JPH09110783A - 4−アルコキシサリチル酸類の製造方法 - Google Patents
4−アルコキシサリチル酸類の製造方法Info
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- JPH09110783A JPH09110783A JP29177795A JP29177795A JPH09110783A JP H09110783 A JPH09110783 A JP H09110783A JP 29177795 A JP29177795 A JP 29177795A JP 29177795 A JP29177795 A JP 29177795A JP H09110783 A JPH09110783 A JP H09110783A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は4−アルコキシサリチル酸類の改良
された製法に関する。 【構成】 β−レゾルシン酸と芳香族スルホン酸アルキ
ルエステル類とを反応させることを特徴とする一般式
(3) (式中、R1 は1〜4個の炭素原子を含有するアルキル
基を表わす。)で表される4−アルコキシサリチル酸類
の製造方法。 【効果】 本発明によれば、工業的に有利に、高選択的
かつ高収率に4−アルコキシサリチル酸を製造すること
ができる。
された製法に関する。 【構成】 β−レゾルシン酸と芳香族スルホン酸アルキ
ルエステル類とを反応させることを特徴とする一般式
(3) (式中、R1 は1〜4個の炭素原子を含有するアルキル
基を表わす。)で表される4−アルコキシサリチル酸類
の製造方法。 【効果】 本発明によれば、工業的に有利に、高選択的
かつ高収率に4−アルコキシサリチル酸を製造すること
ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は4−アルコキシサリチル
酸類の改良された製造方法に関する。
酸類の改良された製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】4−アルコキシサリチル酸類の製造方法
としては、β−レゾルシン酸をアルカリ水溶液中、ジ
メチル硫酸を用いてアルキル化する方法(J.Am.Chem.So
c.,39,1687(1917)及び(J.Org.Chem.,Vol 53 No.23 55
22(1988)) 、或いはハロゲン化アルキルを用いてアル
キル化する方法(J.Am.Chem.Soc.,107,256(1985))等が知
られている。
としては、β−レゾルシン酸をアルカリ水溶液中、ジ
メチル硫酸を用いてアルキル化する方法(J.Am.Chem.So
c.,39,1687(1917)及び(J.Org.Chem.,Vol 53 No.23 55
22(1988)) 、或いはハロゲン化アルキルを用いてアル
キル化する方法(J.Am.Chem.Soc.,107,256(1985))等が知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
公知の方法ではいずれも工業的実施を困難にする幾つか
の問題点を有している。例えば、の方法ではβ−レゾ
ルシン酸の4位のヒドロキシル基を選択的にアルコキシ
ル化するには充分な選択性を持たないので収率の低下が
避けられず、また、の方法では、4位の水酸基以外
に、1位のカルボキシル基もアルキル化され、このため
加水分解が必要である等である。本発明の目的は、工業
的に有利に、高選択的かつ高収率に4−アルコキシサリ
チル酸を製造する方法を提供することである。
公知の方法ではいずれも工業的実施を困難にする幾つか
の問題点を有している。例えば、の方法ではβ−レゾ
ルシン酸の4位のヒドロキシル基を選択的にアルコキシ
ル化するには充分な選択性を持たないので収率の低下が
避けられず、また、の方法では、4位の水酸基以外
に、1位のカルボキシル基もアルキル化され、このため
加水分解が必要である等である。本発明の目的は、工業
的に有利に、高選択的かつ高収率に4−アルコキシサリ
チル酸を製造する方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
(1)
(1)
【0005】
【化−5】
【0006】で示されるβ−レゾルシン酸と、一般式
(2)
(2)
【0007】
【化−6】
【0008】(式中、R1 は1〜4個の炭素を含有する
アルキル基、R2 〜R6 はそれぞれ独立に水素原子また
は炭素数1〜4のアルキル基を表わす。)で表される芳
香族スルホン酸アルキルエステル類とを反応させること
を特徴とする一般式(3)
アルキル基、R2 〜R6 はそれぞれ独立に水素原子また
は炭素数1〜4のアルキル基を表わす。)で表される芳
香族スルホン酸アルキルエステル類とを反応させること
を特徴とする一般式(3)
【0009】
【化−7】
【0010】(式中、R1 は1〜4個の炭素を含有する
アルキル基を表わす。)で表される4−アルコキシサリ
チル酸類の製造方法である。
アルキル基を表わす。)で表される4−アルコキシサリ
チル酸類の製造方法である。
【0011】本発明の特徴は、β−レゾルシン酸の4位
のヒドロキシル基を、芳香族スルホン酸アルキルエステ
ルをアルキル化剤として使用して反応させることによ
り、選択的にアルキル化し、工業的に有利に、高選択的
かつ高収率で、4−アルコキシサリチル酸類を製造する
ことにある。
のヒドロキシル基を、芳香族スルホン酸アルキルエステ
ルをアルキル化剤として使用して反応させることによ
り、選択的にアルキル化し、工業的に有利に、高選択的
かつ高収率で、4−アルコキシサリチル酸類を製造する
ことにある。
【0012】以下、本発明の方法を更に詳しく説明す
る。本発明に用いられる一般式(1)で示されるβ−レ
ゾルシン酸は、好ましくはアルカリ金属アルコキシドを
用いてアルカリ金属塩(例えばナトリウム塩、カリウム
塩等)として用いられる。この場合、アルカリ金属アル
コキシドの使用量は、通常、β−レゾルシン酸1モルに
対し、0.5〜5.0モル、好ましくは、1.0〜3.
0モルである。
る。本発明に用いられる一般式(1)で示されるβ−レ
ゾルシン酸は、好ましくはアルカリ金属アルコキシドを
用いてアルカリ金属塩(例えばナトリウム塩、カリウム
塩等)として用いられる。この場合、アルカリ金属アル
コキシドの使用量は、通常、β−レゾルシン酸1モルに
対し、0.5〜5.0モル、好ましくは、1.0〜3.
0モルである。
【0013】本発明に用いられる一般式(2)で示され
る芳香族スルホン酸アルキルエステル類としては、具体
的にはベンゼンスルホン酸メチル、ベンゼンスルホン酸
エチル、ベンゼンスルホン酸プロピル、ベンゼンスルホ
ン酸イソプロピル、ベンゼンスルホン酸ブチル、ベンゼ
ンスルホン酸イソブチル、ベンゼンスルホン酸−s−ブ
チル、ベンゼンスルホン酸−t−ブチル、o−トルエン
スルホン酸メチル、o−トルエンスルホン酸エチル、o
−トルエンスルホン酸プロピル、o−トルエンスルホン
酸イソプロピル、o−トルエンスルホン酸ブチル、o−
トルエンスルホン酸イソブチル、o−トルエンスルホン
酸−s−ブチル、o−トルエンスルホン酸−t−ブチ
ル、m−トルエンスルホン酸メチル、m−トルエンスル
ホン酸エチル、m−トルエンスルホン酸プロピル、m−
トルエンスルホン酸ブチル、m−トルエンスルホン酸イ
ソブチル、m−トルエンスルホン酸−s−ブチル、m−
トルエンスルホン酸−t−ブチル、p−トルエンスルホ
ン酸メチル、p−トルエンスルホン酸エチル、p−トル
エンスルホン酸プロピル、p−トルエンスルホン酸イソ
プロピル、p−トルエンスルホン酸ブチル、p−トルエ
ンスルホン酸イソブチル、p−トルエンスルホン酸−s
−ブチル、p−トルエンスルホン酸−t−ブチル、2,3-
キシレンスルホン酸メチル、2,3-キシレンスルホン酸エ
チル、2,3-キシレンスルホン酸プロピル、2,3-キシレン
スルホン酸イソプロピル、2,3-キシレンスルホン酸ブチ
ル、2,3-キシレンスルホン酸イソブチル、2,3-キシレン
スルホン酸−s−ブチル、2,3-キシレンスルホン酸−t
−ブチル、2,4-キシレンスルホン酸メチル、2,4-キシレ
ンスルホン酸エチル、2,4-キシレンスルホン酸プロピ
ル、
る芳香族スルホン酸アルキルエステル類としては、具体
的にはベンゼンスルホン酸メチル、ベンゼンスルホン酸
エチル、ベンゼンスルホン酸プロピル、ベンゼンスルホ
ン酸イソプロピル、ベンゼンスルホン酸ブチル、ベンゼ
ンスルホン酸イソブチル、ベンゼンスルホン酸−s−ブ
チル、ベンゼンスルホン酸−t−ブチル、o−トルエン
スルホン酸メチル、o−トルエンスルホン酸エチル、o
−トルエンスルホン酸プロピル、o−トルエンスルホン
酸イソプロピル、o−トルエンスルホン酸ブチル、o−
トルエンスルホン酸イソブチル、o−トルエンスルホン
酸−s−ブチル、o−トルエンスルホン酸−t−ブチ
ル、m−トルエンスルホン酸メチル、m−トルエンスル
ホン酸エチル、m−トルエンスルホン酸プロピル、m−
トルエンスルホン酸ブチル、m−トルエンスルホン酸イ
ソブチル、m−トルエンスルホン酸−s−ブチル、m−
トルエンスルホン酸−t−ブチル、p−トルエンスルホ
ン酸メチル、p−トルエンスルホン酸エチル、p−トル
エンスルホン酸プロピル、p−トルエンスルホン酸イソ
プロピル、p−トルエンスルホン酸ブチル、p−トルエ
ンスルホン酸イソブチル、p−トルエンスルホン酸−s
−ブチル、p−トルエンスルホン酸−t−ブチル、2,3-
キシレンスルホン酸メチル、2,3-キシレンスルホン酸エ
チル、2,3-キシレンスルホン酸プロピル、2,3-キシレン
スルホン酸イソプロピル、2,3-キシレンスルホン酸ブチ
ル、2,3-キシレンスルホン酸イソブチル、2,3-キシレン
スルホン酸−s−ブチル、2,3-キシレンスルホン酸−t
−ブチル、2,4-キシレンスルホン酸メチル、2,4-キシレ
ンスルホン酸エチル、2,4-キシレンスルホン酸プロピ
ル、
【0014】2,4-キシレンスルホン酸イソプロピル、2,
4-キシレンスルホン酸ブチル、2,4-キシレンスルホン酸
イソブチル、2,4-キシレンスルホン酸−s−ブチル、2,
4-キシレンスルホン酸−t−ブチル、2,5-キシレンスル
ホン酸メチル、2,5-キシレンスルホン酸エチル、2,5-キ
シレンスルホン酸プロピル、2,5-キシレンスルホン酸イ
ソプロピル、2,5-キシレンスルホン酸ブチル、2,5-キシ
レンスルホン酸イソブチル、2,5-キシレンスルホン酸−
s−ブチル、2,5-キシレンスルホン酸−t−ブチル、2,
6-キシレンスルホン酸メチル、2,6-キシレンスルホン酸
エチル、2,6-キシレンスルホン酸プロピル、2,6-キシレ
ンスルホン酸イソプロピル、2,6-キシレンスルホン酸ブ
チル、2,6-キシレンスルホン酸イソブチル、2,6-キシレ
ンスルホン酸−s−ブチル、2,6-キシレンスルホン酸−
t−ブチル、3,4-キシレンスルホン酸メチル、3,4-キシ
レンスルホン酸エチル、3,4-キシレンスルホン酸プロピ
ル、3,4-キシレンスルホン酸イソプロピル、3,4-キシレ
ンスルホン酸ブチル、3,4-キシレンスルホン酸イソブチ
ル、3,4-キシレンスルホン酸−s−ブチル、3,4-キシレ
ンスルホン酸−t−ブチル、3,5-キシレンスルホン酸メ
チル、3,5-キシレンスルホン酸エチル、3,5-キシレンス
ルホン酸プロピル、3,5-キシレンスルホン酸イソプロピ
ル、3,5-キシレンスルホン酸ブチル、3,5-キシレンスル
ホン酸イソブチル、3,5-キシレンスルホン酸−s−ブチ
ル、3,5-キシレンスルホン酸−t−ブチル、o−エチル
ベンゼンスルホン酸メチル、o−エチルベンゼンスルホ
ン酸エチル、o−エチルベンゼンスルホン酸プロピル、
o−エチルベンゼンスルホン酸イソプロピル、o−エチ
ルベンゼンスルホン酸ブチル、o−エチルベンゼンスル
ホン酸イソブチル、o−エチルベンゼンスルホン酸−s
−ブチル、o−エチルベンゼンスルホン酸−t−ブチ
ル、m−エチルベンゼンスルホン酸メチル、m−エチル
ベンゼンスルホン酸エチル、m−エチルベンゼンスルホ
ン酸プロピル、m−エチルベンゼンスルホン酸イソプロ
ピル、m−エチルベンゼンスルホン酸ブチル、
4-キシレンスルホン酸ブチル、2,4-キシレンスルホン酸
イソブチル、2,4-キシレンスルホン酸−s−ブチル、2,
4-キシレンスルホン酸−t−ブチル、2,5-キシレンスル
ホン酸メチル、2,5-キシレンスルホン酸エチル、2,5-キ
シレンスルホン酸プロピル、2,5-キシレンスルホン酸イ
ソプロピル、2,5-キシレンスルホン酸ブチル、2,5-キシ
レンスルホン酸イソブチル、2,5-キシレンスルホン酸−
s−ブチル、2,5-キシレンスルホン酸−t−ブチル、2,
6-キシレンスルホン酸メチル、2,6-キシレンスルホン酸
エチル、2,6-キシレンスルホン酸プロピル、2,6-キシレ
ンスルホン酸イソプロピル、2,6-キシレンスルホン酸ブ
チル、2,6-キシレンスルホン酸イソブチル、2,6-キシレ
ンスルホン酸−s−ブチル、2,6-キシレンスルホン酸−
t−ブチル、3,4-キシレンスルホン酸メチル、3,4-キシ
レンスルホン酸エチル、3,4-キシレンスルホン酸プロピ
ル、3,4-キシレンスルホン酸イソプロピル、3,4-キシレ
ンスルホン酸ブチル、3,4-キシレンスルホン酸イソブチ
ル、3,4-キシレンスルホン酸−s−ブチル、3,4-キシレ
ンスルホン酸−t−ブチル、3,5-キシレンスルホン酸メ
チル、3,5-キシレンスルホン酸エチル、3,5-キシレンス
ルホン酸プロピル、3,5-キシレンスルホン酸イソプロピ
ル、3,5-キシレンスルホン酸ブチル、3,5-キシレンスル
ホン酸イソブチル、3,5-キシレンスルホン酸−s−ブチ
ル、3,5-キシレンスルホン酸−t−ブチル、o−エチル
ベンゼンスルホン酸メチル、o−エチルベンゼンスルホ
ン酸エチル、o−エチルベンゼンスルホン酸プロピル、
o−エチルベンゼンスルホン酸イソプロピル、o−エチ
ルベンゼンスルホン酸ブチル、o−エチルベンゼンスル
ホン酸イソブチル、o−エチルベンゼンスルホン酸−s
−ブチル、o−エチルベンゼンスルホン酸−t−ブチ
ル、m−エチルベンゼンスルホン酸メチル、m−エチル
ベンゼンスルホン酸エチル、m−エチルベンゼンスルホ
ン酸プロピル、m−エチルベンゼンスルホン酸イソプロ
ピル、m−エチルベンゼンスルホン酸ブチル、
【0015】m−エチルベンゼンスルホン酸イソブチ
ル、m−エチルベンゼンスルホン酸−s−ブチル、m−
エチルベンゼンスルホン酸−t−ブチル、p−エチルベ
ンゼンスルホン酸メチル、p−エチルベンゼンスルホン
酸エチル、p−エチルベンゼンスルホン酸プロピル、p
−エチルベンゼンスルホン酸イソプロピル、p−エチル
ベンゼンスルホン酸ブチル、p−エチルベンゼンスルホ
ン酸イソブチル、p−エチルベンゼンスルホン酸−s−
ブチル、p−エチルベンゼンスルホン酸−t−ブチル、
o−プロピルベンゼンスルホン酸メチル、o−プロピル
ベンゼンスルホン酸エチル、o−プロピルベンゼンスル
ホン酸プロピル、o−プロピルベンゼンスルホン酸イソ
プロピル、o−プロピルベンゼンスルホン酸ブチル、o
−プロピルベンゼンスルホン酸イソブチル、o−プロピ
ルベンゼンスルホン酸−s−ブチル、
ル、m−エチルベンゼンスルホン酸−s−ブチル、m−
エチルベンゼンスルホン酸−t−ブチル、p−エチルベ
ンゼンスルホン酸メチル、p−エチルベンゼンスルホン
酸エチル、p−エチルベンゼンスルホン酸プロピル、p
−エチルベンゼンスルホン酸イソプロピル、p−エチル
ベンゼンスルホン酸ブチル、p−エチルベンゼンスルホ
ン酸イソブチル、p−エチルベンゼンスルホン酸−s−
ブチル、p−エチルベンゼンスルホン酸−t−ブチル、
o−プロピルベンゼンスルホン酸メチル、o−プロピル
ベンゼンスルホン酸エチル、o−プロピルベンゼンスル
ホン酸プロピル、o−プロピルベンゼンスルホン酸イソ
プロピル、o−プロピルベンゼンスルホン酸ブチル、o
−プロピルベンゼンスルホン酸イソブチル、o−プロピ
ルベンゼンスルホン酸−s−ブチル、
【0016】o−プロピルベンゼンスルホン酸−t−ブ
チル、m−プロピルベンゼンスルホン酸メチル、m−プ
ロピルベンゼンスルホン酸エチル、m−プロピルベンゼ
ンスルホン酸プロピル、m−プロピルベンゼンスルホン
酸イソプロピル、m−プロピルベンゼンスルホン酸ブチ
ル、m−プロピルベンゼンスルホン酸イソブチル、m−
プロピルベンゼンスルホン酸−s−ブチル、m−プロピ
ルベンゼンスルホン酸−t−ブチル、p−プロピルベン
ゼンスルホン酸メチル、p−プロピルベンゼンスルホン
酸エチル、p−プロピルベンゼンスルホン酸プロピル、
p−プロピルベンゼンスルホン酸イソプロピル、p−プ
ロピルベンゼンスルホン酸ブチル、p−プロピルベンゼ
ンスルホン酸イソブチル、p−プロピルベンゼンスルホ
ン酸−s−ブチル、p−プロピルベンゼンスルホン酸−
t−ブチル、o−ブチルベンゼンスルホン酸メチル、o
−ブチルベンゼンスルホン酸エチル、o−ブチルベンゼ
ンスルホン酸プロピル、o−ブチルベンゼンスルホン酸
イソプロピル、o−ブチルベンゼンスルホン酸ブチル、
o−ブチルベンゼンスルホン酸イソブチル、o−ブチル
ベンゼンスルホン酸−s−ブチル、o−ブチルベンゼン
スルホン酸−t−ブチル、m−ブチルベンゼンスルホン
酸メチル、m−ブチルベンゼンスルホン酸エチル、m−
ブチルベンゼンスルホン酸プロピル、m−ブチルベンゼ
ンスルホン酸イソプロピル、m−ブチルベンゼンスルホ
ン酸ブチル、m−ブチルベンゼンスルホン酸イソブチ
ル、m−ブチルベンゼンスルホン酸−s−ブチル、m−
ブチルベンゼンスルホン酸−t−ブチル、p−ブチルベ
ンゼンスルホン酸メチル、p−ブチルベンゼンスルホン
酸エチル、p−ブチルベンゼンスルホン酸プロピル、p
−ブチルベンゼンスルホン酸イソプロピル、p−ブチル
ベンゼンスルホン酸ブチル、p−ブチルベンゼンスルホ
ン酸イソブチル、p−ブチルベンゼンスルホン酸−s−
ブチル、p−ブチルベンゼンスルホン酸−t−ブチル等
が挙げられる。
チル、m−プロピルベンゼンスルホン酸メチル、m−プ
ロピルベンゼンスルホン酸エチル、m−プロピルベンゼ
ンスルホン酸プロピル、m−プロピルベンゼンスルホン
酸イソプロピル、m−プロピルベンゼンスルホン酸ブチ
ル、m−プロピルベンゼンスルホン酸イソブチル、m−
プロピルベンゼンスルホン酸−s−ブチル、m−プロピ
ルベンゼンスルホン酸−t−ブチル、p−プロピルベン
ゼンスルホン酸メチル、p−プロピルベンゼンスルホン
酸エチル、p−プロピルベンゼンスルホン酸プロピル、
p−プロピルベンゼンスルホン酸イソプロピル、p−プ
ロピルベンゼンスルホン酸ブチル、p−プロピルベンゼ
ンスルホン酸イソブチル、p−プロピルベンゼンスルホ
ン酸−s−ブチル、p−プロピルベンゼンスルホン酸−
t−ブチル、o−ブチルベンゼンスルホン酸メチル、o
−ブチルベンゼンスルホン酸エチル、o−ブチルベンゼ
ンスルホン酸プロピル、o−ブチルベンゼンスルホン酸
イソプロピル、o−ブチルベンゼンスルホン酸ブチル、
o−ブチルベンゼンスルホン酸イソブチル、o−ブチル
ベンゼンスルホン酸−s−ブチル、o−ブチルベンゼン
スルホン酸−t−ブチル、m−ブチルベンゼンスルホン
酸メチル、m−ブチルベンゼンスルホン酸エチル、m−
ブチルベンゼンスルホン酸プロピル、m−ブチルベンゼ
ンスルホン酸イソプロピル、m−ブチルベンゼンスルホ
ン酸ブチル、m−ブチルベンゼンスルホン酸イソブチ
ル、m−ブチルベンゼンスルホン酸−s−ブチル、m−
ブチルベンゼンスルホン酸−t−ブチル、p−ブチルベ
ンゼンスルホン酸メチル、p−ブチルベンゼンスルホン
酸エチル、p−ブチルベンゼンスルホン酸プロピル、p
−ブチルベンゼンスルホン酸イソプロピル、p−ブチル
ベンゼンスルホン酸ブチル、p−ブチルベンゼンスルホ
ン酸イソブチル、p−ブチルベンゼンスルホン酸−s−
ブチル、p−ブチルベンゼンスルホン酸−t−ブチル等
が挙げられる。
【0017】本発明において、一般式(1)で表される
β−レゾルシン酸と一般式(2)で示される芳香族スル
ホン酸アルキルエステル類との使用比率は、通常β−レ
ゾルシン酸1モルに対して芳香族スルホン酸アルキルエ
ステル類を0.1〜1.5モル、好ましくは0.5〜
1.0モルである。
β−レゾルシン酸と一般式(2)で示される芳香族スル
ホン酸アルキルエステル類との使用比率は、通常β−レ
ゾルシン酸1モルに対して芳香族スルホン酸アルキルエ
ステル類を0.1〜1.5モル、好ましくは0.5〜
1.0モルである。
【0018】本発明のアルキル化反応は、水系溶媒中で
も可能であるが、好ましくはアルコール溶媒中で行われ
る。ここで用いられるアルコール溶媒としては、芳香族
スルホン酸エステルとエステル交換反応をする場合もあ
るので、エステルのアルキル基と同じ炭素数、同じ構造
のアルコールを選択する事が望ましい。例えば、芳香族
スルホン酸アルキルエステルとして芳香族スルホン酸メ
チルエステルを使用する場合には、有機溶媒としてメタ
ノールを使う等が挙げられる。
も可能であるが、好ましくはアルコール溶媒中で行われ
る。ここで用いられるアルコール溶媒としては、芳香族
スルホン酸エステルとエステル交換反応をする場合もあ
るので、エステルのアルキル基と同じ炭素数、同じ構造
のアルコールを選択する事が望ましい。例えば、芳香族
スルホン酸アルキルエステルとして芳香族スルホン酸メ
チルエステルを使用する場合には、有機溶媒としてメタ
ノールを使う等が挙げられる。
【0019】すなわち、本発明のアルキル化反応に用い
るアルコール溶媒としては、一般式(4)
るアルコール溶媒としては、一般式(4)
【0020】
【化−8】R1 OH (4) (式中、R1 は前記一般式(2)で定義したものと同じ
意味を表わす)で示されるアルコールを用いることが好
ましい。
意味を表わす)で示されるアルコールを用いることが好
ましい。
【0021】本発明のアルキル化反応は、触媒は必ずし
も必要としないが、各種反応促進剤を用いることもでき
る。反応温度については、0〜150℃、好ましくは1
0〜100℃の範囲であり、反応温度が高すぎると副反
応生成物が生成する傾向にあり、また低すぎると反応速
度が遅くなる傾向にある。反応によって生成した目的物
は、通常の精製手段、例えば再結晶等の操作により精製
し、高純度の目的物を高収率で得る事ができる。
も必要としないが、各種反応促進剤を用いることもでき
る。反応温度については、0〜150℃、好ましくは1
0〜100℃の範囲であり、反応温度が高すぎると副反
応生成物が生成する傾向にあり、また低すぎると反応速
度が遅くなる傾向にある。反応によって生成した目的物
は、通常の精製手段、例えば再結晶等の操作により精製
し、高純度の目的物を高収率で得る事ができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、工業的に有利に、高選
択的かつ高収率に4−アルコキシサリチル酸を製造する
ことができる。
択的かつ高収率に4−アルコキシサリチル酸を製造する
ことができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例によって、更に詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0024】実施例1 メタノール380g、β−レゾルシン酸115.5g
(0.75mol)、ナトリウムメトキシド81.0g
(1.50mol)を1000mlのガラス製4つ口フ
ラスコに仕込み、20〜30℃に保ってp−トルエンス
ルホン酸メチル93g(0.5mol)を滴下した。そ
の後、60℃まで加熱し、2時間保温した後、水500
gを加えた。塩酸でpHを1にし、析出した結晶を濾過
した。析出した結晶を再結晶し、4−メトキシサリチル
酸70.6g(0.420mol)を得た。収率は8
4.0%であった。
(0.75mol)、ナトリウムメトキシド81.0g
(1.50mol)を1000mlのガラス製4つ口フ
ラスコに仕込み、20〜30℃に保ってp−トルエンス
ルホン酸メチル93g(0.5mol)を滴下した。そ
の後、60℃まで加熱し、2時間保温した後、水500
gを加えた。塩酸でpHを1にし、析出した結晶を濾過
した。析出した結晶を再結晶し、4−メトキシサリチル
酸70.6g(0.420mol)を得た。収率は8
4.0%であった。
【0025】
【実施例2】メタノール380g、β−レゾルシン酸8
4.7g(0.55mol)、ナトリウムメトキシド5
9.4g(1.10mol)を1000mlのガラス製
4つ口フラスコに仕込み、20〜30℃に保ってp−ト
ルエンスルホン酸メチル93g(0.5mol)を滴下
した。その後、60℃まで加熱し、2時間保温した後、
水500gを加えた。塩酸でpHを1にし、析出した結
晶を濾過した。析出した結晶を再結晶し、4−メトキシ
サリチル酸56.1g(0.334mol)を得た。収
率は66.8%であった。
4.7g(0.55mol)、ナトリウムメトキシド5
9.4g(1.10mol)を1000mlのガラス製
4つ口フラスコに仕込み、20〜30℃に保ってp−ト
ルエンスルホン酸メチル93g(0.5mol)を滴下
した。その後、60℃まで加熱し、2時間保温した後、
水500gを加えた。塩酸でpHを1にし、析出した結
晶を濾過した。析出した結晶を再結晶し、4−メトキシ
サリチル酸56.1g(0.334mol)を得た。収
率は66.8%であった。
【0026】
【実施例3】エタノール358g、β−レゾルシン酸1
15.5g(0.75mol)、ナトリウムエトキシド
102g(1.50mol)を1000mlのガラス製
4つ口フラスコに仕込み、20〜30℃に保ってp−ト
ルエンスルホン酸エチル100g(0.5mol)を滴
下した。その後、60℃まで加熱し、2時間保温した
後、水500gを加えた。塩酸でpHを1にし、析出し
た結晶を濾過した。析出した結晶を再結晶し、4−エト
キシサリチル酸71.2g(0.391mol)を得
た。収率は78.2%であった。
15.5g(0.75mol)、ナトリウムエトキシド
102g(1.50mol)を1000mlのガラス製
4つ口フラスコに仕込み、20〜30℃に保ってp−ト
ルエンスルホン酸エチル100g(0.5mol)を滴
下した。その後、60℃まで加熱し、2時間保温した
後、水500gを加えた。塩酸でpHを1にし、析出し
た結晶を濾過した。析出した結晶を再結晶し、4−エト
キシサリチル酸71.2g(0.391mol)を得
た。収率は78.2%であった。
フロントページの続き (72)発明者 阪本 興彦 横浜市緑区北八朔町1908番地6 (72)発明者 長沼 雅子 東京都世田谷区玉川田園調布1丁目17番15 号
Claims (4)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化−1】 【化−2】で示されるβ−レゾルシン酸と、一般式
(2) (式中、R1 は1〜4個の炭素を含有するアルキル基、
R2 〜R6 はそれぞれ独立に水素原子または炭素数1〜
4のアルキル基を表わす。)で表される芳香族スルホン
酸アルキルエステル類とを反応させることを特徴とする
一般式(3) 【化−3】 (式中、R1 は1〜4個の炭素を含有するアルキル基を
表わす。)で表される4−アルコキシサリチル酸類の製
造方法。 - 【請求項2】 β−レゾルシン酸をアルカリ金属アルコ
キシドによってアルカリ金属塩化して反応させる請求項
1に記載の4−アルコキシサリチル酸類の製造方法。 - 【請求項3】 反応をアルコール溶媒中で行う請求項1
又は請求項2のいずれかに記載の4−アルコキシサリチ
ル酸類の製造方法。 - 【請求項4】 アルコールが一般式(4) 【化−4】R1 OH (4) (式中、R1 は請求項1の一般式(2)で定義したもの
と同じ意味を表わす)で表される低級アルコールを用い
る請求項3に記載の4−アルコキシサリチル酸類の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29177795A JPH09110783A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 4−アルコキシサリチル酸類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29177795A JPH09110783A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 4−アルコキシサリチル酸類の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09110783A true JPH09110783A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17773293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29177795A Pending JPH09110783A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 4−アルコキシサリチル酸類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09110783A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010030940A (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-12 | Shiseido Co Ltd | 4−メトキシサリチル酸の合成方法 |
CN104370737A (zh) * | 2014-10-29 | 2015-02-25 | 王永泉 | 一种4-甲氧基水杨酸钾的合成和制备方法 |
CN109293497A (zh) * | 2018-11-27 | 2019-02-01 | 常州工程职业技术学院 | 一种4-甲氧基水杨酸的合成方法 |
CN112697903A (zh) * | 2020-12-07 | 2021-04-23 | 株洲千金药业股份有限公司 | 一种检测恩替卡韦中遗传毒性杂质的方法及应用 |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP29177795A patent/JPH09110783A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010030940A (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-12 | Shiseido Co Ltd | 4−メトキシサリチル酸の合成方法 |
CN104370737A (zh) * | 2014-10-29 | 2015-02-25 | 王永泉 | 一种4-甲氧基水杨酸钾的合成和制备方法 |
CN109293497A (zh) * | 2018-11-27 | 2019-02-01 | 常州工程职业技术学院 | 一种4-甲氧基水杨酸的合成方法 |
CN112697903A (zh) * | 2020-12-07 | 2021-04-23 | 株洲千金药业股份有限公司 | 一种检测恩替卡韦中遗传毒性杂质的方法及应用 |
CN112697903B (zh) * | 2020-12-07 | 2023-02-28 | 株洲千金药业股份有限公司 | 一种检测恩替卡韦中遗传毒性杂质的方法及应用 |
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