JPH09109930A - 車両用給油口部の車体構造 - Google Patents

車両用給油口部の車体構造

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JPH09109930A
JPH09109930A JP27412495A JP27412495A JPH09109930A JP H09109930 A JPH09109930 A JP H09109930A JP 27412495 A JP27412495 A JP 27412495A JP 27412495 A JP27412495 A JP 27412495A JP H09109930 A JPH09109930 A JP H09109930A
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JP
Japan
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fuel filler
fender
wheel house
opening
vehicle
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JP27412495A
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English (en)
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Yuji Kiyonaga
雄二 清永
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フューエルフィラーリッドを小型化でき、ペ
イントシール及びスポット溶接を簡単に行える車両用給
油口部の車体構造を提供することにある。 【解決手段】 リヤフェンダー21にフェンダー側開口
21aが形成されると共に、該リヤフェンダー21の車
室内側に配設されるリヤホイールハウスアウター24に
前記フェンダー側開口21aと対応したホイールハウス
側開口24aを形成し、該フェンダー側開口21aとホ
イールハウス側開口24aとの開口周縁部21b,24
b同士を接合し、該接合位置の周囲で、前記リヤホイー
ルハウスアウター24の車室内側面に、フューエルフィ
ラーベース26の車外側端部である車外側フランジ部2
6aを溶接し、該フューエルフィラーベース26の車内
側端部である車内側フランジ部26bにフィラーチュー
ブ28を装着するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のフューエ
ルタンクに燃料を給油するための給油口部分の車体構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、例えば
図6乃至図11に示すようなものがある。図6,図11
中符号1はリヤフェンダーで、このリヤフェンダー1の
ウエストライン付近にはフューエルフィラーリッド2が
図9に示すようにヒンジ2aを介して開閉自在に設けら
れ、燃料を給油するための給油口3が開閉されるように
なっている。
【0003】この給油口3部分の車体構造は、図7乃至
図10に示すようになっている。すなわち、リヤフェン
ダー1には、フェンダー側開口1aが形成されると共
に、このリヤフェンダー1の車室内側に配設されるリヤ
ホイールハウスアウター4には、そのフェンダー側開口
1aと対応した位置にホイールハウス側開口4aが形成
されている。そして、これら開口1a,4aの各開口周
縁部1b,4bを連結するように略短筒形状のフューエ
ルフィラーベース5が配設されている。
【0004】具体的には、フェンダー側開口1aの開口
周縁部1bは、車室内側に向けて折曲されると共に、溶
接舌片1cが計4箇所形成されている。これら各溶接舌
片1cの車両前後方向で、且つ上下方向に沿う面が、フ
ューエルフィラーベース5の車外側端部5aに、図10
及び図11に示すように、スポット溶接ガンGによりス
ポット溶接されている。そして、この開口周縁部1bの
端縁に沿って、リヤフェンダー1とフューエルフィラー
ベース5との間をシールするペイントシール6が施され
ている。
【0005】また、リヤホイールハウスアウター4の開
口周縁部4b側においては、この開口周縁部4bとフュ
ーエルフィラーベース5の車内側端部5bとが構造用接
着剤7で溶接されると共に、フューエルフィラーベース
車内側端部5bの端縁に沿って環状にペイントシール8
が施されている。
【0006】これらペイントシール6,8により、リヤ
フェンダー1とリヤホイールハウスアウター4との間へ
の水等の浸入を防止するようにしている。
【0007】そして、図7に示すように、リヤホイール
ハウスアウター4の開口周縁部4bとフューエルフィラ
ーベース5の車内側端部5bとに、グロメット9が嵌合
されて装着され、このグロメット9を介してフィラーチ
ューブ10が取り付けられるようになっている。
【0008】なお、図7中符号11はリヤホイールハウ
スインナーである。
【0009】かかる構造の組付け順序は、まず、サブア
ッセンブリー工程で、リヤフェンダー1とフューエルフ
ィラーベース5とをスポット溶接する。次に、この組み
付けられたフューエルフィラーベース5に構造用接着剤
7を塗布し、ボディサイドアッセンブリー工程で、リヤ
ホイールハウスアウター4に接着する。その後、塗装工
程で、ペイントシール6,8を施すと共に、車両組立工
程で、フィラーチューブ10をグロメット9を介してリ
ヤホイールハウスアウター4等に装着する。
【0010】なお、この種のものとしては、例えば実開
平2ー10123号公報に記載されたようなものがあ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、フューエルフィラーリッド
2を造形上小さくしたいという要求があるが、リヤフェ
ンダー開口周縁部1bとリヤホイールハウスアウター開
口周縁部4bとの間にフューエルフィラーベース5を介
在させる構造では、フェンダー側開口1aをホイールハ
ウス側開口4aより小さくすると、リヤフェンダー1と
フューエルフィラーリッド2との接合作業が大変である
ため、フェンダー側開口1aを小さくできないことか
ら、必然的にフューエルフィラーリッド2もそれ程、小
型化できない。
【0012】また、2箇所にペイントシール6,8を施
さなければならず、作業が大変であり、特に奥側のペイ
ントシール8の塗布作業は大変で、このペイントシール
8を塗布し過ぎたような場合には、グロメット9の装着
が困難になる虞もある。しかも、ペイントシール6は、
リヤフェンダー開口周縁部1bの端縁に沿って施されて
いるが、この開口周縁部1bには、複数の溶接舌片1c
が形成されて複雑な形状を呈しているため、この点で
も、ペイントシール6の塗布作業が大変であると共に、
塗布範囲も長くなる。すなわち、リヤフェンダー1とフ
ューエルフィラーベース5とをスポット溶接する場合に
は、図7中部位Pを溶接するのはスポット溶接ガンGの
扱い等との関係から困難であることから、複数の溶接舌
片1cを形成して車両前後方向で、且つ、上下方向に沿
う溶接片を形成し、これを図10に示すようにスポット
溶接ガンG1で溶接するようにしている。このように、
溶接舌片1cの断面形状を全周に渡って連続させれば塗
布範囲は複雑にならないが、フューエルフィラーリッド
2を極力小さくするためには、図7中二点鎖線Xに示す
ように、フューエルフィラベース5の車外側端部5aに
段差形状を形成したくない。このため、図7に示すよう
に上下側には段差形状を作らず、左右のみに段差形状を
作るようにしていることから、この左右部分のみに溶接
舌片1cを形成している。 さらに、リヤフェンダー1
とフューエルフィラーベース5とをスポット溶接する場
合には、図11に示すように、大きなパネルであるリヤ
フェンダー1の中央寄りにフューエルフィラーベース5
を溶接するものであるため、特に、図11中部位イ,ロ
を溶接する場合に、懐の深い大きなスポット溶接ガンG
1が必要となり、スポット溶接作業性が悪い。
【0013】そこで、この発明は、フューエルフィラー
リッドを小型化でき、ペイントシール及びスポット溶接
を簡単に行える車両用給油口部の車体構造を提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題に着目してな
されたもので、請求項1に記載された発明は、リヤフェ
ンダーにフェンダー側開口が形成されると共に、該リヤ
フェンダーの車室内側に配設されるリヤホイールハウス
アウターに前記フェンダー側開口と対応したホイールハ
ウス側開口を形成し、該フェンダー側開口とホイールハ
ウス側開口との開口周縁部同士を接合して給油口を形成
し、該接合位置の周囲で、前記リヤホイールハウスアウ
ターの車室内側面に、フューエルフィラーベースの車外
側端部を溶接し、該フューエルフィラーベースの車内側
端部にフィラーチューブを装着するようにした車両用給
油口部の車体構造としたことを特徴としている。
【0015】かかる構成によれば、リヤフェンダー開口
周縁部とリヤホイールハウスアウター開口周縁部との間
にフューエルフィラーベースを介在させる構造でなく、
このフューエルフィラーベースは、リヤホイールハウス
アウターの車室内側に配設されており、給油口は、フェ
ンダー側開口とホイールハウス側開口との開口周縁部同
士を接合しているため、フューエルフィラーリッドの径
の大きさとは関係なく、給油口の大きさを小さくできる
ことから、フューエルフィラーリッドも小型化できる。
【0016】また、リヤフェンダー開口周縁部とリヤホ
イールハウスアウター開口周縁部との間にフューエルフ
ィラーベースを介在させる構造でなく、リヤフェンダー
開口周縁部とリヤホイールハウスアウター開口周縁部と
を直接接合しているため、この接合部位だけシールすれ
ば良いことから、従来のように2箇所にペイントシール
6,8を施す必要がないと共に、車外側に近い位置での
作業であるため、作業性が良好である。また、フィラー
チューブは、フューエルフィラーベースの車内側端部に
装着されるが、この部分には従来と異なり、ペイントシ
ールを施す必要がないため、塗布し過ぎてフィラーチュ
ーブの装着が困難になるようなことがない。
【0017】しかも、ペイントシールは、リヤフェンダ
ー開口周縁部の端縁に沿って施されているが、この開口
周縁部には、従来と異なり複数の溶接舌片1cを形成す
る必要がなく単純な形状にすることができるため、ペイ
ントシールの塗布作業が容易であると共に、塗布範囲も
短くできる。
【0018】さらに、筒状のフューエルフィラーベース
とリヤフェンダーとを溶接するものでなく、フェンダー
側開口とホイールハウス側開口との開口周縁部同士を接
合するものであるため、給油口を介してスポット溶接ガ
ンを挿入して溶接できることから、従来と異なり、リヤ
フェンダーの横側から大型のスポット溶接ガンを挿入し
て溶接する必要なく、小型のスポット溶接ガンを使用で
きる。また、フューエルフィラーベースとリヤホイール
ハウスアウターとの溶接は、横方向からスポット溶接ガ
ンを挿入して行うが、このリヤホイールハウスアウター
はリヤフェンダーと比較すると小型であるため、リヤフ
ェンダー端縁からスポット溶接位置までの距離が、従来
と比較すると短くなることから、小型のスポット溶接ガ
ンを使用できることとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態つい
て説明する。
【0020】図1乃至図5は、この発明の実施の形態を
示すものである。
【0021】まず構成を説明すると、図1中符号21は
リヤフェンダーで、このリヤフェンダー21のウエスト
ライン付近にはフューエルフィラーリッド22が図3に
示すようにヒンジ22aを介して開閉自在に設けられ
て、燃料を給油するための給油口23が開閉されるよう
になっている。
【0022】この給油口23部分の車体構造は、主に図
1に示すようになっている。すなわち、リヤフェンダー
21には、フェンダー側開口21aが形成されると共
に、この開口周縁部21bが一段室内側に凹まされて段
差形状に形成されている。また、このリヤフェンダー2
1の車室内側に配設されるリヤホイールハウスアウター
24は、従来よりもリヤフェンダー21側に向けて延長
され、前記フェンダー側開口21aと対応した位置にホ
イールハウス側開口24aが形成されている。このホイ
ールハウス側開口24aの開口周縁部24bと、フェン
ダー側開口21aの開口周縁部21bとが、スポット溶
接されて給油口23が形成されている。また、この開口
周縁部21bの端縁に沿って、全周に渡ってペイントシ
ール25が施され、この開口周縁部21bと開口周縁部
24bとの間がシールされている。そして、このフェン
ダー側開口21a及びホイールハウス側開口24aで形
成される給油口23が前記フューエルフィラーリッド2
2により開閉されるようになっている。
【0023】さらに、このリヤホイールハウスアウター
24の車室内側に、フューエルフィラーベース26が配
設されている。具体的には、このフューエルフィラーベ
ース26は、短筒状を呈し、車外側端部の外側に折曲さ
れて形成された車外側フランジ部26aが、給油口23
の周囲にスポット溶接されている。また、このフューエ
ルフィラーベース26の車内側端部には、内側に折曲す
る車内側フランジ部26bが形成され、この車内側フラ
ンジ部26bに環状のグロメット27が嵌合されて装着
され、フィラーチューブ28がこのグロメット27を介
してフューエルフィラーベース26に装着されている。
【0024】なお、図1中符号29はリヤホイールハウ
スインナーである。
【0025】次に、かかる構造の組付け工程について説
明する。
【0026】まず、サブアッセンブリー工程で、リヤホ
イールハウスアウター24とフューエルフィラーベース
26の車外側フランジ部26aとを図1に示すようにス
ポット溶接ガンG3でスポット溶接する。
【0027】次に、ボディサイドアッセンブリー工程、
あるいはボディメインアッセンブリー工程で、リヤホイ
ールハウスアウター24の開口周縁部24bと、リヤフ
ェンダー21の開口周縁部21bとを図1に示すように
スポット溶接ガンG1でスポット溶接する。
【0028】その後、フィラーチューブ28をグロメッ
ト27によりフューエルフィラーベース26の車内側フ
ランジ部26bに装着する。
【0029】かかる構成にあっては、リヤフェンダー開
口周縁部21bとリヤホイールハウスアウター開口周縁
部24bとの間にフューエルフィラーベース26を介在
させる構造でなく、このフューエルフィラーベース26
は、リヤホイールハウスアウター24の車室内側に配設
されており、給油口23は、リヤフェンダー開口周縁部
21bとリヤホイールハウスアウター開口周縁部24b
とを接合して形成されているため、フューエルフィラー
リッド22の径の大きさとは関係なく、給油口23の大
きさを小さくできることから、フューエルフィラーリッ
ド22も小型化できる。
【0030】また、リヤフェンダー開口周縁部21bと
リヤホイールハウスアウター開口周縁部24bとの間に
フューエルフィラーベース26を介在させる構造でな
く、リヤフェンダー開口周縁部21bとリヤホイールハ
ウスアウター開口周縁部24bとを直接接合しているた
め、この接合部位だけシールすれば良いことから、従来
のように2箇所にペイントシール6,8を施す必要がな
いと共に、車外側に近い位置での作業であるため、作業
性が良好である。また、フィラーチューブ28は、フュ
ーエルフィラーベース26の車内側端部に装着される
が、この部分には従来と異なり、ペイントシールを施す
必要がないため、塗布し過ぎてフィラーチューブ28の
装着が困難になるようなことがない。
【0031】しかも、ペイントシール25は、リヤフェ
ンダー開口周縁部21bの端縁に沿って施されている
が、この開口周縁部21bには、従来と異なり複数の溶
接舌片1cを形成する必要がなく単純な形状にすること
ができるため、ペイントシール25の塗布作業が容易で
あると共に、塗布範囲も短くできる。すなわち、リヤフ
ェンダー21とリヤホイールハウスアウター24とをス
ポット溶接する場合には、車両前後方向で、且つ、上下
方向に沿う面が必要となると同時に、その溶接部位をフ
ューエルフィラーリッド22で隠蔽するため、段差形状
が必要となる一方、給油口3を極力小さくするために従
来では上下側に段差形状を形成しないようにしているた
め、従来においては、左右に複数の溶接舌片1cを形成
するようにしている。これに対して、この発明では、リ
ヤフェンダー開口周縁部21bの上下側に段差形状を形
成しても、上述のように給油口23を小さくできるた
め、リヤフェンダー開口周縁部21b全周に渡って同じ
断面形状にすることができることから、従来と異なり、
複数の溶接舌片1cを形成するような必要がない結果、
リヤフェンダー開口周縁部21bの端縁が単純な形状と
なりペイントシール25の塗布作業性が良好となると共
に、塗布範囲も短くできる。
【0032】さらに、筒状のフューエルフィラーベース
26とリヤフェンダー21とを溶接するものでなく、フ
ェンダー側開口21aとホイールハウス側開口24aと
の開口周縁部21b,24b同士を接合するものである
ため、図1中二点鎖線に示すように、給油口23を介し
てスポット溶接ガンG2を挿入して溶接できることか
ら、従来例の図11に示すものと異なり、リヤフェンダ
ー21の横側から大型のスポット溶接ガンG1を挿入し
て溶接する必要なく、小型のスポット溶接ガンG2を使
用できる。また、フューエルフィラーベース26とリヤ
ホイールハウスアウター24との溶接は、横方向からス
ポット溶接ガンG3を挿入して行うが、このリヤホイー
ルハウスアウター24はリヤフェンダー21と比較する
と小型であるため、リヤフェンダー21端縁からスポッ
ト溶接位置までの距離が、従来と比較すると短くなるこ
とから、従来のスポット溶接ガンG1と比較すると小型
のスポット溶接ガンG3を使用できることとなる。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載された発明によれば、リヤフェンダー開口周縁部とリ
ヤホイールハウスアウター開口周縁部との間にフューエ
ルフィラーベースを介在させる構造でなく、このフュー
エルフィラーベースは、リヤホイールハウスアウターの
車室内側に配設されており、給油口は、フェンダー側開
口とホイールハウス側開口との開口周縁部同士を接合し
ているため、フューエルフィラーリッドの径の大きさと
は関係なく、給油口の大きさを小さくできることから、
フューエルフィラーリッドも小型化できる。
【0034】また、リヤフェンダー開口周縁部とリヤホ
イールハウスアウター開口周縁部との間にフューエルフ
ィラーベースを介在させる構造でなく、リヤフェンダー
開口周縁部とリヤホイールハウスアウター開口周縁部と
を直接接合しているため、この接合部位だけシールすれ
ば良いことから、従来のように2箇所にペイントシール
6,8を施す必要がないと共に、車外側に近い位置での
作業であるため、作業性が良好である。また、フィラー
チューブは、フューエルフィラーベースの車内側端部に
装着されるが、この部分には従来と異なり、ペイントシ
ールを施す必要がないため、塗布し過ぎてフィラーチュ
ーブの装着が困難になるようなことがない。
【0035】しかも、ペイントシールは、リヤフェンダ
ー開口周縁部の端縁に沿って施されているが、この開口
周縁部には、従来と異なり複数の溶接舌片1cを形成す
る必要がなく単純な形状にすることができるため、ペイ
ントシールの塗布作業が容易であると共に、塗布範囲も
短くできる。
【0036】さらに、筒状のフューエルフィラーベース
とリヤフェンダーとを溶接するものでなく、フェンダー
側開口とホイールハウス側開口との開口周縁部同士を接
合するものであるため、給油口を介してスポット溶接ガ
ンを挿入して溶接できることから、従来と異なり、リヤ
フェンダーの横側から大型のスポット溶接ガンを挿入し
て溶接する必要なく、小型のスポット溶接ガンを使用で
きる。また、フューエルフィラーベースとリヤホイール
ハウスアウターとの溶接は、横方向からスポット溶接ガ
ンを挿入して行うが、このリヤホイールハウスアウター
はリヤフェンダーと比較すると小型であるため、リヤフ
ェンダー端縁からスポット溶接位置までの距離が、従来
と比較すると短くなることから、小型のスポット溶接ガ
ンを使用できる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す図7に相当する断
面図である。
【図2】同実施の形態を示す給油口部分のフューエルフ
ィラーリッドを外した状態の斜視図である。
【図3】同実施の形態を示す図9に相当する断面図であ
る。
【図4】同実施の形態を示す図10に相当する断面図で
ある。
【図5】同実施の形態を示す裏面側にリヤホイールハウ
スアウターが配設された状態のリヤフェンダーの正面図
である。
【図6】自動車の側面図である。
【図7】従来例を示す図6のA−A線に沿う断面図であ
る。
【図8】同従来例を示す図2に相当する斜視図である。
【図9】同従来例を示す図6のBーB線に沿う断面図で
ある。
【図10】同従来例を示す図6のCーC線に沿う断面図
である。
【図11】同従来例を示す図5に相当する正面図であ
る。
【符号の説明】
21 リヤフェンダー 21a フェンダー側開口 21b 開口周縁部 23 給油口 24 リヤホイールハウスアウター 24a ホイールハウス側開口 24b 開口周縁部 26 フューエルフィラーベース 26a 車外側フランジ部(車外側端部) 26b 車内側フランジ部(車内側端部) 28 フィラーチューブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤフェンダーにフェンダー側開口が形
    成されると共に、該リヤフェンダーの車室内側に配設さ
    れるリヤホイールハウスアウターに前記フェンダー側開
    口と対応したホイールハウス側開口を形成し、該フェン
    ダー側開口とホイールハウス側開口との開口周縁部同士
    を接合して給油口を形成し、該接合位置の周囲で、前記
    リヤホイールハウスアウターの車室内側面に、フューエ
    ルフィラーベースの車外側端部を溶接し、該フューエル
    フィラーベースの車内側端部にフィラーチューブを装着
    するようにしたことを特徴とする車両用給油口部の車体
    構造。
JP27412495A 1995-10-23 1995-10-23 車両用給油口部の車体構造 Pending JPH09109930A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018161697A1 (zh) * 2017-03-07 2018-09-13 北京新能源汽车股份有限公司 后翼子板总成和具有其的车辆

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018161697A1 (zh) * 2017-03-07 2018-09-13 北京新能源汽车股份有限公司 后翼子板总成和具有其的车辆

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