JPH09105883A - 放射線画像情報読取装置 - Google Patents

放射線画像情報読取装置

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JPH09105883A
JPH09105883A JP7263129A JP26312995A JPH09105883A JP H09105883 A JPH09105883 A JP H09105883A JP 7263129 A JP7263129 A JP 7263129A JP 26312995 A JP26312995 A JP 26312995A JP H09105883 A JPH09105883 A JP H09105883A
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
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  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 放射線画像情報読取装置に関し、ポリゴンミ
ラーに起因するポリゴンムラを精度よく補正することが
できるようにする。 【解決手段】 ポリゴンミラーの面情報を検出する手段
20と、予め読み取られた放射線画像データに基づい
て、感度ムラ補正データを求める手段21と、前記感度
ムラ補正データ算出手段の出力と前記面情報検出手段2
0の出力を受けて、感度ムラ補正データと面情報とを対
応して記憶する補正データ・面情報記憶手段22と、前
記面情報検出手段の出力と、前記補正データ・面情報記
憶手段に記憶されている面情報とに基づいて、感度ムラ
補正データを主走査方向及び/又は副走査方向にずらす
感度ムラ補正データずらし手段23と、前記感度ムラ補
正データずらし手段からの補正データに基づいて画像デ
ータを補正する感度ムラ補正手段24とを具備して構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線画像情報を
光学的に読取る放射線画像読取装置に関し、更に詳しく
は、読取画像の補正に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、銀塩感光材料からなる放射線写真
フィルムを使用しないで放射線画像情報を得る方法が工
夫されるようになった。このような方法としては被写体
を透過した放射線をある種の蛍光体に吸収せしめ、しか
る後、この蛍光体を、例えば光又は熱エネルギ―で励起
することにより、この螢光体が前記吸収により蓄積して
いる放射線エネルギ―を螢光として放射せしめ、この螢
光を検出して画像化するものがある。具体的には例えば
米国特許第3,859,527号及び特開昭55−12
144号公報に開示されている。これは放射線画像変換
パネルを用い、可視光線又は赤外線を励起光とした放射
線画像変換方法を示したもので、支持体上に輝尽性螢光
体層を形成した放射線画像変換パネルを使用し、この放
射線画像変換パネルの輝尽性螢光体層に被写体を透過し
た放射線を当てて被写体各部の放射線透過度に対応する
放射線エネルギ―を蓄積させて潜像を形成し、しかる
後、この輝尽性螢光体層を前記励起光で走査することに
よって、該パネル各部に蓄積された放射線エネルギ―を
輝尽発光として放射させ、この光の強弱を光電子増倍
管,フォトダイオ―ド等の光電変換素子で検出して放射
線画像を得るものである。
【0003】図9は、このような輝尽性螢光体への画像
記録の説明図である。図において、X線源1から出射さ
れたX線は、絞り2によって絞られた後、被写体3に照
射される。被写体3を透過したX線は輝尽性螢光体4に
入り、該輝尽性螢光体4に被写体3の画像の潜像が形成
される。
【0004】図10は、このような輝尽性螢光体に記録
された放射線画像を読取る従来の放線画像情報読取装置
の構成例を示すブロック図である。101は励起光発生
用の半導体レ―ザ光源で、該半導体レ―ザ光源101は
レ―ザドライバ回路102によってドライブされる。半
導体レ―ザ光源101より発生したレ―ザビ―ムLB
は、ミラ―106を経て偏向器107に達する。該偏向
器107は偏向器ドライバ108によってドライブされ
るポリゴンミラ―109を備え、レ―ザビ―ムLBを走
査領域内で偏向する。偏向されたレ―ザビ―ムLBは、
fθレンズ103を通り走査線上で一定速度となるよう
調整され、ミラ―110を経て放射線画像情報記録媒体
として輝尽性螢光体を用いた放射線画像変換パネル11
1上を矢印aの方向に走査する。該放射線画像変換パネ
ル111は同時に副走査方向(矢印b方向)に移動し、
全面が走査される。前記レ―ザビ―ムLBにて走査さ
れ、放射線画像変換パネル111から発生する輝尽発光
は集光器112で集光され、輝尽発光の波長領域のみを
通すフィルタ113を通って光電子増倍管を備えた光検
出器114に至り、アナログ電気信号(画像信号)に変
換される。
【0005】115は光検出器114(光電子増倍管)
に高圧を供給する電源である。光検出器114から電流
として出力された画像信号は前置増幅器116を通って
増幅され、更に発光強度信号を画像濃度信号に変換する
対数増幅器118,フィルタ119を通った後、A/D
変換器121によってディジタル信号に変換され、イン
タフェ―ス124を介して外部のデ―タ処理装置へ送ら
れる。
【0006】このような放射線画像情報読み取りの際の
問題点としては、放射線や輝尽性蛍光体の感度ムラ(主
副両走査方向ムラ)や、励起光走査系や集光系のムラ
(主走査方向ムラ)があり、これらムラを補正する必要
がある。
【0007】図11は補正データの作成方法の一例を示
す説明図である。図(イ)において、S(x,y)は被
写体なしで、放射線画像変換パネル全面に一様強度のX
線を照射して読み取った画像情報であり、主走査方向x
には2048画素が配列され、副走査方向には2048
本の走査線が存在するものとする。Pxは主走査方向x
のプロファイルを示し、Pyは副走査方向yのプロファ
イルを示している。ここで、プロファイルPx ,Py
のそれぞれの最大値と主走査方向x(Pxの場合),副
走査方向y(Pyの場合)の各画素での信号値との差を
求める。これにより、(ロ)に示すようにプロファイル
Px上における最大値(MAX値)と主走査方向xの各
画素における信号値との差分量が主走査方向xに対する
補正デ―タJ(x)となり、主走査方向のムラを補正す
ることができる。又、(ハ)に示すようにプロファイル
Py上における最大値(MAX値)と副走査方向yの各
画素における信号値との差分量が副走査方向yに対する
補正デ―タF(y)となり、副走査方向のムラを補正す
ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の装置で
は、ビーム走査系にポリゴンミラーを用いているため、
ポリゴンミラーの各面の反射率の違いや、倒れ角等によ
り、ポリゴンミラーの面毎の感度ムラが発生する。この
ようなポリゴンミラーの感度ムラを補正する方法とし
て、以下のような方法が開示されている。
【0009】(1)特願平4−119189号 ポリゴンミラーの面と、走査位置との関係が常に同じに
なるようにし、前述の感度ムラ補正によって、ポリゴン
ミラーによる感度ムラも同時に補正を行なうもの。
【0010】(2)特開平3−132156号 ポリゴンミラー反射面毎に補正データを持ち、画像信号
を反射面と対応をとって補正を行なうもの。
【0011】しかしながら、ビーム走査系又は放射線画
像変換パネルを移動させる搬送手段の搬送精度や、位置
センサの検出精度、ポリゴンミラーを回転させるモータ
の制御精度等の問題により、ポリゴンミラー面と走査位
置との関係が一定しないという問題がある。また、経時
変化等により、ポリゴンミラーの各面の反射率や倒れ角
が変化した場合等には、ポリゴンミラーのムラ補正を行
なうと却ってスジが増加してしまうという問題がある。
更に、サンプリングピッチが異なるとポリゴンミラーに
起因するムラの出方も変化する。従って、その変化を考
慮して補正を行なわないと、精度のよい補正を行なうこ
とができないという問題がある。
【0012】サンプリングピッチが異なると、ポリゴン
ミラーに起因するムラの出方も変化する。理由は以下の
通りである。励起のためのレーザビームは、ポリゴンミ
ラーにより主走査方向に走査されながら、1画素ずつ副
走査方向にずれて放射線画像変換パネル全面に照射され
ることになるが、画像読み取りのため各画素にレーザビ
ームを照射した時の、その画素の潜像はその時までにそ
の画素に届いた散乱レーザ光によりある割合で減少して
いる。そして、実際に読み取られる信号は、その減少の
影響を受けて読み取られることになる。ところで、その
潜像の減少量は、サンプリングピッチが変わるとそれに
伴って変化する。そして、そのような現象が起きると、
ポリゴンムラの出方も変化することになる。従って、そ
の変化を考慮して補正を行なわないと、精度のよい補正
を行なうことができない。
【0013】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、ポリゴンミラーに起因するポリゴンムラ
を精度よく補正することができる放射線画像情報読取装
置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
第1の発明は、放射線画像情報が記憶された輝尽性蛍光
体パネルに、ポリゴンミラーにより偏向された励起光を
照射し、該輝尽性蛍光体パネルから発せられる輝尽発光
光を光電的に読み取って放射線画像を得る放射線画像読
取装置において、前記ポリゴンミラーの面情報を検出す
る面情報検出手段と、予め読み取られた放射線画像デー
タに基づいて、画像の略全面にわたり感度ムラ補正デー
タを求める感度ムラ補正データ算出手段と、前記感度ム
ラ補正データ算出手段の出力と前記感度ムラ補正データ
を求めた画像を読み取った時の面情報検出手段の出力を
受けて、感度ムラ補正データと面情報とを対応して記憶
する補正データ・面情報記憶手段と、前記面情報検出手
段の出力と、前記補正データ・面情報記憶手段に記憶さ
れている面情報とに基づいて、前記補正データ・面情報
記憶手段に記憶されている感度ムラ補正データを主走査
方向及び/又は副走査方向にずらす感度ムラ補正データ
ずらし手段と、前記感度ムラ補正データずらし手段から
の補正データに基づいて画像データを補正する感度ムラ
補正手段とを具備することを特徴としている。
【0015】この発明の構成によれば、ポリゴンミラー
の面情報を検出する面情報検出手段を設け、被写体画像
データを補正する時に、感度ムラ補正データずらし手段
により補正データを修正して補正するので、ポリゴンミ
ラーに起因するポリゴンムラを精度よく補正することが
できる。
【0016】この場合において、前記面情報検出手段
は、前記画像読取手段により読み取った画像データを解
析することにより、ポリゴンミラー面情報を検出するこ
とを特徴としている。
【0017】この発明の構成によれば、前記面情報検出
手段は、前記画像読取手段により読み取った臨床画像デ
ータを解析することにより、ポリゴンミラー面情報を検
出することができ、これにより、ポリゴンミラー面に応
じた補正データを用いて、臨床画像データを補正し、ポ
リゴンミラーに起因するポリゴンムラを精度よく補正す
ることができる。
【0018】また、前記面情報検出手段は、1次元又は
2次元の光センサの出力を解析することにより、ポリゴ
ンミラー面情報を検出することを特徴としている。この
発明の構成によれば、前記面情報検出手段は、1次元又
は2次元センサの出力を解析することにより、ポリゴン
面情報を検出することができ、これにより、ポリゴンミ
ラー面に応じた補正データを用いて、臨床画像データを
作成し、ポリゴンミラーに起因するポリゴンムラを精度
よく補正することができる。
【0019】前記した課題を解決する第2の発明は、放
射線画像情報が記憶された輝尽性蛍光体パネルに、ポリ
ゴンミラーにより偏向された励起光を照射し、該輝尽性
蛍光体パネルから発せられる輝尽発光光を光電的に読み
取って放射線画像を得る放射線画像読取装置において、
前記ポリゴンミラーに起因する感度ムラに関する情報を
得るポリゴンムラ情報抽出手段と、予め読み取られた画
像データを基にしてポリゴンに起因する感度ムラを補正
するための補正データを作成し記憶する補正データ記憶
手段と、予め読み取りを行なった時の前記ポリゴンムラ
情報抽出手段で求めたポリゴンムラ情報を、基準のポリ
ゴンムラ情報として記憶するポリゴンムラ情報記憶手段
と、前記ポリゴンムラ情報抽出手段からのポリゴンムラ
情報と前記ポリゴンムラ情報記憶手段に記憶されている
基準ポリゴンムラ情報とを比較することにより、ポリゴ
ンムラ補正を行なうかどうかを判断する判定手段と、該
判定手段の判定結果に基づいて補正を行うと判定した場
合に、読み取られた放射線画像データに対し前記補正デ
ータ記憶手段に記憶されている補正データを用いて補正
を行うポリゴンムラ補正手段とを具備することを特徴と
している。
【0020】この発明の構成によれば、判定手段は、前
記画像読取手段により画像読み取りを行なう際に、前記
ポリゴンムラ情報抽出手段により得られたポリゴンムラ
情報と、前記ポリゴンムラ情報記憶手段に記憶されてい
る基準ポリゴンムラ情報とに基づいてポリゴンムラの補
正を行なうか否かを決定し、前記ポリゴンムラ補正手段
は、補正データ作成時と同じポリゴンムラ時にのみ補正
を行なうので、結果としてポリゴンミラーに起因するポ
リゴンムラを精度よく補正することができる。
【0021】この場合において、前記ポリゴンムラ情報
抽出手段は、前記画像読取手段により読み取った画像デ
ータを解析することにより、ポリゴンミムラ情報を抽出
することを特徴としている。
【0022】この発明の構成によれば、前記ポリゴンム
ラ情報抽出手段は、画像データを解析することにより、
ポリゴンムラ情報を抽出するようにしているので、特別
のポリゴンムラ情報抽出のための機構が不要となる。
【0023】また、前記ポリゴンムラ情報抽出手段は、
1次元又は2次元の光センサの出力を解析することによ
り、ポリゴンミムラ情報を抽出することを特徴としてい
る。この発明の構成によれば、ポリゴンムラ情報を簡単
な構成で抽出することができる。
【0024】前記した課題を解決する第3の発明は、放
射線画像が記憶された輝尽性蛍光体パネルに、ポリゴン
ミラーにより偏向された励起光を照射し、該輝尽性蛍光
体パネルから発せられる輝尽発光光を検出して、読み取
り可能な複数の読み取りサイズから選択した画素サイズ
で放射線画像を読み取る放射線画像読取装置において、
前記読み取り可能な複数の画素サイズに対応した複数の
ポリゴンムラ補正データを記憶するポリゴンムラ補正デ
ータ記憶手段と、該ポリゴンムラ補正データ記憶手段か
ら読み取り画素サイズに対応したポリゴンムラ補正デー
タを選択するポリゴンムラ補正データ決定手段と、該ポ
リゴンムラ補正データ決定手段で選択された補正データ
で読み取られた画像データを補正するポリゴンムラ補正
手段とを具備することを特徴としている。
【0025】この発明の構成によれば、サンプリングピ
ッチ毎にポリゴンムラの補正データを持ち、サンプリン
グピッチに応じた補正データで臨床画像データを補正す
るので、ポリゴンミラーに起因するポリゴンムラを精度
よく補正することができる。
【0026】前記した課題を解決する第4の発明は、放
射線画像情報が記憶された輝尽性蛍光体パネルに、ポリ
ゴンミラーにより偏向された励起光を照射し、該輝尽性
蛍光体パネルから発せられる輝尽発光光を検出して、読
み取り可能な複数の読み取りサイズから選択した画素サ
イズで放射線画像を読み取る放射線画像読取装置におい
て、任意の画素サイズに対応したポリゴンムラ補正デー
タを記憶するポリゴンムラ補正データ記憶手段と、該ポ
リゴンムラ補正データ記憶手段に記憶されている任意の
画素サイズのポリゴンムラ補正データから、読み取った
画像の読み取り画素サイズに対応するようポリゴンムラ
補正データを計算するポリゴンムラ補正データ計算手段
と、該ポリゴンムラ補正データ計算手段で計算されたポ
リゴンムラ補正データを用いて、読み取られた画像デー
タを補正するポリゴンムラ補正手段とを具備することを
特徴としている。
【0027】この発明の構成によれば、読み取り画素サ
イズ情報に基づいてその画素サイズに対応するポリゴン
に起因する感度ムラを補正するための補正データを計算
により求めるようにしているので、補正データを精度よ
く求めることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。図1は第1の発明の一実
施の形態例を示すブロック図である。図に示す装置は、
放射線画像変換パネルに記録された画像を読み取って所
定の画像処理を行う放射線画像情報読取装置であって、
ビーム走査系にポリゴンミラーを用いるものを示してい
る。図中、破線はベタ画像撮影時の信号の流れを、実線
は被写体画像撮影時の信号の流れを示す。図において、
100は放射線画像変換パネルに励起光を照射し、該放
射線画像変換パネルから発せられる輝尽発光を光電的に
読み取って画像情報を得る画像読取手段で、その詳細は
図10に示す通りである。図10には、レーザビームを
ポリゴンミラー109で偏向し、放射線画像変換パネル
111を走査して、輝尽発光を検出し、画像データを得
る装置が示されている。
【0029】20は該画像読取手段100により放射線
画像変換パネルの情報を読み取り、読み取った画像を基
にポリゴンミラーの面情報を検出する面情報検出手段、
21は前記画像読取手段100から読み取った被写体の
ない状態における画像情報(ベタ画像情報)から、当該
画像の略全面にわたり感度ムラの補正データを求める感
度ムラ補正データ算出手段である。この際の感度ムラ
は、ポリゴンミラーにより感度ムラ及びその他の蛍光
体,読み取り系に起因する感度ムラを含んだものとなっ
ている。22は前記面情報検出手段20及び感度ムラ補
正データ算出手段21の出力を受けて、補正データと面
情報を対にして記憶する補正データ・面情報記憶手段で
ある。
【0030】23は補正の対象となる被写体画像を読み
取った時の前記面情報検出手段20の出力に基づいて、
前記感度ムラ補正データ算出手段21で求められた感度
ムラ補正データを主走査方向及び/又は副走査方向にず
らす感度ムラ補正データずらし手段、24は画像読取手
段100で読み取った被写体画像データに対して、感度
ムラ補正データずらし手段23から得られた補正データ
による補正を行なって出力画像データを得る感度ムラ補
正手段である。感度ムラ補正データずらし手段23F、
感度ムラ補正データ中のポリゴンミラーに起因するムラ
を被写体画像データ中の同様のムラとの対応をとるため
のものである。このように構成された装置の動作を説明
すれば、以下の通りである。
【0031】画像読取手段100は、被写体がない状態
で放射線画像変換パネルの全面にわたり放射線を照射
し、その時の画像情報を読み取り、感度ムラ補正データ
算出手段21に与える。該感度ムラ補正データ算出手段
21は画像の略全面にわたり感度ムラ補正データを算出
する。ここで、略全面とは、被写体画像が存在する領域
を含む領域のことである。一方、面情報検出手段20
は、画像読取手段100で読み取った画像データからポ
リゴンミラーの面情報を検出する。そして、これら感度
ムラ補正データ算出手段21で算出した補正データと、
面情報検出手段20の出力である面情報は、補正データ
・面情報記憶手段22に対の状態で記憶される。感度ム
ラ補正データの作成は、例えば図11に示すような方法
で行ない、主走査方向の感度ムラ補正データJ(x)
と、副走査方向の感度ムラ補正データF(y)を求め
る。感度ムラ補正データ算出手段21で算出された感度
ムラ補正データは、面情報検出手段20で検出された面
情報と対になって補正データ・面情報記憶手段22に記
憶される。
【0032】ここで、面情報検出手段20について説明
する。面情報検出手段20は画像読取手段100により
読み取られた画像データを解析することによりポリゴン
面情報を得る。ポリゴンの面数が8面として以下で解析
方法を説明する。被写体無しで読み取ったベタ画像デー
タについて(1)式のようにして8ライン飛ばしの信号
の加算総和値を8個求め、それらを(2)式により規格
化してM1〜M8の値を得る。
【0033】
【数1】
【0034】
【数2】
【0035】M1〜M8の値はポリゴン各面の特徴を示
す量となる。つまり、各面での反射率の違いや倒れ角の
影響による信号値変化を示す値となっている。そこで、
感度ムラ補正データを記憶する際、前記M1〜M8の値
も記憶しておく。
【0036】次に、被写体画像を撮影した時の動作を説
明する。被写体画像を画像読取手段100で読み取りを
行ない画像データを得る。そして、面情報検出手段20
ではその被写体画像データを解析することによりM1〜
M8を求め、感度ムラ補正データずらし手段23に送
る。感度ムラ補正データずらし手段23では予め記憶し
てあるベタ画像撮影時のM1〜M8と送られてきた新た
なM1〜M8の比較を行なう。図2にその例を示す。図
2を比較すると、この被写体画像撮影時のポリゴン面は
ベタ画像撮影時より1面遅れて読み取りが始まっている
ことが分かる。
【0037】この結果を受け感度ムラ補正データずらし
手段23では感度ムラ補正データを副走査方向に1画素
ずらす。つまり、副走査方向の感度ムラ補正データF
(y)からF’(y)=F(y+1)となるような新た
な補正データF’(y)を作成し、その補正データF’
(y)を感度ムラ補正手段24に送る。感度ムラ補正手
段24では、感度ムラ補正データずらし手段23からの
補正データを用いて被写体画像データの補正を行なう。
【0038】なお、感度ムラ補正データをずらすとは、
上述したように、補正データを0〜数画素平行移動して
被補正画像に作用させることをいう。ところで、このよ
うに感度ムラ補正データをずらすと、ポリゴンに起因す
るムラは精度よく補正できるが、その他のムラの補正が
うまくいかなくなる可能性がある。しかし、特に副走査
においては、ムラの主原因はX線管球のヒール効果や読
み取り時間内での輝尽性蛍光体の潜像減少であるため、
数画素程度補正データがずれても問題なく補正すること
ができる。
【0039】この実施の形態例によれば、ポリゴンミラ
ーの面情報を検出する面情報検出手段20を設け、臨床
画像データを補正する時に、感度ムラ補正データずらし
手段23は該面情報検出手段20の出力により、補正デ
ータ・面情報記憶手段22に記憶されている検出面に対
応した補正データを抽出し、この補正データで臨床画像
データを補正するので、ポリゴンミラーに起因するポリ
ゴンムラを精度よく補正することができる。
【0040】なお、面情報検出手段20は、読み取られ
た画像データを解析する方法以外に、例えば以下のよう
に光検出素子を用いて面情報を得る方法もある。図3に
示すように、画像読取手段100の近傍には、走査され
たレーザビームの強度と位置を検出するするための光検
出用ラインセンサ40が設置されている。そして、主走
査方向のレーザ走査を1回行なう毎にラインセンサの読
み取りを行ない、その時のレーザ走査位置と強度分布を
求めるようにすればよい。図4にその例を示す。このよ
うに各走査毎の位置と強度分布を測定し、ベタ画像撮影
時と被写体画像撮影時とを比較すれば、面情報を得るこ
とができる。
【0041】上述の実施の形態例では、副走査方向のポ
リゴンムラを補正する場合を例にとって説明した。しか
しながら、本発明はこれに限るものではなく、主走査方
向のポリゴンムラについても同様にして補正することが
できる。
【0042】図5は第2の発明の第1の実施の形態例を
示すブロック図である。図1と同一のものは、同一の符
号を付して示す。図に示す装置は、放射線画像変換パネ
ルに記録された画像を読み取って所定の画像処理を行う
放射線画像情報読取装置であって、ビーム走査系にポリ
ゴンミラーを用いるものを示している。図中、破線はベ
タ画像撮影時の信号の流れを、実線は被写体画像撮影時
の信号の流れを示す。
【0043】図において、100は放射線画像変換パネ
ルに励起光を照射し、該放射線画像変換パネルから発せ
られる輝尽発光を光電的に読み取って画像情報を得る画
像読取手段で、その詳細は図10に示す通りである。図
10には、レーザビームをポリゴンミラー109で偏向
し、放射線画像変換パネル111を走査して、輝尽発光
を検出し、画像データを得る装置が示されている。
【0044】30は画像読取手段100の出力を受け
て、ポリゴンに起因する感度ムラに関する情報を得るポ
リゴンムラ情報抽出手段、34は該ポリゴンムラ情報抽
出手段30から得られたポリゴンムラ情報に基づいてポ
リゴンムラ補正データを作成し記憶する補正データ記憶
手段、31はポリゴンムラ情報抽出手段30から求めた
基準となるポリゴンムラ情報を記憶するポリゴンムラ情
報記憶手段である。
【0045】32は前記画像読取手段100により画像
読み取りを行なう際に、前記ポリゴンムラ情報抽出手段
30により得られたポリゴンムラ情報と、前記ポリゴン
ムラ情報記憶手段31に記憶されている基準ポリゴンム
ラ情報とに基づいてポリゴンムラの補正を行なうか否か
の判定を行なう判定手段、33は該判定手段32の判定
結果に基づいて、補正が必要な場合にはポリゴンムラ補
正を行なうポリゴンムラ補正手段である。このように構
成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
【0046】画像読取手段100は、被写体がない状態
で放射線画像変換パネルの情報を読み取り、ポリゴンム
ラ情報抽出手段30に与える。該ポリゴンムラ情報抽出
手段30は、画像読取手段100より与えられたベタ画
像情報からポリゴンムラ情報を抽出する。そして、ポリ
ゴンムラ情報記憶手段31は、その時のポリゴンムラ情
報抽出手段30からの出力を基準となるポリゴンムラ情
報として記憶する。一方、補正データ記憶手段34は、
ポリゴンムラ情報抽出手段30から抽出されたポリゴン
ムラ情報に基づいて補正データを作成し記憶する。
【0047】次に、被写体画像データの読み取りに入
る。画像読取手段100は被写体情報が記録された放射
線画像変換パネルにレーザビームを照射し、レーザビー
ムによる輝尽発光を集光して電気信号に変換し、被写体
画像データを得る。一方、ポリゴンムラ情報抽出手段3
0は、画像読取手段100で読み取られた被写体画像デ
ータから所定のアルゴリズムによりポリゴンムラ情報を
抽出する。該ポリゴンムラ情報抽出手段30は、抽出し
たポリゴンムラ情報を判定手段32に与える。
【0048】該判定手段32は、ポリゴンムラ情報記憶
手段31に記憶されている基準のポリゴンムラ情報と、
ポリゴンムラ情報抽出手段30で抽出したポリゴンムラ
情報とを比較して、所定のアルゴリズムにより該ポリゴ
ンムラが補正データ作成時のポリゴンムラと同じである
かどうかチェックする(詳細後述)。そして、補正を行
なうか否かをポリゴンムラ補正手段33に通知する。基
準と異なったムラであった時には、補正データにより補
正を行なうと却ってスジ状のノイズを増やしてしまう。
そこで、ポリゴンムラが基準のムラと異なった時には、
ポリゴンムラ補正手段33は、画像読取手段100から
の臨床画像データをそのまま出力画像データとして出力
する。若し、ポリゴンムラが基準のムラと同じであった
時には、ポリゴンムラ補正手段33は、画像読取手段1
00から出力される被写体画像データを、補正データ記
憶手段34から読み出した補正データで補正して、出力
画像データとして出力する。
【0049】この実施の形態例によれば、前記判定手段
32は、前記ポリゴンムラ情報抽出手段30の出力に基
づき、被写体画像撮影時のポリゴンムラが補正データ作
成時のポリゴンムラと同じかどうかを判断し、異なるム
ラである時にはポリゴンムラ補正手段33による補正を
行なわず、同じムラである時にのみポリゴンムラ補正手
段33による補正を行なうので、結果としてポリゴンミ
ラーに起因するポリゴンムラを精度よく補正することが
できる。
【0050】次に、補正を行なうかどうかの判定アルゴ
リズムについて詳細に説明する。ここでは、画像読取手
段100により読み取った画像データを解析する方法に
ついて説明する。
【0051】(1)基準データの作成 図6は基準データ作成の動作を示すフローチャートであ
る。基準データの作成にあたっては、画像読取手段10
0により被写体無しのベタ画像を得て、実施の形態例1
で説明したのと同じように、(1)式,(2)式でポリ
ゴン各面の特性を示す値M1〜M8を得る。このように
して得られたM1〜M8を基準データとして用いる。
【0052】(2)被写体画像からの比較データの抽出 次に、被写体有りの臨床画像データを同様に解析してM
1〜M8を得る。 (3)判定 判定手段32は、ポリゴンムラ情報抽出手段30より与
えられた基準データM1〜Mkと、比較データH1〜H
kから補正するかしないかの判定を行なう。判定手段3
2は、MiとHiから以下の式によりMiとHiのずれ
量Tを算出する。
【0053】
【数3】
【0054】この値Tを、予め設定しておいた閾値Qと
比較することにより、補正を行なうか否かを決定する。
つまり、値Tが閾値Qよりも大きい時には補正を行なわ
ず、値Tが閾値Qよりも小さい時、つまり両方の画情報
が類似している時には補正を行なう。閾値Qは、両方の
画情報がどの程度類似していればムラ補正が効果的かを
加味して直接決める。
【0055】図7は第2の発明の第2の実施の形態例を
示すブロック図である。図5と同一のものは、同一の符
号を付して示す。この実施の形態例は、画像読取手段1
00内に光検出用ラインセンサ100aを設け、ポリゴ
ンムラ情報抽出手段30が、このラインセンサ100a
の出力によりポリゴンムラ情報を抽出するようにしたも
のである。その他の構成は、図5と同様である。このよ
うに構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りで
ある。
【0056】ラインセンサ100aは主走査方向のレー
ザ走査毎に読み取りを行ない、レーザ位置と強度分布を
得る。ポリゴンムラ情報抽出手段30は、ラインセンサ
100aの出力を受けて、ビーム強度や走査位置ずれ等
を解析する。この解析結果は、ポリゴンムラ情報抽出手
段30からポリゴンムラ情報記憶手段31に基準ポリゴ
ンムラ情報として記憶される。一方、補正データ記憶手
段34は該ポリゴンムラ情報抽出手段30から出力され
るポリゴンムラ情報に基づいて補正データを作成し、記
憶する。
【0057】被写体画像撮影時には、ラインセンサ10
0aは各ポリゴン面からのビームを受光して、信号をポ
リゴンムラ情報抽出手段30に送る。該ポリゴンムラ情
報抽出手段30は、ラインセンサ100aの出力を受け
て、ビーム強度や走査位置ずれ等を解析する。この解析
結果は、判定手段32に送られる。該判定手段32は、
受け取ったポリゴンムラ情報と、ポリゴンムラ情報記憶
手段31に予め記憶されている基準ポリゴンムラ情報と
を比較し、補正を行なうか否かを決定する。
【0058】図8は第3の発明の一実施の形態例を示す
ブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を
付して示す。図に示す装置は、放射線画像変換パネルに
記録された画像を読み取って所定の画像処理を行う放射
線画像情報読取装置であって、ビーム走査系にポリゴン
ミラーを用いるものを示している。
【0059】図において、100は放射線画像変換パネ
ルに励起光を照射し、該放射線画像変換パネルから発せ
られる輝尽発光を光電的に読み取って画像情報を得る画
像読取手段、50はベタ画像データからポリゴンムラを
補正するための補正データを作成するポリゴンムラ補正
データ作成手段、51はポリゴンムラ補正データ作成手
段50で作成されたポリゴンムラ補正データをサンプリ
ングピッチ情報と対にして記憶するポリゴンムラ補正デ
ータ記憶手段、52は臨床画像撮影時においてサンプリ
ングピッチ情報に基づいてそのサンプリングピッチに対
応する補正データを決定するポリゴンムラ補正データ決
定手段、53はポリゴンムラ補正データ決定手段52に
より求めた補正データに基づいて臨床画像データを補正
するポリゴンムラ補正手段である。このように構成され
た装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
【0060】先ず、画像読取手段100で種々のサンプ
リングピッチのベタ画像を読み取り、その画像データか
らポリゴンムラを補正するための補正データを、ポリゴ
ンムラ補正データ作成手段50により作成する。そして
それらの補正データを、それを撮影した時のサンプリン
グピッチと対応してポリゴンムラ補正データ記憶手段5
1に記憶する。
【0061】次に、被写体画像を撮影し、画像読取手段
100で画像データを読み取る。そして、その時の読み
取りサンプリングピッチ情報をポリゴンムラ補正データ
決定手段52に出力する。サンプリングピッチ情報を受
けたポリゴンムラ補正データ決定手段52は、そのサン
プリングピッチに対応する補正データをポリゴンムラ補
正データ記憶手段51から読み込み、ポリゴンムラ補正
手段53に出力する。補正データを受けたポリゴンムラ
補正手段53は、その補正データに基づいて臨床画像デ
ータを補正し、画像データを出力する。
【0062】上述の実施の形態例では、サンプリングピ
ッチの種類だけ補正データを持つ場合を例にとったが、
本発明はこれに限るものではない。例えば幾つかの代表
的なサンプリングピッチの補正データを持ち、その他は
補間により求めることもできる。或いは、補正データの
サンプリングピッチ依存性を関数化して持ち、補正ムラ
データを算出することもできる。
【0063】この実施の形態例によれば、サンプリング
ピッチに応じた補正データで画像データを補正するの
で、ポリゴンミラーに起因するポリゴンムラを精度よく
補正することができる。
【0064】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、第1の発
明によれば、ポリゴンミラーの面情報を検出する面情報
検出手段を設け、被写体画像データを補正する時に、感
度ムラ補正データずらし手段により補正データを修正し
て補正するので、ポリゴンミラーに起因するポリゴンム
ラを精度よく補正することができる。
【0065】この場合において、前記面情報検出手段
は、前記画像読取手段により読み取った臨床画像データ
を解析することにより、ポリゴンミラー面情報を検出す
ることができ、これにより、ポリゴンミラー面に応じた
補正データを用いて、臨床画像データを補正し、ポリゴ
ンミラーに起因するポリゴンムラを精度よく補正するこ
とができる。
【0066】また、前記面情報検出手段は、1次元又は
2次元センサの出力を解析することにより、ポリゴン面
情報を検出することができ、これにより、ポリゴンミラ
ー面に応じた補正データを用いて、臨床画像データを作
成し、ポリゴンミラーに起因するポリゴンムラを精度よ
く補正することができる。
【0067】第2の発明によれば、判定手段は、前記画
像読取手段により画像読み取りを行なう際に、前記ポリ
ゴンムラ情報抽出手段により得られたポリゴンムラ情報
と、前記ポリゴンムラ情報記憶手段に記憶されている基
準ポリゴンムラ情報とに基づいてポリゴンムラの補正を
行なうか否かを決定し、前記ポリゴンムラ補正手段は、
補正データ作成時と同じポリゴンムラ時にのみ補正を行
なうので、結果としてポリゴンミラーに起因するポリゴ
ンムラを精度よく補正することができる。
【0068】この場合において、前記ポリゴンムラ情報
抽出手段は、画像データを解析することにより、ポリゴ
ンムラ情報を抽出するようにしているので、特別のポリ
ゴンムラ情報抽出のための機構が不要となる。
【0069】また、ポリゴンムラ情報抽出手段は、1次
元又は2次元の光センサよりなるセンサの出力を解析す
ることにより、ポリゴンミムラ情報を抽出するようにし
ているので、ポリゴンムラ情報を簡単な構成で抽出する
ことができる。
【0070】第3の発明によれば、サンプリングピッチ
毎にポリゴンムラの補正データを持ち、サンプリングピ
ッチに応じた補正データで臨床画像データを補正するの
で、ポリゴンミラーに起因するポリゴンムラを精度よく
補正することができる。
【0071】第4の発明によれば、読取画素サイズ情報
に基づいてその画素サイズに対応するポリゴンに起因す
る感度ムラを補正するための補正データを計算により求
めるようにしているので、補正データを精度よく求める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施の形態例を示すブロック図
である。
【図2】ベタ画像と被写体画像の特性比較図である。
【図3】ポリゴンミラー面検出の他の説明図である。
【図4】ラインセンサの出力の分布特性例を示す図であ
る。
【図5】第2の発明の第1の実施の形態例を示すブロッ
ク図である。
【図6】基準データ作成の動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】第2の発明の第2の実施の形態例を示すブロッ
ク図である。
【図8】第3の発明の一実施の形態例を示すブロック図
である。
【図9】輝尽螢光体への画像記録の説明図である。
【図10】従来装置の構成例を示すブロック図である。
【図11】補正データ作成方法の説明図である。
【符号の説明】
20 面情報検出手段 21 感度ムラ補正データ算出手段 22 補正データ・面情報記憶手段 23 感度ムラ補正データずらし手段 24 感度ムラ補正手段 100 画像読取手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/407 H04N 1/40 101E

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線画像情報が記憶された輝尽性蛍光
    体パネルに、ポリゴンミラーにより偏向された励起光を
    照射し、該輝尽性蛍光体パネルから発せられる輝尽発光
    光を光電的に読み取って放射線画像を得る放射線画像読
    取装置において、 前記ポリゴンミラーの面情報を検出する面情報検出手段
    と、 予め読み取られた放射線画像データに基づいて、画像の
    略全面にわたり感度ムラ補正データを求める感度ムラ補
    正データ算出手段と、 前記感度ムラ補正データ算出手段の出力と前記感度ムラ
    補正データを求めた画像を読み取った時の面情報検出手
    段の出力を受けて、感度ムラ補正データと面情報とを対
    応して記憶する補正データ・面情報記憶手段と、 前記面情報検出手段の出力と、前記補正データ・面情報
    記憶手段に記憶されている面情報とに基づいて、前記補
    正データ・面情報記憶手段に記憶されている感度ムラ補
    正データを主走査方向及び/又は副走査方向にずらす感
    度ムラ補正データずらし手段と、 前記感度ムラ補正データずらし手段からの補正データに
    基づいて画像データを補正する感度ムラ補正手段とを具
    備することを特徴とする放射線画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記面情報検出手段は、前記画像読取手
    段により読み取った画像データを解析することにより、
    ポリゴンミラー面情報を検出することを特徴とする請求
    項1記載の放射線画像情報読取装置。
  3. 【請求項3】 前記面情報検出手段は、1次元又は2次
    元の光センサの出力を解析することにより、ポリゴンミ
    ラー面情報を検出することを特徴とする請求項1記載の
    放射線画像情報読取装置。
  4. 【請求項4】 放射線画像情報が記憶された輝尽性蛍光
    体パネルに、ポリゴンミラーにより偏向された励起光を
    照射し、該輝尽性蛍光体パネルから発せられる輝尽発光
    光を光電的に読み取って放射線画像を得る放射線画像読
    取装置において、 前記ポリゴンミラーに起因する感度ムラに関する情報を
    得るポリゴンムラ情報抽出手段と、 予め読み取られた画像データを基にしてポリゴンに起因
    する感度ムラを補正するための補正データを作成し記憶
    する補正データ記憶手段と、 予め読み取りを行なった時の前記ポリゴンムラ情報抽出
    手段で求めたポリゴンムラ情報を、基準のポリゴンムラ
    情報として記憶するポリゴンムラ情報記憶手段と、 前記ポリゴンムラ情報抽出手段からのポリゴンムラ情報
    と前記ポリゴンムラ情報記憶手段に記憶されている基準
    ポリゴンムラ情報とを比較することにより、ポリゴンム
    ラ補正を行なうかどうかを判断する判定手段と、 該判定手段の判定結果に基づいて補正を行うと判定した
    場合に、読み取られた放射線画像データに対し前記補正
    データ記憶手段に記憶されている補正データを用いて補
    正を行うポリゴンムラ補正手段とを具備することを特徴
    とする放射線画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記ポリゴンムラ情報抽出手段は、前記
    画像読取手段により読み取った画像データを解析するこ
    とにより、ポリゴンミムラ情報を抽出することを特徴と
    する請求項4記載の放射線画像情報読取装置。
  6. 【請求項6】 前記ポリゴンムラ情報抽出手段は、1次
    元又は2次元の光センサの出力を解析することにより、
    ポリゴンミムラ情報を抽出することを特徴とする請求項
    4記載の放射線画像情報読取装置。
  7. 【請求項7】 放射線画像が記憶された輝尽性蛍光体パ
    ネルに、ポリゴンミラーにより偏向された励起光を照射
    し、該輝尽性蛍光体パネルから発せられる輝尽発光光を
    検出して、読み取り可能な複数の読み取りサイズから選
    択した画素サイズで放射線画像を読み取る放射線画像読
    取装置において、 前記読み取り可能な複数の画素サイズに対応した複数の
    ポリゴンムラ補正データを記憶するポリゴンムラ補正デ
    ータ記憶手段と、 該ポリゴンムラ補正データ記憶手段から読み取り画素サ
    イズに対応したポリゴンムラ補正データを選択するポリ
    ゴンムラ補正データ決定手段と、 該ポリゴンムラ補正データ決定手段で選択された補正デ
    ータで読み取られた画像データを補正するポリゴンムラ
    補正手段とを具備することを特徴とする放射線画像読取
    装置。
  8. 【請求項8】 放射線画像情報が記憶された輝尽性蛍光
    体パネルに、ポリゴンミラーにより偏向された励起光を
    照射し、該輝尽性蛍光体パネルから発せられる輝尽発光
    光を検出して、読み取り可能な複数の読み取りサイズか
    ら選択した画素サイズで放射線画像を読み取る放射線画
    像読取装置において、 任意の画素サイズに対応したポリゴンムラ補正データを
    記憶するポリゴンムラ補正データ記憶手段と、 該ポリゴンムラ補正データ記憶手段に記憶されている任
    意の画素サイズのポリゴンムラ補正データから、読み取
    った画像の読み取り画素サイズに対応するようポリゴン
    ムラ補正データを計算するポリゴンムラ補正データ計算
    手段と、 該ポリゴンムラ補正データ計算手段で計算されたポリゴ
    ンムラ補正データを用いて、読み取られた画像データを
    補正するポリゴンムラ補正手段とを具備することを特徴
    とする放射線画像読取装置。
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