JPH09111493A - 帯状部材のめっき装置 - Google Patents

帯状部材のめっき装置

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JPH09111493A
JPH09111493A JP26550295A JP26550295A JPH09111493A JP H09111493 A JPH09111493 A JP H09111493A JP 26550295 A JP26550295 A JP 26550295A JP 26550295 A JP26550295 A JP 26550295A JP H09111493 A JPH09111493 A JP H09111493A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品を製造するための帯状部材のめっき
処理を効率良く行い得るようにする。 【解決手段】 フープ材Wをめっき処理するめっき処理
部2と、めっき処理前のフープ材Wを処理する複数の脱
脂処理部3や化研処理部5などの前処理部と、めっき処
理後のフープ材Wを処理する中和処理部8や湯洗処理部
9などの複数の後処理部とが相互に並列に設置され、供
給リール13から巻き戻されたフープ材Wは、平面内で
蛇行しながら前処理部、めっき処理部2および後処理部
を通って、巻き取りリール14に巻き付けられることに
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品を形成する
フープ状部材などの帯状部材をめっき処理する帯状部材
のめっき装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、トランジスタなどの電子部品
を大量生産する場合には、フープ状部材ないしフープ材
と言われ帯状をなし導電性の薄板からなる帯状部材にト
ランジスタの端子部分に相当するリード部を多数形成
し、そのフープ材にトランジスタを搭載した後にフープ
材をハンダめっきするようにしている。
【0003】金属製の薄板にハンダめっきを施すには、
めっき工程に加えて、めっきされる素材の表面に付着し
た油脂などの汚れを除去したり、化学研摩するための前
処理工程、そしてめっきされた後の素材を洗浄したり乾
燥する後処理工程などが必要となる。
【0004】前処理工程は、脱脂工程、化学研摩工程、
水洗工程などを有し、後処理工程は、水洗工程、中和工
程、湯洗工程、乾燥工程などを有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】大量の電子部品を効率
よく連続的に製造するために、極めて長いフープ材をリ
ールに巻き付けた状態とし、これを巻き戻しながらフー
プ材をめっき槽に搬入する試みがなされた。
【0006】フープ材にめっきを施すために、めっき工
程を含めて前処理工程を構成する脱脂工程などの多数の
工程と、後処理工程を構成する水洗工程などの多数の工
程を全て一直線状に配置したのでは、めっきラインが長
くなり、装置全体の占有面積が大きくなってしまう。
【0007】そこで、めっきラインの長さを短くするた
めに、フープ材を蛇行させて搬送しながら、全ての処理
を行う方式が試みられたが、フープ材を上下方向に蛇行
させると、各々の工程を構成するめっき槽などの各々の
処理槽が上下方向に高くなり、各処理槽のメインテナン
スが容易でないことから、電子部品の製造能率の向上を
図ることができなくなる。
【0008】本発明の目的は、電子部品を製造するため
の帯状部材のめっきを効率良く行い得るようにすること
にある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】すなわち、帯状部材のめっき装置は、フー
プ材などの帯状部材にめっきを施すために使用され、帯
状部材をめっき処理するめっき処理部と、めっき処理前
の帯状部材を処理する複数の前処理部と、めっき処理後
の帯状部材を処理する複数の後処理部とを相互に並列に
設置し、めっき処理される帯状部材が巻き付けられる供
給リールと、めっき処理された帯状部材を巻き取る巻き
取りリールとを有し、供給リールから巻き戻された帯状
部材を平面内で蛇行させながら、前処理部、めっき処理
部および後処理部を案内させ、巻き取りリールに巻き付
けるようにしたことを特徴とする。このように、帯状部
材を水平面内で蛇行するように搬送しながら、これにめ
っき処理や前処理、後処理を行うようにしたので、装置
の設置スペースを大幅に小さくすることができる。
【0012】また、各処理部の出口側と次の処理部の入
口側との間に帯状部材の向きを反転させるとともにこれ
を駆動する駆動ローラが配置され、各処理部の出口側に
は各処理部で帯状部材に付着した液体を除去する液切り
ローラが配置されている。このように、液体を除去する
液切りローラが設けられているので、各薬液の混入や劣
化が防止されるだけでなく、薬液の寿命を延ばし、薬液
の消費を抑えることができる。
【0013】最初の前処理部の入口側に自動挿入用の駆
動ローラを配置し、供給リールから繰り出された帯状部
材は自動的に各処理部に搬送される。
【0014】処理部に供給される液体を収容する補助タ
ンクを有し、補助タンク内の液体は処理部にポンプによ
り循環供給される。
【0015】各処理部から発生したガスを清浄化する排
気処理装置を有し、ガスは清浄化されて排気される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施の形態である帯状部
材のめっき装置を示す平面図であり、図2は図1の正面
図である。
【0018】このめっき装置は、鋼材などを組み合わせ
て形成された装置本体1を有し、その上部中央には前段
側および後段側の2つのめっき処理部2が並列に配置さ
れ、このめっき処理部2は装置本体1の横方向に沿って
配置されている。このめっき処理部2の図1における左
側には、前段側および後段側の2つの脱脂処理部3と、
水洗処理部4と、前段側および後段側の2つの化研処理
部5と、水洗処理部6とがそれぞれめっき処理部2に対
して並列となって設置されている。
【0019】また、めっき処理部2の図1における右側
には、水洗処理部7と、中和処理部8と、前段側および
後段側の2つの湯洗処理部9と、乾燥処理部10と、空
冷処理部11とがそれぞれめっき処理部2に対して並列
となって設置されている。最上流側のめっき処理部2か
ら最下流側の乾燥処理部10までの部分は処理ユニット
12となっている。
【0020】図3はフープ材Wの一部を示す図であり、
幅が7〜40数mm程度の帯状をなし、ニッケル合金で
ある42アロイや銅合金製の薄板を素材として、これを
プレスやエッチングなどによって、トランジスタの端子
部に相当するリード部Lが予め別工程で形成されてい
る。また、フープ材WにはトランジスタTが予め別工程
で搭載されており、図3に示す形状となっている。この
フープ材Wの金属部分、そのうちの主としてリード部L
に、図示するめっき装置によってハンダつまり錫合金が
めっきされることになる。
【0021】このような形状を有し極めて長く形成され
たフープ材Wは、供給リール13に巻き付けられてお
り、ここから巻き戻されて脱脂処理部3から空冷処理部
11まで水平面内において蛇行しながら搬送されてめっ
き処理され、その後に巻き取りリール14に巻き取られ
る。
【0022】供給リール13および巻き取りリール14
はそれぞれ水平方向の回転中心を有しており、これらに
巻き付いた状態のフープ材Wをそのまま処理ユニット1
2に供給したのでは、フープ材Wはその表面が水平とな
ってしまう。処理ユニット12内においてフープ材Wを
その表面を垂直方向として水平面内において蛇行移動さ
せるために、供給リール13と処理ユニット12の間に
はフープ材Wの姿勢を変換すべく、傾斜したガイドロー
ラ15が装置本体1に取り付けられている。
【0023】同様に、処理ユニット12と巻き取りリー
ル14の間にはガイドローラ15とは逆方向に傾斜した
ガイドローラ16が取り付けられている。供給リール1
3を駆動するために装置本体1には図2に示すようにモ
ータ13aが取り付けられ、巻き取りリール14を駆動
するためにモータ14aが取り付けられている。
【0024】図4および図5はそれぞれ処理ユニット1
2の図2に示された部分を拡大して示す図であり、図4
は図2における左側部分を示し、図5は右側部分を示
す。
【0025】処理ユニット12は水平の底板17を有
し、前記各処理部相互を分離するために垂直方向を向く
とともに装置本体1の横方向に水平に延びる分離板18
a〜18kを有している。
【0026】図1に示されるように、処理ユニット12
の両側には駆動ユニット21,22が設けられ、一方の
駆動ユニット21には8つの駆動ローラ23a〜23h
がそれぞれ垂直方向の軸を中心に回転駆動されるように
なっており、他方の駆動ユニット22には7つの駆動ロ
ーラ24a〜24gがそれぞれ駆動ローラ23a〜23
hと同様に回転駆動されるようになっている。これらの
駆動ローラによって挟み付けられた状態でフープ材Wは
搬送される。
【0027】処理ユニット12において水平面内で蛇行
するフープ材Wの蛇行ピッチPは、全て同一となってお
り、それぞれの駆動ローラ23a〜23h,24a〜2
4gは蛇行ピッチPに対応する直径を有している。一方
の駆動ユニット21における駆動ローラ23a・・と、
他方の駆動ユニット22における駆動ローラ24a・・
は、相互に蛇行ピッチPに相当する寸法で図1に示され
るように装置本体1の長手方向にずれて配置されてい
る。図示する場合には、フープ材Wは合計14列となる
蛇行部分を有している。なお、蛇行部分相互間で、蛇行
ピッチPを相違させるようにしても良い。相違させるに
は、駆動ローラの径を相違させることになる。
【0028】駆動ユニット22における駆動ローラ24
aは、前段側の脱脂処理部3の出口側と後段側の脱脂処
理部3の入口側との間に配置され、フープ材Wを反転さ
せるとともに、これを駆動するように設けられており、
他の駆動ローラ24b〜24gも同様に各処理部の出口
側と次の処理部の入口側との間に配置されている。
【0029】一方、駆動ユニット21における駆動ロー
ラ23bは、後段側の脱脂処理部3の出口側と前段側の
水洗処理部4の入口側との間に配置され、フープ材Wを
反転させるとともに、これを駆動するように設けられて
おり、他の駆動ローラ23c〜23gも同様に各処理部
の出口側と次の処理部の入口側との間に配置されてい
る。
【0030】駆動ユニット21における処理ユニット1
2の最初の前処理部の入口側に設けられた駆動ローラ2
3aは、自動挿入用の駆動ローラとなっており、処理ユ
ニット12の最後の後処理部の出口側に設けられた駆動
ローラ23hは、自動搬出用の駆動ローラとなってい
る。
【0031】図6は処理ユニット12のうちその上流側
に設けられた脱脂処理部3と水洗処理部4に相当する部
分を一部省略して示すとともに、それぞれの両側に位置
する駆動ユニット21,22の一部を示す平面図であ
り、図7は一方側の駆動ユニット21と脱脂処理部3を
示す断面図であり、図8は水洗処理部を示す断面図であ
る。
【0032】それぞれの分離板18a〜18iの両端部
には、垂直方向を向き装置本体1の長手方向に延びる端
板25,26が取り付けられており、それぞれの分離板
18a〜18iの両端面にはそれぞれの駆動ユニット2
1,22の垂直方向の区画板27,28が当接し、それ
ぞれの区画板27,28と端板25,26の間は、排液
用のスペース30となっている。
【0033】前段と後段の2つの脱脂処理部3には2つ
の脱脂槽3aが設けられており、それぞれの脱脂槽3a
は両方の端板25,26の間に取り付けられた槽底壁3
1と、この上側に位置し相互に所定の隙間を隔てて平行
となり垂直方向を向いた槽側壁32,33とにより形成
されており、これらの内側には液体を収容するスリット
状の空間が形成されている。それぞれの脱脂槽3aの下
部には液体供給路34が設けられ、これに連通させて槽
底壁31には、所定間隔毎に連通孔35が形成されてい
る。
【0034】端板25,26には、脱脂槽3a内の空間
に連通する切り欠き溝が形成され、それぞれの切り欠き
溝に流入側と流出側のガイドシール部材36,37が着
脱自在に装着されるようになっている。これらのガイド
シール部材36,37はゴムや樹脂などにより成形され
ている。フープ材Wの流入側に用いられるガイドシール
部材36を拡大して示すと、図9(a)の通りであり、
フープ材Wが通過するスリット38を有し、端板25,
26に係合する係合部39が形成されている。スリット
38の流入側の部分にはフープ材Wの上流に向けて広が
ったテーパー部41が係合部39側に形成されている。
スリット38は脱脂槽3a内の液体の流出を抑制するた
めに細長くなっている。
【0035】フープ材Wの流出側に用いられるガイドシ
ール部材37は、ガイドシール部材36と基本構造はほ
ぼ同一であるが、図9(b)に示すように、フープ材W
の上流側にテーパー部41を位置させるべく、係合部3
9に対して反対側の部分にテーパー部41が形成されて
いる。
【0036】図6に示すように、脱脂槽3aのそれぞれ
のガイドシール部材36,37に対応させて、区画板2
7,28に形成された切り欠き溝に、ガイド部材42が
着脱自在に装着されている。これらのガイド部材42は
ガイドシール部材36,37と同様の材料により成形さ
れており、同様の係合部とテーパー部とを有している。
そして、テーパー部のうち幅広の部分がフープ材Wの上
流側となるように、それぞれ区画板27,28に取り付
けられることになる。ガイドシール部材36,37およ
びガイド部材42は、それぞれ処理されるフープ材Wの
厚みに応じて交換し得るようになっている。
【0037】また、駆動ローラ23a,23bには、揺
動アーム43の先端に回転自在に取り付けられた押圧ロ
ーラ44が圧接するようになっており、揺動アーム43
には押圧ローラ44に圧接力を付勢するための図示省略
したばね部材が設けられている。
【0038】駆動ユニット21,22には、脱脂処理部
3を通過したフープ材Wにこれを挟むように2つで一対
となった液切りローラ45が設けられている。液切りロ
ーラ45は、図1に示すように、脱脂処理部3以外にも
各処理部において付着した液体を除去するために、各処
理部の出口側にそれぞれ設けられている。液切りローラ
45は、それぞれスポンジにより形成されており、モー
タにより駆動されてフープ材Wを搬送駆動する機能をも
有している。ただし、これを駆動することなく、フープ
材Wの移動に追従して回転させるようにしても良い。
【0039】図6は脱脂処理部3とこれに隣接した水洗
処理部4とを示すが、めっき処理部2を除いて、他の処
理部の基本構造はほぼ同様であり、槽底壁31と2つの
槽側壁32,33と端板25,26とにより、それぞれ
化研槽5a、水洗槽6a,7a、中和槽8a、湯洗槽9
aが形成されており、それぞれの槽のフープ材Wの流入
側にはガイドシール部材36が装着され、流出側にはガ
イドシール部材37が装着されるようになっている。ま
た、それぞれの槽の下流側に位置させて駆動ユニット2
1,22には液切りローラ45が設けられている。
【0040】駆動ユニット21には、図7に示すよう
に、駆動ローラ23aを駆動するためのモータ46と、
液切りローラ45を駆動するためのモータ47が取り付
けられている。図2において、駆動ユニット21にはそ
れに設けられた8つの駆動ローラ23a〜23hに対応
させて8つのモータ46が取り付けられており、これら
のモータ46は図2においてはそれぞれ二点鎖線で示さ
れている。駆動ユニット22にも、同様に駆動ローラ2
4a〜24gを駆動するためのモータと、液切りローラ
45を駆動するためのモータとが取り付けられている。
【0041】図4に示すように、脱脂処理部3に設けら
れた2つの脱脂槽3aに連通する液体供給路34には、
液体供給パイプ48が取り付けられており、図2に示す
ように、装置本体1内に配置された脱脂補助タンク51
から図示しないポンプにより脱脂液が脱脂槽3a内に供
給される。それぞれの脱脂槽3aからオーバーフローし
た脱脂液は、図7に示すように、処理ユニット12の底
板17に設けられた排液口49から脱脂補助タンク51
内に戻される。脱脂液は苛性ソーダが主成分となってい
るが、フープ材Wの種類などによって種々の脱脂液が選
択される。
【0042】水洗槽4aには、図8に示すように、外部
の水処理装置に接続される純水供給路53aが接続され
ており、この純水供給路53aを介して水洗槽4aに純
水が供給されるようになっている。また、循環ポンプを
介して接続される純水供給路53bが水洗槽4aに接続
されており、純水が循環供給されるようになっている。
水洗槽4aからオーバーフローした純水は、排液口49
aから外部の水処理装置に排出されるとともに、排液口
49bから循環ポンプに戻されるようになっている。
【0043】この水洗槽4a以外の2つの水洗槽6a,
7aも図8に示す水洗槽4aと同様の構造となってお
り、湯洗槽9aを含めて外部の水処理装置からの純水を
これらに分配して供給するとともに、オーバーフロー液
を循環ポンプに向けて循環させるようにしている。
【0044】化研槽5aには、図2に示すように装置本
体1内に設置された化研補助タンク54内に収容された
化研液がポンプにより供給されるようになっており、化
研液としては、図示する場合には硫酸と酸化材とにより
形成されており、フープ材Wの表面を化研液により化学
的に研摩して、酸化物その他がエッチング処理される。
化研液としては、フープ材Wに対応させて任意のものを
使用することができる。
【0045】中和槽8aには、この下側の液体供給路3
4に接続された液体供給パイプ48から、図2に示すよ
うに装置本体1内に設置された中和補助タンク55内に
収容された中和液がポンプにより供給されるようになっ
ており、中和液としては、第三リン酸ナトリウムが使用
されており、めっき液の酸を中和するようにしている。
中和液としては、前記したもの以外に種々のものを使用
することができる。
【0046】めっき槽2aには、液体供給路34および
液体供給パイプ48を介して、図2に示すめっき補助タ
ンク56内のめっき液が供給されるようになっている。
めっき槽2aは、フープ材Wの2列分に対応させてめっ
き処理部2内に2つが隣接して配置されており、一方の
めっき槽2aを示すと、図10の通りである。
【0047】端板25,26と槽側壁32,33と槽底
壁31とからなるめっき槽2a内には、その幅方向両側
にアノードバッグ58が取り付けられ、それぞれのアノ
ードバッグ58の中には陽極電極としてのアノードバス
ケット59が着脱自在に設けられている。アノードバッ
ク58はアノードバスケット59内の不純物を除去する
フィルタとして機能する。アノードバスケット59に
は、端子部59aの部分で電源のプラス側に接続されて
いる。
【0048】めっき槽2a内には、これの中央部分を搬
送されるフープ材Wの両側に隣接させて、所定の間隔毎
に支持ロッド61が取り付けられ、それぞれの支持ロッ
ド61に形成されたスリット62には遮蔽板63が差し
込まれるようになっている。この遮蔽板63はフープ材
WのうちリードLの部分にのみめっきがなされるように
するために用いられており、めっき不要部分がマスキン
グされる。そして、遮蔽板63はリードL部分のめっき
のばらつきを少なくするという機能を有し、遮蔽板63
に形成された切り欠き部60のサイズや位置を変更する
ことにより、めっき電流が調整される。
【0049】図1にハッチングを付して示された駆動ロ
ーラ23d,23eおよび24dにそれぞれ押圧する3
つの押圧ローラ44は、フープ材Wに電源側のアース端
に接続されており、カソード電極つまり陰極となってい
る。
【0050】乾燥処理部10内には、図5に示すフープ
材Wの移動を案内するガイド部材10aが設けられてお
り、フープ材Wに向けて空気を供給するブロア64が乾
燥処理部10に取り付けられている。このブロア64か
らの空気をフープ材Wに案内する供給ダクト65内には
ヒータ66が設けられており、フープ材Wには温風が吹
き付けられるようになっている。吹き付けられた温風
は、循環ダクト67によりブロア64に戻されることに
なる。
【0051】空冷処理部11内にはフープ材の移動を案
内するガイド部材11aが設けられており、この空冷処
理部11内をフープ材Wが搬送されると、この中でフー
プ材Wは自然冷却される。
【0052】図2に示すように、処理ユニット12の上
には内カバー68が着脱自在に装着されており、内カバ
ー68は各々1つの処理部に対応させて設けたり、複数
の処理部ごとに1つずつ設けるようにしても良い。ま
た、駆動ユニット21,22の上にも所定の領域ごとに
内カバー68が設けられている。
【0053】さらに処理ユニット12の上方は外カバー
69により覆われており、この外カバー69にはバキュ
ーム継手70が取り付けられている。このバキューム継
手70は、図11に示すサイクロン71に接続されてお
り、このサイクロン71でゴミなどの固形分が除去され
た後の空気は、排気処理装置72に案内され、この中の
活性炭によってクリーンな空気とされ、ブロア73によ
って排気されることになる。これにより、めっき装置の
外部にはゴミなどを有する気体が漏出されることが防止
される。
【0054】次に、このようなめっき装置を用いてフー
プ材Wをめっきする手順について説明する。
【0055】めっきが施されていないフープ材Wが巻き
付けられた供給リール13を装置本体1に装着する。こ
の状態でフープ材Wの先端を駆動ローラ23aとこれに
押圧される押圧ローラ44との間に挟み込むと、駆動ロ
ーラ23aの回転によってフープ材Wはまず、前段側の
脱脂槽3aに入り込んでこの中を移動する。この脱脂槽
3aを通過した後は、この脱脂槽3aの下流側に設けら
れた液切りローラ45に挟みこまれて、脱脂槽3aでフ
ープ材Wに付着した脱脂液が取り除かれる。
【0056】駆動ローラ24aによってフープ材Wは反
転されて、後段側の脱脂槽3aに入り込むことになる。
さらに、水洗槽4aで脱脂処理された後のフープ材Wの
表面が水洗された後に、2つの化研槽5aにおいて、化
学的にフープ材Wの表面が研摩される。そして、さらに
水洗槽6で化研液が除去された後に、フープ材Wはめっ
き槽2aに搬送される。
【0057】このめっき槽2a内に供給されためっき浴
つまりめっき液には、フープ材Wとアノードバスケット
59が浸されており、アノードバスケット59は端子の
部分で電源のプラス端子に接続され、フープ材Wは押圧
ローラ44の部分を介してマイナス端子に接続されてい
るので、アノードバスケット59の錫合金は、めっき液
の中に金属イオンとなって入り込む。めっき液の中の金
属イオンは、フープ材Wの表面に金属原子として析出す
る。フープ材Wに形成されるめっき金属の厚みは、電流
値の調整やフープ材Wの搬送速度によって設定される。
【0058】めっき層が形成されたフープ材Wは、水洗
槽7aでめっき液が洗浄され、中和槽8aでめっき液の
酸が中和され、前後2段の湯洗槽9で温水洗浄される。
次いで、乾燥処理部10内に搬送され、温風によりフー
プ材Wの水分が乾燥された後に、空冷処理部11でさら
に自然乾燥される。
【0059】空冷処理部11を通過したフープ材Wは、
巻き取りリール14に巻き取られることになる。1つの
巻き取りリール14に巻き取られた1本のフープ材Wは
次の工程に搬送されて、フープ材Wから1つずつのトラ
ンジスタTが分離されることになる。
【0060】このように、図示するめっき装置にあって
は、帯状部材であるフープ材を水平面内において蛇行さ
せるようにし、搬送しながらめっき処理などを行うよう
にしたことから、真っ直ぐに搬送したり垂直方向に蛇行
させて搬送する場合に比して装置のメンテナンスが容易
になるだけでなく、装置の設置スペースを10分の1程
にまで大幅に小さくすることができる。
【0061】また、液体が付着される処理部の出口に
は、スポンジなどからなる液切りローラが設けられてい
るので、各薬液の混入や劣化を防止することができ、さ
らには薬液の寿命を延ばし、薬液の消費を抑えることが
できる。
【0062】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0063】たとえば、フープ材Wにトランジスタなど
の電子部品が搭載される前にめっきを施すようにしても
良く、トランジスタ以外の種々の電子部品を大量に生産
する場合にも、本発明を適用することができる。また、
帯状部材としては図示する場合にはフープ材Wが使用さ
れているが、ICやLSIなどの半導体装置を製造する
ためのリードフレームにめっきを施す場合にも、本発明
を適用することができる。
【0064】前処理部としての脱脂処理部、水洗処理部
そして化研処理部などの段数および順番は任意とするこ
とができ、後処理部としての湯洗処理部や中和処理部に
ついても、同様に任意の段数や順番とすることができ
る。これはめっき部の段数についても同様である。
【0065】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0066】(1).めっき処理部と前処理部と後処理部と
を並列に設置して、帯状部材を水平面内において蛇行さ
せて搬送するようにしたことから、めっき装置のコンパ
クト化を達成することができる。
【0067】(2).帯状部材の自動挿入搬送を行うことが
でき、帯状部材の先端から確実にめっきすることができ
る。
【0068】(3).水洗や湯洗用の純水および脱脂液など
の種々の処理液をそれぞれ循環供給するようにしたクロ
ーズドシステムとなっており、効率良く純水や処理液を
使用することができる。
【0069】(4).装置内で発生したガスを装置内で処理
することができるので、外部に排気ガスが漏出すること
が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である帯状部材のめっき
装置の概略構造を示す平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】帯状部材としてのフープ材の一部を示す平面図
である。
【図4】図2に示された処理ユニットの左側部分を示す
正面図である。
【図5】図2に示された処理ユニットの右側部分を示す
正面図である。
【図6】脱脂処理部と水洗処理部を示す一部切り欠き平
面図である。
【図7】図6に示された脱脂処理部と一方の駆動ユニッ
トを示す断面図である。
【図8】図6に示された水洗処理部を示す断面図であ
る。
【図9】(a)は上流側のガイドシール部材を示す斜視
図であり、(b)は下流側のガイドシール部材を示す斜
視図である。
【図10】めっき槽を示す分解斜視図である。
【図11】図2の右側面図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 めっき処理部 2a めっき槽 3 脱脂処理部 3a 脱脂槽 4 水洗処理部 4a 水洗槽 5 化研処理部 5a 化研槽 6 水洗処理部 6a 水洗槽 7 水洗処理部 7a 水洗槽 8 中和処理部 8a 中和槽 9 湯洗処理部 9a 湯洗槽 10 乾燥処理部 11 空冷処理部 12 処理ユニット 13 供給リール 14 巻き取りリール 15,16 ガイドローラ 17 底板 18a〜18k 分離板 21,22 駆動ユニット 23a〜23h,24a〜24g 駆動ローラ 25,26 端板 27,28 区画板 31 槽底壁 32,33 槽側壁 34 液体供給路 35 連通孔 36,37 ガイドシール部材 38 スリット 39 係合部 41 テーパー部 42 ガイド部材 43 揺動アーム 44 押圧ローラ 45 液切りローラ 46,47 モータ 48 液体供給パイプ 49,49a,49b 排液口 51 脱脂補助タンク 53a,53b 純水供給路 54 化研補助タンク 55 中和補助タンク 56 めっき補助タンク 58 アノードバッグ 59 アノードバスケット 61 支持ロッド 62 スリット 63 遮蔽板 64 ブロア 65 供給ダクト 66 ヒータ 67 循環ダクト 68 内カバー 69 外カバー 70 バキューム継手 71 サイクロン 72 排気処理装置 73 ブロア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フープ材などの帯状部材にめっきを施す
    帯状部材のめっき装置であって、 前記帯状部材をめっき処理するめっき処理部と、めっき
    処理前の前記帯状部材を処理する複数の前処理部と、め
    っき処理後の前記帯状部材を処理する複数の後処理部と
    を相互に並列に設置し、 めっき処理される前記帯状部材が巻き付けられる供給リ
    ールと、めっき処理された前記帯状部材を巻き取る巻き
    取りリールとを有し、 前記供給リールから巻き戻された前記帯状部材を平面内
    で蛇行させながら、前記前処理部、前記めっき処理部お
    よび前記後処理部を案内させ、前記巻き取りリールに巻
    き付けるようにしたことを特徴とする帯状部材のめっき
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の帯状部材のめっき装置で
    あって、前記各処理部の出口側と次の処理部の入口側と
    の間に前記帯状部材の向きを反転させるとともにこれを
    駆動する駆動ローラを配置し、前記各処理部の出口側に
    前記各処理部で前記帯状部材に付着した液体を除去する
    液切りローラを配置したことを特徴とする帯状部材のめ
    っき装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の帯状部材のめっ
    き装置であって、前記複数の前処理部のうち最初の前処
    理部の入口側に自動挿入用の駆動ローラを配置し、前記
    供給リールから繰り出された前記帯状部材を自動的に前
    記各処理部に搬送するようにしたことを特徴とする帯状
    部材のめっき装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の帯状部材の
    めっき装置であって、前記処理部に供給される液体を収
    容する補助タンクを有し、前記補助タンク内の液体を前
    記処理部にポンプにより循環させるようにしたことを特
    徴とする帯状部材のめっき装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の帯状部
    材のめっき装置であって、前記各処理部から発生したガ
    スを清浄化する排気処理装置を有し、前記ガスを清浄化
    した空気にして排気するようにしたことを特徴とする帯
    状部材のめっき装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007515557A (ja) * 2003-12-23 2007-06-14 コラス・スタール・ベー・ブイ 改良された金属細片電気メッキ
JP2009293114A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Hitachi Cable Ltd 電解めっき装置及び電解めっき方法
JP2010225796A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Hitachi Cable Ltd 半導体装置用テープキャリアの製造方法および半導体装置用テープキャリア
KR20210067121A (ko) * 2019-11-29 2021-06-08 서승섭 전해 도금 장치

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