JPH09110674A - 浴用剤組成物 - Google Patents
浴用剤組成物Info
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- JPH09110674A JPH09110674A JP7267424A JP26742495A JPH09110674A JP H09110674 A JPH09110674 A JP H09110674A JP 7267424 A JP7267424 A JP 7267424A JP 26742495 A JP26742495 A JP 26742495A JP H09110674 A JPH09110674 A JP H09110674A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 コショウ科植物、炭酸塩および有機酸を
含有する浴用剤組成物。 【効果】 十分な肌のさっぱり感およびすべすべ感を与
えるものである。
含有する浴用剤組成物。 【効果】 十分な肌のさっぱり感およびすべすべ感を与
えるものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肌のさっぱり感お
よびすべすべ感に優れた浴用剤組成物に関する。
よびすべすべ感に優れた浴用剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】入浴は身体を清潔にし、手足のみならず
身体を芯まで温め、精神的にもリラックスさせる等の種
々の効果があり、日常生活上欠くことのできない行為で
ある。入浴の際に種々の効果を得ることを目的として、
従来から浴用剤が用いられており、特に冬期における入
浴後の肌のかさつきを抑制する目的で保湿剤を配合した
浴用剤や、疲労回復、温まり感の向上などを目的として
種々の温泉成分を配合した浴用剤が開発されてきた。
身体を芯まで温め、精神的にもリラックスさせる等の種
々の効果があり、日常生活上欠くことのできない行為で
ある。入浴の際に種々の効果を得ることを目的として、
従来から浴用剤が用いられており、特に冬期における入
浴後の肌のかさつきを抑制する目的で保湿剤を配合した
浴用剤や、疲労回復、温まり感の向上などを目的として
種々の温泉成分を配合した浴用剤が開発されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記保
湿剤や温泉成分を配合した浴用剤は、入浴中あるいは出
浴後に肌のべたつきを生じたり、必ずしも好ましい感触
を与えるものではなかった。更に肌のさっぱり感および
すべすべ感に優れた浴用剤組成物が望まれていた。
湿剤や温泉成分を配合した浴用剤は、入浴中あるいは出
浴後に肌のべたつきを生じたり、必ずしも好ましい感触
を与えるものではなかった。更に肌のさっぱり感および
すべすべ感に優れた浴用剤組成物が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような実情におい
て、本発明者らは鋭意検討を行った結果、炭酸塩および
有機酸を含有する浴用剤組成物にコショウ科植物を配合
した浴用剤組成物が、肌のさっぱり感およびすべすべ感
に優れていることを見出し、本発明を完成した。
て、本発明者らは鋭意検討を行った結果、炭酸塩および
有機酸を含有する浴用剤組成物にコショウ科植物を配合
した浴用剤組成物が、肌のさっぱり感およびすべすべ感
に優れていることを見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、コショウ科植物、炭
酸塩および有機酸を含有する浴用剤組成物を提供するも
のである。
酸塩および有機酸を含有する浴用剤組成物を提供するも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるコショウ科植
物としては、コショウ(Piper nigrum
L.)、ヒハツ(Piper longum L.)、
サダソウ(Peperomia japonica M
akino)、シマゴショウ(Peperomia b
uninsimensis Makino)、チジミバ
シマアオイソウ(Peperomia caperat
a R.et P.)、ワタゲアオイソウ(Peper
omia incana A.Dietr)、シロシマ
アオイソウ(Peperomia magnolifo
lia A.Dietr.var variegata
R.et P.)、ササバアオイソウ(Pepero
mia puteolata Trel.)、シマアオ
イソウ(Peperomia sandersii
C.DC.var.argyreia Baile
y)、キンマ(Piper betele L.)、ク
ベバ(Pipercubeba L.)、カバ(Pip
er methysticum Forst)、ジャワ
ナガゴショウ(Piper retrofractum
Vahl)、ナントウゴショウ(Piper aur
antiacum Wall.var hupehen
se C.DC.)、フウトウカズラ(Piper k
adzura Ohwi)、ピパー ベーメリエフォリ
ウム ウォール(Piperboehmeriaefo
lium Wall)、ピパー ハイナネーゼ ヘムル
(Piper hainanense Hemsl)、
ピパー ハウセイマキシム.(Piper hauce
i Maxim.)、ピパー サーメントサム ロクス
(Piper sarmentosum Roxb)、
マテイコ(Piper angustifolium
R.et P.)等が挙げられる。これらの中でも特
に、コショウ、ヒハツ、マテイコが好ましい。
物としては、コショウ(Piper nigrum
L.)、ヒハツ(Piper longum L.)、
サダソウ(Peperomia japonica M
akino)、シマゴショウ(Peperomia b
uninsimensis Makino)、チジミバ
シマアオイソウ(Peperomia caperat
a R.et P.)、ワタゲアオイソウ(Peper
omia incana A.Dietr)、シロシマ
アオイソウ(Peperomia magnolifo
lia A.Dietr.var variegata
R.et P.)、ササバアオイソウ(Pepero
mia puteolata Trel.)、シマアオ
イソウ(Peperomia sandersii
C.DC.var.argyreia Baile
y)、キンマ(Piper betele L.)、ク
ベバ(Pipercubeba L.)、カバ(Pip
er methysticum Forst)、ジャワ
ナガゴショウ(Piper retrofractum
Vahl)、ナントウゴショウ(Piper aur
antiacum Wall.var hupehen
se C.DC.)、フウトウカズラ(Piper k
adzura Ohwi)、ピパー ベーメリエフォリ
ウム ウォール(Piperboehmeriaefo
lium Wall)、ピパー ハイナネーゼ ヘムル
(Piper hainanense Hemsl)、
ピパー ハウセイマキシム.(Piper hauce
i Maxim.)、ピパー サーメントサム ロクス
(Piper sarmentosum Roxb)、
マテイコ(Piper angustifolium
R.et P.)等が挙げられる。これらの中でも特
に、コショウ、ヒハツ、マテイコが好ましい。
【0007】かかるコショウ科植物は、果実、果皮、種
子、葉、葉柄、枝、根、花等が原料として用いられる
が、その中でも果実、果皮、葉が好ましい。
子、葉、葉柄、枝、根、花等が原料として用いられる
が、その中でも果実、果皮、葉が好ましい。
【0008】本発明におけるコショウ科植物は、生のま
ま、絞り汁、乾燥粉末または溶剤抽出物等として使用さ
れる。
ま、絞り汁、乾燥粉末または溶剤抽出物等として使用さ
れる。
【0009】溶剤抽出物としては、水または低級アルコ
ール、ポリオール等の有機溶媒あるいはこれらの混合溶
媒で抽出したものを挙げることができ、これは適宜濃
縮、精製、滅菌、乾燥等を施して使用される。
ール、ポリオール等の有機溶媒あるいはこれらの混合溶
媒で抽出したものを挙げることができ、これは適宜濃
縮、精製、滅菌、乾燥等を施して使用される。
【0010】コショウ科植物の配合量は、溶媒抽出乾燥
物換算で組成物中0.005重量%(以下、単に「%」
で示す)以上であることが好ましく、特に0.01〜2
0%とすることが望ましい。
物換算で組成物中0.005重量%(以下、単に「%」
で示す)以上であることが好ましく、特に0.01〜2
0%とすることが望ましい。
【0011】本発明の浴用剤組成物においては、上記コ
ショウ科植物に有機酸と炭酸塩とを併用することによ
り、肌のさっぱり感およびすべすべ感を与える効果が得
られる。
ショウ科植物に有機酸と炭酸塩とを併用することによ
り、肌のさっぱり感およびすべすべ感を与える効果が得
られる。
【0012】本発明に用いる有機酸としては、例えばコ
ハク酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息
香酸等の炭素数2〜8の有機酸が挙げられる。これらは
単独または二種以上を組合わせて使用することができ
る。
ハク酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息
香酸等の炭素数2〜8の有機酸が挙げられる。これらは
単独または二種以上を組合わせて使用することができ
る。
【0013】本発明に用いる炭酸塩としては、例えば炭
酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、セスキ酸炭酸
ナトリウム等が挙げられる。これらは単独または二種以
上を組合わせて使用することができる。本発明において
は、炭酸塩として、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸マグネシウム、セスキ酸炭酸ナトリウム、有機
酸としてコハク酸、フマル酸を使用することが好まし
い。
酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、セスキ酸炭酸
ナトリウム等が挙げられる。これらは単独または二種以
上を組合わせて使用することができる。本発明において
は、炭酸塩として、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸マグネシウム、セスキ酸炭酸ナトリウム、有機
酸としてコハク酸、フマル酸を使用することが好まし
い。
【0014】炭酸塩の配合量は、組成物全量中5〜80
%、特に10〜50%とすることが好ましい。有機酸の
配合量は、当該炭酸塩の10〜300%、特に30〜1
50%とすることが好ましい。また、炭酸塩とコショウ
科植物の配合比は、当該植物に対する炭酸塩の重量比が
0.25〜16,000倍、特に0.5〜5,000倍
とすることが好ましい。
%、特に10〜50%とすることが好ましい。有機酸の
配合量は、当該炭酸塩の10〜300%、特に30〜1
50%とすることが好ましい。また、炭酸塩とコショウ
科植物の配合比は、当該植物に対する炭酸塩の重量比が
0.25〜16,000倍、特に0.5〜5,000倍
とすることが好ましい。
【0015】なお、本発明浴用剤組成物中に有機酸と炭
酸塩を併用することによって浴湯中で発生する二酸化炭
素を浴湯中に溶解せしめ、当該溶存二酸化炭素による血
行促進効果を得るために、浴用剤組成物中に浴湯を弱酸
性(好ましくはpH5〜7)にするための酸成分を配合す
るのが好ましい。このような酸成分としては、特に制限
されないが、前記有機酸を過剰に配合するのが好まし
い。
酸塩を併用することによって浴湯中で発生する二酸化炭
素を浴湯中に溶解せしめ、当該溶存二酸化炭素による血
行促進効果を得るために、浴用剤組成物中に浴湯を弱酸
性(好ましくはpH5〜7)にするための酸成分を配合す
るのが好ましい。このような酸成分としては、特に制限
されないが、前記有機酸を過剰に配合するのが好まし
い。
【0016】本発明の浴用剤組成物には、更にキサンチ
ン誘導体、βアドレナリン作用興奮薬、α2アドレナリ
ン作用抑制薬およびビピリジン誘導体から選ばれる一種
または二種以上を配合することができ、これらを併用す
ることにより、肌のさっぱり感およびすべすべ感を与え
る効果が増強される。
ン誘導体、βアドレナリン作用興奮薬、α2アドレナリ
ン作用抑制薬およびビピリジン誘導体から選ばれる一種
または二種以上を配合することができ、これらを併用す
ることにより、肌のさっぱり感およびすべすべ感を与え
る効果が増強される。
【0017】本発明に用いるキサンチン誘導体は特に限
定されず、例えば次の一般式(1)
定されず、例えば次の一般式(1)
【0018】
【化1】
【0019】〔式中、R1 はメチル基または水素原子を
示し、R2 は水素原子または1〜2個のヒドロキシ基も
しくは炭素数2〜10のアルカノイル基が置換していて
もよい炭素数1〜12のアルキル基を示す〕で表わされ
る化合物またはその塩が挙げられる。
示し、R2 は水素原子または1〜2個のヒドロキシ基も
しくは炭素数2〜10のアルカノイル基が置換していて
もよい炭素数1〜12のアルキル基を示す〕で表わされ
る化合物またはその塩が挙げられる。
【0020】かかるキサンチン誘導体としては、キサン
チン、アミノフィリン、テオフィリン、コリンテオフィ
リン、カフェイン、テオブロミン、オクストリフィリ
ン、ジプロフィリンおよびプロキシフィリン等が挙げら
れる。これらは一種を単独、または二種以上を組合わせ
て用いることができる。本発明においては、アミノフィ
リン、テオフィリンおよびカフィインからなる群から選
ばれる一種または二種以上を組合わせて用いることが好
ましい。キサンチン誘導体の配合量は、組成物中に0.
05%以上、特に0.1〜20%とすることが好まし
い。また、これらのキサンチン誘導体は、合成または茶
葉等の植物から実質的に純粋に単離されたものを使用す
ることができる。
チン、アミノフィリン、テオフィリン、コリンテオフィ
リン、カフェイン、テオブロミン、オクストリフィリ
ン、ジプロフィリンおよびプロキシフィリン等が挙げら
れる。これらは一種を単独、または二種以上を組合わせ
て用いることができる。本発明においては、アミノフィ
リン、テオフィリンおよびカフィインからなる群から選
ばれる一種または二種以上を組合わせて用いることが好
ましい。キサンチン誘導体の配合量は、組成物中に0.
05%以上、特に0.1〜20%とすることが好まし
い。また、これらのキサンチン誘導体は、合成または茶
葉等の植物から実質的に純粋に単離されたものを使用す
ることができる。
【0021】本発明に用いるβアドレナリン作用興奮薬
は特に限定されず、例えばイソプロテレノール、エピネ
フリン、ノルエピネフリン、ドブタミン、ドパミン、ブ
トパミン、サルブタモール、テルブタリン、イソエタリ
ン、プロトキロール、フェノテロール、メタプロテレノ
ール、クロルプレナリン、ヘキソプレナリン、トリメト
キノール、塩酸プロカテロール、プレナルテロール、フ
ォルスコリン、ジソジウム(R,R)−5−〔2−
〔〔2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチ
ル〕−アミノ〕プロピル〕−1,3−ベンゾジオキソー
ル−2,2−ジカルボキシレート、(R*,R*)−4−
〔2−({2−〔(3−クロロフェニル)−2−ヒドロ
キシエチル〕アミノ}プロピル)フェニル〕フェノキシ
酢酸、{2−ヒドロキシ−5−〔2−({2−ヒドロキ
シ−3−〔4−(1−メチル−4−トリフルオロメチ
ル)−1H−イミダゾール−2−イル〕フェノキシ}プ
ロピル)アミノ〕エトキシ}−ベンズアミドモノメタン
スルフォネート、エリスロ−DL−1−(7−メチルイ
ンダン−4−イロキシ)−3−イソプロピルアミノブタ
ン−2−オールおよびこれらの薬理的に許容される塩等
が挙げられる。薬理的に許容される塩としては、薬理的
に許容される酸付加塩、金属塩、アンモニウム塩、有機
アミン付加塩、アミノ酸付加塩等が挙げられる。本発明
においては、イソプロテレノール、ドブタミン、サルブ
タモールおよびこれらの薬理的に許容される塩からなる
群から選ばれる一種または二種以上を用いることが好ま
しく、この場合の塩としては塩酸塩や硫酸塩が好まし
い。βアドレナリン作用興奮薬の配合量は組成物中0.
005%以上、特に0.01〜20%とすることが好ま
しい。
は特に限定されず、例えばイソプロテレノール、エピネ
フリン、ノルエピネフリン、ドブタミン、ドパミン、ブ
トパミン、サルブタモール、テルブタリン、イソエタリ
ン、プロトキロール、フェノテロール、メタプロテレノ
ール、クロルプレナリン、ヘキソプレナリン、トリメト
キノール、塩酸プロカテロール、プレナルテロール、フ
ォルスコリン、ジソジウム(R,R)−5−〔2−
〔〔2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチ
ル〕−アミノ〕プロピル〕−1,3−ベンゾジオキソー
ル−2,2−ジカルボキシレート、(R*,R*)−4−
〔2−({2−〔(3−クロロフェニル)−2−ヒドロ
キシエチル〕アミノ}プロピル)フェニル〕フェノキシ
酢酸、{2−ヒドロキシ−5−〔2−({2−ヒドロキ
シ−3−〔4−(1−メチル−4−トリフルオロメチ
ル)−1H−イミダゾール−2−イル〕フェノキシ}プ
ロピル)アミノ〕エトキシ}−ベンズアミドモノメタン
スルフォネート、エリスロ−DL−1−(7−メチルイ
ンダン−4−イロキシ)−3−イソプロピルアミノブタ
ン−2−オールおよびこれらの薬理的に許容される塩等
が挙げられる。薬理的に許容される塩としては、薬理的
に許容される酸付加塩、金属塩、アンモニウム塩、有機
アミン付加塩、アミノ酸付加塩等が挙げられる。本発明
においては、イソプロテレノール、ドブタミン、サルブ
タモールおよびこれらの薬理的に許容される塩からなる
群から選ばれる一種または二種以上を用いることが好ま
しく、この場合の塩としては塩酸塩や硫酸塩が好まし
い。βアドレナリン作用興奮薬の配合量は組成物中0.
005%以上、特に0.01〜20%とすることが好ま
しい。
【0022】本発明に用いるα2アドレナリン作用抑制
薬は特に限定されず、例えばヨヒンビン、フェントラミ
ン、フェノキシベンザミン、トラゾリン、エルゴタミ
ン、エルゴトキシン、ジヒドロエルゴタミン、エルゴメ
トリン、メチルエルゴメトリン、ジヒドロエルゴトキシ
ン、ラウオルシン、ピペロキサンおよびこれらの薬理的
に許容される塩等が挙げられる。薬理的に許容される塩
としては、上記と同様のものが挙げられる。本発明にお
いては、ヨヒンビン、フェントラミン、エルゴタミンお
よびこれらの薬理的に許容される塩からなる群から選ば
れる一種または二種以上を用いることが好ましく、この
場合の塩としてはメシル酸塩や酒石酸塩、塩酸塩が好ま
しい。α2アドレナリン作用抑制薬の配合量は組成物全
量中0.005%以上、特に0.01〜20%とするこ
とが好ましい。
薬は特に限定されず、例えばヨヒンビン、フェントラミ
ン、フェノキシベンザミン、トラゾリン、エルゴタミ
ン、エルゴトキシン、ジヒドロエルゴタミン、エルゴメ
トリン、メチルエルゴメトリン、ジヒドロエルゴトキシ
ン、ラウオルシン、ピペロキサンおよびこれらの薬理的
に許容される塩等が挙げられる。薬理的に許容される塩
としては、上記と同様のものが挙げられる。本発明にお
いては、ヨヒンビン、フェントラミン、エルゴタミンお
よびこれらの薬理的に許容される塩からなる群から選ば
れる一種または二種以上を用いることが好ましく、この
場合の塩としてはメシル酸塩や酒石酸塩、塩酸塩が好ま
しい。α2アドレナリン作用抑制薬の配合量は組成物全
量中0.005%以上、特に0.01〜20%とするこ
とが好ましい。
【0023】本発明に用いるビピリジン誘導体は特に限
定されず、例えば次の一般式(2)で表わされる化合物
およびこれらの薬理的に許容される塩等が挙げられる。
定されず、例えば次の一般式(2)で表わされる化合物
およびこれらの薬理的に許容される塩等が挙げられる。
【0024】
【化2】
【0025】〔式中、R3 は水素原子またはメチル基、
エチル基等のアルキル基を示し、QはNH2、NC、H2
NCO等を示す〕
エチル基等のアルキル基を示し、QはNH2、NC、H2
NCO等を示す〕
【0026】このようなビピリジン誘導体としては、ア
ムリノン、ミルリノン、5−シアノ−〔3,4′−ビピ
リジン〕−6(1H)−オン、5−カルバミン−〔3,
4′−ビピリジン〕−6(1H)−オンおよびこれらの
薬理的に許容される塩等が挙げられる。薬理的に許容さ
れる塩としては、前記と同様のものが挙げられる。本発
明においては、アムリノン、ミルリノンおよびこれらの
薬理的に許容される塩からなる群から選ばれる一種また
は二種以上を用いることが好ましい。ビピリジン誘導体
の配合量は組成物全量中0.005%以上、特に0.0
1〜20%とすることが好ましい。
ムリノン、ミルリノン、5−シアノ−〔3,4′−ビピ
リジン〕−6(1H)−オン、5−カルバミン−〔3,
4′−ビピリジン〕−6(1H)−オンおよびこれらの
薬理的に許容される塩等が挙げられる。薬理的に許容さ
れる塩としては、前記と同様のものが挙げられる。本発
明においては、アムリノン、ミルリノンおよびこれらの
薬理的に許容される塩からなる群から選ばれる一種また
は二種以上を用いることが好ましい。ビピリジン誘導体
の配合量は組成物全量中0.005%以上、特に0.0
1〜20%とすることが好ましい。
【0027】本発明の浴用剤組成物には、更に通常浴用
剤に用いられている公知の下記浴用剤原料を配合するこ
とができるが、配合できる浴用剤原料は例示されたもの
に限定されることはない。
剤に用いられている公知の下記浴用剤原料を配合するこ
とができるが、配合できる浴用剤原料は例示されたもの
に限定されることはない。
【0028】(a)無機塩類;塩化ナトリウム、硫酸ナ
トリウム、硫化ナトリウム、酸化マグネシウム等。 (b)無機酸類;ホウ酸、メタケイ酸、無水ケイ酸等。 (c)生薬類;ウイキョウ、カミツレ、イチョウ、オウ
バク、桂皮、紅花、芍薬、ショウキョウ、菖蒲、センキ
ュウ、トウキ、チンピ、ソウジュツ、カノコソウ、ビャ
クシ、トウヒ、ハッカ、ブクリョウ、人参等。 (d)色素類;黄色4号、青色1号、黄色202号の
(1)等の厚生省令に定められたタール色素別表Iおよ
びIIの色素、クロロフィル、リボフラビン、クロシン、
紅花、アントラキノン等の食品添加物として認められて
いる天然色素等。 (e)ビタミン類;ビタミンA、ビタミンC、ビタミン
D、ビタミンE等。 (f)香料類。 (g)その他;硫黄、湯の花、鉱砂、雲母末、中性白
土、いり糠、殺菌剤、防腐剤、油性成分、金属封鎖剤、
蛋白質分解酵素、抗炎症剤、その他製剤上必要な成分
等。
トリウム、硫化ナトリウム、酸化マグネシウム等。 (b)無機酸類;ホウ酸、メタケイ酸、無水ケイ酸等。 (c)生薬類;ウイキョウ、カミツレ、イチョウ、オウ
バク、桂皮、紅花、芍薬、ショウキョウ、菖蒲、センキ
ュウ、トウキ、チンピ、ソウジュツ、カノコソウ、ビャ
クシ、トウヒ、ハッカ、ブクリョウ、人参等。 (d)色素類;黄色4号、青色1号、黄色202号の
(1)等の厚生省令に定められたタール色素別表Iおよ
びIIの色素、クロロフィル、リボフラビン、クロシン、
紅花、アントラキノン等の食品添加物として認められて
いる天然色素等。 (e)ビタミン類;ビタミンA、ビタミンC、ビタミン
D、ビタミンE等。 (f)香料類。 (g)その他;硫黄、湯の花、鉱砂、雲母末、中性白
土、いり糠、殺菌剤、防腐剤、油性成分、金属封鎖剤、
蛋白質分解酵素、抗炎症剤、その他製剤上必要な成分
等。
【0029】本発明の浴用剤組成物は、前記必須成分に
必要に応じて前記任意成分を加えて製造することができ
る。これらの任意成分の配合量は製剤中に0〜80%の
範囲で配合される。なお、本発明の浴用剤組成物は、公
知の浴用剤と同様に粉末、顆粒、錠剤、液体等様々な剤
型にできることはいうまでもない。
必要に応じて前記任意成分を加えて製造することができ
る。これらの任意成分の配合量は製剤中に0〜80%の
範囲で配合される。なお、本発明の浴用剤組成物は、公
知の浴用剤と同様に粉末、顆粒、錠剤、液体等様々な剤
型にできることはいうまでもない。
【0030】また、本発明浴用剤組成物は、ジェル、ク
リーム、パック、パップ、シート等の身体に塗布または
貼布して入浴するための形態とすることもできる。この
ような形態とする場合には、前記成分の外に増粘剤、架
橋剤等の成分を配合することもできる。
リーム、パック、パップ、シート等の身体に塗布または
貼布して入浴するための形態とすることもできる。この
ような形態とする場合には、前記成分の外に増粘剤、架
橋剤等の成分を配合することもできる。
【0031】本発明の浴用剤組成物は、入浴の際に浴湯
に投入して使用する場合の、1回の使用量は、コショウ
科植物の浴湯中濃度が溶媒抽出乾燥物換算で、0.01
〜200ppm となる量とすることが好ましい。この濃度
が0.01ppm 未満では、肌のさっぱり感およびすべす
べ感を与えることができず、また200ppm を超えても
肌のさっぱり感およびすべすべ感を与える効果がより向
上するものでもない。
に投入して使用する場合の、1回の使用量は、コショウ
科植物の浴湯中濃度が溶媒抽出乾燥物換算で、0.01
〜200ppm となる量とすることが好ましい。この濃度
が0.01ppm 未満では、肌のさっぱり感およびすべす
べ感を与えることができず、また200ppm を超えても
肌のさっぱり感およびすべすべ感を与える効果がより向
上するものでもない。
【0032】また、身体に塗布して入浴するための形態
の場合には、入浴直前に身体全体に適量を塗布した後入
浴すればよい。身体に貼布して入浴するための形態の場
合には、入浴直後に身体の局所に貼布した後入浴すれば
よい。
の場合には、入浴直前に身体全体に適量を塗布した後入
浴すればよい。身体に貼布して入浴するための形態の場
合には、入浴直後に身体の局所に貼布した後入浴すれば
よい。
【0033】
【発明の効果】本発明の浴用剤組成物は、十分な肌のさ
っぱり感およびすべすべ感を与えるものである。
っぱり感およびすべすべ感を与えるものである。
【0034】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。実施例中で使用したコショウ科植物抽出物は次のと
おりである。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。実施例中で使用したコショウ科植物抽出物は次のと
おりである。
【0035】製造例1 コショウ(Piper nigrum L.)の乾燥果
実100gを常法により熱水で抽出し、濾過後減圧濃縮
し、次いで凍結乾燥した。これを黒コショウ抽出物とし
た。
実100gを常法により熱水で抽出し、濾過後減圧濃縮
し、次いで凍結乾燥した。これを黒コショウ抽出物とし
た。
【0036】製造例2 ヒハツ(Piper longum L.)の乾燥果実
100gを常法により熱水で抽出し、濾過後減圧濃縮
し、次いで凍結乾燥した。これをヒハツ抽出物とした。
100gを常法により熱水で抽出し、濾過後減圧濃縮
し、次いで凍結乾燥した。これをヒハツ抽出物とした。
【0037】製造例3 マテイコ(Piper angustifolium
Ruiz et Pavon)の乾燥葉100gを常法
により30%エタノール水溶液で抽出し、濾過後減圧濃
縮し、次いで凍結乾燥した。これをマテイコ抽出物とし
た。
Ruiz et Pavon)の乾燥葉100gを常法
により30%エタノール水溶液で抽出し、濾過後減圧濃
縮し、次いで凍結乾燥した。これをマテイコ抽出物とし
た。
【0038】実施例1〜7および比較例1 表1に示す組成の錠剤状の浴用剤組成物を常法により調
製し、下記試験法により、肌のさっぱり感およびすべす
べ感を調べた。結果を表1に示す。
製し、下記試験法により、肌のさっぱり感およびすべす
べ感を調べた。結果を表1に示す。
【0039】・肌のさっぱり感:表1に示す1回当たり
の使用量の浴用剤組成物を40℃、150Lの湯で満た
された浴槽に投入する。投入10分後、湯を十分攪拌し
た後、各被験者(n=5)を5分間入浴させ、肌のさっ
ぱり感を以下の基準により判定し、その平均点で示し
た。
の使用量の浴用剤組成物を40℃、150Lの湯で満た
された浴槽に投入する。投入10分後、湯を十分攪拌し
た後、各被験者(n=5)を5分間入浴させ、肌のさっ
ぱり感を以下の基準により判定し、その平均点で示し
た。
【0040】 5点:非常にさっぱりする。 4点:よくさっぱりする。 3点:さっぱりする。 2点:ややさっぱりする。 1点:さら湯と同等である。
【0041】・肌のすべすべ感:上記の各被験者の肌の
すべすべ感を以下の基準により判定し、その平均点で示
した。
すべすべ感を以下の基準により判定し、その平均点で示
した。
【0042】 5点:非常にすべすべする。 4点:よくすべすべする。 3点:すべすべする。 2点:ややすべすべする。 1点:さら湯と同等である。
【0043】
【表1】
【0044】表1から、有機酸と炭酸塩とを配合した浴
用剤組成物において、コショウ科植物を配合した実施例
1〜7の浴用剤組成物は、当該植物を配合しない比較例
1の浴用剤組成物よりも肌のさっぱり感およびすべすべ
感が優れα2アドレナリン作用抑制薬、ビピリジン誘導
体により本効果がより増強されていることがわかる。
用剤組成物において、コショウ科植物を配合した実施例
1〜7の浴用剤組成物は、当該植物を配合しない比較例
1の浴用剤組成物よりも肌のさっぱり感およびすべすべ
感が優れα2アドレナリン作用抑制薬、ビピリジン誘導
体により本効果がより増強されていることがわかる。
【0045】実施例8:塗布して使用するジェル状浴用
剤 常法により、下記組成の浴用剤を調製した。
剤 常法により、下記組成の浴用剤を調製した。
【0046】
【表2】 (成分) (重量部) コショウ抽出物、ヒハツ抽出物またはマテイコ抽出物 2 炭酸水素ナトリウム 15 フマル酸 20 流動パラフィン 10 2−エチルヘキサン酸トリグリセライド 33 ポリエチレングリコール(平均分子量400) 7 ポリオキシエチレン(60)オクチルドデシルアルコールエーテル 8 ソルビトール 5 香料 微量 色素 微量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 35/78 ADA A61K 35/78 ADAC
Claims (7)
- 【請求項1】 コショウ科植物、炭酸塩および有機酸を
含有する浴用剤組成物。 - 【請求項2】 更にキサンチン誘導体、βアドレナリン
作用興奮薬、α2アドレナリン作用抑制薬およびビピリ
ジン誘導体から選ばれる一種または二種以上を含有する
請求項1記載の浴用剤組成物。 - 【請求項3】 キサンチン誘導体が、アミノフィリン、
テオフィリン、カフェインおよびこれらの塩からなる群
より選ばれるものである請求項2記載の浴用剤組成物。 - 【請求項4】 βアドレナリン作用興奮薬が、イソプロ
テレノール、ドブタミン、サルブタモールおよびこれら
の塩からなる群より選ばれるものである請求項2記載の
浴用剤組成物。 - 【請求項5】 α2アドレナリン作用抑制薬が、ヨヒン
ビン、フェントラミン、エルゴタミンおよびこれらの塩
からなる群より選ばれるものである請求項2記載の浴用
剤組成物。 - 【請求項6】 ビピリジン誘導体が、アムリノン、ミル
リノンおよびこれらの塩からなる群より選ばれるもので
ある請求項2記載の浴用剤組成物。 - 【請求項7】 身体に塗布または貼布して入浴するため
のものである請求項1〜6のいずれか1項に記載の浴用
剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7267424A JPH09110674A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 浴用剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7267424A JPH09110674A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 浴用剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09110674A true JPH09110674A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17444662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7267424A Pending JPH09110674A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 浴用剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09110674A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998052569A1 (en) * | 1997-05-19 | 1998-11-26 | Zonagen, Inc. | Combination therapy for modulating the human sexual response |
JP2003135037A (ja) * | 2001-11-02 | 2003-05-13 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | ヒハツ果穂抽出物組成物及びヒハツ果穂抽出物含有飲食物並びにヒハツ果穂抽出物の呈味改善方法 |
EP1719507A1 (en) | 2005-04-13 | 2006-11-08 | Astion Development A/S | Beta-2 adrenoceptor agonists for treating connective tissue diseases of the skin |
-
1995
- 1995-10-16 JP JP7267424A patent/JPH09110674A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998052569A1 (en) * | 1997-05-19 | 1998-11-26 | Zonagen, Inc. | Combination therapy for modulating the human sexual response |
JP2003135037A (ja) * | 2001-11-02 | 2003-05-13 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | ヒハツ果穂抽出物組成物及びヒハツ果穂抽出物含有飲食物並びにヒハツ果穂抽出物の呈味改善方法 |
EP1719507A1 (en) | 2005-04-13 | 2006-11-08 | Astion Development A/S | Beta-2 adrenoceptor agonists for treating connective tissue diseases of the skin |
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