JPH09104238A - 電気自動車のバッテリ格納部構造 - Google Patents

電気自動車のバッテリ格納部構造

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JPH09104238A
JPH09104238A JP26281495A JP26281495A JPH09104238A JP H09104238 A JPH09104238 A JP H09104238A JP 26281495 A JP26281495 A JP 26281495A JP 26281495 A JP26281495 A JP 26281495A JP H09104238 A JPH09104238 A JP H09104238A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリ格納部への水侵入防止を図ると共に
バッテリ冷却およびH2ガス排出の効率化を図る。 【解決手段】 ダッシュパネル17のモータルーム側の
略全面を覆って立上がり、モータルーム内の上側に開口
する吸気ダクト21を配設して、該吸気ダクト21をバ
ッテリフレーム1の前側に設けた空気取入口10に接続
することにより、地上高の高いモータルーム上側から冷
却空気が吸気ダクトに取入れられてスプラッシュの侵入
を回避でき、かつ吸気ダクト断面積を大きくすることが
できて導入空気量を拡大でき、バッテリ5の冷却および
2 ガス排の効率化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気自動車のバッテ
リ格納部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気自動車のバッテリ格納部構造
としては、例えば特開平5−193376号公報に示さ
れているように、フロアパネルの下側に複数個のバッテ
リを収容した格納ボックスを装着し、該格納ボックスの
前側に空気取入口を設ける一方、後側にファンを備えた
空気排出部を設けて格納ボックス内に冷却空気を導入し
てバッテリを冷却するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】格納ボックス内に冷却
空気を導入して、後側の空気排出部から排出することに
よってバッテリを冷却することができると共に、バッテ
リから発生するH2 ガスを外部へ排出することができる
が、空気取入口が格納ボックスの全面に開口していて地
上高が低く設定されているため、雨天走行時に該空気取
入口から格納ボックス内へ水が侵入するおそれがあり、
複雑な水侵入防止対策を施す必要がある。
【0004】そこで、本発明は格別複雑な水侵入防止対
策を施さなくてもバッテリ格納部への水侵入のおそれが
なく、しかも、冷却空気の導入量を大幅に拡大できてバ
ッテリの冷却とH2 ガスの排出を効率よく行うことがで
きる電気自動車のバッテリ格納部構造を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、フ
ロアパネルの下側に複数個のバッテリを密閉格納すると
共に、このバッテリ格納部の前側に空気取入口を、およ
び後側に空気排出部を設けた構造において、ダッシュパ
ネルのモータルーム側の略全面を覆って立上がり、モー
タルーム内の上側に開口する吸気ダクトを配設して、該
吸気ダクトを前記空気取入口に接続したことを特徴とし
ている。
【0006】この請求項1の構成によれば、バッテリ格
納部前側の空気取入口には吸気ダクトが接続されてい
て、該吸気ダクトはダッシュパネルに沿って立上がって
モータルーム内の上側に開口しているため、スプラッシ
ュ等が侵入するの確実に回避することができ、バッテリ
格納部内への水侵入をなくして冷却空気を導入すること
ができる。
【0007】また、吸気ダクトはダッシュパネルの略全
面を覆って配設してあるためダクト断面積を大きくとる
ことができ、冷却空気の導入量を大幅に拡大できて、バ
ッテリの冷却効率およびH2 ガスの排出効率を向上する
ことができる。
【0008】しかも、このように吸気ダクトがダッシュ
パネルのモータルーム側の側面の略全面を覆って配設さ
れているため、該吸気ダクトによって遮熱、遮音効果が
得られて車室の居住環境を一段と向上することができる
ことは勿論、車両の前面衝突時に緩衝作用を発揮させる
ことができる。
【0009】請求項2にあっては、請求項1に記載の吸
気ダクトが、その前後方向に貫通して隔成された部品逃
げ孔を備え、ダッシュパネルを貫通してモータルームと
車室とに亘って配設される機能部品を該部品逃げ孔に通
して配設したことを特徴としている。
【0010】この請求項2の構成によれば、ダッシュパ
ネルを貫通する各種機能部品は吸気ダクトの部品逃げ孔
を通して配設してあるため、これら機能部品のレイアウ
トに些かも支障を来すことがなく、また、該吸気ダクト
のダクトレイアウトも容易となる。
【0011】請求項3にあっては、請求項1,2に記載
の空気取入口に上向きに開口すると共にその周縁にフラ
ンジを有するインテークボックスを接続する一方、吸気
ダクトの下端部周縁にフランジを形成し、これらフラン
ジを突合わせて吸気ダクトとインテークボックスとを上
下方向に締結固定したことを特徴としている。
【0012】この請求項3の構成によれば、吸気ダクト
とインテークボックスとをそれらのフランジを突合わせ
て上下方向に締結固定するため、フロアパネル下側への
バッテリの搭載方向と吸気ダクトの取付方向とが一致し
て、フロアパネルへのバッテリの搭載工程で吸気ダクト
も取付けることができて作業性を向上することができ
る。
【0013】請求項4にあっては、請求項3に記載の吸
気ダクトの下端にその周縁のフランジよりも下方に突出
して、インテークボックスに嵌入するガイド部を延設し
たことを特徴としている。
【0014】この請求項4の構成によれば、吸気ダクト
のガイド部がインテークボックスに嵌入するため、吸気
ダクトを仮止めすることができて、該吸気ダクトとイン
テークボックスとの接続作業をより一層向上することが
できる。
【0015】請求項5にあっては、請求項3,4に記載
のインテークボックスと空気取入口との接続部、および
インテークボックスと吸気ダクトのフランジ間にそれぞ
れシール材を介装してあると共に、該インテークボック
スの空気取入口との接続部周縁、および吸気ダクトの下
端周縁のフランジに、それぞれシール材を抱持して該シ
ール材の介装部周囲を覆うプロテクタ縁を曲折成形した
ことを特徴としている。
【0016】この請求項5の構成によれば、シール材に
よりインテークボックスと空気取入口との接続部、およ
びインテークボックスと吸気ダクトとの接続部のシール
性を確保できると共に、シール材はプロテクタ縁で抱持
されてその周囲が覆われるため、該シール材へのスプラ
ッシュの直撃が回避されるからより一層シール性を向上
することができる。
【0017】また、シール材はプロテクタ縁で抱持され
てずれ動きが阻止されるため、シール性を損なうことな
くインテークボックスおよび吸気ダクトの接続作業性を
向上することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0019】図1〜6において、1はフロアパネル12
の下側に固設されるバッテリフレームを示し、底板2上
に前後方向に接合したセンターメンバ3上に直交して複
数本のロアビーム4を接合配置して、これら前後のロア
ビーム4間に跨って複数個のバッテリ5を搭載固定し
て、底板2とバッテリ5との間に通風路6を形成するよ
うにしてある。
【0020】この実施形態ではバッテリフレーム1の前
側部内に、バッテリ5と電気接続された強電部品である
ジャンクションボックス7を搭載固定してある。
【0021】バッテリフレーム1の上縁部にはアッパカ
バー8が図外のボルト・ナット等により締結固定され、
バッテリ5およびジャンクションボックス7を密閉格納
するようにしてある。
【0022】ジャンクションボックス7の上面の略中央
部にはモータルーム側の強電部品である図外のコントロ
ールユニットと強電ハーネス9を介して電気接続する安
全プラグ脱着部7aを備え、該安全プラグ脱着部7aは
アッパカバー8を貫通して上方に突出させている。
【0023】このアッパカバー8の安全プラグ脱着部7
aが貫通した部分は勿論シール材によってシールされ
る。
【0024】バッテリフレーム1の前側部の略下半部に
はその内側幅に略相当する大きさで空気取入口10を前
後方向に貫通して形成してある。
【0025】他方、該バッテリフレーム1の後側部、具
体的には前記アッパカバー8の後側部にはファン12を
備えた空気排出部11を設けてあり、空気取入口10か
ら通風路6に流入した冷却空気を各バッテリ5に上下方
向に流通させて空気排出部11より排出させ、バッテリ
5を冷却し得るようにしてある。
【0026】このバッテリフレーム1は前述のように複
数個のバッテリ5とジャンクションボックス7とを搭載
固定すると共に、アッパカバー8で密閉格納した状態
で、フロアパネル12の下側のフロアメンバ12aに図
外のボルト・ナットにより上下方向に締結して固定して
あって、フロアパネル12にはジャンクションボックス
7の安全プラグ脱着部7aを貫通させて車室側に突出配
置するための開口部13を形成してある。
【0027】また、フロアパネル12には前記安全プラ
グ脱着部7aを覆って開閉自在なリッド15を備えたプ
ラグカバー14を装着してあり、リッド15を開いて強
電ハーネス9の図外の安全プラグを車室内で安全プラグ
脱着部7aに脱着できるようにしてある。
【0028】この実施形態にあっては、前記バッテリフ
レーム1の空気取入口10の全面にはエルボ上に接続口
19,20を90度位相を異ならせて設定したインテー
クボックス18を接続してある。
【0029】接続口19,20の周縁にはフランジ19
a,20aを形成してあり、接続口19のプラグ19a
を空気取入口10の前面周縁にシール材25を介して図
外のボルト・ナットにより締結固定して、接続口20を
上向きに配置してある。
【0030】接続口19のプラグ19aにはシール材2
5を抱持して該シール材25の介装部周囲を覆うプロテ
クタ縁19bを曲折成形してある。
【0031】そして、このインテークボックス18の上
向きの接続口20には吸気ダクト21を接続配置してあ
る。
【0032】この吸気ダクト21は耐熱性に優れた適宜
の合成樹脂材をもって、ダッシュパネル17のモータル
ーム側の略全面を覆う大きさで、かつ、該ダッシュパネ
ル17の前面に沿って立上がる形状に断面方形に成形し
てあって、上端開口部22をモータルームの上側部に配
置してある。
【0033】ダッシュパネル17には前述の強電ハーネ
ス9等のハーネス類の他、図外のステアリングシャフ
ト、各種配管類およびブレーキ補機類等、車室とモータ
ルームとに亘って各種の機能部品が貫通配設されるた
め、吸気ダクト21にはこれら機能部品に対応する位置
に部品逃げ孔23を前後方向に貫通して隔成して、該部
品逃げ孔23を通して前記強電ハーネス9等の機能部品
を配設するようにしてある。
【0034】吸気ダクト21の下端周縁には、フランジ
21aを形成してあり、該フランジ21aをインテーク
ボックス18の接続口20のフランジ20a上にシール
材25を介して突合わせて図外のボルト・ナットにより
締結固定してある。
【0035】このフランジ21aにはシール材25を抱
持して該シール材25の介装部周囲に覆うプロテクタ縁
21bを曲折成形してある。
【0036】また、吸気ダクト21の下端にはフランジ
21aよりも下方に突出して、インテークボックス18
の接続口20に嵌入するガイド部24を延設して、該ガ
イド部24を接続口20に嵌入することにより吸気ダク
ト21を位置決めできると共に仮止めできて、該吸気ダ
クト21の接続作業を容易に行えるようにしてある。
【0037】以上の実施形態の構造によれば、冷却空気
はモータルームの上側部から吸気ダクト21の上端開口
部22から取入れられ、図1の矢印で示すように吸気ダ
クト21,インテークボックス18および空気取入口1
0を経由してバッテリ5の底面と底板2との間に形成さ
れた通風路6に流入する。
【0038】各バッテリ5には上下面に図外の通気孔が
複数個設けられていて、通風路6に流入した冷却空気は
これら通気孔を上方へ流通してバッテリフレーム1の上
部空間に抜け、後側部の空気排出部11から外部へ排出
され、以て、各バッテリ5を冷却すると共にこれらバッ
テリ5から発生するH2 ガスを排出することができる。
【0039】ここで、前述のようにバッテリフレーム1
の空気取入口10には吸気ダクト21を接続してあっ
て、しかも、この吸気ダクト21がダッシュパネル17
に沿って立上がって上端開口部22をモータルームの上
側部に配置してあるため、スプラッシュの侵入を確実に
回避することができる。
【0040】特に本実施形態にあっては、インテークボ
ックス18の接続口19のフランジ19aと空気取入口
10の前面周縁との間、および該インテークボックス1
8の接続口20のフランジ20aと吸気ダクト21のフ
ランジ21aとの間にはシール材25を介装して、各接
続部分のシール性を確保してあり、しかも、前記フラン
ジ19a,20aにはシール材25を抱持して該シール
材25の介装部周囲を覆うプロテクタ縁19b,20b
を曲折成形してあるため、シール部材25がスプラッシ
ュの直撃を受けることなくバッテリフレーム1内への水
侵入防止対策を徹底でき、良好な冷却空気導入を行わせ
ることができる。
【0041】また、吸気ダクト21はダッシュパネル1
7の略全面を覆う大きさに形成してあるためダクト断面
積を大きくとることができ、冷却空気の導入量を大幅に
拡大できてバッテリ5の冷却効率およびH2 ガスの排出
効率を向上することができる。
【0042】しかも、このように吸気ダクト21をダッ
シュパネル17のモータルーム側の側面の略全面を覆っ
て配設してあるため、該吸気ダクト21により遮熱、遮
音効果が得られて車室の居住環境を一段と向上すること
ができると共に、車両の前面衝突時に該吸気ダクト21
によって緩衝効果を得ることもできる。
【0043】また、吸気ダクト21は前述のようにダッ
シュパネル17の略全面を覆って配設してあっても、そ
の所要部位には部品逃げ孔23を前後方向に貫通して隔
成してあるため、該ダッシュパネル17を貫通する強電
ハーネス9を始めとする各種機能部品をこの部品逃げ孔
23を通して配設することができて、これら機能部品の
レイアウトに些かも支障を来すことがなく、また、該吸
気ダクト21のダクトレイアウトも容易にすることがで
きる。
【0044】一方、このような効果とは別に、前述のよ
うにインテークボックス18の接続口19のフランジ1
9aおよび吸気ダクト21のフランジ21aの周縁には
シール材25を抱持するプロテクタ縁19bおよび21
bを曲折成形してあるため、シール材25のずれ動きを
阻止してシール性を損なうことなくインテークボックス
18とバッテリフレーム1との接続作業、および吸気ダ
クト21とインテークボックス18との接続作業を容易
に行うことができる。
【0045】しかも、吸気ダクト21はその下端周縁の
フランジ21aをインテークボックス18の上向きの接
続口20のフランジ20a上に突合わせて上下方向から
図外のボルト・ナットにより締結固定するようにしてあ
るため、この接続作業方向がバッテリフレーム1のフロ
アパネル12下側への取付方向と一致して、該フロアパ
ネル12下側へのバッテリフレーム1の搭載工程で吸気
ダクト21の取付を行うことができるから作業性を向上
することができる。
【0046】とりわけ、この吸気ダクト21の下端には
インテークボックス18の接続口20に嵌入するガイド
部24を延設してあるため、これらガイド部24と接続
口20との嵌合によって、吸気ダクト21の位置決めと
仮止めとを行えるため、吸気ダクト21の接続作業をよ
り一層向上することができる。
【0047】吸気ダクト21は前述のように基本的には
インテークボックス18の接続口20のフランジ20a
にボルト・ナットによりしっかりと締結固定されるが、
該吸気ダクト21の上側部をボルト・ナットあるいはク
リップ等の止着手段によってダッシュパネル17に補助
的に固定して、振れ止めするようにしてもよい。
【0048】また、前記実施形態では吸気ダクト21を
バッテリフレーム1の空気取入口10にインテークボッ
クス18を介して接続固定するようにしているが、該吸
気ダクト21をインテークボックス18に相当する部分
まで一体成形して、該吸気ダクト21を空気取入口10
に直接、接続固定するようにしてもよいことは勿論であ
る。
【0049】
【発明の効果】以上、本発明によれば次に述べる効果を
奏せられる。請求項1によれば、バッテリ格納部の前側
に設けた空気取入口には吸気ダクトを接続してあって、
該吸気ダクトはダッシュパネルに沿って立上がってモー
タルーム内の上側に開口しているため、スプラッシュ等
が侵入するの確実に回避することができ、したがって、
複雑な防水構造を取らなくてもバッテリ格納部内への水
侵入を回避して冷却空気を導入することができて大幅な
コストダウンを図ることができる。
【0050】また、吸気ダクトはダッシュパネルのモー
タルーム側の略全面を覆って配設してあるためダクト断
面積を大きくとることができ、冷却空気の導入量を大幅
に拡大できてバッテリの冷却効率およびH2 ガスの排出
効率を向上することができる。
【0051】しかも、このように吸気ダクトでダッシュ
パネルのモータルーム側の側面の略全面を覆ってあるた
め、該吸気ダクトにより遮熱、遮音効果が得られて車室
の居住環境を一段と向上することができると共に、車両
の前面衝突時にはこの吸気ダクトで緩衝効果が得られて
ダッシュパネルの車室側への変形を抑制して安全性を高
めることもできる。
【0052】請求項2によれば、ダッシュパネルを貫通
する各種機能部品を吸気ダクトに設けた部品逃げ孔を通
して配設してあるため、これらダッシュパネルを貫通し
て車室とモータルームとに亘って配設される機能部品の
レイアウトに些かも支障を来すことがなく、また、該吸
気ダクトのダクトレイアウトを容易に行うことができ
る。
【0053】請求項3によれば、バッテリフレームの空
気取入口に接続したインテークボックスと吸気ダクトと
を、それらのフランジを突合わせて上下方向に締結固定
するため、フロアパネル下側へのバッテリの搭載方向と
吸気ダクトの取付方向とが一致して、フロアパネルへの
バッテリの搭載工程で吸気ダクトも取付けることができ
て作業性を向上することができる。
【0054】請求項4によれば、吸気ダクトの下端には
ガイド部を延設してあって、このガイド部をインテーク
ボックスに嵌入することによって、吸気ダクトの位置決
めと仮止めとを行うことができるため、該吸気ダクトと
インテークボックスとの接続作業をより一層向上するこ
とができる。
【0055】請求項5によれば、シール材によってイン
テークボックスと空気取入口との接続部、およびインテ
ークボックスと吸気ダクトとの接続部のシール性を確保
できると共に、シール材はプロテクタ縁で抱持されてそ
の周囲が覆われるため、該シール材へのスプラッシュの
直撃を回避できてより一層シール性を向上することがで
きる。
【0056】また、シール材はプロテクタ縁で抱持され
てずれ動きが阻止されるため、シール性を損なうことな
くインテークボックスおよび吸気ダクトの接続作業性を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す断面図。
【図2】同実施形態の平面図。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図。
【図4】インテークボックスの接続部周りを示す断面
図。
【図5】インテークボックスの斜視図。
【図6】吸気ダクトの斜視図。
【符号の説明】
1 バッテリフレーム 5 バッテリ 9 機能部品 10 空気取入口 11 空気排出部 12 フロアパネル 17 ダッシュパネル 19 インテークボックス 21 吸気ダクト 21a フランジ 19b,21b プロテクタ縁 23 部品逃げ孔 24 ガイド部 25 シール材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネルの下側に複数個のバッテリ
    を密閉格納すると共に、このバッテリ格納部の前側に空
    気取入口を、および後側に空気排出部を設けた構造にお
    いて、ダッシュパネルのモータルーム側の略全面を覆っ
    て立上がり、モータルーム内の上側に開口する吸気ダク
    トを配設して、該吸気ダクトを前記空気取入口に接続し
    たことを特徴とする電気自動車のバッテリ格納部構造。
  2. 【請求項2】 吸気ダクトが、その前後方向に貫通して
    隔成された部品逃げ孔を備え、ダッシュパネルを貫通し
    てモータルームと車室とに亘って配設される機能部品を
    該部品逃げ孔に通して配設したことを特徴とする請求項
    1記載の電気自動車のバッテリ格納部構造。
  3. 【請求項3】 空気取入口に上向きに開口すると共にそ
    の周縁にフランジを有するインテークボックスを接続す
    る一方、吸気ダクトの下端部周縁にフランジを形成し、
    これらフランジを突き合わせて吸気ダクトとインテーク
    ボックスとを上下方向に締結固定したことを特徴とする
    請求項1,2記載の電気自動車のバッテリ格納部構造。
  4. 【請求項4】 吸気ダクトの下端にその周縁のフランジ
    よりも下方に突出して、インテークボックスに嵌入する
    ガイド部を延設したことを特徴とする請求項3記載の電
    気自動車のバッテリ格納部構造。
  5. 【請求項5】 インテークボックスと空気取入口との接
    続部、およびインテークボックスと吸気ダクトのフラン
    ジ間にそれぞれシール材を介装してあると共に、該イン
    テークボックスの空気取入口との接続部周縁、および吸
    気ダクトの下端周縁のフランジに、それぞれシール材を
    抱持して該シール材の介装部周囲を覆うプロテクタ縁を
    曲折成形したことを特徴とする請求項3,4記載の電気
    自動車のバッテリ格納部構造。
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