JPH09103741A - 原料の篩分け装置 - Google Patents
原料の篩分け装置Info
- Publication number
- JPH09103741A JPH09103741A JP28636095A JP28636095A JPH09103741A JP H09103741 A JPH09103741 A JP H09103741A JP 28636095 A JP28636095 A JP 28636095A JP 28636095 A JP28636095 A JP 28636095A JP H09103741 A JPH09103741 A JP H09103741A
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- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 長大なシュートを必要とせずに、効率よく原
料を篩分ける方法において、篩下シュート部の構造を複
雑化することなく、処理量が大きく変化しても適切な効
率を維持し得る原料の篩分け装置を提供する。 【解決手段】 バースクリーン13にて原料12を篩分
ける際に、処理量に応じて巻取り装置15によりスクリ
ーン遮蔽部分17と非遮蔽部分の割合を変化させ、有効
スクリーン長さを変えて篩分ける。
料を篩分ける方法において、篩下シュート部の構造を複
雑化することなく、処理量が大きく変化しても適切な効
率を維持し得る原料の篩分け装置を提供する。 【解決手段】 バースクリーン13にて原料12を篩分
ける際に、処理量に応じて巻取り装置15によりスクリ
ーン遮蔽部分17と非遮蔽部分の割合を変化させ、有効
スクリーン長さを変えて篩分ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紛状物や紛状物の混在
した原料を長大な装置を用いることなく、処理量に応じ
効率的に篩分ける原料の篩分け装置に関する。
した原料を長大な装置を用いることなく、処理量に応じ
効率的に篩分ける原料の篩分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原料の篩分け方法として、例えば特開平
1−104724号公報に示されるように、焼結原料を
スリットシュートを介して走行するパレットの下層部に
粗粒原料を、中層部に細粒原料を、最上部に微細原料を
形成する方法がとられている。この方法では篩効率を上
げるためにシュート長さが長大となること、また、長く
なるに連れて原料の滑走速度が増し、篩効率が低下す
る。したがって、これらを改善するために、例えば特願
平7−97900号に示されるように、複数段により滑
走速度を抑制する新方式のバースクリーンが提案されて
おり、スクリーン長さを抑制するとともに高効率の篩分
け方法を提供している。
1−104724号公報に示されるように、焼結原料を
スリットシュートを介して走行するパレットの下層部に
粗粒原料を、中層部に細粒原料を、最上部に微細原料を
形成する方法がとられている。この方法では篩効率を上
げるためにシュート長さが長大となること、また、長く
なるに連れて原料の滑走速度が増し、篩効率が低下す
る。したがって、これらを改善するために、例えば特願
平7−97900号に示されるように、複数段により滑
走速度を抑制する新方式のバースクリーンが提案されて
おり、スクリーン長さを抑制するとともに高効率の篩分
け方法を提供している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バース
クリーンによる篩分け方法では原料の処理量によって最
適効率を得る篩長さが異なる。バースクリーンの特性と
して原料の分級径(例えば3mm)に対しバーの間隙
(例えば15〜40mm)が大きく、原料流れとバーの
衝突による確率篩となっているため少量の処理量では必
要長さも短くなる。また、バーの間隙が大きいゆえに適
正長さを超えると篩上サイズの篩下への混入が顕著とな
り、篩効率が大きく悪化することとなる。更には、篩下
への粗粒の混入は篩効率の悪化にとどまらず、篩下粉の
処理性を阻害する要因ともなる。原料処理量が一定の範
囲で操業できる場合は特に問題とならないが、処理量が
大きく変化する場合には処理量に応じて適切な篩効率を
維持するためにはバースクリーンの長さを可変とする必
要がある。バースクリーン長さは伸縮機構による可変型
が考えられなくもないが、装置、機構が複雑となり、通
常は設置時に定まる固有値である。むしろ、篩下シュー
ト部を分割、下流側のシュートにダンパー等を設置して
篩上、篩下何れへも分岐できる構造が一般的である。し
かし、篩下シュート分割方式ではスクリーン長さの可変
区分が限定されるうえ、シュート構造の複雑化から設備
の高低差を大きくとる必要があり、大がかりな装置にな
るという問題点がある。本発明はこのような事情に鑑み
てなされたもので、複雑なシュート構造を必要とせず、
スクリーンの可変区分を任意の長さに調節でき、処理量
に応じて適切な篩効率を得る原料の篩分け装置を提供す
ることを目的とする。
クリーンによる篩分け方法では原料の処理量によって最
適効率を得る篩長さが異なる。バースクリーンの特性と
して原料の分級径(例えば3mm)に対しバーの間隙
(例えば15〜40mm)が大きく、原料流れとバーの
衝突による確率篩となっているため少量の処理量では必
要長さも短くなる。また、バーの間隙が大きいゆえに適
正長さを超えると篩上サイズの篩下への混入が顕著とな
り、篩効率が大きく悪化することとなる。更には、篩下
への粗粒の混入は篩効率の悪化にとどまらず、篩下粉の
処理性を阻害する要因ともなる。原料処理量が一定の範
囲で操業できる場合は特に問題とならないが、処理量が
大きく変化する場合には処理量に応じて適切な篩効率を
維持するためにはバースクリーンの長さを可変とする必
要がある。バースクリーン長さは伸縮機構による可変型
が考えられなくもないが、装置、機構が複雑となり、通
常は設置時に定まる固有値である。むしろ、篩下シュー
ト部を分割、下流側のシュートにダンパー等を設置して
篩上、篩下何れへも分岐できる構造が一般的である。し
かし、篩下シュート分割方式ではスクリーン長さの可変
区分が限定されるうえ、シュート構造の複雑化から設備
の高低差を大きくとる必要があり、大がかりな装置にな
るという問題点がある。本発明はこのような事情に鑑み
てなされたもので、複雑なシュート構造を必要とせず、
スクリーンの可変区分を任意の長さに調節でき、処理量
に応じて適切な篩効率を得る原料の篩分け装置を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、(1) 単独又は複数段のバースクリ
ーンからなる原料の篩分け装置において、バースクリー
ンの篩面積を調整する篩面の遮蔽機構を設けたことを特
徴とする原料の篩分け装置であり、(2) バースクリ
ーンの上端から下端に、遮蔽長さが可変なベルト状の遮
蔽機構を設けたことを特徴とする(1)記載の原料の篩
分け装置である。前記目的に沿う本発明の原料の篩分け
装置は、単独あるいは複数段の一部のバースクリーンに
対して篩面の遮蔽機構を設け、該スクリーンの上部裏面
および下部裏面に巻取り装置を設置し、遮蔽部分の長さ
が可変となるように構成されている。ここに、遮蔽機構
とは遮蔽材の長手方向両端部にワイヤーを通し、上述の
巻取り装置によりワイヤーのみの部分と遮蔽材込みの部
分の比率を可変とできるものをいう。遮蔽材の材質は原
料の滑走に耐えることおよび巻取る必要があることか
ら、弾性に富む必要がありゴム等が有効であるが、使い
古しのコンベアベルトで十分である。
解決するために、(1) 単独又は複数段のバースクリ
ーンからなる原料の篩分け装置において、バースクリー
ンの篩面積を調整する篩面の遮蔽機構を設けたことを特
徴とする原料の篩分け装置であり、(2) バースクリ
ーンの上端から下端に、遮蔽長さが可変なベルト状の遮
蔽機構を設けたことを特徴とする(1)記載の原料の篩
分け装置である。前記目的に沿う本発明の原料の篩分け
装置は、単独あるいは複数段の一部のバースクリーンに
対して篩面の遮蔽機構を設け、該スクリーンの上部裏面
および下部裏面に巻取り装置を設置し、遮蔽部分の長さ
が可変となるように構成されている。ここに、遮蔽機構
とは遮蔽材の長手方向両端部にワイヤーを通し、上述の
巻取り装置によりワイヤーのみの部分と遮蔽材込みの部
分の比率を可変とできるものをいう。遮蔽材の材質は原
料の滑走に耐えることおよび巻取る必要があることか
ら、弾性に富む必要がありゴム等が有効であるが、使い
古しのコンベアベルトで十分である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の原料の篩分け装置におい
ては、使いうる最大の量に合わせて必要な単独もしくは
複数段のバースクリーンを設け、原料がバースクリーン
上を流れる量によりスクリーンの遮蔽面積を調整して、
その量に見合った最大の篩効率を得ることができる。な
お、スクリーンの遮蔽面積はあらかじめ原料処理量に対
するスクリーン長さと篩総合効率の関係をつかんでおく
ことで調整するが、この関係を用いて処理量が変化して
も篩総合効率を一定に保つ運用もできる。ここに、篩総
合効率とは、下記の式(3)で示されるように、式
(1)、(2)で示される篩上効率と篩下効率を加算し
た数値から100を減算した数値である。
ては、使いうる最大の量に合わせて必要な単独もしくは
複数段のバースクリーンを設け、原料がバースクリーン
上を流れる量によりスクリーンの遮蔽面積を調整して、
その量に見合った最大の篩効率を得ることができる。な
お、スクリーンの遮蔽面積はあらかじめ原料処理量に対
するスクリーン長さと篩総合効率の関係をつかんでおく
ことで調整するが、この関係を用いて処理量が変化して
も篩総合効率を一定に保つ運用もできる。ここに、篩総
合効率とは、下記の式(3)で示されるように、式
(1)、(2)で示される篩上効率と篩下効率を加算し
た数値から100を減算した数値である。
【数1】 篩総合効率=篩上効率+篩下効率−100(%)・・・(3)
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに図1は本発明の一実施例に係わる単独のバー
スクリーン13での製鉄原料篩分け装置を説明する概略
側面図である。スクリーンの遮蔽材17の長さが3〜4
m、篩面の水平面に対する傾斜角度が40〜55度、バ
ー間隔が15〜40mmである。ここで、11は供給コ
ンベア、12は原料、14は秤量器、15は巻取り装
置、16はワイヤー、18aは篩上コンベア、18bは
篩下コンベアである。
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに図1は本発明の一実施例に係わる単独のバー
スクリーン13での製鉄原料篩分け装置を説明する概略
側面図である。スクリーンの遮蔽材17の長さが3〜4
m、篩面の水平面に対する傾斜角度が40〜55度、バ
ー間隔が15〜40mmである。ここで、11は供給コ
ンベア、12は原料、14は秤量器、15は巻取り装
置、16はワイヤー、18aは篩上コンベア、18bは
篩下コンベアである。
【0007】図2は同じく概略斜視図でバースクリーン
の上をコンベアベルトよりなるスクリーン遮蔽部材で遮
蔽している状況を示している。篩面の遮蔽は製鉄原料の
荷流れを確保するためバーの上面かつ上流部とし、バー
23の隙間の原料詰まり、コンベアベルトの厚みによる
原料流れ停滞を抑制する。ここで、21はバースクリー
ン本体、22はスクリーン遮蔽部分、24はワイヤー、
25は巻取り装置である。
の上をコンベアベルトよりなるスクリーン遮蔽部材で遮
蔽している状況を示している。篩面の遮蔽は製鉄原料の
荷流れを確保するためバーの上面かつ上流部とし、バー
23の隙間の原料詰まり、コンベアベルトの厚みによる
原料流れ停滞を抑制する。ここで、21はバースクリー
ン本体、22はスクリーン遮蔽部分、24はワイヤー、
25は巻取り装置である。
【0008】図3は複数段の例として3段のバースクリ
ーン33a,33b,33cでの概略側面図である。複
数段のバースクリーン33a,33b,33cに対して
は下流側のスクリーン程、分級点以上、例えば3mm以
上が篩下に混入する確率が高くなること、および原料供
給量が減少し磨耗が少なくなることから、下流側から必
要なだけの数のスクリーンに遮蔽機構を設ける。ここ
で、31は供給コンベア、32は原料、34は秤量器、
35は巻取り装置、36はワイヤー、37は遮蔽材、3
8aは篩上コンベア、38bは篩下コンベアである。
ーン33a,33b,33cでの概略側面図である。複
数段のバースクリーン33a,33b,33cに対して
は下流側のスクリーン程、分級点以上、例えば3mm以
上が篩下に混入する確率が高くなること、および原料供
給量が減少し磨耗が少なくなることから、下流側から必
要なだけの数のスクリーンに遮蔽機構を設ける。ここ
で、31は供給コンベア、32は原料、34は秤量器、
35は巻取り装置、36はワイヤー、37は遮蔽材、3
8aは篩上コンベア、38bは篩下コンベアである。
【0009】図1〜図3の概略図のうち図1の単独のバ
ースクリーンの篩分け装置を用いて実施例を説明する。
図1において、コンベア11で搬送された原料12はバ
ースクリーン13に供給されるが、その際、コンベア上
に設置された秤量器14に連動して巻取り装置15を作
動させ、ワイヤー16を介し遮蔽部17の長さを調節
し、当該流量で求めうる最大の篩効率を得る。篩上は篩
上コンベア18aに、篩下は篩下コンベア18bにそれ
ぞれ送鉱される。
ースクリーンの篩分け装置を用いて実施例を説明する。
図1において、コンベア11で搬送された原料12はバ
ースクリーン13に供給されるが、その際、コンベア上
に設置された秤量器14に連動して巻取り装置15を作
動させ、ワイヤー16を介し遮蔽部17の長さを調節
し、当該流量で求めうる最大の篩効率を得る。篩上は篩
上コンベア18aに、篩下は篩下コンベア18bにそれ
ぞれ送鉱される。
【0010】図4は原料処理量を変化させた場合のバー
スクリーン長さと篩総合効率の関係を示すグラフの一例
である。図4から明らかなように、250t/h/m時
はバースクリーン長さが9mで最大効率が得られるが、
処理量が増すにしたがって最大効率を得るバースクリー
ン長さが長くなることがわかる。また、篩総合効率60
%を得るためには、250t/h/m時はバースクリー
ン長さが5mで済むのに対し、550t/h/m時は7
m以上必要であることがわかる。このようにして篩おう
とする原料に対して、処理量、バースクリーン長さ、篩
総合効率の関係を整理し、バースクリーンの遮蔽長さを
決定する。
スクリーン長さと篩総合効率の関係を示すグラフの一例
である。図4から明らかなように、250t/h/m時
はバースクリーン長さが9mで最大効率が得られるが、
処理量が増すにしたがって最大効率を得るバースクリー
ン長さが長くなることがわかる。また、篩総合効率60
%を得るためには、250t/h/m時はバースクリー
ン長さが5mで済むのに対し、550t/h/m時は7
m以上必要であることがわかる。このようにして篩おう
とする原料に対して、処理量、バースクリーン長さ、篩
総合効率の関係を整理し、バースクリーンの遮蔽長さを
決定する。
【0011】図5はバースクリーン長さと篩下粉中篩上
サイズの混入割合との関係を示すグラフの一例であり、
バースクリーン長さが長くなるにつれて篩上サイズの混
入割合が上昇していることがわかる。なお、ここでの篩
上サイズとは3mm以上の原料粒子のことをいう。
サイズの混入割合との関係を示すグラフの一例であり、
バースクリーン長さが長くなるにつれて篩上サイズの混
入割合が上昇していることがわかる。なお、ここでの篩
上サイズとは3mm以上の原料粒子のことをいう。
【0012】図6は篩下粉造粒物中篩上サイズの混入割
合と焼結の成品歩留の関係を示すグラフであり、篩上サ
イズの混入割合が15%を越えるあたりから、歩留まり
が大きく低下しているのがわかる。篩上サイズは同様に
3mm以上である。これらの図から明らかなように、2
50t/h/mで原料を篩分けた結果、バースクリーン
長さ12mのうち4mを遮蔽することで篩総合効率67
%以上、焼結の成品歩留78%以上が得られた。同様
に、550t/h/mで篩分けた結果、3mを遮蔽する
ことで篩総合効率62%以上、焼結の成品歩留77%以
上が得られた。以上のように本実施例によれば、原料が
バースクリーン上を滑降落下し、篩分けられる原料が少
なくなり、篩上サイズの原料が篩下に混入することによ
って大幅に篩効率が低下することを防ぐことができ、処
理量の如何にかかわらず、適切な篩い効率を得ることが
できた。
合と焼結の成品歩留の関係を示すグラフであり、篩上サ
イズの混入割合が15%を越えるあたりから、歩留まり
が大きく低下しているのがわかる。篩上サイズは同様に
3mm以上である。これらの図から明らかなように、2
50t/h/mで原料を篩分けた結果、バースクリーン
長さ12mのうち4mを遮蔽することで篩総合効率67
%以上、焼結の成品歩留78%以上が得られた。同様
に、550t/h/mで篩分けた結果、3mを遮蔽する
ことで篩総合効率62%以上、焼結の成品歩留77%以
上が得られた。以上のように本実施例によれば、原料が
バースクリーン上を滑降落下し、篩分けられる原料が少
なくなり、篩上サイズの原料が篩下に混入することによ
って大幅に篩効率が低下することを防ぐことができ、処
理量の如何にかかわらず、適切な篩い効率を得ることが
できた。
【0013】また、図3に示すようなスクリーンとの水
平方向に対する角度が50度、バースクリーンの隙間が
22mmの3段のバースクリーンを用い、最下段のスク
リーンに遮蔽機構を設け、遮蔽面積を調節した場合も篩
効率を向上させることができた。
平方向に対する角度が50度、バースクリーンの隙間が
22mmの3段のバースクリーンを用い、最下段のスク
リーンに遮蔽機構を設け、遮蔽面積を調節した場合も篩
効率を向上させることができた。
【0014】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではなく、要旨を
逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲であ
る。例えば前記実施例においては、秤量器との連動制御
としているが、予め流量がわかる場合は秤量器を省略し
ても差し支えない。さらに用途、使用頻度により、より
単純化したい場合は、巻取り装置も省略し、都度、人手
により必要な部分のみを固定化して遮蔽してもよい。ま
た、遮蔽部は原料流れの上流側に限定することなく、下
流側としてもよい。但し、この場合は原料流れとの衝突
部の厚みに留意する必要があり、薄手のものからテーパ
を付けて本来のベルト厚みへ移行する等の工夫が要る。
明はこれらの実施例に限定されるものではなく、要旨を
逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲であ
る。例えば前記実施例においては、秤量器との連動制御
としているが、予め流量がわかる場合は秤量器を省略し
ても差し支えない。さらに用途、使用頻度により、より
単純化したい場合は、巻取り装置も省略し、都度、人手
により必要な部分のみを固定化して遮蔽してもよい。ま
た、遮蔽部は原料流れの上流側に限定することなく、下
流側としてもよい。但し、この場合は原料流れとの衝突
部の厚みに留意する必要があり、薄手のものからテーパ
を付けて本来のベルト厚みへ移行する等の工夫が要る。
【0015】
【発の効果】本発明の原料の篩分け装置においては、処
理量が大きく変化した場合でも、篩上サイズの原料の篩
下への大幅な混入を防ぐことができるため、処理量に見
合った最大効率を得ることができる。特に篩下粉の用途
において、整流度合いが厳しく要求される場合、あるい
は造粒する必要がある場合は、篩上サイズの混入防止に
は大変有利である。また、篩下シュート部の構造を簡略
化でき、篩分け装置がコンパクト化できることおよび供
給コンベアの揚程差も低く抑えられるため、設備費を安
価にすることができる。さらに、本発明は高篩効率、篩
装置のコンパクト化を維持しつつ、遮蔽材を安価にでき
るため低ランニングコストを実現できる。
理量が大きく変化した場合でも、篩上サイズの原料の篩
下への大幅な混入を防ぐことができるため、処理量に見
合った最大効率を得ることができる。特に篩下粉の用途
において、整流度合いが厳しく要求される場合、あるい
は造粒する必要がある場合は、篩上サイズの混入防止に
は大変有利である。また、篩下シュート部の構造を簡略
化でき、篩分け装置がコンパクト化できることおよび供
給コンベアの揚程差も低く抑えられるため、設備費を安
価にすることができる。さらに、本発明は高篩効率、篩
装置のコンパクト化を維持しつつ、遮蔽材を安価にでき
るため低ランニングコストを実現できる。
【図1】本発明の一実施例に係わる単独のバースクリー
ンでの原料篩分け装置を説明する概略側面図である。
ンでの原料篩分け装置を説明する概略側面図である。
【図2】本発明の一実施例に係わる単独のバースクリー
ンでの原料篩分け装置を説明する概略斜視図である。
ンでの原料篩分け装置を説明する概略斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に係わる3段のバースクリー
ンでの原料篩分け装置を説明する概略側面図である。
ンでの原料篩分け装置を説明する概略側面図である。
【図4】原料処理量を変化させた場合のバースクリーン
長さと篩総合効率の関係を示すグラフである。
長さと篩総合効率の関係を示すグラフである。
【図5】バースクリーン長さと篩下粉中篩上サイズの混
入割合との関係を示すグラフである。
入割合との関係を示すグラフである。
【図6】篩下粉造粒物中篩上サイズの混入割合と焼結の
成品歩留の関係を示すグラフである。
成品歩留の関係を示すグラフである。
11 供給コンベア 12 原料 13 バースクリーン 14 秤量器 15 巻取り装置 16 ワイヤー 17 遮蔽材 18a 篩上コンベア 18b 篩下コンベア 21 バースクリーン本体 22 クリーン遮蔽部分 23 バー 24 ワイヤー 25 巻取り装置 31 供給コンベア 32 原料 33a バースクリーン1段 33b バースクリーン2段 33c バースクリーン3段 34 秤量器 35 巻取り装置 36 ワイヤー 37 遮蔽材 38a 篩上コンベア 38b 篩下コンベア
Claims (2)
- 【請求項1】単独又は複数段のバースクリーンからなる
原料の篩分け装置において、バースクリーンの篩面積を
調整する篩面の遮蔽機構を設けたことを特徴とする原料
の篩分け装置。 - 【請求項2】バースクリーンの上端から下端に、遮蔽長
さが可変なベルト状の遮蔽機構を設けたことを特徴とす
る請求項1記載の原料の篩分け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28636095A JPH09103741A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 原料の篩分け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28636095A JPH09103741A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 原料の篩分け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09103741A true JPH09103741A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17703380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28636095A Withdrawn JPH09103741A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 原料の篩分け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09103741A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005534471A (ja) * | 2002-07-31 | 2005-11-17 | メッツオ ミネラルズ (タンペレ) オサケイシテヨ | 選別機械を制御するための方法及びその選別装置 |
KR20160050985A (ko) * | 2014-10-31 | 2016-05-11 | 주식회사 포스코 | 원료 장입 장치 |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP28636095A patent/JPH09103741A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005534471A (ja) * | 2002-07-31 | 2005-11-17 | メッツオ ミネラルズ (タンペレ) オサケイシテヨ | 選別機械を制御するための方法及びその選別装置 |
JP4775690B2 (ja) * | 2002-07-31 | 2011-09-21 | メッツオ ミネラルズ インク. | 選別機械を制御するための方法及びその選別装置 |
KR20160050985A (ko) * | 2014-10-31 | 2016-05-11 | 주식회사 포스코 | 원료 장입 장치 |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |