JPH09112393A - 自動車用エンジンの遠隔始動装置 - Google Patents

自動車用エンジンの遠隔始動装置

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JPH09112393A
JPH09112393A JP29205295A JP29205295A JPH09112393A JP H09112393 A JPH09112393 A JP H09112393A JP 29205295 A JP29205295 A JP 29205295A JP 29205295 A JP29205295 A JP 29205295A JP H09112393 A JPH09112393 A JP H09112393A
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JP29205295A
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Chieri Nakamura
千恵里 中村
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Sanyo Tecnica Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Tecnica Co Ltd
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Publication of JPH09112393A publication Critical patent/JPH09112393A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 待機電流によってバッテリーの過放電を引き
起こすことのない自動車エンジンの遠隔始動装置を提供
すること。 【解決手段】 エンジンの始動を指示するための無線信
号を発生する送信機1と、送信機1からの無線信号を受
信する受信機2と、受信機2が受信信号を受けた場合に
始動指令信号を出力すると共に、始動指令信号に基づい
てエンジンを始動させる始動装置3とが備えられ、前記
受信機2にはバッテリー5より電流遮断スイッチ4を介
して待機電流が供給される。電流遮断スイッチ4は、自
動車の不使用の経過時間を計測して所定の経過時間に達
した時に、制御信号を発生するタイマー7により解放さ
れるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車場またはその
他の屋外に置かれた自動車のエンジンを、例えば屋内か
ら始動させることができるようにした自動車用エンジン
の遠隔始動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】駐車場またはその他の屋外に置かれた自
動車のエンジンを、屋内から始動できるようにした自動
車用エンジンの遠隔始動装置が知られている。この遠隔
始動装置は、今日、自動車に容易に取付けることができ
るように、アダプタ形式を採用した商品が販売されてお
り、特に冬季等の寒冷時においては重宝に利用されてい
る。
【0003】そして、前記遠隔始動装置を利用して自動
車のエンジンを始動する場合には、持ち運び可能な送信
機を操作することにより、エンジンを始動する無線信号
を発生させる。この無線信号は、自動車側に設けられた
受信機により受信されて制御器に送られる。前記制御器
は、受信機が前記送信機からの無線信号を受け、且つ安
全等の条件が満たされた場合にのみ指令信号を出力す
る。そしてこの指令信号に基づいて、自動車の始動装置
を構成するイグニッションスイッチが閉じられ、セルモ
ータが駆動されて、エンジンが始動される。
【0004】ところで、この種の自動車用エンジンの遠
隔始動装置においては、受信機および制御器は、何時送
信機側からエンジンを始動すべき無線信号が送られてき
た場合であっても、この無線信号を受信し、エンジンを
始動できるように待機状態となしておく必要がある。そ
して、かかる待機状態においては若干とは言え、自動車
用バッテリーより電流を消費することは避けられない。
【0005】このために、長期間にわたって自動車を使
用せず、バッテリーへの充電が行われない場合には、こ
のバッテリーが放電し切って(いわゆるバッテリー上り
となって)エンジンの始動が行えなくなる恐れが生ず
る。そこで、この様なバッテリー上りとなるのを防止す
るために、例えば特開平5−157030号公報、特開
平6−137236号公報に示されたような自動車用エ
ンジンの遠隔始動装置が提案されている。
【0006】すなわち、前者の特開平5−157030
号公報には、受信機が無線信号を受信せず、且つイグニ
ッションスイッチが操作されないまま例えば15日間経
過した場合には、消費電流の多い待機モードから消費電
流が少ない節電モードに切り替えられるようにされた遠
隔始動装置が開示されている。また後者の特開平6−1
37236号公報には、受信機内に定期的に電源供給を
可能とさせたサンプリング電源供給手段を具備させて、
常時バッテリーから受信機に対して電流が供給されるの
を抑制させるようにされた遠隔始動装置が開示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の遠隔
始動装置においては、自動車の使用後の所定時間経過後
においては、受信機に対する消費電流が少ない節電モー
ドに切り替えられるようにされているものの、その後に
おいても僅かではあるがバッテリーより所定の電流を供
給せざるを得ないものである。また後者の遠隔始動装置
であっても、サンプリング電源供給手段を備えて受信機
に対して間欠的に電源供給を行わせるようにしているも
のの、引き続きバッテリーより所定の電流を供給せざる
を得ないものである。従って前記した遠隔始動装置を利
用した場合、特に冬季のようにバッテリーの能力が低下
している時期や、あるいは長期間にわたり自動車が使用
されない状況では、僅かな消費電流であっても、バッテ
リーの過放電を引き起こし、エンジンの始動を不可能と
する最悪な事態を迎える可能性を有している。
【0008】本発明は、このような従来のものの技術的
課題に着目してなされたものであり、エンジンの始動を
不可能とするような最悪な事態を迎える可能性をより少
なくすることができる自動車用エンジンの遠隔始動装置
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明に係る自動車用エンジンの遠隔始
動装置は、エンジンの始動を指示するための無線信号を
発生する送信機と、前記送信機からの無線信号を受信す
る受信機と、前記受信機が受信信号を受けた場合に始動
指令信号を出力すると共に、始動指令信号に基づいてエ
ンジンを始動させる始動装置とを備えた自動車エンジン
の遠隔始動装置であって、前記受信機に対して駆動電流
を供給する前記自動車に搭載されたバッテリーと、前記
バッテリーと受信機との間に介在された電流遮断スイッ
チと、前記自動車の不使用の経過時間を計測して所定の
経過時間に達した時に、前記電流遮断スイッチを解放さ
せるための制御信号を発生するタイマーとがさらに具備
され、前記自動車の不使用が所定時間を経過した場合
に、前記受信機に対するバッテリーからの供給電流を遮
断させるように構成される。
【0010】この場合、前記タイマーに対する駆動電流
は、前記電流遮断スイッチを介してバッテリーより得る
ように構成されることが望ましく、また前記タイマーに
よって計測される前記所定の経過時間は、調整可能に構
成され、その所定の経過時間は、例えば2段階に調整可
能に構成される。
【0011】また本発明に係る自動車用エンジンの遠隔
始動装置は、エンジンの始動を指示するための無線信号
を発生する送信機と、前記送信機からの無線信号を受信
する受信機と、前記受信機が受信信号を受けた場合に始
動指令信号を出力すると共に、始動指令信号に基づいて
エンジンを始動させる始動装置とを備えた自動車エンジ
ンの遠隔始動装置であって、前記受信機に対して駆動電
流を供給する前記自動車に搭載されたバッテリーと、前
記バッテリーと受信機との間に介在された電流遮断スイ
ッチと、前記バッテリーの端子電圧を監視して端子電圧
が所定以下となったときに前記電流遮断スイッチを解放
させるための制御信号を発生する電圧監視手段とがさら
に具備され、前記バッテリーの端子電圧が所定以下とな
ったときに、前記受信機に対するバッテリーからの供給
電流を遮断させるように構成される。
【0012】この場合、前記電圧監視手段は、前記電流
遮断スイッチを介してバッテリーに接続されるように構
成されことが望ましく、また前記始動装置も、前記電流
遮断スイッチを介してバッテリーに接続されるように構
成されていることが望ましい。
【0013】そして、前記電流遮断スイッチが解放状態
とされたときに、制御信号を送信する第2送信機が前記
自動車側にさらに設けられ、一方前記送信機側には送信
機の筐体面に表示手段が配置され、前記第2送信機から
の制御情報を受信したときに、前記送信機側に配置され
た表示手段を駆動させるように構成される。
【0014】さらに前記送信機側には、送信機の筐体面
に配置された表示手段と、自動車の不使用状態が所定時
間に達したか否かを判断する経過時間判断回路とが具備
され、前記経過時間判断回路が所定時間に達したと判断
した場合に、前記表示手段を駆動させるように構成され
るようにしてもよい。
【0015】さらにまた、前記送信機側には、送信機の
送信回路に対する電源の投入を制御するパワースイッチ
と、送信機の筐体面に配置された表示手段と、自動車の
不使用状態が所定時間に達したか否かを判断する経過時
間判断回路とが具備され、前記経過時間判断回路が所定
時間に達したと判断した場合であって、且つ前記パワー
スイッチが前記送信機の送信回路に対して電源を投入す
るオン状態と成された場合において、前記表示手段を駆
動させるように構成してもよい。
【0016】以上のように構成された自動車用エンジン
の遠隔始動装置によると、自動車使用後の所定時間経過
後においては、待機状態において電流を消費する受信
機、タイマー、始動装置等に対する電流供給が遮断され
るため、バッテリーを過放電とする可能性を少なくする
ことができる。またこの状態においては、送信機に設け
られた表示手段が表示駆動されるため、遠隔操作によっ
てエンジンを始動させることが不可能であることを事前
に知ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動車用エン
ジンの遠隔始動装置を図に示す実施例に基づいて説明す
る。図1はその第1の実施例をブロック図によって示し
たものである。図1において、自動車エンジン(図示せ
ず)の始動を指示するための無線信号を発生する送信機
1には送信用アンテナ1aが取り付けられており、この
送信用アンテナ1aにより発信された前記送信機1から
の無線信号を受信する自動車側に設置された受信機2に
も受信用アンテナ2aが取り付けられている。
【0018】前記受信機2には、該受信機2が受信信号
を受けた場合に、始動指令信号を出力すると共に、始動
指令信号に基づいて自動車のエンジンを始動させる始動
装置3が接続されている。そして前記受信機2および始
動装置3のそれぞれは、電流遮断スイッチ4を介して前
記自動車に搭載されたバッテリー5より駆動電流が供給
されるように構成されている。
【0019】一方、前記バッテリー5にはアクセサリス
イッチ回路6を介してタイマー7が接続されており、こ
のタイマー7は前記アクセサリスイッチ回路6がオフ状
態とされてバッテリー5からの供給電圧が停止された場
合に、自動車が不使用状態となったものと判断して自動
車の不使用の経過時間を計測するものである。そしてタ
イマー7は自動車の不使用の経過時間が所定時間に達し
た時に、前記電流遮断スイッチ4を解放させて前記受信
機2および始動装置3に対するバッテリー5からの供給
電流を遮断させるように構成されている。
【0020】なお、前記タイマー7に対する駆動電流
も、前記電流遮断スイッチ4を介してバッテリー5より
得るように構成されており、これにより電流遮断スイッ
チ4の解放により同時に駆動電流が遮断されるように成
される。
【0021】前記タイマー7によって計測される前記所
定の経過時間は、調整可能になされている。例えばタイ
マー回路7aに対して一端が接続された抵抗器7bおよ
び7cの他端を択一的にアースラインに接続する切り替
えスイッチ7dの選択により、2段階に調整可能になさ
れており、例えば7b側が長期、7c側が短期となるよ
うに構成されている。また択一的に2段階に調整せず
に、ポテンションメータを用いて無段階に調整できるよ
うにしてもよい。
【0022】以上の構成において、遠隔始動装置の通常
の使用状態においては、自動車側に設置された受信機
2、始動装置3およびタイマー7には、電流遮断スイッ
チ4を介して待機電流が流され、受信機2は受信可能状
態になされている。ここで、前記送信機1より自動車エ
ンジンの始動を指示するための信号を発生させると、ア
ンテナ1aよりエンジンの始動を指示するための無線信
号が発信される。一方、待機状態の受信機2は、これを
アンテナ2aにより受信して受信機2内において復調し
て始動指令信号を発生し、この始動指令信号を始動装置
3に供給する。
【0023】始動装置3には、図示しないが周知のイグ
ニッションリレー、スタータリレー等のリレーコイルに
対して駆動信号を供給する駆動回路が内蔵されており、
始動指令信号を受けた始動装置3は前記各リレーコイル
に対して駆動信号を供給し、自動車エンジンの始動が行
われる。
【0024】ここで、自動車の使用を停止しイグニッシ
ョンキーを抜くと、前記バッテリー5よりアクセサリス
イッチ回路6を介してタイマー7に供給されていたバッ
テリー5の端子電圧の供給が停止される。タイマー7に
対するバッテリー5の端子電圧の供給が停止されると、
タイマー7は電流遮断スイッチ4を介して得られるバッ
テリー5からの駆動電流を受けて経過時間の計測を開始
する。
【0025】前記タイマー7には前記したとおり、切り
替えスイッチ7dが設けられており、この切り替えスイ
ッチ7dの選択により設定された所定の経過時間に達し
た時に前記電流遮断スイッチ4が解放されるようになさ
れる。従って前記受信機2、始動装置3、タイマー7等
に対する待機状態において要するバッテリー5からの供
給電流は停止されることになる。
【0026】よって所定時間以上にわたり自動車を使用
しない場合においては、待機状態に要するバッテリー5
からの供給電流を停止し、バッテリー5の過放電を防止
することができる。なお前記タイマー7に設けられた切
り替えスイッチ7dにおいて、前記7b側の長期は外気
温が高く、バッテリーの能力が高い夏期において選択
し、また7c側の短期はバッテリーの能力が低くなる冬
季において選択するようになされる。または同一季節に
おいても、バッテリー5が新品であるうちは7b側の長
期に、またバッテリー5が多少古くなった場合には7c
側の短期に設定することで、バッテリー5の能力を有効
に利用し、しかも過放電を防止させることができる。
【0027】次に図1において破線で示すように、前記
送信機1に対して一体に第2受信機1bが取り付けら
れ、また前記受信機2に対して第2送信機2bが設けら
れる場合がある。そして受信機2に対して一体に設けら
れた第2送信機2bには、前記電流遮断スイッチ4が解
放状態とされる直前に、タイマー7より制御信号が供給
されるように構成され、第2送信機2bはこれを受けて
受信用アンテナ2aを送信用アンテナとして利用して制
御情報を無線により送信するように構成されている。
【0028】一方、第2受信機1bが一体に取り付けら
れた送信機1は、例えば図2に示すように構成されてい
る。即ち、送信機1には駆動用の電池1cが内蔵され、
この電池1cに対して直列にパワースイッチ1dが接続
されると共に、パワースイッチ1dを介してアンテナ1
aへの無線信号が出力される送信回路1eが接続されて
いる。また送信機1の筐体面には表示手段としてのLE
D1fが配置されており、このLED1fには駆動スイ
ッチ1gを介して内臓電池1cより駆動電流が供給され
るように構成されている。そして前記第2受信機1bに
は、受信用に利用されるアンテナ1aより得られる無線
信号を復調する復調回路1hが備えられ、この復調回路
1hによって信号が得られた場合に前記駆動スイッチ1
gをオン状態に切り替えてスイッチ1gを自己保持させ
るように構成されている。
【0029】以上の構成により、自動車に備えられたバ
ッテリー5の過放電を防止するために、タイマー7によ
り前記電流遮断スイッチ4が解放状態に成される直前
に、タイマー7より第2送信機2bに対して制御信号が
供給される。これに伴って第2送信機2bは制御情報を
アンテナ2aに対して送出し、アンテナ2aはこの制御
情報を無線により送信する。前記無線による制御情報
は、アンテナ1aにより受信され、図2に示すように第
2受信機1bは復調回路1hにおいてこれを復調する。
そして復調回路1hからの復調出力により駆動スイッチ
1gをオン状態に切り替えてスイッチ1gを自己保持さ
せる。従って、送信機1におけるLED等の表示手段1
fは点灯状態に駆動され、たとえ送信機1より、自動車
エンジンを始動させるための遠隔信号を送信しても自動
車エンジンは始動できないことを知らせることができ
る。
【0030】次に図3に示した例は、前記第2受信機1
bおよび第2送信機2bを備えることなく、遠隔操作に
より自動車エンジンは始動できない旨を送信機1におけ
るLED等の表示手段1fを点灯させることで報知でき
るようにした例を示している。なお図3において、前記
した図2と同一符号部分は同一または相当部分を示して
おり、従ってその説明は省略する。この図3に示す例に
おいては、内蔵電池1cに対して経過時間判断回路1j
が接続されており、この経過時間判断回路1jには、経
過時間を初期値に設定するリセットトリガー釦1kが接
続されている。そして経過時間判断回路1jからは駆動
スイッチ1gに対して駆動制御信号が供給されるように
成され、駆動制御信号が供給された場合に駆動スイッチ
1gがオン状態となるように構成されている。従って自
動車の使用を停止した時に、前記リセットトリガー釦1
kを操作すると、経過時間判断回路1jはこの時点より
経過時間をカウントアップし、図1に示すタイマー7に
おける切り替えスイッチ7dにより設定された所定の時
間が経過した場合に、駆動制御信号を駆動スイッチ1g
に対して供給するようにされる。よって、駆動スイッチ
1gがオン状態に成され、これに伴いLED等の表示手
段1fが点灯され、遠隔操作により自動車エンジンは始
動できないことが認識できる。この図3に示した例は第
2受信機1bおよび第2送信機2bを備える必要がな
く、従って構成が簡略化できる。
【0031】さらに図4に示した例は、図3に示した例
に対してLED等の表示手段の点灯による内蔵電池1c
の消耗をより少なくさせるようにしたものであり、前記
した図3と同一符号部分は同一または相当部分を示して
おり、従ってその説明は省略する。この図4に示す例
は、経過時間判断回路1jから供給される駆動制御信号
をメモリ1mに取り込み、メモリ1mからの二値情報を
ANDゲート1nの一方の入力端に供給するように構成
されている。そして前記ANDゲート1nの他方の入力
端は、パワースイッチ1dを介して内蔵電池1cに接続
されている。従って、前記経過時間判断回路1jが所定
時間に達したと判断した場合であって、且つ前記パワー
スイッチ1dが前記送信機1の送信回路に対して電源を
投入するオン状態となされた場合において、前記LED
等の表示手段1fが点灯され、遠隔操作により自動車エ
ンジンは始動できないことが認識できる。この図4に示
す例の場合には、送信機1のパワースイッチ1dをオン
させた場合にLED等の表示手段1fを点灯させるよう
に成されるので、図2または図3に示した例に比較し
て、LED等の表示手段1fの常時点灯による内蔵電池
の消耗を低減させることが可能である。
【0032】図5は本発明に係る自動車用エンジンの遠
隔始動装置の他の実施例をブロック図により示したもの
である。なお図5において前記図1と同一符号部分は同
一または相当部分を示しており、従ってその説明は省略
する。この図5に示す例は、図1に示す実施例における
アクセサリスイッチ回路6およびタイマー7に代えて電
圧監視手段8を用いた点に相違がある。
【0033】即ち、電圧監視手段8は電流遮断スイッチ
4を介してバッテリー5に接続されており、バッテリー
5の供給電圧を監視し、供給電圧が所定以下となったと
きに、電流遮断スイッチ4を解放させるための制御信号
を発生するように構成されている。従ってバッテリー6
の能力が低下して、端子電圧が所定以下となると、受信
機2、始動装置3、および電圧監視手段8に対してバッ
テリー5より供給される待機電流を自動的に遮断し、バ
ッテリー5が過放電となるのを防止させることができ
る。なお、この図5に示す例においても図1と同様に、
送信機1に対して第2受信機1bを組み合わせ、また受
信機2に対して第2送信機2bを組み合わせるようにす
ることができる。この場合の送信機は図2に示した構成
のものが、そのまま利用できる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり、本発明に
係る自動車用エンジンの遠隔始動装置によれば、自動車
使用後の所定時間経過後においては、待機状態において
電流を消費する受信機、タイマー、制御器等に対する電
流供給が電流遮断スイッチによって遮断されるため、バ
ッテリーを過放電にして、エンジンの始動を不可能とす
るような最悪な事態を迎える可能性を少なくすることが
できる。また前記タイマーによる計測時間を、例えば2
段階に切り替えるように構成することで、季節等に応じ
たバッテリーの能力を最大限に引き出すことが可能であ
る。そしてこの状態においては、送信機に設けられたL
ED等の表示手段が表示駆動されるため、遠隔操作によ
ってエンジンを始動させることが不可能であることを事
前に報知させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用エンジンの遠隔始動装置
の構成の一例を示したブロック図である。
【図2】図1に示す送信機の例を示したブロック図であ
る。
【図3】本発明に使用される送信機の他の例を示したブ
ロック図である。
【図4】本発明に使用される送信機のその他の例を示し
たブロック図である。
【図5】本発明に係る自動車用エンジンの遠隔始動装置
の構成の他の例を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 送信機 1b 第2受信機 1c 内蔵電池 1f 表示手段 1d パワースイッチ 1j 経過時間判断回路 1m メモリ 1n ANDゲート 2 受信機 2a 第2送信機 3 始動装置 4 電流遮断スイッチ 5 バッテリー 6 アクセサリスイッチ回路 7 タイマー 8 電圧監視手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの始動を指示するための無線信
    号を発生する送信機と、前記送信機からの無線信号を受
    信する受信機と、前記受信機が受信信号を受けた場合に
    始動指令信号を出力すると共に、始動指令信号に基づい
    てエンジンを始動させる始動装置とを備えた自動車エン
    ジンの遠隔始動装置であって、 前記受信機に対して駆動電流を供給する前記自動車に搭
    載されたバッテリーと、前記バッテリーと受信機との間
    に介在された電流遮断スイッチと、前記自動車の不使用
    の経過時間を計測して所定の経過時間に達した時に、前
    記電流遮断スイッチを解放させるための制御信号を発生
    するタイマーとがさらに具備され、 前記自動車の不使用が所定時間を経過した場合に、前記
    受信機に対するバッテリーからの供給電流を遮断させる
    ようにしたことを特徴とする自動車用エンジンの遠隔始
    動装置。
  2. 【請求項2】 前記タイマーに対する駆動電流は、前記
    電流遮断スイッチを介してバッテリーより得るように構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車
    用エンジンの遠隔始動装置。
  3. 【請求項3】 前記タイマーによって計測される前記所
    定の経過時間は、調整可能に構成されていることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の自動車用エンジ
    ンの遠隔始動装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の経過時間は、2段階に調整可
    能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載された自動車用エンジンの遠隔始
    動装置。
  5. 【請求項5】 エンジンの始動を指示するための無線信
    号を発生する送信機と、前記送信機からの無線信号を受
    信する受信機と、前記受信機が受信信号を受けた場合に
    始動指令信号を出力すると共に、始動指令信号に基づい
    てエンジンを始動させる始動装置とを備えた自動車エン
    ジンの遠隔始動装置であって、 前記受信機に対して駆動電流を供給する前記自動車に搭
    載されたバッテリーと、前記バッテリーと受信機との間
    に介在された電流遮断スイッチと、前記バッテリーの端
    子電圧を監視して端子電圧が所定以下となったときに前
    記電流遮断スイッチを解放させるための制御信号を発生
    する電圧監視手段が具備され、 前記バッテリーの端子電圧が所定以下となったときに、
    前記受信機に対するバッテリーからの供給電流を遮断さ
    せるようにしたことを特徴とする自動車用エンジンの遠
    隔始動装置。
  6. 【請求項6】 前記電圧監視手段は、前記電流遮断スイ
    ッチを介してバッテリーに接続されるように構成されて
    いることを特徴とする請求項5に記載された自動車用エ
    ンジンの遠隔始動装置。
  7. 【請求項7】 前記始動装置は、前記電流遮断スイッチ
    を介してバッテリーに接続されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記
    載された自動車用エンジンの遠隔始動装置。
  8. 【請求項8】 前記電流遮断スイッチが解放状態とされ
    たときに、制御信号を送信する第2送信機が前記自動車
    側にさらに設けられ、一方前記送信機側には送信機の筐
    体面に表示手段が配置され、前記第2送信機からの制御
    情報を受信したときに、前記送信機側に配置された表示
    手段を駆動させるように構成したことを特徴とする請求
    項1乃至請求項7のいずれかに記載された自動車用エン
    ジンの遠隔始動装置。
  9. 【請求項9】 前記送信機側には、送信機の筐体面に配
    置された表示手段と、自動車の不使用状態が所定時間に
    達したか否かを判断する経過時間判断回路とが具備さ
    れ、前記経過時間判断回路が所定時間に達したと判断し
    た場合に、前記表示手段を駆動させるように構成したこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
    の自動車用エンジンの遠隔始動装置。
  10. 【請求項10】 前記送信機側には、送信機の送信回路
    に対する電源の投入を制御するパワースイッチと、送信
    機の筐体面に配置された表示手段と、自動車の不使用状
    態が所定時間に達したか否かを判断する経過時間判断回
    路とが具備され、前記経過時間判断回路が所定時間に達
    したと判断した場合であって、且つ前記パワースイッチ
    が前記送信機の送信回路に対して電源を投入するオン状
    態と成された場合において、前記表示手段を駆動させる
    ように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項9
    のいずれかに記載の自動車用エンジンの遠隔始動装置。
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