JPH09115336A - フラットワイヤハーネス - Google Patents

フラットワイヤハーネス

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JPH09115336A
JPH09115336A JP7273790A JP27379095A JPH09115336A JP H09115336 A JPH09115336 A JP H09115336A JP 7273790 A JP7273790 A JP 7273790A JP 27379095 A JP27379095 A JP 27379095A JP H09115336 A JPH09115336 A JP H09115336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat
conductor
wire harness
insulating material
noise
Prior art date
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Pending
Application number
JP7273790A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Iwata
均 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP7273790A priority Critical patent/JPH09115336A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、エンジンコントロールユニットや
カーステレオ等のノイズ発生源に配線した場合であって
も、ノイズを完全に除去してエンジンコントロールユニ
ットの誤作動が発生したりカーステレオからノイズが発
生すること等を確実に防止することができるとともに、
相手側部材に安価に取付けることができるフラットワイ
ヤハーネスを提供するものである。 【解決手段】 互に離隔して配設される複数のフラット
導体22と、該フラット導体22の外周部に設けられた絶縁
材23と、該絶縁材23を介してフラット導体22を被覆する
導体膜24、25と、該導体膜24、25の端部の所定箇所に形
成されパネル26のねじ26a(接地点)に取付け可能な取
付け片27と、を含んでなることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や電気機器
等の配線システムに用いられるフラットワイヤハーネス
に関し、詳しくは、ノイズを除去することができるフラ
ットワイヤハーネスに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車や電気機器等にあって
は、図4に示すように多数の電線1をテープ2によって
結束したワイヤハーネス3によって電装品を接続するよ
うにしており、各電線1がショートしないように電線1
を絶縁材4でシールドするようにしている。
【0003】ところが、このようなワイヤハーネス3で
は、径が増大して、自動車や電気機器等の限られた狭い
空間に対する配線が容易ではなく、近時における電装品
の増加に伴い増々重量化が招来してしまう。近時、この
ようなワイヤハーネス3に代わり、複数の平行なフイル
ム導体を絶縁基板または絶縁フィルムに絶縁固定したフ
ラットワイヤハーネスが用いられるようになっている。
【0004】このフラットワイヤハーネスにあっては、
電源線および信号線としてのフラット導体が僅かな間隔
をおいて多数並列しており、これらの電源線、例えば、
自動車等のワイパモータ等のモータ線あるいは各種ラン
プ負荷線等には負荷を動かすための電流の変化が起こり
ノイズが発生する。また、信号線、例えば、カーラジ
オ、ステレオのスピーカー線、水温センサやクランク角
センサ等のセンサー線は、微小電圧、電流を取り扱うた
め、ノイズが発生する。そして、上述した、電源線、信
号線はエンジンコントロールユニットとの間で信号の授
受を行うため、これらのノイズによってコントロールユ
ニットが誤作動したりするのを確実に防止する必要があ
る。
【0005】このようなノイズの発生を防止するフラッ
トワイヤハーネスとしては、例えば、特開昭62−10
5313号公報に記載されたようなものがあり、図5の
ように示される。図5において、一方の絶縁フィルム11
には複数のフラット導体12が平行に配設されており、こ
のフラット導体12には絶縁フィルム11と他方の絶縁フィ
ルム13が被覆されているようになっている。これら絶縁
フィルム11、13はシールド材14、15によって覆われてお
り、このシールド材14、15によって外部からのノイズお
よびフラット導体14、15から発生するノイズを遮蔽する
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフラットワイヤハーネスにあっては、絶縁フ
ィルム11、13がシールド材14、15によって被覆されてい
るのみで、フラット導体12同士は絶縁されていなかった
ため、エンジンコントロールユニット、電源あるいはモ
ータ源等のノイズ源にフラットワイヤハーネスを配設し
た場合に、これら各装置からのノイズがフラット導体12
相互に影響を与えてしまい、エンジンコントロールユニ
ットに誤作動が生じたり、カーステレオからノイズを発
生させてしまう等の問題が発生してしまった。
【0007】また、このような不具合を解消するため
に、図6に示すように、フラット導体17a、17bを絶縁
材18a、18bによって被覆してツイスト線として、この
フラット導体17a、17bを図5に示すシールド材14、15
によってシールドすることにより、電磁誘導における磁
界の方向を同一方向にしてノイズを打ち消し合うように
することも考えられるが、このようにした場合にも、フ
ラットワイヤハーネスをエンジンコントロールユニット
やカーステレオ等のノイズ発生源に配線した場合にノイ
ズを完全に除去してエンジンコントロールユニットやカ
ーステレオ等に伝達されるのを完全に防止することがで
きるとは言い難い。
【0008】そこで請求項1記載の発明は、エンジンコ
ントロールユニットやカーステレオ等のノイズ発生源に
配線した場合であっても、ノイズを完全に除去してエン
ジンコントロールユニットの誤作動が発生したりカース
テレオからノイズが発生すること等を確実に防止するこ
とができるとともに、絶縁膜を接地点に取付けるように
して、フラットワイヤハーネスの取付けと接地点の設定
を併用することができ、相手側部材に安価に取付けるこ
とができるフラットワイヤハーネスを提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、互に離隔して配設される複
数のフラット導体と、該フラット導体の外周部に設けら
れた絶縁材と、該絶縁材を介してフラット導体を被覆す
る導体膜と、該導体膜の端部の所定箇所に形成され相手
側部材の接地点に取付け可能な取付け部と、を含んでな
ることを特徴としている。
【0010】その場合、フラット導体が絶縁材によって
他のフラット導体と完全に絶縁されるので、フラット導
体が外部からのノイズの影響を受けることがないととも
にフラット導体から発生するノイズが他のフラット導体
に影響を与えることがない。また、フラット導体が絶縁
材を介して導体膜によって被覆され、この導体膜の端部
が接地点に取付けられるので、フラットワイヤハーネス
がエンジンコントロールユニットやカーステレオ等のノ
イズ発生源に配線された場合であっても、ノイズが導体
膜から接地点に落とされて除去され、エンジンコントロ
ールユニットの誤作動が発生したりカーステレオからノ
イズが発生すること等が確実に防止される。
【0011】さらに、導体膜が接地点に取付けられるの
で、フラットワイヤハーネスの取付けと接地点の設定が
併用され、フラットワイヤハーネスが車体や電気機器等
の相手側部材に安価に取付けられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1〜3は本発明に係るフラットワイ
ヤハーネスの一実施例を示す図である。まず、構成を説
明する。図1、2において、21はフラットワイヤハーネ
スであり、このフラットワイヤハーネス21は、互に離隔
して配設される複数のフラット導体22と、該フラット導
体22の外周部に設けられたエナメル等の絶縁材23と、こ
の絶縁材23を介してフラット導体22を被覆する金属泊か
らなる導体膜24、25と、から構成されており、この導体
膜24、25の端部の所定箇所には車体や電気機器等の相手
側部材のパネル26に設けられた接地点を構成するねじ26
aに取付け可能な取付け孔27aが開口された取付け片
(取付け部)27が設けられている。
【0013】また、フラット導体22は車体に取付けられ
る場合には、自動車のワイパモータ等のモータ線、各種
ランプ負荷線等の電源線やカーラジオ、ステレオのスピ
ーカー線、水温センサやクランク角センサ等のセンサー
線等の信号線の何れでも良いとともに、信号線と電源線
が混合したものでも良く、ノイズの発生し易いものがま
とめて配線されている。
【0014】また、フラット導体22の各端部にはそれぞ
れコネクター28〜30が設けられており、このコネクター
28〜30はエンジンコントロールユニット、カーステレ
オ、あるいは他のフラットワイヤハーネス等に取付けら
れるようになっている。なお、図1中、31はフラットワ
イヤハーネス21のフラット導体22の中でエンジンコント
ロールユニットに接続されたフラット導体22aをパネル
26に設けられた接地点を構成するねじ32に取付けてフラ
ット導体22aを接地する接地部材である。
【0015】次に、作用を説明する。フラットワイヤハ
ーネス21を車体のパネル26に取付ける際には、コネクタ
ー28〜30をエンジンコントロールユニット、カーステレ
オ、あるいは他のフラットワイヤハーネスに取付けた
後、接地部材31をねじ32に取付けるとともに、取付け片
27の開口部27aをねじ26aに取付けることにより、フラ
ットワイヤハーネス21の取付けを終了する。
【0016】本実施例では、フラット導体22を絶縁材23
によって他のフラット導体22と完全に絶縁しているの
で、フラット導体22が外部からのノイズの影響を受ける
ことのを防止することができるとともにフラット導体22
から発生するノイズが他のフラット導体22に影響を与え
るのを防止することができる。また、フラット導体22を
絶縁材23を介して導体膜24、25によって被覆し、この導
体膜24、25の端部に設けられた取付け片27をパネル26の
ねじ26a(接地点)に取付けているので、エンジンコン
トロールユニットやカーステレオ等のノイズ発生源に配
線した場合であっても、ノイズを導体膜24、25から接地
点に落として除去することができ、エンジンコントロー
ルユニットの誤作動が発生したりカーステレオからノイ
ズが発生すること等を確実に防止することができる。
【0017】さらに、導体膜24、25をねじ26aを介して
パネル26に取付けているので、フラットワイヤハーネス
21の取付けと接地点の設定を併用することができ、フラ
ットワイヤハーネス21を車体に安価に取付けることがで
きる。なお、本実施例では、フラットワイヤハーネス21
を全て分離して配設しているが、これに限らず、図3に
示すように、フラット導体22a、22bをツイスト線にし
ても良い。この場合、特にノイズが発生し易い電気機
器、例えば、カーステレオの+、−端子にフラット導体
21a、21bを取付けることにより、電磁誘導における磁
界の方向を同一方向にしてノイズを打消合うようにして
ノイズの影響をより一層排除することができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、フラット
導体を絶縁材によって他のフラット導体と完全に絶縁し
ているので、フラット導体が外部からのノイズの影響を
受けるのを防止することができるとともにフラット導体
から発生するノイズが他のフラット導体に影響を与える
のを防止することができる。
【0019】また、フラット導体を絶縁材を介して導体
膜によって被覆し、この導体膜の端部を接地点に取付け
ているので、フラットワイヤハーネスをエンジンコント
ロールユニットやカーステレオ等のノイズ発生源に配線
した場合であっても、ノイズを導体膜から接地点に落と
して除去することができ、エンジンコントロールユニッ
トの誤作動が発生したりカーステレオからノイズが発生
すること等を確実に防止することができる。
【0020】さらに、導体膜を接地点に取付けているの
で、フラットワイヤハーネスの取付けと接地点の設定を
併用することができ、フラットワイヤハーネスを車体や
電気機器等の相手側部材に安価に取付けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラットワイヤハーネスの一実施
例を示すその上面図である。
【図2】一実施例のフラットワイヤハーネスのA−A断
面図である。
【図3】一実施例のフラットワイヤハーネスの他の態様
を示す図である。
【図4】線材を束ねた一般的なワイヤハーネスの断面図
である。
【図5】従来のフラットワイヤハーネスの分解斜視図で
ある。
【図6】フラット導体をツイスト線として絶縁材によっ
て被覆した従来のフラットワイヤハーネスの要部構成図
である。
【符号の説明】
21 フラットワイヤハーネス 22 フラット導体 23 絶縁材 24、25 導体膜 26 パネル(相手側部材) 27 取付け片(取付け部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互に離隔して配設される複数のフラット導
    体と、該フラット導体の外周部に設けられた絶縁材と、
    該絶縁材を介してフラット導体を被覆する導体膜と、該
    導体膜の端部の所定箇所に形成され相手側部材の接地点
    に取付け可能な取付け部と、を含んでなることを特徴と
    するフラットワイヤハーネス。
JP7273790A 1995-10-23 1995-10-23 フラットワイヤハーネス Pending JPH09115336A (ja)

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JP7273790A JPH09115336A (ja) 1995-10-23 1995-10-23 フラットワイヤハーネス

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JP7273790A JPH09115336A (ja) 1995-10-23 1995-10-23 フラットワイヤハーネス

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JPH09115336A true JPH09115336A (ja) 1997-05-02

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JP7273790A Pending JPH09115336A (ja) 1995-10-23 1995-10-23 フラットワイヤハーネス

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007261471A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Honda Motor Co Ltd 電線内蔵ベルト
WO2011078234A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 株式会社オートネットワーク技術研究所 ワイヤーハーネス
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