JPH0911080A - 起動入力受付装置 - Google Patents
起動入力受付装置Info
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- JPH0911080A JPH0911080A JP16355595A JP16355595A JPH0911080A JP H0911080 A JPH0911080 A JP H0911080A JP 16355595 A JP16355595 A JP 16355595A JP 16355595 A JP16355595 A JP 16355595A JP H0911080 A JPH0911080 A JP H0911080A
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- Japan
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- signal
- circuit
- manual
- output
- input
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Landscapes
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動起動指令を入力する機器において手動操
作で手動起動指令を出力する手動起動指令手段を脱着自
在に接続可能とする起動入力受付装置を提供する。 【構成】 入力インターロック回路21は、マスタシー
ケンサ5からの自動起動指令であるドレス信号S1とコ
ントローラ3に脱着自在に接続可能な手動ドレス盤から
の手動による手動起動指令であるドレス信号S1´との
インターロックをとり、手動ドレスが許可された状態で
のみ手動ドレス盤によるドレス信号S1´を有効として
マスタシーケンサ5からのドレス信号S1を無効にす
る。
作で手動起動指令を出力する手動起動指令手段を脱着自
在に接続可能とする起動入力受付装置を提供する。 【構成】 入力インターロック回路21は、マスタシー
ケンサ5からの自動起動指令であるドレス信号S1とコ
ントローラ3に脱着自在に接続可能な手動ドレス盤から
の手動による手動起動指令であるドレス信号S1´との
インターロックをとり、手動ドレスが許可された状態で
のみ手動ドレス盤によるドレス信号S1´を有効として
マスタシーケンサ5からのドレス信号S1を無効にす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は起動入力受付装置に関
し、例えば定置スポット溶接機、マルチスポット溶接機
等の溶接ロボットの電極チップをドレッシング(研磨)
するチップドレッサのコントローラにおける起動入力受
付装置に関する。
し、例えば定置スポット溶接機、マルチスポット溶接機
等の溶接ロボットの電極チップをドレッシング(研磨)
するチップドレッサのコントローラにおける起動入力受
付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】定置スポット溶接機、マルチスポット溶
接機等のスポット溶接機においては、加圧通電を繰返す
ことによって電極チップが摩耗するなどしてその形状が
変形すると、溶接品質を確保できないことから、電極チ
ップを研磨するチップドレッサが用いられている。
接機等のスポット溶接機においては、加圧通電を繰返す
ことによって電極チップが摩耗するなどしてその形状が
変形すると、溶接品質を確保できないことから、電極チ
ップを研磨するチップドレッサが用いられている。
【0003】従来のチップドレッサとしては、例えば特
開平1−181985号公報に開示されているように、
基台上に固定されたフレームに移動体を昇降自在に支持
し、この移動体にドレッサ本体を固定し、このドレッサ
本体にエアモータで回転駆動されるカッタ刃を取付け
て、このカッタ刃に上下から電極チップを押圧した状態
で、カッタ刃をエアモータで回転させることによって電
極チップを研磨するようにした据置き型チップドレッサ
が知られている。
開平1−181985号公報に開示されているように、
基台上に固定されたフレームに移動体を昇降自在に支持
し、この移動体にドレッサ本体を固定し、このドレッサ
本体にエアモータで回転駆動されるカッタ刃を取付け
て、このカッタ刃に上下から電極チップを押圧した状態
で、カッタ刃をエアモータで回転させることによって電
極チップを研磨するようにした据置き型チップドレッサ
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなチップドレッサにおいて、例えばドレス制御を司る
コントローラを設けて、溶接ロボットのシーケンス制御
装置からの自動起動指令でコントローラを起動させてド
レスを行うようにした場合、コントローラの初期設定等
を行うために手動操作で手動起動指令を出力する手動起
動指令手段を脱着自在に接続可能とする必要が生じてく
るが、この場合両者の起動指令を単純に入力できるよう
にしたのでは起動指令の競合が生じてしまって誤動作す
るおそれがある。
うなチップドレッサにおいて、例えばドレス制御を司る
コントローラを設けて、溶接ロボットのシーケンス制御
装置からの自動起動指令でコントローラを起動させてド
レスを行うようにした場合、コントローラの初期設定等
を行うために手動操作で手動起動指令を出力する手動起
動指令手段を脱着自在に接続可能とする必要が生じてく
るが、この場合両者の起動指令を単純に入力できるよう
にしたのでは起動指令の競合が生じてしまって誤動作す
るおそれがある。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、自動起動指令を入力する機器において手動操作
で手動起動指令を出力する手動起動指令手段を脱着自在
に接続可能とする起動入力受付装置を提供することを目
的とする。
であり、自動起動指令を入力する機器において手動操作
で手動起動指令を出力する手動起動指令手段を脱着自在
に接続可能とする起動入力受付装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明の起動入力受付装置は、外部装置から自動的に
出力される自動起動指令を入力すると共に、手動操作で
手動起動指令を出力する手動起動指令手段を脱着自在に
接続可能な機器において、前記手動起動指令手段からの
起動指令入力を許可しているときに前記自動起動指令を
無効にする入力インターロック手段を備えた。
め本発明の起動入力受付装置は、外部装置から自動的に
出力される自動起動指令を入力すると共に、手動操作で
手動起動指令を出力する手動起動指令手段を脱着自在に
接続可能な機器において、前記手動起動指令手段からの
起動指令入力を許可しているときに前記自動起動指令を
無効にする入力インターロック手段を備えた。
【0007】
【作用】本発明の起動入力受付装置は、手動起動指令手
段からの起動指令入力を許可しているときに自動起動指
令を無効にする入力インターロック手段を備えているの
で、手動起動指令が与えられているときに自動起動指令
を受付けて誤動作することがなくなり、自動起動指令を
入力する機器において手動操作で手動起動指令を出力す
る手動起動指令手段を脱着自在に接続できるようにな
る。
段からの起動指令入力を許可しているときに自動起動指
令を無効にする入力インターロック手段を備えているの
で、手動起動指令が与えられているときに自動起動指令
を受付けて誤動作することがなくなり、自動起動指令を
入力する機器において手動操作で手動起動指令を出力す
る手動起動指令手段を脱着自在に接続できるようにな
る。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係る起動入力受付装置を適用し
たチップドレッサシステムの一実施例を示す全体システ
ム構成図、図2はコントローラのブロック図、図3は図
2の入力インターロック回路、入力インタフェース回路
の一部、誤動作防止回路及び溶接タイマインターロック
回路の一部の詳細を示す回路図、図4は図2のモータ回
転遅延回路及びモータスイッチング回路等の詳細を示す
回路図、図5は図2のタイミング生成回路等の詳細を示
す回路図、図6は図2のインターフェース回路、チップ
ドレス圧設定回路及び溶接加圧設定回路の詳細を示す回
路図、図7は溶接タイマインターロック回路の残部及び
インタフェース回路等の詳細を示す回路図、図8はコン
トローラの外観図である。
明する。図1は本発明に係る起動入力受付装置を適用し
たチップドレッサシステムの一実施例を示す全体システ
ム構成図、図2はコントローラのブロック図、図3は図
2の入力インターロック回路、入力インタフェース回路
の一部、誤動作防止回路及び溶接タイマインターロック
回路の一部の詳細を示す回路図、図4は図2のモータ回
転遅延回路及びモータスイッチング回路等の詳細を示す
回路図、図5は図2のタイミング生成回路等の詳細を示
す回路図、図6は図2のインターフェース回路、チップ
ドレス圧設定回路及び溶接加圧設定回路の詳細を示す回
路図、図7は溶接タイマインターロック回路の残部及び
インタフェース回路等の詳細を示す回路図、図8はコン
トローラの外観図である。
【0009】このチップドレッサシステムは、溶接機
(溶接ロボット)の上部ガン1A及び下部ガン1Bの電
極チップ1a,1bを研磨するための刃具を回転駆動す
る駆動源であるモータを有するドレッサ本体2と、ドレ
ッサ本体2とは別体をなし、電極チップ1a,1bを研
磨(ドレス)するときに必要な制御を司るコントローラ
3と、このコントローラ3で制御されてドレス時に電極
チップ1a,1bによってドレッサ本体2を所定の加圧
力で加圧させるための加圧駆動系4等とを備えている。
(溶接ロボット)の上部ガン1A及び下部ガン1Bの電
極チップ1a,1bを研磨するための刃具を回転駆動す
る駆動源であるモータを有するドレッサ本体2と、ドレ
ッサ本体2とは別体をなし、電極チップ1a,1bを研
磨(ドレス)するときに必要な制御を司るコントローラ
3と、このコントローラ3で制御されてドレス時に電極
チップ1a,1bによってドレッサ本体2を所定の加圧
力で加圧させるための加圧駆動系4等とを備えている。
【0010】コントローラ3は、溶接ロボットの制御を
司るメイン制御装置であるマスタシーケンサ5からのド
レス起動指令であるドレス信号S1を受付けて、ドレッ
サ本体2のモータを駆動するモータ駆動信号S4を出力
すると共に、加圧駆動系4に所定のタイミングで電極チ
ップ1a,1bによるドレッサ本体2の加圧力を設定す
る加圧力レベル設定信号S2及び加圧/非加圧を切換え
る加圧信号S3を出力する等の制御をする。
司るメイン制御装置であるマスタシーケンサ5からのド
レス起動指令であるドレス信号S1を受付けて、ドレッ
サ本体2のモータを駆動するモータ駆動信号S4を出力
すると共に、加圧駆動系4に所定のタイミングで電極チ
ップ1a,1bによるドレッサ本体2の加圧力を設定す
る加圧力レベル設定信号S2及び加圧/非加圧を切換え
る加圧信号S3を出力する等の制御をする。
【0011】加圧駆動系4は、エアー源からのエアーを
フィルタ11、レギュレータ12及びリュブリケータ1
3を介して、供給されたエアーを制御電圧(加圧力レベ
ル設定信号S2)に応じたエアー圧に制御して送出する
電空比例弁14に供給し、この電空比例弁14からのエ
アーを、制御信号(加圧信号S3)に応じてエアー供給
路を開閉する加圧ソレノイドバルブ15を介して上部ガ
ン1A,1Bを開閉駆動するシリンダ16に供給してい
る。
フィルタ11、レギュレータ12及びリュブリケータ1
3を介して、供給されたエアーを制御電圧(加圧力レベ
ル設定信号S2)に応じたエアー圧に制御して送出する
電空比例弁14に供給し、この電空比例弁14からのエ
アーを、制御信号(加圧信号S3)に応じてエアー供給
路を開閉する加圧ソレノイドバルブ15を介して上部ガ
ン1A,1Bを開閉駆動するシリンダ16に供給してい
る。
【0012】また、コントローラ3は、マスタシーケン
サ5からの手動ドレスを許可するための手動ドレス許可
信号、溶接加圧を設定するための1〜3チャンネル加圧
信号(選択信号)等を入力し、マスタシーケンサ5に対
してモータ異常信号等を出力する。さらに、溶接ロボッ
トの溶接タイマ6からの溶接加圧信号を入力し、ドレス
加圧信号(加圧信号S3)とインターロックを取ってか
ら加圧ソレノイド(電磁弁)15に出力する。なお、溶
接タイマ6から出力する溶接加圧信号とドレス加圧信号
とをマスタシーケンサ5内で処理して、マスタシーケン
サ5から加圧ソレノイド15に出力する場合には、この
ようにする必要はない。
サ5からの手動ドレスを許可するための手動ドレス許可
信号、溶接加圧を設定するための1〜3チャンネル加圧
信号(選択信号)等を入力し、マスタシーケンサ5に対
してモータ異常信号等を出力する。さらに、溶接ロボッ
トの溶接タイマ6からの溶接加圧信号を入力し、ドレス
加圧信号(加圧信号S3)とインターロックを取ってか
ら加圧ソレノイド(電磁弁)15に出力する。なお、溶
接タイマ6から出力する溶接加圧信号とドレス加圧信号
とをマスタシーケンサ5内で処理して、マスタシーケン
サ5から加圧ソレノイド15に出力する場合には、この
ようにする必要はない。
【0013】このコントローラ3は、図2に示すよう
に、起動入力受付装置を構成する入力インターロック回
路21及び入力インタフェース(I/F)回路22と、
誤動作防止回路23と、溶接タイマインターロック回路
24と、モータ回転遅延回路25及びモータスイッチン
グ回路26と、タイミング生成回路27、インタフェー
ス回路28及びチップドレス圧設定回路29、加圧バル
ブスイッチング回路30と、インターフェース回路31
及び溶接加圧設定回路32等を備えている。
に、起動入力受付装置を構成する入力インターロック回
路21及び入力インタフェース(I/F)回路22と、
誤動作防止回路23と、溶接タイマインターロック回路
24と、モータ回転遅延回路25及びモータスイッチン
グ回路26と、タイミング生成回路27、インタフェー
ス回路28及びチップドレス圧設定回路29、加圧バル
ブスイッチング回路30と、インターフェース回路31
及び溶接加圧設定回路32等を備えている。
【0014】入力インターロック回路21は、マスタシ
ーケンサ5からの自動起動指令であるドレス信号S1と
このコントローラ3に脱着自在に接続可能な手動ドレス
盤(後述する)からの手動による手動起動指令であるド
レス信号(以下「手動ドレス信号」ともいう。)S1´
とのインターロックをとるためのものであり、手動ドレ
スが許可された状態でのみ手動ドレス盤によるドレス信
号S1´を有効としてマスタシーケンサ5からのドレス
信号(以下、「自動ドレス信号」ともいう。)S1を無
効にする。入力I/F回路22は、入力されるドレス信
号S1又はS1´から起動信号S5を生成出力する。
ーケンサ5からの自動起動指令であるドレス信号S1と
このコントローラ3に脱着自在に接続可能な手動ドレス
盤(後述する)からの手動による手動起動指令であるド
レス信号(以下「手動ドレス信号」ともいう。)S1´
とのインターロックをとるためのものであり、手動ドレ
スが許可された状態でのみ手動ドレス盤によるドレス信
号S1´を有効としてマスタシーケンサ5からのドレス
信号(以下、「自動ドレス信号」ともいう。)S1を無
効にする。入力I/F回路22は、入力されるドレス信
号S1又はS1´から起動信号S5を生成出力する。
【0015】誤動作防止回路23は、入力I/F回路2
2からの起動信号S5を入力してそのまま出力すると共
に、電源投入時にドレス信号S1,S1´と無関係に起
動信号S5が出力されるのを防止するための回路であ
る。溶接タイマインターロック回路24は、溶接タイマ
6との間で加圧信号のインターロックをとるための回路
である。
2からの起動信号S5を入力してそのまま出力すると共
に、電源投入時にドレス信号S1,S1´と無関係に起
動信号S5が出力されるのを防止するための回路であ
る。溶接タイマインターロック回路24は、溶接タイマ
6との間で加圧信号のインターロックをとるための回路
である。
【0016】モータ回転遅延回路25は、入力I/F回
路22からの起動信号S5の終了側を遅延して、つまり
起動信号S5が入力された時から入力されなくなった後
所定時間が経過するまでの間モータ駆動信号S6を出力
する。モータスイッチング回路26は、ドレッサ本体2
のモータへの給電路に介装され、モータ回転遅延回路2
5からのモータ駆動信号S6が入力されている間ドレッ
サ本体2のモータへの給電路を閉じてモータ駆動信号S
4(モータ電源電圧)を出力して、モータの駆動/非駆
動を切換える。
路22からの起動信号S5の終了側を遅延して、つまり
起動信号S5が入力された時から入力されなくなった後
所定時間が経過するまでの間モータ駆動信号S6を出力
する。モータスイッチング回路26は、ドレッサ本体2
のモータへの給電路に介装され、モータ回転遅延回路2
5からのモータ駆動信号S6が入力されている間ドレッ
サ本体2のモータへの給電路を閉じてモータ駆動信号S
4(モータ電源電圧)を出力して、モータの駆動/非駆
動を切換える。
【0017】タイミング生成回路27は、入力I/F回
路22からの起動信号S5に基づいて所定の加圧パター
ンに応じたタイミング信号S10(後述のように3種類
の信号S11〜S13からなる。)を生成して、このタ
イミング信号S10をインタフェース回路28を介して
チップドレス圧設定回路29に出力すると共に、このタ
イミング信号と起動信号S5とに基づいて加圧タイミン
グ信号S7を生成して出力する。ここで、「所定の加圧
パターン」とは、ドレス圧と当該ドレス圧を加える時間
との関係を示すものであり、本実施例では、加圧力を予
加圧、本加圧、仕上圧の3段階に設定して、予加圧の加
圧力を加える時間を予加圧時間、本加圧の加圧力を加え
る時間を本加圧時間、仕上圧の加圧力を加える時間を仕
上圧時間とし、タイミング生成回路27によって各加圧
時間のタイミング信号を生成する。
路22からの起動信号S5に基づいて所定の加圧パター
ンに応じたタイミング信号S10(後述のように3種類
の信号S11〜S13からなる。)を生成して、このタ
イミング信号S10をインタフェース回路28を介して
チップドレス圧設定回路29に出力すると共に、このタ
イミング信号と起動信号S5とに基づいて加圧タイミン
グ信号S7を生成して出力する。ここで、「所定の加圧
パターン」とは、ドレス圧と当該ドレス圧を加える時間
との関係を示すものであり、本実施例では、加圧力を予
加圧、本加圧、仕上圧の3段階に設定して、予加圧の加
圧力を加える時間を予加圧時間、本加圧の加圧力を加え
る時間を本加圧時間、仕上圧の加圧力を加える時間を仕
上圧時間とし、タイミング生成回路27によって各加圧
時間のタイミング信号を生成する。
【0018】チップドレス圧設定回路29は、インタフ
ェース回路28を介して入力されるタイミング生成回路
27からのタイミング信号S10に応じて電極チップ1
a,1bによるドレッサ本体2の加圧力を設定するため
の電圧信号である加圧力レベル設定信号S2を前記電空
比例弁14に出力する。加圧バルブスイッチング回路3
0は、タイミング生成回路27からの加圧タイミング信
号S7に応じて加圧ソレノイドバルブ15に加圧信号S
3を出力して、電極チップ1a,1bによるドレッサ本
体2の加圧/非加圧を切換える。
ェース回路28を介して入力されるタイミング生成回路
27からのタイミング信号S10に応じて電極チップ1
a,1bによるドレッサ本体2の加圧力を設定するため
の電圧信号である加圧力レベル設定信号S2を前記電空
比例弁14に出力する。加圧バルブスイッチング回路3
0は、タイミング生成回路27からの加圧タイミング信
号S7に応じて加圧ソレノイドバルブ15に加圧信号S
3を出力して、電極チップ1a,1bによるドレッサ本
体2の加圧/非加圧を切換える。
【0019】インタフェース回路31は、タイミング生
成回路27からの加圧タイミング信号S7に応じてマス
タシーケンサ5からの選択信号S8を有効にして出力す
る。溶接加圧設定回路32は、インタフェース回路31
を介して入力される選択信号S8(後述のように3種類
の選択信号S81〜83からなる。)に応じて溶接時の
加圧力を設定するための電圧信号である加圧力レベル設
定信号S2´を前記電空比例弁14に出力する。
成回路27からの加圧タイミング信号S7に応じてマス
タシーケンサ5からの選択信号S8を有効にして出力す
る。溶接加圧設定回路32は、インタフェース回路31
を介して入力される選択信号S8(後述のように3種類
の選択信号S81〜83からなる。)に応じて溶接時の
加圧力を設定するための電圧信号である加圧力レベル設
定信号S2´を前記電空比例弁14に出力する。
【0020】次に、各部の詳細について図3以降をも参
照して説明する。図3を参照して、まず、コントローラ
3のターミナルT1の端子E1,E2にはマスタシーケ
ンサ5の自動ドレス信号S1を発生するための接点RY
1及び手動ドレス許可信号を発生するために手動ドレス
許可用接点RY2がそれぞれ接続され、またターミナル
T1の端子Pにはマスタシーケンサ5からの電源電圧P
(ここでは、24V)が給電される。さらに、コントロ
ーラ3には手動ドレス盤7を脱着自在に接続可能で、こ
の手動ドレス盤7には、手動ドレス信号S1´を発生す
るためのプッシュボタン型スイッチからなる起動スイッ
チ8及び手動ドレス許可状態を表示するための表示ラン
プ9が設けられている。なお、手動ドレス盤7との間に
はコネクタを設けているが、図3では図示を省略してい
る。
照して説明する。図3を参照して、まず、コントローラ
3のターミナルT1の端子E1,E2にはマスタシーケ
ンサ5の自動ドレス信号S1を発生するための接点RY
1及び手動ドレス許可信号を発生するために手動ドレス
許可用接点RY2がそれぞれ接続され、またターミナル
T1の端子Pにはマスタシーケンサ5からの電源電圧P
(ここでは、24V)が給電される。さらに、コントロ
ーラ3には手動ドレス盤7を脱着自在に接続可能で、こ
の手動ドレス盤7には、手動ドレス信号S1´を発生す
るためのプッシュボタン型スイッチからなる起動スイッ
チ8及び手動ドレス許可状態を表示するための表示ラン
プ9が設けられている。なお、手動ドレス盤7との間に
はコネクタを設けているが、図3では図示を省略してい
る。
【0021】入力インターロック回路21及び入力I/
F回路22について説明すると、まず、入力I/F回路
22の自動起動信号生成用フォトカプラ35の発光ダイ
オードLE1の1次側を抵抗R1を介してターミナルT
1の端子Pに接続し、その発光ダイオードLE1の2次
側を入力インターロック回路21のダイオードD1を介
してターミナルT1の端子E1(自動ドレス信号S1入
力端子)に接続している。したがって、この自動起動信
号生成用フォトカプラ35はマスタシーケンサ5から電
源電圧Pが給電されているときにのみ作動可能となって
自動ドレス信号S1を有効にすることになる。
F回路22について説明すると、まず、入力I/F回路
22の自動起動信号生成用フォトカプラ35の発光ダイ
オードLE1の1次側を抵抗R1を介してターミナルT
1の端子Pに接続し、その発光ダイオードLE1の2次
側を入力インターロック回路21のダイオードD1を介
してターミナルT1の端子E1(自動ドレス信号S1入
力端子)に接続している。したがって、この自動起動信
号生成用フォトカプラ35はマスタシーケンサ5から電
源電圧Pが給電されているときにのみ作動可能となって
自動ドレス信号S1を有効にすることになる。
【0022】そして、発光ダイオードLE1の1次側を
入力インターロック回路21のダイオードD2を介して
ターミナルT1の端子E2(手動ドレス許可入力端子)
に接続し、マスタシーケンサ5の手動ドレス許可用接点
RY2がオン状態になったときには、フォトカプラ35
の発光ダイオードLE1がオフ状態に保持される、つま
り手動ドレス許可の状態では自動ドレス信号S1を無効
にするようにしている。なお、フォトカプラ35の発光
ダイオードLE1と並列にコンデンサC1及び抵抗R2
を接続している。
入力インターロック回路21のダイオードD2を介して
ターミナルT1の端子E2(手動ドレス許可入力端子)
に接続し、マスタシーケンサ5の手動ドレス許可用接点
RY2がオン状態になったときには、フォトカプラ35
の発光ダイオードLE1がオフ状態に保持される、つま
り手動ドレス許可の状態では自動ドレス信号S1を無効
にするようにしている。なお、フォトカプラ35の発光
ダイオードLE1と並列にコンデンサC1及び抵抗R2
を接続している。
【0023】また、入力I/F回路22の手動起動信号
生成用フォトカプラ36の発光ダイオードLE2の1次
側を抵抗R3を介してターミナルT1の端子Pに接続
し、その発光ダイオードLE1の2次側を手動ドレス盤
7の手動起動スイッチ8の一方側の接点に接続可能と
し、更に入力インターロック回路21のダイオードD2
の2次側を手動ドレス盤7の手動起動スイッチ8の一方
側の接点に接続可能としている。したがって、手動起動
信号生成用フォトカプラ36はマスタシーケンサ5から
電源電圧Pが給電されているときにのみ作動可能となっ
て手動ドレス信号S1´を有効にすることになる。
生成用フォトカプラ36の発光ダイオードLE2の1次
側を抵抗R3を介してターミナルT1の端子Pに接続
し、その発光ダイオードLE1の2次側を手動ドレス盤
7の手動起動スイッチ8の一方側の接点に接続可能と
し、更に入力インターロック回路21のダイオードD2
の2次側を手動ドレス盤7の手動起動スイッチ8の一方
側の接点に接続可能としている。したがって、手動起動
信号生成用フォトカプラ36はマスタシーケンサ5から
電源電圧Pが給電されているときにのみ作動可能となっ
て手動ドレス信号S1´を有効にすることになる。
【0024】なお、フォトカプラ36の発光ダイオード
LE2と並列にコンデンサC2を接続し、また、入力イ
ンターロック回路21のダイオードD2の2次側とター
ミナルT1の端子Pとの間に手動ドレス許可を表示する
表示ランプ37及び抵抗R4を直列に接続し、この表示
ランプ37及び抵抗R4と並列に抵抗R5を介して手動
ドレス盤7の表示ランプ9を接続可能にしている。
LE2と並列にコンデンサC2を接続し、また、入力イ
ンターロック回路21のダイオードD2の2次側とター
ミナルT1の端子Pとの間に手動ドレス許可を表示する
表示ランプ37及び抵抗R4を直列に接続し、この表示
ランプ37及び抵抗R4と並列に抵抗R5を介して手動
ドレス盤7の表示ランプ9を接続可能にしている。
【0025】一方、入力インタフェース回路22のフォ
トカプラ35の出力側のフォトトランジスタPT1には
抵抗R6を介して内部電圧を給電し、このフォトトラン
ジスタPT1と抵抗R6との接続点をコンデンサC3を
介して接地すると共に、コンデンサC3の両端間電圧を
シュミットトリガ・インバータ38を介して出力し、ま
たフォトカプラ36の出力側のフォトトランジスタPT
2には抵抗R7を介して内部電圧を給電し、このフォト
トランジスタPT2と抵抗R7との接続点をコンデンサ
C4を介して接地すると共に、コンデンサC4の両端間
電圧をシュミットトリガ・インバータ39を介して出力
している。
トカプラ35の出力側のフォトトランジスタPT1には
抵抗R6を介して内部電圧を給電し、このフォトトラン
ジスタPT1と抵抗R6との接続点をコンデンサC3を
介して接地すると共に、コンデンサC3の両端間電圧を
シュミットトリガ・インバータ38を介して出力し、ま
たフォトカプラ36の出力側のフォトトランジスタPT
2には抵抗R7を介して内部電圧を給電し、このフォト
トランジスタPT2と抵抗R7との接続点をコンデンサ
C4を介して接地すると共に、コンデンサC4の両端間
電圧をシュミットトリガ・インバータ39を介して出力
している。
【0026】そして、フォトカプラ35のフォトトラン
ジスタPT1のオン/オフ状態に応じたシュミットトリ
ガ・インバータ38からの出力信号をダイオードD3を
介して、またフォトカプラ36のフォトトランジスタP
T2のオン/オフ状態に応じたシュミットトリガ・イン
バータ39からの出力信号をダイオードD4を介してそ
れぞれ出力し、これらのダイオードD3,D4の2次側
を接続して各出力信号を合成し、これらのダイオードD
3,D4の2次側を抵抗R8を介して接地すると共に、
ダイオードD3,D4の2次側と抵抗R8との接続点の
電圧信号をAND回路40の入力信号とし、このAND
回路40の出力を起動信号S5として出力するようにし
ている。
ジスタPT1のオン/オフ状態に応じたシュミットトリ
ガ・インバータ38からの出力信号をダイオードD3を
介して、またフォトカプラ36のフォトトランジスタP
T2のオン/オフ状態に応じたシュミットトリガ・イン
バータ39からの出力信号をダイオードD4を介してそ
れぞれ出力し、これらのダイオードD3,D4の2次側
を接続して各出力信号を合成し、これらのダイオードD
3,D4の2次側を抵抗R8を介して接地すると共に、
ダイオードD3,D4の2次側と抵抗R8との接続点の
電圧信号をAND回路40の入力信号とし、このAND
回路40の出力を起動信号S5として出力するようにし
ている。
【0027】誤動作防止回路23は、入力I/F回路2
2のAND回路40からの起動信号S5を積分する抵抗
R9及びコンデンサC5とダイオードD5からなる積分
回路と、この積分回路の出力によって起動信号S5を出
力するシュミットトリガ・インバータ41,42とから
なる。また、溶接タイマインターロック回路24は、入
力I/F回路22のAND回路40からの起動信号S5
を抵抗R10を介して入力してオン/オフ制御されるス
イッチングトランジスタTR1と、このトランジスタT
R1と電源との間に接続したリレー43と、リレー43
と並列に接続したダイオードD6及びトランジスタTR
1と並列に接続した抵抗R11とからなる。
2のAND回路40からの起動信号S5を積分する抵抗
R9及びコンデンサC5とダイオードD5からなる積分
回路と、この積分回路の出力によって起動信号S5を出
力するシュミットトリガ・インバータ41,42とから
なる。また、溶接タイマインターロック回路24は、入
力I/F回路22のAND回路40からの起動信号S5
を抵抗R10を介して入力してオン/オフ制御されるス
イッチングトランジスタTR1と、このトランジスタT
R1と電源との間に接続したリレー43と、リレー43
と並列に接続したダイオードD6及びトランジスタTR
1と並列に接続した抵抗R11とからなる。
【0028】図4を参照して、コントローラ3のターミ
ナルT2にはドレッサ本体2の駆動源であるモータ44
が接続され、ターミナルT1の端子O1,O2にはこの
モータ44へ所定の電圧を給電するためのモータ電源が
接続される。モータ回転遅延回路25は、起動信号S5
を入力するディユアル・リトリガブル・モノステーブル
・マルチバイブレータ(以下、単に「モノマルチ」とい
う。)45と、モノマルチ45のパルス幅を設定するた
めの抵抗R12及びコンデンサC6と、起動信号S5と
モノマルチ45のQ出力との論理和をとってモータ駆動
信号S6として出力するOR回路46とからなる。な
お、モノマルチ45のパルス幅は起動信号S5がハイレ
ベル「H」(以下、単に「H」で表わす。)からローレ
ベル「L」(以下、単に「L」で表わす。)になった時
から所定時間、例えば1sec経過したときにモータ駆動
信号S6を「L」にする時間に設定している。
ナルT2にはドレッサ本体2の駆動源であるモータ44
が接続され、ターミナルT1の端子O1,O2にはこの
モータ44へ所定の電圧を給電するためのモータ電源が
接続される。モータ回転遅延回路25は、起動信号S5
を入力するディユアル・リトリガブル・モノステーブル
・マルチバイブレータ(以下、単に「モノマルチ」とい
う。)45と、モノマルチ45のパルス幅を設定するた
めの抵抗R12及びコンデンサC6と、起動信号S5と
モノマルチ45のQ出力との論理和をとってモータ駆動
信号S6として出力するOR回路46とからなる。な
お、モノマルチ45のパルス幅は起動信号S5がハイレ
ベル「H」(以下、単に「H」で表わす。)からローレ
ベル「L」(以下、単に「L」で表わす。)になった時
から所定時間、例えば1sec経過したときにモータ駆動
信号S6を「L」にする時間に設定している。
【0029】モータスイッチング回路26は、モータ回
転遅延回路25からのモータ駆動信号S6を抵抗R13
を介して入力してオン/オフされるスイッチングトラン
ジスタTR2と、フォトトライアック46、サージ吸収
素子47、抵抗R14等からなり、フォトトライアック
46の出力側(受光側)をドレッサ本体2のモータ44
への給電路に介装し、フォトトライアック46の入力側
(発光側)をスイッチングトランジスタTR2でオン/
オフすることでモータ44への給電路を開閉する。
転遅延回路25からのモータ駆動信号S6を抵抗R13
を介して入力してオン/オフされるスイッチングトラン
ジスタTR2と、フォトトライアック46、サージ吸収
素子47、抵抗R14等からなり、フォトトライアック
46の出力側(受光側)をドレッサ本体2のモータ44
への給電路に介装し、フォトトライアック46の入力側
(発光側)をスイッチングトランジスタTR2でオン/
オフすることでモータ44への給電路を開閉する。
【0030】なお、ドレッサ本体2のモータ44への給
電路にはモータ電源が入ったことを表示する表示ランプ
48を接続し、またモータ44への過電流が流れたとき
に閉状態になる外部接点49を介して過電流表示器51
及び抵抗R15の直列回路を電源と接地間に介装し、更
に同じくモータ44への過電流が流れたときに閉状態に
なる外部接点50を介してリレー52及びダイオードD
7の並列回路を電源と接地間に介装している。リレー5
2の常開接点CR2がオン状態になったことをモータ異
常信号としてマスタシーケンサ5に出力する。
電路にはモータ電源が入ったことを表示する表示ランプ
48を接続し、またモータ44への過電流が流れたとき
に閉状態になる外部接点49を介して過電流表示器51
及び抵抗R15の直列回路を電源と接地間に介装し、更
に同じくモータ44への過電流が流れたときに閉状態に
なる外部接点50を介してリレー52及びダイオードD
7の並列回路を電源と接地間に介装している。リレー5
2の常開接点CR2がオン状態になったことをモータ異
常信号としてマスタシーケンサ5に出力する。
【0031】次に、図5を参照して、タイミング生成回
路27は、それぞれディユアル・リトリガブル・モノス
テーブル・マルチバイブレータからなる予加圧用モノマ
ルチ55、本加圧用モノマルチ56、仕上圧用モノマル
チ57と、モノマルチ55のパルス幅(予加圧時間)を
設定するための可変抵抗VR1、抵抗R16、コンデン
サC7と、モノマルチ56のパルス幅(本加圧時間)を
設定するための可変抵抗VR2、抵抗R17、コンデン
サC8と、モノマルチ57のパルス幅(仕上圧時間)を
設定するための可変抵抗VR3、抵抗R18、コンデン
サC9と、AND回路58,59とを有している。
路27は、それぞれディユアル・リトリガブル・モノス
テーブル・マルチバイブレータからなる予加圧用モノマ
ルチ55、本加圧用モノマルチ56、仕上圧用モノマル
チ57と、モノマルチ55のパルス幅(予加圧時間)を
設定するための可変抵抗VR1、抵抗R16、コンデン
サC7と、モノマルチ56のパルス幅(本加圧時間)を
設定するための可変抵抗VR2、抵抗R17、コンデン
サC8と、モノマルチ57のパルス幅(仕上圧時間)を
設定するための可変抵抗VR3、抵抗R18、コンデン
サC9と、AND回路58,59とを有している。
【0032】予加圧用モノマルチ55には起動信号S5
を入力し、この予加圧用モノマルチ55の反転Q出力で
ある信号S11と起動信号S5をAND回路58に入力
し、このAND回路58の出力を本加圧用モノマルチ5
6に入力し、本加圧用モノマルチ56の反転Q出力であ
る信号S12及び予加圧用モノマルチ55の信号S11
をAND回路59に入力し、このAND回路59の出力
を仕上圧用モノマルチ57に入力し、仕上圧用モノマル
チ57の反転Q出力を信号S13として、これらの各モ
ノマルチ55,56,57からの各信号S11,S1
2,S13をインタフェース回路28に出力する。
を入力し、この予加圧用モノマルチ55の反転Q出力で
ある信号S11と起動信号S5をAND回路58に入力
し、このAND回路58の出力を本加圧用モノマルチ5
6に入力し、本加圧用モノマルチ56の反転Q出力であ
る信号S12及び予加圧用モノマルチ55の信号S11
をAND回路59に入力し、このAND回路59の出力
を仕上圧用モノマルチ57に入力し、仕上圧用モノマル
チ57の反転Q出力を信号S13として、これらの各モ
ノマルチ55,56,57からの各信号S11,S1
2,S13をインタフェース回路28に出力する。
【0033】ここで、各モノマルチ55から信号S11
を出力する時間(予加圧時間)はガン1A,1Bがドレ
ッサ本体2に達するまで時間に、モノマルチ56から信
号S12を出力する時間(本加圧時間)は電極チップ1
a,1b先端の合金層を確実に除去できるまでの時間
に、モノマルチ57から信号S13を出力する時間(仕
上圧時間)は切削バリが取り除かれるまでの時間に調整
設定する。
を出力する時間(予加圧時間)はガン1A,1Bがドレ
ッサ本体2に達するまで時間に、モノマルチ56から信
号S12を出力する時間(本加圧時間)は電極チップ1
a,1b先端の合金層を確実に除去できるまでの時間
に、モノマルチ57から信号S13を出力する時間(仕
上圧時間)は切削バリが取り除かれるまでの時間に調整
設定する。
【0034】また、このタイミング生成回路27は、抵
抗R19、ダイオードD8,D9、インバータ61、A
ND回路62からなる加圧タイミング信号生成回路60
を有している。この加圧信号生成回路60は、電源VDD
に抵抗R19を介してダイオードD8,D9の1次側を
それぞれ接続し、ダイオードD8の2次側を仕上圧用モ
ノマルチ57の反転Q出力端子に、ダイオードD9の2
次側を2次側を仕上圧用モノマルチ57のクリア端子CL
R(AND回路59の出力側)にそれぞれ接続してAN
D回路を構成し、このAND回路の出力となるダイオー
ドD8,D9の1次側接続点の信号をインバータ61を
介してAND回路62に入力すると共に、起動信号S5
をAND回路62の他方入力とし、このAND回路62
の出力を加圧タイミング信号S7として出力する。
抗R19、ダイオードD8,D9、インバータ61、A
ND回路62からなる加圧タイミング信号生成回路60
を有している。この加圧信号生成回路60は、電源VDD
に抵抗R19を介してダイオードD8,D9の1次側を
それぞれ接続し、ダイオードD8の2次側を仕上圧用モ
ノマルチ57の反転Q出力端子に、ダイオードD9の2
次側を2次側を仕上圧用モノマルチ57のクリア端子CL
R(AND回路59の出力側)にそれぞれ接続してAN
D回路を構成し、このAND回路の出力となるダイオー
ドD8,D9の1次側接続点の信号をインバータ61を
介してAND回路62に入力すると共に、起動信号S5
をAND回路62の他方入力とし、このAND回路62
の出力を加圧タイミング信号S7として出力する。
【0035】図6を参照して、ドレス系のインタフェー
ス回路28は、タイミング生成回路27の予加圧用モノ
マルチ65からの信号S11、本加圧用モノマルチ56
からの信号S12、仕上圧用モノマルチ57からの信号
S13をそれぞれ入力する3個のフォトカプラ65〜6
7及び抵抗R20からなる。チップドレス圧設定回路2
9は、インタフェース回路28の各フォトカプラ65〜
67の出力側に接続した抵抗R21〜R23、可変抵抗
VR4〜VR6と、抵抗R24及びダイオードD10〜
D12とからなり、抵抗R21〜R23、抵抗R24及
び可変抵抗VR4〜VR6の抵抗値に応じた電圧信号を
加圧力レベル設定信号S2として電空比例弁14に出力
する。
ス回路28は、タイミング生成回路27の予加圧用モノ
マルチ65からの信号S11、本加圧用モノマルチ56
からの信号S12、仕上圧用モノマルチ57からの信号
S13をそれぞれ入力する3個のフォトカプラ65〜6
7及び抵抗R20からなる。チップドレス圧設定回路2
9は、インタフェース回路28の各フォトカプラ65〜
67の出力側に接続した抵抗R21〜R23、可変抵抗
VR4〜VR6と、抵抗R24及びダイオードD10〜
D12とからなり、抵抗R21〜R23、抵抗R24及
び可変抵抗VR4〜VR6の抵抗値に応じた電圧信号を
加圧力レベル設定信号S2として電空比例弁14に出力
する。
【0036】ここで、予加圧時の加圧力(予加圧力)は
ドレッサ本体2の刃具を保護するために低い加圧力に、
本加圧時の加圧力(本加圧力)は電極チップ1a,1b
先端の合金層を確実に除去できる切削加工が可能な高い
加圧力に、仕上圧時の加圧力(仕上圧)は切削バリ等を
無くすることができるに充分な最も低い加圧力(仕上
圧)に設定する。
ドレッサ本体2の刃具を保護するために低い加圧力に、
本加圧時の加圧力(本加圧力)は電極チップ1a,1b
先端の合金層を確実に除去できる切削加工が可能な高い
加圧力に、仕上圧時の加圧力(仕上圧)は切削バリ等を
無くすることができるに充分な最も低い加圧力(仕上
圧)に設定する。
【0037】そこで、図7に移行して、加圧バルブスイ
ッチング回路30は、スイッチング用トランジスタTR
3、フォトトライアック68、サージ吸収素子69、抵
抗R25,R26からなり、タイミング生成回路27か
らの加圧タイミング信号S7を抵抗R25を介してトラ
ンジスタTR3に入力し、フォトトライアック68の出
力端を加圧ソレノイドバルブ15への給電路中に介装
し、トランジスタTR3で発光素子側をスイッチングす
ることで加圧ソレノイドバルブ15のオン/オフ切換
(加圧/非加圧の切換)をするようにしている。
ッチング回路30は、スイッチング用トランジスタTR
3、フォトトライアック68、サージ吸収素子69、抵
抗R25,R26からなり、タイミング生成回路27か
らの加圧タイミング信号S7を抵抗R25を介してトラ
ンジスタTR3に入力し、フォトトライアック68の出
力端を加圧ソレノイドバルブ15への給電路中に介装
し、トランジスタTR3で発光素子側をスイッチングす
ることで加圧ソレノイドバルブ15のオン/オフ切換
(加圧/非加圧の切換)をするようにしている。
【0038】また、加圧ソレノイドバルブ15への給電
路には前記した溶接タイマインターロック回路24(図
3参照)のリレー43の常開接点CR11,CR12を
介装している。更に、溶接タイマ6の電磁弁端子から加
圧ソレノイドバルブ15への給電路中にリレー43の常
閉接点CR13,CR14を介装し、ドレス許可時(リ
レー43が作動したとき)にコントローラ3から加圧ソ
レノイドバルブ15への給電路を閉成し、溶接タイマ6
の電磁弁端子から加圧ソレノイドバルブ15への給電路
を遮断するようにしてインターロックをとっている。
路には前記した溶接タイマインターロック回路24(図
3参照)のリレー43の常開接点CR11,CR12を
介装している。更に、溶接タイマ6の電磁弁端子から加
圧ソレノイドバルブ15への給電路中にリレー43の常
閉接点CR13,CR14を介装し、ドレス許可時(リ
レー43が作動したとき)にコントローラ3から加圧ソ
レノイドバルブ15への給電路を閉成し、溶接タイマ6
の電磁弁端子から加圧ソレノイドバルブ15への給電路
を遮断するようにしてインターロックをとっている。
【0039】インタフェース回路31Aは、図6のイン
タフェース回路31Bと共に図2のインタフェース回路
31を構成し、マスタシーケンサ5からの選択信号S8
1,S82,S83をそれぞれ表示器(発光ダイオー
ド)71〜73を介して入力する3個のフォトカプラ7
4〜76と、これらのフォトカプラ74〜76の入力側
発光素子に接続した抵抗R27〜29と、フォトカプラ
74〜76の出力側フォトトタンジスタと電源との間に
接続した抵抗R30〜R32及び出力側フォトトタンジ
スタと接地間に接続したコンデンサC11〜C13と、
タイミング生成回路27からの加圧タイミング信号S7
と各フォトカプラ74〜76の出力信号との論理和をと
るOR回路77〜79とからなる。なお、電源回路85
への給電路には制御電源が入っていることを表示する表
示ランプ86を接続している。
タフェース回路31Bと共に図2のインタフェース回路
31を構成し、マスタシーケンサ5からの選択信号S8
1,S82,S83をそれぞれ表示器(発光ダイオー
ド)71〜73を介して入力する3個のフォトカプラ7
4〜76と、これらのフォトカプラ74〜76の入力側
発光素子に接続した抵抗R27〜29と、フォトカプラ
74〜76の出力側フォトトタンジスタと電源との間に
接続した抵抗R30〜R32及び出力側フォトトタンジ
スタと接地間に接続したコンデンサC11〜C13と、
タイミング生成回路27からの加圧タイミング信号S7
と各フォトカプラ74〜76の出力信号との論理和をと
るOR回路77〜79とからなる。なお、電源回路85
への給電路には制御電源が入っていることを表示する表
示ランプ86を接続している。
【0040】そこで、図6に戻って、溶接系のインタフ
ェース回路31Bは、インタフェース回路31Aからの
信号S14〜16をそれぞれ入力する3個のフォトカプ
ラ80〜82からなり、各フォトカプラ80〜82の発
光素子には前述したドレス系のインタフェース回路28
を介して給電している。溶接圧設定回路32は、インタ
フェース回路31Bの各フォトカプラ80〜82の出力
側に接続した抵抗R33〜R35、可変抵抗VR7〜V
R9と、抵抗R36及びダイオードD13〜D15とか
らなり、抵抗R33〜R35、抵抗R36及び可変抵抗
VR7〜VR9の抵抗値に応じた電圧信号を加圧力レベ
ル設定信号S2´として電空比例弁14に出力する。
ェース回路31Bは、インタフェース回路31Aからの
信号S14〜16をそれぞれ入力する3個のフォトカプ
ラ80〜82からなり、各フォトカプラ80〜82の発
光素子には前述したドレス系のインタフェース回路28
を介して給電している。溶接圧設定回路32は、インタ
フェース回路31Bの各フォトカプラ80〜82の出力
側に接続した抵抗R33〜R35、可変抵抗VR7〜V
R9と、抵抗R36及びダイオードD13〜D15とか
らなり、抵抗R33〜R35、抵抗R36及び可変抵抗
VR7〜VR9の抵抗値に応じた電圧信号を加圧力レベ
ル設定信号S2´として電空比例弁14に出力する。
【0041】上述したコントローラ3は、図8に示すよ
うに、ドレス時間設定用可変抵抗VR1,VR2,VR
3、ドレス圧設定用可変抵抗VR4〜VR6、溶接加圧
設定用可変抵抗器VR7〜VR9が外部操作可能に配置
され、また、手動ドレス盤7を脱着自在に接続するため
のレセクタブル87を有する他、ドレス許可用表示ラン
プ37、モータ電源用表示ランプ48、制御電源用表示
ランプ86、モータ異常用表示ランプ51も配置されて
いる。ここで、各可変抵抗VR1〜VR9については、
内部のPCB基板に設置したまま外部操作可能に設けて
いる。なお、このコントローラ3には溶接加圧力を手動
選択するためのロータリスイッチ88が設けられること
もある。
うに、ドレス時間設定用可変抵抗VR1,VR2,VR
3、ドレス圧設定用可変抵抗VR4〜VR6、溶接加圧
設定用可変抵抗器VR7〜VR9が外部操作可能に配置
され、また、手動ドレス盤7を脱着自在に接続するため
のレセクタブル87を有する他、ドレス許可用表示ラン
プ37、モータ電源用表示ランプ48、制御電源用表示
ランプ86、モータ異常用表示ランプ51も配置されて
いる。ここで、各可変抵抗VR1〜VR9については、
内部のPCB基板に設置したまま外部操作可能に設けて
いる。なお、このコントローラ3には溶接加圧力を手動
選択するためのロータリスイッチ88が設けられること
もある。
【0042】次に、以上のように構成したチップドレッ
サシステムの作用について図9及び図10をも参照して
説明する。先ず、図3を参照してマスタシーケンサ5か
ら電圧Pをコントローラ3に対して給電した状態で、マ
スタシーケンサ5のドレス信号発生用接点RY1が閉状
態になると、手動ドレス許可用接点RY2が開状態(手
動ドレス禁止状態)になっているとすれば、入力I/F
回路22の自動起動信号用フォトカプラ35の発光ダイ
オードLE1に給電されて発光するので、フォトカプラ
35のフォトトランジスタPT1がオン状態になり、シ
ュミットトリガ・インバータ38の出力側が「H」にな
り、ダイオードD3を介してAND回路40から出力す
る起動信号S5が「H」になる。
サシステムの作用について図9及び図10をも参照して
説明する。先ず、図3を参照してマスタシーケンサ5か
ら電圧Pをコントローラ3に対して給電した状態で、マ
スタシーケンサ5のドレス信号発生用接点RY1が閉状
態になると、手動ドレス許可用接点RY2が開状態(手
動ドレス禁止状態)になっているとすれば、入力I/F
回路22の自動起動信号用フォトカプラ35の発光ダイ
オードLE1に給電されて発光するので、フォトカプラ
35のフォトトランジスタPT1がオン状態になり、シ
ュミットトリガ・インバータ38の出力側が「H」にな
り、ダイオードD3を介してAND回路40から出力す
る起動信号S5が「H」になる。
【0043】また、手動ドレス盤7が接続された状態
で、マスタシーケンサ5の手動ドレス許可用接点RY2
が閉状態(手動ドレス許可)になっているときに、手動
ドレス盤7の起動スイッチ8が押される(オン状態にさ
れる)と、入力I/F回路22の手動起動信号用フォト
カプラ36の発光ダイオードLE2に給電されて発光す
るので、フォトカプラ36のフォトトランジスタPT2
がオン状態になり、シュミットトリガ・インバータ39
の出力側が「H」になり、ダイオードD4を介してAN
D回路40から出力する起動信号S5が「H」になる。
で、マスタシーケンサ5の手動ドレス許可用接点RY2
が閉状態(手動ドレス許可)になっているときに、手動
ドレス盤7の起動スイッチ8が押される(オン状態にさ
れる)と、入力I/F回路22の手動起動信号用フォト
カプラ36の発光ダイオードLE2に給電されて発光す
るので、フォトカプラ36のフォトトランジスタPT2
がオン状態になり、シュミットトリガ・インバータ39
の出力側が「H」になり、ダイオードD4を介してAN
D回路40から出力する起動信号S5が「H」になる。
【0044】すなわち、このコントローラ3は手動ドレ
ス盤7を接続することによって手動ドレス起動が可能に
なり、マスタシーケンサ5から手動ドレス許可が与えら
れているときにのみ起動スイッチ8による自動ドレス信
号S1´が有効となって手動ドレス起動を行うことがで
きる。
ス盤7を接続することによって手動ドレス起動が可能に
なり、マスタシーケンサ5から手動ドレス許可が与えら
れているときにのみ起動スイッチ8による自動ドレス信
号S1´が有効となって手動ドレス起動を行うことがで
きる。
【0045】ここで、手動ドレス許可が与えられている
状態で、仮にマスタシーケンサ5の異常等によって自動
起動用のドレス信号S1が出力された(接点RY1が閉
状態になった)とき、接点RY2が閉状態になっている
ことによって、自動起動信号用フォトカプラ35の発光
ダイオードLE1の1次側が「L」に落ちているので、
ドレス信号S1が出力されても発光ダイオードLE1に
給電されて発光することがなく、したがってフォトカプ
ラ35のフォトトランジスタPT1がオン状態になるこ
とがない。
状態で、仮にマスタシーケンサ5の異常等によって自動
起動用のドレス信号S1が出力された(接点RY1が閉
状態になった)とき、接点RY2が閉状態になっている
ことによって、自動起動信号用フォトカプラ35の発光
ダイオードLE1の1次側が「L」に落ちているので、
ドレス信号S1が出力されても発光ダイオードLE1に
給電されて発光することがなく、したがってフォトカプ
ラ35のフォトトランジスタPT1がオン状態になるこ
とがない。
【0046】このように、手動ドレス盤7を脱着可能に
接続できるようにすることで、システム導入時において
溶接ロボットに応じたドレス圧や溶接加圧の設定、タイ
ミングの設定等の各種設定を行うことが可能になる。そ
して、手動ドレス盤7を脱着可能に接続したときに、マ
スタシーケンサ5から手動ドレス許可が与えられている
ときにのみ、手動によるドレス信号(ドレス起動指令)
を有効にすると共に、手動ドレス許可と自動によるドレ
ス信号とのインターロックをとってマスタシーケンサ5
からの自動ドレス制御を無効にすることで、手動ドレス
起動と自動ドレス起動との競合を回避することができ
る。
接続できるようにすることで、システム導入時において
溶接ロボットに応じたドレス圧や溶接加圧の設定、タイ
ミングの設定等の各種設定を行うことが可能になる。そ
して、手動ドレス盤7を脱着可能に接続したときに、マ
スタシーケンサ5から手動ドレス許可が与えられている
ときにのみ、手動によるドレス信号(ドレス起動指令)
を有効にすると共に、手動ドレス許可と自動によるドレ
ス信号とのインターロックをとってマスタシーケンサ5
からの自動ドレス制御を無効にすることで、手動ドレス
起動と自動ドレス起動との競合を回避することができ
る。
【0047】また、マスタシーケンサ5からの自動ドレ
ス信号と手動ドレス盤7による手動ドレス信号とを2つ
のダイオードD3,D4からなるOR回路で論理和をと
るようにすることで、OR回路のためのICを増やす必
要がなくなり、コストが廉価になる。さらに、マスタシ
ーケンサ5からコントローラ3の自動起動用フォトカプ
ラ35及び手動起動用フォトカプラ36への給電を行う
ようにすることで、コントローラ3を外部から直接駆動
することができるようになり、ノイズ等の影響を受け難
くなって、ノイズに強いコントローラが得られる。
ス信号と手動ドレス盤7による手動ドレス信号とを2つ
のダイオードD3,D4からなるOR回路で論理和をと
るようにすることで、OR回路のためのICを増やす必
要がなくなり、コストが廉価になる。さらに、マスタシ
ーケンサ5からコントローラ3の自動起動用フォトカプ
ラ35及び手動起動用フォトカプラ36への給電を行う
ようにすることで、コントローラ3を外部から直接駆動
することができるようになり、ノイズ等の影響を受け難
くなって、ノイズに強いコントローラが得られる。
【0048】このようにしてマスタシーケンサ5からの
ドレス信号S1又は手動ドレス盤7の起動スイッチ8に
よるドレス信号S1´によって入力I/F回路22のA
ND回路40から起動信号S5が出力されると、この起
動信号S5は誤動作防止回路23のコンデンサC5への
充電電圧がシュミットトリガ・インバータ41,42の
動作電圧に達するに要する時間だけ遅延されてそのまま
起動信号S5として出力される。
ドレス信号S1又は手動ドレス盤7の起動スイッチ8に
よるドレス信号S1´によって入力I/F回路22のA
ND回路40から起動信号S5が出力されると、この起
動信号S5は誤動作防止回路23のコンデンサC5への
充電電圧がシュミットトリガ・インバータ41,42の
動作電圧に達するに要する時間だけ遅延されてそのまま
起動信号S5として出力される。
【0049】このとき、入力I/F回路22のAND回
路40から起動信号S5は溶接タイマインターロック回
路24にも入力されているので、スイッチングトランジ
スタTR1がオン状態になってリレー43が作動して、
図7に示したリレー43の常開接点CR11,CR12
が閉じて、コントローラ3から加圧ソレノイドバルブ1
5への給電路が閉成されると共に、常閉接点CR13,
CR14が開いて、溶接タイマ6から加圧ソレノイドバ
ルブ15への給電路が解放遮断される。
路40から起動信号S5は溶接タイマインターロック回
路24にも入力されているので、スイッチングトランジ
スタTR1がオン状態になってリレー43が作動して、
図7に示したリレー43の常開接点CR11,CR12
が閉じて、コントローラ3から加圧ソレノイドバルブ1
5への給電路が閉成されると共に、常閉接点CR13,
CR14が開いて、溶接タイマ6から加圧ソレノイドバ
ルブ15への給電路が解放遮断される。
【0050】一方、入力I/F回路22から誤動作防止
回路23を経て出力された起動信号S5は、図4に示す
ようにモータ回転遅延回路25に入力されるので、図9
(a)に示すように起動信号S5が「H」になったとき
からOR回路46の出力である同図(b)に示すように
モータ駆動信号S6が「H」になると共に、モノマルチ
45のQ出力が「H」になり、起動信号S5が「L」に
なった後もモノマルチ45のQ出力が「H」である間は
モータ駆動信号S6が「H」のままであり、モノマルチ
45のQ出力が「L」になったときに、モータ駆動信号
S6も「L」になる。この起動信号S5が「L」になっ
たのちモータ起動信号S6が「L」になるまでの時間Δ
tは、モノマルチ45のパルス幅によって設定する。
回路23を経て出力された起動信号S5は、図4に示す
ようにモータ回転遅延回路25に入力されるので、図9
(a)に示すように起動信号S5が「H」になったとき
からOR回路46の出力である同図(b)に示すように
モータ駆動信号S6が「H」になると共に、モノマルチ
45のQ出力が「H」になり、起動信号S5が「L」に
なった後もモノマルチ45のQ出力が「H」である間は
モータ駆動信号S6が「H」のままであり、モノマルチ
45のQ出力が「L」になったときに、モータ駆動信号
S6も「L」になる。この起動信号S5が「L」になっ
たのちモータ起動信号S6が「L」になるまでの時間Δ
tは、モノマルチ45のパルス幅によって設定する。
【0051】このようにしてモータ回転遅延回路25か
らのモータ駆動信号S6が「H」になっている間は、モ
ータスイッチング回路26のフォトトライアック46が
オン(閉)状態になり、ドレッサ本体2のモータ44へ
の給電路が閉成されて、モータ44が回転する。
らのモータ駆動信号S6が「H」になっている間は、モ
ータスイッチング回路26のフォトトライアック46が
オン(閉)状態になり、ドレッサ本体2のモータ44へ
の給電路が閉成されて、モータ44が回転する。
【0052】また、入力I/F回路22から誤動作防止
回路23を経て出力された起動信号S5は、図5に示す
ようにタイミング生成回路27に入力されるので、起動
信号S5が「H」になると、図9(c)に示すように予
加圧用モノマルチ55から可変抵抗VR1,抵抗R16
及びコンデンサC7の各値に応じて定まる所定時間(予
加圧時間t1)だけ「L」になる信号S11が出力され
る。この信号11が「L」の間は、図6に示すインタフ
ェース回路28のフォトカプラ65がオン状態になるの
で、チップドレス圧設定回路29から抵抗R21,R2
4及び可変抵抗VR4で定まる抵抗値に応じた電圧信号
を加圧力レベル設定信号S2として電空比例弁14に出
力して、電極チップ1a,1bによるドレッサ本体2の
加圧力を予加圧力に設定する。
回路23を経て出力された起動信号S5は、図5に示す
ようにタイミング生成回路27に入力されるので、起動
信号S5が「H」になると、図9(c)に示すように予
加圧用モノマルチ55から可変抵抗VR1,抵抗R16
及びコンデンサC7の各値に応じて定まる所定時間(予
加圧時間t1)だけ「L」になる信号S11が出力され
る。この信号11が「L」の間は、図6に示すインタフ
ェース回路28のフォトカプラ65がオン状態になるの
で、チップドレス圧設定回路29から抵抗R21,R2
4及び可変抵抗VR4で定まる抵抗値に応じた電圧信号
を加圧力レベル設定信号S2として電空比例弁14に出
力して、電極チップ1a,1bによるドレッサ本体2の
加圧力を予加圧力に設定する。
【0053】その後、予加圧用モノマルチ55の信号S
11が「H」に立ち上がると、図9(d)に示すように
本加圧用モノマルチ66から可変抵抗VR2,抵抗R1
7及びコンデンサC8の各値に応じて定まる所定時間
(本加圧時間t2)だけ「L」になる信号S12が出力
される。この信号12が「L」の間は、図6に示すイン
タフェース回路28のフォトカプラ66がオン状態にな
るので、チップドレス圧設定回路29からは抵抗R2
2,R24及び可変抵抗VR5で定まる抵抗値に応じた
電圧信号を加圧力レベル設定信号S2として電空比例弁
14に出力して、電極チップ1a,1bによるドレッサ
本体2の加圧力を本加圧力に設定する。
11が「H」に立ち上がると、図9(d)に示すように
本加圧用モノマルチ66から可変抵抗VR2,抵抗R1
7及びコンデンサC8の各値に応じて定まる所定時間
(本加圧時間t2)だけ「L」になる信号S12が出力
される。この信号12が「L」の間は、図6に示すイン
タフェース回路28のフォトカプラ66がオン状態にな
るので、チップドレス圧設定回路29からは抵抗R2
2,R24及び可変抵抗VR5で定まる抵抗値に応じた
電圧信号を加圧力レベル設定信号S2として電空比例弁
14に出力して、電極チップ1a,1bによるドレッサ
本体2の加圧力を本加圧力に設定する。
【0054】さらに、本加圧用モノマルチ65の信号S
12が「H」に立ち上がると、図9(e)に示すように
仕上圧用モノマルチ67から可変抵抗VR3,抵抗R1
8及びコンデンサC9の各値に応じて定まる所定時間
(仕上加圧時間t3)だけ「L」になる信号S13が出
力される。この信号13が「L」の間は、図6に示すイ
ンタフェース回路28のフォトカプラ67がオン状態に
なるので、チップドレス圧設定回路29からは抵抗R2
3,R24及び可変抵抗VR56定まる抵抗値に応じた
電圧信号を加圧力レベル設定信号S2として電空比例弁
14に出力して、電極チップ1a,1bによるドレッサ
本体2の加圧力を仕上圧に設定する。
12が「H」に立ち上がると、図9(e)に示すように
仕上圧用モノマルチ67から可変抵抗VR3,抵抗R1
8及びコンデンサC9の各値に応じて定まる所定時間
(仕上加圧時間t3)だけ「L」になる信号S13が出
力される。この信号13が「L」の間は、図6に示すイ
ンタフェース回路28のフォトカプラ67がオン状態に
なるので、チップドレス圧設定回路29からは抵抗R2
3,R24及び可変抵抗VR56定まる抵抗値に応じた
電圧信号を加圧力レベル設定信号S2として電空比例弁
14に出力して、電極チップ1a,1bによるドレッサ
本体2の加圧力を仕上圧に設定する。
【0055】一方、このタイミング生成回路27の加圧
タイミング信号生成回路60は、起動信号S5が「H」
の状態にあるとき、予加圧用モノマルチ55の信号S1
1又は本加圧用モノマルチ56の信号S12が「L」の
ときにAND回路59の出力が「L」になっているの
で、ダイオードD9が導通状態になってインバータ61
の入力側が「L」になるのでその出力が「H」となっ
て、AND回路62の出力が「H」となり、仕上圧用モ
ノマルチ57の信号S13が「L」になっているときに
はダイオードD8が導通状態になってインバータ61の
入力側が「L」になるのでその出力が「H」となって、
AND回路62の出力が「H」となる。
タイミング信号生成回路60は、起動信号S5が「H」
の状態にあるとき、予加圧用モノマルチ55の信号S1
1又は本加圧用モノマルチ56の信号S12が「L」の
ときにAND回路59の出力が「L」になっているの
で、ダイオードD9が導通状態になってインバータ61
の入力側が「L」になるのでその出力が「H」となっ
て、AND回路62の出力が「H」となり、仕上圧用モ
ノマルチ57の信号S13が「L」になっているときに
はダイオードD8が導通状態になってインバータ61の
入力側が「L」になるのでその出力が「H」となって、
AND回路62の出力が「H」となる。
【0056】これによって、加圧タイミング生成回路6
0からは図9(f)に示すように起動信号S5が「H」
になったときから「H」になり、起動信号S5が「L」
になった時、又は仕上圧用モノマルチ57の信号S13
が「L」から「H」になった時に「L」になる加圧タイ
ミング信号S7を出力する。この加圧タイミング信号S
7が「H」の間は前述したように図7の加圧ソレノイド
バルブ15へ給電され、上部ガン1A及び下部ガン1B
の電極チップ1a,1bによってドレッサ本体2の刃具
が加圧される。
0からは図9(f)に示すように起動信号S5が「H」
になったときから「H」になり、起動信号S5が「L」
になった時、又は仕上圧用モノマルチ57の信号S13
が「L」から「H」になった時に「L」になる加圧タイ
ミング信号S7を出力する。この加圧タイミング信号S
7が「H」の間は前述したように図7の加圧ソレノイド
バルブ15へ給電され、上部ガン1A及び下部ガン1B
の電極チップ1a,1bによってドレッサ本体2の刃具
が加圧される。
【0057】この場合、起動信号S5のみで加圧ソレノ
イドバルブ15の切換制御を行うと、起動信号S5の出
力時間(「H」にする時間)はマスタシーケンサ5の設
定によって定まるので、予加圧時間及び/又は本加圧時
間を調整したときに仕上圧時間の設定にかかわらず、加
圧ソレノイドバルブ15が閉状態になってガンが解放さ
れ、結果的に仕上圧時間を確保することができなくおそ
れがある。
イドバルブ15の切換制御を行うと、起動信号S5の出
力時間(「H」にする時間)はマスタシーケンサ5の設
定によって定まるので、予加圧時間及び/又は本加圧時
間を調整したときに仕上圧時間の設定にかかわらず、加
圧ソレノイドバルブ15が閉状態になってガンが解放さ
れ、結果的に仕上圧時間を確保することができなくおそ
れがある。
【0058】そこで、このコントローラ3のように起動
信号S5と仕上圧用のタイミング信号S13との論理積
をとって、いずれかが終了したときに加圧ソレノイドバ
ルブ5を閉じてガンを解放するようにすることによっ
て、起動信号S5の出力時間(マスタシーケンサ5のド
レス信号S1の出力時間)をやや長めに設定しておくこ
とで、予加圧時間、本加圧時間、仕上圧時間の調整範囲
に余裕を持たせることができ、所要の仕上圧時間を確保
することができて、ドレス品質が向上する。
信号S5と仕上圧用のタイミング信号S13との論理積
をとって、いずれかが終了したときに加圧ソレノイドバ
ルブ5を閉じてガンを解放するようにすることによっ
て、起動信号S5の出力時間(マスタシーケンサ5のド
レス信号S1の出力時間)をやや長めに設定しておくこ
とで、予加圧時間、本加圧時間、仕上圧時間の調整範囲
に余裕を持たせることができ、所要の仕上圧時間を確保
することができて、ドレス品質が向上する。
【0059】なお、本加圧用モノマルチ56及び仕上圧
用モノマルチ57のクリア端子CLRに起動信号S5又は
予加圧用モノマルチ55の信号S11をAND回路5
8,59を介して入力しているのは、予加圧用モノマル
チ55の反転Q出力(信号S11)で直接本加圧用モノ
マルチ56を起動し、本加圧用モノマルチ56の反転Q
出力(信号S12)で直接仕上圧用モノマルチ57を起
動する、つまり単純にタイマとなるモノマルチを3個組
合わせて所定にパターンに応じたタイミングを生成しよ
うとすると、モノマルチのトランジェント特性によって
起動信号S5が入力されたときから予加圧用モノマルチ
55の反転Q出力が「L」になるまでの間に遅延時間が
発生して、起動信号S5が入力されたときに本加圧用モ
ノマルチ56も作動してしまうといった不都合が発生す
るので、これを回避するためである。
用モノマルチ57のクリア端子CLRに起動信号S5又は
予加圧用モノマルチ55の信号S11をAND回路5
8,59を介して入力しているのは、予加圧用モノマル
チ55の反転Q出力(信号S11)で直接本加圧用モノ
マルチ56を起動し、本加圧用モノマルチ56の反転Q
出力(信号S12)で直接仕上圧用モノマルチ57を起
動する、つまり単純にタイマとなるモノマルチを3個組
合わせて所定にパターンに応じたタイミングを生成しよ
うとすると、モノマルチのトランジェント特性によって
起動信号S5が入力されたときから予加圧用モノマルチ
55の反転Q出力が「L」になるまでの間に遅延時間が
発生して、起動信号S5が入力されたときに本加圧用モ
ノマルチ56も作動してしまうといった不都合が発生す
るので、これを回避するためである。
【0060】また、本実施例のインタフェース回路28
及びチップドレス圧設定回路29のようにフォトカプラ
とダイオードアレイを用いて1つの出力信号を生成する
ことによって、スイッチングリレーを用いる場合に比べ
て基板上の専有スペースが少なくて済み、また抵抗と可
変抵抗を組合わせることによって調整範囲を広く取るこ
とができる。
及びチップドレス圧設定回路29のようにフォトカプラ
とダイオードアレイを用いて1つの出力信号を生成する
ことによって、スイッチングリレーを用いる場合に比べ
て基板上の専有スペースが少なくて済み、また抵抗と可
変抵抗を組合わせることによって調整範囲を広く取るこ
とができる。
【0061】次に、上記タイミング生成回路27から出
力される加圧タイミング信号S7はインタフェース回路
31Aに入力されているので、このインタフェース回路
31AのOR回路77〜79は、加圧タイミング信号S
7が「H」の間、他方入力に関係なくその出力が「H」
となり、したがって図6のインタフェース回路31Bの
各フォトカプラ80〜82はオフ状態に保持される。つ
まり、ドレス起動時にはマスタシーケンサ5からの選択
信号S81〜83に関係なく溶接加圧設定回路32は機
能しない。
力される加圧タイミング信号S7はインタフェース回路
31Aに入力されているので、このインタフェース回路
31AのOR回路77〜79は、加圧タイミング信号S
7が「H」の間、他方入力に関係なくその出力が「H」
となり、したがって図6のインタフェース回路31Bの
各フォトカプラ80〜82はオフ状態に保持される。つ
まり、ドレス起動時にはマスタシーケンサ5からの選択
信号S81〜83に関係なく溶接加圧設定回路32は機
能しない。
【0062】これに対して、加圧タイミング信号S7が
「L」になっているときには、インタフェース回路31
AのOR回路77〜79の出力は他方入力に依存するこ
とになる。つまり、マスタシーケンサ5からの選択信号
S81が「L」になったときには、フォトカプラ74が
オン状態になってOR回路77の出力が「L」になるの
で、インタフェース回路31Bのフォトカプラ80がオ
ン状態になり、溶接加圧設定回路32からは抵抗R3
3、36及び可変抵抗VR7の抵抗値に応じた電圧信号
を加圧力レベル設定信号S2´として電空比例弁14に
出力して、溶接加圧力を溶接圧1(チャンネルCH1)
に設定する。
「L」になっているときには、インタフェース回路31
AのOR回路77〜79の出力は他方入力に依存するこ
とになる。つまり、マスタシーケンサ5からの選択信号
S81が「L」になったときには、フォトカプラ74が
オン状態になってOR回路77の出力が「L」になるの
で、インタフェース回路31Bのフォトカプラ80がオ
ン状態になり、溶接加圧設定回路32からは抵抗R3
3、36及び可変抵抗VR7の抵抗値に応じた電圧信号
を加圧力レベル設定信号S2´として電空比例弁14に
出力して、溶接加圧力を溶接圧1(チャンネルCH1)
に設定する。
【0063】同様に、マスタシーケンサ5からの選択信
号S82が「L」になったときには、フォトカプラ75
がオン状態になってOR回路78の出力が「L」になる
ので、インタフェース回路31Bのフォトカプラ81が
オン状態になり、溶接加圧設定回路32からは抵抗R3
4、36及び可変抵抗VR8の抵抗値に応じた電圧信号
を加圧力レベル設定信号S2´として電空比例弁14に
出力して、溶接加圧力を溶接圧2(チャンネルCH2)
に設定する。更に、マスタシーケンサ5からの選択信号
S83が「L」になったときには、フォトカプラ76が
オン状態になってOR回路79の出力が「L」になるの
で、インタフェース回路31Bのフォトカプラ82がオ
ン状態になり、溶接加圧設定回路32からは抵抗R3
5、36及び可変抵抗VR9の抵抗値に応じた電圧信号
を加圧力レベル設定信号S2´として電空比例弁14に
出力して、溶接加圧力を溶接圧3(チャンネルCH3)
に設定する
号S82が「L」になったときには、フォトカプラ75
がオン状態になってOR回路78の出力が「L」になる
ので、インタフェース回路31Bのフォトカプラ81が
オン状態になり、溶接加圧設定回路32からは抵抗R3
4、36及び可変抵抗VR8の抵抗値に応じた電圧信号
を加圧力レベル設定信号S2´として電空比例弁14に
出力して、溶接加圧力を溶接圧2(チャンネルCH2)
に設定する。更に、マスタシーケンサ5からの選択信号
S83が「L」になったときには、フォトカプラ76が
オン状態になってOR回路79の出力が「L」になるの
で、インタフェース回路31Bのフォトカプラ82がオ
ン状態になり、溶接加圧設定回路32からは抵抗R3
5、36及び可変抵抗VR9の抵抗値に応じた電圧信号
を加圧力レベル設定信号S2´として電空比例弁14に
出力して、溶接加圧力を溶接圧3(チャンネルCH3)
に設定する
【0064】このようにマスタシーケンサ5からの選択
信号S81〜83によって溶接時の溶接加圧力を選択設
定することができるようにすることで、1つのワークの
各溶接部位に応じた溶接加圧力を設定することができ、
これによって溶接条件の均一化を図ることができて溶接
品質が向上する。
信号S81〜83によって溶接時の溶接加圧力を選択設
定することができるようにすることで、1つのワークの
各溶接部位に応じた溶接加圧力を設定することができ、
これによって溶接条件の均一化を図ることができて溶接
品質が向上する。
【0065】次に、このコントローラ3を用いたチップ
ドレス全体の流れについて図10を参照して簡単に説明
すると、自動ドレス(自動運転)のときには、マスタシ
ーケンサ5によって溶接ロボットをドレッサ本体2によ
るドレス可能な位置まで移動させて、ドレッサ本体2の
刃具に上,下部ガン1A,1Bの電極チップ1a,1b
を位置合せしてセットした後、同図(a)に示すように
マスタシーケンサ5からドレス信号S1をコントローラ
3に与えることによって、前述したように起動信号S5
が出力され、モータ駆動信号S6が出力されることによ
って同図(b)に示すようにドレッサ本体2のモータ4
4が回転駆動され、また、加圧タイミング信号S7が出
力されることによって同図(c)に示すように加圧ソレ
ノイドバルブ15が作動すると共に、予加圧の加圧レベ
ル設定信号S2が出力されることによって同図(d)に
示すように電空比例弁14がエアー圧を予加圧に制御し
て、予加圧の加圧力で上部ガン1Aの電極チップ1aと
下部ガン1Bの電極チップ1bによってドレッサ本体2
の刃具を挟んで加圧する。
ドレス全体の流れについて図10を参照して簡単に説明
すると、自動ドレス(自動運転)のときには、マスタシ
ーケンサ5によって溶接ロボットをドレッサ本体2によ
るドレス可能な位置まで移動させて、ドレッサ本体2の
刃具に上,下部ガン1A,1Bの電極チップ1a,1b
を位置合せしてセットした後、同図(a)に示すように
マスタシーケンサ5からドレス信号S1をコントローラ
3に与えることによって、前述したように起動信号S5
が出力され、モータ駆動信号S6が出力されることによ
って同図(b)に示すようにドレッサ本体2のモータ4
4が回転駆動され、また、加圧タイミング信号S7が出
力されることによって同図(c)に示すように加圧ソレ
ノイドバルブ15が作動すると共に、予加圧の加圧レベ
ル設定信号S2が出力されることによって同図(d)に
示すように電空比例弁14がエアー圧を予加圧に制御し
て、予加圧の加圧力で上部ガン1Aの電極チップ1aと
下部ガン1Bの電極チップ1bによってドレッサ本体2
の刃具を挟んで加圧する。
【0066】その後、コントローラ3のタイミング生成
回路27からのタイミング信号に応じて電空比例弁14
に対する加圧レベル設定信号S2が本加圧、仕上圧の電
圧信号に順次切り替わって、ドレッサ本体2に対する加
圧力が所定のタイミングで本加圧力、仕上圧へと切り替
わり、ドレスが行われた後、マスタシーケンサ5からの
ドレス信号S1が出力されなくなったとき又は所定の仕
上圧時間が経過したときに、加圧ソレノイドバルブ15
が作動を停止して上部ガン1A及び下部ガン1Bが解放
される。
回路27からのタイミング信号に応じて電空比例弁14
に対する加圧レベル設定信号S2が本加圧、仕上圧の電
圧信号に順次切り替わって、ドレッサ本体2に対する加
圧力が所定のタイミングで本加圧力、仕上圧へと切り替
わり、ドレスが行われた後、マスタシーケンサ5からの
ドレス信号S1が出力されなくなったとき又は所定の仕
上圧時間が経過したときに、加圧ソレノイドバルブ15
が作動を停止して上部ガン1A及び下部ガン1Bが解放
される。
【0067】この場合、ドレッサ本体2のモータ44に
対してはドレス終了後を予め設定した所定の時間だけモ
ータ駆動信号S6が出力されているので、同図(b)に
示すようにモータ44は所定の時間、例えば1sec間経
過した後作動を停止する。このようにモータ44の停止
を遅らせることによって、ガン1A,1Bの開閉をエア
ーによって行うために、エアー供給路の配管が長くなる
と、エアー供給停止からガン解放までの応答遅れが発生
し、この応答遅れ時間内にモータ44が停止すると、電
極チップ1a,1bがドレッサ本体2の刃具を挟んでい
る状態でモータ44が停止することになってカジリ等が
発生し、ドレス品質を確保できなくなるという事態を防
止することができる。
対してはドレス終了後を予め設定した所定の時間だけモ
ータ駆動信号S6が出力されているので、同図(b)に
示すようにモータ44は所定の時間、例えば1sec間経
過した後作動を停止する。このようにモータ44の停止
を遅らせることによって、ガン1A,1Bの開閉をエア
ーによって行うために、エアー供給路の配管が長くなる
と、エアー供給停止からガン解放までの応答遅れが発生
し、この応答遅れ時間内にモータ44が停止すると、電
極チップ1a,1bがドレッサ本体2の刃具を挟んでい
る状態でモータ44が停止することになってカジリ等が
発生し、ドレス品質を確保できなくなるという事態を防
止することができる。
【0068】次に、手動ドレス操作を行う場合には、手
動ドレス盤7をコントローラ3に接続した状態で、マス
タシーケンサ5が手動ドレス許可用接点RY2を閉状態
にして手動ドレス許可になっていれば(手動ドレス許可
表示ランプ9が点灯している)、起動スイッチ8を押し
ている間起動信号S5が出力されるので、この間はドレ
ス作業を行うことができる。
動ドレス盤7をコントローラ3に接続した状態で、マス
タシーケンサ5が手動ドレス許可用接点RY2を閉状態
にして手動ドレス許可になっていれば(手動ドレス許可
表示ランプ9が点灯している)、起動スイッチ8を押し
ている間起動信号S5が出力されるので、この間はドレ
ス作業を行うことができる。
【0069】この手動ドレスを行う場合、予加圧時には
軽く、本加圧時には重くなり、仕上圧時には再度軽くな
るので、ドレス終了を音或いはプレッシャゲージ圧で確
認して、ドレス終了後起動スイッチ8を切ることによっ
て、ガンが解放し、モータ44が停止する。
軽く、本加圧時には重くなり、仕上圧時には再度軽くな
るので、ドレス終了を音或いはプレッシャゲージ圧で確
認して、ドレス終了後起動スイッチ8を切ることによっ
て、ガンが解放し、モータ44が停止する。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による起動
入力受付装置によれば、手動起動指令手段からの起動指
令入力を許可しているときに自動起動指令を無効にする
入力インターロック手段を備えているので、手動起動指
令が与えられているときに自動起動指令を受付けて誤動
作することがなくなり、自動起動指令を入力する機器に
おいて手動操作で手動起動指令を出力する手動起動指令
手段を脱着自在に接続できるようになり、機器の初期設
定等を容易に行うことができる。
入力受付装置によれば、手動起動指令手段からの起動指
令入力を許可しているときに自動起動指令を無効にする
入力インターロック手段を備えているので、手動起動指
令が与えられているときに自動起動指令を受付けて誤動
作することがなくなり、自動起動指令を入力する機器に
おいて手動操作で手動起動指令を出力する手動起動指令
手段を脱着自在に接続できるようになり、機器の初期設
定等を容易に行うことができる。
【図1】本発明に係る起動入力受付装置を適用したチッ
プドレスシステムの一実施例を示す全体システム構成図
プドレスシステムの一実施例を示す全体システム構成図
【図2】コントローラのブロック図
【図3】図2の入力インターロック回路、入力インタフ
ェース回路の一部、誤動作防止回路及び溶接タイマイン
ターロック回路の一部の詳細を示す回路図
ェース回路の一部、誤動作防止回路及び溶接タイマイン
ターロック回路の一部の詳細を示す回路図
【図4】図2のモータ回転遅延回路及びモータスイッチ
ング回路等の詳細を示す回路図
ング回路等の詳細を示す回路図
【図5】図2のタイミング生成回路等の詳細を示す回路
図
図
【図6】図2のインターフェース回路、チップドレス圧
設定回路及び溶接加圧設定回路の詳細を示す回路図
設定回路及び溶接加圧設定回路の詳細を示す回路図
【図7】溶接タイマインターロック回路の残部及びイン
タフェース回路等の詳細を示す回路図
タフェース回路等の詳細を示す回路図
【図8】コントローラの外観図
【図9】コントローラの動作説明に供するタイミング図
【図10】チップドレス全体の流れを説明する説明図
1A…上部ガン、1B…下部ガン、1a,1b…電極チ
ップ、2…ドレッサ本体、3…コントローラ、4…加圧
駆動系、5…マスタシーケンサ、6…溶接タイマ、7…
手動ドレス盤、14…空電比例弁、15…加圧ソレノイ
ドバルブ、21…入力インターロック回路、22…入力
インタフェース回路、23…誤動作防止回路、24…溶
接タイマインターロック回路、25…モータ回転遅延回
路、26…モータスイッチング回路、27…タイミング
生成回路、28…インタフェース回路、29…チップド
レス圧設定回路、30…インタフェース回路、32…溶
接加圧設定回路。
ップ、2…ドレッサ本体、3…コントローラ、4…加圧
駆動系、5…マスタシーケンサ、6…溶接タイマ、7…
手動ドレス盤、14…空電比例弁、15…加圧ソレノイ
ドバルブ、21…入力インターロック回路、22…入力
インタフェース回路、23…誤動作防止回路、24…溶
接タイマインターロック回路、25…モータ回転遅延回
路、26…モータスイッチング回路、27…タイミング
生成回路、28…インタフェース回路、29…チップド
レス圧設定回路、30…インタフェース回路、32…溶
接加圧設定回路。
Claims (1)
- 【請求項1】 外部装置から自動的に出力される自動起
動指令を入力すると共に、手動操作で手動起動指令を出
力する手動起動指令手段を脱着自在に接続可能な機器に
おいて、前記手動起動指令手段からの起動指令入力を許
可しているときに前記自動起動指令を無効にする入力イ
ンターロック手段を備えたことを特徴とする起動入力受
付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16355595A JPH0911080A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 起動入力受付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16355595A JPH0911080A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 起動入力受付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0911080A true JPH0911080A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15776132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16355595A Pending JPH0911080A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 起動入力受付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0911080A (ja) |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP16355595A patent/JPH0911080A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041115 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041214 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050201 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050719 |