JPH09104413A - 充填包装機およびこれに用いる袋体 - Google Patents
充填包装機およびこれに用いる袋体Info
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- JPH09104413A JPH09104413A JP28937195A JP28937195A JPH09104413A JP H09104413 A JPH09104413 A JP H09104413A JP 28937195 A JP28937195 A JP 28937195A JP 28937195 A JP28937195 A JP 28937195A JP H09104413 A JPH09104413 A JP H09104413A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 省スペースで効率的な自動包装機を提供す
る。 【解決手段】 爪付カートリッジに袋体を略垂直に保持
し、このカートリッジを袋体の幅方向と直角方向に走行
させるように搬送装置上に載置し、これが走行する過程
で袋体の開口、閉塞を前記爪の動きによって行わせるよ
うにした。
る。 【解決手段】 爪付カートリッジに袋体を略垂直に保持
し、このカートリッジを袋体の幅方向と直角方向に走行
させるように搬送装置上に載置し、これが走行する過程
で袋体の開口、閉塞を前記爪の動きによって行わせるよ
うにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は洗剤・塗料・オイ
ルなどの他、ジュース・錠剤などの粒状物などを一定量
計り取って袋詰めする充填包装機及びこれに用いる袋体
の改良に関する。
ルなどの他、ジュース・錠剤などの粒状物などを一定量
計り取って袋詰めする充填包装機及びこれに用いる袋体
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】洗剤や塗料などの粉粒体や液体を一定量
ずつ、クラフト紙袋やポリエチレン袋などの袋体(パウ
チとも呼ばれる)に袋詰めする装置は各種の分野で広く
使われている。これらの自動充填包装機は通常多数の袋
詰めを能率的に処理するため、ターンテーブル上にこれ
らの袋を収容するカートリッジを多数配置しておき、タ
ーンテーブルの回転に同期してカートリッジへの袋体の
装填、袋の開口、被包装物の投入、計量、袋開口部の密
封シールを順次行わせるようにしたものや、直線方向に
走行するコンベア上に袋を収容するカートリッジを載置
しておき、このカートリッジがコンベア上を走行する過
程で前記各種の充填操作を行うようになっている。一般
に、従来のこの種装置では、袋体が走行する過程で、そ
の側方から開口操作や袋口の密封シール操作を行う関係
上、袋体の横幅方向に沿ってこれを走行させるようにな
っている。即ち、袋を開口する操作は、通常袋の入口部
(開口部)の横腹に吸盤を配置して袋の入口部を横から
吸引して口を開くようにするので、この吸引機構やその
他のシールのための機構は袋の側部に設置するのが都合
がよいわけである。
ずつ、クラフト紙袋やポリエチレン袋などの袋体(パウ
チとも呼ばれる)に袋詰めする装置は各種の分野で広く
使われている。これらの自動充填包装機は通常多数の袋
詰めを能率的に処理するため、ターンテーブル上にこれ
らの袋を収容するカートリッジを多数配置しておき、タ
ーンテーブルの回転に同期してカートリッジへの袋体の
装填、袋の開口、被包装物の投入、計量、袋開口部の密
封シールを順次行わせるようにしたものや、直線方向に
走行するコンベア上に袋を収容するカートリッジを載置
しておき、このカートリッジがコンベア上を走行する過
程で前記各種の充填操作を行うようになっている。一般
に、従来のこの種装置では、袋体が走行する過程で、そ
の側方から開口操作や袋口の密封シール操作を行う関係
上、袋体の横幅方向に沿ってこれを走行させるようにな
っている。即ち、袋を開口する操作は、通常袋の入口部
(開口部)の横腹に吸盤を配置して袋の入口部を横から
吸引して口を開くようにするので、この吸引機構やその
他のシールのための機構は袋の側部に設置するのが都合
がよいわけである。
【0003】図4はターンテーブル方式の充填包装機の
従来例の動作説明図で、三方をシールされたポリエチレ
ンなどの袋aを多数枚収容した袋体収容部pをターンテ
ーブルTの側方に用意しておき、一方ターンテーブルT
のまわりには袋体を吊持するチャックfを配設し、これ
が回転走行する過程で、チャックfへの吸盤v4 による
袋体aの供給()、吸盤v1 による袋底辺部の拡張
()、吸盤v2 、v3及びエアー噴出ノズルnによる
袋全体の拡張()、被包装物の投入充填()、加熱
器hによる加熱シール()、強制冷却装置cによるシ
ール部の冷却密封及びカートリッジfからの充填物の放
出()、などの動作を順次行わせるようになってい
る。
従来例の動作説明図で、三方をシールされたポリエチレ
ンなどの袋aを多数枚収容した袋体収容部pをターンテ
ーブルTの側方に用意しておき、一方ターンテーブルT
のまわりには袋体を吊持するチャックfを配設し、これ
が回転走行する過程で、チャックfへの吸盤v4 による
袋体aの供給()、吸盤v1 による袋底辺部の拡張
()、吸盤v2 、v3及びエアー噴出ノズルnによる
袋全体の拡張()、被包装物の投入充填()、加熱
器hによる加熱シール()、強制冷却装置cによるシ
ール部の冷却密封及びカートリッジfからの充填物の放
出()、などの動作を順次行わせるようになってい
る。
【0004】以上はターンテーブル方式の場合である
が、直線走行するコンベアに沿って上記と同様な動作を
行わせるものもよく使われている。しかし何れの場合
も、袋体aはその横幅wの方向に沿って走行させ、その
過程で各種の作業を行うので、コンベアの長さやターン
テーブルの直径は必然的に大きくならざるを得なかっ
た。また、このようなターンテーブルを複数台設置した
り、直線コンベアを並列に多段に設置すれば、充填包装
処理の能率を上げることができるわけであるが、前記し
たようにこの種従来の包装システムは、袋体をその横幅
方向に沿って走行させ、その側方に袋体を開閉するため
の各種機構が配置されているので、これらの補助機構を
含めた全体の充填包装システムはその横スペースも広く
必要であり、これらを並列的に多段に設置するには膨大
なスペースが必要となり、コスト的にも採算性が悪くな
り実際的でなかった。
が、直線走行するコンベアに沿って上記と同様な動作を
行わせるものもよく使われている。しかし何れの場合
も、袋体aはその横幅wの方向に沿って走行させ、その
過程で各種の作業を行うので、コンベアの長さやターン
テーブルの直径は必然的に大きくならざるを得なかっ
た。また、このようなターンテーブルを複数台設置した
り、直線コンベアを並列に多段に設置すれば、充填包装
処理の能率を上げることができるわけであるが、前記し
たようにこの種従来の包装システムは、袋体をその横幅
方向に沿って走行させ、その側方に袋体を開閉するため
の各種機構が配置されているので、これらの補助機構を
含めた全体の充填包装システムはその横スペースも広く
必要であり、これらを並列的に多段に設置するには膨大
なスペースが必要となり、コスト的にも採算性が悪くな
り実際的でなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上に鑑み、
従来の欠点を排除した高速・高能率な充填包装機を提供
したもので、一つのコンベアシステムでより多数の袋体
の充填包装処理が可能となる外、そのコンベアシステム
全体の縦長さ及び横スペースも小さい省スペース構造で
あるため、これを並列に多段に設置することが容易とな
り、一層の効率化を推進できるものである。
従来の欠点を排除した高速・高能率な充填包装機を提供
したもので、一つのコンベアシステムでより多数の袋体
の充填包装処理が可能となる外、そのコンベアシステム
全体の縦長さ及び横スペースも小さい省スペース構造で
あるため、これを並列に多段に設置することが容易とな
り、一層の効率化を推進できるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、一端に開口部を有する袋体を略垂直方
向に収容するとともに、この袋体の開口部の周辺をチャ
ッキングする少くとも一対の爪部材を備えた爪付カート
リッジと、この爪付カートリッジを複数個同時に搬送す
るコンベア装置と、前記爪部材によって袋体をカートリ
ッジ内に略垂直に吊持した状態で、このカートリッジを
前記コンベア装置によって袋体の幅方向に対して略直角
方向に走行させる手段とを備え、カートリッジがコンベ
ア上を走行する過程で、袋体の開口、この開口への被包
装物の充填、前記開口の閉塞、閉塞された開口部の密封
シールを順次行わせることを特徴とする充填包装機を提
供するもので、併せてこれに適用できる袋体として、開
口部の幅が30mm〜60mmの範囲に設定され、残余
の辺部が全て予めシールしてなる充填包装機用袋体を提
供するものである。
解決するために、一端に開口部を有する袋体を略垂直方
向に収容するとともに、この袋体の開口部の周辺をチャ
ッキングする少くとも一対の爪部材を備えた爪付カート
リッジと、この爪付カートリッジを複数個同時に搬送す
るコンベア装置と、前記爪部材によって袋体をカートリ
ッジ内に略垂直に吊持した状態で、このカートリッジを
前記コンベア装置によって袋体の幅方向に対して略直角
方向に走行させる手段とを備え、カートリッジがコンベ
ア上を走行する過程で、袋体の開口、この開口への被包
装物の充填、前記開口の閉塞、閉塞された開口部の密封
シールを順次行わせることを特徴とする充填包装機を提
供するもので、併せてこれに適用できる袋体として、開
口部の幅が30mm〜60mmの範囲に設定され、残余
の辺部が全て予めシールしてなる充填包装機用袋体を提
供するものである。
【0007】この発明の爪付カートリッジは、袋体を保
持した状態でターンテーブルまたはコンベア上を走行す
る枠体であって袋体をカートリッジの走行方向に対して
直角方向に(袋体の幅方向が走行方向に対して直角にな
るように)吊下げ保持する爪部材(チャック装置)を備
えたものである。
持した状態でターンテーブルまたはコンベア上を走行す
る枠体であって袋体をカートリッジの走行方向に対して
直角方向に(袋体の幅方向が走行方向に対して直角にな
るように)吊下げ保持する爪部材(チャック装置)を備
えたものである。
【0008】またこの爪部材は、袋体の上部開口部の周
辺を両側からチャッキングするとともに、袋体の着脱に
際して開閉可能であり且つ袋体開口部の開口・閉塞を行
い得るよう袋体の幅方向に沿って移動できるものである
ことが望ましい。さらにこの爪部材の開閉移動は、カー
トリッジが走行する過程でカートリッジの外部に設置し
たシーケンサの指令に基づいて制御されるものであるこ
とが好ましい。
辺を両側からチャッキングするとともに、袋体の着脱に
際して開閉可能であり且つ袋体開口部の開口・閉塞を行
い得るよう袋体の幅方向に沿って移動できるものである
ことが望ましい。さらにこの爪部材の開閉移動は、カー
トリッジが走行する過程でカートリッジの外部に設置し
たシーケンサの指令に基づいて制御されるものであるこ
とが好ましい。
【0009】この本発明によって提供されるカートリッ
ジは、袋体をその幅が走行方向に対して直角になるよう
に保持するものであるので、その走行方向のスペースを
短くすることができ、従って一定長さのコンベア上によ
り多く並べることができる。即ち、充填包装処理効率を
高めることができる。
ジは、袋体をその幅が走行方向に対して直角になるよう
に保持するものであるので、その走行方向のスペースを
短くすることができ、従って一定長さのコンベア上によ
り多く並べることができる。即ち、充填包装処理効率を
高めることができる。
【0010】また、袋体のチャッキングや開口部の開口
・閉塞を、カートリッジ内に装備した爪部材の開閉・相
対移動によって行うように構成したので、カートリッジ
の側方にこれらの動作を行わせるための機構を設置する
必要性がなくなり、コンベアのサイドスペースが大幅に
節約できる。従って、この充填包装機の多連並列設置も
容易となり、処理効率の一層の向上が期待できる。
・閉塞を、カートリッジ内に装備した爪部材の開閉・相
対移動によって行うように構成したので、カートリッジ
の側方にこれらの動作を行わせるための機構を設置する
必要性がなくなり、コンベアのサイドスペースが大幅に
節約できる。従って、この充填包装機の多連並列設置も
容易となり、処理効率の一層の向上が期待できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一つの実施形態を
表す動作説明図で、袋体aを保持する多数のカートリッ
ジ1がコンベア2によって矢印方向に走行するように配
置されている。図中3は後に詳述するチャッキング爪、
4はカートリッジの底部に設置された袋体載置台、5は
カートリッジを支えるコロ、6は後述する計量台であ
る。
表す動作説明図で、袋体aを保持する多数のカートリッ
ジ1がコンベア2によって矢印方向に走行するように配
置されている。図中3は後に詳述するチャッキング爪、
4はカートリッジの底部に設置された袋体載置台、5は
カートリッジを支えるコロ、6は後述する計量台であ
る。
【0012】図に基づいて一例として洗剤の充填包装動
作を説明すると、A位置において袋体収容部7から袋体
aが1枚だけカートリッジ1内に投入される。この場
合、袋体aは図4の従来例のような方向ではなく、その
幅w(図4)の方向が矢印のコンベア走行方向に対して
直角となるように投入される。袋体aの底部が載置台5
上に達したとき(又は載置台に落下する直前に)、この
袋体の上辺部の両側がチャッキング爪3によってチャッ
キングされ、袋体はカートリッジ内に吊持された状態と
なる(B位置)。続いてC位置において爪がカートリッ
ジ内で袋体の幅方向に相対移動するとともに必要に応じ
て吸盤などによって袋体の上部を押し開く(図2C参
照)。D位置ではエアノズル8がこの開口内に下り、エ
アを噴出し袋体aを図のように膨らませる。これらの段
階で、必要に応じて袋体の下辺の側部に吸盤などを配置
して、袋体の下方を強制的に広げるようにしてもよい。
作を説明すると、A位置において袋体収容部7から袋体
aが1枚だけカートリッジ1内に投入される。この場
合、袋体aは図4の従来例のような方向ではなく、その
幅w(図4)の方向が矢印のコンベア走行方向に対して
直角となるように投入される。袋体aの底部が載置台5
上に達したとき(又は載置台に落下する直前に)、この
袋体の上辺部の両側がチャッキング爪3によってチャッ
キングされ、袋体はカートリッジ内に吊持された状態と
なる(B位置)。続いてC位置において爪がカートリッ
ジ内で袋体の幅方向に相対移動するとともに必要に応じ
て吸盤などによって袋体の上部を押し開く(図2C参
照)。D位置ではエアノズル8がこの開口内に下り、エ
アを噴出し袋体aを図のように膨らませる。これらの段
階で、必要に応じて袋体の下辺の側部に吸盤などを配置
して、袋体の下方を強制的に広げるようにしてもよい。
【0013】9はCCDカメラで、このE位置において
袋体が完全に開口しているかどうかがこのカメラによっ
てチェックされる。若し開口が不充分であれば、再度エ
ア注入を行うか、又は袋体に欠損がある場合には、この
カートリッジについての以後の充填操作を中断するよう
指令が発せられる。10、11は被包装物、例えば洗剤
の投入部で、本実施例ではF位置において大部分を投入
し、その重量を第1計量器6で計量し、残りの量をG位
置で追加投入しながら第2計量器6’でその重量を計量
し、所定量充填されたことが検出されたとき、洗剤投入
を停止するように制御される。充填精度をより高めるめ
には投入・計量装置をもう1段増設し、3段階の計量ス
テップとしてもよい。
袋体が完全に開口しているかどうかがこのカメラによっ
てチェックされる。若し開口が不充分であれば、再度エ
ア注入を行うか、又は袋体に欠損がある場合には、この
カートリッジについての以後の充填操作を中断するよう
指令が発せられる。10、11は被包装物、例えば洗剤
の投入部で、本実施例ではF位置において大部分を投入
し、その重量を第1計量器6で計量し、残りの量をG位
置で追加投入しながら第2計量器6’でその重量を計量
し、所定量充填されたことが検出されたとき、洗剤投入
を停止するように制御される。充填精度をより高めるめ
には投入・計量装置をもう1段増設し、3段階の計量ス
テップとしてもよい。
【0014】その後H位置において、爪3が復元移動し
(図2 参照)、袋体の上部開口部を閉塞する。その後
I位置で加熱融着装置12が下り、袋体の上部を挟み付
けて熱融着する。次いで、J位置で冷却装置13が下
り、熱融着した部位を強制冷却し、袋体の入口を完全に
シールする。この段階で洗剤の袋体a内への充填密封が
完了する。その後爪3はA位置と同じ状態に開放され、
K位置で洗剤袋はシュート14へ放出され、以後の必要
な工程へと運ばれる。
(図2 参照)、袋体の上部開口部を閉塞する。その後
I位置で加熱融着装置12が下り、袋体の上部を挟み付
けて熱融着する。次いで、J位置で冷却装置13が下
り、熱融着した部位を強制冷却し、袋体の入口を完全に
シールする。この段階で洗剤の袋体a内への充填密封が
完了する。その後爪3はA位置と同じ状態に開放され、
K位置で洗剤袋はシュート14へ放出され、以後の必要
な工程へと運ばれる。
【0015】図2はカートリッジ1を上から見た模式図
で、ABCDHIは図1の位置ABCD…を示し、矢印
Yはこのカートリッジの走行方向を表すものとする。
で、ABCDHIは図1の位置ABCD…を示し、矢印
Yはこのカートリッジの走行方向を表すものとする。
【0016】図から判るように、カートリッジ1は矩形
の台の両側に側板16が設けられ、底部に袋体載置台を
備えた枠体であって、その中央部に袋体aが図のような
方向に垂直に収容され、コンベアによって矢印Yの方向
に搬送される。この袋体aは通常スタンデングパウチと
呼ばれるポリエチレン、ナイロン、アルミなどのラミネ
ートフィルムの薄い袋で、本実施例では図3に示される
ように約40mm幅の開口部a’を除いて周縁全部がシ
ールされた袋を使用するものとする。(勿論従来の上辺
が全部開口部になっている袋体を使用してもよい。)
3、3’はこの袋の開口部a’の左右のシール部a”
(図3)の近辺をチャッキングする爪部材で、袋の上部
を開口部a’の両側(図2では上下側、図3では左右
側)からチャッキングできるよう二対設けられる。この
爪部材3、3’は適当なレバーないしリンク機構を介し
てカートリッジ内に装備された爪駆動機構15によっ
て、開閉および袋の幅方向に沿って相対移動できるよう
に構成される。
の台の両側に側板16が設けられ、底部に袋体載置台を
備えた枠体であって、その中央部に袋体aが図のような
方向に垂直に収容され、コンベアによって矢印Yの方向
に搬送される。この袋体aは通常スタンデングパウチと
呼ばれるポリエチレン、ナイロン、アルミなどのラミネ
ートフィルムの薄い袋で、本実施例では図3に示される
ように約40mm幅の開口部a’を除いて周縁全部がシ
ールされた袋を使用するものとする。(勿論従来の上辺
が全部開口部になっている袋体を使用してもよい。)
3、3’はこの袋の開口部a’の左右のシール部a”
(図3)の近辺をチャッキングする爪部材で、袋の上部
を開口部a’の両側(図2では上下側、図3では左右
側)からチャッキングできるよう二対設けられる。この
爪部材3、3’は適当なレバーないしリンク機構を介し
てカートリッジ内に装備された爪駆動機構15によっ
て、開閉および袋の幅方向に沿って相対移動できるよう
に構成される。
【0017】袋体投入位置Aでは、爪3、3’は図のよ
うに開いた状態にあり、袋が投入されると同時に爪駆動
機構15の作動によりBに示すように爪が閉じて袋体の
上辺a”部がチャッキングされる。これにより袋体はこ
の爪によって吊り下げられた状態でカートリッジ内に保
持される。次にC位置では、爪駆動機構15が袋の幅方
向に沿って矢印方向に相対移動し、袋体の開口部を押し
開く。このとき袋の側方に吸盤17を下して袋の側部を
真空吸引し、袋体の入口開口部の開放を円滑ならしめる
ようにしてもよい。D位置は、このようにして押し広げ
られた開口部にエアノズル8が挿入され、袋がエアによ
って膨らまされた状態(点線で示す)を示す。その後こ
のようにして袋が拡がった状態で(爪はD図の状態に袋
をチャッキングしたまま)、CCDカメラによる開口状
態のチェック、被包装物の投入・計量が行われ(図2で
は省略)、Hの位置で爪駆動機構15がBの位置に復元
する。これにより袋の開口部は図のように一旦閉ざされ
る。この状態でIの位置まで走行し、この位置で加熱融
着装置12が下り、袋の開口部を挟んでこれを熱シール
する。次いで同様な操作により、このシール部の冷却が
行われ、全体の充填・包装・密封シーケンスが完了し、
爪3、3’はAの状態に復旧する。
うに開いた状態にあり、袋が投入されると同時に爪駆動
機構15の作動によりBに示すように爪が閉じて袋体の
上辺a”部がチャッキングされる。これにより袋体はこ
の爪によって吊り下げられた状態でカートリッジ内に保
持される。次にC位置では、爪駆動機構15が袋の幅方
向に沿って矢印方向に相対移動し、袋体の開口部を押し
開く。このとき袋の側方に吸盤17を下して袋の側部を
真空吸引し、袋体の入口開口部の開放を円滑ならしめる
ようにしてもよい。D位置は、このようにして押し広げ
られた開口部にエアノズル8が挿入され、袋がエアによ
って膨らまされた状態(点線で示す)を示す。その後こ
のようにして袋が拡がった状態で(爪はD図の状態に袋
をチャッキングしたまま)、CCDカメラによる開口状
態のチェック、被包装物の投入・計量が行われ(図2で
は省略)、Hの位置で爪駆動機構15がBの位置に復元
する。これにより袋の開口部は図のように一旦閉ざされ
る。この状態でIの位置まで走行し、この位置で加熱融
着装置12が下り、袋の開口部を挟んでこれを熱シール
する。次いで同様な操作により、このシール部の冷却が
行われ、全体の充填・包装・密封シーケンスが完了し、
爪3、3’はAの状態に復旧する。
【0018】以上の各工程における爪3、3’の開閉・
移動は、爪駆動装置15の内部に設けた電磁駆動源をC
PUやシーケンサの指令で制御するようにしてもよく、
又カートリッジの走行位置を適当なセンサで検出して制
御してもよく、さらに爪駆動源をカートリッジの外部に
設けておき、これからカムやカムフォロワないしリンク
・レバー機構を介して爪を駆動するなど適宜の機構が採
用できる。
移動は、爪駆動装置15の内部に設けた電磁駆動源をC
PUやシーケンサの指令で制御するようにしてもよく、
又カートリッジの走行位置を適当なセンサで検出して制
御してもよく、さらに爪駆動源をカートリッジの外部に
設けておき、これからカムやカムフォロワないしリンク
・レバー機構を介して爪を駆動するなど適宜の機構が採
用できる。
【0019】また、この爪部材も吸盤機構を備えたもの
など、袋体の材質に合わせた適宜のチャック部材が採用
できる。
など、袋体の材質に合わせた適宜のチャック部材が採用
できる。
【0020】尚実施例では、図2のように垂直面内にお
いて循環するコンベア装置の例について説明したが、こ
のコンベア装置はターンテーブル方式のものでもよく、
またおもちゃの汽車の軌道のように2〜4本の平行レー
ルが水平面内に直線的に敷設されたものや、円軌道や楕
円軌道に沿って巡回するように敷設されたものであって
もよい。このように水平面内で循環する楕円軌道敷上に
爪付カートリッジを走行させる場合は、その往路で袋体
の開口、被包装物の充填、開口の閉塞、シールなどを行
わせ、往路でカートリッジ内部の洗浄や不良カートリッ
ジの交換・補修を行わせることもできるし、また、復路
でも袋体の装填・被包装物の充填操作を行わせて効率を
高めることも可能である。
いて循環するコンベア装置の例について説明したが、こ
のコンベア装置はターンテーブル方式のものでもよく、
またおもちゃの汽車の軌道のように2〜4本の平行レー
ルが水平面内に直線的に敷設されたものや、円軌道や楕
円軌道に沿って巡回するように敷設されたものであって
もよい。このように水平面内で循環する楕円軌道敷上に
爪付カートリッジを走行させる場合は、その往路で袋体
の開口、被包装物の充填、開口の閉塞、シールなどを行
わせ、往路でカートリッジ内部の洗浄や不良カートリッ
ジの交換・補修を行わせることもできるし、また、復路
でも袋体の装填・被包装物の充填操作を行わせて効率を
高めることも可能である。
【0021】図3は本発明の充填包装機に適用する場合
の好ましい袋体を示すもので、通常のスタンデングパウ
チと呼ばれるこの種袋体は、袋の左右及び底部の三方を
シールし、上辺は全部開放されたものが使われるが、本
発明では、上辺の中央部の約40mmの幅の部分a’の
みに開口部を有し、他の上辺部a”はシールした袋体が
提供される。例えば洗剤用の袋体では、500ml用
(幅120mm×高さ260mm)(図3A)、100
0ml用(幅160mm×高さ270mm)(図3B)
のものがあるが、何れのものでも開口幅a’は40mm
の一定幅に統一してある。勿論この開口巾a’は40m
mには限定されないが、爪部材の機構的制約などから3
0mm〜60mmの巾に設定するのが好ましい。
の好ましい袋体を示すもので、通常のスタンデングパウ
チと呼ばれるこの種袋体は、袋の左右及び底部の三方を
シールし、上辺は全部開放されたものが使われるが、本
発明では、上辺の中央部の約40mmの幅の部分a’の
みに開口部を有し、他の上辺部a”はシールした袋体が
提供される。例えば洗剤用の袋体では、500ml用
(幅120mm×高さ260mm)(図3A)、100
0ml用(幅160mm×高さ270mm)(図3B)
のものがあるが、何れのものでも開口幅a’は40mm
の一定幅に統一してある。勿論この開口巾a’は40m
mには限定されないが、爪部材の機構的制約などから3
0mm〜60mmの巾に設定するのが好ましい。
【0022】このような開口幅a’が一定な袋体を使用
することにより、爪付カートリッジ内に装填される袋の
大きさが変わっても爪の位置を変える必要がなく、従っ
て爪や爪駆動機構の位置調整や交換が不要となる。この
ことはカートリッジ内に爪を固定的に設置することが可
能となり且つこの爪に開閉・幅方向移動などの複雑な機
能をさせる場合に極めて好都合である。また、この袋体
は上辺にシール部a”が存在するので、この部分を爪で
チャッキングすることができ、即ち袋の最上部を把持で
きることになり、袋体の搬送・被包装物の充填をより円
滑に行うことができる。
することにより、爪付カートリッジ内に装填される袋の
大きさが変わっても爪の位置を変える必要がなく、従っ
て爪や爪駆動機構の位置調整や交換が不要となる。この
ことはカートリッジ内に爪を固定的に設置することが可
能となり且つこの爪に開閉・幅方向移動などの複雑な機
能をさせる場合に極めて好都合である。また、この袋体
は上辺にシール部a”が存在するので、この部分を爪で
チャッキングすることができ、即ち袋の最上部を把持で
きることになり、袋体の搬送・被包装物の充填をより円
滑に行うことができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、カートリッジ内
に開閉・移動のできる爪部材を装備した爪付カートリッ
ジに、袋体をその幅方向がカートリッジの走行方向に対
して直角となるように保持させるようにしたので、カー
トリッジの走行方向スペース(図2のS)を小さくで
き、ターンテーブルやコンベアなどの搬送機構をコンパ
クトにできる。その結果、充填包装機全体としてのスペ
ース効率が高くなり、包装コストを抑えることができ
る。
に開閉・移動のできる爪部材を装備した爪付カートリッ
ジに、袋体をその幅方向がカートリッジの走行方向に対
して直角となるように保持させるようにしたので、カー
トリッジの走行方向スペース(図2のS)を小さくで
き、ターンテーブルやコンベアなどの搬送機構をコンパ
クトにできる。その結果、充填包装機全体としてのスペ
ース効率が高くなり、包装コストを抑えることができ
る。
【0024】又、本発明包装機に関連して提供された袋
体は、袋の大きさに関係なく一定の開口幅を有し、この
開口幅の部分を除いて上辺、左右辺、底辺ともにシール
されているので、自動充填包装に際してこの開口部の極
近くの上辺部の定位置で袋をチャッキングすることがで
き、袋の大きさが変わってもチャック機構を交換・調整
する必要がないなど、包装機の構造・操作を簡単化でき
る。
体は、袋の大きさに関係なく一定の開口幅を有し、この
開口幅の部分を除いて上辺、左右辺、底辺ともにシール
されているので、自動充填包装に際してこの開口部の極
近くの上辺部の定位置で袋をチャッキングすることがで
き、袋の大きさが変わってもチャック機構を交換・調整
する必要がないなど、包装機の構造・操作を簡単化でき
る。
【図1】この発明の一つの実施例の自動充填包装機の充
填・包装工程の動作説明図である。
填・包装工程の動作説明図である。
【図2】図1の充填包装機における爪付カートリッジの
上から見た模式図で、爪の開閉・移動の動作を示すもの
である。
上から見た模式図で、爪の開閉・移動の動作を示すもの
である。
【図3】この発明の充填包装機に使用する袋体の図面
で、図3Aは小形の袋を、図3Bは大形の袋を示す。
で、図3Aは小形の袋を、図3Bは大形の袋を示す。
【図4】従来の充填包装機の一例を示す斜視図である。
1 爪付カートリッジ 2 搬送コンベア 3 爪部材 4 包装載置台 7 包装供給部 8 エアノズル 9 CCDカメラ 10、11 被包装物供給部 12 加熱シール装置 13 冷却装置 14 充填された包装物を収容するシューター 15 爪駆動機構 16 カートリッジの側板 a 袋体
Claims (4)
- 【請求項1】 一端に開口部を有する袋体を略垂直方向
に収容するとともに、この袋体の開口部の周辺をチャッ
キングする少くとも一対の爪部材を備えた爪付カートリ
ッジと、この爪付カートリッジを複数個同時に搬送する
コンベア装置と、前記爪部材によって袋体をカートリッ
ジ内に略垂直に吊持した状態で、このカートリッジを前
記コンベア装置によって袋体の幅方向に対して略直角方
向に走行させる手段とを備え、 カートリッジがコンベア上を走行する過程で、袋体の開
口、この開口への被包装物の充填、前記開口の閉塞、閉
塞された開口部の密封シールを順次行わせることを特徴
とする充填包装機。 - 【請求項2】 爪付カートリッジ内に収容された袋体を
その開口部の両側でチャッキングする二対の爪部材を備
え、袋体をこの両爪部材で吊持した状態でこの両爪部材
を袋体の幅方向に沿って相対移動させることにより、袋
体の開口および閉塞を行わせることを特徴とする請求項
1記載の充填包装機。 - 【請求項3】 袋体の開口に際して、爪部材の袋体幅方
向移動に連動して、この移動方向と直角方向から真空吸
引力を作用させることを特徴とする請求項2記載の充填
包装機。 - 【請求項4】 三辺がシールされ、一辺に開口部を有す
る角形の袋体であって、その開口部の幅が30mm〜6
0mmの範囲に設定され、残余の辺部が全て予めシール
されていることを特徴とする充填包装機に用いられる袋
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28937195A JPH09104413A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 充填包装機およびこれに用いる袋体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28937195A JPH09104413A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 充填包装機およびこれに用いる袋体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09104413A true JPH09104413A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17742348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28937195A Pending JPH09104413A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 充填包装機およびこれに用いる袋体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09104413A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003300508A (ja) * | 2002-04-09 | 2003-10-21 | Dainippon Printing Co Ltd | パウチの処理方法及び装置 |
JP2009154967A (ja) * | 2005-03-04 | 2009-07-16 | Indag Ges Fuer Industriebedarf Mbh & Co Betriebs Kg | フォイル・バッグに食品を充填するデバイスおよび方法 |
CN108100737A (zh) * | 2018-01-31 | 2018-06-01 | 上海德辉物流有限公司 | 一种全自动面膜生产线 |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP28937195A patent/JPH09104413A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003300508A (ja) * | 2002-04-09 | 2003-10-21 | Dainippon Printing Co Ltd | パウチの処理方法及び装置 |
JP2009154967A (ja) * | 2005-03-04 | 2009-07-16 | Indag Ges Fuer Industriebedarf Mbh & Co Betriebs Kg | フォイル・バッグに食品を充填するデバイスおよび方法 |
CN108100737A (zh) * | 2018-01-31 | 2018-06-01 | 上海德辉物流有限公司 | 一种全自动面膜生产线 |
CN108100737B (zh) * | 2018-01-31 | 2024-04-12 | 上海德辉物流有限公司 | 一种全自动面膜生产线 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040608 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040803 |
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A02 | Decision of refusal |
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