JPH06267349A - 平型多芯電線製造装置におけるテープ貼り位置制御方法およびテープ貼り位置制御装置 - Google Patents

平型多芯電線製造装置におけるテープ貼り位置制御方法およびテープ貼り位置制御装置

Info

Publication number
JPH06267349A
JPH06267349A JP7880693A JP7880693A JPH06267349A JP H06267349 A JPH06267349 A JP H06267349A JP 7880693 A JP7880693 A JP 7880693A JP 7880693 A JP7880693 A JP 7880693A JP H06267349 A JPH06267349 A JP H06267349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
electric wire
fixing
allowable range
fixing tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7880693A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Iwasaki
哲也 岩崎
Yoshihiro Tamura
吉弘 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP7880693A priority Critical patent/JPH06267349A/ja
Priority to CN94104260A priority patent/CN1048816C/zh
Publication of JPH06267349A publication Critical patent/JPH06267349A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定用テープ8の貼り付け位置を自動的に検
出して自動的に貼り位置を調整可能とする平型多芯電線
製造装置におけるテープ貼り位置制御方法を提供する。 【構成】 テープ切断機構13により切断される固定用
テープ8の位置を光電センサ32により検出する。その
検出信号に基づき、制御部30で固定用テープ8の位置
が許容範囲を超えて電線2送給方向P前側に位置してい
ると判断した場合に、許容範囲を超えた量に応じてテー
プ貼り付け機構7、10を電線2送給方向P後側へ移動
制御する。制御部30で固定用テープ8の位置が許容範
囲を超えて電線2送給方向P後側に位置していると判断
した場合に、許容範囲を超えた量に応じてテープ貼り付
け機構7、10を電線2送給方向P前側へ移動制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平型多芯電線を製造す
る際における固定用テープの貼り位置を制御する平型多
芯電線製造装置におけるテープ貼り位置制御方法および
テープ貼り位置制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数本の電線の端末部分を固定用
テープで融着固定し、並列配置した各電線相互の間隔を
所定に保持した構造の平型多芯電線があり、この種の平
型多芯電線の製造装置として、例えば、特開平1ー21
7802号公報に開示の構造のものがある。
【0003】即ち、図7に示される如く、電線供給部と
してのコアサプライ1から複数本の電線2が供給され、
ダンサローラ3を介してバックテンションを付与すると
共に、ある程度の蓄線を確保した状態で目板4を通過さ
せる。目板4を通過した各電線2はフィーダ5の整線部
6を通過して各電線2相互の間隔が所定の間隔に設定保
持され、ここに、各電線2は平行状に配列され、所定方
向Pに送給される。
【0004】そして、送給経路途中に配置された第1の
テープ貼り付け機構7で平行に配列された各電線2の一
側面にわたって固定用テープ8が貼り付けられ、各電線
2が固定用テープ8で融着固定される。
【0005】次に、一側面が固定用テープ8で融着固定
された各電線2は次のフィーダ9に送給され、第2のテ
ープ貼り付け機構10で各電線2の前記固定用テープ8
が貼り付けられた一側面と対応する位置の他側面にわた
って固定用テープ8が貼り付けられ、ここに、各電線2
の両側が固定用テープ8で融着固定される。
【0006】次に、両側が固定用テープ8で融着固定さ
れた各電線2は、必要に応じて冷却部11を通過させて
冷却され、切断剥離装置12に送給される。そして、切
断剥離装置12位置のテープ切断機構13により融着固
定された各固定用テープ8位置で、所望の端末部形成に
適合させるべく、固定用テープ8の幅方向中間部を切断
し、その端部の絶縁被覆部を剥取処理し、クランプ14
で端部を締め付け、ここに、端部のみが固定用テープ8
で固定された平型多芯電線が得られるよう構成されてい
た。
【0007】また、前記各フィーダ5、9は固定用テー
プ8の貼り付け位置を調整可能とすべく、スライド調整
機構16、17がそれぞれ備えられており、該スライド
調整機構16、17によって電線2送給方向Pに移動調
整自在に構成されていた。
【0008】そして、図8の実線で示される如く、各電
線2に貼り付けられた固定用テープ8位置の幅方向中央
位置にテープ切断機構13の切断ラインSが位置される
ように調整され、固定用テープ8切断後、図9に示され
る如く、両側の各電線2端部に貼り付けられた固定用テ
ープ8幅が、略同一寸法の幅となるよう設定されてい
た。
【0009】しかしながら、各電線2の伸びや切断剥離
装置12による測長誤差等によって、図8の仮想線で示
される如く、固定用テープ8の位置が電線2送給方向P
に対して後側にズレている場合には、図10に示される
如く、電線2送給方向P前側の固定用テープ8の幅が、
電線2送給方向P後側の固定用テープ8の幅より長くな
り、逆に、固定用テープ8の位置が電線2送給方向Pに
対して前側にズレている場合には、図11に示される如
く、電線2送給方向P前側の固定用テープ8の幅が、電
線2送給方向P後側の固定用テープ8の幅より短くなる
というおそれがあった。
【0010】一方、この切断された固定用テープ8の幅
には規格が設けられており、その許容範囲を超えると、
不良品として処理されていた。例えば、切断前の固定用
テープ8の幅が16mmの場合、切断後の固定用テープ
8の規格幅寸法は8±2mmであった。
【0011】従って、切断剥離装置12で切断処理され
て得られた平型多芯電線の固定用テープ8の幅が規格幅
寸法外の場合には、作業者が各フィーダ5、9の位置を
スライド調整機構16、17を利用して手動で移動調整
し、規格幅寸法内の固定用テープ8幅が得られるよう、
その都度、第1のテープ貼り付け機構7や第2のテープ
貼り付け機構10の位置調整を行っていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のテープ貼り位置調整方法によれば、作業者の目視に
よる検出であり、また、その調整も作業者による手動の
調整であるため、常時、作業者が平型多芯電線製造装置
に付いて絶えず監視し、注意している必要があり、その
調整においても僅かな調整であるため、調整量に過不足
が発生するおそれが多分にあり、迅速に対応し難い欠点
があった。
【0013】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、固定
用テープの貼り付け位置を自動的に検出して自動的に貼
り位置を調整可能とする平型多芯電線製造装置における
テープ貼り位置制御方法およびテープ貼り位置制御装置
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の方法の技術的手段は、電線供給部から供給される複数
本の電線を、所定間隔を保持する平行状に配列した状態
で所定方向に所定長さ毎、間欠的に送給し、その送給経
路途中に配置されたテープ貼り付け機構により、各電線
にわたって所定幅の固定用テープを電線送給方向に所定
間隔を有して順次貼り付け固定し、その送給経路下流側
に配置されたテープ切断機構により、順次送給されてく
る各電線の前記貼り付けられた固定用テープ位置で固定
用テープの幅方向中間部を切断して、各電線の両端部が
固定用テープで互いに固定状とされた平型多芯電線を製
造する平型多芯電線製造装置において、前記テープ切断
機構により切断される固定用テープの位置をテープ位置
検出器により検出し、その検出信号に基づき、制御部で
固定用テープの位置が許容範囲を超えて電線送給方向前
側に位置していると判断した場合に、許容範囲を超えた
量に応じてテープ貼り付け機構を電線送給方向後側へ移
動制御し、制御部で固定用テープの位置が許容範囲を超
えて電線送給方向後側に位置していると判断した場合
に、許容範囲を超えた量に応じてテープ貼り付け機構を
電線送給方向前側へ移動制御して固定用テープ貼り付け
位置を調整し、平型多芯電線を製造する点にある。
【0015】また、上記目的を達成するための装置の技
術的手段は、電線供給部から供給される複数本の電線
を、所定間隔を保持する平行状に配列した状態で所定方
向に所定長さ毎、間欠的に送給し、その送給経路途中に
配置されたテープ貼り付け機構により、各電線にわたっ
て所定幅の固定用テープを電線送給方向に所定間隔を有
して順次貼り付け固定し、その送給経路下流側に配置さ
れたテープ切断機構により、順次送給されてくる各電線
の前記貼り付けられた固定用テープ位置で固定用テープ
の幅方向中間部を切断して、各電線の両端部が固定用テ
ープで互いに固定状とされた平型多芯電線を製造する平
型多芯電線製造装置において、前記テープ貼り付け機構
が前記電線送給方向に移動制御自在に備えられ、前記テ
ープ切断機構近傍に、テープ切断機構により切断される
固定用テープの位置を検出するテープ位置検出器が設け
られ、該テープ位置検出器の検出信号に基づき固定用テ
ープの位置が許容範囲かどうかを判断し、固定用テープ
の位置が許容範囲を超えて電線送給方向前側に位置して
いる場合には、許容範囲を超えた量に応じてテープ貼り
付け機構を電線送給方向後側へ移動制御し、固定用テー
プの位置が許容範囲を超えて電線送給方向後側に位置し
ている場合には、許容範囲を超えた量に応じてテープ貼
り付け機構を電線送給方向前側へ移動制御する制御部が
備えられてなる点にある。
【0016】
【作用】本発明のテープ貼り位置制御方法および本発明
のテープ貼り位置制御装置によれば、電線供給部から供
給される複数本の電線を、所定間隔を保持する平行状に
配列した状態で所定方向に所定長さ毎、間欠的に送給す
る。
【0017】そして、その送給経路途中に配置されたテ
ープ貼り付け機構により、各電線にわたって所定幅の固
定用テープを電線送給方向に所定間隔を有して順次貼り
付け固定する。
【0018】次に、その送給経路下流側に配置されたテ
ープ切断機構により、順次送給されてくる各電線の前記
貼り付けられた固定用テープ位置で固定用テープの幅方
向中間部を切断して、各電線の両端部が固定用テープで
互いに固定状とされた平型多芯電線を製造する。
【0019】そして、前記テープ切断機構により切断さ
れる固定用テープの位置をテープ位置検出器により検出
し、その検出信号により、制御部で固定用テープの位置
が許容範囲内であると判断されると、現状の固定用テー
プ貼り付け位置で継続して平型多芯電線が製造される。
【0020】また、テープ位置検出器による検出信号に
基づき、制御部で固定用テープの位置が許容範囲を超え
て電線送給方向前側に位置していると判断した場合に
は、許容範囲を超えた量に応じてテープ貼り付け機構を
電線送給方向後側へ移動制御して固定用テープ貼り付け
位置を調整した後、平型多芯電線を製造する。
【0021】さらに、テープ位置検出器による検出信号
に基づき、制御部で固定用テープの位置が許容範囲を超
えて電線送給方向後側に位置していると判断した場合に
は、許容範囲を超えた量に応じてテープ貼り付け機構を
電線送給方向前側へ移動制御して固定用テープ貼り付け
位置を調整した後、平型多芯電線を製造する。
【0022】このように、各電線にわたって貼り付けら
れた固定用テープの貼り付け位置をテープ位置検出器に
より自動的に検出し、その検出信号に応じて、テープ貼
り付け機構を自動的に移動制御して調整する方式である
ため、作業者の平型多芯電線製造装置の管理が容易とな
り、一人の作業者で多台の平型多芯電線製造装置の管理
が可能となる。また、テープ貼り付け機構の移動調整も
許容範囲を超えた量に応じて自動的に行われるため、調
整が迅速に対応できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の平型多芯電線製造装置におけ
るテープ貼り位置制御方法およびテープ貼り位置制御装
置の実施例を図面に基づいて説明すると、図1は本発明
に係る平型多芯電線製造装置を示し、前述の従来例と同
様に構成された電線供給部としてのコアサプライ1、ダ
ンサローラ3、目板4、フィーダ5、整線部6、第1の
テープ貼り付け機構7、フィーダ9、第2のテープ貼り
付け機構10、冷却部11、切断剥離装置12、テープ
切断機構13、クランプ14等が備えられている。
【0024】そして、コアサプライ1から供給される複
数本の電線2が、ダンサローラ3を介してバックテンシ
ョンが付与されると共に、ある程度の蓄線を確保した状
態で目板4を通過させ、目板4を通過した各電線2はフ
ィーダ5の整線部6を通過して各電線2相互の間隔が所
定の間隔に設定保持され、ここに、各電線2は平行状に
配列され、所定方向Pに送給される。
【0025】そして、送給経路途中に配置された第1の
テープ貼り付け機構7で平行に配列された各電線2の一
側面にわたって固定用テープ8が貼り付けられ、各電線
2が固定用テープ8で融着固定される。
【0026】次に、一側面が固定用テープ8で融着固定
された各電線2は次のフィーダ9に送給され、第2のテ
ープ貼り付け機構10で各電線2の前記固定用テープ8
が貼り付けられた一側面と対応する位置の他側面にわた
って固定用テープ8が貼り付けられ、ここに、各電線2
の両側が固定用テープ8で融着固定される。
【0027】次に、両側が固定用テープ8で融着固定さ
れた各電線2は、必要に応じて冷却部11を通過させて
冷却され、切断剥離装置12に送給される。そして、切
断剥離装置12位置のテープ切断機構13により融着固
定された各固定用テープ8位置で、所望の端末部形成に
適合させるべく、固定用テープ8の幅方向中間部を切断
し、その端部の絶縁被覆部を剥取処理し、クランプ14
で端部を締め付け、ここに、端部のみが固定用テープ8
で固定された平型多芯電線が得られるよう構成されてい
る。
【0028】また、前記各フィーダ5、9は固定用テー
プ8の貼り付け位置を調整可能とすべく、スライド制御
機構26、27がそれぞれ備えられており、該スライド
制御機構26、27によって電線2送給方向Pに移動調
整自在に制御されるよう構成されている。
【0029】即ち、各スライド制御機構26、27には
それぞれ駆動モータ28、29が備えられており、制御
部30からの駆動信号によりそれぞれ駆動制御されるよ
う構成され、各駆動モータ28、29が正逆駆動される
と適宜動力伝達機構を介して各フィーダ5、9が電線2
送給方向Pにそれぞれ移動制御されるよう構成されてい
る。
【0030】また、テープ切断機構13近傍に、テープ
切断機構13により切断される固定用テープ8の位置を
検出するテープ位置検出器としての投光器と受光器とか
らなる光電センサ32が配置されている。即ち、図2お
よび図3に示される如く、光電センサ32は各電線2間
の間隙部分を光が通過するよう各電線2の両側に配置さ
れると共に、各電線2に貼り付けられた固定用テープ8
位置の幅方向中央位置にテープ切断機構13の切断ライ
ンSが位置された状態で、投光器から投光される光の半
分が固定用テープ8で遮光され、残りの半分の光が受光
器で受光される位置に配置されている。
【0031】例えば、本実施例においては、上下方向の
幅が1mmで、電線2送給方向Pの幅が10mmの光が
投光されるよう構成されている。そして、図4に示され
る如く、固定用テープ8によって遮光される面積に応じ
て検出信号としてのアナログ電圧が発生し、この発生す
る電圧の数値により制御部30で固定用テープ8の貼り
付け位置が検出できるよう構成されている。
【0032】また、切断後の固定用テープ8の幅が規格
幅寸法内に収まる遮光面積の許容範囲上限Uと許容範囲
下限Lとが設定されており、許容範囲上限Uに応じた上
限電圧値UVの検出により制御部30は許容範囲上限U
と判断し、許容範囲下限Lに応じた下限電圧値LVの検
出により制御部30は許容範囲下限Lと判断するよう構
成されている。
【0033】そして、制御部30は検出された電圧値が
上限電圧値UVと下限電圧値LV間の電圧値であれば、
固定用テープ8の位置が規格幅寸法の許容範囲内と判断
し、上限電圧値UVを超える電圧値であれば、固定用テ
ープ8の位置が許容範囲を超えて電線2送給方向P後側
に位置していると判断し、下限電圧値LV未満の電圧値
であれば、固定用テープ8の位置が許容範囲を超えて電
線2送給方向P前側に位置していると判断するよう構成
されている。
【0034】そしてまた、制御部30は、固定用テープ
8の位置が許容範囲を超えて電線2送給方向P後側に位
置していると判断した場合には、許容範囲を超えた電圧
値に応じて遮光面積を演算し、その演算された遮光面積
から遮光面積が5mm2 の位置となる移動調整距離を演
算し、その演算された移動調整距離に応じた各駆動信号
を出力し、各駆動モータ28、29を駆動させて両フィ
ーダ5、9を電線2送給方向P前側へ前記演算された移
動調整距離だけ同時に移動させる。ここに、テープ貼り
付け機構7、10が電線2送給方向P前側に所定距離移
動制御されることとなる。
【0035】逆に、制御部30は、固定用テープ8の位
置が許容範囲を超えて電線2送給方向P前側に位置して
いると判断した場合には、許容範囲を超えた電圧値に応
じて遮光面積を演算し、その演算された遮光面積から遮
光面積が5mm2 の位置となる移動調整距離を演算し、
その演算された移動調整距離に応じた各駆動信号を出力
し、各駆動モータ28、29を駆動させて両フィーダ
5、9を電線2送給方向P後側へ前記演算された移動調
整距離だけ同時に移動させる。ここに、各テープ貼り付
け機構7、10が電線2送給方向P後側に所定距離移動
制御されることとなる。
【0036】これに対し、制御部30は、固定用テープ
8の位置が許容範囲内と判断した場合には、現在の状態
が維持され、各駆動モータ28、29に対する駆動信号
を出力しないように構成されている。
【0037】なお、各フィーダ5、9の移動制御は、第
1のテープ貼り付け機構7や第2のテープ貼り付け機構
10による電線2に対する固定用テープ8の貼り付け動
作が行われていない状態の時に移動されるよう構成され
ている。
【0038】以上のように構成された平型多芯電線製造
装置により固定用テープ8の貼り位置制御方法を説明す
ると、コアサプライ1から供給される複数本の電線2
を、所定間隔を保持する平行状に配列した状態で電線2
送給方向Pに所定長さ毎、間欠的に送給する。
【0039】そして、その送給経路途中に配置された第
1のテープ貼り付け機構7および第2のテープ貼り付け
機構10により、各電線2の両側にわたって所定幅の固
定用テープ8を電線2送給方向Pに所定間隔を有して順
次貼り付け固定する。
【0040】次に、その送給経路下流側に配置されたテ
ープ切断機構13により、順次送給されてくる各電線2
の前記貼り付けられた固定用テープ8位置で固定用テー
プ8の幅方向中間部を切断して、各電線2の両端部が固
定用テープ8で互いに固定状とされた平型多芯電線を製
造する。
【0041】そして、前記テープ切断機構13により切
断される固定用テープ8の位置を光電センサ32により
検出し、その検出された電圧値により、制御部30で固
定用テープ8の位置が許容範囲内であると判断される
と、現状の固定用テープ8貼り付け位置で継続して平型
多芯電線が製造される。
【0042】また、光電センサ32により検出された電
圧値に基づき、図5に示される如く、制御部30で固定
用テープ8の位置が許容範囲を超えて電線2送給方向P
前側に位置していると判断した場合には、許容範囲を超
えた電圧値に応じて遮光面積が5mm2 の位置となるよ
う各駆動モータ28、29を駆動させて両フィーダ5、
9を電線2送給方向P後側へ所定距離だけ同時に移動制
御し、各テープ貼り付け機構7、10を電線2送給方向
P後側に所定距離移動制御して固定用テープ8貼り付け
位置を調整した後、平型多芯電線を製造する。
【0043】さらに、光電センサ32により検出された
電圧値に基づき、図6に示される如く、制御部30で固
定用テープ8の位置が許容範囲を超えて電線2送給方向
P後側に位置していると判断した場合には、許容範囲を
超えた電圧値に応じて遮光面積が5mm2 の位置となる
よう各駆動モータ28、29を駆動させて両フィーダ
5、9を電線2送給方向P前側へ所定距離だけ同時に移
動制御し、各テープ貼り付け機構7、10を電線2送給
方向P前側に所定距離移動制御して固定用テープ8貼り
付け位置を調整した後、平型多芯電線を製造する。
【0044】このように、各電線2にわたって貼り付け
られた固定用テープ8の貼り付け位置を光電センサ32
により自動的に検出し、その検出された電圧値に応じ
て、テープ貼り付け機構7、10を自動的に移動制御し
て調整する方式であるため、作業者が絶えず監視してい
る必要がなく、作業者の平型多芯電線製造装置の管理が
容易となり、一人の作業者で多台の平型多芯電線製造装
置の管理が可能となり、コスト低減が図れる。また、テ
ープ貼り付け機構7、10の移動調整も許容範囲を超え
た量に応じて自動的に調整される方法であり、調整が迅
速に対応できる利点がある。
【0045】なお、上記実施例において、各電線2の両
側に固定用テープ8を貼り付け固定する平型多芯電線製
造装置を示しているが、各電線2の片側にのみ固定用テ
ープ8を貼り付け固定する方式の平型多芯電線製造装置
であってもよい。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明の平型多芯電線製
造装置におけるテープ貼り位置制御方法によれば、テー
プ切断機構により切断される固定用テープの位置をテー
プ位置検出器により検出し、その検出信号に基づき、制
御部で固定用テープの位置が許容範囲を超えて電線送給
方向前側に位置していると判断した場合に、許容範囲を
超えた量に応じてテープ貼り付け機構を電線送給方向後
側へ移動制御し、制御部で固定用テープの位置が許容範
囲を超えて電線送給方向後側に位置していると判断した
場合に、許容範囲を超えた量に応じてテープ貼り付け機
構を電線送給方向前側へ移動制御して固定用テープ貼り
付け位置を調整し、平型多芯電線を製造するものであ
り、また、平型多芯電線製造装置におけるテープ貼り位
置制御装置によれば、テープ貼り付け機構が前記電線送
給方向に移動制御自在に備えられ、テープ切断機構近傍
に、テープ切断機構により切断される固定用テープの位
置を検出するテープ位置検出器が設けられ、該テープ位
置検出器の検出信号に基づき固定用テープの位置が許容
範囲かどうかを判断し、固定用テープの位置が許容範囲
を超えて電線送給方向前側に位置している場合には、許
容範囲を超えた量に応じてテープ貼り付け機構を電線送
給方向後側へ移動制御し、固定用テープの位置が許容範
囲を超えて電線送給方向後側に位置している場合には、
許容範囲を超えた量に応じてテープ貼り付け機構を電線
送給方向前側へ移動制御する制御部が備えられてなるも
のであり、各電線にわたって貼り付けられた固定用テー
プの貼り付け位置をテープ位置検出器により自動的に検
出し、その検出信号に応じて、テープ貼り付け機構を自
動的に移動制御して調整する方式であるため、作業者が
絶えず監視している必要がなく、作業者の平型多芯電線
製造装置の管理が容易となり、一人の作業者で多台の平
型多芯電線製造装置の管理が可能となる。また、テープ
貼り付け機構の移動調整も許容範囲を超えた量に応じて
自動的に行われるため、調整が迅速に対応できる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平型多芯電線製造装置におけるテープ
貼り位置制御装置の実施例を示す概略説明図である。
【図2】同光電センサ位置における要部拡大説明図であ
る。
【図3】同平面説明図である。
【図4】遮光面積と光電センサの出力電圧との関係図で
ある。
【図5】固定用テープの位置ズレ状態の平面説明図であ
る。
【図6】固定用テープの位置ズレ状態の平面説明図であ
る。
【図7】従来の平型多芯電線製造装置を示す概略説明図
である。
【図8】同テープ切断機構部分における要部拡大説明図
である。
【図9】テープ切断機構による固定用テープ位置での切
断状態の説明図である。
【図10】テープ切断機構による固定用テープ位置での
切断状態の説明図である。
【図11】テープ切断機構による固定用テープ位置での
切断状態の説明図である。
【符号の説明】
1 コアサプライ 2 電線 5 フィーダ 6 整線部 7 第1のテープ貼り付け機構 8 固定用テープ 9 フィーダ 10 第2のテープ貼り付け機構 12 切断剥離装置 13 テープ切断機構 26 スライド制御機構 27 スライド制御機構 28 駆動モータ 29 駆動モータ 30 制御部 32 光電センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線供給部から供給される複数本の電線
    を、所定間隔を保持する平行状に配列した状態で所定方
    向に所定長さ毎、間欠的に送給し、その送給経路途中に
    配置されたテープ貼り付け機構により、各電線にわたっ
    て所定幅の固定用テープを電線送給方向に所定間隔を有
    して順次貼り付け固定し、その送給経路下流側に配置さ
    れたテープ切断機構により、順次送給されてくる各電線
    の前記貼り付けられた固定用テープ位置で固定用テープ
    の幅方向中間部を切断して、各電線の両端部が固定用テ
    ープで互いに固定状とされた平型多芯電線を製造する平
    型多芯電線製造装置において、 前記テープ切断機構により切断される固定用テープの位
    置をテープ位置検出器により検出し、その検出信号に基
    づき、制御部で固定用テープの位置が許容範囲を超えて
    電線送給方向前側に位置していると判断した場合に、許
    容範囲を超えた量に応じてテープ貼り付け機構を電線送
    給方向後側へ移動制御し、制御部で固定用テープの位置
    が許容範囲を超えて電線送給方向後側に位置していると
    判断した場合に、許容範囲を超えた量に応じてテープ貼
    り付け機構を電線送給方向前側へ移動制御して固定用テ
    ープ貼り付け位置を調整し、平型多芯電線を製造するこ
    とを特徴とする平型多芯電線製造装置におけるテープ貼
    り位置制御方法。
  2. 【請求項2】 電線供給部から供給される複数本の電線
    を、所定間隔を保持する平行状に配列した状態で所定方
    向に所定長さ毎、間欠的に送給し、その送給経路途中に
    配置されたテープ貼り付け機構により、各電線にわたっ
    て所定幅の固定用テープを電線送給方向に所定間隔を有
    して順次貼り付け固定し、その送給経路下流側に配置さ
    れたテープ切断機構により、順次送給されてくる各電線
    の前記貼り付けられた固定用テープ位置で固定用テープ
    の幅方向中間部を切断して、各電線の両端部が固定用テ
    ープで互いに固定状とされた平型多芯電線を製造する平
    型多芯電線製造装置において、 前記テープ貼り付け機構が前記電線送給方向に移動制御
    自在に備えられ、前記テープ切断機構近傍に、テープ切
    断機構により切断される固定用テープの位置を検出する
    テープ位置検出器が設けられ、該テープ位置検出器の検
    出信号に基づき固定用テープの位置が許容範囲かどうか
    を判断し、固定用テープの位置が許容範囲を超えて電線
    送給方向前側に位置している場合には、許容範囲を超え
    た量に応じてテープ貼り付け機構を電線送給方向後側へ
    移動制御し、固定用テープの位置が許容範囲を超えて電
    線送給方向後側に位置している場合には、許容範囲を超
    えた量に応じてテープ貼り付け機構を電線送給方向前側
    へ移動制御する制御部が備えられてなることを特徴とす
    る平型多芯電線製造装置におけるテープ貼り位置制御装
    置。
JP7880693A 1993-03-12 1993-03-12 平型多芯電線製造装置におけるテープ貼り位置制御方法およびテープ貼り位置制御装置 Pending JPH06267349A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7880693A JPH06267349A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 平型多芯電線製造装置におけるテープ貼り位置制御方法およびテープ貼り位置制御装置
CN94104260A CN1048816C (zh) 1993-03-12 1994-03-11 扁形多芯电线制造装置中的粘带位置的控制方法及装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7880693A JPH06267349A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 平型多芯電線製造装置におけるテープ貼り位置制御方法およびテープ貼り位置制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06267349A true JPH06267349A (ja) 1994-09-22

Family

ID=13672099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7880693A Pending JPH06267349A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 平型多芯電線製造装置におけるテープ貼り位置制御方法およびテープ貼り位置制御装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH06267349A (ja)
CN (1) CN1048816C (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012190570A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Sumitomo Electric Ind Ltd フラットケーブル
CN102956328A (zh) * 2011-08-17 2013-03-06 何少敦 一种间断式粘连电源排线的涂胶粘连系统
CN104851527B (zh) * 2015-04-10 2017-01-18 杭州信多达电子科技有限公司 一种能实现非绞线方式束多股漆包线的绝缘膜缠绕设备以及工艺

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0619928B2 (ja) * 1988-02-23 1994-03-16 住友電気工業株式会社 平型多心電線およびその製造方法
US5197186A (en) * 1990-05-29 1993-03-30 Amp Incorporated Method of determining the quality of a crimped electrical connection

Also Published As

Publication number Publication date
CN1048816C (zh) 2000-01-26
CN1101452A (zh) 1995-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0568414B1 (en) Apparatus and method for manufacturing of flexible flat cable by bonding sheet material
EP0564018A2 (de) Vorrichtung und Verfahren zur Spannungsregulierung eines fadenförmigen Gutes, vorzugsweise eines Wickeldrahtes für elektrische Spulen
JPH05250935A (ja) ハーネス製造装置およびハーネス製造方法
JP3091271B2 (ja) 超伝導フィラメントの整合装置
CA2109668A1 (en) Automatic Control of Armour Tape Tension
JPH06267349A (ja) 平型多芯電線製造装置におけるテープ貼り位置制御方法およびテープ貼り位置制御装置
CA2135580A1 (en) Process and apparatus for producing a laminate
EP0794049B1 (en) Winding method and apparatus
GB2207529A (en) Manufacturing hollow tubular members
DE4029827A1 (de) Elektrisches drahtschnitt-entladungsbearbeitungsgeraet
JPS6217442B2 (ja)
JP3048695B2 (ja) ケーブルの張力制御方法
JP3180509B2 (ja) シールド付電線の供給方法及び供給装置
JPH0633610Y2 (ja) 電線送給装置
JP2608615B2 (ja) テープ電線の製造方法
CN210366121U (zh) 一种放卷装置
JPH03116611A (ja) テープ状電線の製造方法
JP2988534B2 (ja) テープ電線の製造方法
US5664736A (en) Method and apparatus for forming laminated coil
JPH1123249A (ja) 調尺電線製造装置の調尺寸法検査方法およびそれに用いられる測定具
JPH048194B2 (ja)
JPH11347829A (ja) 金属帯板用スリット装置
JP2917740B2 (ja) 平型多芯電線製造装置のテープ供給方法およびテープ供給装置
CN118054275A (zh) 制造系统
JP2530708B2 (ja) 帯状材巻取り装置