという問題があった。
【0006】また、図7に示す方法では、電線の蛇行に
よる誤差が生じやすく、図8に示す方法では、電線長に
等しいチャックの移動量を要するため、設備が大型化す
るという問題もあった。
【0007】さらに、電線長を変更するには、サーボモ
ータやエアシリンダの制御部に与える数値を変更しなけ
ればならないので、手間がかかるという問題もあった。
【0008】そこで、この発明は、簡易な機構で精度よ
く電線を調尺でき、ワイヤハーネスの生産効率や工程の
柔軟性を向上させる調尺方法及び装置を提供しようとす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明では、平面上に並列する複数の
電線を長さ方向に一定間隔でテープ止めしたフラットケ
ーブルを一方向に移送し、このフラットケーブルに対向
配置したセンサが前記テープを検出した後、所定のタイ
ミングでフラットケーブルを停止させ、切断するフラッ
トケーブルの調尺方法を採用したのである。
【0010】また、請求項2記載の発明では、平面上に
並列する複数の電線を長さ方向に一定間隔でテープ止め
したフラットケーブルを一方向に移送する移送機構と、
前記フラットケーブルにおけるテープ位置を検出するセ
ンサと、このセンサから送られた信号に基づいて前記移
送機構の駆動を制御する制御装置と、前記移送機構の停
止時にフラットケーブルを切断するカッタとからフラッ
トケーブルの調尺装置を構成したのである。
【0011】さらに、請求項3記載の発明では、請求項
2記載の調尺装置において、移送機構により移送される
フラットケーブルを両側から挟み込む蛇行防止機構を備
えたのである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係るフラット
ケーブル調尺装置の一実施形態を示す。この調尺装置
は、フラットケーブルFが巻回されたリール1と、この
リール1から繰り出されたフラットケーブルFを一方向
へ移送する移送機構2とを備えている。
【0013】フラットケーブルFは、図3に示すよう
に、平面上に並列する複数の電線Wを、長さ方向に一定
の間隔をおいてテープTを貼付することにより一体化し
て形成されている。
【0014】リール1は誘導モータ3により駆動され、
フラットケーブルFを繰り出す。その繰出量はダンサロ
ーラ4により調整される。
【0015】移送機構2は、フラットケーブルFの先端
部を掴むチャック5と、このチャック5を水平方向に移
動させるエアシリンダ6と、ボールねじ7の回転に伴っ
て昇降する押出ローラ8と、ボールねじ7を回転させる
誘導モータ9とから構成されている。前記押出ローラ8
は下降に伴ってフラットケーブルFを押し下げ、リール
1から電線Wを引き出す。誘導モータ9は制御装置Pに
より制御される。
【0016】リール1と移送機構2の間には、フラット
ケーブルFに対向し、テープTを検出するセンサ10が
設けられ、このセンサ10はアンプ11を介して制御装
置Pに接続されている。制御装置Pは、センサ10から
テープTの検出信号を受信した後、所定の時間をおいて
誘導モータ9を停止させ、センサ10の後方に位置する
カッタ12を作動させてフラットケーブルFを切断す
る。
【0017】センサ10とダンサローラ4の間には、フ
ラットケーブルFに張力を与えるテンショナ13が設け
られている。テンショナ13は電磁ブレーキ14の作用
によりフラットケーブルFの走行に抵抗を与え、フラッ
トケーブルFの供給を安定させる。
【0018】カッタ12の前後において、フラットケー
ブルFは支持板15により支持されており、支持板15
上には、図2に示すように、蛇行防止機構16が設けら
れている。この蛇行防止機構16は、エアシリンダ17
の駆動によりフラットケーブルFの幅方向に移動する一
対のガイド板18から成り、前記エアシリンダ17を駆
動してガイド板18をフラットケーブルFの両側縁に当
接させると、フラットケーブルFの蛇行が防止される。
【0019】上記のように構成された調尺装置では、リ
ール1から繰り出されたフラットケーブルFの先端部を
チャック5で掴み、エアシリンダ6の駆動によりフラッ
トケーブルFを引き出し、誘導モータ9を回転させて押
出ローラ8を下降させ、フラットケーブルFを押し下げ
ると、センサ10によりテープTが検出され、所定の時
間経過後に誘導モータ9が停止し、カッタ12によりフ
ラットケーブルFが切断される。
【0020】そして、チャック5を緩めて切断されたフ
ラットケーブルFを落下させ、エアシリンダ6の駆動に
より再びチャック5をリール1の方向へ移動させ、上記
動作を繰り返し、次々にフラットケーブルFを切断す
る。
【0021】従って、テープTの間隔を調尺すべき寸法
に一致させておくことにより、フラットケーブルFを任
意の寸法に調尺できる。また、制御装置Pにおいて、テ
ープTの検出信号受信後、誘導モータ9を停止させるま
での時間を変化させることにより、フラットケーブルF
の長さを微調整することができる。
【0022】なお、図4に示すように、調尺されたフラ
ットケーブルFを、両端部がテープTで固定され、各端
部において電線Wが僅かに露出した形状にするには、図
5に示すように、切断予定箇所を挟んでテープTを2本
配置し、両テープT間でカッタ12が作動するように、
制御装置Pにおける誘導モータ9の停止タイミングを調
整すればよい。
【0023】また、図6(a)に示すように、テープT
の幅を大きくしておき、そのテープTの中央をカッタ1
2により切断した後、図6(b)に示すように、テープ
Tを一部切除し、電線Wを露出させるようにしてもよ
い。
【0024】
【発明の効果】この発明によると、上記のように、数値
制御機構等を使用することなく、複数の電線をテープで
束ねたフラットケーブルを一方向に移送するだけで一定
の長さに調尺することができるので、このフラットケー
ブルを使用してワイヤハーネスを製作することにより、
ワイヤハーネスの生産性を向上させることができる。
【0025】また、フラットケーブルの切断に際して、
テープ位置を基準とするので、フラットケーブルの蛇行
が調尺寸法に与える影響が小さくなる。
【0026】さらに、蛇行防止機構を設けておくと、フ
ラットケーブルの走行に伴う蛇行の発生を抑制すること
ができる。
【0027】そのほか、テープの間隔を変更するだけで
調尺寸法を変更することができるので、様々な種類のワ
イヤハーネスに柔軟に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る調尺装置の一実施形態を示す概
略図
【図2】同上の蛇行防止機構を示す断面図
【図3】調尺前のフラットケーブルの平面図
【図4】調尺後のフラットケーブルの斜視図
【図5】図4のフラットケーブルの調尺前の状態を示す
平面図
【図6】(a)は同上の調尺前のテープを示す平面図 (b)は調尺後の端部処理状態を示す平面図
【図7】従来の電線調尺方法の概略図
【図8】従来の電線調尺方法の概略図
【符号の説明】
F フラットケーブル W 電線 R テープ P 制御装置 1 リール 2 移送機構 5 チャック 8 押出ローラ 9 誘導モータ 10 センサ 12 カッタ 16 蛇行防止機構
フロントページの続き (72)発明者 塩田 良祐 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面上に並列する複数の電線を長さ方向
    に一定間隔でテープ止めしたフラットケーブルを一方向
    に移送し、このフラットケーブルに対向配置したセンサ
    が前記テープを検出した後、所定のタイミングでフラッ
    トケーブルを停止させ、切断するフラットケーブルの調
    尺方法。
  2. 【請求項2】 平面上に並列する複数の電線を長さ方向
    に一定間隔でテープ止めしたフラットケーブルを一方向
    に移送する移送機構と、前記フラットケーブルにおける
    テープ位置を検出するセンサと、このセンサから送られ
    た信号に基づいて前記移送機構の駆動を制御する制御装
    置と、前記移送機構の停止時にフラットケーブルを切断
    するカッタとから成るフラットケーブルの調尺装置。
  3. 【請求項3】 前記移送機構により移送されるフラット
    ケーブルを両側から挟み込む蛇行防止機構を備えた請求
    項2記載のフラットケーブルの調尺装置。
JP27239695A 1995-10-20 1995-10-20 フラットケーブルの調尺方法及び装置 Pending JPH09115360A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27239695A JPH09115360A (ja) 1995-10-20 1995-10-20 フラットケーブルの調尺方法及び装置

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JPH09115360A true JPH09115360A (ja) 1997-05-02

Family

ID=17513319

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102945709A (zh) * 2012-11-07 2013-02-27 深圳闻信电子有限公司 一种ffc综合加工机
CN110102669A (zh) * 2019-06-14 2019-08-09 聊城华瑞电气有限公司 一种高效全自动线缆剪切设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102945709A (zh) * 2012-11-07 2013-02-27 深圳闻信电子有限公司 一种ffc综合加工机
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