JPH09108881A - レーザ加工法 - Google Patents

レーザ加工法

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JPH09108881A
JPH09108881A JP7292201A JP29220195A JPH09108881A JP H09108881 A JPH09108881 A JP H09108881A JP 7292201 A JP7292201 A JP 7292201A JP 29220195 A JP29220195 A JP 29220195A JP H09108881 A JPH09108881 A JP H09108881A
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加工物上にレーザ光を照射して様々な形状
の加工を行なうにあたり、その加工が短時間で簡単に行
なえると共に、精度のよい加工が安定して行えると共
に、装置が大型化したりするということもなく、また被
加工物上に異なった様々な形状の加工を行なうことも簡
単に行なえるようにする。 【解決手段】 面状に照射されるレーザ光を所要形状の
遮光部21が形成されたマスク部材20に導き、このマ
スク部材を通過したレーザ光を投影光学系14によって
被加工物30上に投影させ、上記の遮光部に対応した投
影部分を残して上記レーザ光により被加工物を加工する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザ光を被加
工物上に照射して被加工物を加工するレーザ加工法に係
り、特に、被加工物に対する加工が短時間で簡単かつ正
確に行なえるレーザ加工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光起電力装置や薄膜トランジ
スタ(TFT)等を製造するにあたって、レーザ光を被
加工物上に照射して被加工物を加工するレーザ加工法が
使用されていた。
【0003】そして、このようにレーザ光によって被加
工物に加工を行なうにあたり、従来においては、図1に
示すように、レーザ装置10から出射されたレーザ光を
レンズ等の光学系2によりスポット状やライン状に集光
させ、このように集光されたレーザ光を被加工物30上
に照射し、このレーザ光や被加工物30を走査させて、
被加工物30上に様々な形状になった加工を行なうよう
にしていた。
【0004】例えば、図2(A),(B)に示すような
腕時計4の文字盤4aに使用する光起電力装置5を製造
する場合、図3(A)に示すように、基板31上に形成
された金属電極32の上に上記のように集光させたレー
ザ光を照射して金属電極32を除去するようにし、この
レーザ光を図4に示すように走査させて金属電極32上
に文字盤4aに対応した形状の加工を順々に行なった
後、図3(B)に示すように、この金属電極32上に光
電変換を行なう半導体層33し、この半導体層33に対
しても、上記のように集光させたレーザ光を照射し、こ
のレーザ光を上記の場合と同様に走査させて、文字盤4
aに対応した形状の加工を順々に行ない、その後、図3
(C)に示すように、この半導体層33上にITO等で
構成された透光性の表面電極34を形成し、この表面電
極34に対しても、上記のように集光させたレーザ光を
照射し、このレーザ光を上記の場合と同様に走査させ
て、表面電極34上に文字盤4aに対応した形状の加工
を順々に行ない、基板31上に文字盤4aに対応した形
状の光起電力装置5を複数製造するようにしていた。
【0005】しかし、このように集光させたレーザ光を
金属電極32や半導体層33や表面電極34上において
走査させて、1つ1つ文字盤4aに対応した形状の加工
を行なうことは除去面積が大きく、かつパターンの形状
が複雑であるために、非常に面倒で生産性が著しく悪く
なり、また上記のように文字盤4aの形状に対応してレ
ーザ光を複雑に走査させる場合、その走査にずれ等が生
じて不良品が発生したり、レーザ光の走査を制御する制
御機構が複雑になり、装置が大型化したり、また被加工
物30上に異なった様々な形状の加工を行なうことも非
常に困難になり、コストが高くつく等の問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、光起電力
装置やTFT等を製造するにあたって、レーザ光を被加
工物上に照射させて、被加工物上に所望の形状の加工を
行なう場合における上記のような問題を解決することを
課題とするものであり、被加工物上にレーザ光を照射し
て様々な形状の加工を行なうにあたり、その加工が短時
間で簡単に行なえ、精度のよい加工が安定して行えると
共に、装置が大型化したりするということもなく、また
被加工物上に異なった様々な形状の加工を行なうことも
簡単に行なえるようにすることを課題とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明におけるレーザ
加工法においては、上記のような課題を解決するため、
面状に照射されるレーザ光を所要形状の遮光部が形成さ
れたマスク部材に導き、このマスク部材を通過したレー
ザ光を投影光学系によって被加工物上に投影させ、上記
の遮光部に対応した投影部分を残して上記レーザ光によ
り被加工物を加工するようにしたのである。
【0008】このようにして被加工物を加工すると、従
来のように加工する形状に合わせてレーザ光を走査させ
る必要がなく、マスク部材に形成された遮光部の形状に
対応する加工がまとめて行なえるようになり、被加工物
上に所望形状の加工が短時間で簡単に行なえると共に、
走査時におけるずれ等もなく、精度のよい加工が行な
え、またマスク部材に形成する遮光部の形状を変化させ
るだけで、被加工物上に様々な形状になった加工が簡単
に行なえるようになる。
【0009】ここで、上記のレーザ光としては、気体レ
ーザや固体レーザ等の様々なレーザ光を使用することが
でき、加工する被加工物の材料に応じて適切な波長やエ
ネルギーを持つレーザ光を用いるようする。また、被加
工物に対する加工にむらが生じないようにするため、レ
ーザ光にエネルギー分布の変化が少ないものを用いるよ
うにしたり、レーザ光を上記のマスク部材に導く前に、
このレーザ光の強度をホモジナイザー等の均質化手段に
よって均質化させることが好ましい。
【0010】また、上記のマスク部材としては、レーザ
光によって劣化することが少ない材料で構成されたもの
を用いるようにし、例えば、所要形状の遮光部が形成さ
れた金属製のものや、石英ガラス等の透光性材料の上に
レーザ光を遮光する酸化クロム等の誘電体で所要形状の
遮光部を形成したもの等を用いることができる。
【0011】また、この発明におけるレーザ加工法によ
って被加工物上に複数の加工を行なう場合、上記のレー
ザ光とマスク部材と被加工物の少なくとも一つを移動さ
せて被加工物上に順々に上記のような加工を行なうこと
ができるが、レーザ光の照射位置を変化させると、正確
な投影を行なうための位置の制御等が面倒になり、装置
が複雑化するため、レーザ光の照射位置を固定させ、こ
のレーザ光に対してマスク部材や被加工物を相対的に移
動させるようにすることが好ましく、さらにマスク部材
と被加工物との移動範囲を少なくして効率のよい加工が
行なえるようにするため、マスク部材と被加工物とを逆
方向に移動させることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面に基づいて具体的に説明する。
【0013】(実施形態1)この実施形態におけるレー
ザ加工法においては、図5に示すように、エキシマレー
ザ等のレーザ光を発振するレーザ装置10からレーザ光
を出射させ、このレーザ光をスリットやビームエクスパ
ンダーによって構成されるビーム成形光学系11を通過
させて所定の断面形状に成形した後、このレーザ光をホ
モジナイザー等のビーム均質光学系12を通過させ、所
定の断面形状になったレーザ光の強度分布を均質化させ
るようにしている。
【0014】そして、このように所定の断面形状で強度
が均質化されたレーザ光を反射ミラー13により反射さ
せて、このレーザ光を所要形状の遮光部21が形成され
たマスク部材20に導き、このマスク部材20における
遮光部21においてレーザ光を遮光させ、このマスク部
材20を通過したレーザ光をレンズ等を組み合わせた投
影光学系14により被加工物30上に投影結像させて被
加工物30上に照射し、レーザ光が照射されない遮光部
21に対応した投影部分を残すようにして、その周囲に
おける被加工物30をレーザ光によって加工するように
している。
【0015】また、この実施形態におけるレーザ加工法
においては、上記の被加工物30を平面的に移動するX
−Yテーブル41上に載置させ、このX−Yテーブル4
1による被加工物30の移動及び上記マスク部材20の
移動を制御装置40によって制御すると共に、この制御
装置40によって上記レーザ装置10からレーザ光を出
射するタイミングを制御して、被加工物30上に上記の
ようにして複数の加工を順々に行なうようにし、またそ
の加工状態をモニター42により観察するようにしてい
る。
【0016】次に、この実施形態のレーザ加工法によ
り、図2(A),(B)に示すような腕時計4の文字盤
4aに使用する光起電力装置5を製造する場合について
具体的に説明する。
【0017】ここで、上記のマスク部材20としては、
図6に示すように、透明な石英ガラス板22上にレーザ
光を遮光する酸化クロム等の誘電体で上記の文字盤4a
の形状に対応した複数の遮光部21が設けられたものを
用いるようにした。
【0018】そして、上記のようにレーザ装置10から
出射されたレーザ光をビーム成形光学系11及びビーム
均質光学系12を通過させて、このレーザ光を所定の断
面形状に成形すると共にレーザ光の強度分布を均質化さ
せ、このように所定の断面形状で強度が均質化されたレ
ーザ光を反射ミラー13により反射させて、このレーザ
光を上記のマスク部材20に導くようにした。
【0019】ここで、この実施形態においては、図7に
示すように、上記レーザ光の断面形状がマスク部材20
に設けられた文字盤4aの形状に対応した1つの遮光部
21より大きくなるようにし、このレーザ光が1つの遮
光部21全体及びその周囲に照射されるようにした。な
お、レーザ光の強度を高めるためにその断面形状を小さ
くすることも可能であり、レーザ光の断面形状がマスク
部材20に設けられた1つの遮光部21より小さくなっ
た場合には、例えば、上記遮光部21の1/4の部分と
その周囲にレーザ光を照射させるようにする。或いは、
レーザ加工の速度を向上させるために、複数の遮光部2
1を含んでその周囲にレーザ光を照射させるようにして
もよい。
【0020】そして、このようにマスク部材20に照射
され、このマスク部材20を通過したレーザ光を、図8
(A)に示すように、上記の投影光学系14により基板
31上に形成された金属電極32の上に投影結像させる
ようにした。このようにしてレーザ光を金属電極32上
に照射させると、上記の遮光部21に対応した投影部分
にはレーザ光が照射されず金属電極32が加工されずに
残る一方、その周囲における金属電極32の部分にはレ
ーザ光が照射されて金属電極32が除去され、文字盤4
aの形状に対応した加工が一度に行なえた。
【0021】また、このようにして金属電極32上に文
字盤4aの形状に対応した1つの加工を行なった後は、
図7に示すように、上記の制御装置40によりX−Yテ
ーブル41を移動させて金属電極32が形成された基板
31を所定の位置にセットすると共に、必要に応じて上
記のマスク部材20も移動させて、マスク部材20に設
けられた遮光部21を所定の位置にセットし、これらが
セットされるタイミングと同期させて上記の制御装置4
0によりレーザ装置10からレーザ光を出射させ、上記
の場合と同様にして金属電極32上に文字盤4aの形状
に対応した加工を行ない、このような操作を何度も繰り
返して行ない、金属電極32の全面に多数の文字盤4a
の形状に対応した加工を施すようにした。この時に、レ
ーザ光の照射位置を固定し、マスク部材20と基板31
とを互いに逆向きの方向で相対的に移動させるようにす
ると、加工に要する時間を、これらを移動させずに加工
した場合の約半分にまで大幅に短縮させることが可能に
なる。
【0022】また、このようにして金属電極32の全面
に多数の文字盤4aの形状に対応した加工を行なった後
は、図8(B)に示すように、この金属電極32上に光
電変換を行なう半導体層33を形成し、この半導体層3
3に対しても、上記の金属電極32の場合と同様にし
て、文字盤4aの形状に対応した加工を順々に行ない、
その後、図8(C)に示すように、この半導体層33上
にITO等で構成された透光性の表面電極34を形成
し、この表面電極34に対しても、上記の場合と同様に
して、文字盤4aの形状に対応した加工を順々に行な
い、上記基板31上に文字盤4aに対応した形状の光起
電力装置5を多数形成し、このように形成された光起電
力装置5を打ち抜くようにした。
【0023】このようにすると、従来のように集光させ
たレーザ光を走査しながら金属電極32や半導体層33
や表面電極34に対して文字盤4aの形状に対応した加
工を1つ1つ行なう場合に比べて、上記のような光起電
力装置5の製造が短時間で簡単に行なえ、その生産性が
著しく向上し、またその加工精度も高くなり、不良品の
発生も少なくなった。
【0024】なお、この実施形態のものにおいては、上
記のように投影結像させたレーザ光を被加工物30上に
一度照射させるようにしただけであるが、一度のレーザ
光の照射によって金属電極32や半導体層33や表面電
極34を十分に加工できない場合には、レーザ光を被加
工物30上に連続して複数回照射させるようにしたり、
図9に示すように、被加工物30上の隣接する位置にお
いて、上記のように投影結像させた2つのレーザ光を一
度に照射させ、一方のレーザ光によって予備加工を行な
った後、マスク部材20や被加工物30を移動させ、他
方のレーザ光により上記のように予備加工された部分を
本加工することも可能である。
【0025】(実施形態2)この実施形態のレーザ加工
法も、上記の実施形態1のものとほぼ同様であり、図1
0に示すように、レーザ装置10から出射されたレーザ
光を、ビーム均質光学系12を通過させてその強度分布
を均質化させた後、このレーザ光を反射ミラー13によ
り反射させて、このレーザ光を所要形状の遮光部21が
形成されたマスク部材20に導き、このマスク部材20
における遮光部21においてレーザ光を遮光させ、この
マスク部材20を通過したレーザ光を投影光学系14に
より被加工物30上に投影結像させて被加工物30上に
照射し、レーザ光が照射されない遮光部21に対応した
投影部分を残すようにして、その周囲における被加工物
30をレーザ光によって加工するようにしている。
【0026】また、上記の被加工物30を平面的に移動
するX−Yテーブル41によって移動させるようにし、
このX−Yテーブル41による被加工物30の移動及び
上記マスク部材20の移動を制御装置40によって制御
すると共に、この制御装置40によって上記レーザ装置
10からレーザ光を出射するタイミングを制御するよう
にし、被加工物30における加工状態をモニター42に
より観察するようにしている。
【0027】そして、この実施形態2のレーザ加工法に
おいては、多結晶シリコンTFTを製造するため、図1
0に示すように、被加工物30として、基板31上にア
モルファスシリコン薄膜35が形成されたものを使用
し、この被加工物30をヒータ51により加熱させるよ
うにしてチャンバー50内にセットすると共に、このチ
ャンバー50内における雰囲気をガス制御装置52によ
り制御し、チャンバー50内を真空もしくは窒素,アル
ゴン,ヘリウム,ネオン等の不活性ガス雰囲気になるよ
うにしている。
【0028】そして、前記のようにマスク部材20を通
過したレーザ光を、投影光学系14により基板31上に
設けられたアモルファスシリコン薄膜35上に投影結像
させて、アモルファスシリコン薄膜35に照射し、レー
ザ光が照射されない遮光部21に対応した投影部分を残
し、それ以外の部分におけるアモルファスシリコンを結
晶化させるようにする。
【0029】その後は、上記の制御装置40によりX−
Yテーブル41及びマスク部材20の移動を制御し、被
加工物30及びマスク部材20を所定の位置にセット
し、この状態で上記の場合と同様に、マスク部材20を
通過したレーザ光を投影光学系14により新たにセット
された位置におけるアモルファスシリコン薄膜35上に
投影結像させ、レーザ光が照射されない遮光部21に対
応した投影部分を残し、それ以外の部分におけるアモル
ファスシリコンを結晶化させ、このような操作を繰り返
して行ない、基板31上に設けられたアモルファスシリ
コン薄膜35を所望の平面パターンで結晶化させ、所望
のパターンになった多結晶シリコンTFTを製造するよ
うにしている。
【0030】このようにして多結晶シリコンTFTを製
造すると、集光させたレーザ光を走査させて所要パター
ンの多結晶シリコンTFTを作製する従来の場合に比
べ、その製造が短期間で簡単に行なえ、生産性が著しく
向上し、またその加工精度も高くなり、不良品の発生も
少なくなる。
【0031】なお、この実施形態においては、基板31
上のアモルファスシリコン薄膜35を所望パターンで結
晶化させて多結晶シリコンTFTを製造するようにした
が、この実施形態の方法により、GaAs等の化合物半
導体薄膜やDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)
の再結晶化等にも利用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
レーザ加工法においては、面状になったレーザ光を所要
形状の遮光部が形成されたマスク部材を透過させ、この
レーザ光をて投影光学系により被加工物上に投影させ、
遮光部に対応した投影部分を残してレーザ光により被加
工物を加工するようにしたため、従来のように被加工物
上においてレーザ光を加工する形状に合わせて走査させ
る必要がなく、マスク部材に形成された遮光部の形状に
対応する加工がまとめて行なえ、被加工物上に所望形状
の加工が短時間で簡単に行なえると共に、走査時におけ
るずれ等もなく、精度のよい加工が行なえるようになっ
た。
【0033】また、マスク部材に形成する遮光部の形状
を変化させるだけで、被加工物上に様々な形状になった
加工を行なうことができ、様々な形状になった多種類の
加工も簡単に行なえるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のレーザ加工法によって被加工物上に加工
を行なう状態を示した概略説明図である。
【図2】文字盤部分に光起電力装置を用いた腕時計及び
文字盤部分に使用する光起電力装置の平面図である。
【図3】従来のレーザ加工法によって文字盤部分に使用
する光起電力装置を製造する工程を示した説明図であ
る。
【図4】従来のレーザ加工法により、被加工物に対して
文字盤部分に使用する光起電力装置の形状に対応した加
工を行なう状態を示した平面説明図である。
【図5】この発明の実施形態1におけるレーザ加工法に
より、被加工物上にレーザ光を投影結像させて加工を行
なう状態を示した概略説明図である。
【図6】上記の実施形態1におけるレーザ加工法によっ
て上記の文字盤部分に使用する光起電力装置を製造する
際に使用するマスク部材の平面図である。
【図7】上記の実施形態1におけるレーザ加工法により
上記の文字盤部分に使用する光起電力装置を製造するに
あたって、面状のレーザ光をマスク部材における1つの
遮光部全体及びその周囲に照射させて加工を行なう状態
を示した平面説明図である。
【図8】上記の実施形態1におけるレーザ加工法により
上記の文字盤部分に使用する光起電力装置を製造する工
程を示した概略説明図である。
【図9】上記の実施形態1におけるレーザ加工法により
上記の文字盤部分に使用する光起電力装置を製造するに
あたり、被加工物上の隣接する位置において投影結像さ
せた2つのレーザ光を一度に照射して、予備加工と本加
工とを行なう状態を示した概略説明図である。
【図10】この発明の実施形態2におけるレーザ加工法
により被加工物上にレーザ光を投影結像させ、被加工物
におけるアモルファスシリコン薄膜を所望のパターンで
結晶化させて多結晶シリコンTFTを製造する状態を示
した概略説明図である。
【符号の説明】
10 レーザ装置 12 ビーム均質光学系(均質化手段) 14 投影光学系 20 マスク部材 21 遮光部 30 被加工物 31 基板 32 金属電極 33 半導体層 34 表面電極 35 アモルファスシリコン薄膜 40 制御装置 41 X−Yテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を所要形状の遮光部が形成され
    たマスク部材に導き、このマスク部材を通過したレーザ
    光を投影光学系によって被加工物上に投影させ、上記の
    遮光部に対応した投影部分を残して上記レーザ光により
    被加工物を加工することを特徴とするレーザ加工法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレーザ加工法におい
    て、上記レーザ光とマスク部材と被加工物の少なくとも
    二つを移動させて被加工物上に複数の加工を行なうこと
    を特徴とするレーザ加工法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のレーザ加工法におい
    て、上記レーザ光の照射位置を固定し、マスク部材及び
    被加工物を互いに相対的に移動させて被加工物の加工を
    行なうことを特徴とするレーザ加工法。
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