JPH09114502A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JPH09114502A
JPH09114502A JP7290391A JP29039195A JPH09114502A JP H09114502 A JPH09114502 A JP H09114502A JP 7290391 A JP7290391 A JP 7290391A JP 29039195 A JP29039195 A JP 29039195A JP H09114502 A JPH09114502 A JP H09114502A
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JP
Japan
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JP7290391A
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English (en)
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Isao Hishikari
功 菱刈
Masayuki Ito
正行 伊藤
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Chino Corp
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Chino Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】どのような設定値であっても、十分にオーバー
シュートを防止して、最適な制御を可能とした制御装置
を提供する。 【解決手段】制御対象2の設定値SVを設定する設定手
段13と、この設定値SVの所定の関数である規定操作
量を越えない操作量MVで制御対象2を制御する処理手
段12とを備えた制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気炉等の制御
対象の温度等のプロセス量の制御を行う制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電気炉等の制御対象を精密に温度制御す
る必要がある場合、目標設定値に対しオーバーシュート
が熱処理物の品質を損なうことになる。
【0003】このため、PID制御、オートチューニン
グ、ファジィ制御等が行われているが、設定温度が異な
ると必ずしも十分満足の行く制御ができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これは、ある設定温度
に対し初期の最適な操作量による印加電圧が、他の設定
温度や設定初期偏差が小さい場合では、適正なものとな
らないためである。
【0005】例えば、図3(a)で示すように、異なる
大きさ設定値P1,P2,P3のすべてに対し立上がり
時100%の操作量MVが与えられるため、高い設定値
P1では曲線A1のように時間tに対する測定値PVの
オーバーシュートは少ないが、低い設定値P2,P3で
は曲線A2、A3のようにオーバーシュートが大きくな
り安定しないものとなる。また、オーバーシュートを抑
制しようとすると、多くは抑制がかかりすぎ、整定時間
が長くなってしまう問題点があった。なお、点線M1は
設定値P2ついての操作量例である。
【0006】この発明の目的は、以上の点に鑑み、どの
ような設定値であっても、十分にオーバーシュートを防
止して、最適な制御を可能とした制御装置を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、制御対象の
設定値を設定する設定手段と、特に設定値の所定の関数
の規定操作量を越えない操作量で制御対象を制御する処
理手段とを備えるようにした制御装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施例を示
す構成説明図である。
【0009】図において、1はμCPU等を含む制御装
置で、設定値SVと、制御対象2の制御量の測定値PV
とから操作量(出力)MVを制御対象2に供給し、所定
の制御を行なっている。つまり、電気炉のような制御対
象2の温度等の測定値PVを熱電対等の温度センサ3で
検出して制御装置1に入力し、この制御装置1の入力手
段11で所定の入力処理や測定がなされ、処理手段12
で設定手段13で設定された設定値SVと比較しPID
演算その他の処理がなされ、出力手段14から所定の操
作量が出力され、この操作量MVに応じて操作手段4は
電源5から制御対象1のヒータ6へ供給されるの電力等
をオン・オフ操作し、制御対象2のヒータ6の発熱量が
制御され、所定の温度とされる。また、制御対象1には
所定量の被加熱物7が入れられている。
【0010】また、必要に応じ、制御に先立ち、制御装
置1から制御対象2に所定のたとえば100%の操作量
のステップ出力を与えたときに、図3のように時間tに
対し応答が変化するとし、たとえば測定値PVが変化を
開始するまでの時間tから、ムダ時間Lを求めたり、そ
の応答から、時定数T、プロセス(比例)ゲインGp等
を求めておく。もちろん、ステップ応答法その他の方法
で求めてよく、PID定数も求めておく。
【0011】ところで、所定の目標とする設定値SVに
おける整定操作量MVpは、制御対象2のプロセスゲイ
ンGpと設定値SVとで定まるMVp=SV/Gpとな
り、これを制御対象2に与えれば、最終的な測定値PV
=Gp・MVpは、ほぼ設定値SVとなる。つまり、図
2で示すように、初期の測定値PVが0から始まると
し、曲線C0が設定値PVとプロセスゲインGpに応じ
て定まる整定操作量MVpを与える関数で、電力を制御
対象2に与えるとすると、ほぼ1次式等となる。この整
定操作量MVpを与えれば、無限時間経過するとほぼ最
終的な測定値PV=Gp・MVpとなる。しかしなが
ら、被加熱物7の存在や、ムダ時間L、整定時間を速め
る等により、通常やや高めとする。例えば、ムダ時間L
が大きいときは、初期に大きな操作量を与え過ぎると大
きくオーバーシュートするおそれがあるので、曲線C1
のようにやや傾きを小さくし、ムダ時間Lが小さいとき
は、曲線C2のようにやや傾きを大きくしてよい。
【0012】また、初期の測定値PVが0でなく、高い
値Piからスタートする初期偏差値が小さいときは、関
数曲線C1では、大きすぎるので、関数C3のようにや
や低い曲線を用いる。また、制御対象2の熱の逃げ等が
あるものでは、設定値SVが小さいときにも、ある程度
の操作量が必要なので、SVが0で操作量は0よりも大
きい値を取る。なお、最大操作量MV0に対応して最大
設定値SV0、最終測定値となる。
【0013】以上のことから、一般的には、規定操作量
MVsは、所定の関数F,Gの次式で与えられる。
【0014】 MVs=F(SV,Pi,Gp,L,X) (1) MVs=G(SV/Gp,Pi,L,X) (2) ここで、SV:設定値、Pi:初期値(初期測定値)、
Gp:プロセス(比例)ゲイン、L:ムダ時間、X:被
加熱物の量等のその他の量の変数因子、である。
【0015】また、H,Iを所定の関数とし、a1,a
2,b1,b2を定数とし、設定値又は設定値とプロセ
スゲインの比である整定操作量MVp=SV/Gpに基
き、簡単には規定操作量MVsは次式となる。
【0016】 MVs=H(SV)=a1・SV+b1 (3) MVs=I(MVp)=a2・MVp+b2 (4) つまり、制御装置1で、制御対象2の設定値SVを設定
手段13で設定し、処理手段12は、この設定値SVに
基き定めた、(1)〜(4)式、又は、図2のような所
定の上記関数F等で定まる規定操作量MVsを越えない
操作量MVで制御対象2を、あらかじめ設定若しくは先
に求めたPID定数等で制御する。
【0017】図3(b)で示すように、設定値P1,P
2,P3に対し、操作量MVの最大値は、通常、上記関
数F等で定まる整定操作量より大きい規定操作量MVs
を越えないので、初期の操作量は100%以下で、立上
がりの傾斜は夫々異なり、例えば設定値P2のときは曲
線M2のように初期操作量を80%以下に規制して抑
え、時間tに対し測定値PVは、ほとんどオーバーシュ
ートすることなく整定時間も長くならず制御される。以
上のことにより、オーバーシュートを抑制し、かつ、整
定時間も短縮し、良好な制御が実現できる。
【0018】なお、規定操作量は、図2では1次式で示
したが、電圧、電流制御では、設定値の2乗の2次式で
もよく、また、実際に実験的に任意に定めてもよい。つ
まり、上記関数は、設定値に対し1次式又は2次式又は
設定値とプロセスゲインとの比である整定操作量又はこ
の整定操作量より大きい値や、設定値又は初期値又はム
ダ時間又はプロセスゲインまたはその他の量の関数等で
ある。また、以上、電気炉を例にとって説明したが、ガ
ス炉等その他の炉や、さまざまな制御対象に適用でき
る。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、この発明は、制御対
象の設定値を設定する設定手段と、この設定値の所定の
関数である規定操作量を越えない操作量で制御対象を制
御する処理手段とを備えるようにした制御装置である。
このため、設定値の大きさに応じた、特に設定値とプロ
セスゲインの比である整定操作量に基き定めた最適の規
定操作量を越えない操作量で、的確に制御しているの
で、オーバーシュートを抑制することができ、整定時間
も短縮し良好な制御が可能となる。また、制御対象の状
態量、ムダ時間、プロセスゲイン等をあらかじめ求めて
おくと、自動的に、設定値に対応した規定操作量が求ま
り、何ら人手を要することなく、どのような設定値であ
っても、十分にオーバーシュートを防止して、整定時間
も長くならず、最適な制御が可能となる。また、上記関
数は、設定値に対し1次式又は2次式又は設定値とプロ
セスゲインとの比である整定操作量又はこの整定操作量
より大きい値や、設定値又は初期値又はムダ時間又はプ
ロセスゲインまたはその他の関数等で、制御対象に応じ
て、最適なものを選択して用いればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
【図2】この発明の一実施例を示す動作説明図である。
【図3】この発明に関する動作説明図である。
【符号の説明】
1 制御装置 2 制御対象 11 入力手段 12 処理手段 13 設定手段 14 出力手段 3 温度センサ 4 操作手段 5 電源 6 ヒータ 7 被加熱物 SV 設定値 PV 測定値 MV 操作量

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御対象の設定値を設定する設定手段と、
    この設定値の所定の関数である規定操作量を越えない操
    作量で制御対象を制御する処理手段とを備えた制御装
    置。
  2. 【請求項2】前記関数は、設定値の1次式又は2次式又
    は設定値とプロセスゲインとの比である整定操作量又は
    この整定操作量より大きい値の関数であることを特徴と
    する請求項1記載の制御装置。
  3. 【請求項3】前記関数は、設定値又は初期値又はムダ時
    間又はプロセスゲイン又はその他の量の関数であること
    をを特徴とする請求項1又は請求項2記載の制御装置。
JP7290391A 1995-10-12 1995-10-12 制御装置 Pending JPH09114502A (ja)

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JP7290391A JPH09114502A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 制御装置

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JP7290391A JPH09114502A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 制御装置

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JPH09114502A true JPH09114502A (ja) 1997-05-02

Family

ID=17755411

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JP7290391A Pending JPH09114502A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 制御装置

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JP (1) JPH09114502A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011034386A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Nippon Signal Co Ltd:The 温度制御装置及び温度制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011034386A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Nippon Signal Co Ltd:The 温度制御装置及び温度制御方法

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