JPH09104003A - プレカット木材の加工装置 - Google Patents

プレカット木材の加工装置

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JPH09104003A
JPH09104003A JP26299295A JP26299295A JPH09104003A JP H09104003 A JPH09104003 A JP H09104003A JP 26299295 A JP26299295 A JP 26299295A JP 26299295 A JP26299295 A JP 26299295A JP H09104003 A JPH09104003 A JP H09104003A
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JP
Japan
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wood
lumber
working
precut
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JP26299295A
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Inventor
Minoru Murata
稔 村田
Toshihiro Kitamura
敏博 北村
Atsuo Oketani
篤夫 桶谷
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工ラインの途中で加工の完了した木材を搬
出可能にする。 【解決手段】 加工ラインBの上流側に設置され、かつ
加工すべき木材3を加工ラインBへ供給する木材供給手
段2と、上記木材供給手段2により加工ラインBへ供給
された木材3を所定の寸法に切断する切断手段4と、上
記切断手段4の前側または後側に設けられ、かつ木材3
の木口や加工個所の近傍に組立て順序や継手の位置情報
などを印字する印字手段7と、上記加工ラインB上に設
けられ、かつ木材搬送手段5と、該木材搬送手段5によ
り搬送位置決めされた木材3をプレカット加工するプレ
カット加工機6とよりなる複数の加工セル11 〜1
4 と、加工ラインBの途中及び下流側に設けられ、加工
の完了した木材3を加工ラインBより搬出する木材搬出
手段11とを設けたもので、プレカット加工する前に木
材3に印字を施すことから、加工ラインBの途中で加工
の完了した木材3を搬出することできるため、生産性の
向上が図れるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は在来工法(軸組工
法)で木造住宅を建設する際に使用する柱や梁などの木
材に継手を予め加工(プレカット)するプレカット木材
の加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来在来工法で木造住宅を建設する場
合、多くの柱や梁を使用するが、近年ではこれら柱や梁
の継手を予め工場などでプレカットしてから建設現場へ
搬入することにより、現場での加工に要する時間をなく
して工期の短縮を図るなどの建築工法が広く採用される
ようになっている。
【0003】また木材に予め継手をプレカットする加工
装置や加工機が種々提案されている。例えば特開平3−
63355号公報では、木造家屋を構成するための柱や
梁などの長尺木材を予め規定寸法に切断し加工する工程
と、この切断、加工した長尺木材の木口や加工部近傍の
全てに、これを施工現場へ持ち込む前に建方の目印とな
る番付けを付す工程と、これら長尺木材を施工現場に持
ち込んで、上記番付けに応じて順次組立てる工程とより
なる木造家屋用長尺木材の建方工法が提案されている。
【0004】また特開平3−82501号(特公平6−
20722号)公報では、所要の機能を果すマイクロコ
ンピュータからなる制御部と、対象家屋の建築に必要な
材木に関する各種データを記憶させるための記憶部と、
当該家屋の階床組立図等を表示させるための表示部と、
所要のデータや指令を入力させるための各種データを記
憶させるための各種の機能手段を備えている入力部とか
らなる木材加工ライン制御部と、プレカット加工処理以
前の材木が貯蔵されている第1の貯木部と、前記第1の
貯木部から送られてきた材木について所要のプレカット
加工処理を施して構造材とする加工部と、プレカット加
工処理が施された前記構造材について、その所定の部位
に必要なデータが印字処理がなされる印字部と、プレカ
ット加工処理および印字処理が施された前記構造材の貯
蔵がなされる第2の貯木部とからなる材木加工ラインと
を備えた材木加工処理制御方式であって、前記制御部に
基本モジュールの値を入力し、さらに前記表示部に基本
モジュール間隔の格子を発生させ、前記格子を発生させ
た表示部を利用し、前記入力部から伏せ図中の構造材の
位置情報を入力して、前記記憶部にこれを記憶し、前記
記憶部において、入力された各構造材に、演算機能を用
いて通番を付与すると共に、その構造材の位置情報をそ
の通番を持つ構造材の属性として前記記憶部に記憶し、
前記第1の貯木部より送られてきた材木を前記加工部に
て加工し、これを前記構造材とし、この構造材に対応す
る通番の位置情報を前記記憶部から呼び出し、前記印字
部にてこの位置情報を、前記構造材に印字するようにし
た木材加工制御方式が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の建方
工法や木材加工制御方式では、何れもプレカット加工ラ
インの最終工程でプレカット加工された木材の木口や加
工部に番付や構造材の位置情報などを印字している。こ
のためプレカット加工ライン上に複数基のプレカット加
工機を配置して、これらプレカット加工機で木材を順次
加工する場合、柱などのように加工個所が少なくて、加
工ラインの途中で全ての加工個所の加工が完了した場合
でも、加工ラインの最終工程まで木材を搬送して木口や
加工部に印字を施さなければならず、工程が長くなって
生産性が悪いなどの不具合があると共に、最終工程に印
字手段を設けるようにしたものでは、木材の搬出手段が
複数ある場合、各搬出手段毎に印字装置を設けなければ
ならないため、不経済であるなどの不具合もある。
【0006】また最終工程で加工部に印字がなされるこ
とから、加工途中では加工や印字が正しく行われている
かがチェックできないと共に、印字直後に加工ラインよ
り木材が搬出されるため、作業者が木材を荷役する際印
字部に触れて印字が消えたり、作業者の手や衣類がイン
クで汚れるなどの不具合もある。この発明はかかる従来
の不具合を改善するためになされたもので、木材をプレ
カット加工する前に木材に印字を施すことにより、加工
ラインの途中からも加工の完了した木材を搬出できるよ
うにしたプレカット木材の加工装置を提供して、生産性
の向上を図ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び効果】この発明は上記
目的を達成するために、加工ラインの上流側に設置さ
れ、かつ加工すべき木材を加工ラインへ供給する木材供
給手段と、上記木材供給手段により加工ラインへ供給さ
れた木材を所定の寸法に切断する切断手段と、上記切断
手段の前側または後側に設けられ、かつ木材の木口や加
工個所の近傍に組立て順序や継手の位置情報などを印字
する印字手段と、上記加工ライン上に設けられ、かつ木
材搬送手段と該木材搬送手段により搬送位置決めされた
木材をプレカット加工するプレカット加工機とよりなる
複数の加工セルと、加工ラインの下流側に設けられ、加
工の完了した木材を加工ラインより搬出する木材搬出手
段とを具備したものである。また加工ラインの途中に、
加工の完了した木材を搬出する木材搬出手段を設けたも
のである。
【0008】
【効 果】上記構成により加工ラインに搬入された木材
を所定の寸法に切断する前や、切断した直後に木材の木
口や継手などの加工個所に印字手段により組立順序や継
手の位置情報などを予め印字した後、複数の加工セルに
よりプレカット加工を行うため、加工ラインの途中で加
工の完了した木材を、加工ラインの途中に設けられた木
材搬出手段により搬出することができるため、全ての木
材を加工ラインの終端より搬出する場合に比べて、加工
ラインに木材が滞留する時間が短縮できるため、生産性
の向上が図れると共に、木材の搬出手段が複数ある場合
でも、上流側の1個所に印字手段を設けるだけでよいた
め、経済的である。また木材をプレカットする前に木口
や加工位置近傍に位置情報などを印字するため、加工ラ
インの途中で加工や印字が正確に行われているかがチェ
ックできるようになり、不良品の発生を未然に防止でき
ると共に、加工が完了して木材搬出手段により加工ライ
ンより木材が搬出される際には印字部分が乾いているた
め、手作業で木材の搬出作業を行う場合でも、印字部分
が摺れて印字が不鮮明となったり、インクが作業者の手
や衣服に付着して、手や衣服を汚染するなどの不具合も
解消することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の第1実施例を図1ない
し図6を参照して詳述する。図1は複数の加工セルをシ
リアル(直列)に配列したシリアル加工ラインのブロッ
ク図、図2はシリアル加工ラインの具体的な構成図、図
3はプレカット加工機の説明図、図4はプレカット加工
機の概略的な斜視図、図5は工具の説明図、図6は作用
を示すフローチャートである。
【0010】図1及び図2において1は複数基、例えば
4基の加工セルで、加工ラインB上に上流側より第1加
工セル11 、第2加工セル12 、第3加工セル13 、第
4加工セル14 の順で配列され、プレカット加工すべき
木材3は上流側より矢印Aで示す木材搬送方向へ搬送さ
れて、プレカット加工が行われるようになっている。2
は加工ラインBの最上流に設置された木材供給装置で、
柱や梁となる木材3を木材搬送方向Aと平行する方向に
並べた状態で載置された木材ストッカ2aと、この木材
ストッカ2aより1本づつ送り出された木材3を木材搬
送方向Aへ送り出す木材搬入手段2bよりなる。
【0011】上記木材ストッカ2aは、長さの異なる木
材3でも左端を基準に収容できるよう、基準側より順次
間隔を広くした複数列のチェーンコンベヤよりなり、木
材搬入手段4bは、ローラコンベヤと、このローラコン
ベヤ上に載置された木材3を把持して木材搬送方向Aへ
移動させる把持手段(図示せず)より構成されている。
そして木材搬入手段2aと第1加工セル11 の間には、
搬入された木材3を所定の寸法に切断する図3の(イ)
で示すような電動鋸よりなる切断手段4が設けられてい
る。上記切断手段4は搬入された木材3の基準端となる
端部(実施例では左端)をまず端切して、この基準端を
基準にして木材3を所定の寸法に切断するようになって
いる。
【0012】そして切断手段4により所定の寸法に切断
された木材3は、切断手段4と第1加工セル11 の間に
設けられた印字手段7によりこれからプレカット加工す
る木材3の木口や継手加工部などの近傍に印字が施され
るようになっている。この印字はプレカット加工の完了
した例えば住宅1棟分の木材3を建設現場へ搬入してこ
れを組立てる際に組立て順序や、互に接続すべき継手な
どの位置情報を表示するもので、木材3の粗れた面にも
鮮明に印字できるように、インクを霧状にして吹き付け
るインクジェット方式の印字手段7が採用されている。
上記印字手段7により木口や、未だプレカット加工の施
されていない加工部近傍に印字がなされた木材3は第1
加工セル11 へ搬入されるようになっている。
【0013】第1加工セル11 は木材搬送手段5とタレ
ット6aを備えたプレカット加工機6よりなり、第2,
第3加工セル12 ,13 は木材搬送手段5と4軸の直交
型ロボットよりなるプレカット加工機61 よりなり、そ
して第4加工セル14 は木材搬送手段5と5軸の直交型
ロボットよりなるプレカット加工機62 よりなる。
【0014】なお木材搬送手段5は第1加工セル11
いし第4加工セル14 とも移載手段5aとローラコンベ
ヤ5bの配置が異なるだけで、同一構成のため、第1加
工セル11 の木材搬送手段5のみ説明する。上記木材搬
送手段5は加工ラインB上に搬入された木材3をプレカ
ット加工機6の加工ライン上に移載する移載手段5a
と、プレカット加工機6の加工ライン上に設けられたロ
ーラコンベヤよりなる搬送手段5bよりなり、移載手段
5aには、木材3の上端(うわば)と木端(こば)及び
下端(したば)を反転する反転機構(図示せず)が、そ
して搬送手段5bにはプレカット加工機6の加工ライン
上に移載された木材3を把載してプレカット加工機6へ
搬入し、また加工位置を位置決めする把持手段(図示せ
ず)が設けられている。
【0015】一方第2加工セル12 及び第3加工セル1
3 に設けられたプレカット加工機61 は、例えば図4に
示すように構成されている。すなわちY軸(木材搬送方
向Aと同じ方向)方向へ移動自在な基台6a上にコラム
6bが立設されていて、このコラム6aにZ軸方向へ上
下動自在にアーム6cの一端が支持されている。上記ア
ーム6cはY軸と直交するX軸方向に水平に突設されて
いて、このアーム6cにスピンドル支持部材6dがX軸
方向へ移動自在に支承されている。そしてこのスピンド
ル支持部材6dに水平軸6eを中心にγ軸方向へ旋回自
在にスピンドル6fが支承されていると共に、このスピ
ンドル6fにはスピンドルモータ6gにより回転される
スピンドル軸6hが設けられていて、このスピンドル軸
6hに木材3のプレカットに供する工具9が着脱自在に
取付けられている。上記工具9はプレカットすべき継手
形状に応じて複数種類のものが予め用意されている。
【0016】なお図5の(イ)ないし(ニ)に工具9の
例を示す。図5の(イ)はホゾ穴などを加工する角の
み、図5の(ロ)はホゾ穴や長穴などを加工するチェー
ンのみ、図5の(ハ)はアリ溝を加工する総型工具、そ
して図5の(ニ)は各種の溝などを加工するルータを示
す。そしてこれら工具9は工具自動交換装置10により
自動交換されるようになっている。
【0017】自動工具交換装置10は図4に示すよう
に、予め複数の工具9を格納したマガジン10aと、こ
のマガジン10aより所定の工具9を取出して上記スピ
ンドル軸6hへ取付け、また用済となった工具9をスピ
ンドル軸6hより取外してマガジン10aの所定の位置
へ格納するチェンジアーム10bよりなる。以上は第2
加工セル12 及び第3加工セル13 に設けられた4軸の
プレカット加工機61 であるが、第4加工セル14 に設
けられたプレカット加工機62 は上記4軸のプレカット
加工機61 にスピンドル6fを垂直軸を中心に旋回させ
るα軸を追加した5軸構成となっている。なお5軸のプ
レカット加工機62 は図4に示す4軸のプレカット加工
機61 にα軸方向の旋回を行うα軸モータ6iを追加し
た以外は同一構成なので、その説明は省略する。
【0018】一方上流側に設けられた第1加工セル11
のプレカット加工機6は図3の(ニ)や(ホ)に示すよ
うにタレット加工機よりなる。このプレカット加工機6
は主として木材3の木口の継手、すなわちアリ継手やカ
マ継手、ホゾ及びホゾ穴、胴差しなどを能率よくプレカ
ットするために、図3の(ニ)に示すような六角形状の
タレット6jや図3の(ホ)に示すように四角形状のタ
レット6kをそれぞれ有していて、これらタレット6
j,6kに6本または4本の工具9が予め取付けられて
いる。そして後述する制御装置12からの指令に基づい
てタレット6j,6kを回転することにより使用する工
具9が選択されて、木材3の主として木口のプレカット
加工を行うようになっている。
【0019】また第2加工セル12 の近傍や、第4加工
セル14 の下流側にはプレカット加工の完了した木材3
を搬出する木材搬出手段11が設置されている。第2加
工セル12 の近傍に設置された木材搬出手段11は加工
ラインBの途中で全ての加工個所の加工が完了し、もし
くは加工ラインB上では加工できない特殊な加工形状を
有する木材3を加工ラインBの途中より搬出するための
もの、そして第4加工セル14 の下流側に設置された木
材搬送手段11は、第4加工セル14 を経て全ての加工
が完了した木材3を搬出するためのもので、何れも搬出
された木材3を並べて載置する製品ストッカ11aを有
している。
【0020】以上が複数の加工セル11 〜14 がシリア
ルに配列されたシリアル加工ラインの構成であるが、次
にこのシリアル加工ラインを使用して木材3のプレカッ
トを行う加工方法を図6に示すフローチャートも参照し
て説明する。上記加工ラインBの制御系は加工すべき柱
や梁などの寸法やプレカットすべき継手の形状などの加
工データを入力する入力手段(CAD)と、入力された
データをプレカット加工機6やその周辺装置を制御する
制御装置12へ制御データに変換して送るデータ変換手
段(CAM)及び変換手段より送られた制御データを基
に各プレカット加工機6や周辺装置を制御する上記制御
装置12よりなる。
【0021】いま例えば木造住宅1棟分に使用する柱や
梁などの木材3をプレカットするに当って、まず住宅の
間取図を作成し、この間取図に応じて使用する柱や梁な
どの種類や数量などを入力手段(CAD)へ入力する。
入力手段(CAD)は入力されたデータを基にまず伏図
を自動的に作成し、次にこの伏図より全ての柱や梁など
の加工図を作成して、この加工図より柱や梁などの加工
順序や加工個所などの加工データを作成する。そしてこ
の加工データをデータ変換手段(CAM)へ送って、加
工データを木材搬送手段やプレカット加工機6などを制
御する制御データへ変換すると共に、複数のプレカット
加工機6の負荷(加工時間)を平準化するためのスケジ
ューリングを行う。
【0022】このプレカット加工機6の負荷の平準化
は、まず各プレカット加工機6の機能が異なる部分で加
工可能な加工形状(ID)を洗い出して、その加工が必
要な木材3を各プレカット加工機6へそれぞれ振り分け
る。そして残ったデータの負荷積、すなわち加工ID×
加工個数×1個当りの加工時間より総加工時間を算出
し、それぞれのプレカット加工機6の総加工時間が等し
くなるように振分ける。これによって各プレカット加工
機6に異なる工具9が装着されていて、加工時間がそれ
ぞれ異なる場合でも、負荷が平準化されるように木材3
が供給されるため、木材3の加工中は休止しているプレ
カット加工機6がなくなり、生産性の向上が図れるよう
になる。上記のようにしてデータ変換手段(CAM)で
変換された制御データは加工ラインBを管理する工程管
理コンピュータを有する制御装置12を経て各プレカッ
ト加工機6や、これらプレカット加工機6へ木材3を供
給する周辺装置へ送られて、プレカット加工機6や周辺
装置が次のように制御される。
【0023】加工ラインBの上流側に設置された木材供
給手段2には、これから加工する木材3を並べて木材ス
トッカ2a上に載置し、加工ラインBの運転を開始す
る。まず木材供給手段2ははじめに加工する木材3を木
材搬入手段2b上へ搬入し、搬入された木材3は図示し
ない把持手段により把持されて木材搬送方向Aへ送ら
れ、切断手段4により端部が端切される。この端部の端
切は木材3の端部は通常精度よく切断されていなかった
り、端面に傷などがあって品質が安定していないため、
この部分を除去するために行うものである。木材3の端
切が完了すると、制御装置12より把持手段へ制御デー
タが送られ、この制御データを基に木材3が切断手段4
へ移動されて、木材3が所定の寸法に切断される。
【0024】そして所定の寸法に切断された木材3は、
木口や上端(うわば)、木端(こば)、下端(したば)
などにプレカット加工が施される前に、印字手段7によ
り木口や加工部の近傍に組立て順序や互に接続する継手
などの位置情報が印字される。そして印字の完了した木
材3は第1加工セル11 ないし第4加工セル14 の何れ
かへ送られる。すなわち、加工する木材3の加工個所が
第1ないし第4加工セル11 〜14 に設けられたプレカ
ット加工機6の1台でしか加工できない場合は、その木
材3はそのプレカット加工機6の設けられた第1ないし
第4加工セル11 〜14 へ送ってまずその個所を加工
し、次に複数台のプレカット加工機6で加工が可能な個
所を加工するに当って、各プレカット加工機6の負荷が
平準化するように木材6が振分けられる。各加工セル1
1 〜14 に振分けられた木材3は各加工セル11 〜14
に設けられたプレカット加工機6により所定の加工が施
される。各加工セル11 〜14 における加工は木材3の
上端を基準に行われるが、木端や下端を加工するため木
材3を反転する必要がある場合は、各加工セル11 〜1
4 に設けられた搬送手段5の移載手段5aへ一旦木材3
を戻して、図示しない反転機構により反転した後再び搬
送手段5b上に移載して加工を行う。
【0025】また加工個所が少なく、第1加工セル11
と第2加工セル12 で全ての加工個所の加工が完了する
木材3や、特殊な加工形状が含まれていて、第4加工セ
ル14 を経ても未加工個所が残る木材3は、第1加工セ
ル11 及び第2加工セル12で加工が完了したら、第2
加工セル12 の近傍に設置された木材搬出手段11によ
り加工ラインBより搬出され、製品ストッカ11a上に
並べられて載置される。第1加工セル11 ないし第4加
工セル14 を経て全ての個所の加工が完了した木材3
は、下流側に設置された木材搬出手段11へ搬出され
て、木材搬出手段11の製品ストッカ11a上に並べた
状態で載置される。
【0026】なお主として柱などの木材3は一般的に加
工個所が少なく、かつ木口のみにホゾやアリ、鎌などの
継手を加工することが多いことから、第1加工セル11
にタレット型のプレカット加工機6を設置して、加工ラ
インBの途中から木材3を搬出する場合でも、タレット
型プレカット加工機6により木口の継手加工などが能率
よく行えるようにしている。
【0027】以上は複数の加工セル11 〜14 をシリア
ルに配列した場合の第1実施例であるが、図7に示す第
2実施例のように加工ラインBを第1加工セル11 から
第3加工セル13 で構成してもよく、また図8に示す第
3実施例のように各加工セル11 〜14 をパラレルに配
列したり、図9に示す第4実施例のようにシリアルとパ
ラレルを組合せた混合ラインで加工ラインBを構成する
ようにしてもよい。何れの場合も木材供給手段2により
加工ラインB上に搬入された木材3を切断手段5で切断
した後に、予め印字手段7により位置情報などを印字す
ることから、加工ラインBの途中に木材搬出手段11を
設置することにより、加工ラインBの途中より加工の完
了した木材3を搬出することできるようになる。また上
記実施例では何れも木材3を切断した後に印字を施すよ
うにしたが、木材3の切断個所は予め加工データにより
決められているため、切断前に印字するようにしても勿
論よい。また印字個所はプレカット加工しても切除され
ない部分に施すことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例になるプレカット木材加
工装置のブロック図である。
【図2】この発明の第1実施例になるプレカット木材加
工装置の具体的な構成図である。
【図3】(イ)ないし(ホ)はこの発明の第1実施例に
なるプレカット木材加工装置に設けられたプレカット加
工機の説明図である。
【図4】この発明の第1実施例になるプレカット木材加
工装置に設けられたプレカット加工機の概略的な構成を
示す斜視図である。
【図5】(イ)ないし(ニ)はこの発明の第1実施例に
なるプレカット木材加工装置に設けられたプレカット加
工機に使用される工具の説明図である。
【図6】この発明の第1実施例になるプレカット木材加
工装置の作用説明図である。
【図7】この発明の第2実施例になるプレカット木材加
工装置の構成図である。
【図8】この発明の第3実施例になるプレカット木材加
工装置のブロック図である。
【図9】この発明の第4実施例になるプレカット木材加
工装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 〜14 …加工セル 2…木材供給手段 3…木材 4…切断手段 5…木材搬送手段 6…プレカット加工機 7…印字手段 11…木材搬出手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工ラインBの上流側に設置され、かつ
    加工すべき木材3を加工ラインBへ供給する木材供給手
    段2と、上記木材供給手段2により加工ラインBへ供給
    された木材3を所定の寸法に切断する切断手段4と、上
    記切断手段4の前側または後側に設けられ、かつ木材3
    の木口や加工個所の近傍に組立て順序や継手の位置情報
    などを印字する印字手段7と、上記加工ラインB上に設
    けられ、かつ木材搬送手段5と、該木材搬送手段5によ
    り搬送位置決めされた木材3をプレカット加工するプレ
    カット加工機6とよりなる複数の加工セル11 〜1
    4 と、加工ラインBの下流側に設けられ、加工の完了し
    た木材3を加工ラインBより搬出する木材搬出手段11
    とを具備したことを特徴とするプレカット木材の加工装
    置。
  2. 【請求項2】 加工ラインBの途中に、加工の完了した
    木材3を搬出する木材搬出手段11を設けてなる請求項
    1記載のプレカット木材の加工装置。
JP26299295A 1995-10-11 1995-10-11 プレカット木材の加工装置 Pending JPH09104003A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002287813A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Sumitomo Forestry Co Ltd 材料加工管理システム
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JP2005178103A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Heian Corp プレカット加工装置
JP2005199574A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Nakajima:Kk 木材プレカット装置
CN103831868A (zh) * 2014-03-25 2014-06-04 成都浪度家私有限公司 一种木板钻孔设备
JP6078194B1 (ja) * 2016-05-10 2017-02-08 宮川工機株式会社 木材プレカット加工装置

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