JPH09110759A - ジメチロール化トリフェノール系化合物およびその製法 - Google Patents

ジメチロール化トリフェノール系化合物およびその製法

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JPH09110759A
JPH09110759A JP7270297A JP27029795A JPH09110759A JP H09110759 A JPH09110759 A JP H09110759A JP 7270297 A JP7270297 A JP 7270297A JP 27029795 A JP27029795 A JP 27029795A JP H09110759 A JPH09110759 A JP H09110759A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジストの添加剤および/または感光剤の各
中間体として有用なジメチロール化トリフェノール系化
合物を提供し、またそれを高純度、高収率で製造する方
法を提供する。 【解決手段】 式(I)で示される化合物。 この化合物は、2,6−ビス(4−ヒドロキシ−2,5
−ジメチルベンジル)−4−メチルフェノールとホルム
アルデヒドを、アルカリ触媒の存在下で反応させること
により製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体微細
加工用レジストにおけるある種の成分の中間体として有
用な、新規な化合物およびその製法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体微細加工用レジストの成分とし
て、4個以上のベンゼン核をメチレン系の基でつないだ
化合物が、特開平 6-167805 号公報(=EP-A-573,056) な
どにより知られている。かかる化合物の製造には、合成
しやすい1個または2個のベンゼン核を持つ化合物のメ
チロール体が使用されている。しかしながら、このよう
な1個または2個のベンゼン核を持つ化合物のメチロー
ル体を使用して、特に5個以上のベンゼン核を持つ化合
物を、上記公報の合成例に開示される一段の反応で製造
しようとすると、副生物が増加し、目的物の精製が複雑
化するなどの問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、半導体微細加
工用レジストの成分、特に添加剤および/または感光剤
原料の幅を広げる意味で、より高次の多核体化合物のメ
チロール化が必要となった。本発明者らは鋭意研究を行
った結果、特定構造のジメチロール化トリフェノール系
化合物を見出し、またこの化合物が簡単な方法により、
高純度、高収率で得られることを見出し、本発明を完成
した。
【0004】したがって本発明の目的は、半導体微細加
工用レジストの添加剤および/または感光剤の各中間体
として有用な、新規なジメチロール化トリフェノール系
化合物を製造し、提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、2,
6−ビス(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−
2,5−ジメチルベンジル)−4−メチルフェノールを
提供するものである。また本発明は、この2,6−ビス
(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−2,5−ジ
メチルベンジル)−4−メチルフェノールの製法とし
て、 2,6−ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチ
ルベンジル)−4−メチルフェノールとホルムアルデヒ
ドを、1:2〜10のモル比でアルカリ触媒の存在下に
反応させる方法をも提供するものである。
【0006】本発明に係る2,6−ビス(4−ヒドロキ
シ−3−ヒドロキシメチル−2,5−ジメチルベンジ
ル)−4−メチルフェノールは、次式(I)の構造を有
し、以下、簡単のため、化合物(I)と呼ぶことがあ
る。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】化合物(I)は前述のとおり、
2,6−ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルベン
ジル)−4−メチルフェノールとホルムアルデヒドとの
反応により製造できる。この反応の原料となる2,6−
ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルベンジル)−
4−メチルフェノールは、例えば、p−クレゾールをホ
ルムアルデヒドでジメチロール化して2,6−ビス(ヒ
ドロキシメチル)−4−メチルフェノールとし、これを
2,5−キシレノールと縮合反応させることにより、製
造できる。
【0009】2,6−ビス(4−ヒドロキシ−2,5−
ジメチルベンジル)−4−メチルフェノールとホルムア
ルデヒドとの反応により化合物(I)を製造するにあた
り、両者は、1:2〜10、好ましくは1:4〜8、さ
らに好ましくは1:5〜6のモル比で用いられる。2,
6−ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルベンジ
ル)−4−メチルフェノールに対するホルムアルデヒド
のモル比が高すぎても低すぎても、反応の選択性が低下
する。
【0010】2,6−ビス(4−ヒドロキシ−2,5−
ジメチルベンジル)−4−メチルフェノールとホルムア
ルデヒドとの反応に用いるアルカリ触媒は、無機塩基お
よび有機塩基のいずれでもよいが、特に水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムな
どの無機塩基が好ましく、なかでも水酸化ナトリウムが
好ましく用いられる。アルカリ触媒は、2,6−ビス
(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルベンジル)−4−
メチルフェノールに対して、好ましくは0.5〜5モル
倍、より好ましくは1〜4モル倍、さらに好ましくは2
〜3モル倍の範囲で使用される。触媒量があまり少ない
と、反応時間が長くなり、また多すぎると、反応の選択
性がやや低下する傾向にある。
【0011】この反応は、溶媒中で行うのが好ましい。
反応溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
水、メタノールなどの極性溶媒が好ましく、なかでも、
テトラヒドロフランと水の混合溶媒が好ましく使用され
る。溶媒を用いる場合、その量は、2,6−ビス(4−
ヒドロキシ−2,5−ジメチルベンジル)−4−メチル
フェノールに対して、好ましくは1〜10重量倍、より
好ましくは3〜6重量倍、さらに好ましくは4〜5重量
倍の範囲である。また、テトラヒドロフランと水の混合
溶媒を用いる場合は、水に対してテトラヒドロフランの
量が0.05〜1重量倍の範囲となるようにするのが好ま
しく、さらには、その量が0.1〜0.5重量倍、とりわけ
0.1〜0.2重量倍の範囲となるようにするのが一層好ま
しい。水に対するテトラヒドロフランの量が多すぎる
と、反応終了後に中和しても結晶が析出してこず、オイ
ル状のままになることがあり、またテトラヒドロフラン
の量が少なすぎると、反応マスが固化することがある。
【0012】この反応は、10〜60℃の範囲の温度で
行うのが好ましく、さらには30〜50℃、とりわけ3
5〜45℃の範囲の温度で行うのが一層好ましい。反応
温度が高すぎると、反応の選択性が悪くなる傾向にあ
り、また温度が低すぎると、反応が遅くなる。
【0013】反応の仕込みは、 2,6−ビス(4−ヒ
ドロキシ−2,5−ジメチルベンジル)−4−メチルフ
ェノール、アルカリ触媒および溶媒の混合物中に、ホル
ムアルデヒドを添加していく方法が好ましい。この際ホ
ルムアルデヒドは、0.1〜4時間かけて添加するのが好
ましく、さらには0.5〜2時間、とりわけ0.5〜1時間
で、ホルムアルデヒドの添加を終了するのが好ましい。
ホルムアルデヒドを急激に添加すると、発熱が激しく、
また反応の選択性が悪くなる傾向にあり、一方ホルムア
ルデヒドの添加時間が長すぎると、副生物が多くなる傾
向にある。ホルムアルデヒドの添加は、好ましくはその
水溶液を滴下していく方法により行われる。
【0014】反応終了後は、例えば、酸で中和して結晶
を析出させ、濾過するなどの方法により、目的物である
化合物(I)を、高純度、高収率で得ることができる。
こうして得られる化合物(I)は、例えば、フェノー
ル、オルソクレゾール、パラクレゾール、2,5−キシ
レノール、2,6−キシレノール、2,3,5−トリメ
チルフェノールなどのフェノール系化合物と縮合反応さ
せることにより、ベンゼン核を5個有する化合物に導く
ことができ、この化合物は、半導体微細加工用レジスト
の添加剤および/または感光剤原料として用いることが
できる。
【0015】
【実施例】次に実施例を挙げて、本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例によってなんら
限定されるものではない。例中、含有量ないし使用量を
表す%および部は、特にことわらないかぎり重量基準で
ある。
【0016】実施例1 3リットルの四つ口フラスコに、2,6−ビス(4−ヒ
ドロキシ−2,5−ジメチルベンジル)−4−メチルフ
ェノール263.6g、水酸化ナトリウム67.2g、水1
169.3g、およびテトラヒドロフラン107.5gを仕
込んで溶解し、40℃に調温した。そこへ37%ホルマ
リン340.9gを1時間かけて滴下し、その後、同温度
で2時間攪拌した。反応終了後、90%酢酸水溶液13
4.4gで中和してから25℃に冷却した。析出した結晶
を濾過し、イオン交換水1000gでリンスした。得ら
れた濾過物を45℃で一昼夜減圧乾燥して、2,6−ビ
ス(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−2,5−
ジメチルベンジル)−4−メチルフェノール265g
(純度80%)を得た。収率69.4%。
【0017】 質量分析値: MS 4361 H−NMR(ジメチルスルホキシド) δ(ppm) :1.9
5 (s, 3H); 2.05 (s, 6H); 2.10 (s, 6H);3.78 (s, 4
H); 4.65 (s, 4H); 5.23 (brs, 2H);6.31 (s, 2H); 6.7
0 (s, 2H); 8.18 (brs, 1H);8.60 (brs, 2H).
【0018】参考例1: 2,6−ビス〔4−ヒドロキ
シ−3−(2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−
2,5−ジメチルベンジル〕−4−メチルフェノールの
製造 1リットルの四つ口フラスコに、パラトルエンスルホン
酸1.90g、パラクレゾール86.51gおよびトルエン
176.83gを仕込んで30℃に調温した。そこへ、実
施例1で得られた純度80%の2,6−ビス(4−ヒド
ロキシ−3−ヒドロキシメチル−2,5−ジメチルベン
ジル)−4−メチルフェノール21.83gを10分割し
て、1時間30分で投入し、その後同温度でさらに3時
間攪拌した。反応終了後、濾過し、トルエン200gで
リンスした。得られた濾過物を、トルエン200gと酢
酸エチル400gの混合液に60℃で仕込んで溶解さ
せ、さらにイオン交換水400gを加えて攪拌し、分液
した。その後、1%シュウ酸水溶液400gを仕込んで
攪拌し、分液することにより脱金属を行った。次にイオ
ン交換水400gでの洗浄を4回行ったあと、オイル層
を濃縮した。濃縮マスにトルエン200gを加えて20
℃まで冷却し、濾過後、トルエン200gでリンスし
た。 得られた濾過物を45℃で一昼夜減圧乾燥して、
2,6−ビス〔4−ヒドロキシ−3−(2−ヒドロキシ
−5−メチルベンジル)−2,5−ジメチルベンジル〕
−4−メチルフェノールを22.87g(定量純度94.6
%)得た。2,6−ビス(4−ヒドロキシ−3−ヒドロ
キシメチル−2,5−ジメチルベンジル)−4−メチル
フェノール基準の収率は87.7%であった。
【0019】参考例2: キノンジアジドスルホン酸エ
ステル化 100mlの四つ口フラスコに、2,6−ビス〔4−ヒド
ロキシ−3−(2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)
−2,5−ジメチルベンジル〕−4−メチルフェノール
を1.85g、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スル
ホニルクロライドを1.61g、および1,4−ジオキサ
ンを17.33g仕込んで、25℃に調温した。そこへト
リエチルアミン0.73gを1時間かけて滴下し、その後
さらに3時間反応させた。反応終了後、酢酸0.18gで
中和し、濾過した。その濾液を酢酸0.8gおよびイオン
交換水80gの混合液に加えて1時間攪拌し、析出した
結晶を濾過し、洗浄した。得られた濾過物を45℃で一
昼夜減圧乾燥して、3.23gの感光剤を得た。
【0020】参考例3: ノボラック樹脂の製造 四つ口フラスコに、メタクレゾール148.5部、パラク
レゾール121.5部、メチルイソブチルケトン252
部、10%シュウ酸水溶液37.0部および90%酢酸水
溶液84.8部を仕込み、100℃の油浴で加熱攪拌しな
がら、37%ホルマリン129.5部を40分かけて滴下
し、その後さらに15時間反応させた。次に水洗、脱水
して、ノボラック樹脂を42.3%含有するメチルイソブ
チルケトン溶液466部を得た。ゲル浸透クロマトグラ
フィー(GPC)によるポリスチレン換算重量平均分子
量は4300であった。
【0021】この溶液450部を、底抜きセパラブルフ
ラスコに仕込み、さらにメチルイソブチルケトン90
9.6部およびn−ヘプタン996.1部を加えて、60℃
で30分間攪拌したあと、静置し、分液した。分液で得
られた下層のマスに、2−ヘプタノンを380部加え、
メチルイソブチルケトンおよびn−ヘプタンをエバポレ
ーターにより除去して、ノボラック樹脂の2−ヘプタノ
ン溶液を得た。GPCによるポリスチレン換算重量平均
分子量は9000であり、ポリスチレン換算分子量で9
00以下の範囲の面積比は、全パターン面積に対して1
4%であった。
【0022】参考例4 参考例3で得たノボラック樹脂の2−ヘプタノン溶液を
固形分換算で15部、添加剤としての1,3−ビス〔1
−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−1−メチルエチ
ル〕ベンゼンを3.9部、参考例2で得られた感光剤を5
部、別の感光剤としての1,2,3−トリヒドロキシ−
4−(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルベンジル)ベ
ンゼンと1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン
ニルクロライドとのモル比1:4の縮合物を1部、およ
び2−ヘプタノンを、2−ヘプタノンが合計で50部と
なるように混合し、溶解した。この液を孔径0.2μm の
フッ素樹脂製フィルターで濾過して、レジスト液を調製
した。
【0023】常法により洗浄したシリコンウェハーに、
回転塗布機を用いて上記レジスト液を、乾燥後の膜厚が
1.1μm となるように塗布し、ホットプレートにて90
℃で1分間ベークした。次いで、365nm(i線)の露
光波長を有する縮小投影露光器〔(株)ニコン製品、NS
R 1755i 7A、NA=0.5〕を用いて、露光量を段階的に変化
させて露光した。次にこのウェハーを、ホットプレート
にて110℃で1分間ベークした。 これを現像液"SOP
D"〔住友化学工業(株)製品〕で1分間現像して、ポジ
型パターンを得た。それぞれのポジ型パターンについ
て、以下のようにして評価し、それぞれの結果を得た。
【0024】実効感度: 0.50μm のラインアンドス
ペースパターンが1:1になる露光量(実効感度)を測
定したところ、230msecであった。
【0025】解像度: ラインアンドスペースパターン
が1:1になる露光量(実効感度)で、膜減りなく分離
するラインアンドスペースパターンの寸法を、走査型電
子顕微鏡で測定したところ、0.375μm であった。
【0026】プロファイル: 実効感度における0.45
μm ラインアンドスペースパターンの断面形状を走査型
電子顕微鏡で観察したところ、 パターンが垂直に切れ
ていた。
【0027】フォーカス(焦点深度): 実効感度にお
いて0.40μm ラインアンドスペースパターンが膜減り
なく分離する焦点の幅を、走査型電子顕微鏡で観察し、
測定したところ、1.5μm であった。
【0028】スカム: 走査型電子顕微鏡でスカム(現
像残渣)の有無を観察したところ、スカムは認められな
かった。
【0029】γ値: 露光量の対数に対する規格化膜厚
(=残膜厚/初期膜厚)をプロットし、その傾きθを求
め、tan θをγ値として、このγ値は6.82であった。
【0030】
【発明の効果】本発明による式(I)で示される2,6
−ビス(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−2,
5−ジメチルベンジル)−4−メチルフェノールは、半
導体微細加工用レジストの添加剤および/または感光剤
の各中間体として有用であり、しかも本発明によれば、
この化合物が、簡単な方法で、純度よくかつ高い収率で
製造することができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2,6−ビス(4−ヒドロキシ−3−ヒド
    ロキシメチル−2,5−ジメチルベンジル)−4−メチ
    ルフェノール。
  2. 【請求項2】2,6−ビス(4−ヒドロキシ−2,5−
    ジメチルベンジル)−4−メチルフェノールとホルムア
    ルデヒドを、1:2〜10のモル比でアルカリ触媒の存
    在下に反応させることを特徴とする、2,6−ビス(4
    −ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−2,5−ジメチ
    ルベンジル)−4−メチルフェノールの製造方法。
  3. 【請求項3】アルカリ触媒が無機塩基である請求項2記
    載の方法。
  4. 【請求項4】2,6−ビス(4−ヒドロキシ−2,5−
    ジメチルベンジル)−4−メチルフェノールに対して
    0.5〜5モル倍のアルカリ触媒を用いる請求項2または
    3記載の方法。
  5. 【請求項5】溶媒中で反応を行う請求項2〜4のいずれ
    かに記載の方法。
  6. 【請求項6】溶媒が、テトラヒドロフランと水の混合物
    である請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】2,6−ビス(4−ヒドロキシ−2,5−
    ジメチルベンジル)−4−メチルフェノールに対して1
    〜10重量倍の反応溶媒を用いる請求項5または6記載
    の方法。
  8. 【請求項8】2,6−ビス(4−ヒドロキシ−2,5−
    ジメチルベンジル)−4−メチルフェノール、アルカリ
    触媒および溶媒の混合物中に、ホルムアルデヒドを0.1
    〜4時間かけて添加する請求項5〜7のいずれかに記載
    の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008241913A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Sumitomo Bakelite Co Ltd フォトレジスト用フェノール樹脂とその製造方法、及びフォトレジスト用樹脂組成物

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JP2008241913A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Sumitomo Bakelite Co Ltd フォトレジスト用フェノール樹脂とその製造方法、及びフォトレジスト用樹脂組成物

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