JPH09113138A - 乾燥装置 - Google Patents
乾燥装置Info
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- JPH09113138A JPH09113138A JP26378195A JP26378195A JPH09113138A JP H09113138 A JPH09113138 A JP H09113138A JP 26378195 A JP26378195 A JP 26378195A JP 26378195 A JP26378195 A JP 26378195A JP H09113138 A JPH09113138 A JP H09113138A
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- Japan
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- blower
- drying
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高い伝熱係数を得ることができ、乾燥能力を上
げて、しかも乾燥ムラを防止することができる乾燥装置
を提供する。 【解決手段】少なくとも片面に液体を含む支持体あるい
は液体を含む層が塗布された支持体を両面にある複数の
ロ−ラによって搬送しつつ、支持体を乾燥する乾燥装置
10において、支持体の搬送経路に沿って設けられてお
り、支持体に対して空気を吹き出す送風口23aを所定
数設けた送風パネル23を有する所定の送風手段Bと、
支持体を搬送する搬送手段Aである搬送ローラ21とを
有し、送風パネル23の搬送方向の長さLが4mm以上
である。
げて、しかも乾燥ムラを防止することができる乾燥装置
を提供する。 【解決手段】少なくとも片面に液体を含む支持体あるい
は液体を含む層が塗布された支持体を両面にある複数の
ロ−ラによって搬送しつつ、支持体を乾燥する乾燥装置
10において、支持体の搬送経路に沿って設けられてお
り、支持体に対して空気を吹き出す送風口23aを所定
数設けた送風パネル23を有する所定の送風手段Bと、
支持体を搬送する搬送手段Aである搬送ローラ21とを
有し、送風パネル23の搬送方向の長さLが4mm以上
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば感光材料
を自動的に処理する自動現像機に備えられる乾燥装置に
関するものである。
を自動的に処理する自動現像機に備えられる乾燥装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】感光材料を自動的に処理する自動現像機
には、例えば処理部の後段に乾燥装置が備えられ、感光
材料を処理槽の処理液中を搬送しながら現像処理し、こ
の現像処理された感光材料を乾燥装置で乾燥するものが
ある。この乾燥装置では、例えば搬送ローラで感光材料
を搬送しながら感光材料にノズルから熱風を吹き付けて
乾燥しており、従来、図7に示すようなスリットタイプ
の温風吹き出しノズル100が多く用いられてきた。こ
の温風吹き出しノズル100は、本体101に温風が送
られ、スリット102から感光材料Fに温風が吹き付け
られるようになっている。
には、例えば処理部の後段に乾燥装置が備えられ、感光
材料を処理槽の処理液中を搬送しながら現像処理し、こ
の現像処理された感光材料を乾燥装置で乾燥するものが
ある。この乾燥装置では、例えば搬送ローラで感光材料
を搬送しながら感光材料にノズルから熱風を吹き付けて
乾燥しており、従来、図7に示すようなスリットタイプ
の温風吹き出しノズル100が多く用いられてきた。こ
の温風吹き出しノズル100は、本体101に温風が送
られ、スリット102から感光材料Fに温風が吹き付け
られるようになっている。
【0003】このように、自動現像機に備えられる乾燥
装置は、自動現像機の中の限られたスペースに配置さ
れ、現像後の感光材料を迅速に乾燥させるためには、熱
の供給速度の向上と同様に水分の蒸発速度の向上が重要
となってくる。この水分蒸発速度を向上させるためには
対流による伝熱係数を上げることが有効であることが分
かっている。
装置は、自動現像機の中の限られたスペースに配置さ
れ、現像後の感光材料を迅速に乾燥させるためには、熱
の供給速度の向上と同様に水分の蒸発速度の向上が重要
となってくる。この水分蒸発速度を向上させるためには
対流による伝熱係数を上げることが有効であることが分
かっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スリットタイ
プの温風吹き出しノズルでは、ノズル開口部の開口面積
が大きく、充分な風速が得られないため、伝熱係数を上
げるには風量を増加させることが必要となる。また、感
光材料の幅手に不均一な乾燥のため、幅手端部の未乾燥
が乾燥速度の律速となっていた。
プの温風吹き出しノズルでは、ノズル開口部の開口面積
が大きく、充分な風速が得られないため、伝熱係数を上
げるには風量を増加させることが必要となる。また、感
光材料の幅手に不均一な乾燥のため、幅手端部の未乾燥
が乾燥速度の律速となっていた。
【0005】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、高い伝熱係数を得ることができ、乾燥能力を上げ
て、しかも乾燥ムラを防止することができる乾燥装置を
提供することを目的としている。
ので、高い伝熱係数を得ることができ、乾燥能力を上げ
て、しかも乾燥ムラを防止することができる乾燥装置を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、少な
くとも片面に液体を含む支持体あるいは液体を含む層が
塗布された支持体を両面にある複数のロ−ラによって搬
送しつつ、前記支持体を乾燥する乾燥装置において、前
記支持体の搬送経路に沿って設けられており、前記支持
体に対して空気を吹き出す送風口を所定数設けた送風パ
ネルを有する所定の送風手段と、前記支持体を搬送する
搬送手段である搬送ローラとを有し、前記送風パネルの
搬送方向の長さLが4mm以上であることを特徴として
いる。
目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、少な
くとも片面に液体を含む支持体あるいは液体を含む層が
塗布された支持体を両面にある複数のロ−ラによって搬
送しつつ、前記支持体を乾燥する乾燥装置において、前
記支持体の搬送経路に沿って設けられており、前記支持
体に対して空気を吹き出す送風口を所定数設けた送風パ
ネルを有する所定の送風手段と、前記支持体を搬送する
搬送手段である搬送ローラとを有し、前記送風パネルの
搬送方向の長さLが4mm以上であることを特徴として
いる。
【0007】このように、支持体に対して空気を吹き出
す送風口を所定数設けた送風パネルを有し、送風パネル
の搬送方向の長さLが4mm以上であり、高い伝熱係数
を得ることができ、また幅手方向の乾燥ムラも低減でき
る。
す送風口を所定数設けた送風パネルを有し、送風パネル
の搬送方向の長さLが4mm以上であり、高い伝熱係数
を得ることができ、また幅手方向の乾燥ムラも低減でき
る。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記送風パネル
が多孔板であることを特徴としている。
が多孔板であることを特徴としている。
【0009】このように、送風パネルが多孔板であり、
簡単な構造で高い伝熱係数を得ることができる。
簡単な構造で高い伝熱係数を得ることができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記送風パネル
が多孔板であり、搬送方向に対して直交する方向の単位
長さ当たり風量が8から14CMMであり、前記送風口
は少なくとも開口面積が1mm2以上13mm2以下であ
ることを特徴としている。
が多孔板であり、搬送方向に対して直交する方向の単位
長さ当たり風量が8から14CMMであり、前記送風口
は少なくとも開口面積が1mm2以上13mm2以下であ
ることを特徴としている。
【0011】このように、送風パネルが多孔板であり、
搬送方向に対して直交する方向の単位長さ当たり風量
と、送風口の開口面積とを規定することで、高い伝熱係
数を得ることができ、また幅手方向の乾燥ムラも低減で
きる。
搬送方向に対して直交する方向の単位長さ当たり風量
と、送風口の開口面積とを規定することで、高い伝熱係
数を得ることができ、また幅手方向の乾燥ムラも低減で
きる。
【0012】請求項4に記載の発明は、前記送風パネル
において、前記所定個数の送風口は、少なくとも、以下
の式1と2との両方の条件を満たすように配置されてい
ることを特徴としている。
において、前記所定個数の送風口は、少なくとも、以下
の式1と2との両方の条件を満たすように配置されてい
ることを特徴としている。
【0013】(式l)0.2≦a/b≦1.0 (式2)(π・b2)/144≦S≦(π・b2)/4 ただし、aは互いに隣接した送風口同士の搬送方向の間
隔 bは互いに隣接した送風口同士の搬送方向に対して直交
する方向の間隔 Sは送風口の開口面積 πは円周率 を示す。
隔 bは互いに隣接した送風口同士の搬送方向に対して直交
する方向の間隔 Sは送風口の開口面積 πは円周率 を示す。
【0014】このように、所定個数の送風口と、送風口
の開口面積とを、少なくとも、所定の条件を満たすよう
に規定され、高い伝熱係数を得ることができ、また幅手
方向の乾燥ムラも低減できる。
の開口面積とを、少なくとも、所定の条件を満たすよう
に規定され、高い伝熱係数を得ることができ、また幅手
方向の乾燥ムラも低減できる。
【0015】請求項5に記載の発明は、前記所定個数の
送風口が、少なくとも、以下の式3の条件を満たすよう
に配置されていることを特徴としている。
送風口が、少なくとも、以下の式3の条件を満たすよう
に配置されていることを特徴としている。
【0016】
【0017】ただし、gは送風口と対向する支持体との
間隔 Sは送風口の開口面積 πは円周率 を示す。
間隔 Sは送風口の開口面積 πは円周率 を示す。
【0018】このように、所定個数の送風口が、少なく
とも、所定の条件を満たすように配置され、高い伝熱係
数を得ることができ、また幅手方向の乾燥ムラも低減で
きる。
とも、所定の条件を満たすように配置され、高い伝熱係
数を得ることができ、また幅手方向の乾燥ムラも低減で
きる。
【0019】請求項6に記載の発明は、前記支持体の搬
送方向と直交する方向から見て、前記送風パネルと前記
支持体とのなす角度θが、次の式(4)を満たすことを
特徴としている。
送方向と直交する方向から見て、前記送風パネルと前記
支持体とのなす角度θが、次の式(4)を満たすことを
特徴としている。
【0020】(式4)0°≦θ≦30゜このように、支
持体の搬送方向と直交する方向から見て、送風パネルと
支持体とのなす角度θが、所定の条件を満たし、高い伝
熱係数を得ることができ、また幅手方向の乾燥ムラも低
減できる。
持体の搬送方向と直交する方向から見て、送風パネルと
支持体とのなす角度θが、所定の条件を満たし、高い伝
熱係数を得ることができ、また幅手方向の乾燥ムラも低
減できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の乾燥装置の実施
例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は乾燥装置を
備える自動現像機の概略図、図2は乾燥装置の一部の概
略図、図3は温風吹き出しノズルの斜視図、図4は送風
パネルの送風口の形状と配置を示す図である。
例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は乾燥装置を
備える自動現像機の概略図、図2は乾燥装置の一部の概
略図、図3は温風吹き出しノズルの斜視図、図4は送風
パネルの送風口の形状と配置を示す図である。
【0022】自動現像機1の外光を遮閉する本体2の一
側には供給台3が備えられ、この供給台3から画像を露
光した例えばロール状またはシート状のフィルム等の感
光材料Fが本体2内に供給される。本体2の他側には捕
集ラック4が設けられ、現像処理された感光材料Fが捕
集ラック4に取り出される。少なくとも片面に液体を含
む支持体あるいは液体を含む層が塗布された支持体とし
て、感光材料Fが用いられているが、TAC、PET等
の高分子フィルム、ぺ一パーでも構わない。
側には供給台3が備えられ、この供給台3から画像を露
光した例えばロール状またはシート状のフィルム等の感
光材料Fが本体2内に供給される。本体2の他側には捕
集ラック4が設けられ、現像処理された感光材料Fが捕
集ラック4に取り出される。少なくとも片面に液体を含
む支持体あるいは液体を含む層が塗布された支持体とし
て、感光材料Fが用いられているが、TAC、PET等
の高分子フィルム、ぺ一パーでも構わない。
【0023】自動現像機1は、供給台3が暗室側に、捕
集ラック4が明室側に位置して配設され、本体2内には
供給台3側から捕集ラック4側に現像槽6、定着槽7、
水洗槽8、スクイズ部9及び乾燥装置10が順次配置さ
れ、さらに図示しない駆動系やポンプ等が配置されてい
る。現像槽6、定着槽7、水洗槽8、スクイズ部9及び
乾燥装置10にはそれぞれ搬送ローラ11で搬送路が形
成されている。現像槽6、定着槽7及び水洗槽8の処理
槽にはそれぞれ現像液、定着液及び水洗液の処理液が満
たされている。
集ラック4が明室側に位置して配設され、本体2内には
供給台3側から捕集ラック4側に現像槽6、定着槽7、
水洗槽8、スクイズ部9及び乾燥装置10が順次配置さ
れ、さらに図示しない駆動系やポンプ等が配置されてい
る。現像槽6、定着槽7、水洗槽8、スクイズ部9及び
乾燥装置10にはそれぞれ搬送ローラ11で搬送路が形
成されている。現像槽6、定着槽7及び水洗槽8の処理
槽にはそれぞれ現像液、定着液及び水洗液の処理液が満
たされている。
【0024】乾燥装置10には、現像処理された感光材
料Fがスクイズ部9から導かれ、この乾燥装置10で乾
燥された感光材料Fはターンローラ20から捕集ラック
4に排出される。乾燥装置10には、搬送手段Aを構成
する複数の搬送ローラ21が千鳥に配置され、感光材料
Fの両面にある搬送ロ−ラ21によって搬送しつつ、温
風吹き出しノズル22から感光材料Fに熱風を吹き付け
て乾燥する。
料Fがスクイズ部9から導かれ、この乾燥装置10で乾
燥された感光材料Fはターンローラ20から捕集ラック
4に排出される。乾燥装置10には、搬送手段Aを構成
する複数の搬送ローラ21が千鳥に配置され、感光材料
Fの両面にある搬送ロ−ラ21によって搬送しつつ、温
風吹き出しノズル22から感光材料Fに熱風を吹き付け
て乾燥する。
【0025】温風吹き出しノズル22は、感光材料Fの
搬送経路に沿って設けられており、図2乃至図4に示す
ように、感光材料Fに対して空気を吹き出す送風口23
aを所定数設けた送風パネル23を有する所定の送風手
段Bを有し、この送風パネル23の搬送方向の長さLが
4mm以上であり、同風量で従来の図7に示すスリット
ノズルより高い伝熱係数を得ることができ、また感光材
料Fの幅手方向の乾燥ムラも低減できる。
搬送経路に沿って設けられており、図2乃至図4に示す
ように、感光材料Fに対して空気を吹き出す送風口23
aを所定数設けた送風パネル23を有する所定の送風手
段Bを有し、この送風パネル23の搬送方向の長さLが
4mm以上であり、同風量で従来の図7に示すスリット
ノズルより高い伝熱係数を得ることができ、また感光材
料Fの幅手方向の乾燥ムラも低減できる。
【0026】また、送風パネル23が、図3及び図4に
示すように所定個数の送風口23aのパターンを有する
多孔板であり、簡単な構造で所定個数の送風口23aが
形成される。なお、送風口23aの形状は、図4(a)
に示すように円形、図4(b)に示すように楕円形とす
ることができるが、さらに細孔状、あるいは長方形等と
することもでき、形状は特に問わない。
示すように所定個数の送風口23aのパターンを有する
多孔板であり、簡単な構造で所定個数の送風口23aが
形成される。なお、送風口23aの形状は、図4(a)
に示すように円形、図4(b)に示すように楕円形とす
ることができるが、さらに細孔状、あるいは長方形等と
することもでき、形状は特に問わない。
【0027】また、送風パネル23が多孔板であり、搬
送方向に対して直交する方向の単位長さ当たり風量が8
から14CMMであり、送風口23aは少なくとも開口
面積が1mm2以上13mm2以下であり、この送風口2
3aの開口面積の上限と下限は乾燥性により規定され
る。
送方向に対して直交する方向の単位長さ当たり風量が8
から14CMMであり、送風口23aは少なくとも開口
面積が1mm2以上13mm2以下であり、この送風口2
3aの開口面積の上限と下限は乾燥性により規定され
る。
【0028】送風パネル23において、所定個数の送風
口23aは、図4(a),(b)に示すように、少なく
とも、以下の式1と2との両方の条件を満たすように配
置されている。
口23aは、図4(a),(b)に示すように、少なく
とも、以下の式1と2との両方の条件を満たすように配
置されている。
【0029】(式l)0.2≦a/b≦1.0 (式2)(π・b2)/144≦S≦(π・b2)/4 ただし、aは互いに隣接した送風口23a同士の搬送方
向の間隔 bは互いに隣接した送風口23a同士の搬送方向に対し
て直交する方向の間隔 Sは送風口23aの開口面積 πは円周率 を示す。
向の間隔 bは互いに隣接した送風口23a同士の搬送方向に対し
て直交する方向の間隔 Sは送風口23aの開口面積 πは円周率 を示す。
【0030】0.2≦a/b≦1.0は、а/bの値が
小さいと乾燥性が悪く、а/bの値が大きいと幅手均一
性が悪化し、送風口23aの開口面積Sの範囲と組み合
わせた時、0.2≦a/b≦1.0かつπb2≦S≦π
b2/4の条件で乾燥が良好である。
小さいと乾燥性が悪く、а/bの値が大きいと幅手均一
性が悪化し、送風口23aの開口面積Sの範囲と組み合
わせた時、0.2≦a/b≦1.0かつπb2≦S≦π
b2/4の条件で乾燥が良好である。
【0031】所定個数の送風口23aは、図2乃至図4
に示すように、少なくとも、以下の式3の条件を満たす
ように配置されている。
に示すように、少なくとも、以下の式3の条件を満たす
ように配置されている。
【0032】
【0033】ただし、gは送風口23aと対向する感光
材料Fとの間隔 Sは送風口23aの開口面積 πは円周率 を示す。所定個数の送風口23aが、
材料Fとの間隔 Sは送風口23aの開口面積 πは円周率 を示す。所定個数の送風口23aが、
【0034】
【0035】の条件を満たすように配置することで、高
い伝熱係数を得ることができ、また幅手方向の乾燥ムラ
も低減できる。
い伝熱係数を得ることができ、また幅手方向の乾燥ムラ
も低減できる。
【0036】図5は乾燥装置の他の実施例の一部の概略
図、図6は乾燥装置の他の実施例の一部の概略図であ
る。図5の実施例では、温風吹き出しノズル22の送風
パネル23が感光材料Fの搬送路の入側を向くように配
置され、図6の実施例では、温風吹き出しノズル22の
送風パネル23が感光材料Fの搬送路の入側と出側を向
くように配置されている。図6の実施例では、温風吹き
出しノズル22の送風パネル23が、図6(b)に示す
ように折り曲げパンチ板により形成され、この折り曲げ
パンチ板では、送風口23aが円形に形成されている。
図、図6は乾燥装置の他の実施例の一部の概略図であ
る。図5の実施例では、温風吹き出しノズル22の送風
パネル23が感光材料Fの搬送路の入側を向くように配
置され、図6の実施例では、温風吹き出しノズル22の
送風パネル23が感光材料Fの搬送路の入側と出側を向
くように配置されている。図6の実施例では、温風吹き
出しノズル22の送風パネル23が、図6(b)に示す
ように折り曲げパンチ板により形成され、この折り曲げ
パンチ板では、送風口23aが円形に形成されている。
【0037】図5及び図6の両実施例では、感光材料F
の搬送方向と直交する方向から見て、送風パネル23と
感光材料Fとのなす角度θが、次の式(4)を満たすよ
うになっている。
の搬送方向と直交する方向から見て、送風パネル23と
感光材料Fとのなす角度θが、次の式(4)を満たすよ
うになっている。
【0038】(式4)0°≦θ≦30゜ このように、感光材料Fの搬送方向と直交する方向から
見て、送風パネル23と感光材料Fとのなす角度θが、
所定の条件0°≦θ≦30゜を満たすことで、高い伝熱
係数を得ることができ、また幅手方向の乾燥ムラも低減
できる。
見て、送風パネル23と感光材料Fとのなす角度θが、
所定の条件0°≦θ≦30゜を満たすことで、高い伝熱
係数を得ることができ、また幅手方向の乾燥ムラも低減
できる。
【0039】次に、この実施例に用いられる感光材料に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0040】実施例に用いた感光材料の調製 (1)AgI微粒子の調製 水2l中にヨウ化カリウム0.5g、ゼラチン26gを
添加し、35℃に保った溶液中へ撹拌しながら40gの
硝酸銀を含む硝酸銀水溶液80ccと39gのヨウ化カ
リウムを含む水溶液80ccを5分間で添加した。この
時、硝酸銀水溶液とヨウ化カリウム水溶液の添加流速は
添加開始時には各々8cc/分とし、5分間で80cc
添加終了するように直線的に添加流速を加速した。粒子
を形成し終わった後、30℃にて沈降法により可溶性塩
類を除去した。つぎに、40℃で昇温してゼラチンl
0.5g、フェノキシェ夕ノール2.56gを添加し、
可性ソーダによりpHを6.8に調整した。得られた乳
剤は完成量が730gで平均直径0.015μmの単分
散AgI微粒子であった。
添加し、35℃に保った溶液中へ撹拌しながら40gの
硝酸銀を含む硝酸銀水溶液80ccと39gのヨウ化カ
リウムを含む水溶液80ccを5分間で添加した。この
時、硝酸銀水溶液とヨウ化カリウム水溶液の添加流速は
添加開始時には各々8cc/分とし、5分間で80cc
添加終了するように直線的に添加流速を加速した。粒子
を形成し終わった後、30℃にて沈降法により可溶性塩
類を除去した。つぎに、40℃で昇温してゼラチンl
0.5g、フェノキシェ夕ノール2.56gを添加し、
可性ソーダによりpHを6.8に調整した。得られた乳
剤は完成量が730gで平均直径0.015μmの単分
散AgI微粒子であった。
【0041】(2)平板状粒子の調製 水11中に臭化カリウム4.5g、ゼラチン20.6
g、チオエーテルHO(CH2)2S(CH2)2S(CH
2)2OHの5%水溶液2.5ccを添加し、60℃に保
った容器中へ撹拌しながら硝酸銀水溶液37cc(硝酸
銀3.43g)と臭化カリウム2.97gと沃化カリウ
ム0.363gを含む水溶液33ccをダブルジェット
法により37秒間で添加した。つぎに、臭化カリウム
0.9gの水溶液を添加した後70℃に昇温して硝酸銀
水溶液53cc(硝酸銀4.90g)をl3分間かけて
添加した。ここで、25%のアンモニア水溶液15cc
を添加し、そのままの温度で20分間物理熟成した後、
100%酢酸溶液をl4cc添加した。引き続いて、硝
酸銀l33.3gの水溶液と臭化カリウムの水溶液をр
Ag8.5に保ちながらコントロールダブルジェット法
で35分間かけて添加した。次に、2Nのチオシアン酸
カリウム溶液l0ccと(1)のAgl微粒子を全銀量
に対して0.05モル%添加した。5分間そのままの温
度で物理熟成したのち35℃に温度を下げた。こうし
て、トータルヨード含量0.3lモル%、平均投影面積
直径1.10μm、厚み0.l65μm、直径の変動係
数l8.5%の単分散平板状微粒子を得た。
g、チオエーテルHO(CH2)2S(CH2)2S(CH
2)2OHの5%水溶液2.5ccを添加し、60℃に保
った容器中へ撹拌しながら硝酸銀水溶液37cc(硝酸
銀3.43g)と臭化カリウム2.97gと沃化カリウ
ム0.363gを含む水溶液33ccをダブルジェット
法により37秒間で添加した。つぎに、臭化カリウム
0.9gの水溶液を添加した後70℃に昇温して硝酸銀
水溶液53cc(硝酸銀4.90g)をl3分間かけて
添加した。ここで、25%のアンモニア水溶液15cc
を添加し、そのままの温度で20分間物理熟成した後、
100%酢酸溶液をl4cc添加した。引き続いて、硝
酸銀l33.3gの水溶液と臭化カリウムの水溶液をр
Ag8.5に保ちながらコントロールダブルジェット法
で35分間かけて添加した。次に、2Nのチオシアン酸
カリウム溶液l0ccと(1)のAgl微粒子を全銀量
に対して0.05モル%添加した。5分間そのままの温
度で物理熟成したのち35℃に温度を下げた。こうし
て、トータルヨード含量0.3lモル%、平均投影面積
直径1.10μm、厚み0.l65μm、直径の変動係
数l8.5%の単分散平板状微粒子を得た。
【0042】この後、沈降法により可溶性塩類を除去し
た。再び40℃に昇温してゼラチン35gとフェノキシ
エタノール2.35gおよび増粘剤としてポリスチレン
スルホン酸ナトリウム0.8gを添加し、可性ソーダと
硝酸銀水溶液でpH5.90、pAg8.25に調整し
た。この乳剤を撹拌しながら56℃に保った状態で化学
増感を施した。まず二酸化チオ尿素0.043mgを添
加し、22分間そのまま保持して還元増感を施した。つ
ぎに、4−ヒドロキシー6−メチルー1.3.3a.7
−テトラザインデン20mgと増感色素―A500mg
を添加した。さらに、塩化カルシウム水溶液1.1gを
添加した。引き続きチオ硫酸ナトリウム3.3mgと塩
化金酸2.6mgおよびチオシアン酸カリウム90mg
を添加し、40分間後に35℃に冷却した。こうして、
平板状粒子を調製完了した。
た。再び40℃に昇温してゼラチン35gとフェノキシ
エタノール2.35gおよび増粘剤としてポリスチレン
スルホン酸ナトリウム0.8gを添加し、可性ソーダと
硝酸銀水溶液でpH5.90、pAg8.25に調整し
た。この乳剤を撹拌しながら56℃に保った状態で化学
増感を施した。まず二酸化チオ尿素0.043mgを添
加し、22分間そのまま保持して還元増感を施した。つ
ぎに、4−ヒドロキシー6−メチルー1.3.3a.7
−テトラザインデン20mgと増感色素―A500mg
を添加した。さらに、塩化カルシウム水溶液1.1gを
添加した。引き続きチオ硫酸ナトリウム3.3mgと塩
化金酸2.6mgおよびチオシアン酸カリウム90mg
を添加し、40分間後に35℃に冷却した。こうして、
平板状粒子を調製完了した。
【0043】
【化1】
【0044】塗布試料の調製 乳剤のハロゲン化銀lモルあたり、下記の薬品を添加し
て塗布量とした。
て塗布量とした。
【0045】 ・2.6−ビス(ヒドロキシアミノ)−4−ジエチルアミノ―1.3,5−ト リアジン 72mg ・ゼラチン ・トリメチロールプロパン 9g ・デキストラン(平均分子量3.9万) 18.5g ・ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(平均分子量60万) 1.8g ・硬膜剤1.2ービス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタン 膨潤率が225%になるように添加量を調整
【0046】
【化2】
【0047】表面保護層塗布の調製 表面保護層は各成分が下記の塗布量となるように調製準
備した。
備した。
【0048】 c.表面保護層の内容 塗布量 ・ゼラチン 0.8g/m2 ・ポリアクセリル酸ナトリウム(平均分子量40万) 0.023
【0049】
【化3】
【0050】 ・ポリメチルメタク夕レート(平均粒径3.7μm) 0.087 ・プロキセル 0.0005 〔NaΟHでpH6.4に調整) 支持体の調製 (1)下塗層用染料D−1の調製 下記の染料を特開昭63−197943号に記載の方法
でボールミル処理した。
でボールミル処理した。
【0051】
【化4】
【0052】水434mlおよびTriton−X−2
00(登録商標)界面活性剤TX−200(登録商標)
の6.7%水溶液791mlとを2lのボ一ルミルに入
れた。染料20gをこの溶液に添加した。酸化ジルコニ
ウム(ZrO)のピース400ml(2mm径)を添加
し、内容物を4日間粉砕した。この後、12.5%ゼラ
チン160gを添加した。脱泡したのち濾過によりZr
Οピースを除去した。得られた染料分散物を観察したと
ころ、粉砕された染料の粒径は直径0.05〜1.15
μmにかけての広い分布を有していて、平均粒径は0.
37μmであった。
00(登録商標)界面活性剤TX−200(登録商標)
の6.7%水溶液791mlとを2lのボ一ルミルに入
れた。染料20gをこの溶液に添加した。酸化ジルコニ
ウム(ZrO)のピース400ml(2mm径)を添加
し、内容物を4日間粉砕した。この後、12.5%ゼラ
チン160gを添加した。脱泡したのち濾過によりZr
Οピースを除去した。得られた染料分散物を観察したと
ころ、粉砕された染料の粒径は直径0.05〜1.15
μmにかけての広い分布を有していて、平均粒径は0.
37μmであった。
【0053】さらに、遠心分離操作を行うことで0.9
μm以上の大きさの染料粒子を除去した。こうして、染
料分散物D−1を得た。
μm以上の大きさの染料粒子を除去した。こうして、染
料分散物D−1を得た。
【0054】(2)支持体の調製 二軸延伸された厚さ183μmのポリエチレンテレフタ
レートフィルム上にコロナ放電処理をおこない、下記の
組成よりなる第1下塗液を塗布量が5.1cc/m2
となるようにワイヤーバーコーターにより塗布し、17
5℃にて1分間乾燥した。
レートフィルム上にコロナ放電処理をおこない、下記の
組成よりなる第1下塗液を塗布量が5.1cc/m2
となるようにワイヤーバーコーターにより塗布し、17
5℃にて1分間乾燥した。
【0055】次に、反対面にも同様にして第1下塗層を
設けた。使用したポリエチレンテレフ夕レートには下記
構造の染料が0.04wt%含有されているものを用い
た。
設けた。使用したポリエチレンテレフ夕レートには下記
構造の染料が0.04wt%含有されているものを用い
た。
【0056】
【化5】
【0057】 ブタジエンースチレン共重合体ラテックス溶液 (固型分40%ブタジエン/スチレン重量比31/69 79cc 2.4―ジクロロ−6−ヒドロキシ−S−トリアジンナトリウム塩4%溶液 20.5cc 蒸溜水 900.5cc *ラテックス溶液中には、乳化分散剤として
【0058】
【化6】
【0059】をラテックス固型分に対し0.4wt%含
有する。
有する。
【0060】上記の両面の第1下塗層上に下記の組成か
らなる第2の下塗液を塗布量が下記に記載の量となるよ
うに片面ずつ、両面にワイヤー・バーコー夕ー方式によ
り150℃で塗布・乾燥した。
らなる第2の下塗液を塗布量が下記に記載の量となるよ
うに片面ずつ、両面にワイヤー・バーコー夕ー方式によ
り150℃で塗布・乾燥した。
【0061】 ・ゼラチン l60mg/m2 ・染料分散物D−1(染料固型分として26mg/m2)
【0062】
【化7】
【0063】・マット剤 平均粒径2.5μmのポリメ
チルメクタリレート2.5mg/m2 写真材料の調製 前記の透明支持体上に、乳剤層と表面保護層を同時押し
出し法により両面に塗布した。片面当たりの塗布銀量は
1.7g/m2になった。こうして写真材料1を得た。
チルメクタリレート2.5mg/m2 写真材料の調製 前記の透明支持体上に、乳剤層と表面保護層を同時押し
出し法により両面に塗布した。片面当たりの塗布銀量は
1.7g/m2になった。こうして写真材料1を得た。
【0064】この写真材料を25℃60%RH条件下で
7日経時した時点で親水性コロイド層の膨潤率を測定し
た。乾膜厚(a)は、切片の走査型電子顕微鏡により求
めた。膨潤膜層(b)は、写真材料を21℃の蒸留水に
3分間浸潰した状態を液体窒素により凍結乾燥したのち
走査型電子顕微鏡で観察することで求めた。
7日経時した時点で親水性コロイド層の膨潤率を測定し
た。乾膜厚(a)は、切片の走査型電子顕微鏡により求
めた。膨潤膜層(b)は、写真材料を21℃の蒸留水に
3分間浸潰した状態を液体窒素により凍結乾燥したのち
走査型電子顕微鏡で観察することで求めた。
【0065】膨潤率を
【0066】
【式1】
【0067】
【0068】で求めると、この写真材料については22
5%となった。 写真性能の評価 写真材料の試料を富士フィルム(株)製のXレイオルソ
スクリーンHR−4を使用して両側から0.05秒の露
光後を与え、感度の評価を行った。露光後、図1の自動
現像機に以下の液を入れて処理をし、乾燥ムラのテスト
と乾燥性の評価をした。 〈現像液濃縮液〉 水酸化カリウム 56.6g 亜硫酸ナトリウム 200g ジエチレントリアミソン五酢酸 6.7g 炭酸カリ 16.7g ホウ酸 10g ヒドロキノン 83.3g ジエチレングリコール 40g 4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−フェニル−3−ピラゾリドン 22.0g 5−メチルベンゾトリアゾール 2g 水で1lとする(рH10.60に調製する)。 〈定着液濃縮液〉 チオ硫酸アンモニウム 560g 亜硫酸ナトリウム 60g エチレンジアミン四酢酸・ ニナトリウム・二水塩 0.10g 水酸化ナトリウム 24g 水で1lとする(酢酸でpH5.10に調製する)。
5%となった。 写真性能の評価 写真材料の試料を富士フィルム(株)製のXレイオルソ
スクリーンHR−4を使用して両側から0.05秒の露
光後を与え、感度の評価を行った。露光後、図1の自動
現像機に以下の液を入れて処理をし、乾燥ムラのテスト
と乾燥性の評価をした。 〈現像液濃縮液〉 水酸化カリウム 56.6g 亜硫酸ナトリウム 200g ジエチレントリアミソン五酢酸 6.7g 炭酸カリ 16.7g ホウ酸 10g ヒドロキノン 83.3g ジエチレングリコール 40g 4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−フェニル−3−ピラゾリドン 22.0g 5−メチルベンゾトリアゾール 2g 水で1lとする(рH10.60に調製する)。 〈定着液濃縮液〉 チオ硫酸アンモニウム 560g 亜硫酸ナトリウム 60g エチレンジアミン四酢酸・ ニナトリウム・二水塩 0.10g 水酸化ナトリウム 24g 水で1lとする(酢酸でpH5.10に調製する)。
【0069】現像処理を開始するときには、自動現像液
の各タンクに以下の処理液を満たした。
の各タンクに以下の処理液を満たした。
【0070】現像タンク:上記現像液濃縮液333m
l、水667mlおよび臭化カリウム2gと酢酸1.8
gとを含むスターター10mlを加えてpHを10.2
5とした。
l、水667mlおよび臭化カリウム2gと酢酸1.8
gとを含むスターター10mlを加えてpHを10.2
5とした。
【0071】定着タンク:上記定着液濃縮液250ml
及び水750mlとした。
及び水750mlとした。
【0072】乾燥から乾燥の処理時間を30秒とした。
水洗水は1分間に3lの割合で写真フィルムが通過して
いる間だけ流し、それ以外の時間は停止した。現像液お
よび定着液の補充および処理温度は、表1とした。
水洗水は1分間に3lの割合で写真フィルムが通過して
いる間だけ流し、それ以外の時間は停止した。現像液お
よび定着液の補充および処理温度は、表1とした。
【0073】
【表1】
【0074】[実施例1]前記の条件で調整した写真フ
ィルムおよび現像、定着液着用いてSRX−502(コ
ニカ株式会社製)の自動現像機で乾燥送風温度:50
℃、相対湿度:25%の条件で表2のタイプのノズルで
全体開口面積を一定にして1つの開口面積(S)を変化
させて乾燥性の評価を行ない、ノズル1、ノズル2では
乾燥しない条件でノズル3、ノズル4では乾燥させるこ
とができた。その評価を表2に示す。
ィルムおよび現像、定着液着用いてSRX−502(コ
ニカ株式会社製)の自動現像機で乾燥送風温度:50
℃、相対湿度:25%の条件で表2のタイプのノズルで
全体開口面積を一定にして1つの開口面積(S)を変化
させて乾燥性の評価を行ない、ノズル1、ノズル2では
乾燥しない条件でノズル3、ノズル4では乾燥させるこ
とができた。その評価を表2に示す。
【0075】表2において、ノズル1は、図7に示す温
風吹き出しノズル100であり、ノズル2は図3及び図
4(a)に示す温風吹き出しノズル22で、円形平板パ
ンチ板で形成され、送風口23aの孔径は1.5mmで
ある。
風吹き出しノズル100であり、ノズル2は図3及び図
4(a)に示す温風吹き出しノズル22で、円形平板パ
ンチ板で形成され、送風口23aの孔径は1.5mmで
ある。
【0076】乾燥性評価 出口含水量は、水分重量/固形分の重量*100を四つ
切りフィルム(24.5(cm)*30.5(cm))
両面での重量で表現した。
切りフィルム(24.5(cm)*30.5(cm))
両面での重量で表現した。
【0077】 ○出口含水量O.2(g/四切り)以下 Δ出口含水量0.2(g/四切り)以上 幅手均一性評価 風速計(KANOMAX社製system7000熱線
流速計)を用いて風速を測定した。
流速計)を用いて風速を測定した。
【0078】 ○風速振れ幅1O%以内 △風速振れ幅20%以内 ×風速振れ幅20%以上
【0079】
【表2】
【0080】[実施例2]前記の条件で調整した写真フ
ィルム及び、現像、定着液を用いてSRX−502(コ
ニカ株式会社製)の自動現像機で乾燥送風温度:5O
℃、相対湿度:25%の条件で表3のタイプのノズルで
全体開口面積をー定にして1つの開口面積(S)を変化
させて乾燥性の評価を行ない、ノズル1では乾燥しない
条件でノズル2、ノズル3、ノズル4では乾燥させるこ
とができた。また、幅手風速分布も均一となった。
ィルム及び、現像、定着液を用いてSRX−502(コ
ニカ株式会社製)の自動現像機で乾燥送風温度:5O
℃、相対湿度:25%の条件で表3のタイプのノズルで
全体開口面積をー定にして1つの開口面積(S)を変化
させて乾燥性の評価を行ない、ノズル1では乾燥しない
条件でノズル2、ノズル3、ノズル4では乾燥させるこ
とができた。また、幅手風速分布も均一となった。
【0081】表3において、ノズル1は、図7に示す温
風吹き出しノズル100であり、ノズル2は図3及び図
4(a)に示す温風吹き出しノズル22で、円形平板パ
ンチ板で形成され、ノズル3は図3及び図4(b)に示
す温風吹き出しノズル22で、楕円平板パンチ板で形成
され、ノズル4は、図6に示す温風吹き出しノズル22
で、円形折り曲げパンチ板で形成されたものである。
風吹き出しノズル100であり、ノズル2は図3及び図
4(a)に示す温風吹き出しノズル22で、円形平板パ
ンチ板で形成され、ノズル3は図3及び図4(b)に示
す温風吹き出しノズル22で、楕円平板パンチ板で形成
され、ノズル4は、図6に示す温風吹き出しノズル22
で、円形折り曲げパンチ板で形成されたものである。
【0082】
【表3】
【0083】[実施例3]前記の条件で調整した写真フ
ィルム及び、現像、定着液を用いてSRX−502(コ
ニカ株式会社製)の自動現像機で乾燥送風温度:50
℃、相対湿度:25%の条件で、図2及び図3のタイプ
のノズルで、送風口23aと対向する写真フィルムとの
間隔が5mmの条件で、ノズルの全体開口面積をー定に
して開口面積(S)を変化させて乾燥性の評価を行なっ
た。その結果を表4に示す。開口面積が小さいと乾燥性
は悪く、逆に開口面積が大きい場合も乾燥性は悪化す
る。
ィルム及び、現像、定着液を用いてSRX−502(コ
ニカ株式会社製)の自動現像機で乾燥送風温度:50
℃、相対湿度:25%の条件で、図2及び図3のタイプ
のノズルで、送風口23aと対向する写真フィルムとの
間隔が5mmの条件で、ノズルの全体開口面積をー定に
して開口面積(S)を変化させて乾燥性の評価を行なっ
た。その結果を表4に示す。開口面積が小さいと乾燥性
は悪く、逆に開口面積が大きい場合も乾燥性は悪化す
る。
【0084】
【表4】
【0085】[実施例4]前記の条件で調整した写真フ
ィルム及び、現像、定着液を用いてSRX−502(コ
ニカ株式会社製)の自動現像機で乾燥送風温度:50
℃、相対湿度:25%の条件で、図2乃至図4の夕イプ
のノズルで、全体開口面積をー定にして、Ь、a/b、
Sを変化させて乾燥性の評価を行なった。その結果を表
5に示す。
ィルム及び、現像、定着液を用いてSRX−502(コ
ニカ株式会社製)の自動現像機で乾燥送風温度:50
℃、相対湿度:25%の条件で、図2乃至図4の夕イプ
のノズルで、全体開口面積をー定にして、Ь、a/b、
Sを変化させて乾燥性の評価を行なった。その結果を表
5に示す。
【0086】а/bの値が小さいと乾燥性が悪く、a/
bの値が大きいと幅手均一性が悪化する。Sの範囲と組
み合わせた時、0.2≦a/b≦1.0かつπb≦S≦
πb/4が良好であった。
bの値が大きいと幅手均一性が悪化する。Sの範囲と組
み合わせた時、0.2≦a/b≦1.0かつπb≦S≦
πb/4が良好であった。
【0087】
【表5】
【0088】
【発明の効果】前記したように、請求項1に記載の発明
は、支持体に対して空気を吹き出す送風口を所定数設け
た送風パネルを有し、送風パネルの搬送方向の長さLが
4mm以上であるから、同風量で従来のスリットノズル
より高い伝熱係数を得ることができ、また幅手方向の乾
燥ムラも低減できる。
は、支持体に対して空気を吹き出す送風口を所定数設け
た送風パネルを有し、送風パネルの搬送方向の長さLが
4mm以上であるから、同風量で従来のスリットノズル
より高い伝熱係数を得ることができ、また幅手方向の乾
燥ムラも低減できる。
【0089】請求項2に記載の発明は、送風パネルが多
孔板であるから、簡単な構造で従来のスリットノズルよ
り高い伝熱係数を得ることができる。
孔板であるから、簡単な構造で従来のスリットノズルよ
り高い伝熱係数を得ることができる。
【0090】請求項3に記載の発明は、送風パネルが多
孔板であり、搬送方向に対して直交する方向の単位長さ
当たり風量と、送風口の開口面積とを規定することで、
同風量で従来のスリットノズルより高い伝熱係数を得る
ことができ、また幅手方向の乾燥ムラも低減できる。
孔板であり、搬送方向に対して直交する方向の単位長さ
当たり風量と、送風口の開口面積とを規定することで、
同風量で従来のスリットノズルより高い伝熱係数を得る
ことができ、また幅手方向の乾燥ムラも低減できる。
【0091】請求項4に記載の発明は、所定個数の送風
口と、送風口の開口面積とを、少なくとも、所定の条件
を満たすように規定することで、同風量で従来のスリッ
トノズルより高い伝熱係数を得ることができ、また幅手
方向の乾燥ムラも低減できる。
口と、送風口の開口面積とを、少なくとも、所定の条件
を満たすように規定することで、同風量で従来のスリッ
トノズルより高い伝熱係数を得ることができ、また幅手
方向の乾燥ムラも低減できる。
【0092】請求項5に記載の発明は、所定個数の送風
口が、少なくとも、所定の条件を満たすように配置した
から、同風量で従来のスリットノズルより高い伝熱係数
を得ることができ、また幅手方向の乾燥ムラも低減でき
る。
口が、少なくとも、所定の条件を満たすように配置した
から、同風量で従来のスリットノズルより高い伝熱係数
を得ることができ、また幅手方向の乾燥ムラも低減でき
る。
【0093】請求項6に記載の発明は、支持体の搬送方
向と直交する方向から見て、送風パネルと支持体とのな
す角度θが、所定の条件を満たすから、同風量で従来の
スリットノズルより高い伝熱係数を得ることができ、ま
た幅手方向の乾燥ムラも低減できる。
向と直交する方向から見て、送風パネルと支持体とのな
す角度θが、所定の条件を満たすから、同風量で従来の
スリットノズルより高い伝熱係数を得ることができ、ま
た幅手方向の乾燥ムラも低減できる。
【図1】乾燥装置を備える自動現像機の概略図である。
【図2】乾燥装置の一部の概略図である。
【図3】温風吹き出しノズルの斜視図である。
【図4】送風パネルの送風口の形状と配置を示す図であ
る。
る。
【図5】乾燥装置の他の実施例の一部の概略図である。
【図6】乾燥装置の他の実施例の一部の概略図である。
【図7】従来のスリットタイプの温風吹き出しノズルを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
10 乾燥装置 21 搬送ローラ 23 送風パネル 23a 送風口 A 搬送手段 B 送風手段
Claims (6)
- 【請求項1】少なくとも片面に液体を含む支持体あるい
は液体を含む層が塗布された支持体を両面にある複数の
ロ−ラによって搬送しつつ、前記支持体を乾燥する乾燥
装置において、前記支持体の搬送経路に沿って設けられ
ており、前記支持体に対して空気を吹き出す送風口を所
定数設けた送風パネルを有する所定の送風手段と、前記
支持体を搬送する搬送手段である搬送ローラとを有し、
前記送風パネルの搬送方向の長さLが4mm以上である
ことを特徴とする乾燥装置。 - 【請求項2】前記送風パネルが多孔板であることを特徴
とする請求項1に記載の乾燥装置。 - 【請求項3】前記送風パネルが多孔板であり、搬送方向
に対して直交する方向の単位長さ当たり風量が8から1
4CMMであり、前記送風口は少なくとも開口面積が1
mm2以上13mm2以下であることを特徴とする請求項
1に記載の乾燥装置。 - 【請求項4】前記送風パネルにおいて、前記所定個数の
送風口は、少なくとも、以下の式1と2との両方の条件
を満たすように配置されていることを特徴とする請求項
l乃至請求項3に記載の乾燥装置。 (式l)0.2≦a/b≦1.0 (式2)(π・b2)/144≦S≦(π・b2)/4 ただし、aは互いに隣接した送風口同士の搬送方向の間
隔 bは互いに隣接した送風口同士の搬送方向に対して直交
する方向の間隔 Sは送風口の開口面積 πは円周率 を示す。 - 【請求項5】前記所定個数の送風口は、少なくとも、以
下の式3の条件を満たすように配置されていることを特
徴とする前記請求項l乃至請求項4に記載の乾燥装置。 ただし、gは送風口と対向する支持体との間隔 Sは送風口の開口面積 πは円周率 を示す。 - 【請求項6】前記支持体の搬送方向と直交する方向から
見て、前記送風パネルと前記支持体とのなす角度θが、
次の式(4)を満たすことを特徴とする請求項1乃至請
求項5に記載の乾燥装置。 (式4)0°≦θ≦30゜
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26378195A JPH09113138A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26378195A JPH09113138A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09113138A true JPH09113138A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17394189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26378195A Pending JPH09113138A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09113138A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006300409A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Kyowa Kako Kk | 乾燥装置 |
JP2012211731A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Toray Ind Inc | 幅可変ノズルおよびそれを用いたテンターオーブン |
-
1995
- 1995-10-12 JP JP26378195A patent/JPH09113138A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006300409A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Kyowa Kako Kk | 乾燥装置 |
US7788822B2 (en) | 2005-04-20 | 2010-09-07 | Kyowa Kako Co., Ltd. | Drying apparatus |
JP4647378B2 (ja) * | 2005-04-20 | 2011-03-09 | 協和化工株式会社 | 乾燥装置 |
JP2012211731A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Toray Ind Inc | 幅可変ノズルおよびそれを用いたテンターオーブン |
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