JPH09108966A - 摩擦圧接機用切削装置 - Google Patents

摩擦圧接機用切削装置

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JPH09108966A
JPH09108966A JP29489695A JP29489695A JPH09108966A JP H09108966 A JPH09108966 A JP H09108966A JP 29489695 A JP29489695 A JP 29489695A JP 29489695 A JP29489695 A JP 29489695A JP H09108966 A JPH09108966 A JP H09108966A
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JP
Japan
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cutting
friction welding
cutting device
welding machine
pressure contact
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Pending
Application number
JP29489695A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Watanabe
利夫 渡辺
Takayuki Aikawa
隆之 相川
Katsumi Shimizu
克美 清水
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Saneisha Seisakusho KK
Original Assignee
Saneisha Seisakusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークWのバラツキにより、圧接接合面の平
行度やチャックからの突き出し寸法が一定でなかったた
め、摩擦圧接がうまく行えなかったり、経時剥離等が生
じていたのを、切削により、ワークの平行度と突き出し
寸法とを一定に確保できるようにする。 【解決手段】 素材ワークWの半径方向に移動可能な刃
物台5と、この刃物台5を中途部まで早送り,早戻しで
きるエアシリンダ3と、このエアシリンダ3を中途部か
ら切削送り速度に切り換える切削送り速度調整機構T
と、刃物台5を締め付け支持する開閉式ガイドローラ7
と、刃物台5の先端に取り付けた切削工具8とで、切削
装置1を構成する。そして、ワークWと圧接物の摩擦圧
接を行う前に、チャック14に固定したワークWをこの
切削装置1で切削し、ワーク圧接面の平行度や突き出し
寸法を一定に確保し、圧接品質を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの異種素材を
摩擦圧接する摩擦圧接機の改良に係り、特に、一方のワ
ークの平行度及び突き出し寸法を均一にする摩擦圧接機
用切削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】摩擦圧接とは、例えば、ワークである銅
と圧接物であるアルミニウム等の圧接しようとする2つ
の素材を接触させ、加圧しつつ接触面に相対運動を起こ
させ、発生する摩擦熱で接合面を加熱して圧接する方法
である。
【0003】この摩擦圧接を行う摩擦圧接機の一例を図
3に示す。摩擦圧接機11は、ベッド12上の一方側
に、スライド可能なスライドヘッド13が設けられ、こ
のスライドヘッド13の一端側(中側)には、チャック
14が一方のワークW(図4参照)を把持可能に取り付
けられている。また、スライドヘッド13の他端側に
は、このスライドヘッド13をスライドさせるための加
圧シリンダ18が設けられている。さらに、前記スライ
ドヘッド13上には、チャック14を回転させるスピン
ドルモータ17が取り付けられ、ベルト、スピンドル及
び図示しないクラッチを介して、回転をチャック14に
伝達できるようにしている。また、スピンドルの回転を
制動するブレーキも内蔵されている。一方、ベッド12
上の他方側には、ストップ装置15と、前記チャック1
4に対峙して他方の圧接物(図4に示す「アルミニウム
製のパイプP」)をクランプするクランプ装置16が設
けられている。
【0004】この種の摩擦圧接機11で圧接加工される
加工物(ワークWと圧接物であるアルミニウム製のパイ
プP)は、図4に示すような形状をしている。即ち、図
4に示す一例は、機器用アルミ圧縮端子19で、便宜
上、図4に示す左側がチャック14に把持される銅製の
ワーク(先端端子)Wで、中央に孔20,20があけら
れ、電気機器の端子にネジ止めできるように構成されて
いる。また、圧接面Mの右側は、圧接物であるアルミニ
ウム製の中空のパイプPで、その中にリード線等を挿入
して、かしめ接続できるように構成されている。そし
て、アルミニウム製のパイプPは、クランプ装置16に
固定され、銅製のワークWを回転させて、加圧シリンダ
(油圧)18により、スライドヘッド13を右側にスラ
イドさせ、圧接物であるパイプPと接触させて摩擦さ
せ、この熱でワークWとアルミニウム製のパイプPとを
圧接させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の摩擦
圧接機11では、チャック14に把持したワークWを切
削する切削装置が無かったため、ワークWの圧接面Mの
平行度が悪く、圧接による銅とアルミニウムの接合がう
まくいかなかったり、また、不完全な圧接となると経時
剥離をおこし、電気化学的に電食(腐食)が発生すると
いう不具合があった。また、ワークWの寸法精度がばら
ついているため、チャック14からの突き出し寸法が、
一定に確保できないという不具合も発生した。更に、異
種材の圧接では摩擦熱で軟材側が変形するため、硬材側
を固定し、軟材側をチャックする必要があった。
【0006】本発明は、上記の課題に鑑み創案されたも
ので、ワークの寸法精度が悪くても、ワーク端面を切削
することにより、ワークの平行度と突き出し寸法とを一
定に確保することができると共に、硬材側をチャックし
て軟材側を固定することもできる摩擦圧接機用切削装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、2つの異種素材を加圧しつつ相
対運動させ、発生する摩擦熱で圧接させる摩擦圧接機
に、素材ワークの端面等を切削加工できる切削装置を備
えたことを特徴としている。ここでいう2つの異種素材
とは、例えば、銅製のワークと圧接物であるアルミニウ
ム製のパイプなどであるが、この素材にとらわれない。
【0008】また、本発明の前記切削装置は、素材ワー
クの半径方向に移動可能な刃物台と、該刃物台を中途部
まで早送り,早戻しできる駆動源であるアクチュエータ
と、該アクチュエータを中途部から切削送り速度に切り
換える切削送り速度調整機構と、前記刃物台を締め付け
支持する開閉式ガイドローラと、前記刃物台の先端に取
り付けた切削工具とを備えている。ここでいうアクチュ
エータとしては、エアシリンダや油圧シリンダでよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を主に図1及び図2に基づいて詳細に説明する。図1
は本発明の切削装置の斜視図、図2は本発明を摩擦圧接
機に組み込んだ側面図である。なお、本実施形態の切削
装置を組み込む摩擦圧接機は、前記した図3に示す摩擦
圧接機11であり、また、圧接する2つの異種素材とし
ては、図4に示す銅製のワークWとアルミニウム製のパ
イプPである。
【0010】図1及び図2に示すように、摩擦圧接機1
1に組み付けられる本発明の切削装置1は、ベッド12
上のスライドヘッド13の脇に固定された剛性の大きな
取付フレーム2に取り付けられていて、エアシリンダ
(アクチュエータ)3による、早送り,早戻しのできる
送り機構Sを持っている。切削装置1は、更に、液圧式
速度制御装置4と前記エアシリンダ3の組み合わせによ
り、速度を切削に適する切削速度に落とす切削送り速度
調整機構Tも合わせ持っている。
【0011】5は刃物台で、エアシリンダ3のピストン
ロッド6にブラケットを介して固定されている。7は開
閉式ガイドローラで、刃物台5の先端側を、挟持して案
内させる。8は切削工具(バイト)で、刃物台5の先端
に固着され、複数の把持爪を有するチャック14に把持
されたワークW(ここでは銅製の先端端子)の圧接面M
(図4参照)を精度よく仕上げるように構成されてい
る。特に、ワークWの圧接面Mの平行度を良好とし、か
つチャック14からの突き出し寸法の均一性を確保でき
るようにしている。
【0012】前記切削送り速度調整機構Tは、エアシリ
ンダ3のピストンロッド6先端に取り付けられた切削ス
トローク分の長さ寸法の当たり板9が、エアシリンダ3
の早送り後、液圧式速度制御装置4のピストンロッドに
当たり、液の粘性により、ピストンロッドに負荷が加わ
り、エアシリンダ3の抵抗となって切削送り速度に制御
されるように構成されている。なお、この負荷がなくな
ると、スプリング(図示せず)により自動的に元の位置
に復帰するようになっている。
【0013】前記開閉式ガイドローラ7は、刃物台5の
前進,後退用のエアシリンダ3に設けたリミットスイッ
チ(図示せず)の信号により、設定された位置で締付け
(挟持)、開放を行うようになっている。この締付け
(挟持)及び開放は、ガイドローラ7,7の上部に設け
られたエアシリンダ10の往復動により行っており、エ
アシリンダ10のピストンロッドに連結されたリンク
で、両側のガイドローラ7,7が同時に開閉するように
構成されている。
【0014】なお、ワークWを把握するチャック14は
カムレバー式の油圧チャックで、ワークWの形状に合わ
せることにより、安定した把持力を持たせるようにして
いる。このチャック14の把持爪は2つでも3つ以上で
もよく、要は安定してワークWを把持できればよい。ま
た、刃物台5をボールスライドガイドと開閉式ガイドロ
ーラ7,7の採用によって、長いストロークを得ること
を可能としている。
【0015】次に、このように構成した摩擦圧接機11
用の切削装置1の動作を簡単に説明する。 (a)まず、銅製のワークWをチャック14に把持固定
させる。 (b)次に、スピンドルモータ17を駆動させ、チャッ
ク14を回転させる。 (c)刃物台5をエアシリンダ3を作動させて前進させ
る。 (d)開閉式ガイドローラ7,7を作動させ、刃物台5
を支持する。 (e)刃物台5の先端に取り付けた切削工具8でワーク
Wを切削加工し、端面の平行度を出すと共に、突き出し
寸法を一定とする。 (f)刃物台5を後退させ、開閉式ガイドローラ7,7
を開放する。 (g)刃物台5の後退を完了させる。 (h)次に、チャックしたワークWを回転したまま、加
圧シリンダ18でスライドヘッド13を前進させる。 (i)チャックしたワークWとクランプ装置16に固定
した圧接物(アルミニウム製のパイプP)を接触させ
る。 (j)摩擦熱を発生させて、チャック14の回転を止
め、ワークWと圧接物(パイプP)をその発生熱で圧接
させ、スライドヘッド13を停止させる。 (k)スライドヘッド13を後退させ、原位置に戻す。
【0016】
【発明の効果】本発明の摩擦圧接機用切削装置は、以上
のように構成したので、次に示すような効果を奏する。 (1)ワークの前加工を必要最小限なものとすることが
できる。 (2)ワーク圧接面の平行度が確保されることで、圧接
部の品質を向上させることができる。 (3)同様に、ワークの突き出しが一定寸法に確保され
ることで、圧接部の品質を向上させることができる。 (4)切削装置を、先端に切削工具を備えた刃物台と、
刃物台を往復動するアクチュエータと、切削送り速度調
整機構と、刃物台を締め付け支持する開閉式ガイドロー
ラとで構成したので、極めて簡単な構造となり、誤動作
が少なく、故障が起きにくいと共に、安価に製作するこ
とができる。 (5)硬材(例えば、銅)をチャックし、軟材(例え
ば、アルミニウム)を固定した摩擦圧接加工ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切削装置の斜視図である。
【図2】本発明を摩擦圧接機に組み込んだ側面図であ
る。
【図3】摩擦圧接機の一例を示す正面図である。
【図4】加工されるワークの完成品を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 切削装置 2 取付フレーム 3 エアシリンダ 4 液圧式速度制御装置 5 刃物台 6 ピストンロッド 7 開閉式ガイドローラ 8 切削工具 9 当たり板 10 エアシリンダ 11 摩擦圧接機 12 ベッド 13 スライドヘッド 14 チャック 15 ストップ装置 16 クランプ装置 17 スピンドルモータ 18 加圧シリンダ S 送り機構 T 切削送り速度調整機構 W 銅製のワーク P アルミニウム製のパイプ M 圧接面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの異種素材を加圧しつつ相対運動さ
    せ、発生する摩擦熱で圧接させる摩擦圧接機に、素材ワ
    ークの端面等を切削加工する切削装置を備えたことを特
    徴とする摩擦圧接機用切削装置。
  2. 【請求項2】 前記切削装置は、素材ワークの半径方向
    に移動可能な刃物台と、該刃物台を中途部まで早送り,
    早戻しできる駆動源であるアクチュエータと、該アクチ
    ュエータを中途部から切削送り速度に切り換える切削送
    り速度調整機構と、前記刃物台を締め付け支持する開閉
    式ガイドローラと、前記刃物台の先端に取り付けた切削
    工具と、から構成したことを特徴とする請求項1記載の
    摩擦圧接機用切削装置。
JP29489695A 1995-10-18 1995-10-18 摩擦圧接機用切削装置 Pending JPH09108966A (ja)

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JP29489695A JPH09108966A (ja) 1995-10-18 1995-10-18 摩擦圧接機用切削装置

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JP29489695A JPH09108966A (ja) 1995-10-18 1995-10-18 摩擦圧接機用切削装置

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JPH09108966A true JPH09108966A (ja) 1997-04-28

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ID=17813657

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JP29489695A Pending JPH09108966A (ja) 1995-10-18 1995-10-18 摩擦圧接機用切削装置

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JP (1) JPH09108966A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103921124A (zh) * 2014-04-10 2014-07-16 南宁哈威尔紧固件有限公司 一种组合机床

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040303