JPH09114590A - 入力機能付液晶装置及びそれを用いた電子機器 - Google Patents

入力機能付液晶装置及びそれを用いた電子機器

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JPH09114590A
JPH09114590A JP27040095A JP27040095A JPH09114590A JP H09114590 A JPH09114590 A JP H09114590A JP 27040095 A JP27040095 A JP 27040095A JP 27040095 A JP27040095 A JP 27040095A JP H09114590 A JPH09114590 A JP H09114590A
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JP
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liquid crystal
input function
substrate
crystal device
elastic body
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JP27040095A
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Chiaki Imaeda
千明 今枝
Mitsuo Nagata
光夫 永田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力素子を有する液晶装置、あるいは入力素子
を有する液晶装置を搭載した電子機器において、入力素
子部にペンや指で圧力を加えた時に発生する表示不良の
低減を図り、表示状態を向上させることを目的としてい
る。 【解決手段】第1の透明電極層14を設けた第1の基板
7と、一方に第2の透明電極層15を設け、他方に第3
の透明電極層16を設けた第2の基板8とを、第1の透
明電極層14と第2の透明電極層15とが相対向するよ
うに貼り合わせた入力手段5と、さらに、前記第2の基
板8と、第4の透明電極層17を設けた第3の基板9と
を、第3の透明電極層16、第4の透明電極層17が相
対向するように貼り合わせ、基板間に液晶層を有する出
力手段6が構成される。そして、前記入力手段5と出力
手段6による入力機能付液晶素子18の裏面に、弾性体
2を密接して配置することにより、入力機能付液晶装置
1が構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタッチパネルに代表
される入力機能付表示装置に関する。また、この入力機
能付液晶装置を搭載したOA機器、携帯情報機器等の電
子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パームトップコンピュータ、電子
手帳等の製品における表示装置として、ペン入力をさせ
るための入力素子と併せて液晶装置を用いることが多
い。また、その表示品位の向上も望まれている。例え
ば、入力機能付液晶装置としては、特開平4−2434
12号に開示されている。これをケースに組み込んだ入
力機能付液晶装置の例を、図23に示す。金属板からな
る枠状のシールドケース25、入力機能付液晶素子1
8、全体の強度を保つための保持部材27、下側ケース
26であり、図に示すような上下の配置関係で各部材が
積み重ねて入力機能付液晶装置1を構成している。
【0003】ここで、入力機能付液晶表示素子18に
は、液晶駆動用LSI19を搭載したポリイミドからな
るTCP(Tape Carrier Packag
e)20を異方性導電膜(ACF:Anisotrop
ic Conductive Film、図示せず)を
用いて、一般的なTAB(Tape Automate
dBonding)実装方式で接続し、このTCP20
に、電子部品を搭載したガラスエポキシ樹脂等からなる
駆動回路基板21を半田を用いて接続する。
【0004】また、入力用透明電極層(以下第1の透明
電極層)14を有するPES、PC又はポリアルレート
等を基材にしたフィルムからなる入力素子上基板(第1
の基板)7と、一方に入力用透明電極層(以下第2の透
明電極層)15を設け、他方に表示用透明電極層(以下
第3の透明電極層)16を設けたソーダガラスからなる
入力用及び表示用共用基板(以下第2の基板)8とを、
第1の透明電極層14、と第2の透明電極層15とが相
対向するように貼り合わせることにより、入力手段5を
構成している。
【0005】さらに、表示用透明電極層(以下第4の透
明電極層)17を設けたソーダガラスまたはPES(ポ
リエーテルサルフォン)、PC(ポリカーボネート)、
ポリアルレートを基材にしたフィルムからなる液晶素子
下基板(以下第3の基板)9と、第2の基板8とを、第
3の透明電極層16と第4の透明電極層17とが相対向
するように貼り合わせ、この間に液晶組成物を封入して
表示手段6を構成している。
【0006】そして、入力手段5と表示手段6とを備え
る入力機能付液晶素子18を構成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
入力機能付液晶装置1においては、第3の基板9と保持
部材27が密接している。そのため、第1の基板7の表
面に入力用ペンまたは指等の入力用媒体で圧力を加える
と、第2の基板8及び第3の基板9の一点に集中的に圧
力がかかりその圧力が分散しにくいため、その部分が変
形してしまい表示手段6の厚みが不均一となる場合があ
った。さらには、圧力を加えるのをやめた後において
も、第2の基板8及び第3の基板9の圧力がかかった部
分の変形が完全にはもとにもどらず、表示手段6の厚み
の不均一な状態が恒常的なものとなる場合があった。
【0008】その結果、表示画像に色ムラが生じてしま
い、色ムラの発生が特に問題となるような用途に用いる
商品にはその使用が適さない場合があった。
【0009】そこで、本発明は第1の基板7に圧力を加
えても表示状態を良好に保つ入力機能付液晶装置1を提
供することを目的とする。また、本発明は表示不良を低
減させた電子機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る入力機能付液晶装置は、一方の面に透明電極層を設け
た2枚の基板のそれぞれの前記透明電極層が相対向する
ように配置した入力手段と、2枚の基板を相対向するよ
うに配置するとともにその基板間に液晶層を設け、前記
入力手段の背面に配置した表示手段と、前記表示手段の
背面に配置した弾性体と、を備えることを特徴とする。
【0011】また、請求項2記載の発明による入力機能
付液晶装置は、一方の面に第1の透明電極層層を有する
第1の基板の前記第1の透明電極層と、一方の面に第2
の透明電極層を有し他方の面に第3の透明電極層を有す
る第2の基板の前記第2の透明電極層と、を相対向する
よう配置した入力手段と、前記第2の基板の前記第3の
透明電極層と、一方の面に第4の透明電極層を有する第
3の基板の前記第4の透明電極層と、を相対向するよう
に配置するとともに、前記第3の透明電極層と前記第4
の透明電極層との間に液晶層を有する表示手段と、前記
第3の基板の他方の面側に配置された弾性体と、を備え
ることを特徴とする。
【0012】上記した請求項1または2記載の発明によ
る入力機能付液晶装置においては、第1の基板に圧力を
加えた際、第2の基板及び第3の基板にかかった圧力
を、弾性体がその弾性力によって圧力がかかった方向と
逆の方向に押し戻すとともに、拡散する。さらには、圧
力をかけるのをやめた時にも、弾性体がその弾性力によ
って圧力がかかった方向と逆の方向に押し戻す。上記し
た発明において、第1の基板は具体的にはPES(ポリ
エーテルサルフォン)、PC(ポリカーボネイト)、ア
クリル、ポリアクリレート、ポリヒドロキシポリエーテ
ル等からなるフィルム材を用いるのが好ましい。また、
第2基板には耐久性が要求されるのでソーダガラス等の
比較的硬度のあるものを用いるのが好ましい。第3の基
板には、ソーダガラス等のガラス基板や、第1の基板に
用いるようなPES(ポリエーテルサルフォン)、PC
(ポリカーボネイト)、アクリル、ポリアクリレート、
ポリヒドロキシポリエーテル等からなるフィルム材を用
いると良い。
【0013】また、請求項3記載の発明による入力機能
付液晶装置は、前記弾性体は弾性率が前記第2の基板の
弾性率より小さいことを特徴とする。
【0014】また、請求項4記載の発明による入力機能
付液晶装置は、前記弾性体はゴムであることを特徴とす
る。
【0015】請求項3及び4に記載の発明によれば、第
2の基板の弾性力より大きな弾性力で、弾性体がその圧
力がかかった方向と逆の方向に押し戻すとともに、拡散
する。さらには、圧力をかけるのをやめた時にも、弾性
体がその弾性力によって圧力がかかった方向と逆の方向
に押し戻す。具体的には、第2の基板に用いるソーダガ
ラスより小さなヤング率を有するゴム素材が好ましく用
いられ、より具体的には、天然ゴム(ヤング率=9.0
×106N/m2)または、シリコーンゴム(ヤング率:
E=7.0×106N/m2)を用いると良い。また、液
体、ゲル状の物質又は気体を封入した中空袋を用いても
よい。
【0016】また、請求項5記載の発明による入力機能
付液晶装置は、前記第3の基板の法線方向からの前記弾
性体の投影像の面積は、同方向からの前記第3の基板の
投影像の面積以上であり、前記第3の基板の他方の面全
部が前記弾性体に接していることを特徴とする。
【0017】したがって、第1の基板に圧力を加えた
際、第2の基板及び第3の基板にかかった圧力の全て
が、第3の基板を介して弾性体に伝わり、そして弾性体
全体に分散されるので、第2の基板及び第3の基板さら
には入力機能付液晶素子全体にかかるストレスが低減す
る。
【0018】また、請求項6記載の発明による入力機能
付液晶装置は、前記弾性体に前記第3の基板をはめ込む
ための、凹部を設けた構成であることを特徴とする。
【0019】請求項6記載の発明によれば、弾性体の凹
部に第3の基板をはめ込み、入力機能付液晶素子を弾性
体に固定することができる。また、このような構成にす
ることにより入力機能付液晶装置の小型化が図れる。
【0020】また、請求項7記載の発明による入力機能
付液晶装置は、前記弾性体を保持するための保持部材を
さらに備えることを特徴とする。
【0021】また、請求項8記載の発明による入力機能
付液晶装置は、前記保持部材は、平板状の部材に前記弾
性体をはめ込むための凹部を設けた構成であることを特
徴とする。
【0022】請求項7及び請求項8記載の発明によれ
ば、保持部材25の凹部に弾性体をはめ込み、弾性体を
保持部材に固定することができる。そのため固定のため
の部品(ネジなど)を使用せず簡単に弾性体を保持部材
に固定できる。また、弾性体の収納スペースが凹部を設
けることにより効率よく確保できるため、入力機能付液
晶装置の小型化が図れる。
【0023】また、請求項9記載の発明による入力機能
付液晶装置は、前記弾性体が光源からの光を前記表示手
段に導くような光透過性の弾性体であることを特徴とす
る。
【0024】請求項9記載の発明によれば、光源からの
光が光透過性の弾性体を通過し、表示手段に入射する。
そのため光量の損失がなく明るい表示特性の入力機能付
液晶装置となる。
【0025】また、請求項10記載の発明による電子機
器は、上記した請求項1から9のうちいずれか記載の入
力機能付液晶装置を搭載することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に基づいて説明
する。
【0027】〔実施例1〕図1は請求項1、2、3、4
又は5記載の発明に係る入力機能付液晶装置1の第1実
施例の斜視図であり、図2はそのA−A’での断面図で
ある。
【0028】まず、構成を説明する。第1の透明電極層
14を設けた0.18mm厚のPES、PC、アクリ
ル、ポリアリレート又はポリヒドロキシポリエーテル等
を基材とするフィルムからなる第1の基板7と、一方の
面に第2の透明電極層15を設け、他方の面に第3の透
明電極層16を設けたソーダガラスからなる第2の基板
8とを、第1の透明電極層14、第2の透明電極層15
が相対向するように貼り合わせることにより、入力手段
5が構成される。さらに、第2の基板8と、一方の面に
第4の透明電極層17を設けた0.7mm厚のソーダガ
ラスからなる第3の基板9とを、第3の透明電極層16
と第4の透明電極層17とが相対向するように貼り合わ
せ、この間に液晶組成物を封入することにより表示手段
6を構成する。そして、前記入力手段5と前記表示手段
6とを備える、入力機能付液晶素子18を構成する。ま
た、前記入力機能付液晶素子18に、液晶駆動用LSI
19を搭載したポリイミドからなるTCP20をACF
(図示せず)を用いて、一般的なTAB実装方式で接続
し、このTCP20に、電子部品を搭載したガラスエポ
キシ樹脂等からなる駆動回路基板21を半田を用いて接
続する。さらに、本発明の入力機能付液晶装置1は前記
入力機能付液晶素子18の裏面に、弾性体2を密接して
配置することにより構成される。
【0029】なお、弾性体2の材料として、入力機能付
液晶装置1全体の軽量化を図るため比較的に密度が小さ
く、かつ入力機能付液晶素子18の主要構成部の第1の
基板7の材料であるPCフィルム(ヤング率:E=2.
41×109N/m2)より弾力性のある、即ちヤング率
の小さい有機系の固体で形成し、特に、天然ゴム(ヤン
グ率=9.0×106N/m2)または、シリコーンゴム
(ヤング率:E=7.0×106N/m2)で形成するこ
とが望ましい。
【0030】加えて、弾性体2の外形サイズは、入力機
能付液晶装置1の電子機器での設置スペースなどを考慮
して適宜選定すればよいが、入力手段5に加えられた圧
力を逃がし易く、弾性体2への圧力分散を容易にするた
め、表示手段6のサイズと同じ又は表示手段6のサイズ
より大きくすることが必要である。また弾性体2の厚さ
は、本発明では特に限定されないが、圧力分散、重量及
びコストを考慮すると3〜7mmの範囲である。
【0031】上述のような構成によれば、入力機能付液
晶素子18の裏面に弾性体2を配置することにより、第
1の基板7に圧力を加えた際、第2の基板8及び第3の
基板9にかかった圧力を、弾性体2がその弾性力によっ
て圧力がかかった方向と逆の方向に押し戻すとともに、
拡散する。さらには、圧力をかけるのをやめた時にも、
弾性体2がその弾性力によって圧力がかかった方向と逆
の方向に、第1の基板7、第2の基板8及び第3の基板
9を押し戻す。
【0032】そのため、第2の基板8及び、第3の基板
9の過剰の凹型の変形を抑制し、表示手段6の厚みを均
一に保てるので色ムラを改善するとともに、圧力のかけ
過ぎに起因する破壊を防止することができる。
【0033】また、圧力が弾性体2を通して拡散して行
くので、第2の基板8及び第3の基板9の一点に圧力が
集中するのを防止することができる。
【0034】加えて、圧力を加えるのを中止したときに
弾性体2が持っている弾性力で、入力機能付液晶素子1
8が元の形に正確に戻ることが可能となり、表示手段6
の厚みを恒久的に均一に保てる。
【0035】この構成により、入力機能付液晶素子18
に加わる力が、従来技術の構成に比較して、約1/4の
大きさになることがわかった。
【0036】〔実施例2〕図3は請求項1、2、3、4
又は5記載の発明に係る入力機能付液晶装置1の第2実
施例の断面図である。まず、構成を説明する。前記実施
例1と類似しているが、異なる点は、第3の基板9の材
料として、0.18mm厚のPES、PC、アクリル、
ポリアリレート、ポリヒドロキシポリエーテル等を基材
とするフィルムを使用しているところである。
【0037】主たる作用・効果は実施例1の場合と同じ
であるが、本実施例においては、第3の基板9にフィル
ムを使用することにより、入力機能付液晶装置1を軽量
化することができ、さらに、入力機能付液晶素子18が
割れにくくなる。
【0038】〔実施例3〕図4は請求項1、2、3、4
又は5記載の発明に係る入力機能付液晶装置1の第3実
施例の断面図である。まず、構成を説明する。前記実施
例1と類似しているが、異なる点は、中空袋23内に充
填材24として液体またはゲル状物質を用いて密封し、
弾性体2を形成しているところである。
【0039】また、中空袋23に充填する液体は、使用
環境等を考慮して適宜選定すればよいが、−40〜10
0℃の範囲で流動状態を保つことのできるエチレングリ
コールを用いるのが好ましい。
【0040】主たる作用・効果は実施例1と同様である
が、液体またはゲル状物質を充填した中空袋23からな
る弾性体2は、固体で形成された弾性体2と比較して弾
力性が大きくなるため、固体を使用した場合に比較し
て、入力機能付液晶素子18にかかる圧力の拡散がより
大きくなる効果もある。
【0041】〔実施例4〕図5は請求項1、2、3、
4、又は5記載の発明に係る第4実施例の断面図であ
る。まず、構成を説明する。前記実施例1と類似してい
るが、異なる点は、中空袋23内に充填材24として気
体を用いて密封し、弾性体2を形成しているところであ
る。
【0042】また、充填材22は、使用環境、コスト、
安全性を考慮して適宜選定すればよいが、空気、窒素ま
たはアルゴンを使用するのが望ましい。
【0043】なお、請求項3を満たせば、実施例1、3
又は本実施例以外の材料で、弾性体2を形成することが
できるのは言うまでもない。
【0044】主たる作用・効果は実施例1と同様である
が、本実施例においては気体を充填した中空袋23から
なる弾性体2を使用するので、固体からなる弾性体2や
液体を充填した中空袋23からなる弾性体2と比較して
弾力性が大きくなるため、入力手段5にかかる圧力の拡
散が大きくなる。
【0045】そして、気体を充填することにより、弾性
体2を軽くすることができ、さらには、入力機能付液晶
装置1全体の軽量化を図ることができる。
【0046】〔実施例5〕図6は請求項1、4又は5記
載の発明に係る液晶装置1の第5実施例の断面図であ
る。まず、構成を説明する。前記実施例1に類似してい
るが、異なる点は、入力機能付液晶素子18の構造を、
0.7mm厚のソーダガラスまたは0.18mm厚のP
ES、PC、アクリル、ポリアルレート、ポリヒドロキ
シポリエーテル等を基材にしたフィルムからなる基板a
10に第1の透明電極層14を設け、そこに、第2の透
明電極層15を設けた0.18mm厚のPES、PC、
アクリル、ポリアルレート、ポリヒドロキシポリエーテ
ル等を基材にしたフィルムからなる基板b11を、第1
の透明電極層14と第2の透明電極層15が相対向する
ように貼り合わせた入力素子4と、第3の透明電極層1
6を設けた0.7mm厚のソーダガラスからなる基板c
12と、第4の透明電極層17を設けた0.7mm厚の
ソーダガラスからなる基板d13とを、第3の透明電極
層16と第4の透明電極層17が相対向するように貼り
合わせ、この間に液晶組成物を封入した液晶素子3と
を、密着させて構成しているところである。
【0047】なお、基板c12又は基板d13に0.2
〜0.3mm厚のPES、PC、アクリル、ポリアリレ
ート、ポリヒドロキシポリエーテル等を基材にしたフィ
ルムまたは0.3mm〜1.1mm厚のソーダガラスを
用いても良いし、その他の透明な基板を用いることがで
きるのは言うまでもない。
【0048】主たる作用・効果は実施例1と同様であ
る。
【0049】〔実施例6〕図7は請求項1、2、3、
4、又は5記載の発明に係る入力機能付液晶装置1の第
6実施例の断面図である。まず、構成を説明する。前記
実施例1と似ているが、異なる点は、一般的なCOG
(Chip on Glass)実装方式で、実施例
1、2又は5記載の入力機能付液晶素子18に液晶駆動
用LSI19をACF(図示せず)を用いて電気的に接
続し、入力機能付液晶素子18の裏面に実施例1、3又
は4記載の材料で形成された弾性体2を配置して、入力
機能付液晶装置1を構成しているところである。
【0050】主たる作用・効果は実施例1と同様である
が、本実施例によれば、COG実装方式で入力機能付液
晶素子18を駆動するので、TAB実装方式よりコンパ
クトな入力機能付液晶装置1にできる。
【0051】〔実施例7〕図8は請求項1、2、3、4
又は5記載の発明に係る入力機能付液晶装置1の第7実
施例の断面図である。まず、構成を説明する。前記実施
例1と似ているが、異なる点は、実施例1、2又は5記
載の入力機能付液晶素子18にガラスエポキシ樹脂ある
いはセラミクス等からなる回路基板22をACF(図示
せず)を用いて電気的に接続し、その回路基板22に液
晶駆動用LSI19をACF(図示せず)を用いてフェ
イスダウンボンディングして電気的に接続し、さらに、
入力機能付液晶素子18の裏面に実施例1、3又は4記
載の材料で形成された弾性体2を配置して、入力機能付
液晶装置1を構成しているところである。
【0052】ここで、回路基板22は、TAB実装方式
における、液晶駆動用LSI19を搭載するTCP20
と、液晶駆動用LSI19を制御するための電源やデー
タを流すためのバスラインを内蔵する駆動回路基板21
の機能を併せ持つ構造となっている。
【0053】主たる作用・効果は実施例1と同様である
が、本実施例によれば、回路基板22を用いた実装方式
により、TAB実装方式に比較して入力機能付液晶装置
1をコンパクトにすることができる。
【0054】〔実施例8〕図9は請求項1、2、3、
4、5又は6記載の発明に係る入力機能付液晶装置1の
第1実施例の断面図である。まず、構成を説明する。前
記実施例1と似ているが、異なる点は、実施例1、3又
は4記載の材料で形成された弾性体2に、第3の基板9
をはめ込むための凹部を設けた構成になっているところ
である。
【0055】主たる作用・効果は実施例1と同様である
が、本実施例によれば弾性体2を図の様な形状にすれ
ば、第3の基板9の収納スペースを確保し、前記入力機
能付液晶装置1を固定でき、さらに入力機能付液晶装置
1を薄型かつコンパクトにすることができる。
【0056】〔実施例9〕図10は請求項1、2、3、
4、5又は6記載の発明に係る入力機能付液晶装置1の
第2実施例の断面図である。まず、構成を説明する。前
記実施例8と似ているが、異なる点は、入力機能付液晶
素子18に、一般的なCOG実装方式で、液晶駆動用L
SI19をACF(図示せず)を用いて電気的に接続し
て、入力機能付液晶装置1を構成しているところであ
る。
【0057】主たる作用・効果は実施例1と同様である
が、本実施例によれば弾性体2を図の様な形状にするこ
とにより、第3の基板9の収納スペースを確保し、前記
入力機能付液晶装置1を固定でき、さらに入力機能付液
晶素子18を薄型かつコンパクトにすることができる。
さらに、COG実装方式で入力機能付液晶素子18を駆
動するので、TAB実装方式に比べ、コンパクトな入力
機能付液晶装置1にすることが可能となる。
【0058】〔実施例10〕図11は請求項1、2、
3、4、5又は6記載の発明に係る入力機能付液晶装置
1の第3実施例の断面図である。まず、構成を説明す
る。前記実施例8と似ているが、異なる点は、入力機能
付液晶素子18に、ガラスエポキシ樹脂あるいはセラミ
クス等からなる回路基板22をACF(図示せず)等を
用いて電気的に接続し、その回路基板22に液晶駆動用
LSI19をACF(図示せず)等を用いて電気的に接
続して、入力機能付液晶装置1を構成しているところで
ある。
【0059】主たる作用・効果は実施例1と同様である
が、本実施例によれば弾性体2を図の様な形状にするこ
とにより、第3の基板9の収納スペースを確保し、前記
入力機能付液晶装置1を固定でき、さらに入力機能付液
晶素子18を薄型かつコンパクトにすることができる。
さらに、回路基板22を用いた実装方式により、TAB
実装方式に比較して、入力機能付液晶装置1をコンパク
トにすることができる。
【0060】〔実施例11〕図12、図13は、請求項
1、2、3、4、5、6又は請求項7若しくは8記載の
発明に係る入力機能付液晶装置1の第1実施例である。
図12は分解斜視図であり、図13はその断面図であ
る。まず、構成を説明する。金属板からなる枠状のシー
ルドケース25、実施例1、2又は5記載の記載の入力
機能付液晶素子18、実施例1、3又は4記載の材料で
形成された弾性体2、保持部材27、下側ケース26
が、図12に示すような上下の配置関係で各部材が積な
り、入力機能付液晶装置1を構成している。保持部材2
7は、平板状の部材に弾性体2をはめ込むための凹部を
設けた構成である。さらに、入力機能付液晶素子18に
は、一般的なTAB実装方式を用いて、液晶駆動用LS
I19を搭載したポリイミドからなるTCP20をAC
F(図示せず)を用いて接続し、このTCP20に、電
子部品を搭載したガラスエポキシ樹脂等からなる駆動回
路基板21を半田を用いて接続されている。
【0061】主たる作用・効果は実施例1と同様である
が、本実施例によれば保持部材27を図の様な形状にす
れば、弾性体2の収納スペースを確保し、前記弾性体2
を固定でき、さらに入力機能付液晶装置1を薄型かつコ
ンパクトにすることができる。
【0062】〔実施例12〕図14は請求項1、2、
3、4、5、6又は請求項7若しくは8記載の発明に係
る入力機能付液晶装置1の第2実施例の断面図である。
まず、構成を説明する。前記実施例11と似ているが、
異なる点は、実施例1、2又は5記載の入力機能付液晶
素子18に、一般的なCOG実装方式で、液晶駆動用L
SI19をACF(図示せず)を用いて電気的に接続
し、入力機能付液晶素子18の裏面に実施例1、3又は
4記載の材料で形成された弾性体2を配置して、入力機
能付液晶装置1を構成しているところである。
【0063】主たる作用・効果は実施例1と同様である
が、本実施例によれば、保持部材27を図の様な形状に
しているので、弾性体2の収納スペースを確保し、前記
弾性体2を固定できるとともに、COG実装方式で入力
機能付液晶素子18を駆動するので、TAB実装方式に
比べ、コンパクトな入力機能付液晶装置1にすることが
可能となる。
【0064】〔実施例13〕図15は、請求項1、2、
3、4、5、6又は請求項7若しくは8記載の発明に係
る入力機能付液晶装置1の第3実施例の断面図である。
まず、構成を説明する。前記実施例11と似ているが、
異なる点は、実施例1、2又は5記載の入力機能付液晶
素子18にガラスエポキシ樹脂あるいはセラミクス等か
らなる回路基板22をACF(図示せず)等を用いて電
気的に接続し、その回路基板22に液晶駆動用LSI1
9をACF(図示せず)等を用いて電気的に接続し、さ
らに、入力機能付液晶素子18の裏面に実施例1、3又
は4記載の材料で形成された弾性体2を配置して、入力
機能付液晶装置1を構成しているところである。
【0065】主たる作用・効果は実施例1と同様である
が、本実施例おいては、保持部材27を図の様な形状に
しているので、弾性体2の収納スペースを確保し、前記
弾性体2を固定できるとともに、回路基板22を用いた
実装方式により、TAB実装方式に比較して入力機能付
液晶装置1をコンパクトにすることができる。
【0066】〔実施例14〕図16は、請求項1、2、
3、4、5、6又は請求項7若しくは8記載の発明に係
る入力機能付液晶装置1の第4実施例の断面図である。
まず、構成を説明する。金属板からなる枠状のシールド
ケース25と実施例1、3又は4記載の材料で形成され
た弾性体2を、スペーサ28を介して、実施例1、2又
は5記載の入力機能付液晶素子18を挟み込むように、
ビス29で固定し、保持部材27、下側ケース26を、
図に示すような上下の配置関係で各部材が積み重ねられ
て、入力機能付液晶装置1を構成している。
【0067】さらに、入力機能付液晶素子18には、一
般的なTAB実装方式を用いて、液晶駆動用LSI19
を搭載したポリイミドからなるTCP20をACF(図
示せず)を用いて接続し、このTCP20に、電子部品
を搭載したガラスエポキシ樹脂等からなる駆動回路基板
21を半田を用いて接続する。
【0068】主たる作用・効果は実施例1と同様である
が、本実施例おいては、保持部材27に弾性体2の収納
スペースがあるので、入力機能付液晶装置1を薄型かつ
コンパクトにすることができるとともに、前記弾性体2
を固定できる。
【0069】〔実施例15〕図17は、請求項1、2、
3、4、5、6又は請求項7若しくは8記載の発明に係
る入力機能付液晶装置1の第5実施例の断面図である。
まず、構成を説明する。前記実施例14と似ているが、
異なる点は、入力機能付液晶素子18に、一般的なCO
G実装方式を用いて、液晶駆動用LSI19をACF
(図示せず)を用いて電気的に接続し、実施例1、2又
は5記載の入力機能付液晶素子18の裏面に実施例1、
3又は4記載の材料で形成された弾性体2を配置して、
入力機能付液晶装置1を構成しているところである。
【0070】主たる作用・効果は実施例1と同様である
が、本実施例おいては、保持部材27によって、弾性体
2の収納スペースを確保し、前記弾性体2を固定できる
のに加え、COG実装方式で入力機能付液晶素子18を
駆動するので、TAB実装方式に比べ、コンパクトな入
力機能付液晶装置1にすることが可能となる。
【0071】〔実施例16〕図18は、請求1、2、
3、4、5、6又は請求項7若しくは8記載の発明に係
る入力機能付液晶装置1の第6実施例の断面図である。
まず、構成を説明する。前記実施例14と似ているが、
異なる点は、実施例1、2又は5記載の入力機能付液晶
素子18にガラスエポキシ樹脂あるいはセラミクス等か
らなる回路基板22をACF(図示せず)等を用いて電
気的に接続し、その回路基板22に液晶駆動用LSI1
9をACF(図示せず)等を用いて、フェイスダウンボ
ンディングして、電気的に接続し、さらに、入力機能付
液晶素子18の裏面に実施例1、3及び4記載の材料で
形成された弾性体2を配置して、入力機能付液晶装置1
を構成しているところである。
【0072】主たる作用・効果は実施例1と同様である
が、本実施例おいては、保持部材27によって、弾性体
2の収納スペースを確保し、前記弾性体2を固定できる
のに加え、回路基板22を用いた実装方式により、TA
B実装方式より入力機能付液晶装置1をコンパクトにす
ることができる。
【0073】〔実施例17〕図19は請求項1、2、
3、4、5、6、7、8又は9記載の液晶装置1の発明
に係る入力機能付液晶装置1の第1実施例の断面図であ
る。まず、構成を説明する。金属板からなる枠状のシー
ルドケース25、実施例1、2又は5記載の入力機能付
液晶素子18、バックライトユニット32、下側ケース
26が、図に示すような上下の配置関係で各部材が積み
重ねられて、入力機能付液晶装置1を構成している。
【0074】また、バックライトユニット32は、実施
例1、3又は4記載の材料で形成された光透過性の弾性
体2を用いた導光板(以後、導光板共用弾性体31)、
保持部材27、光源として、冷陰極管(CCFT:Co
ld Cathode Filament Tube)
30から構成されている。
【0075】さらに、入力機能付液晶素子18には、一
般的なTAB実装方式を用いて、液晶駆動用LSI19
を搭載したポリイミドからなるTCP20をACF(図
示せず)を用いて接続し、このTCP20に、電子部品
を搭載したガラスエポキシ樹脂等からなる駆動回路基板
21を半田を用いて接続されている。
【0076】主たる作用・効果は実施例1と同様である
が、本実施例においては、導光板共用弾性体31を用い
た、バックライトユニット32を使用することにより、
入力機能付液晶装置1が薄型でコンパクトな形態で提供
できる。
【0077】〔実施例18〕図20は請求項1、2、
3、4、5、6、7、8又は9記載の発明に係る入力機
能付液晶装置1の第2実施例の断面図である。まず、構
成を説明する。前記実施例17と似ているが、異なる点
は、実施例1、2又は5記載の入力機能付液晶素子18
に、一般的なCOG実装方式を用いて、液晶駆動用LS
I19を異方性導電膜(図示せず)を用いて電気的に接
続し、前記入力機能付液晶素子18の裏面に実施例17
記載の導光板共用弾性体31を配置して、入力機能付液
晶装置1を構成しているところである。
【0078】主たる作用・効果は実施例1と同様である
が、本実施例においては、導光板共用弾性体31を用い
た、バックライトユニット32を使用することにより、
入力機能付液晶装置1が薄型でコンパクトな形態で提供
できる。
【0079】また、COG実装方式で入力機能付液晶素
子18を駆動するので、TAB実装方式に比べ、さらに
コンパクトな入力機能付液晶装置1にすることが可能と
なる。
【0080】〔実施例19〕図21は請求項1、2、
3、4、5、6、7、8又は9記載の発明に係る入力機
能付液晶装置1の第3実施例の断面図である。まず、構
成を説明する。前記実施例17と異なる点は、実施例
1、2又は5記載の入力機能付液晶素子18にガラスエ
ポキシ樹脂あるいはセラミクス等からなる回路基板22
をACF(図示せず)等を用いて電気的に接続し、その
回路基板22に液晶駆動用LSI19をACF(図示せ
ず)等を用いて電気的に接続し、さらに、入力機能付液
晶素子18の裏面に実施例17記載の導光板共用弾性体
31を配置して、入力機能付液晶装置1を構成している
ところである。
【0081】主たる作用・効果は実施例1と同様である
が、本実施例においては、導光板共用弾性体31を用い
たバックライトユニット32を使用することにより入力
機能付液晶装置1が薄型でコンパクトな形態で提供でき
る。
【0082】加えて、図示されている、回路基板22を
用いた実装方式により、TAB実装方式より入力機能付
液晶装置1をコンパクトにすることができる。
【0083】〔実施例20〕図22は請求項10記載の
発明に係る電子機器として、ペン入力携帯情報機器33
に使用した第1実施例を示す図である。まず、構成を説
明する。入力機能付液晶装置1は実施例11〜19のう
ちいずれかに記載したものと同様な構造をしており、こ
れをペン入力携帯情報機器33の匡体下部35にビス3
7で固定し、マイクロプロセッサ、コントロール用LS
I、RAM、ROM等が搭載された制御回路基板36に
実装される。これに、匡体上部34を上から被せて、ペ
ン入力携帯情報機器33が構成される。この構造によ
り、表示手段6に情報を表示し、入力手段5から情報の
入力を行うこともできる。
【0084】上述の様な構成によれば、入力機能付液晶
装置1の表示状態を保つことができるので、過酷な条件
で使用されるペン入力携帯情報機器33の表示信頼性を
向上させることができる。
【0085】また、実施例1〜19により構成された入
力機能付液晶装置1を、ハンディターミナル、電子手
帳、パーソナルコンピュータ、パームトップコンピュー
タ、玩具等の電子機器に搭載した。この場合も、上記と
同様の効果を得ることができた。
【0086】なお、入力機能付液晶装置1としては、実
施例1〜19以外の構造も使用することができるのは言
うまでもない。
【0087】
【発明の効果】請求項1の発明の入力機能付液晶装置
は、一方の面に透明電極層を設けた2枚の基板のそれぞ
れの前記透明電極層が相対向するように配置した入力手
段と、2枚の基板を相対向するように配置するとともに
その基板間に液晶層を設け、前記入力手段の背面に配置
した表示手段と、前記表示手段の背面に配置した弾性体
と、を備えている。
【0088】また、請求項2記載の発明の入力機能付液
晶装置は、一方の面に第1の透明電極層層を有する第1
の基板の前記第1の透明電極層と、一方の面に第2の透
明電極層を有し他方の面に第3の透明電極層を有する第
2の基板の前記第2の透明電極層と、を相対向するよう
配置した入力手段と、前記第2の基板の前記第3の透明
電極層と、一方の面に第4の透明電極層を有する第3の
基板の前記第4の透明電極層と、を相対向するように配
置するとともに、前記第3の透明電極層と前記第4の透
明電極層との間に液晶層を有する表示手段と、前記第3
の基板の他方の面側に配置された弾性体と、を備えてい
る。
【0089】そのため、請求項1または2記載の発明に
よる入力機能付液晶装置においては、第1の基板に圧力
を加えた際、第2の基板及び第3の基板にかかった圧力
を、弾性体がその弾性力によって圧力がかかった方向と
逆の方向に押し戻すとともに、拡散する。さらには、圧
力をかけるのをやめた時にも、弾性体がその弾性力によ
って圧力がかかった方向と逆の方向に押し戻す。そのた
め、液晶層の厚みに変化がおこりにくく、表示画像に色
ムラのない入力機能付液晶装置が実現する。
【0090】また、請求項3記載の発明による入力機能
付液晶装置は、前記弾性体は弾性率が前記第2の基板の
弾性率より小さい。
【0091】また、請求項4記載の発明による入力機能
付液晶装置は、前記弾性体はゴムである。
【0092】そのため、請求項3及び4に記載の発明に
よれば、第2の基板の弾性力より大きな弾性力で、弾性
体がその圧力がかかった方向と逆の方向に押し戻すとと
もに、拡散する。さらには、圧力をかけるのをやめた時
にも、弾性体がその弾性力によって圧力がかかった方向
と逆の方向に押し戻すので、より効果的に基板の変形を
防止することができる。
【0093】また、請求項5記載の発明による入力機能
付液晶装置は、前記第3の基板の法線方向からの前記弾
性体の投影像の面積は、同方向からの前記第3の基板の
投影像の面積以上であり、前記第3の基板の他方の面全
部が前記弾性体に接している。
【0094】そのため、第1の基板に圧力を加えた際、
第2の基板及び第3の基板にかかった圧力の全てが、第
3の基板を介して弾性体に伝わり、そして弾性体全体に
分散されるので、第2の基板及び第3の基板さらには入
力機能付液晶素子全体にかかるストレスが低減する。
【0095】また、請求項6記載の発明による入力機能
付液晶装置は、前記弾性体に前記第3の基板をはめ込む
ための、凹部を設けた構成であることを特徴とする。
【0096】請求項6記載の発明によれば、弾性体の凹
部に第3の基板をはめ込み、入力機能付液晶素子を弾性
体に固定することができる。また、このような構成にす
ることにより入力機能付液晶装置の小型化が図れる。
【0097】また、請求項7記載の発明による入力機能
付液晶装置は、前記弾性体を保持するための保持部材を
さらに備えている。
【0098】また、請求項8記載の発明による入力機能
付液晶装置は、前記保持部材は、平板状の部材に前記弾
性体をはめ込むための凹部を設けた構成である。請求項
7及び請求項8記載の発明によれば、保持部材25の凹
部に弾性体をはめ込み、弾性体を保持部材に固定するこ
とができる。そのため固定のための部品(ネジなど)を
使用せず簡単に弾性体を保持部材に固定できる。また、
弾性体の収納スペースが凹部を設けることにより効率よ
く確保できるため、入力機能付液晶装置の小型化が図れ
る。その際、弾性体にも凹部を設け第3の基板をはめ込
めるような構成をとれば入力機能付液晶装置の更なる小
型化が図れる。
【0099】また、請求項9記載の発明による入力機能
付液晶装置は、前記弾性体が光源からの光を前記表示手
段に導くような光透過性の弾性体である。
【0100】請求項9記載の発明によれば、光源からの
光が光透過性の弾性体を通過し、表示手段に入射する。
そのため光量の損失がなく明るい表示特性の入力機能付
液晶装置となる。
【0101】また、請求項10記載の発明による電子機
器は、上記した請求項1から9のうちいずれか記載の入
力機能付液晶装置を搭載している。
【0102】したがって、請求項1から9いずれか記載
の発明の効果により、電子機器の表示品質の向上、操作
性を向上させることができるという効果がある。また、
電子機器内部でのスペースを小さくできるため、電子機
器を軽量でコンパクトにできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】本発明の一実施例を示す断面図。
【図3】本発明の一実施例を示す断面図。
【図4】本発明の一実施例を示す断面図。
【図5】本発明の一実施例を示す断面図。
【図6】本発明の一実施例を示す断面図。
【図7】本発明の一実施例を示す断面図。
【図8】本発明の一実施例を示す断面図。
【図9】本発明の一実施例を示す断面図。
【図10】本発明の一実施例を示す断面図。
【図11】本発明の一実施例を示す断面図。
【図12】本発明の一実施例を示す分解斜視図。
【図13】図12の構造を説明するための断面図。
【図14】本発明の一実施例を示す断面図。
【図15】本発明の一実施例を示す断面図。
【図16】本発明の一実施例を示す断面図。
【図17】本発明の一実施例を示す断面図。
【図18】本発明の一実施例を示す断面図。
【図19】本発明の一実施例を示す断面図。
【図20】本発明の一実施例を示す断面図。
【図21】本発明の一実施例を示す断面図。
【図22】本発明の一実施例を示す分解斜視図。
【図23】従来技術を示す断面図。
【符号の説明】
1.入力機能付液晶装置 2.弾性体 3.入力素子 4.液晶素子 5.入力手段 6.表示手段 7.第1の基板 8.第2の基板 9.第3の基板 10.基板a 11.基板b 12.基板c 13.基板d 14.第1の透明電極層 15.第2の透明電極層 16.第3の透明電極層 17.第4の透明電極層 18.入力機能付液晶素子 19.液晶駆動用LSI 20.TCP(Tape Carrier Packa
ge) 21.駆動回路基板 22.回路基板 23.中空袋 24.充填材 25.シールドケース 26.下側ケース 27.保持部材 28.スペーサ 29.ビス 30.冷陰極管 31.導光板共用弾性体 32.バックライトユニット 33.ペン入力携帯情報機器 34.匡体上部 35.匡体下部 36.制御回路基板 37.ビス

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の面に透明電極層を設けた2枚の基板
    のそれぞれの前記透明電極層が相対向するように配置し
    た入力手段と、 2枚の基板を相対向するように配置するとともにその基
    板間に液晶層を設け、前記入力手段の背面に配置した表
    示手段と、 前記表示手段の背面に配置した弾性体と、を備えた入力
    機能付液晶装置。
  2. 【請求項2】一方の面に第1の透明電極層を有する第1
    の基板の前記第1の透明電極層と、一方の面に第2の透
    明電極層を有し他方の面に第3の透明電極層を有する第
    2の基板の前記第2の透明電極層と、を相対向するよう
    配置した入力手段と、 前記第2の基板の前記第3の透明電極層と、一方の面に
    第4の透明電極層を有する第3の基板の前記第4の透明
    電極層と、を相対向するように配置するとともに、前記
    第3の透明電極層と前記第4の透明電極層との間に液晶
    層を有する表示手段と、 前記第3の基板の他方の面側に配置された弾性体と、を
    備えた入力機能付液晶装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の入力機能付液晶装置であっ
    て、 前記弾性体はその弾性率が、前記第2の基板の弾性率よ
    り小さい入力機能付液晶装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のうちいずれかに記載の入
    力機能付液晶装置であって、 前記弾性体は、ゴムである入力機能付液晶装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4のうちいずれかに記載の入
    力機能付液晶装置であって、 前記第3の基板の法線方向からの前記弾性体の投影像の
    面積は、同方向からの前記第3の基板の投影像の面積以
    上であり、前記第3基板の他方の面の全部が前記弾性体
    に接している入力機能付液晶装置。
  6. 【請求項6】請求項1から5のうちいずれかに記載の入
    力機能付液晶装置であって、 前記弾性体に前記第3の基板をはめ込むための、凹部を
    設けた構成である入力機能付液晶装置。
  7. 【請求項7】請求項1から6のうちいずれかに記載の入
    力機能付液晶装置であって、 前記弾性体を保持するための保持部材をさらに備えた入
    力機能付液晶装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の入力機能付液晶装置であっ
    て、 前記保持部材は、平板状の部材に前記弾性体をはめ込む
    ための凹部を設けた構成である入力機能付液晶装置。
  9. 【請求項9】請求項1から8のうちいずれかに記載の入
    力機能付液晶装置であって、 前記弾性体は光源からの光を前記表示手段に導くような
    光透過性の弾性体である入力機能付液晶装置。
  10. 【請求項10】請求項1から9のうちいずれかに記載の
    入力機能付液晶装置を搭載した電子機器。
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