JPH0232104B2 - - Google Patents

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JPH0232104B2
JPH0232104B2 JP59196369A JP19636984A JPH0232104B2 JP H0232104 B2 JPH0232104 B2 JP H0232104B2 JP 59196369 A JP59196369 A JP 59196369A JP 19636984 A JP19636984 A JP 19636984A JP H0232104 B2 JPH0232104 B2 JP H0232104B2
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pallet
tool
stacker crane
rack
machining center
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Isao Shimizu
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Murata Machinery Ltd
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Publication of JPH0232104B2 publication Critical patent/JPH0232104B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は自動倉庫とマシニングセンタ等の工
作機械とを組合わせた機械工場等におけるワーク
の加工装置に関する。
(従来の技術) 無人化工場実現の目的で、多数の物品収納区画
を有するラツクと該ラツクに沿つて移動するスタ
ツカクレーンとからなる自動倉庫に、マシニング
センタ、NC旋盤等の工作機械を連結組合わせ
て、未加工のワークを自動的に出庫し工作機械に
おいて加工せしめ、加工後のワークを自動的に入
庫せしめるシステムは、現在種々開発されている
が、自動倉庫での入庫時のワーク(パレツト)の
位置決め精度とマシニングセンタ等でのワーク
(パレツト)の位置決め精度との間に大きな格差
があるため等の理由により、多くのシステムは自
動倉庫と工作機械とが完全に分離した配置となつ
ており(例えば特開昭57−194861号)、該自動倉
庫と工作機械間を無人搬送車でもつてワーク(パ
レツト)を搬送せしめると共に、位置決め精度の
補償を行なつている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記従来のシステムでは当然に無人
搬送車の移動軌道が工場敷地内を横切つて敷設さ
れることから、工場敷地の合理的利用が図り難
く、また一旦無人搬送車上に移載してワークを搬
送し再び目的地で移載して受渡すこと自体、長時
間を費やす上に、自動倉庫と無人搬送車間および
無人搬送車と工作機械間に夫々移載装置を必要と
する短所があつた。
また自動倉庫の外側に工作機械群を配置したも
のが特開昭58−223554号公報で知られている。
しかしながらこのものも工作機械の前面のラツ
クの一部に各々工作機械に対応したステーシヨン
を設けて、該ステーシヨンを介して工作機械への
ワークの供給を行なつていてステーシヨンと工作
機械とは分離しているので、工場敷地の合理的利
用がなされないし又ステーシヨンと工作機械との
間でワークの授受を行なう場合人手を要するので
稼動効率を向上せしめることができない。
この発明は上記従来システムの短所を解消しよ
うとするものである。
(課題を解決するための手段) この発明は上記従来の短所を解消するために、
多数の物品収納区画を有するラツクと該ラツクに
沿つて走行移動するスタツカクレーンとからなる
自動倉庫にマシニングセンタ等の工作機械を連結
し、かつラツクの最下段特定の物品収納区画位置
に相当する位置に一致せしめて工作機械の回転テ
ーブル式自動パレツト交換装置を設け、該自動パ
レツト交換装置位置がスタツカクレーンの物品積
載台の停止位置となるようにスタツカクレーンフ
レーム自体に設けたレールに対する位置決め装置
を設けると共に、該装置と物品積載台における昇
降架台上のローラコンベアに設けられたテーパー
段部等の位置決め装置とにより物品積載台と自動
パレツト交換装置におけるパレツトの交換位置が
同一となるように構成し、これによつて物品の積
載台上と自動パレツト交換装置上との間で直接ワ
ークの授受が行なわれるようにしたことを特徴と
するワークの加工装置を提供するものである。
(作 用) 所定の停止位置に停止したスタツカクレーンの
物品積載台上と、工作機械の自動パレツト交換装
置上との間で直接ワーク(パレツト)の授受が行
われる。
(実施例) 次に、図面に基づき、この発明のワーク加工シ
ステムを具えた装置の実施例について説明する。
第1図はワーク加工システムXを含む工場全体
の平面配置図であり、この実施例では自動倉庫1
に沿つて多数設置したマシニングセンタ2の工具
マガジン3内の工具交換システムYとして、該ワ
ーク加工システムXに隣接して、多数の工具を収
納した工具収納容転ラツク4と、該回転ラツク4
から工具のピツキングあるいは該回転ラツク4へ
の工具の収納を行う工具交換装置5と、複数本の
工具を装填しうる可搬型工具マガジン6の搬送手
段としての無人搬送車7と、上記可搬型工具マガ
ジン6のマシニングセンタ2側での受取り設備8
と、工具収容回転ラツク4側での受取り設備9と
を設けてある。
11は無人搬送車7の誘導線である。
ここで工具収容回転ラツク4は工具ソケツトを
複数段もつていて周方向に回転自在に装置された
ものであり、工具交換装置5は回転ラツクから工
具を引き抜いて受取り設備9上の可搬型マガジン
に供給する装置である。受取り設備9は可搬型工
具マガジンを載置しうる台枠を4ケ所に成形した
卍形状の旋回ステーシヨンと、該旋回ステーシヨ
ンの1つの台枠位置から回転ラツクとの間にわた
つて移動自在になつたトラバース型の授受装置と
からなつている。
この実施例のマシニングセンタ2に付設の工具
マガジン3には、第2図略示の通り合計70本の工
具Tを収納できるようになつており、そのうち28
本分の標準工具To、つまり当該マシニングセン
タで扱う総ての加工品種に共通の工具が充当さ
れ、残りの42本分が専用工具Tp、つまりある特
定の加工品種に用いる工具が充当されるようにな
つているが、上記専用工具Tp42本分は、さらに
6本毎の小区分3a(計7区分)に区分けされて
おり、夫々区分3a内の工具が、扱うワークの1
品種に対応するようになされていて(したがつ
て、マシニングセンタ付設の工具マガジン3中の
工具70本を用いれば、外部との工具交換すること
なしに7品種の加工が行える)、該工具マガジン
3内の工具だけでは対応できなくなる場合に、前
記工具交換システムYが稼動して該工具マガジン
3内の工具と回転ラツク4内の工具とが工具交換
されるのである。12は受取り設備8上の工具と
工具マガジン3中の工具とを交換する自動工具交
換装置、2aはマシニングセンタの加工台であ
る。
以下、ワーク加工システムXを構成する自動倉
庫1と自動パレツト交換装置(以下APCと称す)
13付きマシニングセンタ2について説明する。
すなわち、この実施例の自動倉庫1は通常通り
多数の物品収納区画14を有する前後1対のラツ
ク15と、該ラツク15間を走行するスタツカク
レーン16(第1,4図)とから構成されている
が、前記マシニングセンタ2は、特に該マシニン
グセンタ2に付設のAPC13がラツク15最下
段のある特定の物品収納区画位置14aに相当す
る位置に一致せしめて配設してある(第1,13
図)。
この実施例のマシニングセンタ2における
APC13は、第3図に示したように、引き込み
移載したパレツトP同士の中間点Oにおいて180
度ずつ回転するロータリータイプであつて、水平
に配設した引き込み押し出しシリンダ17のロツ
ド17aが進退すると共に、該APC13全体が
図示しない機台上で上下動することにより、該ロ
ツド17a先端のフツク部材18をパレツトP側
面の突起19に引掛けることによつて、後に詳述
するスタツカクレーン16のパレツトPを載置し
たローラコンベア21からパレツトPをマシニン
グセンタ2のAPC13上へと引き込みあるいは
該APC13上から前記ローラアコンベア21上
へと押し出しできるようになつているが、マシニ
ングセンタ2の型式は上記のものに限られずマシ
ニングセンタのかわりにNC旋盤であつてもよ
く、ラツク15に沿つて並べたマシニングセンタ
2の機種を1台ごと変えても良い。
この実施例では、第1図示のマシニングセンタ
2のうち1台のマシニングセンタ2が異なつた機
種のものになしてあるが、いずれのマシニングセ
ンタ2のAPC13も上記フツク部材18を有し
て、該フツク部材18をパレツトP側の突起19
に引掛けて引き込み、押し出しするものであるた
め、スタツカクレーン16のローラコンベア21
上でのパレツトPの位置決めは正確になす必要が
あり、そのためにスタツカクレーン16は特に次
のような構造になしてある。
すなわち、第4,5図(第5図は第4図のV部
分拡大図)において、22,23は上下のレー
ル、24はフレーム25の前後のマスト26,2
7に沿つて昇降する移載フオーク28付きの昇降
台つまり物品積載台であり、該昇降台24はフレ
ーム25上部に設けた駆動用モータ29によりチ
エーン31を介して吊り下げられて昇降され、前
記APC13が配設された位置14a以外の収納
区画14では、該昇降台24の短い上下移動と移
載フオーク28の進退動によりパレツトPの該昇
降台24上への積み込みあるいは昇降台24上か
らの積み出しが行われるが、このスタツカクレー
ン16では該昇降台24上に、さらに昇降台24
に対して昇降する昇降架台32を設けて、該昇降
架台32上に、上記のようにして積み込んだパレ
ツトPのAPC13との間での前記移載用ローラ
コンベア21を設けてある。
33は該昇降架台32の両端のボールナツト部
34に螺合せしめて昇降台24上の左右に立設し
たボールねじ軸であり、該ボールねじ軸33を適
宜回転することにより、昇降架台32を昇降台2
4に対して正確に所望の高さ位置に昇降しうるよ
うになつている。35は昇降台24側のレール3
6を挟むガイドローラである。
左右のボールねじ軸33上端は昇降台24の上
枠24a上へと貫いており(第4,7図)、該上
枠24a上で共にウオーム減速機構37を介して
連結軸38にて連結されており、該連結軸38に
歯付きプーリ41,42、歯付きベルト43を介
して連結したモータ44によつて左右のボールね
じ軸33が同一回転数だけ回転されるようになつ
ている。
45は一方のボールねじ軸33端に、歯付きプ
ーリ46,47、歯付きベルト48を介して連設
した回転軸49に、ウオーム減速機構51を介し
て連結したアブソリユート型エンコーダであり、
上記ウオーム減速機構51はボールねじ軸33が
所定回転数回転し、前記昇降架台32が一定のス
トローク昇降する間に該エンコーダ45の軸45
aが1回転する減速比に設定してある。ここでエ
ンコーダ45は昇降架台32の位置決めのもので
ある。
また、52は前記ローラコンベア21の各ロー
ラ53軸に固定したスプロケツトであり、最前位
のローラ53のスプロケツト52がチエーン5
4,55および連結軸56を介して昇降架台32
下部の駆動モータ57に連結され、該ローラ53
が回転されることにより全てのローラ53が第6
図に示すチエーン58を介して一斉に回転され
る。
上記のようになつて昇降架台32、つまりロー
ラコンベア21の高さ位置は昇降台24に対して
任意の高さ位置で位置決めしうるが、前記フレー
ム25の下枠25a上には昇降台24下面に直接
当接して該昇降台24の最下位置を位置決めする
ストツパ59が取付けてあり(第4図)、該スタ
ツカクレーン16がAPC13位置へと移動して
きて、昇降台24が下降しストツパ59により位
置決めされると、昇降台24が床面に対して正確
に位置決めされ、つまりAPC13の高さに合つ
た正確な高さ位置に位置決めされるので、その後
前記ボールねじ軸33を各APC13のパレツト
P受取り高さに合わせて昇降架台32を上昇させ
(第5図)、ローラコンベア21をフオーク28位
置よりも上位になして、フオーク28上のパレツ
トPを該ローラコンベア21上へ移載せしめる
と、パレツトP1,P2はAPC13のパレツト
授受高さと同一の高さに正確に支持されるように
なつている。
なお、上記のように昇降台24を直接フレーム
25下端に当接せしめて位置決めすることによ
り、昇降台24が最下降位置に到達した際には前
記昇降台24を吊支持しているチエーン31がた
るみ勝ちとなるが、該チエーン31の昇降台24
への連結カ所には次のような装置が設けてあり、
チエーン31のたるみ防止が図られている。
すなわち、第8図(第8図は第4図の―線
矢視図)に示したとおり、チエーン31下端に連
結したシヤフト61を昇降台24の横枠24bの
梁部分24cに貫通してあり、該シヤフト61は
ねじ固定したフランジ部62と上記梁部分24c
との間に介装した圧縮バネ63によつて常時下方
へと付勢された状態でで昇降枠24に連結され
て、昇降台24が最下降しチエーン31の張力が
なくなると、上記シヤフト61が昇降台24に対
して下方移動されてチエーン31のたるみを生じ
ないようになしてあり、該シヤフ61の下方移動
によつては、シヤフト61下端に設けたドツグ6
4が昇降台34側に設けたリミツトスイツチ65
を蹴つて信号を発せしめ、該信号によつて前記駆
動モータ29が停止して昇降台24の下降が停止
されるようになつている。
66は上記シヤフト61に固定したドツグ64
の取付板67を貫通し、上下移動自在に設けた副
シヤフトであり、該副シヤフト66下端にもドツ
グ68を取付け、該ドツグ68によつて昇降台2
4側に設けた他のリミツトスイツチ69が蹴られ
ることによつても上記と同様のモータ29停止信
号が発せられるようになつており、前記リミツト
スイツチ65の動作が不完全な場合にも、モータ
29の停止がなされずに事故を引き起こすような
ことがないよう安全が図られている。71,72
は夫々前記取付板67と副シヤフト66上端のフ
ランジ部66a間、及び梁部分24cと前記ドツ
グ68間に介装した圧縮ばねである。
また、APC13配設位置でのパレツトPのレ
ール23方向に沿つた停止位置決めも正確になさ
れなければならないが、パレツトPのローラコン
ベア21に対する位置決めに関しては、大きさの
異なる各パレツトP1,P2がローラ53に形成
したテーパ段部53aにより案内されることによ
りなされ、パレツトPが載つた昇降台24自体の
APC13位置に対するレール23方向での位置
決めは、クレーンフレーム25自体に設けた次の
ような位置決め装置73によりなされる。
すなわち、第4図第9〜11図に示したよう
に、スタツカクレーン16のフレーム下枠25a
には水平な回転軸74に嵌着固定したくさび状の
回転体25を設け、床76上の所定位置、つまり
各APC13の配設位置には、上記くさび状回転
体75の最大厚み部分の厚み77に一致するだけ
の間隔78を隔てた一対のローラ79を設けてあ
り、該回転体75がモータ81により歯車82,
83を介して回転されると、回転体75の厚みが
漸増するくさび状部分75aが上記一対のローラ
79間に進入してスタツカクレーン16の床面に
対する。つまり各APC13位置に対するレール
23方向の正確な位置決めをなすようになつてい
る。
75bはくさび状回転体75切欠き部分であ
り、該切欠き部分75bを下方に位置した第10
図示の状態でスタツカクレーン16がレール23
に沿つて移動する。75cは厚みの一定な円周部
分であり、回転体75を矢印方向へ回転して、該
厚みを一定部分75cをローラ79間に進入せし
めて位置決めを行つた後、続けて矢印方向へ回転
すると該厚み一定部分75cがローラ79間を通
過して直ちに上記切欠75bが下方に向いた第1
0図示の状態となり、スタツカクレーン16は再
びレール23に沿つて移動自在となる。
84は回転軸74端に設けた回転体75の回転
角検出用のしやへい板であり、85は光電スイツ
チである。これは回転体75の位置決めのための
ものである。
さらに、前記昇降架台32上には、パレツトP
のレール23に直交する方向での正確な位置決め
をするための次のようなストツパ装置が設けてあ
る。
すなわち、第6,12図に示したように(第1
2図は第6図の―線断面図)、昇降架台32
上の前記ローラコンベア21前方位置に、大きさ
の異なる2種のパンフレツトP1,P2用とし
て、異なる2位置にシリンダ86により出没自在
となつた左右2本ずつ合計4本のストツパピン8
7,88を設けてある。
86aは各シリンダ86のロツド、89は前記
ローラ3の支持面と同一高さに設けたパレツト支
承用の遊転ローラである。
なお、第1図において前方のラツク15前面適
所には最下段の収納区画に連結された4列のロー
ラコンベア101,102,103,104を設
けてあり、このローラコンベア101,102,
103,104のうち2列のローラコンベア10
1,102,は一対になつて第1図矢印方向への
み走行回転されるループ状の一方向移動路になし
てあり、マシニングセンタ2によつて加工済のワ
ークWが上記スタツカクレーン16を介して当該
ローラコンベア101上へ出庫されると、該ロー
ラコンベア101上を順次矢印方向へ移動してコ
ンベア端に設けてある洗浄装置105内に進入さ
れ、該装置105内で洗浄されて切粉等を落とさ
れ、再び他方のローラコンベア102上へ搬出さ
れるようになつていて、該他方のローラコンベア
102上へ移動されてきた際に、残りの2列のロ
ーラコンベア103,104上へと出庫されてい
る未加工のワークWと当該加工後のワークWとが
作業者によりパレツトPへの取り付け替え作業が
行われる。したがつて、この作業エリアは作業者
によるワークのセツテイングステーシヨン106
となつている。
ローラコンベア102とローラコンベア10
3,104とに搬嵌入されるパレツトは別物でつ
まりローラコンベア102には治具パレツト、ロ
ーラコンベア103,104には木製パレツトが
搬出入されるもので、治具パレツトはローラコン
ベア101,102とAPC13の間のみ搬送さ
れるものであり、自動倉庫に載置されるパレツト
(載置されているワークが完了済、未加工にかか
わらず)はすべて木製パレツトである。
したがつてセツテイングステーシヨン106に
おいてワークの付け替えが必要であり、そのため
にセツテイングステーシヨン106がある。
なおローラコンベア103,104が2つある
のはいずれか一方に未加工ワークが出庫されてい
るので作業者の持ち時間をなくするためである。
また、107は上記洗浄装置105の前面で左
右に往復移動して、ワーク載置パレツトPの進
入・退出方向を各ローラコンベア101,102
に振り分けるトラバース装置である。
次に、上記実施例の加工システムXについて作
動および操業内容を説明する。
すなわち、例えば、この加工システムを用いて
第14図に示したような内容、つまり品種Aにつ
いては3個、品種Bについては5個、品種Cにつ
いては2個…加工するといつた生産内容(但し、
この内容はマシニングセンタ1台についての内
容)の操業を行うとすれば、治具パレツトP(ワ
ークを取付けてそのままマシニングセンタへと供
給できるようになつたパレツト)を各品種につい
て夫々1個ずつ用意し(つまり、前記自動倉庫の
ラツク15内に適当な収納区画14に入庫してお
き)、適宜該治具パレツトPを前記ローラコンベ
ア101上へと出庫し、前記セツテイングステー
シヨン106上で同じくコンベア103,104
上へと出庫してある未加工のワークを取付けて、
各マシニングセンタ2へとスタツカクレーン16
を介して直接供給し、加工せしめていくのである
が、スタツカクレーン16により該コンベア10
2上からAPC13へのワークW(パレツト)の搬
出は次の順序で行われる。
すなわち、コンベア102上からスタツカクレ
ーン16上へのワークW(パレツト)の積み込み
は、前述のとおり、当該コンベア102位置にス
タツカクレーン16を停止せしめた後、前記フオ
ーク28を突出した状態で昇降台24をわずかに
上昇し、フオーク28によつてパレツトPを持ち
上げせしめた上、フオーク28を後退せしめる動
作によつて行われるが、所定のマシニングセンタ
2への出庫つまり、ワーク供給は、まず、スタツ
カクレーン16を所定のマシニングセンタ2の
APC13位置へと、前記位置決め装置73を作
動してレール23に沿つた正確な位置への停止位
置決めを行い、次に前記昇降台24を最下位置へ
と下降しストツパ59に当接せしめて、昇降台2
4の高さ位置を正確に位置決めした後、さらに次
のようにして行う。
すなわち、上記の操作で昇降台24自体の床面
76に対する、つまりAPC13に対するレール
23に沿つた左右方向および高さ方向に位置固定
がなされたことになるので、次に、前記ボールね
じ軸33を滴当数回転して昇降架台32を各
APC13のパレツト授受高さに合わせて昇降位
置決めし、ローラコンベア21上のパレツトPの
高さ位置をAPC13との授受高さに正確に一致
するよう合わせ、さらに高さが一致したこの状態
で前記ストツパ87あるいは88を突出した上ロ
ーラコンベア21をAPC13方向へ緩く前進し
てパレツトPを該ストツパ87あるいは88に当
接せしめる。この状態でパレツトPはAPC13
との受け渡し位置に対する左右、前後、高さ位置
が総て合致したこととなるので(左右位置は前記
ローラ53のテーパ段部53aにより位置決めさ
れる)、次にAPC13側の前記フツク部材18を
作用させて、パレツトPを昇降台24のローラコ
ンベア21上からAPC13上へと引き取らせる
のである(第3図)。
APC13上へ引き取られたワーク載置パレツ
トPは該APC13が180度旋回することによつ
て、マシニングセンタ2側の他方位置へ移動さ
れ、同じくフツク部材18を介してマシニングセ
ンタ2の加工台2a上へと送り出される。
上記動作と並行して、マシニングセンタ2の加
工台2a上からAPC13上への加工済ワーク
(パレツト)の引き込みおよび、APC13の180
度旋回、APC13上から昇降台24のローラコ
ンベア21上への加工済ワーク(パレツト)の送
り出しが行われる。
上記加工済ワーク(パレツト)のAPC13上
からローラコンベア21上へのフツク部材18を
介した送り出しに際しては、前述のようにしてロ
ーラコンベア21のコンベア面が正確にパレツト
受渡し高さに調節設定されるので、きわめて円滑
に行われ、フツク部材18による移載が終了した
後、昇降架台32を下降してローラコンベア21
高さをフオーク28高さ以下に下降すれば、パレ
ツトPはローラ53上からフオーク28上に移載
されて、パレツトはAPC方向へは移動不能とな
り、以後、前述と同様の昇降台24の昇降動作お
よびフオーク28の進退動作により夫々の収納区
画14への収納が行われる。
そして、この下降システムでは前述のように各
加工品種について1個の治具パレツトPで賄うた
めに、治具パレツト個数がが徒らに膨大となら
ず、コストが低くおさえられ、かつ治具が異るこ
とによる品種内での個々のワークの加工誤差にば
らつきが生じるといつた支障が生じないが、前述
のように各マシニングセンタ2の工具マガジン3
内には、工具交換システムYを稼動することなし
に7品種のワーク加工ができるようになつている
ため、前述の第14図示の生産内容は次のような
順序で遂行される。
すなわち、第15図に示したように、各マシニ
ングセンタ2において、次々に異なつた品種のワ
ーク加工を図中矢印の如く行つていくのであり
(つまり、品種Aの1個目のワークa1の加工を
行なつた後、品種Bの1個目のワークb1の加
工、同様にしてc1,d1…g1,a2,b2
…)7品種について各1個目のワークの加工が終
了したならば、再び品種Aについて2個目のワー
クa2の加工、品種Bについて2個目のワークb
2の加工…とサイクリツクに加工を行なつていく
のであるが、加工個数の少ない品種(例えば第1
4図において品番C(2個))については、数回の
加工により当該品種の全加工を終了することにな
るので、第15図点線図示の空いた加工スケジユ
ール内に8品種目以降の次の品種(つまり、H、
I、J…)の加工を割り当てていくのであり、そ
のために当該8品種目の加工に円滑に移行しうる
よう、前述の工具交換システムYが次のようなタ
イミングで動作するのである。
なお、上記7品種の加工が順に行われるうち
に、マシニングセンタ2の加工スピンドルには前
記工具マガジン3中の各小区分3a内に充当され
た各専用工具Tpおよび標準工具Toが次々に取付
け替えられ、加工の終了したワークは治具パレツ
トPごと前記ローラコンベア101上へと再び出
庫されて、該セツテイングスチーシヨン106上
で作業者により同じくコンベア103,104上
に出庫されている未加工ワークと付け替えられ
る。
次に、上記工具交換システムYによる、マシニ
ングセンタ2の工具マガジン3中の工具の交換タ
イミングについて説明すると、該工具交換は、上
述のとおり8品種目以降の加工について必要とな
るのであり、したがつて上記例では品種Cについ
ての加工が終了した時点(つまりワークC2の加
工が終つた時点)で、この工場システム全体を統
轄している上位コンピユータから、前記回転ラツ
ク4、工具交換装置5および受取り設備9へと作
動信号が発せられ、該受取り設備9上の空の可搬
型工具マガジン6へと回転ラツク4上から所望の
工具(つまり、8品種目Hの加工に必要な専用工
具)が次々と装填準備され、この工具準備が終了
した後、無人搬送車7が指令によりマシニングセ
ンタ2側の受取り設備へと走行して、前記工具交
換装置12により工具マガジン3から既に受取り
設備8上のマガジン6内へと抜き出されて装填さ
れている品種C用の工具を搬送車7上へマガジン
6ごと積載して再び回転ラツク4側へ搬送してく
る。そして、この回転ラツク4側の旋回自在な受
取り設備9上で上記のようにしてマシニングセン
タ2から搬送してきた使用済みの品種C用の工具
と、回転ラツク4側で新たに準備した品種H用の
工具とを可搬型工具マガジン6ごと一挙に交換
し、つまり使用済みの品種C用の工具をもつてい
る可搬型工具マガジン6と新に準備した品種H用
の工具を持つている可搬型工具マガジン6とを卍
形状の旋回自在な受取設備9で交換する。交換し
た品種H用の工具を再び無人搬送車7によりマシ
ニングセンタ2側へ搬送するのである。
無人搬送車7によりマシニングセンタ2へと搬
送されてきた新たな品種H用の工具はマガジン6
ごと受取り設備8へ移載され、該受取り設備8上
で工具交換装置12により、工具マガジン3の空
いた収容区分3a(つまり、従来品種C用の工具
が装填されていた区分)内へと新たに装填されて
いくのである。
以上の工程によつてマシニングセンタ2の工具
マガジン3中の品種C用の専用工具Tpが、回転
ラツク4に収納されていた品種H用の専用工具
Tpと交換される。
また、上記交換工程は通常数10分程度の時間を
要するものであるが、上記のように異品種を次々
と加工していく点および工具交換の開始タイミン
グが個数の少い品種の加工が終了した時点で直ち
に行われることにより、当該品種の加工開始に時
間的に遅れることなく行われる。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、この発明の加工
装置では、所定の停止位置に停止したスタツカク
レーンの物品載置台上と工作機械の自動パレツト
交換装置との間で直接ワーク(パレツト)の授受
が行われるので、冒述した、ワーク交換に長時間
かかりすぎるといつた点や、工場敷地の合理的利
用が図れないといつた従来のものの短所が解消さ
れている。
また、自動パレツト交換装置位置をスタツカク
レーンの物品積載台(昇降台)の1つの停止位置
と全く同一になして配設してあるので、該物品積
載台(昇降台)を通常の他の物品収納区画に停止
せしめるのとほぼ同様の操作でもつて工作機械と
のパレツト(ワーク)交換位置に停止でき、した
がつて全体としてのワーク授受作業が短時間で行
える。
しかしてスタツカクレーンフレームに設けられ
た位置決め装置とスタツカクレーンの物品積載台
における昇降架台上のローラコンベアに設けられ
たテーパー段部等による位置決め装置とにより物
品積載台と自動パレツト交換装置との間において
パレツトは左右、前後、高さ、位置が全て自動的
に位置決めされるのでパレツトは円滑に受渡しが
できる。
したがつて自動パレツト交換装置を介して直接
かつ人手を介さずに工作機械とワークの授受を行
なうので労力の削減、稼動効率を向上せしめるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のワーク加工装置を採用した
生産工場の全体配置図、第2図はマシニングセン
タ付設の工具マガジン中の工具区分を示した模式
図、第3図は自動パレツト交換装置による、マシ
ニングセンタ側と自動倉庫側との間のパレツト交
換を示した略平面図、第4図はスタツカクレーン
の正面図、第5図は第4図のV部分(昇降台下部
分)を1部断面にして示した拡大正面図(断面は
第6図の―線)、第6図は第5図―線断
面図(昇降架台の平面図)、第7図は昇降台の上
枠部分の平面図(第4図の―線矢視図)、第
8図は昇降台の横枠部分の側面図(第4図の―
線矢視図)、第9図はスタツカクレーン下部に
設けた位置決め装置の正面図、第10図は第9図
の―線断面図、第11図はくさび状回転体の
円周部分の展開図、第12図は昇降架台上のスト
ツパ部分を示した縦断側面図(断面は第6図の
―線)、第13図はラツク背面図(第1図の
―線矢視図)、第14図は生産内容を示した図
表、第15図は加工順序を示した図表である。 1…自動倉庫、2…マシニングセンタ、13…
自動パツレツト交換装置、14…物品収納区画、
14a…自動パレツト交換装置位置(停止位置)、
15…ラツク、16…スタツカクレーン、21…
ローラコンベア、24…昇降台、32…昇降架
台、P…パレツト、W…ワーク、X…ワーク加工
システム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多数の物品収納区画を有するラツクと該ラツ
    クに沿つて走行移動するスタツカクレーンとから
    なる自動倉庫にマシニングセンタ等の工作機械を
    連結し、かつラツクの最下段特定の物品収納区画
    位置に相当する位置に一致せしめて工作機械の回
    転テーブル式自動パレツト交換装置を設け、該自
    動パレツト交換装置位置がスタツカクレーンの物
    品積載台の停止位置となるようにスタツカクレー
    ンフレーム自体に設けたレールに対する位置決め
    装置を設けると共に、該装置と物品積載台におけ
    る昇降架台上のローラコンベアに設けられたテー
    パー段部等の位置決め装置とにより物品積載台と
    自動パレツト交換装置におけるパレツトの交換位
    置が同一となるように構成し、これによつて物品
    の積載台上と自動パレツト交換装置上との間で直
    接ワークの授受が行なわれるようにしたことを特
    徴とするワークの加工装置。
JP19636984A 1984-09-18 1984-09-18 ワークの加工装置 Granted JPS6176257A (ja)

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JPS58223554A (ja) * 1982-06-19 1983-12-26 Seibu Denki Kogyo Kk 製造設備

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