JP2001028346A - 精密照射用シャッタ機構と制御方法 - Google Patents

精密照射用シャッタ機構と制御方法

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JP2001028346A
JP2001028346A JP11200851A JP20085199A JP2001028346A JP 2001028346 A JP2001028346 A JP 2001028346A JP 11200851 A JP11200851 A JP 11200851A JP 20085199 A JP20085199 A JP 20085199A JP 2001028346 A JP2001028346 A JP 2001028346A
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laser
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Hiroshi Morita
洋 森田
Tomoyuki Akashi
友行 明石
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定したレーザ光をワークに照射して均質な
処理を可能にするレーザアニーリング装置を提供するこ
と。 【解決手段】 レーザ光源10からのレーザ光ALをシ
ャッタ装置40で適宜遮断することにより、レーザ発振
初期においてエネルギー変動の大きな期間中、ワークW
表面にレーザ光ALが入射しないようにする。これによ
り、安定したエネルギーのレーザ光ALを必要なタイミ
ングでワークW表面に供給することができる。また、ワ
ークW上の各照射領域を照射光学系20に対して位置決
めする際にはプロセスステージ装置33をステッピング
動作させるが、ステッピング動作中はレーザ光ALを照
射しないで、通常はレーザ光源10の発振を止める。こ
れにより、レーザ光源10の不要な動作を少なくして電
力損失を防止するとともに装置の劣化を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、レーザ光を利用
して対象物にアニーリング、表面改質等の加工処理を施
すレーザ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工装置として、例えばレーザ光
を利用してアモルファスSi膜を多結晶化するレーザア
ニーリング装置が存在する。このようなレーザアニーリ
ング装置では、レーザ光源から出たレーザ光が照射光学
系を経てワーク上に線状に照射され、照射されたレーザ
光がワーク上で短手方向に移動することによってワーク
表面の全体に亘って走査が行われる。この走査により、
ワーク表面のアモルファスSi膜が一様に多結晶化され
る。以上のアニーリングに使用されるレーザ光源は、通
常パルス発振タイプのものであり、走査速度と同期させ
て発振させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記レーザア
ニーリング装置では、レーザ点灯時から連続してワーク
上にレーザ光の照射を行うため、レーザ光のエネルギー
密度が初期変動している間も照射が行われることにな
り、結果的に安定したアニーリングを達成できない。
【0004】また、レーザ光の走査を繰り返しつつワー
クを載置したプロセスステージをステッピング移動させ
ることにより、ワーク上の分割された局在領域ごとに順
次アニーリングを施す装置とすることが考えられるが、
この場合、局在領域の間の不要箇所がアニーリングされ
ることを防止するため、プロセスステージをステッピン
グ移動させる度にレーザ発振を止める必要がある。この
ため、安定したエネルギーのレーザ光が得られず、多結
晶Si膜の均質性(例えば移動度の均一性)に影響を与
えるおそれがある。
【0005】そこで、本発明は、安定したレーザ光をワ
ークに照射して均質な処理を可能にするレーザアニーリ
ング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のレーザ加工装置は、所定波長のレーザ光を
発生するレーザ光源と、レーザ光源からのレーザ光をプ
ロセスステージに載置したワーク上に照射する照射光学
系と、レーザ光源と照射光学系との間の光路上に配置さ
れてレーザ光を遮断するシャッタ装置と、シャッタ装置
を動作させるシャッタ制御装置とを備える。
【0007】この場合、シャッタ制御装置がシャッタ装
置をレーザ光源の状態に応じて動作させるので、レーザ
光源の動作が安定な場合のみシャッタ装置を開状態にし
てワーク上にレーザ光を照射することができ、安定した
エネルギーのレーザ光をワーク表面に供給することがで
きる。
【0008】また、上記レーザ加工装置の好ましい態様
では、シャッタ制御装置が、照射光学系からのレーザ光
とプロセスステージに載置したワークとの位置調整に同
期させて、シャッタ装置を開閉動作させる。
【0009】この場合、レーザ光源の動作が不安定なと
きに、シャッタ装置を閉状態にしてレーザ光とワークと
をアライメントし、レーザ光源の動作が安定なときに、
シャッタ装置を開状態にしてワーク上の所望の位置にレ
ーザ光を照射することができるので、レーザ光による加
工の処理効率を高めることができる。
【0010】また、上記レーザ加工装置の好ましい態様
では、照射光学系が、レーザ光を複数に分割するととも
に分割された合成光を重畳して所定面上に入射させるホ
モジナイザと、マスクステージに載置されて所定面上で
駆動されるマスクと、このマスクの像をワーク上に投影
する投影光学系とを備える。
【0011】この場合、マスクステージを介してマスク
を移動させつつレーザ光をワーク上に照射させることに
よってワーク上の一定領域が加工された段階で、プロセ
スステージを介してワークをステップ移動させることが
できる。そして、上記一定領域に隣接する別の一定領域
でマスクを移動させつつレーザ光をワーク上に照射させ
る。これを繰返すことにより、ワーク上の複数の一定領
域が区分して順次加工される。
【0012】また、上記レーザ加工装置の好ましい態様
では、シャッタ制御装置が、プロセスステージ及びマス
クステージの動作に同期してシャッタ装置を動作させ
る。
【0013】この場合、マスクステージによるマスクの
走査を終了した段階でプロセスステージによってワーク
をステップ移動させる際に、シャッタ装置を閉状態と
し、ワークをステップ移動を終了した段階でマスクステ
ージによってマスクを走査する際に、シャッタ装置を開
状態とすることができ、効率的で安定したレーザ光の照
射が可能になる。ここで、さらにマスクの移動が安定す
るタイミングの後に、シャッタ装置を開状態にすれば、
ワーク上の適所に所望の密度でレーザ光を照射すること
ができる。
【0014】また、上記レーザ加工装置の好ましい態様
では、シャッタ制御装置が、レーザ光のエネルギが不安
定な間、シャッタ装置を閉状態とし、レーザ光のエネル
ギが安定した時点でシャッタ装置を開状態とする。
【0015】この場合、シャッタ制御装置が、レーザ光
のエネルギが不安定な間、シャッタ装置を閉状態とし、
レーザ光のエネルギが安定した時点でシャッタ装置を開
状態とするので、常に安定したエネルギーのレーザ光を
ワーク表面に供給することができる。
【0016】本発明のレーザ加工方法は、レーザ光源か
らのレーザ光を照射光学系を介してワーク上に入射させ
ることにより、ワークを加工するレーザ加工方法であっ
て、レーザ光源からのレーザが照射光学系に入射するの
を所定期間中阻止することを特徴とする。
【0017】この場合、レーザ光源からのレーザ光が照
射光学系に入射するのを所定期間中阻止するので、レー
ザ光源の動作が安定な場合のみワーク上にレーザ光を入
射させることができ、安定したエネルギーのレーザ光を
ワーク表面に供給することができる。この場合、上記所
定期間は、レーザ光源が発振を開始して出力が安定する
までの期間よりも長いものとする必要がある。なお、レ
ーザ光が照射光学系に入射するのを阻止する手段として
はシャッタ装置を利用できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るレーザ加工
装置の一実施形態であるレーザアニーリング装置の構造
を概念的に説明する図である。
【0019】このレーザアニーリング装置は、ガラス基
板上に半導体薄膜を形成したワークWを熱処理するため
のもので、かかる半導体薄膜を加熱するレーザ光ALを
発生するレーザ光源10と、このレーザ光ALをライン
状(正確には微細な矩形)にして所定の照度でワークW
上に入射させる照射光学系20と、ワークWを支持する
プロセスステージ装置33を収容するとともにワークW
周辺を真空若しくは所定雰囲気にするプロセスチャンバ
30と、レーザアニーリング装置の各部の動作を統括的
に制御する制御装置100とを備える。
【0020】レーザ光源10は、アモルファスSi等の
半導体薄膜を加熱して多結晶化するために必要な所定波
長の光を発生するものであり、具体的にはエキシマレー
ザ等が用いられる。このレーザ光源10は、制御装置1
00に制御されて必要なタイミング及び周期でパルス状
のレーザ光ALを出力する。
【0021】レーザ光源10と照射光学系20との間に
は、レーザ光源10から出射したレーザ光ALを適当な
タイミングで遮断するシャッタ装置40が配置されてい
る。このシャッタ装置40は、レーザ光ALの光路上に
配置されるシャッタ板41と、このシャッタ板41を適
宜回転させる電動機であるモータ42からなる。シャッ
タ装置40は、シャッタ板41の回転位置を適宜調節す
ることにより、レーザ光ALを反射する閉状態とレーザ
光ALを通過させる開状態とのいずれかの状態に適当な
タイミングで切り換えることができる。シャッタ板41
で反射されたレーザ光ALは、光軸から外れて減衰装置
50に入射し、ここで吸収される。一方、シャッタ板4
1を通過したレーザ光ALは、照射光学系20に入射し
てここで適当なビーム形状に整形される。なお、シャッ
タ装置40の動作は、制御装置100によって制御され
ており、シャッタ板41の回転位置等を常時監視できる
ようになっている。
【0022】図2は、シャッタ板41の構造を説明する
図である。シャッタ板41は、モータ42の回転軸に垂
直に固定されており、この回転軸を中心にしてミラー4
1aと通過穴41bとを交互に形成した構造となってい
る。図からも明らかなように、モータ42の回転角を適
宜調節すれば、シャッタ板41に入射したレーザ光AL
をミラー41aで反射させて偏向したり、通過穴41b
を通過させて直進させることができる。
【0023】図1に戻って、照射光学系20は、入射し
たレーザ光ALを均一な分布とするホモジナイザ21
と、ホモジナイザ21を経たレーザ光ALを矩形のビー
ム形状に絞るためのスリットを有するマスク22と、マ
スク22のスリット像をワークW上に縮小投影する投影
光学系である投影レンズ23とからなる。このうちマス
ク22は、マスクステージ装置60に交換可能に保持さ
れており、X−Y面内で滑らかに並進移動可能になって
いるとともにZ軸の回りに回転移動可能となっている。
マスクステージ装置60の動作は、制御装置100によ
って制御されており、マスク22の並進や回転移動のタ
イミングやその移動量を監視できるようになっている。
【0024】照射光学系20からのレーザ光ALは、ウ
ィンドウ31を介してプロセスチャンバ30内に入射
し、プロセスチャンバ30中に配置したプロセスステー
ジ装置33に支持されたワークW上に照射される。プロ
セスステージ装置33の並進移動量や回転移動量は、制
御装置100によって監視されており、ワークWの並進
や回転移動のタイミングやその移動量を監視できるよう
になっている。
【0025】以下、図1の装置の動作について説明す
る。まず、プロセスチャンバ30中のプロセスステージ
装置33上にワークWを搬送して載置する。次に、照射
光学系20に対してプロセスステージ装置33上のワー
クWをアライメントするとともに、ワークWに対して照
射光学系20中のマスク22をアライメントする。次
に、マスク22を移動させながら、レーザ光源10から
のレーザ光ALを線条ビームにしてワークW上の一定領
域に入射させる。ワークW上には、上記のようにアモル
ファスSi等の非晶質半導体の薄膜が形成されており、
線条ビームの照射及び走査によって上記一定領域の部分
で非晶質半導体の薄膜がアニール、再結晶化され、電気
的特性の優れた半導体薄膜すなわちポリシリコン層を提
供することができる。以上のようなレーザアニールは、
プロセスステージ装置33を利用してワークWをステッ
プ移動させながらワークWに設けた複数の一定領域で繰
返されるので、ワークWに設けた複数の一定領域で半導
体薄膜がアニールされる。
【0026】図3は、ワークW上でアニールされる複数
の一定領域を説明する図である。ワークW上に等間隔で
マトリックス状に配置された正方形の照射領域EA1、
EA2、EA3、…は、それぞれ上記一定領域に対応し、
レーザ光ALの走査によって表面の半導体薄膜が多結晶
化している。例えば、第1の照射領域EA1でレーザ光
ALを走査してアニールを行った後、ワークWをステッ
プ移動させ、隣接する第2の照射領域EA2で再度レー
ザ光ALを走査してアニールを行うといった手順を繰返
すことにより、各照射領域EA1、EA2、EA3、…が
順次多結晶化される。
【0027】図4は、レーザ光源10の発光タイミング
と、シャッタ装置40の開閉タイミングとを説明する図
であり、図4(a)は一照射領域のアニールを説明し、
図4(b)は複数の照射領域のアニールを説明する。
【0028】図4(a)に示すように、まずレーザ光源
10を点灯(電源を投入)してレーザ発振を開始させる
(ステップS1)。この際、予めワークWやマスク22
のアライメントを完了しておくとともに、シャッタ装置
40を閉状態としてレーザ光ALが照射光学系20に入
射するのを防止してある。レーザ光源10は、発振開始
直後に動作が安定せず、図からも明らかなようにレーザ
光ALのパルスのピーク値が過渡的に変動する。しか
し、この段階では、シャッタ装置40が閉状態となって
レーザ光ALが遮断されるので、不安定なレーザ光AL
によってアニールが行われることを防止できる。
【0029】次に、レーザ光ALのパルスのピーク値が
安定する時点で、シャッタ装置40を開状態としてレー
ザ光ALを照射光学系20に入射させる(ステップS
2)。これと同時に、照射光学系20のマスク22を一
定速度で移動させる。これにより、レーザ光源10から
の安定したエネルギーのレーザ光ALをワークW上に入
射させることができ、ワークW上の一定領域内で線条の
レーザ光ALを一様に走査させることができる。
【0030】次に、ワークW上の一定領域内におけるレ
ーザ光ALの走査が終了する時点で、シャッタ装置40
を閉状態としてレーザ光ALが照射光学系20に入射す
るのを防止する(ステップS3)。以上により、図3に
示す第1の照射領域EA1のレーザアニールが終了す
る。
【0031】次に、シャッタ装置40を閉状態としてレ
ーザ光ALが照射光学系20に入射するのを防止すると
ともに、レーザ光源10を消灯してレーザ発振を停止さ
せる(ステップS4)。この際、次の第2の照射領域E
A2をレーザアニールするための準備として、ワークW
やマスク22のアライメントを行っておく。
【0032】以上のステップS1〜S4の工程は、図4
(b)に示すように、各照射領域EA1、EA2、EA
3、…について順次繰返され、各照射領域EA1、EA
2、EA3、…が多結晶化される。
【0033】以上の実施形態では、レーザ光源10から
のレーザ光ALをシャッタ装置40で適宜遮断すること
により、レーザ発振初期においてエネルギー変動の大き
な期間中、ワークW表面にレーザ光ALが入射しないよ
うにする。これにより、安定したエネルギーのレーザ光
ALを必要なタイミングでワークW表面に供給すること
ができる。具体的に説明すると、レーザ光ALのエネル
ギー変動量が従来±5%程度であったものが、エネルギ
ー安定性のよい部分だけをシャッタ装置40によって切
り出すことにより、エネルギー変動量を例えば±2%程
度以下に抑えることができる。
【0034】また、各照射領域EA1、EA2、EA3、
…を照射光学系20に対して位置決めする際にはプロセ
スステージ装置33をステッピング動作させるが、ステ
ッピング動作中はレーザ光ALを照射しないで、通常は
レーザ光源10の発振を止める。これにより、レーザ光
源10の不要な動作を少なくして電力損失を防止すると
ともに装置の劣化を抑制することができる。
【0035】以上、実施形態に即してこの発明を説明し
たが、本発明は上記実施形態に限定されるものではな
い。例えば、マスクステージ装置60が、マスク22の
走査開始時に動作速度の不安定な期間を有するものであ
る場合、このような期間中もレーザ光ALがワークW上
に入射しないようにする。シャッタ板41の動作は制御
装置100によって制御し、レーザ発振、マスクステー
ジ装置60の走査速度が、ともに安定したタイミングで
はじめてレーザ光ALを通過させアニーリングを開始す
る。この際、プロセスステージ装置33、レーザ光源1
0、マスクステージ装置60の動作のタイミングを適宜
制御することにより、効率を改善することが可能であ
る。すなわち、プロセスステージ装置33の位置決め完
了、レーザ発振が安定するタイミング、マスクステージ
装置60の走査速度が安定するタイミングが、すべて一
致するようにそれぞれの動作を開始させておき、このす
べてが完了するタイミングでシャッタ装置40を動作さ
せレーザ光を通過させることにより、スループットを高
め電力等の消費を効率的に減少させることができる。
【0036】また、上記実施形態では、各照射領域EA
1、EA2、EA3、…のレーザアニールの合間にレーザ
光源10の発振を停止させているが、各照射領域EA
1、EA2、EA3、…のレーザアニールの合間もレーザ
光源10の発振を継続することができる。この場合、プ
ロセスステージ装置33の位置決め完了、マスクステー
ジ装置60の走査速度が安定するタイミングを待つだけ
で足り、レーザアニールのスループットを高めることが
できる。
【0037】また、上記実施形態では、シャッタ板41
とモータ42とからなるシャッタ装置40を用いている
が、レーザ光源10からのレーザ光ALが照射光学系2
0に入射するのを阻止することができる限り、各種シャ
ッタ装置を用いることができる。
【0038】また、上記実施形態では、照射光学系20
にマスク33を設けて走査移動させるとともに、プロセ
スステージ装置33をステップ移動させているが、照射
光学系20を線条ビームを形成するためのホモジナイザ
とするとともに、プロセスステージ装置33を上記線条
ビームの短手方向に走査移動させることにより、ワーク
W全面を一括してアニーリングすることもできる。この
場合も、レーザ光源10と照射光学系20との間にシャ
ッタ装置40を配置してレーザ光源10の動作が安定し
た期間中のみアニーリングを行うので、常に安定したエ
ネルギーのレーザ光ALをワークWに供給することがで
きる。
【0039】また、上記の装置は、レーザ光ALを用い
てワークW上の半導体層をアニーリングするものであっ
たが、レーザ光源10や照射光学系20等の構造を適宜
変更すれば、半導体材料のアニールのみならず、半導体
成膜、さらに各種材料の改質、切断、溶着等を可能にす
るパルスレーザ加工装置等とすることができる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のレーザ加工装置によれば、シャッタ制御装置がシャッ
タ装置をレーザ光源の状態に応じて動作させるので、レ
ーザ光源の動作が安定な場合のみシャッタ装置を開状態
にしてワーク上にレーザ光を照射することができ、安定
したエネルギーのレーザ光をワーク表面に供給すること
ができる。
【0041】また、本発明のレーザ加工方法によれば、
レーザ光源からのレーザ光が照射光学系に入射するのを
所定期間中阻止するので、レーザ光源の動作が安定な場
合のみワーク上にレーザ光を入射させることができ、安
定したエネルギーのレーザ光をワーク表面に供給するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のレーザアニール装置の構造を示
す図である。
【図2】図1の装置に組み込まれるシャッタ装置を説明
する図である。
【図3】図1の装置で処理されるワークの状態を説明す
る図である。
【図4】図1の装置の動作タイミングを説明する図であ
る。
【符号の説明】
10 レーザ光源 20 照射光学系 21 ホモジナイザ 22 マスク 23 投影レンズ 30 プロセスチャンバ 33 プロセスステージ装置 40 シャッタ装置 41 シャッタ板 42 モータ 50 減衰装置 60 マスクステージ装置 100 制御装置 AL レーザ光

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定波長のレーザ光を発生するレーザ光
    源と、 前記レーザ光源からのレーザ光をプロセスステージに載
    置したワーク上に照射する照射光学系と、 前記レーザ光源と前記照射光学系との間の光路上に配置
    されてレーザ光を遮断するシャッタ装置と、 前記シャッタ装置を動作させるシャッタ制御装置とを備
    えるレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 前記シャッタ制御装置は、前記照射光学
    系からのレーザ光と前記プロセスステージに載置したワ
    ークとの位置調整に同期させて、前記シャッタ装置を開
    閉動作させることを特徴とする請求項1記載のレーザ加
    工装置。
  3. 【請求項3】 前記照射光学系は、前記レーザ光を複数
    に分割するとともに分割された合成光を重畳して所定面
    上に入射させるホモジナイザと、マスクステージに載置
    されて前記所定面上で駆動されるマスクと、当該マスク
    の像をワーク上に投影する投影光学系とを備えることを
    特徴とする請求項2記載のレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 前記シャッタ制御装置は、前記プロセス
    ステージ及び前記マスクステージの動作に同期して前記
    シャッタ装置を動作させることを特徴とする請求項3記
    載のレーザ加工装置。
  5. 【請求項5】 前記シャッタ制御装置は、前記レーザ光
    のエネルギーが不安定な間、前記シャッタ装置を閉状態
    とし、前記レーザ光のエネルギーが安定した時点で前記
    シャッタ装置を開状態とすることを特徴とする請求項1
    記載のレーザ加工装置。
  6. 【請求項6】 レーザ光源からのレーザ光を照射光学系
    を介してワーク上に入射させることにより、ワークを加
    工するレーザ加工方法であって、 前記レーザ光源からの前記レーザ光が前記照射光学系に
    入射するのを所定期間中阻止することを特徴とするレー
    ザ加工方法。
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