JPH09109651A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

Info

Publication number
JPH09109651A
JPH09109651A JP26833795A JP26833795A JPH09109651A JP H09109651 A JPH09109651 A JP H09109651A JP 26833795 A JP26833795 A JP 26833795A JP 26833795 A JP26833795 A JP 26833795A JP H09109651 A JPH09109651 A JP H09109651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
def
outlet
blow
blown
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP26833795A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Nunokawa
友之 布川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP26833795A priority Critical patent/JPH09109651A/ja
Publication of JPH09109651A publication Critical patent/JPH09109651A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】曇取りあるいは霜、雪等を融解する能力を維持
した上で、乗員の顔のほてりを防止できる車両用空調装
置を提供することにある。 【解決手段】ヒータコア12を有して吹出し風の温度を
調整するエアミックス部3と、ウインドガラス23の後
方に設けられ前記エアミックス部3の下流側の空気を上
方へ向けて吹き出す第1DEF吹出し口24と、第1D
EF吹出し口24の後方に設けられ前記エアミックス部
3の上流側の空気を吹出す第2DEF吹出し口26と、
空調空気の吹出しモードがDEFモードにあるとき前記
第1および第2DEF吹出し口24,26を開放するよ
うに設けられたリンク30とを備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗用車、トラッ
ク等の車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用空調装置としてのエアコンユニッ
トは、一般に図3に示すように構成されている。すなわ
ち、ユニットケース1の一端側には外内気取入れ部2が
設けられ、他端側には複数の車室内吹出し口が設けら
れ、中間部には熱交換部4およびエアミックス部3が設
けられている。外内気取入れ部2はダンパ4aを有する
外気取入れ口5と内気取入れ口6およびブロアー7とか
らなり、外気または内気を吸込んで熱交換部4に供給す
るようになっている。
【0003】エアミックス部3の下流側には、ユニット
ケース1の前部にFACE吹出し口8、上部にDEF吹
出し口9および下部に足元および膝元へ吹出すFOOT
吹出し口10が設けられ、これら吹出し口8,9,10
にはバルブ8a,9a,10aが設けられている。
【0004】熱交換部4にはエバポレータ11が設けら
れ、下流側に位置するエアミックス部3にはヒータコア
12がユニットケース1に対して斜めに設けられてい
る。エアミックス部3におけるヒータコア12の上流側
には第1のエアミックスダンパ13が開閉自在に設けら
れ、下流側には第2のエアミックスダンパ14が開閉自
在に設けられている。
【0005】また、エバポレータ11はエンジンによっ
て駆動されるコンプレッサ、コンデンサおよび減圧器
(いずれも図示しない)と接続され、冷凍サイクルが構
成されている。また、ヒータコア12はエンジンの冷却
水路(図示しない)と接続されている。
【0006】そして、図4に示すように、車両のウイン
ドガラス15の内面の曇取りあるいはウインドガラス1
5の外面に付着した霜、雪等を融解するために、吹出し
モードをDEFモードに設定し、温度調整を中間に設定
した場合、図3に示すように、FACE吹出し口8およ
びFOOT吹出し口10のバルブ8a,10aが
「閉」、DEF吹出し口9のバルブ9aが「開」とな
り、第1と第2のエアミックスダンパ13,14が「半
開」となる。
【0007】したがって、エバポレータ11によって冷
風に熱交換された空気の一部はそのままエアミックス部
3に供給され、残りの一部はヒータコア12を通過して
温風に熱交換されてエアミックス部3に供給される。エ
アミックス部3において冷風と温風がエアミックスされ
て設定された温度調整風となり、DEF吹出し口9から
車内に吹出される。
【0008】DEF吹出し口9から車内に吹出された温
度調整風はウインドガラス15の内面に沿って上昇し、
ウインドガラス15の内面の曇取りあるいはウインドガ
ラス15の外面に付着した霜、雪等を融解することがで
きる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DEF
吹出し口9からウインドガラス15の内面に沿って上昇
した温度調整風が車内の天井面に当って乗員の頭や顔に
向って吹き付けられ、顔がほてるなどの不快感を感じ
る。これを防止するために、温度調整風の設定温度を下
げると、曇取りあるいは霜、雪等を融解する能力が低下
するという不都合がある。
【0010】また、顔がほてるなどの不快感を防止する
ために、特開平5−116524号公報、特開平5−5
8153号公報、特開平3−32922号公報等が知ら
れている。しかし、特開平5−116524号公報は、
FOOTモード時において、ウインドガラスの曇りを防
止するために、ヒータコアを迂回するDEF吹出し口に
導く冷風バイパス通路を設けたものであり、顔のほてり
を防止できるものの、冷風をDEF吹出し口から吹出す
ために、曇取りあるいは霜、雪等を融解する能力が低下
する。
【0011】特開平5−58153号公報は、エアコン
の運転開始時に所定時間だけブロアーを逆転し、乗員の
顔面に温風が吹き付けられるのを防止するものであり、
ウインドガラスの曇取りあるいは霜、雪等を融解するも
のではない。特開平3−32922号公報は、エアコン
の運転開始時に車内温度が高い場合には吹出し口を強制
的にDEF吹出し口に切換えて乗員の顔面に温風が吹き
付けられるのを防止するものであり、DEF吹出し口か
ら吹出される温風が車内の天井面に当って乗員の頭や顔
に向って吹き付けられる不具合を解消できない。
【0012】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、DEF吹出し口から
吹出される温風の温度を低下させることなく、曇取りあ
るいは霜、雪等を融解する能力を維持した上で、乗員の
顔のほてりを防止できる車両用空調装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述した目
的を達成するために、請求項1は、ヒータコアを有して
吹出し風の温度を調整するエアミックス部と、ウインド
ガラスの後方に設けられ前記エアミックス部の下流側の
空気を上方へ向けて吹き出す第1DEF吹出し口と、同
第1DEF吹出し口の後方に設けられ前記エアミックス
部の上流側の空気を吹出す第2DEF吹出し口と、空調
空気の吹出しモードがDEFモードにあるとき前記第1
および第2DEF吹出し口を開放するように設けられた
開閉手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項2は、請求項1の第2DEF吹出し
口は、上方に向けて配置されていることを特徴とする。
請求項3は、請求項1の前記開閉手段は、前記第1DE
F吹出し口を開閉する第1バルブと、前記第2DEF吹
出し口を開閉する第2バルブと、前記第1バルブの開放
に連動して前記第2バルブを開放させる連動機構とから
構成されていることを特徴とする。
【0015】空調空気の吹出しモードがDEFモードに
あるとき開閉手段によって第1および第2DEF吹出し
口が開放されるため、第1DEF吹出し口から温風が吹
出されると共に、第2DEF吹出し口から冷風が吹出さ
れ、この第2DEF吹出し口から吹出される冷風によっ
てエアカーテンが形成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明するが、従来と同一構成部分は同一番
号を付して説明を省略する。図1は車両用空調装置とし
てのエアコンユニットの縦断側面図、図2はトラックの
概略的構成図である。車体21に設けられたインストル
メントパネル22の上面にはウインドガラス23に内面
に沿って第1DEF吹出し口24が設けられ、この第1
DEF吹出し口24の後方、つまり乗員25側には第1
DEF吹出し口24に沿って第2DEF吹出し口26が
設けられている。
【0017】第1DEF吹出し口24はユニットケース
1のエアミックス部3に連通しており、第1DEF吹出
し口24を開閉する開閉手段としての第1バルブ27が
枢支軸27aを支点として回動自在に設けられている。
【0018】前記ユニットケース1の上部にはDEF用
冷風ダクト28が前後方向に亘って設けられており、こ
のDEF用冷風ダクト28の一端側はエアミックス部3
より上流側の熱交換部4に連通し、他端側は第2DEF
吹出し口26に連通している。DEF用冷風ダクト28
の途中にはこの内部通路を開閉する開閉手段としての第
2バルブ29が枢支軸29aを支点として回動自在に設
けられている。
【0019】第1バルブ27と第2バルブ29は連動機
構としてのリンク30によって連動しており、第1バル
ブ27の開放に連動して第2バルブ29が開放するよう
になっている。
【0020】次に、前述のように構成されたエアコンユ
ニットの作用について説明する。ウインドガラス23の
内面の曇取りあるいはウインドガラス23の外面に付着
した霜、雪等を融解するために、吹出しモードをDEF
モードに設定し、温度調整を高温に設定した場合、図1
に示すように、前部にFACE吹出し口8およびFOO
T吹出し口10のバルブ8a,10aが「閉」、第1D
EF吹出し口24の第1バルブ27が「開」となり、第
1バルブ27の開放に連動して第2バルブ29が開放す
る。また、第1と第2のエアミックスダンパ13,14
が「全開」となる。
【0021】したがって、ブロアー7の駆動によって外
気取入れ口5または内気取入れ口6から吸い込まれた空
気は熱交換部4に供給され、エバポレータ11によって
冷風に熱交換される。この冷風の一部はそのままDEF
用冷風ダクト28に導かれると共に、残りの一部はヒー
タコア12を通過して温風に熱交換されてエアミックス
部3に供給される。エアミックス部3内の温風は第1D
EF吹出し口24から車内に吹出され、ウインドガラス
23の内面に沿って破線矢印で示すように上昇する。ま
た、DEF用冷風ダクト28に導かれた冷風は第2DE
F吹出し口26から車内に吹出され、ウインドガラス2
3の内面に沿って実線矢印で示すように上昇する。
【0022】このように第1DEF吹出し口24から吹
出される温風と第2DEF吹出し口26から吹出される
冷風とが層状に流れ、温風によってウインドガラス23
の内面の曇取りあるいはウインドガラス23の外面に付
着した霜、雪等を融解することができると共に、冷風が
エアカーテーンとなり、第1DEF吹出し口24から吹
出される温風が乗員25の頭や顔に吹き付けられること
はなく、乗員25の顔がほてるなどの不快感を解消でき
る。つまり、ウインドガラス23の内面の曇取りあるい
はウインドガラス23の外面に付着した霜、雪等の融解
を効率的に行うために第1DEF吹出し口24から吹出
される温風の温度を高温度に設定しても、冷風のエアカ
ーテーンによって温風が乗員25側に向かうことがな
く、曇取りあるいは霜、雪等を融解する能力を維持した
上で、乗員25の顔のほてりを防止できる。
【0023】なお、前記実施形態によれば、ユニットケ
ース1の上部にDEF用冷風ダクト28を設けたが、こ
のDEF用冷風ダクト28はエアミックス部3を貫通す
る構造でもよく、複数の第2DEF吹出し口26を設け
た場合、分配する構造のDEF用冷風ダクト28であっ
てもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1によれば、ウインドガラスの内面の曇取りあるいはウ
インドガラスの外面に付着した霜、雪等の融解を効率的
に行うために第1DEF吹出し口から吹出される温風の
温度を高温度に設定しても、冷風のエアカーテーンによ
って温風が乗員側に向かうことがなく、曇取りあるいは
霜、雪等を融解する能力を維持した上で、乗員の顔のほ
てりを防止できる。
【0025】請求項2によれば、第1DEF吹出し口か
ら吹出される温風と第2DEF吹出し口から吹出される
冷風とが層状に流れ、温風が乗員の頭部に向かうことは
ない。
【0026】請求項3によれば、第1DEF吹出し口を
開閉する第1バルブと、第2DEF吹出し口を開閉する
第2バルブとが連動して同時に開放するため操作が単純
であり、第2DEF吹出し口の第2バルブの開放を忘れ
る心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示すエアコンユニット
の縦断側面図。
【図2】同実施形態のトラックの概略的構成図。
【図3】従来のエアコンユニットの縦断側面図。
【図4】従来のトラックの概略的構成図。
【符号の説明】
3…エアミックス部 12…ヒータコア 23…ウインドガラス 24…第1DEF吹出し口 26…第2DEF吹出し口 27…第1バルブ 29…第2バルブ 30…リンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータコアを有して吹出し風の温度を調
    整するエアミックス部と、 ウインドガラスの後方に設けられ前記エアミックス部の
    下流側の空気を上方へ向けて吹き出す第1DEF吹出し
    口と、 同第1DEF吹出し口の後方に設けられ前記エアミック
    ス部の上流側の空気を吹出す第2DEF吹出し口と、 空調空気の吹出しモードがDEFモードにあるとき前記
    第1および第2DEF吹出し口を開放するように設けら
    れた開閉手段と、 を備えたことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記第2DEF吹出し口は、上方に向け
    て配置されていることを特徴とする請求項1記載の車両
    用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉手段は、前記第1DEF吹出し
    口を開閉する第1バルブと、前記第2DEF吹出し口を
    開閉する第2バルブと、前記第1バルブの開放に連動し
    て前記第2バルブを開放させる連動機構とから構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の車両用空調装
    置。
JP26833795A 1995-10-17 1995-10-17 車両用空調装置 Withdrawn JPH09109651A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26833795A JPH09109651A (ja) 1995-10-17 1995-10-17 車両用空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26833795A JPH09109651A (ja) 1995-10-17 1995-10-17 車両用空調装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09109651A true JPH09109651A (ja) 1997-04-28

Family

ID=17457149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26833795A Withdrawn JPH09109651A (ja) 1995-10-17 1995-10-17 車両用空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09109651A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100545272B1 (ko) * 1998-11-14 2006-04-20 한라공조주식회사 자동차용공조유니트
US7210523B2 (en) 2003-03-11 2007-05-01 Denso Corporation Vehicle air conditioner
KR100759425B1 (ko) * 2001-12-12 2007-09-20 한라공조주식회사 자동차용 공조 유니트

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100545272B1 (ko) * 1998-11-14 2006-04-20 한라공조주식회사 자동차용공조유니트
KR100759425B1 (ko) * 2001-12-12 2007-09-20 한라공조주식회사 자동차용 공조 유니트
US7210523B2 (en) 2003-03-11 2007-05-01 Denso Corporation Vehicle air conditioner

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8544533B2 (en) Vehicular air conditioner having two-layered air flow
JP3937626B2 (ja) 車両用空調装置
WO2000061395A1 (fr) Climatiseur destine a un vehicule
JPH09267620A (ja) 自動車用空調装置
JP3653848B2 (ja) 車両用空調装置
JPH09109651A (ja) 車両用空調装置
KR20030019702A (ko) 2층 공기유동구조의 자동차용 공기조화장치
JP3820702B2 (ja) 車両用空調装置
JP3663751B2 (ja) 車両用空気調和装置
JPS61278416A (ja) 自動車用空気調和装置
JPS632759A (ja) 自動車用ウインドガラスの結露防止装置
JPS6313042Y2 (ja)
JPH0723291Y2 (ja) 自動車用空調装置
JPH0428244Y2 (ja)
JP2000355208A (ja) 車両用空調装置
JP2003237345A (ja) 車両用空調装置
JPH09263120A (ja) 自動車用空調装置
JP3482694B2 (ja) 空気通路切替装置
JP2000238525A (ja) 車両用空調装置
JP3658836B2 (ja) 車両用空調装置
JP2572325Y2 (ja) 車両用空調装置の吹出モード切換装置
JPH1058962A (ja) バス車両用換気システム
KR101578096B1 (ko) 차량용 공조장치
JP2002337536A (ja) 車両用空調装置
JP2821914B2 (ja) 車両用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030107