JPH0911126A - 機器の運転準備装置 - Google Patents

機器の運転準備装置

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JPH0911126A
JPH0911126A JP15499595A JP15499595A JPH0911126A JP H0911126 A JPH0911126 A JP H0911126A JP 15499595 A JP15499595 A JP 15499595A JP 15499595 A JP15499595 A JP 15499595A JP H0911126 A JPH0911126 A JP H0911126A
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JP
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circuit
signal
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operation preparation
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JP15499595A
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Inventor
Satoru Machimura
悟 町村
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転準備状態の設定/解除を行えると共に、
その操作性を向上した機器の運転準備装置を提供する。 【構成】 運転準備スイッチ32と、運転準備指示信号
に応じて起動信号を有効にする運転準備状態にする運転
準備回路36及びゲート回路37と、起動信号が出力さ
れなくなったときに運転準備状態を解除させるリセット
信号生成回路40とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機器の運転準備装置に関
し、例えば定置スポット溶接機、マルチスポット溶接機
等の溶接機の電極チップをドレッシング(研磨)する可
搬型のドレッサ本体を備えたチップドレッサ(ポータブ
ルドレッサ)のコントローラに用いる運転準備装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】定置スポット溶接機、マルチスポット溶
接機等の溶接機等のスポット溶接機においては、加圧通
電を繰返すことによって電極チップが摩耗するなどして
その形状が変形すると、溶接品質を確保できないことか
ら、電極チップを研磨するチップドレッサが用いられて
いる。
【0003】従来のチップドレッサとしては、例えば特
開平1−181985号公報に開示されているように、
基台上に固定されたフレームに移動体を昇降自在に支持
し、この移動体にドレッサ本体を固定し、このドレッサ
本体にエアモータで回転駆動されるカッタ刃を取付け
て、このカッタ刃に上下から電極チップを押圧した状態
で、カッタ刃をエアモータで回転させることによって電
極チップを研磨するようにした据置き型チップドレッサ
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のチップドレッサにあっては、溶接機1台に対し
て据置き型チップドレッサ1台を対応設置しなければな
らないため、溶接設備の大型化やコストの上昇を招いて
いるという課題がある。
【0005】そこで、ドレッサ本体を可搬型として作業
者が溶接機の設置場所に持ち運んで適宜電極チップの研
磨を行えるようにすると共に、ドレス作業の負担を軽く
するために刃具を駆動する駆動源をドレッサ本体に備え
た可搬型チップドレッサ(ポータブルドレッサ)が考え
られる。
【0006】このような可搬型チップドレッサを制御す
る場合、チップドレス開始指令が入力されたときに直ち
にドレス動作を行わせるのではなく、一旦運転準備指令
を与えることによってドレス動作を開始する条件が整っ
ているときにのみその後のチップドレス開始指令を有効
にするいわば運転準備状態の設定/解除を行えるように
することが望まれる。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、運転準備状態の設定/解除を行えると共に、そ
の操作性を向上した機器の運転準備装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明に係る機器の運転準備装置は、起動指令を受付
けることで機器の制御を行う制御装置において、運転準
備を指示する運転準備指示手段と、この運転準備指示手
段の指示に応じて前記起動指令を受付け可能な運転準備
状態に設定する運転準備手段と、前記起動指令に基づく
一連の動作が終了したときに前記運転準備手段による運
転準備状態を解除させるリセット手段とを設けた。
【0009】
【作用】本発明に係る機器の運転準備装置は、運転準備
を指示する運転準備指示手段と、この運転準備指示手段
の指示に応じて起動指令を受付け可能な運転準備状態に
設定する運転準備手段と、起動指令に基づく一連の動作
が終了したときに運転準備手段による運転準備状態を解
除させるリセット手段とを設けたので、運転準備状態に
入ってから機器に対する起動指令を有効することができ
ると共に、運転準備状態の解除を起動指令に基づく一連
の動作が終了したときに自動的に行わせるため、運転準
備を指示する操作だけでよくなって操作性が向上する。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係る機器の運転準備装置を適用
したチップドレッサの一実施例を示す全体システム構成
図、図2はドレッサ本体の外観斜視図、図3はコントロ
ーラのブロック図、図4は図3の起動入力受付回路、加
圧バルブスイッチング回路及び溶接タイマ8とのインタ
ーロック関係の詳細を示す回路図、図5は図3のチャタ
リング防止回路、運転準備回路、誤動作防止回路関係の
詳細を示す回路図、図6は図3のインターロック回路関
係の詳細を示す回路図、図7は図3のタイミング生成回
路の詳細を示す回路図、図8は図3のチップドレス圧設
定回路、溶接加圧設定回路等の詳細を示す回路図、図9
はコントローラの外観図、図10はコントローラ相互間
の接続関係を説明する説明図である。
【0011】このチップドレッサシステムは、溶接機の
上部ガン1A及び下部ガン1Bの電極チップ1a,1b
を研磨するための刃具を回転駆動する駆動源を有する可
搬型のドレッサ本体2と、このドレッサ本体2を用いて
電極チップ1a,1bを研磨(ドレス)するときの制御
を司る本発明に係るコントローラ3と、このコントロー
ラ3で制御されてドレス時に電極チップ1a,1bによ
ってドレッサ本体2を加圧させるための加圧駆動系4
と、ドレッサ本体2からコントローラ3に対してリモー
トコントロールでドレス起動指示を与えるための投光器
5及び受光器6等とを備えている。
【0012】ドレッサ本体2は、図2にも示すようにカ
ッタホルダ部11の先端部に電極チップ1a,1bを研
磨する研磨チップ(刃具)12を回転可能に保持し、こ
のカッタホルダ部11の基部に取付けた駆動源であるモ
ータ13によってホルダ部11内に設けた駆動力伝達機
構を介して研磨チップ12を回転駆動する。そして、カ
ッタホルダ部11の基部にはグリップ部14を取付け
て、このグリップ部14の後端部にモータ13の電源と
なるバッテリ15を着脱自在に装着し、またホルダ部1
1の側部に補助グリップ部16を取付けている。
【0013】さらに、カッタホルダ部11の基部にはモ
ータ13の横側に上記リモートコントロール用の投光器
5をケース内に設け、グリップ部14の下面には起動ス
イッチ18を配設している。この起動スイッチ18は、
2段スイッチを用いて、1段目でモータ13の回転駆動
を指示し、2段目でそれに加えてドレス起動を指示して
投光器5から所定の光信号であるドレス加圧信号を射出
させる。
【0014】加圧駆動系4は、溶接機自体の加圧駆動系
と共用し、エアー源からのエアーをフィルタ21、レギ
ュレータ22及びリュブリケータ23を介して電空比例
弁24に供給する。この電空比例弁24は、供給された
エアーを制御電圧に応じたエアー圧に制御して送出す
る。そして、この電空比例弁24からのエアーを加圧ソ
レノイドバルブ25を介して上部ガン1A(電極チップ
1a)を駆動(下降)するシリンダ26に供給してい
る。この加圧ソレノイドバルブ25は、制御信号に応じ
てエアー供給路を開閉する。そこで、コントローラ3か
ら加圧力レベル設定信号S2を電空比例弁24に出力し
て加圧力レベル(ドレス圧)を制御し、加圧信号S3を
加圧ソレノイドバルブ24に出力して加圧/非加圧を切
換制御するようにしている。
【0015】また、コントローラ3と溶接起動スイッチ
7からの溶接起動指示が与えられる溶接機の溶接タイマ
8とは通電インターロックをとるための接続をすると共
に、溶接タイマ8からの溶接加圧信号をコントローラ3
に入力している。
【0016】このコントローラ3は、図3に示すよう
に、上記受光器6を含む起動入力受付回路31、運転準
備指示手段である運転準備スイッチ32、チャタリング
防止回路33、ゲート回路34,35、運転準備手段で
ある運転準備回路36及びゲート回路37、誤動作防止
回路38、インターロック回路39、リセット手段であ
るリセット信号生成回路40、タイミング生成回路4
1、インタフェース回路42及びチップドレス圧設定回
路43、加圧バルブスイッチング回路44、溶接加圧設
定手段であるインタフェース回路45及び溶接加圧設定
回路46等を備えている。
【0017】起動入力受付回路31は、ドレッサ本体2
の投光器5から射出されるリモートコントロール信号で
あるドレス加圧信号を受光器6で受光して、受光器6か
らのドレス加圧信号S1から電極チップ1a,1bによ
ってドレッサ本体2を加圧させる起動信号S4を生成し
て出力する。
【0018】運転準備スイッチ32は、照光式プッシュ
ボタン型スイッチからなり、運転準備指示信号S5を出
力する。チャタリング防止回路33は、運転準備スイッ
チ32の出力信号(運転準備指示信号S5)を整形して
運転準備指示信号S6を生成して出力する。ゲート回路
34は、チャタリング防止回路33からの運転準備指示
信号S6と起動入力受付回路31からの起動信号S4と
を入力して、これらの入力信号に応じた信号S7を出力
する。ゲート回路35は、ゲート回路34の出力信号S
7とリセット信号生成回路40からの出力信号S8とを
入力して、これらの入力信号に応じた信号S9を出力す
る。
【0019】運転準備回路36は、ゲート回路35の出
力信号S9に応じてゲート回路37に運転準備信号S1
0を出力すると共に、インターロック回路39にも運転
準備信号S10を出力する。ゲート回路37は、運転準
備回路36からの運転準備信号S10が入力されている
ときに起動入力受付回路31から起動信号S4のタイミ
ング生成回路41への入力を許可する開状態になる(こ
の状態が「運転準備状態」となる)。このゲート回路3
7からの起動信号S4はタイミング生成回路41の他、
加圧バルブスイッチング回路44及びインタフェース回
路45を介して溶接加圧設定回路46にも入力される。
【0020】誤動作防止回路38は、ドレス電源投入時
にチャタリング防止回路33からの運転準備指示信号S
6及び運転準備回路36から運転準備信号S10が出力
されるのを阻止する阻止信号S11,S12を出力す
る。
【0021】インターロック回路39は、隣接する溶接
機である他機A及び/又は他機Bに設置されるコントロ
ーラ3との間でインターロックをとるための回路及び入
出力系である。リセット信号生成回路40は、タイミン
グ生成回路41からドレス終了時に出力される信号S1
3を入力してリセット信号S8を生成し、ゲート回路3
5を介して運転準備回路36に出力する。
【0022】タイミング生成回路41は、起動入力受付
回路31からの起動信号S4に基づいて所定の加圧パタ
ーンに応じたタイミング信号を生成して、インタフェー
ス回路42を介してチップドレス圧設定回路43に出力
する。
【0023】ここで、「所定の加圧パターン」とは、ド
レス圧と当該ドレス圧を加える時間との関係を示すもの
であり、本実施例では、加圧力を予加圧、本加圧、仕上
圧の3段階に設定して(図15参照)、予加圧の加圧力
を加える時間を予加圧時間、本加圧の加圧力を加える時
間を本加圧時間として、タイミング生成回路41によっ
て予加圧時間及び本加圧時間のタイミング信号を生成す
るようにしている。
【0024】チップドレス圧設定回路43は、タイミン
グ生成回路41からのタイミング信号に応じて電極チッ
プ1a,1bによるドレッサ本体2の加圧力を設定する
ための電圧信号である加圧力レベル設定信号S2を前記
電空比例弁24に出力する。加圧バルブスイッチング回
路44は、起動入力受付回路31からの起動信号S4に
応じて加圧ソレノイドバルブ25に加圧信号S3を出力
して、電極チップ1a,1bによるドレッサ本体2の加
圧/非加圧を切換える。
【0025】溶接加圧設定回路46は、インタフェース
回路45を介して入力される起動入力受付回路31から
の起動信号S4に応じて溶接時の加圧力を設定するため
の電圧信号である加圧力レベル設定信号S2´を前記電
空比例弁25に出力する。
【0026】次に、各部の詳細について図4以降をも参
照して説明する。図4を参照して、起動入力受付回路3
1の受光器6は、溶接機側で、ドレッサ本体2を電極チ
ップ1a,1b間に所要の姿勢でセットした状態で起動
スイッチ18が操作されて投光器5からドレス加圧信号
が射出されたときに、このドレス加圧信号を受光する位
置に設置する。
【0027】そして、この起動入力受付回路31は、図
4に示すように、受光器6の出力段トランジスタTR1
からのドレス加圧信号S1でオン・オフ制御されるフォ
トダイオードPD1、及びこのフォトダイオードPD1
の射出光を受光するフォトトランジスタPTR1からな
るフォトカプラ51と、シュミットトリガ・インバータ
52と、入力側の抵抗R1及びコンデンサC1と、出力
側の抵抗R2及びコンデンサC2とを備え、受光器6か
らのドレス加圧信号S1に応じてシュミットトリガ・イ
ンバータ52から起動信号S4を出力する。
【0028】図5を参照して、運転準備スイッチ32
は、図5に示すように常開接点a及び常閉接点bを有す
るプッシュボタン(PB)型スイッチである。チャタリ
ング防止回路33は、運転準備スイッチ32の常開接点
a及び常閉接点bを抵抗R3及びインターロック回路3
9を介して電源Vccにプルアップするプルアップ抵抗
R4,R5と、ポジティブ・エッジ・ゴーイング型のJ
−K型フリップフロップ(以下「FF」という。)回路
53と、コンデンサC3,C4とからなる。
【0029】FF回路53は、J端子、K端子、CK
(クロック)端子を接地し、プリセット(PR)端子に
運転準備スイッチ32の常開接点aの出力信号S5aを
入力し、クリア(CLR)端子に運転準備スイッチ32
の常閉接点bの出力信号S5bを入力している。そし
て、このFF回路53の反転Q出力を運転準備指示信号
S6としてゲート回路34に出力する。
【0030】ゲート回路34は、起動入力受付回路31
からの起動信号S4が「L」でチャタリング防止回路3
3からの運転準備指示信号S6が「L」になったときに
「H」になる信号S7を出力する。ゲート回路35は、
ゲート回路34からの信号S7が「L」で、リセット信
号生成回路40からのリセット信号S8が「L」になっ
たときに「H」になる信号S9を出力する。
【0031】運転準備回路36は、ポジティブ・エッジ
・ゴーイング型のJ−K型FF回路54とシュミットト
リガ・インバータ55とからなる。FF回路54は、J
端子、K端子及びPR端子を電源VDDに接続し、ゲート
回路35の出力信号S9をシュミットトリガ・インバー
タ55を介してCK端子に入力し、CLR端子に誤動作
防止回路38からの阻止信号S11を入力する。そし
て、このFF回路54のQ出力を運転準備信号S10と
してゲート回路37及びインターロック回路39に出力
する。ゲート回路37は、運転準備回路36からの運転
準備信号S10が「H」の間開状態になって、起動入力
受付回路31からの起動信号S4を通過させる。
【0032】誤動作防止回路38は、抵抗R6,コンデ
ンサC5及びダイオードD1からなる遅延回路55と、
シュミットトリガ・インバータ56,57からなり、遅
延回路55でP1点の電圧レベルの立ち上がりを遅延さ
せ、シュミットトリガ・インバータ56,57を介して
得られる阻止信号S11を運転準備回路36のFF回路
54に出力する。
【0033】なお、インターロック回路39からチャタ
リング防止回路33への給電路(P1点)と接地間には
ツェナーダイオードZD1及びコンデンサC6の並列回
路を接続して電圧変動を防止し、またインターロック回
路39と抵抗R3との接続点と接地間には抵抗R7を介
して運転準備許可を表示する運準許可表示ランプ58を
接続している。
【0034】インターロック回路39は、図6に示すよ
うに運転準備回路36からの運転準備信号S10でオン
・オフ制御されるスイッチング回路60と、このスイッ
チング回路60により他機A,Bのコントローラ3に対
して起動禁止を出力し、また他機A,Bのコントローラ
3より起動禁止を入力する起動禁止入出力系61からな
る。
【0035】スイッチング回路60は、運転準備回路3
6からの運転準備信号S10を抵抗R8を介して入力し
てオン・オンするスイッチング・トランジスタTR2
と、このスイッチング・トランジスタTR2がオン状態
になったときに給電されるリレー62,63と、これら
のリレー62,63と並列に接続した逆流防止ダイオー
ドD2と、このコントローラ3が運転準備状態に入って
いることを表示する運準入表示ランプ64及び抵抗R9
とからなる。
【0036】また、起動禁止入出力系61は、他機A,
Bのコントローラ3の起動禁止入出力系と接続されたと
き、他機Aのコントローラ3の電源Vccから運転準備
スイッチ32への給電路中にスイッチング回路60のリ
レー62の常閉接点CR11が、同様に他機Bのコント
ローラ3の電源Vccから運転準備スイッチ32への給
電路中にリレー62の常閉接点CR11が介装されるよ
うにすると共に、電源Vccから他機A及び/又はBの
コントローラ3のリレー62の常閉接点CR12を介し
て運転準備スイッチ32へ給電されるようにしている。
【0037】次に、図7を参照して、タイミング生成回
路41は、ディユアル・リトリガブル・モノステーブル
・マルチバイブレータからなる予加圧用モノマルチ65
と、このモノマルチ65のパルス幅(予加圧時間)を設
定するための可変抵抗VR1、抵抗R10、コンデンサ
C7と、ディユアル・リトリガブル・モノステーブル・
マルチバイブレータからなる本加圧用モノマルチ66
と、このモノマルチ66のパルス幅(本加圧時間)を設
定するための可変抵抗VR2、抵抗R11、コンデンサ
C8と、AND回路67、68と、NOR回路69とか
らなる。
【0038】予加圧用モノマルチ65には起動入力受付
回路31からの起動信号S4をゲート回路37を介して
入力し、この予加圧用モノマルチ65の反転Q出力であ
る信号S15と起動信号S4をAND回路67に入力
し、このAND回路67の出力を本加圧用モノマルチ6
6に入力し、予加圧用モノマルチ65の反転Q出力(信
号)S15、本加圧用モノマルチ66の反転Q出力(信
号)S16及び起動信号S4をAND回路68に入力し
ている。
【0039】そして、予加圧用モノマルチ65の反転Q
出力S15、本加圧用モノマルチ66の反転Q出力S1
6及びAND回路68の出力S17をNOR回路69で
反転した出力S18を、それぞれインタフェース回路4
2を介してチップドレス圧設定回路43に出力すると共
に、AND回路68の出力S17をリセット信号生成回
路40に出力している。
【0040】このリセット信号生成回路40は、抵抗R
12及びコンデンサC10からなる積分回路71と、上
記AND回路68の出力S17をそのまま一方入力と
し、積分回路71からの積分出力S8aをシュミットト
リガ・インバータ72で反転した信号S8bを他方入力
とするゲート回路73とからなり、AND回路68の出
力S17が「L」になったときにリセット信号S8をゲ
ート回路35を介して運転準備回路36に出力する。
【0041】次に、図8を参照して、ドレス系のインタ
フェース回路42は、タイミング生成回路41の予加圧
用モノマルチ65の反転Q出力S15、本加圧用モノマ
ルチ66の反転Q出力S16、NOR回路69の出力S
18をそれぞれ入力する3個のフォトカプラ75〜77
からなる。チップドレス圧設定回路43は、インタフェ
ース回路42の各フォトカプラ75〜77の出力側に接
続した抵抗R13〜R15、可変抵抗VR3〜VR5
と、抵抗R16及びダイオードD3〜D5とからなり、
可変抵抗VR3〜VR5の抵抗値に応じた電圧信号を加
圧力レベル設定信号S2として電空比例弁24に出力す
る。
【0042】また、溶接系のインタフェース回路45
は、起動入力受付回路31からの起動信号S4をゲート
回路37を介して入力するフォトカプラ78からなる。
溶接加圧設定回路46は、フォトカプラ78の出力側に
接続したロータリスイッチ79と、可変抵抗VR6〜V
R8と、抵抗R17及びダイオードD6〜D8とからな
り、可変抵抗VR6〜VR8の抵抗値に応じた電圧信号
を加圧力レベル設定信号S2´として電空比例弁24に
出力する。
【0043】次に、図4に戻って、加圧バルブスイッチ
ング回路44は、スイッチング用トランジスタTR3、
フォトトライアック81、サージ吸収素子82、抵抗R
19,R20からなり、起動入力受付回路31からの起
動信号S4をゲート回路37を介して入力して、この起
動信号S4を抵抗R19を介してトランジスタTR3に
入力し、フォトトライアック81の出力端を加圧ソレノ
イドバルブ25への給電路中に介装し、発光素子側をス
イッチングするようにしている。また、加圧ソレノイド
バルブ25への給電路には前記したインターロック回路
39のリレー63の常開接点CR21,CR22を介装
している。
【0044】また、インターロック回路39のリレー6
2の常閉接点CR13によってドレス時に溶接タイマ8
への通電切を出力し、リレー63の常閉接点CR23,
CR24によってドレス時に溶接タイマ8の電磁弁端子
を遮断するようにしている。その他、電源回路83、電
源入表示ランプ84等を備えている。
【0045】上述したコントローラ3は、図9に示すよ
うに、運転準備スイッチ32、溶接加圧力選択用ロータ
リスイッチ79、ドレス時間設定用可変抵抗VR1,V
R2、ドレス圧設定用可変抵抗VR3〜VR5が外部操
作可能に配置され、また、運準許可表示ランプ58、運
準入表示ランプ64、電源入表示ランプ84も配置され
ている。ここで、各可変抵抗VR1〜VR5について
は、内部のPCB基板に設置したまま外部操作可能に設
けている。
【0046】そして、図10に示すように複数台(ここ
では、3台のみ図示)の溶接機WA,WB,WC…にコ
ントローラ3,3,3…をそれぞれ設置し、隣接する溶
接機のコントローラ3のインターロック回路39の起動
禁止入出力端子を相互に接続する。例えば、溶接機WA
のコントローラ3の起動禁止出力端子を溶接機WB,W
C(上記説明におけるの他機A,Bに相当する。)のコ
ントローラ3の起動禁止入力端子に、溶接機WAのコン
トローラ3の起動禁止入力端子を溶接機WB,WCのコ
ントローラ3の起動禁止出力端子にそれぞれ接続する。
【0047】次に、以上のように構成したチップドレッ
サシステムの作用について図10以降をも参照して説明
する。先ず、起動入力受付回路31は、ドレッサ本体2
の起動スイッチ18が2段目にされて投光器5からドレ
ス加圧信号が射出されると、このドレス加圧信号を受光
器6で受光し、受光器6のトランジスタTR1がオン状
態になってドレス加圧信号S1が「L」になることによ
り、フォトカプラ51のフォトダイオードPD1がオン
状態になってフォトトランジスタPT1がオン状態にな
り、シュミットトリガ・インバータ52から「H」にな
る起動信号S4を出力する。
【0048】このようにドレッサ本体2に設けた起動ス
イッチ18でコントローラ3をリモートコントロール起
動させるようにすることで、ドレッサ本体2を使用する
ために作業者の両手がふさがるような場合でもコントロ
ーラ3の起動が可能になり、ドレッサ本体2を可搬型と
することができると共に、作業性が向上する。そして、
コントローラ3のリモートコントロール起動を投光器5
と受光器6を用いた光信号によって行うことで、作業時
にドレッサ本体2が回転した場合などには投光器5と受
光器6との光軸がずれて、ドレッサ本体2の投光器6か
らドレス加圧信号がコントローラ3の受光器6に入力さ
れなくなり、直ちにドレスが停止する。
【0049】また、この起動入力受付回路31ではフォ
トカプラ51の出力側にシュミットトリガ・インバータ
52を介装することによって起動信号S4にチャタリン
グが発生することを防止している。つまり、図11
(a)に示すように受光器6からのドレス加圧信号S1
が「L」になったとき、同図(b)に示すようにフォト
カプラ51の出力信号が下降するときにチャタリングが
発生するので、この信号をそのまま起動信号S4として
ゲート回路(AND回路)37に入力すると、同図
(c)に示すようにゲート回路37の出力にチャタリン
グが発生して、誤動作を生じるおそれがある。そこで、
フォトカプラ51の出力信号をシュミットトリガ・イン
バータ52を介して出力することによって、同図(d)
に示すようにチャタリングのない起動信号S4を生成出
力し、誤動作を防止している。
【0050】次に、運転準備に係わる部分について説明
する。先ず、インターロック回路39を介して電源Vc
cが給電されている(他機A,Bのコントローラ3が運
転準備状態にない)とすると、運転準備スイッチ32を
押し下げることによって、常開接点aの出力信号S5a
が「L」になって、この出力信号S5aがFF回路53
のPR端子に入力され、常閉接点bの出力信号S5bが
「H」なって、この出力信号S5bがチャタリング防止
回路33のFF回路53のCLR端子に入力される。
【0051】この場合、プッシュボタン型の運転準備ス
イッチ32の各接点にはチャタリングが発生するため
に、運転準備スイッチ32を押し下げると、図12に示
すように運転準備スイッチ32の常開接点aの出力信号
S5aは同図(a)に示すように「H」からチャタリン
グを生じた後「L」になって安定し、このとき常閉接点
bの出力信号S5bは同図(b)に示すように常開接点
aの作動よりも所定の時間だけ早く「L」からチャタリ
ングを生じた後「H」になって安定している。また、運
転準備スイッチ31の押し下げを解除すると、同図に示
すように常開接点aの復帰が常閉接点bの復帰より早
く、出力信号S5aがチャタリングを生じて安定状態に
移行し、これに遅れて出力信号S5bがチャタリングを
生じて安定状態に移行する。
【0052】ここで、チャタリング防止回路33のFF
回路53はJ端子及びK端子がいずれも「H」であるの
で、PR端子が「L」でCLR端子が「H」になったと
きにQ出力を「H」にし、PR端子が「H」でCLR端
子が「L」になったときにQ出力を「L」にする。した
がって、FF回路53からは同図(d)に示すように運
転準備スイッチ31を押し下げたときには、常開接点a
が閉じたときから「L」になり、運転準備スイッチ32
の押し下げを解除したときには、常閉接点bが閉じたと
きに「H」になる反転Q出力が得られ、この反転Q出力
が運転準備指示信号S6として出力される。
【0053】このように、a接点及びb接点を有するプ
ッシュボタン型スイッチである運転準備スイッチ32
と、抵抗R4,R5及びFF回路53からなる回路を用
いて、運転準備スイッチ32の各接点のチャタリングを
含む出力信号を組合わせることで、チャタリングを除去
した運転準備指示信号S6を得ることができる。
【0054】そして、このようにしてチャタリング防止
回路33から図13(a)に示すように運転準備指示信
号S6がゲート回路34に出力されると、このときゲー
ト回路34の他方入力である起動入力受付回路31から
の起動信号S4が出力されていなければ、つまり同図
(b)に示すように起動信号S4が「L」であれば、同
図(c)に示すようにゲート回路34の出力信号S7が
「H」になり、このときゲート回路35の他方入力であ
るリセット信号生成回路40からのリセット信号S8は
同図(d)に示すように「L」であるから、同図(e)
に示すようにゲート回路35からの出力信号S9が
「L」になる。
【0055】このゲート回路35の出力信号S9が
「L」になることによって運転準備回路36のFF回路
54のクロック端子CKには出力信号S9をインバータ
55で反転した信号が入力されるので、運転準備回路3
6は同図(f)に示すように出力信号S9の立下がり
(インバータ55で反転した信号の立ち上がり)のタイ
ミングで運転準備信号S10を「H」にする。
【0056】これによって、ゲート回路37が開いて起
動入力受付回路31からの起動信号S4を通過させるこ
とが可能な状態(運転準備状態)になるので、その後、
同図(b)に示すように起動入力受付回路31がドレッ
サ本体2からのドレス加圧信号を受付けて起動信号S4
を出力する(「H」にする)と、この起動信号S4はタ
イミング生成回路41、加圧バルブスイッチング回路4
4に入力される。
【0057】その後、同図(b)に示すようにドレッサ
本体2の起動スイッチ18がオフ状態にされて起動入力
受付回路31からの起動信号S4が「H」から「L」に
なったときに、後述するようにリセット信号生成回路4
0から同図(d)に示すようにリセット信号S8が出力
され(「L」から「H」にな)、このときゲート回路3
5の他方入力であるゲート回路34の出力信号S7は
「L」になっているので、同図(e)に示すようにゲー
ト回路35の出力信号S9が「L」になり、運転準備回
路36のFF54がリセットされてそのQ出力である運
転準備信号S10が「L」になって、ゲート回路37が
閉じて運転準備状態が解除される。
【0058】このようにドレス終了後、運転準備回路3
6に対してリセット信号S8を入力して運転準備状態を
強制的に解除することによって、運転準備状態の切り忘
れを防止でき、他機のコントローラ3がいつまでも運転
準備状態に入れない事態を防止できると共に、ドレス終
了毎に運転準備状態を解除する操作が不要になって運転
準備操作の操作性及び作業性が向上する。
【0059】また、同図(a)、(b)に示すように起
動入力受付回路31からの起動信号S4が出力されてい
る(「H」)間は、運転準備スイッチ32が押されてチ
ャタリング防止回路33から運転準備指示信号S6が出
力されても((a)の破線で示す部分)、ゲート回路3
4の出力信号S7は変化しないので、運転準備回路36
がリセットされて運転準備状態が解除されることはな
い。
【0060】そこで、他機A,Bのコントローラ3との
インターロックについて説明する。まず、運転準備回路
36から運転準備信号S10が出力されると、図6に示
すインターロック回路39のスイッチング回路60のス
イッチングトランジスタTR2がオン状態になるので、
運準入表示ランプ64が点灯してこのコントローラ3が
運転準備状態に入っていることが表示されると共に、リ
レー62,63に給電される。
【0061】これによってリレー62,63の常閉接点
CR11,CR12が開状態になって、他機A,Bの各
コントローラ3に対して「起動禁止」が出力され、他機
A,Bが運転準備状態に入ることが禁止される。
【0062】一方、他機A又はBのコントローラ3から
「起動禁止」が入力されていると、つまり、他機A又は
Bのコントローラ3の図6のリレー62の常閉接点CR
11,CR12が開状態になっていると、運転準備スイ
ッチ32に対して電源Vccから給電されないので、運
転準備スイッチ32を押しても運転指示信号S5が出力
されない(スイッチ32の操作が無効となる)ため、チ
ャタリング防止回路33から運転準備指示信号S6が出
力されることがなく、したがって、運転準備回路36か
ら運転準備信号S10が出力されることもない。
【0063】このように、他機との間でインターロック
をとることによって、他機の電極チップを研磨するため
にそのコントローラが運転準備に入っているときには、
ドレッサ本体2の起動スイッチ18を操作しても運転準
備に入ることがなくなる。これによって、前述した図1
0に示すように隣接する溶接機にそれぞれ同一のコント
ローラ3を設置して、共通のドレッサ本体2を用いてド
レッシングすることが可能になる。
【0064】また、スイッチング回路60のリレー6
2,63が作動することによって、図4に示すリレー6
2の接点CR21,CR22が閉じて加圧ソレノイドバ
ルブ25HRの給電路が閉じ、また、リレー62の接点
CR13及びリレー63の接点CR23,CR24が開
いて溶接タイマ8への通電を遮断し、溶接タイマ8の電
磁弁端子からの給電を遮断した状態にするので、ドレス
時には溶接タイマ8が作動しなくなる。
【0065】さらに、誤動作防止回路38は抵抗R6、
コンデンサC5及びダイオードD1からなる遅延回路5
5及びシュミットトリガ・インバータ56,57の組合
わせを設けることによって、運転準備スイッチ32を押
したままコントローラ3の電源が投入された時には所定
の遅延時間経過後に「H」になる阻止信号S11を出力
させて、運転準備回路36のFF回路54がリセットす
るに要するに充分な時間各FF回路54のCLR端子に
「L」入力を与えて誤動作しないようにする。
【0066】次に、タイミング生成回路41は、図14
(a)に示すように起動入力受付回路31からの起動信
号S4が入力される(「H」になる)と、同図(b)に
示すように予加圧用モノマルチ65から可変抵抗VR
1,抵抗R10及びコンデンサC7の各値に応じて定ま
る所定時間(予加圧時間t2)だけ「L」になる信号S
15が出力され、この予加圧用モノマルチ65の信号S
15が「H」に立ち上がると、同図(c)に示すように
本加圧用モノマルチ66から可変抵抗VR2,抵抗R1
1及びコンデンサC8の各値に応じて定まる所定時間
(本加圧時間t3)だけ「L」になる反転Q出力である
信号S16が出力され、この本加圧用モノマルチ66の
信号S16が「H」に立ち上がると、同図(d)に示す
ようにAND回路68の出力信号S17(同図(d))
を反転したNOR回路69の出力信号S18が「L」に
なり、起動入力受付回路31からの起動信号S4が入力
されなくなった(「L」になった)ときに信号S18が
「H」になる。
【0067】ここで、予加圧用モノマルチ65及び本加
圧用モノマルチ66は起動信号S4が入力されなくなっ
たときにリセットする必要があるので、各モノマルチ6
5,66のCLR端子には起動信号S4を入力するが、
起動信号S4を予加圧用モノマルチ65及び本加圧用モ
ノマルチ66のCLR端子に入力した場合に、予加圧用
モノマルチ65の反転Q出力(信号S15)を直接本加
圧用モノマルチ66に入力する、つまり単純にタイマと
なるモノマルチを2個組合わせて所定にパターンに応じ
たタイミングを生成しようとすると、モノマルチのトラ
ンジェント特性によって起動信号S4が入力されたとき
から予加圧用モノマルチ65の反転Q出力が「L」にな
るまでの間に遅延時間が発生してしまうため、起動信号
S4が入力されたときに本加圧用モノマルチ66も作動
してしまうという不都合が生じる。
【0068】そこで、本実施例では、起動信号S4と予
加圧用モノマルチ65の反転Q出力(信号S15)との
ANDをとるAND回路67を設けることによって、起
動信号S4が「H」の状態で予加圧用モノマルチ65の
反転Q出力が「L」から「H」になったときに本加圧用
モノマルチ66が作動を開始するようにして、トランジ
ェント効果による誤動作を防止するようにしている。
【0069】また、リセット信号生成回路40は、同図
(e)に示すようにタイミング生成回路41のAND回
路68の出力信号S17が「L」から「H」になり再度
「L」になることによって、同図(f)に示すような積
分回路71からの積分出力S8aが出力され、同図
(g)に示すようにシュミットトリガ・インバータ72
から同図(f)に示すように信号S8bが出力されるの
で、起動信号S4が「L」になったときから積分出力S
8aが所定のレベルに立ち上がるまでの間「H」になる
リセット信号S8を出力する。これにより、運転準備状
態の切り忘れ防止等できることは前述したとおりであ
る。
【0070】次に、図8を参照してチップドレス圧設定
回路43は、予加圧用モノマルチ65からの信号S15
が「L」の間はインタフェース回路42のフォトカプラ
75がオン状態になって抵抗R16,R13及び可変抵
抗VR3で定まる抵抗値に応じた電圧信号を、本加圧用
モノマルチ66からの信号S16が「L」の間はフォト
カプラ76がオン状態になって抵抗R16,R14及び
可変抵抗VR4で定まる抵抗値に応じた電圧信号を、N
OR回路69からの信号S18が「L」の間はフォトカ
プラ77がオン状態になって抵抗R16,R15及び可
変抵抗VR5で定まる抵抗値に応じた電圧信号を、それ
ぞれ加圧力レベル設定信号S2として電空比例弁24に
出力して、電極チップ1a,1bによるドレッサ本体2
の加圧力を設定する。
【0071】したがって、可変抵抗VR3〜VR5を調
整することによって、予加圧の加圧力、本加圧の加圧
力、本加圧後(仕上圧)の加圧力を設定することができ
る。この場合、上記のようにフォトカプラとダイオード
アレイを用いて1つの出力信号を生成することによっ
て、スイッチングリレーを用いる場合に比べて基板上の
専有スペースが少なくて済み、また抵抗と可変抵抗を組
合わせることによって調整範囲を広く取ることができ
る。
【0072】また、溶接加圧設定回路46は、起動信号
S4が入力されていないとき(「L」のとき)、即ち
「溶接」のときにインタフェース回路45のフォトカプ
ラ78がオン状態になって、ロータリスイッチ79で選
択されたラインから可変抵抗VR6〜VR8及び抵抗R
17の抵抗値に応じて定まる電圧信号をそれぞれ加圧力
レベル設定信号S2´として電空比例弁24に出力し
て、電極チップ1a,1bによる溶接される母材への加
圧力を設定する。したがって、溶接時には、ロータリス
イッチ79によって溶接加圧力を選択することができ
る。
【0073】次に、このコントローラ3を用いたチップ
ドレス手順について図15も参照して説明すると、コン
トローラ3の電源を投入した状態にした後、運準許可ラ
ンプ58が点灯して運転準備状態に入ることができれ
ば、運転準備スイッチ32(PB1)を押すことによっ
て、図15(a)に示すように運転準備指示信号S5が
出力され、運転準備回路36から運転準備信号S10が
出力されて、同図(b)に示すように運転準備状態には
いる。このとき運準入表示ランプ64が点灯しているか
を確認する。
【0074】そこで、ドレッサ本体2のカッタホルダ部
11を下部ガン1Bの電極チップ1b上に位置合せして
セットした後、同図(c)に示すようにドレッサ本体2
の起動スイッチ18の1段目を引いてモータ指令を与え
ることによって、同図(d)に示すようにモータ部13
が駆動し、次に起動スイッチ18の2段目を引続ける
と、同図(e)に示すように投光器5からドレス加圧信
号(加圧指令)が射出されて溶接機側の受光器6で受光
され、コントローラ3が起動し、同図(f)に示すよう
に加圧ソレノイドバルブ25が作動して上部ガン1Aが
下降し、ドレッサ本体2が電極チップ1a,1b間に挟
まれて加圧される。このとき、加圧力(チップドレス
圧)は、タイミング生成回路41からの信号S15に応
じて、チップドレス圧設定回路43によって予加圧時の
加圧力を設定する加圧力レベル設定信号S2が電空比例
弁24に出力されるので、予加圧の加圧力に設定され
る。
【0075】この場合、電極チップ1a,1bとドレッ
サ本体2との位置合わせ等の不具合が生じたときには、
ドレッサ本体2の起動スイッチ18を切ることによって
コントローラ3が作動を停止する。
【0076】ここで、加圧力は同図(g)に示すように
予加圧より本加圧の加圧力を高く、予加圧より仕上圧の
加圧力を低く設定しているので、初期の予加圧時には軽
く、途中で本加圧に移行すると重く感じるようになり、
更に、ドレス作業を続けていくと、仕上圧に移行したこ
とが手応えと音で感じられるので、数秒後起動スイッチ
18を解除すると、上部ガン1Aが開放してドレス作業
が完了する。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
運転準備を指示する運転準備指示手段と、この運転準備
指示手段の指示に応じて起動指令を受付け可能な運転準
備状態に設定する運転準備手段と、起動指令に基づく一
連の動作が終了したときに運転準備手段による運転準備
状態を解除させるリセット手段とを設けたので、運転準
備状態に入ってから機器に対する起動指令を有効するこ
とができると共に、運転準備状態の解除を起動指令に基
づく一連の動作が終了したときに自動的に行わせるた
め、運転準備を指示する操作だけでよくなって操作性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る機器の運転準備装置を適用したチ
ップドレッサの一実施例を示す全体システム構成図
【図2】ドレッサ本体の外観斜視図
【図3】コントローラのブロック図
【図4】図3の起動入力受付回路、加圧バルブスイッチ
ング回路及び溶接タイマ8とのインターロック関係の詳
細を示す回路図
【図5】図3のチャタリング防止回路、運転準備回路、
誤動作防止回路関係の詳細を示す回路図
【図6】図3のインターロック回路関係の詳細を示す回
路図
【図7】図3のタイミング生成回路の詳細を示す回路図
【図8】図3のチップドレス圧設定回路、溶接加圧設定
回路等の詳細を示す回路図
【図9】コントローラの外観図
【図10】コントローラ相互間の接続関係を説明する説
明図
【図11】起動入力受付回路の動作説明に供するタイミ
ング図
【図12】チャタリング防止回路の動作説明に供するタ
イミング図
【図13】運転準備に係わる動作説明に供するタイミン
グ図
【図14】タイミング生成に係わる動作説明に供するタ
イミング図
【図15】チップドレス作業の説明に供する説明図
【符号の説明】
1A…上部ガン、1B…下部ガン、1a,1b…電極チ
ップ、2…ドレッサ本体、3…コントローラ、4…加圧
駆動系、5…投光器、6…受光器、8…溶接タイマ、1
2…研磨チップ、13…モータ、18…起動スイッチ、
24…空電比例弁、25…加圧ソレノイドバルブ、31
…起動入力受付回路、32…運転準備スイッチ、33…
チャタリング防止回路、34,35,37…ゲート回
路、36…運転準備回路、39…インターロック回路、
40…リセット信号生成回路、41…タイミング生成回
路、43…チップドレス圧設定回路、44…加圧バルブ
スイッチング回路、46…溶接加圧設定回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起動指令を受付けることで機器の制御を
    行う制御装置において、運転準備を指示する運転準備指
    示手段と、この運転準備指示手段の指示に応じて前記起
    動指令を受付け可能な運転準備状態に設定する運転準備
    手段と、前記起動指令に基づく一連の動作が終了したと
    きに前記運転準備手段による運転準備状態を解除させる
    リセット手段とを設けたことを特徴とする機器の運転準
    備装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7379388B2 (en) 2001-03-22 2008-05-27 Nautronix (Holdings) Plc. Positioning system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7379388B2 (en) 2001-03-22 2008-05-27 Nautronix (Holdings) Plc. Positioning system
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