JPH0910469A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH0910469A
JPH0910469A JP7163934A JP16393495A JPH0910469A JP H0910469 A JPH0910469 A JP H0910469A JP 7163934 A JP7163934 A JP 7163934A JP 16393495 A JP16393495 A JP 16393495A JP H0910469 A JPH0910469 A JP H0910469A
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rotation
rotary tank
dehydration
washing machine
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雅宏 今井
Hiroshi Nishimura
博司 西村
Yutaka Inagaki
豊 稲垣
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Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、モータあるいは回転槽の回転数の
変動度合い検出データを迅速に取得して適正な運転制御
を早くに行なう。 【構成】 制御回路33は、回転数検出手段を構成する
ホトセンサ43のセンサ回路43の信号に基いて、回転
槽の回転立上がり時において回転数変動度合いたる変動
度合いを検出する。そして、その検出結果に応じて、ア
ンバランス状況を判定し、脱水回転数や脱水時間を設定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータあるいは回転槽
の回転数変動度合いを検出する手段を備えた洗濯機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗濯機においては、周知のよ
うに、洗いおよび脱水兼用の回転槽を備えると共に、こ
の回転槽の内部に撹拌体を備え、さらにはこれら撹拌体
および回転槽を駆動するためのモータを備えている。そ
して、このものでは、洗い運転時には、撹拌体を低回転
数で正逆回転させ、また脱水運転時には撹拌体と回転槽
とを高回転数で一体回転させるようにしている。
【0003】しかして、最近では、洗濯状況、例えば脱
水運転時のアンバランス発生状況等を検知するために、
モータあるいは回転槽の回転数を検出する回転数検出手
段を設け、モータひいては回転槽が定常回転するとき
に、この回転数検出手段により回転数を検出し、そし
て、その回転数の変動度合い(回転数のばらつき具合)
を検出することによりアンバランス発生状況を判定する
ことが考えられている。このような回転数の変動度合い
を検出結果は、アンバランス発生状況判定の他に、洗濯
物の布質判定等にも利用し、その判定結果に応じて、洗
いや脱水の洗濯運転を制御することも考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、モータひいては回転槽が定常回転する状況
において、回転数の変動度合いを検出するようにしてい
るため、定常回転状態となるまでに時間がかかり、従っ
て、検出動作開始までに時間がかかる問題がある。特
に、モータ駆動開始から、モータあるいは回転槽が定常
回転状況となるまでの立ち上がり時間はまちまちである
から、モータ駆動開始から検出動作開始間での待機時間
を長めに設定する必要があり、従って、回転数の変動度
合い検出データ取得に時間がかかってしまい、適正な運
転制御データ決定あるいは設定が遅れてしまうとう不具
合が生じる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされてたもの
であり、その目的は、回転数の変動度合い検出データ取
得を迅速に行なうことができ、よって、適正な運転制御
を早くに行なうことができる洗濯機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、洗いおよ
び脱水兼用の回転槽とこの回転槽の内部に設けられた撹
拌体とを駆動するためのモータと、このモータの回転数
を検出する回転数検出手段と、前記モータの回転立上が
り時に前記回転数検出手段による検出結果に基づいて回
転数変動度合いを検出する回転数変動度合い検出手段
と、この回転数変動度合い検出手段による検出結果に基
づいて運転を制御する運転制御手段とを含んで構成され
る(請求項1の発明)。
【0007】第2の手段は、洗いおよび脱水兼用の回転
槽とこの回転槽の内部に設けられた撹拌体とを駆動する
ためのモータと、前記回転槽の回転に伴って信号を発生
するセンサを備え該信号の発生周期により該回転槽の回
転数を検出する回転数検出手段と、前記回転槽の回転立
上がり時に前記回転数検出手段からの検出結果に基づい
て回転数変動度合いを検出する回転数変動度合い検出手
段と、この回転数変動度合い検出手段による検出結果に
基づいて脱水運転を制御する脱水運転制御手段とを含ん
で構成される(請求項2の発明)。
【0008】第3の手段は、第1または第2の手段にお
いて、モータと回転槽とが直結された構成であるところ
に特徴を有する(請求項3の発明)。第4の手段は、第
2の手段において、回転数変動度合い検出手段が、共振
回転数領域における回転槽の回転立上がり時に回転数検
出手段からの検出結果に基づいて回転数変動度合いを検
出するようになっているところに特徴を有する(請求項
4の発明)。
【0009】第5の手段は、第2の手段において、回転
数検出手段が、回転槽の1回転につき10パルス以上の
数の信号を発生するセンサを備え該信号の発生周期によ
り該回転槽の回転数を検出するようになっているところ
に特徴を有する(請求項5の発明)。
【0010】第6の手段は、第2の手段において、脱水
運転制御手段が、回転数変動度合い検出手段による検出
結果に基づいて回転槽のアンバランス発生状況を判定
し、アンバランスが大きいほど脱水回転数を低くするよ
うに制御するところに特徴を有する(請求項6の発
明)。
【0011】第7の手段は、第2の手段において、脱水
運転制御手段が、回転数変動度合い検出手段による検出
結果に基づいて回転槽のアンバランス発生状況を判定
し、アンバランスが大きいときに脱水運転を一旦停止し
布ほぐし運転を実行して脱水運転を再開するように制御
するところに特徴を有する(請求項7の発明)。
【0012】第8の手段は、第2の手段において、脱水
運転制御手段が、回転数変動度合い検出手段による検出
結果に基づいて回転槽のアンバランス発生状況を判定
し、アンバランスが大きいほど脱水回転数を低くすると
共に脱水時間を延長するように制御するところに特徴を
有する(請求項8の発明)。
【0013】第9の手段は、第6、第7、第8の手段の
いずれかにおいて、脱水運転制御手段が、無負荷状態で
の回転槽の回転立上がり時に検出した回転数変動度合い
と、有負荷状態での回転槽の回転立上がり時に検出した
回転数変動度合いとを比較し、その比較結果に基づいて
アンバランス発生状況を判定するようになっているとこ
ろに特徴を有する(請求項9の発明)。
【0014】第10の手段は、第6、第7、第8の手段
のいずれかにおいて、洗濯物量検出手段を設け、脱水運
転制御手段が、この洗濯物量検出手段の検出結果に応じ
てアンバランス発生状況判定の基準値を変更するように
なっているところに特徴を有する(請求項10の発
明)。
【0015】
【作用】第1の手段においては、モータの回転立上がり
時においてモータの回転数を検出して回転数変動度合い
を検出するから、モータが定常回転状態となる前に回転
数変動度合いを検出でき、もって、モータの回転数の変
動度合い検出データ取得を迅速に行なうことができるよ
うになり、適正な脱水運転制御を早くに行なうことがで
きる。
【0016】第2の手段においては、回転槽の回転立上
がり時において回転槽の回転数を検出して回転数変動度
合いを検出するから、回転槽が定常回転状態となる前に
回転数変動度合いを検出でき、もって、回転槽の回転数
の変動度合い検出データ取得を迅速に行なうことができ
るようになり、適正な脱水運転制御を早くに行なうこと
ができる。
【0017】第3の手段のおいては、モータと回転槽と
が直結された構成であるから、モータの回転力をベルト
伝達機構やギア減速機構を介して回転槽に伝達する構成
とした場合とは異なり、モータから回転槽までの回転伝
達経路におけるスリップや摩擦といった、回転数検出誤
差要因がきわめて少なくなり、検出精度の向上に寄与で
きるようになる。
【0018】第4の手段においては、回転数変動度合い
検出手段が、共振回転数領域における回転槽の回転立上
がり時に回転数検出手段からの検出結果に基づいて回転
数変動度合いを検出するようになっているから、この回
転数変動度合い検出結果にアンバランス発生状況が反映
されるところとなり、すなわち、アンバランス発生状況
を判定することが可能となる。
【0019】第5の手段において、回転数検出手段が、
回転槽の1回転につき10パルス以上の数の信号を発生
するセンサを備え該信号の発生周期により該回転槽の回
転数を検出するようになっているから、共振回転数領域
での回転数変動度合いを良好に検出できるようになり、
アンバランス発生状況判定に有効となる。
【0020】第6の手段においては、脱水運転制御手段
が、回転数変動度合い検出手段による検出結果に基づい
て回転槽のアンバランス発生状況を判定し、アンバラン
スが大きいほど脱水回転数を低くするように制御するか
ら、アンバランスが増大することを抑え得るようにな
る。
【0021】第7の手段においては、脱水運転制御手段
が、回転数変動度合い検出手段による検出結果に基づい
て回転槽のアンバランス発生状況を判定し、アンバラン
スが大きいときに脱水運転を一旦停止し布ほぐし運転を
実行して脱水運転を再開するように制御するから、アン
バランス発生時には、洗濯物をほぐしてアンバランス発
生原因を除去し、脱水運転の再開時にアンバランス発生
をなくし得て良好な脱水運転ができるようになる。
【0022】第8の手段においては、脱水運転制御手段
が、回転数変動度合い検出手段による検出結果に基づい
て回転槽のアンバランス発生状況を判定し、アンバラン
スが大きいほど脱水回転数を低くすると共に脱水時間を
延長するように制御するから、アンバランスが増大する
ことを抑えつつ脱水運転を継続できて、所定の脱水率を
得ることが可能となる。
【0023】第9の手段においては、脱水運転制御手段
が、無負荷状態での回転槽の回転立上がり時に検出した
回転数変動度合いと、有負荷状態での回転槽の回転立上
がり時に検出した回転数変動度合いとを比較し、その比
較結果に基づいてアンバランス発生状況を判定するよう
になっているから、各洗濯機個々に正確なアンバランス
判定が期待できるようになる。すなわち、洗濯機は、製
造・組立時においてばらつきがあることから、個々に回
転槽の回転特性が異なる場合がある。アンバランス判定
の基準値を一義的に設定してしまうと、或る洗濯機にお
いてはアンバランス発生状況でないにもかかわらずアン
バランス発生と判定したり、別の或る洗濯機において
は、アンバランス発生であるにもかかわらずアンバラン
ス発生無しと判定したりする虞がある。
【0024】しかるに、この第9の手段においては、無
負荷時に回転槽の回転数変動度合いを検出することで、
当該洗濯機においてアンバランス発生無しに相当する回
転数変動度合いデータが得られ、これと、有負荷時での
回転数変動度合いを比較することで、アンバランス発生
状況の判定が正確となる。
【0025】第10の手段においては、洗濯物量検出手
段を設け、脱水運転制御手段が、この洗濯物量検出手段
の検出結果に応じてアンバランス発生状況判定の基準値
を変更するようになっているから、洗濯物量の多少にか
かわらずにアンバランス発生状況を正確に判定できるよ
うになる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例につき図1ない
し図11を参照しながら説明する。まず、図2および図
3において、外箱1の内部には、外槽2が弾性吊持機構
2aを介して設けられていると共に、その内部に回転槽
3が配設されている。外槽2の外底部中央にはアウター
ロータ形ブラシレスモータからなる可変速形のモータ4
がブラケット5を介して取付けられ、モータ4の回転軸
部6に連結されたシャフト7が、ブラケット5に支持さ
れた中空軸8の内部に挿通されて支持されている。
【0027】シャフト7の上部は外槽2から更に回転槽
3内の底部に挿入され、その挿入端部に撹拌体9が取付
けられている。シャフト7の撹拌体9直下の部分にはク
ラッチフロート10が上下動可能に嵌挿されている。こ
のクラッチフロート10は、シャフト7とはセレーショ
ン継手構造により一体回転するようになっており、中空
軸8の上端部に設けられた内歯11とは外歯10aによ
り噛合していて、水に浮いたときその噛合が外れるよう
になっている。
【0028】一方、中空軸8の上部には回転槽3が取付
けられると共に、回り止めフロート12が上下動可能に
嵌挿されている。この回り止めフロート12は、外槽2
の底部に設けられた歯13と下歯14により噛合してお
り、水に浮いたときにもその噛合は続くようになってい
る。回り止めフロート12の上面部には上歯15が設け
られ、水に浮いたときに、それが中空軸8に設けられた
歯16と噛合するようになっている。
【0029】回転槽3は脱水用の開口部としての脱水孔
17を上部にのみ有し、内部は底部中心部(回転軸心
部)周りから外槽2の排水弁18のある底部排水口19
へ遮水カバー20により通じており、その水路中に上記
両フロート10,12が位置している。
【0030】従って、洗濯時には、排水弁18の閉塞に
基づき、上述の水路から回転槽3内に貯水され、外槽2
内には貯水されない。このとき、水が水路を満たす段階
で回り止めフロート12、クラッチフロート10が順に
浮き、回り止めフロート12は上歯15を中空軸8の歯
16に噛合させて、回転槽3を外槽2に連結する状態と
なり、回転槽3の回り止めをする。そして、クラッチフ
ロート10は外歯10aを中空軸8の内歯11から離脱
させてモータ4によるシャフト7の回転が回転槽3に伝
わらないようにする。よって、この場合、シャフト7の
回転は撹拌体9にのみ伝えられ、回転槽3を回り止めし
た状態での撹拌が行なわれる。なお、この洗濯時には、
モータ4は所定回転速度に回転されるものである。
【0031】一方、脱水運転時には、排水弁18の開放
によって上述の水路及び回転槽3内の水が排出されるこ
とにより、クラッチフロート10、及び回り止めフロー
ト12はいずれも降下し、クラッチフロート10は外歯
10aを中空軸8の内歯11に噛合させてシャフト7の
回転が回転槽3に伝わるようにする。又、回り止めフロ
ート12は上歯15を中空軸8の歯16から離脱させ
て、回転槽3を外槽2から解放し、回転槽3の回り止め
を解く。よって、この場合、シャフト7の回転は、撹拌
体9と共に回転槽3にダイレクトに伝えられ、これらを
回転させて、脱水が行なわれる。なお、この脱水運転時
には、モータ4は洗濯時より高い回転速度で回転される
ものである。
【0032】また、外箱1の上部に設けられた上カバー
21の内部には、給水弁22が設けられていると共に、
回転槽3内の水位を検出する水位センサ23が設けられ
ている。さらに、上カバー21前部には図4に示す操作
パネル24が設けられていると共に、その裏面側には制
御ユニット25が設けられている。
【0033】上記操作パネル24には、運転コースを切
り替えるコース選択スイッチや、一時停止スイッチ兼用
のスタートスイッチ、水位設定スイッチ等の各種スイッ
チ26が設けられていると共に、各種表示器27が設け
られている。この各種表示器27の中には、報知手段に
相当するLEDからなる延長表示器27aが含まれてい
る。
【0034】次に、図1において電気回路構成について
述べる。まず、モータ4に対する給電回路について述べ
る。商用交流電源28には整流・平滑回路29が接続さ
れ、この整流・平滑回路29の出力側にはインバータ主
回路30が接続されており、このインバータ主回路30
にて前記モータ4が駆動される。また、このインバータ
主回路30はインバータ制御回路31とでモータ駆動制
御回路32を構成している。インバータ制御回路31
は、モータ4の位置検出素子4a,4b,4cから与え
られる位置検出信号と洗濯運転全般を制御するための制
御回路33から与えられる電圧データSdに基づいてイ
ンバータ主回路30の出力電圧および通電タイミングを
制御させるようになっている。
【0035】上記制御回路33はマイクロコンピュータ
および各種A/D変換器を含んで構成されており、これ
には、発振回路34からクロックパルスが与えられると
共に初期化回路35から初期化信号が与えられるように
なっている。そしてこの制御回路33は、各種スイッチ
26さらにはパルス発生回路36からの入力に応じて、
洗濯運転プログラムに従いモータ駆動制御回路32を制
御すると共に、各種表示器27(27a)を制御し、さ
らにトライアック37,38を介して給水弁22,排水
弁18を制御するようになっている。上記パルス発生回
路36は、モータ4の位置検出素子4a,4b,4cか
らの検出信号に基づいてモータ4の1回転当り12個の
パルスを発生するものであり、後述するがこのパルスは
洗濯物量の判定に使用されるものである。
【0036】なお、前記整流・平滑回路29の出力側に
は電子回路用の制御電源を出力する定電圧回路39が接
続されている。なお、上記給水弁22および排水弁18
への給電回路には電源スイッチ40が設けられており、
図示しないがこれの開閉を検出してその検出信号が前記
制御回路33に与えられるようになっている。
【0037】さらに、図3に示すように、前記モータ4
の回転軸部6の上端部分に対応して、回転数検出手段4
1が設けられている。すなわち、この回転数検出手段4
1は、円板42とセンサたるホトセンサ43とセンサ回
路43aとさらには前述の制御回路33とから構成され
ており、円板42は、モータ4の回転軸部6の上端にこ
れと一体回転するように設けられており、これには、1
回転で10パルスを得るためのスリット42aが形成さ
れている。そして、そのスリット42aの回転軌跡と対
向するようにしてホトセンサ43が設けられている。こ
のホトセンサ43は、図9に示すように、スリット42
aに対応してハイレベルパルスを出力し、スリット42
a間(遮蔽部分)に対応して出力をロウレベルとするよ
うになっている。この場合、ハイレベルのパルスの時間
幅およびロウレベル部分の時間幅に対するパルス時間幅
のデューティー比は1/2となっている。そして、セン
サ回路43aは、ホトセンサ43からの信号の立上り変
化と立下り変化に同期した信号Ssを出力して制御回路
33に与えるようになっている。この制御回路33は、
この信号Ssの発生周期を計測して回転数を検出する。
【0038】さて、上記制御回路33は、前述した円板
12およびホトセンサ43並びにセンサ回路43aとで
回転数検出手段を構成すると共に、回転数変動度合い検
出手段、脱水運転制御手段、洗濯物量判定手段として機
能するようになっており、まず、洗濯物量判定手段につ
いて述べる。回転槽3内に洗濯物を収容した状態で、制
御回路33は、各フロート10,12を浮上させるに必
要な所定量の水を給水した状態で、モータ4を、例え
ば、0.2秒オン、0.8秒オフさせて撹拌体9を正逆
回転させ、この正逆回転を2回実行する。このときのパ
ルス発生回路36から出力されるパルスの数を計数し、
このパルス計数値が、図6に示すように「1500以
上」であるときには「洗濯物量小」(2kg未満)と判
定し、「1500未満、750以上」(2kg以上4k
g未満)であるときには「洗濯物量中」と判定し、「7
50未満」であるときには「洗濯物量大」(4kg以
上)と判定する。
【0039】次に、制御回路33における回転数変動度
合い検出手段および脱水運転制御手段としての機能につ
いて述べる。本実施例においては、無負荷時と、通常使
用時の有負荷時とに回転数変動度合いを検出するように
なっている。今、図10には無負荷時における回転数変
動度合いの検出の制御の様子を示している。この場合、
回転槽3内には、水および洗濯物は収容しないでおく。
従って、この場合モータ4と回転槽3とは直結状態にあ
る。
【0040】同図に示すフローチャートは、特殊スイッ
チ操作、例えば、コース選択スイッチを操作しつつ電源
スイッチ40をオン操作(これはメーカー側で行なって
も良いし使用者側で行なっても良い)したときに実行さ
れるもので、ステップS1においては、モータ4を共振
回転数(本実施例では250r.p.m 付近に共振回転数が
あるとしている)を超える回転数まで順次立ち上げるよ
うに駆動する。ステップS2においてはホトセンサ43
からの信号を読み込み、ステップS3においては、この
信号の発生周期に基づいてモータ4従って回転槽3の回
転数を検出する。すなわち、ホトセンサ43は、図9に
示したように、回転槽3の1回転につき10パルスの信
号を発生し、センサ回路43aは、その10パルスの信
号の立上りおよび立下りに応じた20パルスの信号Ss
を回転槽3の1回転で発生する。制御回路33は、セン
サ回路43aの信号Ssの発生周期を計測して、回転槽
3の回転数を検出する。例えば、発生周期が30msec
のときには、100r.p.mであることが検出される。
【0041】ここで、ホトセンサ43の発生パルスを回
転槽1回転につき10パルスとした理由は、次にある。
すなわち、図7に示すように、回転槽3の回転を立ち上
げて行くとき、図8の特性線Lhで示すようにアンバラ
ンス発生等により回転数が変動することがある(特性線
Lrは回転数変動のない理想的な場合を示している)。
この場合、アンバランスは共振回転数領域で発生しやす
い。検出すべき回転数の変動の周期を80msec とした
とき、この周期80msec の範囲内で6回(約13mse
c )ぐらいの検出機会があれば、変動度合いCを良好に
検出できると考える。従って、10パルスの立上りおよ
び立下りから検出機会を得るとすれば、1回転で20回
の検出機会がある。つまり、検出機会は250r.p.m の
とき、12msec となる。従って、変動の周期が80m
sec のとき、6回強の検出機会が得られる。
【0042】なお、回転数変動度合いは、アンバランス
の判定のための基準値として用いられるものであり、回
転数変動度合いとアンバランス発生状況との関係を表1
に示している。
【0043】
【表1】
【0044】また、上記アンバランス判定基準値である
5r.p.m および10r.p.m は、図5に示す実験データに
基いて設定されたものである。同図に示す「◆」、
「△」、「○」はそれぞれ、第1回目、第2回目、第3
回目の実験データを示しており、それらをプロットした
特性線から理解できるように、ほぼアンバランスとして
あまり大きくないとみなされる0.7kgのアンバラン
スウエイトの場合には、回転数の変動度合いは5r.p.m
を示し、大きいとみなされる1.5kgのアンバランス
ウエイトの場合には、10r.p.m を示す。
【0045】さて、ステップS4では、この時点で検出
されている回転数が共振回転数250r.p.m を超えたか
否かを判断し、達していなければ、ステップS5に移行
して、図8に示す回転数の変動度合いCを下記式 C=B+(A−B)(t/T) で求める。なお各頂点k1,k2,k3は、各検出機会
で得た回転数を逐次比較して検知するものである。な
お、回転数変動が無い場合には図8の特性線Lrで示す
ようになる。この場合は、無負荷運転であるので、この
特性線Lrに近い特性が得られるが、洗濯機個々によっ
てばらつきがあり、若干の回転数変動が見られることも
ある。
【0046】回転槽3が250r.p.m を超えると、ステ
ップS6に移行し、モータ4の駆動を停止し、次のステ
ップS7において、前記ステップS5で検出した変動度
合いたる変動度合いCの例えば最大値を例えば制御回路
33が有する不揮発性メモリに記憶する。その変動度合
いデータをCmと称する。
【0047】次に、図11には、有負荷状態、すなわ
ち、回転槽3内に洗濯物が収容された状態で脱水運転が
実行される場合を示している。ステップR1〜ステップ
R5までは、前述の10図のステップS1〜ステップS
5までと同様の動作である。すなわち、ステップR1に
おいては、モータ4を共振回転数250r.p.m を超える
回転数まで順次立ち上げるように駆動する。ステップR
2においてはホトセンサ43からの信号を読み込み、ス
テップR3においては、この信号の発生周期に基づいて
モータ4従って回転槽3の回転数を検出する。
【0048】そしてステップR4では、この時点で検出
されている回転数が共振回転数250r.p.m を超えたか
否かを判断し、超えていなければ、ステップR5に移行
して、既述したように回転数の変動度合いCを検出す
る。
【0049】この後、ステップR6に移行して、脱水運
転開始から30秒が経過したか否かを判断し、経過して
いなければステップR2に戻る。このステップR6にお
ける判断の趣旨は、運転開始から30秒を経過しても共
振回転数を超えないときには、それ以後回転が立上らな
いものと判断するところにあり、このステップR6にお
いて、30秒が経過したことが判断されるとステップR
7に移行して、モータ4の駆動を停止して脱水運転を中
止する。
【0050】上記30秒を経過する前に、共振回転数を
超えると、ステップR8に移行して、ステップR5で検
出した変動度合いCから前記無負荷時での変動度合いデ
ータCmを差し引く。この減算値Cgを、ステップR
9、ステップR10に示すように、アンバランス判定の
基準値である5r.p.m 、10r.p.m と比較する。すなわ
ち、減算値Cgが、5r.p.m 以下であるか否か、5r.p.
m を超え10r.p.m 以下であるか否かを判断する。上記
減算値Cgが5r.p.m 以下であれば、ステップR11に
示すように、アンバランスの発生がないもしくはあって
もアンバランス「小」であると判定し、ステップR12
に移行して、脱水回転数を950r.p.m に設定すると共
に、脱水時間を6分に設定する。
【0051】また、上記減算値Cgが5r.p.m を超え1
0r.p.m 以下であれば、ステップR13に示すように、
アンバランス「中」であると判定し、ステップR14に
移行して、脱水回転数を上述の場合よりも低くこの場合
850r.p.m に設定すると共に、脱水時間を上述の場合
よりも長くこの場合8分に設定する。
【0052】さらにまた、上記減算値Cgが10r.p.m
を超えていれば、ステップR15に示すように、アンバ
ランス「大」であると判定し、ステップR16に移行し
てモータ4の駆動を停止し、そしてステップR17にお
いてほぐし運転を実行しステップR1に戻る。このほぐ
し運転は、回転槽3内に所定量の水を給水した上で撹拌
体9を正逆回転させることにより洗濯物をほぐしてその
偏りを修正するものである。なお、ステップR12ある
いはステップR14の後は、設定された脱水時間が満了
したところで(ステップR18で判断)、ステップR1
9に示すように、モータ4の駆動を停止して脱水運転を
終了する。
【0053】このような本実施例においては、回転槽3
の回転立上がり時において該回転槽3の回転数を検出し
て回転数変動度合いCを検出するから、回転槽3が定常
回転状態となる前に変動度合いCを検出でき、もって、
回転槽3の回転数の変動度合い検出データ取得を迅速に
行なうことができるようになり、適正な脱水運転制御を
早くに行なうことができる。
【0054】また、モータ4と回転槽3とが直結される
構成であるから、モータ4の回転力をベルト伝達機構や
ギア減速機構を介して回転槽に伝達する構成とした場合
とは異なり、モータ4から回転槽3までの回転伝達経路
におけるスリップや摩擦等の回転数検出誤差要因がきわ
めて少なくなり、検出精度の向上に寄与できる。
【0055】さらに、本実施例によれば、共振回転数領
域における回転槽3の回転立上がり時に前記回転数検出
手段41からの検出結果に基づいて回転数変動度合いを
検出するようになっているから、この回転数変動度合い
検出結果にアンバランス状況が反映されるところとな
り、すなわち、回転数変動度合いからアンバランス状況
を判定することができる。
【0056】また、回転数検出手段41が、回転槽3の
1回転につき10パルスの数の信号を発生するホトセン
サ43を備え、該信号の発生周期により該回転槽3の回
転数を検出するようになっているから、共振回転数領域
での回転数検出機会が十分に得られて、回転数変動度合
いを良好に検出できるようになり、アンバランス発生状
況判定に有効となる。この場合円板42のスリット42
aの数を多くする等して、ホトセンサ43の発生パルス
数をさらに多くするようにしても良い。
【0057】しかも、回転数変動度合いの検出結果に基
づいて回転槽3のアンバランス発生状況を判定し、アン
バランスが大きいほど脱水回転数を低くするように制御
するから、アンバランスが増大することを抑え得る。
【0058】さらには、回転数変動度合いの検出結果に
基づいて回転槽3のアンバランス発生状況を判定し、ア
ンバランスが大きい(アンバランス「大」)ときに、脱
水運転を一旦停止し、布ほぐし運転を実行して脱水運転
を再開するように制御するから、アンバランス発生時に
は、洗濯物をほぐしてアンバランス発生原因が除去さ
れ、脱水運転の再開時にアンバランス発生をなくし得
て、良好な脱水運転ができる。
【0059】さらにまた、回転槽3のアンバランスが大
きいほど脱水回転数を低くすると共に脱水時間を延長す
るように制御するから、アンバランスが増大することを
抑えつつ脱水運転を継続できて、所定の脱水率を得るこ
とができる。
【0060】しかも、無負荷状態での回転槽3の回転立
上がり時に検出した回転数変動度合いと、有負荷状態で
の回転槽3の回転立上がり時に検出した回転数変動度合
いとを比較し、その比較結果に基づいてアンバランス発
生状況を判定するようにしたから、各洗濯機個々に正確
なアンバランス発生状況を判定できる。
【0061】すなわち、洗濯機は、製造・組立時におい
てばらつきがあることから、個々に回転槽3の回転特性
が異なる場合がある。仮に、アンバランス判定の基準値
を一義的に設定してしまうと、或る洗濯機においてはア
ンバランス発生状況でないにもかかわらずアンバランス
発生と判定したり、別の或る洗濯機においては、アンバ
ランス発生であるにもかかわらずアンバランス発生無し
と判定したりする虞がある。しかるに、本実施例によれ
ば、無負荷時に回転槽3の回転数変動度合いを検出する
ことで、アンバランス発生無しに相当する回転数変動度
合いデータが得られ、これと、有負荷時での回転数変動
度合いを比較することで、アンバランス発生状況の判定
が正確となる。
【0062】次に図12は本発明の第2の実施例を示し
ている。この第2の実施例では、下記表2からも理解で
きるように、洗濯物量の検出結果に応じて、アンバラン
ス判定の基準値を変更するようにしている。
【0063】
【表2】
【0064】図12に示すフローチャートにおいて、ス
テップP1〜ステップP8までは第1の実施例における
ステップR1〜ステップR8でと同じであり、ステップ
P9以降について述べる。ステップP9,ステップP1
0で示すように、洗濯物量の検出結果が2kg以下であ
るか否か、あるいは2kgを超え4kg以下であるか否
かを判断する。例えば、洗濯物量が比較的少ない場合に
は、ステップP11にて、アンバランス判定の基準値を
表2に示したように設定する。すなわち、アンバランス
無しもしくはアンバランス「小」の判定の基準値を「4
r.p.m 以下」とし、アンバランス「中」の判定の基準値
を「4r.p.m 超〜8r.p.m 以下」とし、アンバランス
「大」の判定の基準値を「8r.p.m 超」とする。
【0065】また、洗濯物量が2kgを超え4kg以下
であるときには、ステップP12にて、アンバランス判
定の基準値を変更設定する。すなわち、アンバランス無
しもしくはアンバランス「小」の判定の基準値を「5r.
p.m 以下」とし、アンバランス「中」の判定の基準値を
「5r.p.m 超〜10r.p.m 以下」とし、アンバランス
「大」の判定の基準値を「10r.p.m 超」とする。
【0066】さらにまた、洗濯物量が4kgを超えると
きには、ステップP13にて、アンバランス判定の基準
値を変更設定する。すなわち、アンバランス無しもしく
はアンバランス「小」の判定の基準値を「6r.p.m 以
下」とし、アンバランス「中」の判定の基準値を「6r.
p.m 超〜12r.p.m 以下」とし、アンバランス「大」の
判定の基準値を「12r.p.m 超」とする。
【0067】上述のステップP11、ステップP12あ
るいはステップP13が実行された後は、ステップP1
4〜ステップP19のいずれかに移行して、回転数変動
度合いCgと当該基準値とを比較して、その比較結果に
応じて、アンバランス発生無しもしくはアンバランス
「小」を判定するか(ステップP20)、アンバランス
「中」を判定するか(ステップP21)、アンバランス
「大」を判定する(ステップP22)。
【0068】このアンバランス判定の後は、第1の実施
例におけるステップR12、ステップR14、ステップ
R16、ステップR17、ステップR18およびステッ
プR19と同様の制御であるところのステップP23〜
ステップP28を実行するものである。
【0069】この第2の実施例によれば、洗濯物量検出
結果に応じてアンバランス発生状況の判定の基準値を変
更するようになっているから、洗濯物量の多少にかかわ
らずにアンバランス発生状況を正確に判定できるように
なる。
【0070】なお、本発明は次のようにしても良い。洗
い時において、回転数変動度合い検出手段によりモータ
の回転立上り時における回転数変動度合いを検出し、こ
の回転数変動度合いにより、例えば布質を判定しても良
く、また、洗い運転や脱水運転といった洗濯全体の運転
を制御するようにしても良い。この場合も、モータが定
常回転状態となる前に回転数変動度合いを検出でき、も
って、回転数の変動度合い検出データ取得を迅速に行な
うことができ、よって、適正な運転制御を早くに行なう
ことができる。さらに、回転数検出手段としては、モー
タが備えた位置検出素子を使用しても良い。また、モー
タあるいは回転槽と一体回転するように適宜磁極数のマ
グネットを設け、このマグネットと対向する静止部位に
磁気センサを設ける構成としても良い。
【0071】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、モータの回転立上がり時においてモータの回転数
を検出して回転数変動度合いを検出するから、モータが
定常回転状態となる前に回転数変動度合いを検出でき、
もって、モータの回転数の変動度合い検出データ取得を
迅速に行なうことができて、適正な脱水運転制御を早く
に行なうことができる。
【0072】請求項2の発明によれば、回転槽の回転立
上がり時において回転槽の回転数を検出して回転数変動
度合いを検出するから、回転槽が定常回転状態となる前
に回転数変動度合いを検出でき、もって、回転槽の回転
数の変動度合い検出データ取得を迅速に行なうことがで
きて、適正な脱水運転制御を早くに行なうことができ
る。
【0073】請求項3の発明によれば、モータと回転槽
とが直結された構成であるから、回転数検出誤差要因が
きわめて少なくなり、検出精度の向上に寄与できる。請
求項4の発明によれば、回転数変動度合い検出手段が、
共振回転数領域における回転槽の回転立上がり時に回転
数検出手段からの検出結果に基づいて回転数変動度合い
を検出するようになっているから、アンバランス状況を
判定することが可能となる。請求項5の手段において、
回転数検出手段が、回転槽の1回転につき10パルス以
上の数の信号を発生するセンサを備え該信号の発生周期
により該回転槽の回転数を検出するようになっているか
ら、共振回転数領域での回転数変動度合いを良好に検出
できて、アンバランス発生状況判定に有効となる。
【0074】請求項6の発明によれば、脱水運転制御手
段が、回転数変動度合い検出手段による検出結果に基づ
いて回転槽のアンバランス発生状況を判定し、アンバラ
ンスが大きいほど脱水回転数を低くするように制御する
から、アンバランスが増大することを抑え得る。請求項
7の発明によれば、脱水運転制御手段が、回転数変動度
合い検出手段による検出結果に基づいて回転槽のアンバ
ランス発生状況を判定し、アンバランスが大きいときに
脱水運転を一旦停止し布ほぐし運転を実行して脱水運転
を再開するように制御するから、脱水運転の再開時にア
ンバランス発生をなくし得て良好な脱水運転ができる。
【0075】請求項8の発明によれば、脱水運転制御手
段が、回転数変動度合い検出手段による検出結果に基づ
いて回転槽のアンバランス発生状況を判定し、アンバラ
ンスが大きいほど脱水回転数を低くすると共に脱水時間
を延長するように制御するから、アンバランスが増大す
ることを抑えつつ脱水運転を継続できて、所定の脱水率
を得ることができる。請求項9の発明によれば、脱水運
転制御手段が、無負荷状態での回転槽の回転立上がり時
に検出した回転数変動度合いと、有負荷状態での回転槽
の回転立上がり時に検出した回転数変動度合いとを比較
し、その比較結果に基づいてアンバランス発生状況を判
定するようになっているから、各洗濯機個々に正確なア
ンバランス発生状況を判定できる。請求項10の発明に
よれば、洗濯物量検出手段を設け、脱水運転制御手段
が、この洗濯物量検出手段の検出結果に応じてアンバラ
ンス発生状況判定の基準値を変更するようになっている
から、洗濯物量の多少にかかわらずにアンバランス発生
状況を正確に判定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気的構成のブロ
ック図
【図2】洗濯機の破断側面図
【図3】機構部の縦断側面図
【図4】操作パネルの正面図
【図5】アンバランスウエイトと回転数変動度合いとの
関係を示す図
【図6】洗濯物量とパルス計数値との関係を示す図
【図7】脱水運転時における回転数変化の様子を示す図
【図8】回転数変動の様子を示す図
【図9】パルスの波形図
【図10】制御内容を示すフローチャート
【図11】制御内容を示すフローチャート
【図12】本発明の第2の実施例における制御内容を示
すフローチャート
【符号の説明】
3は回転槽、4はモータ、4a,4b,4cは位置検出
素子、9は撹拌体、10はクラッチフロート、12は回
り止めフロート、33は制御回路(回転数変動度合い検
出手段、脱水運転制御手段、洗濯物量判定手段)、41
は回転数検出手段、42は円板、43はホトセンサ、4
3aはセンサ回路を示す。
フロントページの続き (72)発明者 稲垣 豊 名古屋市西区名西二丁目33番10号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社名古屋事業所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗いおよび脱水兼用の回転槽とこの回転
    槽の内部に設けられた撹拌体とを駆動するためのモータ
    と、 このモータの回転数を検出する回転数検出手段と、 前記モータの回転立上がり時に前記回転数検出手段によ
    る検出結果に基づいて回転数変動度合いを検出する回転
    数変動度合い検出手段と、 この回転数変動度合い検出手段による検出結果に基づい
    て運転を制御する運転制御手段とを具備してなる洗濯
    機。
  2. 【請求項2】 洗いおよび脱水兼用の回転槽とこの回転
    槽の内部に設けられた撹拌体とを駆動するためのモータ
    と、 前記回転槽の回転に伴って信号を発生するセンサを備え
    該信号の発生周期により該回転槽の回転数を検出する回
    転数検出手段と、 前記回転槽の回転立上がり時に前記回転数検出手段から
    の検出結果に基づいて回転数変動度合いを検出する回転
    数変動度合い検出手段と、 この回転数変動度合い検出手段による検出結果に基づい
    て脱水運転を制御する脱水運転制御手段とを具備してな
    る洗濯機。
  3. 【請求項3】 モータと回転槽とが直結された構成であ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 回転数変動度合い検出手段は、共振回転
    数領域における回転槽の回転立上がり時に回転数検出手
    段からの検出結果に基づいて回転数変動度合いを検出す
    るようになっていることを特徴とする請求項2記載の洗
    濯機。
  5. 【請求項5】 回転数検出手段は、回転槽の1回転につ
    き10パルス以上の数の信号を発生するセンサを備え該
    信号の発生周期により該回転槽の回転数を検出するよう
    になっていることを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 脱水運転制御手段は、回転数変動度合い
    検出手段による検出結果に基づいて回転槽のアンバラン
    ス発生状況を判定し、アンバランスが大きいほど脱水回
    転数を低くするように制御することを特徴とする請求項
    2の洗濯機。
  7. 【請求項7】 脱水運転制御手段は、回転数変動度合い
    検出手段による検出結果に基づいて回転槽のアンバラン
    ス発生状況を判定し、アンバランスが大きいときに脱水
    運転を一旦停止し布ほぐし運転を実行して脱水運転を再
    開するように制御することを特徴とする請求項2記載の
    洗濯機。
  8. 【請求項8】 脱水運転制御手段は、回転数変動度合い
    検出手段による検出結果に基づいて回転槽のアンバラン
    ス発生状況を判定し、アンバランスが大きいほど脱水回
    転数を低くすると共に脱水時間を延長するように制御す
    ることを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
  9. 【請求項9】 脱水運転制御手段は、無負荷状態での回
    転槽の回転立上がり時に検出した回転数変動度合いと、
    有負荷状態での回転槽の回転立上がり時に検出した回転
    数変動度合いとを比較し、その比較結果に基づいてアン
    バランス発生状況を判定するようになっていることを特
    徴とする請求項6、7、8のいずれかに記載の洗濯機。
  10. 【請求項10】 洗濯物量検出手段を設け、脱水運転制
    御手段は、この洗濯物量検出手段の検出結果に応じてア
    ンバランス発生状況判定の基準値を変更するようになっ
    ていることを特徴とする請求項6、7、8のいずれかに
    記載の洗濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009213634A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Toshiba Corp 洗濯機
CN104727068A (zh) * 2013-12-20 2015-06-24 东部大宇电子株式会社 具有改进的平衡特性的洗衣机及其控制方法
JP2015208437A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機

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CN104727068A (zh) * 2013-12-20 2015-06-24 东部大宇电子株式会社 具有改进的平衡特性的洗衣机及其控制方法
JP2015208437A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機

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