JPH09110818A - 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩の製造方法 - Google Patents

1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩の製造方法

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JPH09110818A
JPH09110818A JP29355795A JP29355795A JPH09110818A JP H09110818 A JPH09110818 A JP H09110818A JP 29355795 A JP29355795 A JP 29355795A JP 29355795 A JP29355795 A JP 29355795A JP H09110818 A JPH09110818 A JP H09110818A
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ethyl
dimethylaminopropyl
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Yoshiaki Kawaoka
良明 河岡
Katsushige Takashita
勝滋 高下
Tatsuya Koizumi
達也 小泉
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Abstract

(57)【要約】 【構成】1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミドを、芳香族炭化水素溶媒、ハロゲン
化炭化水素溶媒、エーテル基を有するアルコール類のう
ちから選ばれた1種または2種以上の存在下、塩化水素
ガスを導入し塩酸塩を生成させ、次いで同じ系に結晶溶
媒として脂肪族および/または脂環式炭化水素溶媒およ
びエーテル類、エステル類の溶媒から選ばれた1種また
は2種以上を添加し、結晶化させることにより、脱水縮
合剤として有用な1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド塩酸塩が生成する。 【効果】この製造方法によれば、医薬品等の水溶性脱水
縮合剤として使用される1−エチル−3−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩が高収率で得
られる。さらにこの製造方法の反応の容易性、装置の簡
易性から見ても経済的でありスケールアップも容易であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、医薬、農薬などの合
成、製造時の脱水縮合剤、さらには有機合成用中間体と
して有用な1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)カルボジイミドからの当該塩酸塩を製造するため
の効率的な方法に関するものである。
【0002】カルボジイミド化合物は、幅広い分野で利
用され、エステル化、アミド化などの脱水縮合反応を非
常に緩和な条件下で反応を進行させることのできる縮合
剤である。特に親水性基を有する1−エチル−3−(3
−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩は、
水溶性カルボジイミドとして知られており、水溶媒中で
の反応が可能であることはもとより、有機溶媒中で反応
した際も生成する尿素体を水洗により除去でき、光学活
性化合物の縮合時にはラセミ化も少ないなど数多くの利
点があり、ジシクロヘキシルカルボジイミドならびに汎
用のカルボジイミドよりも優れている。
【0003】
【従来の技術】従来、1−エチル−3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミドを原料として当該塩酸
塩を直接的に塩酸付加により合成する方法は困難であっ
た。例えば、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)カルボジイミドに直接塩化水素ガスを導入しよ
うとすれば、カルボジイミド自身が分解性であるため、
好ましい結果が得られない。また、水系で塩酸中和する
方法は、カルボジイミドが尿素体に劣化してしまうの
で、適用することはできない。
【0004】先行技術としての合成法は J.Org.Chem.,
26 2525 (1961)に開示されている。ここにおいては、1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミドを分子蒸留により精製し、有機溶媒中でピリジ
ン塩酸塩との塩交換により1−エチル−3−(3−ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩を生成さ
せ、ジエチルエーテルにより結晶化する方法が開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり、1−エ
チル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイ
ミド塩酸塩の製造技術として、従来の技術に記載の、1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミドとピリジン塩酸塩との塩交換による方法はピリ
ジン塩酸塩中に含まれる水の影響による1−エチル−3
−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸
塩の尿素体への劣化の問題がある。かつまた、当該製品
中へのピリジンの残存、さらにはピリジン塩酸塩の大量
使用における、臭気の問題など工業化においても不利な
点が多く、より簡便で工業化可能な合成方法の確立が求
められている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、水溶性のカル
ボジイミドである1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド塩酸塩の、簡便で安全性の
高い製造方法を求め鋭意検討を重ねた結果、当該化合物
を効率良く高純度で生成することが可能となり、工業化
においても安全に製造できる方法を確立させたものであ
る。本発明は、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノ
プロピル)カルボジイミドの純度の如何にかかわらず、
当該カルボジイミドから塩化水素ガスによる塩酸の付加
により当該カルボジイミド塩酸塩を製造する反応であっ
て、その詳細は、以下の方法からなる。
【0007】即ち、1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミドを芳香族炭化水素溶媒、
ハロゲン化炭化水素溶媒およびエーテル基を有するアル
コール類のうち選ばれた1種または2種以上の溶媒に溶
解せしめ、塩酸を付加した後、または塩酸を付加させな
がら、結晶化溶媒である脂肪族および/または脂環式炭
化水素溶媒、エーテル類および、エステル類をさらに添
加し、結晶化させることを特徴とする1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
の製造方法である。
【0008】本反応の反応温度および結晶化温度は、−
20℃〜25℃が好ましい。25℃を越える温度では、
1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミドの熱による劣化が見られ、−20℃以下では
安定性や収率の向上に付与せず、工業的に不利益であ
る。また導入する塩酸ガスの量は、1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドに対し
0.9〜1.2モル当量が好ましい。0.9当量以下で
は収率が低く、過剰の塩酸を導入することは生成物の劣
化を招くなどの不利益な点が多い。
【0009】また導入する塩化水素ガスは、食塩と濃硫
酸から通常の方法で脱水し製造してもよく、あるいは市
販のボンベを利用してもよい。また本反応においては、
塩化水素ガスを直接導入する場合、希釈せずに反応系内
に導入することができる。しかしながら、窒素や空気と
いった不活性ガスで希釈し、導入することにより、中和
熱の発生が緩和され、付加反応がより温和に進行するた
め、希釈することが賞用される。
【0010】さらに、従来は1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミドを分子蒸留によ
る精製を必要としていたが、本方法では、不純物との溶
解性の異なる有機溶媒を組み合わせることにより、純度
が低い粗製の1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)カルボジイミドを用いても、蒸留品を用いた場
合と同等の収率で高純度品が得られるなどの特筆すべき
利点がある。
【0011】本反応に用いられる溶媒のうち芳香族炭化
水素溶媒としては、キシレン、トルエン、ベンゼンが例
示される。ハロゲン化炭化水素溶媒としては、クロロホ
ルム、ジクロルメタン、四塩化炭素、クロルベンゼン等
がある。またエーテル基を有するアルコール類として
は、メトキシエタノール、ブトキシエタノール、イソペ
ンチオルオキシエタノール、ヘキシルオキシエタノー
ル、フェノキシエタノール、ベンジルオキシエタノー
ル、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、ポリエチレングリコール、トリエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、メトキシプロパノール、ジプロ
ピレングリコールモノメチルエーテル等があげられる。
【0012】結晶化に用いる、脂肪族および/または脂
環式炭化水素溶媒としては、イソオクタン、ペンタン、
ヘキサン、シクロペンタン、シクロヘキサンが例示され
る。エーテル類としては、ジエチルエーテル、ジブチル
エーテル、ジプロピレンエーテル、ジヘキシルエーテル
が例示され、エステル類としては、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、酢酸プロピル、酢酸ベンチル、酢酸シクロヘキシ
ル、酢酸ベンジル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸
ブチル、その他酪酸エステル等が例示される。
【0013】
【作用】本発明の1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド塩酸塩の製造方法について
の開示は、当該カルボジイミドとその塩酸塩を同時に溶
解しうる溶媒と、塩化水素導入後、あるいは導入しつつ
結晶化させるための結晶化溶媒からなる。本発明の原理
は、特定溶媒による再沈殿法というべきものであり、特
定溶媒の当該カルボジイミド塩酸塩、不純物である尿
素、チオ尿素への溶解度差に着目して本発明に至ったも
のである。
【0014】本製造方法において導入する塩化水素量
は、当該カルボジイミド1当量に対し、0.9〜1.2
当量である。0.9当量未満では十分な収率が得られ
ず、さらに1.2当量を越えて酸を導入すればカルボジ
イミドの劣化を起こす要因となるので好ましくない。カ
ルボジイミド存在下における塩化水素の導入温度は−2
0℃〜25℃が好ましく、さらに好ましくは−10℃〜
10℃である。−20℃未満では生成物の安定性には寄
与せず、反応速度が遅くなるのみで工業化においても不
利である。他方、25℃を越える温度では塩化水素ガス
の溶媒中への吸収が十分でなく、付加する塩酸の影響に
よりカルボジイミドの劣化がみられるなど、品質的にも
十分のものが得られない。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明の範
囲はこれに限定されるものではない。 実施例1 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド15.5gをトルエン300mlに溶解後、
ジエチレングリコール10gを添加した。この系に塩化
水素ガス3.65gを塩酸ガスボンベから流量計を用
い、窒素ガスで10倍に希釈しながら、0〜10℃で6
0分かけて導入した。導入後、窒素パージをしながら同
温度で60分間後攪拌をし、エーテル200mlをゆっ
くり加えながら結晶化を行った。結晶化後0℃で一晩放
置後、ろ過し、少量のエーテルで洗浄後、真空乾燥を
し、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド塩酸塩の鱗状の結晶17.8gを得た。
収率93%、融点115〜120℃、ヨウ素滴定による
純度は99.6%であった。
【0016】実施例 2 実施例1のトルエンをクロロホルム300mlに変更し
た以外は実施例1に準じて実施した。真空乾燥によっ
て、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド塩酸塩17.2gを得た。収率90%、
融点116〜120℃、ヨウ素滴定による純度は99.
4%であった。
【0017】実施例 3 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド15.5gをクロロホルム300mlに溶解
後、ジエチレングリコール10gを添加し、予め塩化水
素ガス3.65gを導入したエーテル200mlを温度
0〜10℃で30分間でゆっくり滴下し、同温度で60
分間後攪拌を行い、導入と同時に結晶化を完了させた。
その後0℃で一晩放置後ろ過し、少量のエーテルで洗浄
後、真空乾燥し1−エチル−3−(3−ジメチルアミノ
プロピル)カルボジイミド塩酸塩18.0gを得た。収
率94%であった。融点116〜121℃、ヨウ素滴定
による純度は99.4%であった。
【0018】実施例 4 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド15.5g、1−エチル−3−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)チオ尿素2.0g、1−エチル−3
−(3−ジメチルアミノプロピル)尿素3.5gを故意
に混合したものを、クロロホルム300mlに溶解後、
ジエチレングリコール10gを添加し、予め塩化水素ガ
ス4.75gを導入したエーテル200mlを温度0〜
10℃で30分間でゆっくり滴下し、同温度で60分間
後攪拌を行い、導入と同時に結晶化させ、その後0℃で
一晩放置後、ろ過し少量のエーテルで洗浄後、真空乾燥
し1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カ
ルボジイミド塩酸塩17.4gを得た。当該カルボジイ
ミドの回収率は91%であり、融点116〜120℃、
ヨウ素滴定による純度は99.2%であった。
【0019】比較例 1 実施例1と同組成において、反応温度30℃で塩酸付加
反応を行った。以下、実施例1と同様に処理を行い、1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド塩酸塩の結晶物16.8gを得た。融点104
℃〜116℃、ヨウ素滴定による純度は92%であっ
た。
【0020】比較例 2 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド15.5gをn−ヘキサン300mlに溶解
し、塩化水素ガス3.65gを塩酸ガスボンベから流量
計を用い、窒素ガスで10倍に希釈しながら0〜10℃
で、60分間で導入した。導入後、結晶が析出したの
で、これを一晩、0℃で放置した。その後、ろ過し、少
量のn−ヘキサンで洗浄後、1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩17.0
gを得た。収率89%、融点は105〜110℃、ヨウ
素滴定による純度は93.2%であった。
【0021】
【発明の効果】1−エチル−3−(3−ジメチルアミノ
プロピル)カルボジイミドに塩化水素を付加させて、1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド塩酸塩を製造する方法において、芳香族炭化水
素溶媒、ハロゲン化炭化水素溶媒、エーテル基を有する
アルコール類のうちから選ばれた1種または2種以上の
存在下、塩酸ガスを導入し塩酸塩を生成させ、次いで同
じ系に結晶溶媒として脂肪族および/または脂環式炭化
水素溶媒およびエーテル類、エステル類の溶媒から選ば
れた1種または2種以上を添加し、結晶化させることに
より従来法では見られない高収率で高純度品が得られる
ことが判明した。
【0022】さらに、この製造方法は反応の容易性、工
業化の容易性においても経済的であり、さらに従来法の
ように1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミドを分子蒸留による精製させる必要が
なく、純度の低いカルボジイミドからも高純度の1−エ
チル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイ
ミド塩酸塩を得ることができ、その効果は大きい。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(い)1−エチル−3−(3−ジメチルア
    ミノプロピル)カルボジイミドを、芳香族炭化水素溶
    媒、ハロゲン化炭化水素溶媒、エーテル基を有するアル
    コール類のうちから選ばれた1種または2種以上に溶解
    させること (ろ)必要であれば、不溶解分をろ別すること (は)当該溶液に−20℃〜25℃で塩化水素ガスを導
    入し、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
    ル)カルボジイミド塩酸塩を生成させること (に)次いで同じ系に脂肪族および/または脂環式炭化
    水素溶媒、エーテル類、エステル類の溶媒から選ばれた
    1種または2種以上を添加し、塩酸塩を結晶化させるこ
    と 以上(い)〜(に)の工程からなる1−エチル−3−
    (3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
    の製造方法。
  2. 【請求項2】(い)芳香族炭化水素溶媒、ハロゲン化炭
    化水素溶媒、エーテル基を有するアルコール類のうち選
    ばれた1種または2種以上に予め塩化水素ガスを溶解さ
    せること (ろ)当該溶液に1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
    ノプロピル)カルボジイミドを加え、当該カルボジイミ
    ド塩酸塩を生成させること (は)必要であれば、不溶解分をろ別すること (に)次いで同じ系に脂肪族および/または脂環式炭化
    水素溶媒、エーテル類、エステル類の溶媒から選ばれた
    1種または2種以上を添加し、塩酸塩を結晶化させるこ
    と 以上(い)〜(に)の工程からなる1−エチル−3−
    (3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
    の製造方法。
  3. 【請求項3】(い)1−エチル−3−(3−ジメチルア
    ミノプロピル)カルボジイミドを、芳香族炭化水素溶
    媒、ハロゲン化炭化水素溶媒、エーテル基を有するアル
    コール類のうちから選ばれた1種または2種以上に溶解
    させること (ろ)必要であれば、不溶解分をろ別すること (は)当該溶液に−20℃〜25℃で塩化水素ガスを導
    入し、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
    ル)カルボジイミド塩酸塩を生成させること 以上(い)〜(は)の工程からなる1−エチル−3−
    (3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
    の製造方法。
  4. 【請求項4】(い)1−エチル−3−(3−ジメチルア
    ミノプロピル)カルボジイミドを、芳香族炭化水素溶
    媒、ハロゲン化炭化水素溶媒、エーテル基を有するアル
    コール類のうちから選ばれた1種または2種以上に溶解
    させること (ろ)必要であれば、不溶解分をろ別すること (は)当該溶液に、塩化水素ガスを導入させた 脂肪族
    および/または脂環式炭化水素溶媒、エーテル類、エス
    テル類の溶媒から選ばれた1種または2種以上を添加
    し、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
    カルボジイミド塩酸塩を生成させしめ、結晶化させるこ
    と 以上(い)〜(は)の工程からなる1−エチル−3−
    (3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
    の製造方法。
  5. 【請求項5】1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプ
    ロピル)カルボジイミド塩酸塩の溶液に結晶化溶媒とし
    て、脂肪族および/または脂環式炭化水素溶媒、エーテ
    ル類、エステル類の溶媒から選ばれた1種または2種以
    上を添加し、結晶化させることを特徴とする1−エチル
    −3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
    塩酸塩の結晶化方法。
  6. 【請求項6】塩化水素ガスの導入量が1−エチル−3−
    (3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドに対し
    0.9〜1.2モル当量であることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の1−エチル−3−(3−ジメ
    チルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩の製造方
    法。
  7. 【請求項7】結晶化温度が−20℃〜25℃であること
    を特徴とする請求項1,2,4,5のいずれかに記載の
    1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
    ボジイミドの結晶化方法。
  8. 【請求項8】原料1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
    ノプロピル)カルボジイミドが粗製の1−エチル−3−
    (3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドである
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の1−
    エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
    イミド塩酸塩の製造方法。
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