JPH0562924A - レーザアニール装置 - Google Patents

レーザアニール装置

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JPH0562924A
JPH0562924A JP22420591A JP22420591A JPH0562924A JP H0562924 A JPH0562924 A JP H0562924A JP 22420591 A JP22420591 A JP 22420591A JP 22420591 A JP22420591 A JP 22420591A JP H0562924 A JPH0562924 A JP H0562924A
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JP
Japan
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laser
annealing
laser light
oscillators
excimer
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Application number
JP22420591A
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English (en)
Inventor
Hideki Kimura
秀樹 木村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エキシマレーザを用いたレーザアニール装置
において、大面積の領域を一括してアニールできるよう
にする。 【構成】 対称物2にレーザ光を照射するレーザアニー
ル装置において、レーザ光源となる複数のエキシマレー
ザ発振器11A,11Bを用い、夫々のエキシマレーザ
発振器11A,11Bを同期させて発振し、夫々のエキ
シマレーザ発振器11A及び11Bからのレーザ光13
及び14を同一領域に同時に照射させるようになす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザアニール装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】超LSI等の半導体装置においては、例
えばソース領域及びドレイン領域をイオン注入で形成し
たとき、イオン注入後に活性化アニールが行われる。ま
た、薄膜トランジスタをスイッチング素子とするアクテ
イブマトリックス型液晶表示装置では、製造時に、薄膜
トランジスタを構成する多結晶シリコン等の半導体薄膜
に対しそのグレインの質を上げるために(即ち結晶化さ
せるために)アニール処理が行われる。このようなアニ
ール処理として、エキシマレーザを用いたレーザアニー
ルが知られている。
【0003】図4は従来のエキシマレーザを用いたレー
ザアニール装置の概略的構成を示す。同図において、1
は試料ステージ、2は試料ステージ1上に配されたアニ
ール処理される対象物、例えば半導体ウエハ、3はレー
ザ光源となるXeClエキシマレーザ発振器を示す。こ
のレーザ発振器3としては、通常、波長308nm、パ
ルス幅44nsec、レーザ出力500mJ/cm2
レーザ発振器が用いられる。このレーザ発振器3からの
レーザ光4がミラーM1 を介してアッテネータ5を通
り、さらにミラーM2 ,M3 を介してビームホモジナイ
ザ6に入射され、ここでレーザエネルギーを均一化して
後、半導体ウエハ2に照射される。この場合、ビームホ
モジナイザ6を移動させ、レーザ光4を所謂ステップア
ンドリピートで走査させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
従来のレーザアニール装置7では、レーザビーム4の1
ショットの照射面積が7mm□程度しかできない。この
為、7mm□より大きな超LSIチップや、液晶表示装
置の薄膜トランジスタをアニールする場合に、レーザビ
ームのショット−ショット間のつなぎ目のつなぎ合せ精
度が問題となり、アニールの不均一が生じているもので
あった。例えば超LSIチップではショット−ショット
間のつなぎ目がチップ内に入りアニールの均一性が劣化
する。更に半導体ウエハ2上のショット回数が多いた
め、スループットが悪くなる等の不都合があった。
【0005】一方、前述の図4のレーザアニール装置7
を用いて、単結晶シリコン基板上に不純物をイオン注入
し、その後活性化アニールを行って浅い接合の拡散層を
形成したときの、拡散層のシート抵抗、接合深さのレー
ザパルスエネルギー依存性を測定した結果を図3に示
す。同図中、曲線Iはシート抵抗に関する特性、曲線II
は接合深さに関する特性である。この図3から判るよう
に、充分低いシート抵抗と浅い接合を実現するために
は、750〜900mJ/cm2 のエネルギー密度(領
域A参照)が必要である。
【0006】しかし、レーザ発振器3のレーザ出力が5
00mJ/cm2の場合、900mJ/cm2 のエネル
ギー密度にするためには、7.5mm□の面積にレーザ
ビームスポットを制御しなければならない。ところが、
現状の超LSIにおいては、チップサイズが7.5mm
□を超えるものが非常に多く、例えば15mm□のチッ
プの場合には4回に分けてレーザビームを照射する必要
がある。この場合、レーザビームのショット−ショット
間のステップ精度に問題があると、隣り合ったショット
間のつなぎ目でアニールの不足、過多が生じる懼れがあ
る。レーザ発振器のパワーを上げれば、上記の問題は生
じないが、大パワー化に多大の労力と時間を要する。
【0007】尚、液晶表示装置における薄膜トランジス
タ用の半導体薄膜に対するレーザアニールでは、エネル
ギー密度が200〜400mJ/cm2 程度であるが、
大型化するにつれて、1ショットの照射面積をより大き
くすることが望まれる。
【0008】本発明は、上述の点に鑑み、既存のレーザ
発振器を用いて大面積のレーザアニールを可能にしたレ
ーザアニール装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、対称物2にレ
ーザ光を照射するレーザアニール装置において、2つ以
上の複数のエキシマレーザ光源11A,11Bを用い、
複数のエキシマレーザ光源11A,11Bを同期させて
各エキシマレーザ光源11A,11Bからのレーザ光1
3,14を同一領域に照射させるようになす。
【0010】
【作用】本発明においては、複数のエキシマレーザ光源
11A,11Bを用い、このエキシマレーザ光源11
A,11Bを同期して同一領域に照射することにより、
擬似的にレーザエネルギー密度を大きくすることがで
き、1ショットで大面積のアニールが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、図1及び図2を参照して本発明による
レーザアニール装置の実施例を説明する。
【0012】図1は本発明の一例を示す。本例において
は、夫々レーザ光源となる2つのXeClエキシマレー
ザ発振器11〔11A,11B〕を設ける。夫々のレー
ザ発振器11A及び11Bは前述の図4と同様の例えば
波長308nm、パルス幅44nsec、レーザ出力5
00mJ/cm2 のレーザ発振器を用いる。この両レー
ザ発振器11A及び11Bにトリガーパルス12を同時
に与えてレーザ発振器11A及び11Bが互いに同期し
て発振できるようにする。そして、この2つのレーザ発
振器11A及び11Bからの夫々同期して発振されたエ
キシマレーザ光13及び14を夫々ミラーM5 及びM6
を介して夫々のビームホモジナイザ15〔15A,15
B〕に入射したのち、夫々のレーザ光13及び14を試
料ステージ1上の半導体ウエハ2の同一領域上に同時に
照射させる。
【0013】この場合、ミラーM5 ,M6 及びビームホ
モジナイザ15A,15Bを傾けて両レーザ光13及び
14が半導体ウエハ2の同一領域に照射できるようにな
す。そして、各ビームホモジナイザ15A及び15Bを
駆動してレーザ光13及び14をステップアンドリピー
トで走査させ半導体ウエハ2の全体をアニール処理す
る。
【0014】図2は本発明の他の例を示す。本例におい
ては、図1と同様にトリガーパルス12によって同期し
て発振する2つのXeClエキシマレーザ発振器(波長
308nm、パルス幅44nsec、レーザ出力500
mJ/cm2 )11〔11A,11B〕を用い、両レー
ザ発振器11A,11Bからのエキシマレーザ光13及
び14をミラーM5 及びM6 を介して共通のビームホモ
ジナイザ15に入射したのち、1本のレーザ光16とし
て試料ステージ1上の半導体ウエハ2の所定領域に照射
させる。そして、ビームホモジナイザ15を駆動させ2
つのレーザ光13及び14を集合して1本化したレーザ
光16をステップアンドリピートで走査さて半導体ウエ
ハ2の全体をアニール処理する。
【0015】この半導体ウエハ2に対するレーザアニー
ル処理は、例えば超LSIのソース領域及びドレイン領
域を形成する際のイオン注入後の活性化アニールとする
ことができる。
【0016】上述した図1及び図2のレーザアニール装
置17及び18によれば、2つのレーザ発振器11A及
び11Bからの互いに同期して発振させたレーザ光13
及び14を半導体ウエハ2の同一領域に同時に照射する
ことにより、擬似的にエネルギー密度が上がり、1ショ
ットで大面積のアニールが可能となる。レーザ出力50
0mJ/cm2 の2つのレーザ発振器11A及び11B
を用いる場合、10mm□の領域に900mJ/cm2
のエネルギー密度のレーザ光を供給することができるの
で、例えば超LSIのソース領域及びドレイン領域に対
するイオン注入後の活性化アニールを、1チップ毎に均
一にアニール処理することができる。
【0017】尚、図1及び図2の構成において、レーザ
出力500mJ/cm2 のレーザ発振器11を4つ用い
れば15mm□の領域に900mJ/cm2 のエネルギ
ー密度のレーザ光を供給することができる。
【0018】この様に、本実施例によれば高いエネルギ
ー密度をもって1ショットで大面積のアニールが行える
ので、例えば大面積の超LSIチップに対してもショッ
ト間の重ね合わせ精度の問題がなくなり、トランジスタ
の浅い接合を特性のばらつきを少なくして形成すること
ができる。
【0019】また、ショット数を減らすことができ、半
導体ウエハ1枚当たりのスループットを向上することが
できる。
【0020】さらに、短時間に大きなエネルギー密度の
レーザ光を照射できるため、例えばエネルギー密度、3
0000mJ/cm2 のエキシマレーザ照射によるAl
リフロー(配線となるAl層のリフロー)を行う際に下
層のトランジスタ特性に影響を与えることがない。
【0021】さらに、液晶表示装置の薄膜トランジスタ
の作成に際しての半導体薄膜に対する結晶化のためのア
ニールに適用した場合には、より広い面積を一括にアニ
ール処理できるため、大型化したときにも特性のばらつ
きのない薄膜トランジスタの作成が可能となる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、レーザエネルギー密度
を大きくし、1ショットの照射で大面積の領域をアニー
ルすることが可能となるため、生産性が大幅に向上する
と共に、アニールの均一性も改善される。従って、超L
SIの製造の際の活性化アニール、Alフロー時のアニ
ール或は液晶表示装置の薄膜トランジスタ作製の際の半
導体薄膜に対するアニール処理等に適用して好適ならし
めるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレーザアニール装置の一例を示す
構成図である。
【図2】本発明によるレーザアニール装置の他の例を示
す構成図である。
【図3】イオン注入後の活性化アニールに際してのシー
ト抵抗、接合深さのエキシマレーザエネルギー密度依存
性を示す特性図である。
【図4】従来のレーザアニール装置の構成図である。
【符号の説明】
1 試料ステージ 2 半導体ウエハ 3,11A,11B エキシマレーザ発振器 4,13,14,16 レーザ光 M1 〜M3 ミラー M5 〜M6 ミラー 5 アッテネータ 6,15,15A,15B ビームホモジナイザ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物にレーザ光を照射するレーザアニ
    ール装置において、複数のエキシマレーザ光源を有し、
    前記エキシマレーザ光源を同期させて該各エキシマレー
    ザ光源からのレーザ光を同一領域に照射させるようにし
    たレーザアニール装置。
JP22420591A 1991-09-04 1991-09-04 レーザアニール装置 Pending JPH0562924A (ja)

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