JPH09104265A - シートスライドレールのロック機構 - Google Patents

シートスライドレールのロック機構

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JPH09104265A
JPH09104265A JP29026495A JP29026495A JPH09104265A JP H09104265 A JPH09104265 A JP H09104265A JP 29026495 A JP29026495 A JP 29026495A JP 29026495 A JP29026495 A JP 29026495A JP H09104265 A JPH09104265 A JP H09104265A
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engaging
rail
upper rail
slide rail
seat slide
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JP29026495A
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English (en)
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Takayoshi Kashiwamura
村 孝 義 柏
Mutsumi Tabata
畑 睦 田
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NHK Spring Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートスライドレールのロック機構の係合体
を摺動方向の衝撃荷重に充分耐えられ、且つ部品点数の
少ないロック機構を得る。 【解決手段】 シートスライドレールのロック機構にお
いて、アッパレールに形成した補助係合溝とロアレール
に形成した係合孔に操作手段で変位可能な弾性部材で構
成した係合体の係合爪を係止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のシートを車
体に対し摺動自在に支持するシートスライドレールのロ
ック機構の改良に係わり、特にロック時に加わる衝撃に
耐え得るシートスライドレールのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車シート等を所定位置に移
動後に最適ポジションにロックするためのシートスライ
ドレールのロック機構としては種々のものが提案されて
いる。
【0003】例えば、実公昭46−1282号公報には
ロック部材とコイルスプリングとを共用したシートスラ
イドレールのロック機構が示されている。
【0004】即ち、座席に取り付けられたアッパレール
を車台に固定したロアレールに対し摺動自在に枢着し、
このアッパレールにブラケットを介してハンドルを回動
自在に枢着し、更に該ハンドルにロック機構を構成する
弾性部材からなるストッパプレートを溶接して、このス
トッパプレートの先端部をロアレールの長手方向に沿っ
て多数配設した係合孔に係止させてロックさせるように
成したロック機構が開示されている。
【0005】又、特開昭61−44037号公報等に
も、アッパレール及びロアレールで構成したシートスラ
イドレールのいずれか一方側に設けた係合体を他方側に
設けた被係合体に係合させることでアッパレールの動き
を拘束するようにしたシートスライドレールのロック機
構において、係合体を単一の弾性部材で構成したものが
開示されている。
【0006】更に、実開昭61−150231号公報に
はアッパレール及びロアレールよりなるシートスライド
レールの、上記レールのいずれか一方に設けた係合体を
他方に設けた被係合体に噛合せることによってアッパレ
ールの動きを拘束するようにしたスライドレールのロッ
ク機構において、上記係合体を単一の板状弾性部材で構
成すると共に、この係合体と被係合体との噛合近傍に係
合体の両端部とシートスライドレールとの間で係合体の
動きを拘束する係止手段を図8及び図9に示すように構
成させたロック機構が開示されている。
【0007】即ち、図8は上述の実開昭61−1502
31号公報に開示されているシートスライドレールのロ
ック機構の斜視図を示すものであり、図9は図8のC−
C線断面図に対応しており、1は全体としてスライドレ
ールを示し、このスライドレール1はロアレール2とア
ッパレール5で構成され、アッパレール5内に車体に固
定したロアレール5が挿入され、これら両レール間には
図9に示すようにローラ3及びボール4,4を介在させ
て、両レールの長手方向にアッパレール5を摺動できる
ように構成されている。
【0008】ロアレール2の底面には図8で示されるよ
うな櫛歯状の係合突起15を形成した被係合体となるロ
ックプレート9がアッパレール5の右側板側に突出する
ように取り付けられている。
【0009】更に係合体となるラッチ10をアッパレー
ル5の上面に固定すると共にロックプレート9の係合突
起15と対向位置に係合孔11を穿ち、このラッチ10
の一端にワイヤ13を係止し、このワイヤ13をA方向
に引っ張ることでラッチ10を離脱方向に弾性変形さ
せ、ロック解除させることでアッパレール5に取り付け
られたシートを前後に自由に移動して最適ポジションで
シートを固定させるように成したものである。
【0010】図8に示す構成では左右両方のスライドレ
ールにロック機構を設け、一方のロック機構を構成する
ラッチ10は強硬なものを用い、一方の動きを確実に拘
束し、他方のロック機構のラッチ10に対しガタ付防止
機能を持たせるようにしている。
【0011】このガタ付防止機構はラッチ10を剛体で
補強したものであるが、この程度の補強ではアッパレー
ル5に対し前後(摺動)方向に過大入力があった場合に
ラッチ10が変形し、強度上、充分な安全性が確保でき
ないので図10に示すようにラッチ10の先端が左右に
摺動してロックプレート9との係合が外れてしまう問題
が生ずる。
【0012】このような弊害を防止するため図9のよう
に係合体のラッチ10と被係合体のロックプレート9と
の噛合近傍に係合体の動きを拘束するような係止手段1
4等を設けている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来構成で説明
したようにロック部材とコイルスプリングを共用するよ
うに板ばねを用いて部品点数を少なくすると共に製造工
数を減少させようとする考え方は実公昭46−1282
号公報に開示されているが、この場合は板ばねはレバー
に固着しなければならないか、溶接等で板ばねを接合す
ると、ばね性に悪い影響を与え、溶接等で鈍された板ば
ねはロック時に摺動方向に加わる衝撃荷重により、板ば
ね構成のストッパプレートが変形し、係合孔から離脱し
てしまう問題があった。
【0014】更に、図8で説明したシートスライドレー
ルのロック機構のように、ラッチ10を剛性のある補強
部材で補充する程度ではガタ付防止は可能であっても、
強度上、摺動方向に衝撃荷重が掛った場合に確実な安全
性を保てないだけでなく、図8の場合は単一の弾性部材
で係合体、即ちラッチ10を構成しているため部品数が
少なく見えるが、他方のシートスライドレール側に設け
られた操作機構を含めて考えるとロック機構としては多
くの部品点数を用いることになる。
【0015】又、図9で説明した構成では係合体の動き
を拘束する拘束手段14が係合体のラッチ10と被係合
体のロックプレート9と噛合部近傍に設けられ、且つ、
ラッチ10の両側部とアッパレール5との間に拘束手段
14が配設されていて、ラッチ10自体を拘束しないた
めに拘束が充分でなく、やはりロック時に摺動方向に衝
撃荷重によってロックプレート9が変形して係合が外れ
てしまう問題が生ずる。
【0016】本発明は叙上の問題点を解消するために成
されたもので、ハンドルの主軸に対して弾性部材で構成
した係合体を溶接等で接合しないように成して係合体の
強度低下を無くすと共にロック時に摺動方向の衝撃負荷
に対しても充分な安全度を持って係合体が構成可能なシ
ートスライドレールのロック機構を提供するものであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のシートスライド
レールのロック機構は、上記課題を解決するために固定
部に固着したロアレールに対し、摺動子を介して摺動自
在に支持されたアッパレールとからなるシートスライド
レールのロック機構において、アッパレールに一端を固
定し、他端に係止爪を有する弾性部材で構成された係合
体と、アッパレールにその長手方向にそって回動自在に
枢着された突出部を有する操作手段と、アッパレールに
形成され、上記係合体の係止爪が係合する補助係合溝部
と、上記係合体の係止爪が外部から係合される上記ロア
レールに設けられた複数の係合孔とを具備し、上記操作
手段を回動させることで該操作手段に設けた突出部で上
記係合体を変位させ、上記係合体の係止爪を上記補助係
合溝部及び係止部から離脱させることを特徴とする。
【0018】上述構成のシートスライドレールのロック
機構で操作手段のハンドルを引き上げるとハンドル主軸
に設けた突出部が係合体の中間部を押圧し、ロアレール
の係合孔及び補助係合溝部に係合していた係合体の係止
爪が離脱してロック解除がなされ、シートは摺動可能と
なる。次に操作手段を持ってアッパレールを所定の最適
ポジションまで移動させて操作手段から手を離せば係合
体の弾性力によってロアレールに形成された係合孔及び
補助係合溝に係合体の係止爪が自動的に係合してロック
状態と成され、この際に係合体はアッパレールに固定し
た取付金具に挾持、更に係合孔及び補助係合溝と係止爪
が係合されているので摺動方向の衝撃負荷に充分耐えら
れるロック機構となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。図1乃至図7において、図1は
本例のシートスライドレールのロック機構の組立斜視
図、図2は本例のシートスライドレールの分解斜視図、
図3は本例のシートスライドレールのロック機構の正面
図、図4は図1のA−A断面図、図5は図1のB−B断
面図、図6は図5に対応する解除状態断面図、図7は本
例の他の実施の形態を示す図6と同様の断面図である。
【0020】本例のシートスライドレール装置24のシ
ートスライドレールは図1乃至図7に示すようにアッパ
レール20及びロアレール21並びにハンドル22とハ
ンドル主軸23とより構成されている。
【0021】先ず、図1乃至図3を参照しながらロアレ
ール20を説明する。ロアレール20は略水平な基片2
0aと該基片20aの両側部より傾いて起立し、垂直に
延設する左右側片20b及び20bと、左右側片20b
及び20bの先端より互いに内方に向かって延出する上
片20c及び20cと、夫々の上片20c及び20cの
先端より互いに内方に向かって垂下する垂下片20d及
び20dで囲繞され上面に開口部20eが形成された断
面が略々長方形状と成され引抜部材のように長手方向に
延設され、且つ、右側片20bの長手方向には所定ピッ
チで複数の係合孔25が形成されている。
【0022】又、ロアレール20の基片20aの前後に
は自動車の車台への取付金具26a及び26bが溶接な
どで固着されている。
【0023】前記ロアレール20内には摺動子27,2
7が摺動自在に設けられている。この摺動子27,27
は、矩形状の透孔29を穿った底板から左右側片が起立
し、上片が左右側片の先端から内方に延出し、上片の中
間部に切込みを設けて前後に2分すると共に前後に2分
した上片の先端がカールされたカール片31となってお
り、全体にロアレール20内に略々対応して摺動できる
形状となっている。この摺動子27には、底板の透孔2
9の部分にコロ28が、及びカール片31にボールベア
リング30が回転自在に介装され、スムースに摺動でき
るようになっている。
【0024】このような、コロ28並びにボールベアリ
ング30を含む摺動子27はロアレール20の略々長方
形断面を有する前後の開口部に矢印Dで示すように挿入
され、前後に抜け出さないように成されている。
【0025】アッパレール21はロアレール20に摺動
自在に嵌合される。即ち、アッパレール21は断面が略
々逆T字状となされた断面を長手方向に引抜部材のよう
に延設した構成と成されている。この略逆T字状のアッ
パーレール21は、例えば略L字状に曲折した2枚の左
右側板21L及び21Rを背中合せにして接合すること
で形成する。
【0026】このアッパレール21はロアレール20の
上片20c及び20c間の開口部20eを通って上方に
突出する略々垂直な基片32と、該基片32の下側より
ロアレール20の基片20aと略々平行をなして両側面
に向かって延出する下片33L及び33Rと、該下片3
3L及び33Rの先端から上方に起立する左右フランジ
部34L及び34Rからなっている。
【0027】本例のアッパレール21の基片32は後方
では山形に盛り上げられこの山形部に穿った透孔35及
び前方に穿った透孔36を介してアッパレール21をシ
ートに固定するように成される。更にハンドル主軸23
を回動自在に枢着するための第1の取付金具37及び係
合体38をアッパレール21に固定するための透孔39
が穿たれている。
【0028】又、アッパレール21の左右フランジ34
L及び34Rのいずれか一方、本例では右フランジ34
並びに下片33Rの一部に係合体38に形成された例え
ば2つの係合爪40が嵌り込む補助係合溝41が形成さ
れている。
【0029】操作手段を構成するハンドル主軸23はロ
ッド状の鋼材から構成され一端が折り曲げられた突出部
23aが形成されている。この突出部23aはハンドル
主軸23を90°回動させたときに凸状に下側に向いて
いた突出部23aが図1で右側(手前)に向くようにハ
ンドル主軸23の他端が折り曲げられている。即ち、突
出部23aとハンドル22となる曲げ方向は互いに90
°異なる方向に曲げられる。
【0030】上述のハンドル主軸23は上述の第1の支
持金具37及び第2の支持金具42によってアッパレー
ル21の基片32に回動自在に枢着される。
【0031】第2の支持金具42は板材をL字状に折り
曲げ、折り曲げた一方の先端を内側にカール状に折り曲
げたカール部43を形成し、このカール部43内にハン
ドル主軸23を挿通して回動可能に支持する。第2の支
持金具の他方の折り曲げ部はアッパレール21の基片3
2に図1に示すように溶接等を介して接合される。
【0032】次に第1の支持金具37の構成を説明す
る。第1の支持金具37は第2の支持金具42と同様に
板材を略L字状に折り曲げハンドル主軸23を回動自在
に枢着するように成され、且つハンドル主軸23の外周
を囲繞するようなカール部44が形成され、このカール
部44の中間部に切り込み溝45が形成される。この中
間部の切り込み溝45の幅Wは後述する係合体38の作
動部の幅W1 よりやや大きなガタ付かない程度の寸法に
選択する。
【0033】第1の支持金具37の他端の取付片46側
にはアッパレール21の基片32に穿った透孔39に寸
法が合わされて穿った透孔47を設ける。
【0034】更に、弾性部材からなる板材をL字状に折
り曲げて係合体38を形成する。即ち略L字状に折り曲
げた一方の取付片48には第1の支持金具37に螺子5
0で共締によってアッパレール21の基片32に螺着す
るための透孔49が穿たれている。L字状に折り曲げら
れた他方の作動片51の先端は内側に折り曲げられ、ロ
アレール20に穿った係合孔25及びアッパレール21
に形成した補助係合溝41に係合する係合爪40が形成
され、その中間部は切り込み溝49が形成され、2つの
係合爪40が2つの係合孔25及び補助係合溝41に挿
入されて係合状態に成され、ロック状態が保持される。
【0035】又、上述のように作動片51の幅W1 は第
1の取付金具37の切り込み幅Wと略々同一幅に選択さ
れ、図1に示すように作動片51の幅W1 部分が第1の
支持金具37の切り込み幅W内に入り込むように成した
状態でアッパレール21に固定される。
【0036】上述のロアレール20内に挿入した左右2
組の摺動子27及び27上にアッパレール21の底片3
3L及び33Rを載置し、その基片32をロアレール2
0の開口部20eから突出するように嵌挿させ、その長
手方向に摺動自在となるように組み立てられ、図1に示
すようにハンドル22及び第1及び第2の支持金具37
及び42並びに係合体38はロアレール20の上片20
c及び20cの上側に取り付けられるようになる。
【0037】以下、上述構成のシートスライドレールの
ロック機構の動作を詳記する。
【0038】図1に示される組立斜視図並びに図3の正
面図の状態ではハンドル22は水平位置に配されてい
て、アッパレール21のフランジ34Rに形成した補助
係合溝41並びにロアレール20に形成した係合孔25
に係合体38の係合爪40は図4及び図5に示すように
係合状態と成されロック状態にある。従ってシートは運
転者のハンドル位置から最も後方位置にロックされてい
るものとする。
【0039】ここで、手動又は図示していないスプリン
グ等によりハンドル22を図1で上方(矢印E)に引き
上げると支持金具42と第1の支持金具37のカール部
43及び44で回動自在にアッパレール21に枢着され
ているハンドル主軸23は90°回転してハンドル22
は直立状態と成り、ハンドル主軸23の突出部23aは
外側に90°回転(図1で右側)突出して、係合体38
の中間部53を押圧し、係合体38の係合爪40はアッ
パレール21のフランジ34Rに形成した補助係合溝4
1並びにロアレール20の右側片20bに穿った係合孔
25からスムースに図6のように解除される。従って摺
動子27及び27のコロ28及び28並びにボールベア
リング30等の作用によってアッパレール21に固定し
たシートをスムーズに摺動させることができる。
【0040】シートを最適ポジションに移動した後に操
作用のハンドル22を手から離せば係合体38はスプリ
ングリーフ等の弾性部材で構成されているために、弾性
部材の復元力で係合体38の係合爪40はロアレール2
0の係合孔25に外側から係合され、更にロアレール2
0内に摺動自在と成されたアッパレール21のフランジ
34Rに形成した補助係合溝41に自動的に嵌り込んで
図3乃至図5のロック状態に戻される。
【0041】上述のロック状態ではアッパレール21の
フランジ34Rに設けた補助係合溝41に係合体38の
係止爪40が係止されると共にロアレールの右側片20
bに穿った係合孔25にも係止爪40が係止され、更に
第1の取付金具37で係合体38の作動片51が両側を
挾持されるように成るので、アッパレール21はロアレ
ール20に対し摺動方向にガタ付くことなくロック可能
となる。尚上下及び左右方向はコロ28及びボールベア
リング30を有する摺動子27及び27が下方に配設さ
れているので同じように上下左右にガタ付の心配はな
い。
【0042】上述の構成では補助係合溝41をアッパレ
ール21の上方に折り曲げたフランジ34Rと下片34
Rに形成するように成したが、図7に示すように右側の
フランジ34R′を下方に折り曲げて、このフランジ3
4R′のみに係合溝41aを形成するように成してもよ
い。この構成によれば補助係合溝41a′の加工がし易
いだけでなく、加工する方向のフランジ部も直ちにわか
るものが得られる。その他、種々の変形が可能である。
【0043】本発明は、上述のように構成され、且つ動
作するので係合状態、即ちロック状態では両レール間で
摺動方向に衝撃荷重が負荷された際にはアッパレール2
1の左右のフランジ34L,34Rに設けた補助係合溝
41と、ロアレール20の右側片20bに穿った係合孔
25内に係合体38の係合爪40が噛み合っているので
剪断荷重に充分に耐えられ、係合体も折れ曲がることな
く、ハンドル主軸に係合体を溶接しないので溶接による
弾性部材としての係合部の強度低下も防げる。又、弾性
部材で構成された係合体を用いているので、ロック時に
係合片を被係合部に挿入保持するためのコイルスプリン
グ等が必要でなく、係合体とスプリングが兼用できて部
品点数を減少することができる。
【0044】又、部品点数が少ないので、構造が簡単で
組み立て工数が少なく、軽量で小スペース化が図れるシ
ートスライドレールのロック機構が得られる。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、本発明のシー
トスライドレールのロック機構によれば、ロック機構の
係合体を弾性力のある部材で共用し、付勢用バネを不用
となして部品点数を少なくしたので構造が簡単で組み立
て工数が少なくてすむ。また、操作手段のハンドル主軸
に弾性部材から成る係合体を溶接せずにカール部を介し
て回動自在に枢着したので溶接の熱による影響を受け
ず、強度劣化のない係合体が得られるだけでなく、摺動
方向の衝撃に対しても係合体の係合爪がロアレールに形
成した係合孔及びアッパレールに形成した補助係合溝に
噛合っているため、係合体の変形がなく高強度のロック
機構と成る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシートスライドレールのロック機構の
組立斜視図である。
【図2】本発明のシートスライドレールのロック機構の
分解斜視図である。
【図3】本発明のシートスライドレールのロック機構の
正面図である。
【図4】本発明のシートスライドレールのロック機構の
係合状態を示す、図1のA−A断面図である。
【図5】本発明のシートスライドレールのロック機構の
係合状態を示す、図1のB−B断面図である。
【図6】本発明のシートスライドレールのロック機構の
ロック解除状態を示す、図1のB−B断面図である。
【図7】本発明のシートスライドレールのロック機構の
他の実施例を示す係合状態を示す、図1のB−B断面図
である。
【図8】従来のシートスライドレールのロック機構の斜
視図である。
【図9】図8のC−C断面矢視図である。
【図10】従来のシートスライドレールの係合体の弊害
を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
20 ロアレール 21 アッパレール 22 ハンドル 23 ハンドル主軸 25 係合孔 37,47 第1及び第2の支持金具 38 係合体 41 補助係合溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部に固着したロアレールに対し、摺
    動子を介して摺動自在に支持されたアッパレールとから
    なるシートスライドレールのロック機構において、 上記アッパレールに一端を固定し、他端に係止爪を有す
    る弾性部材で構成された係合体と、 上記アッパレールにその長手方向にそって回動自在に枢
    着された突出部を有する操作手段と、 上記アッパレールに形成され、上記係合体の係止爪が係
    合する補助係合溝部と、 上記係合体の係止爪が外部から係合される上記ロアレー
    ルに設けられた複数の係合孔とを具備し、 上記操作手段を回動させることで該操作手段に設けた突
    出部で上記係合体を変位させ、上記係合体の係止爪を上
    記補助係合溝部及び係止孔から離脱させることを特徴と
    するシートスライドレールのロック機構。
JP29026495A 1995-10-12 1995-10-12 シートスライドレールのロック機構 Pending JPH09104265A (ja)

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JP2011201440A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Ansei:Kk 車両用シートリクライニング装置
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