JPH09103729A - 移動する材料ウエブに液状又はペースト状の媒体を直接又は間接的に塗布するための塗布装置並びに塗布装置内で液状又はペースト状の媒体を均一に調量するための方法 - Google Patents

移動する材料ウエブに液状又はペースト状の媒体を直接又は間接的に塗布するための塗布装置並びに塗布装置内で液状又はペースト状の媒体を均一に調量するための方法

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JPH09103729A
JPH09103729A JP8233229A JP23322996A JPH09103729A JP H09103729 A JPH09103729 A JP H09103729A JP 8233229 A JP8233229 A JP 8233229A JP 23322996 A JP23322996 A JP 23322996A JP H09103729 A JPH09103729 A JP H09103729A
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gap
liquid
strip
lip
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Zygmunt Madrzak
マトルツァク ツィグムント
Manfred Ueberschaer
ユーバーシェール マンフレート
Benjamin Mendez
メンデツ ベンヤミン
Michael Trefz
トレフツ ミヒャエル
Ingo Gottwald
ゴットヴァルト インゴ
Martin Kustermann
クスターマン マルティン
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Voith Sulzer Papiermaschinen GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗布装置並びに方法を改良して、簡単かつ効
果的に極めて正確なギャップ調節ひいては正確な容量式
の調量がウエブ幅全体に亘って可能にされ、しかも種類
交換の際にシンプルで迅速な切換えが可能にされるよう
にする。 【解決手段】 特にペーパ又はカートンから成る移動す
る材料ウエブに液状又はペースト状の媒体を直接又は間
接的に塗布するための塗布装置であって、自由噴流ノズ
ルとして構成された調量ギャップ並びに調量ギャップに
向けて案内された少なくとも1つの供給通路が設けられ
ていて、前記調量ギャップが、進入側リップと進出側リ
ップとの間に形成されている。調量ギャップが、櫛状に
分割されていてかつ液状又はペースト状の媒体用の規定
された多数の流過ギャップを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特許請求の範囲第1項
の上位概念に記載の形式の、特にペーパ又はカートンか
ら成る移動する材料ウエブに液状又はペースト状の媒体
を直接又は間接的に塗布するための塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2つのリップの間に自由噴流ノズルとし
て作用する調量装置としての調量ギャップが形成されて
いる塗布装置は公知である。調量ギャップはインキ流出
ギャップとも呼ばれる。周囲大気を通過する液状又はペ
ースト状の媒体の自由噴流形成に基づき、このような塗
布装置のために、称呼“Fountain Jet Flow Applica
tor(Jet Flow F)”が慣用されている。自由噴流に
よって液状又はペースト状の媒体は直接又は間接的に移
動する材料ウエブに塗布される。
【0003】前記塗布装置においては、液状又はペース
ト状の媒体は一般に、塗布装置の長さに亘って延びるビ
ームの内部に配置されたインキ分配管を介して供給され
る。インキ分配管から媒体は流過開口を介して補償室内
に達し、この補償室から供給通路を介して調量ギャップ
に流れ、次いで、この調量ギャップから液状又はペース
ト状の媒体は自由噴流として流出する。
【0004】媒体を直接塗布する場合、材料ウエブは自
由噴流ノズルのところを通過しかつ直接液状又はペース
ト状の媒体の自由噴流によって負荷される。この場合、
材料ウエブは例えばローラの表面で案内される。媒体を
間接的に塗布する場合、自由噴流はまず支持面、例えば
塗布ローラの表面に塗布され、そこから材料ウエブが通
過するローラギャップ内で塗布ローラから材料ウエブに
引き渡される。
【0005】調量ギャップを形成する両リップのうち、
媒体の間接的な塗布の際に塗布ローラがもしくは媒体の
直接的な塗布の際に材料ウエブが塗布装置に接近移動す
る調量ギャップ側に位置するリップは、進入側リップ
(leading lip)と呼ばれる。これに相応して、塗布ロ
ーラもしくは材料ウエブが塗布装置から離反移動する調
量ギャップ側の第2のリップは、進出側リップ(traili
ng lip)と呼ばれる。進入側リップは凹面状に湾曲し
た偏向面を有している。
【0006】従来上記タイプの塗布装置においては、進
出側リップに調節装置が設けられていて、この調節装置
によって進出側リップは、塗布装置の長さに亘って区分
毎に進入側リップに対する間隔を調節可能である。調量
ギャップのこのような調節によって、材料ウエブに塗布
される液状又はペースト状の媒体の所定の横プロフィル
(transverse profile)横断面が得られる。自由噴流
・塗布装置に後置されて通常微調量装置が設けられてい
て、この微調量装置はドクタエレメント、例えばドクタ
ブレードを介して、塗布される液状又はペースト状の媒
体を所望の塗布量に掻き取る。更に、塗布装置の進出側
リップと微調量装置との間には、塗布装置又は微調量装
置から流出する過剰の液状又はペースト状の媒体を集め
るために、捕集トラフが配置されている。
【0007】調量ギャップ乃至インキ流出ギャップの正
確なギャップ調節は、前述の形式の従来の塗布装置の場
合、極めて面倒で時間がかかりしかもギャップ調節のた
めの成形装置は極めて高価である。特に液状又はペース
ト状の媒体の種類交換の場合、調量ギャップの新規調節
は極めて不経済である。製作誤差及び場合によって生ず
る取付け誤差に基づいて、ウエブ幅全体に亘る正確な容
量式の調量は確実に保証されない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
の述べた形式の塗布装置並びに方法を改良して、簡単か
つ効果的に極めて正確なギャップ調節ひいては正確な容
量式の調量がウエブ幅全体に亘って可能にされ、しかも
種類交換の際にシンプルで迅速な切換えが可能にされる
ようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題は、特許請求の
範囲第1項の特徴部分に記載の本発明による塗布装置に
よって解決された。
【0010】
【発明の効果】自由噴流ノズルとして構成されかつ塗布
装置の長さに亘って延びる調量ギャップが、櫛状に分割
されていてかつその特別な幾何学形状に基づいて液状又
はペースト状の媒体用の規定された多数の流過ギャップ
を有するので、有利な形式で液状又はペースト状の媒体
用の多数の極めて正確な流過開口が提供される。櫛状に
分割された調量ギャップの前記流過開口もしくは流過ギ
ャップは、液状又はペースト状の媒体を自由噴流として
流出する自由噴流ノズルとして作用する。
【0011】流過ギャップの特別な形状付与に基づき生
ぜしめられる、流出する液状又はペースト状の媒体の
“ノズル山部(nozzle mound)”は、進入側リップの
凹面状に湾曲部で同じ厚さのフィルムに均一化されるの
で、材料ウエブには、極めて規則的な高質の塗布が行わ
れる。従って、本発明による塗布装置は有利な形式で、
ウエブ幅に亘る液状又はペースト状の媒体の簡単かつ効
果的なしかも正確な容量式の調量を行うことができる。
更に本発明による塗布装置は、材料ウエブに対する液状
又はペースト状の媒体の分布に影響を及ぼすことができ
る。
【0012】本発明の有利な構成によれば、規定された
流過ギャップの流過横断面が液状又はペースト状の媒体
の流れ方向で減少している。この場合、流過横断面の減
少は連続的に又は非連続的に行われる。このようにし
て、液状又はペースト状の媒体の流れ及び圧力状態に有
利な影響を及ぼすことができる。
【0013】本発明による塗布装置の別の有利な構成で
は、流過ギャップが、調量ギャップの出口部に又は出口
部内に設けられた多数の所定の流過開口によって形成さ
れている。有利には本来の調量ギャップを閉鎖する壁部
内、又は、調量ギャップに又は調量ギャップ内に配置さ
れた別個の構成部材内に設けられる前記流過開口は、例
えば一定の横断面又は流れ方向で先細の横断面を有する
簡単な孔として、又は、複雑な横断面形状を有する流過
開口として、例えばレンズ状の流過開口等として構成で
き、しかも、同じ又は異なるサイズ及び/又は規則的な
又は不規則な配置パターンを有する。
【0014】これに関連して本発明の構成によれば、
(調量ギャップ内での液状又はペースト状の媒体の流れ
方向に関連して)流過開口の手前に、流過開口に連通し
た、調量ギャップの長手方向に対してほぼ平行に延びる
分配通路が設けられていると、有利である。これによっ
て、流過開口に対する液状又はペースト状の媒体のコン
スタントで均一な分配及び供給が保証される。
【0015】本発明の別の有利な構成では、流過ギャッ
プが、調量ギャップに又は調量ギャップ内に配置された
成形材状に形成された少なくとも1つのスペーサによっ
て形成されている。このようなスペーサは、例えば波形
薄板状に成形された薄い金属プレートから形成され、調
量ギャップの壁部によって取り囲まれた金属プレートの
波谷部及び波山部は、液状又はペースト状の媒体用の規
定された多数の流過ギャップを形成する。この場合、ス
ペーサのプロフィル、即ちこの場合、波谷部及び波山部
は、異なる形状及び配置パターンを有するので、同じ又
は異なる流過ギャップ及び流過ギャップ配置形式が得ら
れる。更に、少なくとも1つのスペーサを一部分又は多
部分から形成することができる。
【0016】少なくとも1つのスペーサは本発明によれ
ば、調量ギャップの出口部を越えて延びる2つのガイド
面によって取り囲まれていて、このガイド面は、塗布個
所への経路で調量ギャップから流出する液状又はペース
ト状の媒体のためにガイドエレメントとして用いられ
る。このガイド面は、有利には滑らかな、成形部のな
い、平らな又は湾曲した面として構成される。
【0017】本発明による塗布装置の別の有利な構成で
は、流過ギャップは、調量ギャップに又は調量ギャップ
内に配置された単数又は複数のガイド面によって形成さ
れている。調量ギャップの出口部から突出するこのよう
なガイド面は、前述のスペーサと同様に、例えば薄い波
形薄板状に成形された金属プレートから形成され、調量
ギャップの壁部によって取り囲まれた金属プレートの波
谷部及び波山部は、液状又はペースト状の媒体用の規定
された多数の流過ギャップを形成する。この場合、ガイ
ド面のプロフィル、即ちこの場合、流れ方向に対してほ
ぼ平行に延びる波谷部及び波山部は、異なる形状及び配
置パターンを有するので、同じ又は異なる流過ギャップ
及び流過ギャップ配置形式が得られる。
【0018】更に、ガイド面を一部分又は多部分から形
成することができる。これによってガイド面は有利な形
式で二重機能を担う、即ち、ガイド面は一面では、塗布
個所への経路で調量ギャップから流出する液状又はペー
スト状の媒体のためにガイドエレメントとして用いられ
かつ他面では、前記の流過ギャップの機能を担う。
【0019】更に、本発明の別の有利な構成では、進入
側リップ及び/又は進出側リップが、供給通路内に流入
する液状又はペースト状の媒体の流れ方向に対してほぼ
平行に延びる多数の流過ギャップを形成するために櫛状
のギャッププロフィルを備えている。従って、ウエブ幅
全体に亘る液状又はペースト状の媒体の正確な容量式の
調量及び効果的で正確なギャップ調節が可能である。
【0020】これに関連して、進入側リップと進出側リ
ップとの間に液状又はペースト状の媒体用の少なくとも
1つのガイド面が配置されると、有利である。このよう
にして、液状又はペースト状の媒体は両側でガイド面に
沿って流れかつ正確に塗布個所に導かれる。
【0021】本発明の別の有利な構成では、調量ギャッ
プ内に、規定された多数の流過ギャップを有する成形条
片が設けられていて、流過ギャップは、供給通路内に流
入する液状又はペースト状の媒体の流れ方向に対してほ
ぼ平行に延びている。このようにして、液状又はペース
ト状の媒体用の極めて正確な多数の流過開口が提供され
る。進入側リップ又は進出側リップに配置されている成
形条片を使用する場合特に、成形条片を正確にそれぞれ
向かい合って位置するリップ、即ち、進入側リップ又は
進出側リップに接触させることができる。このようにし
て、取付け誤差又は製作誤差がほぼ完全に補償されかつ
別の成形加工を省くことができる。
【0022】成形条片の流過ギャップは同様に、液状又
はペースト状の媒体を自由噴流として流出する自由噴流
ノズルとして作用する。流出する液状又はペースト状の
媒体の、成形条片の特別な形状付与によって生ぜしめら
れる“ノズル山部”は、進入側リップの凹面状に湾曲部
で同じ厚さのフィルムに均一化されるので、材料ウエブ
には極めて規則的な高質の塗布が行われる。更に、成形
条片によって簡単で効果的なしかも極めて正確なギャッ
プ調節ひいてはウエブ幅全体に亘る液状又はペースト状
の媒体の正確な容量式の調量が実現される。
【0023】更に、この本発明の構成によって、ウエブ
材料に対する液状又はペースト状の媒体の分布に影響を
及ぼすことができかつ成形条片の容易なクリーニングが
可能であると共に、1つ以上の成形条片を使用する場合
に成形条片の流過ギャップの流過横断面のマニュアルの
又は自動的な調節が可能でありひいては種類交換に際し
て別の液状又はペースト状の媒体へのシンプルで迅速な
切換えが可能である。
【0024】別の有利な構成では、成形条片は、成形条
片長手方向に対してほぼ平行に延びる方向で可動に配置
されている。更に本発明では、液状又はペースト状の媒
体の流れ方向で供給通路内に相前後して配置された2つ
以上の成形条片が設けらていて、この成形条片が、成形
条片長手方向に対してほぼ平行に延びる方向で互いに相
対的に移動可能に構成されている。このように構成され
た成形条片によって、ウエブ材料に対する液状又はペー
スト状の媒体の分布に目的通り影響を及ぼしかつ特に2
つ以上の成形条片の場合に機械運転中に適当なギャップ
調節ひいては正確な容量式の調量を使用される液状又は
ペースト状の媒体の種種の種類に関連して実現できる。
選択されたギャップ幾何学形状に応じて前述の2つの成
形条片の相互移動に際して液状又はペースト状の媒体の
ために形成された流過ギャップを広範囲に調節すること
ができる。
【0025】このために本発明によれば、成形条片長手
方向に対してほぼ平行に延びる方向で成形条片を運動さ
せるための少なくとも1つの運動機構が設けられてい
る。この運動機構は機械式、電気式、液力式又は空気力
式の装置等であってよい。極めて簡単な構成では、運動
機構として例えば電動機によって可動な、単数又は複数
の成形条片に結合されたレバーリンク機構を使用でき
る。
【0026】単数又は複数の成形条片の使用に関連し
て、進入側リップ及び/又は進出側リップの上述の櫛状
のギャッププロフィルが形状の点で、成形条片の流過ギ
ャップと合致するように、構成されていると、有利であ
る。このようなギャッププロフィルは例えば、液状又は
ペースト状の媒体の流れ方向でみて供給通路内で第1の
成形条片の手前又は後方に配置された上述の第2の成形
条片の機能を担うことができる。このようにして、既に
記述のギャップ調節及び調量を特に有利に実施できる。
【0027】本発明の別の有利な構成では、調量ギャッ
プ内に2つの成形条片が互いに向かい合って位置するよ
うに配置されていて、この場合、成形条片のそれぞれの
流過ギャップが協動して液状又はペースト状の媒体用の
流過開口を形成している。両成形条片は同じ形式で又は
異なって形成できる。このことは、流過開口の流過横断
面の形状、配置及び調節において著しく多様のバリエー
ションを可能にする。
【0028】最後に述べた構成に関して、互いに向かい
合って位置する2つの成形条片の間に少なくとも1つの
ガイド面が配置されていると、有利である。従って、液
状又はペースト状の媒体は両側でガイド面に沿って流れ
かつ塗布個所に向けて正確に導かれる。
【0029】更に、成形条片が、供給通路内に流入する
液状又はペースト状の媒体の流れ平面に対してほぼ横方
向で、進入側リップ又は進出側リップに向けられた方向
に可動に配置されていると、極めて有利である。特に互
いに向かい合って位置する2つの成形条片を使用する場
合、2つの成形条片の少なくとも一方の前記可動の配置
は、流過ギャップの流過横断面を変えるために利用され
る。
【0030】更に、本発明によれば少なくとも1つの圧
着装置が設けられていて、この圧着装置は成形条片を直
接又は間接的に、供給通路内に流入する液状又はペース
ト状の媒体の流れ平面に対してほぼ横方向で、進入側リ
ップ又は進出側リップに向けられた方向に押圧する。こ
のようにして、成形条片の前述可動の配置に関連して、
個々の成形条片を使用した場合に特に、流過ギャップを
有する成形条片側を、進入側リップの供給通路に面した
表面と同一平面で接触させかつ流過横断面に関し正確に
規定された相互間隔を置いて位置する多数の小さな開口
を形成でき、この開口を介して液状又はペースト状の媒
体が流過する。これによって、ウエブ幅全体に亘る液状
又はペースト状の媒体の正確な調量が助成される。
【0031】前述の圧着装置のために基本的に、上述の
目的を満たすそれぞれ適当な機械式、電気式、磁気式、
液力式又は空気力式の手段等が使用される。従って圧着
装置として、例えば圧縮ばね、相反する極性を与えられ
た磁石又は往復シリンダ式の液力装置が可能である。し
かしながらこれに関連して、圧着装置がチューブ状のエ
レメントであると特に有利であり、このエレメントは作
用媒体、例えば圧縮空気の作用を受けて変形しかつこの
ようにして所望の効果を達成する。このような装置は特
に簡単に製作可能でありかつ容易に本発明による塗布装
置に統合できる。
【0032】本発明による塗布装置を種種の構成に適合
させるために、成形条片は有利には、ほぼ方形、多角
形、円形、楕円形又はセグメント状の横断面を有するよ
うに、構成されている。基本的には前述の横断面形状と
は異なる横断面形状、例えば湾曲して構成された区分等
を有する横断面形状が使用される。
【0033】有利には成形条片は弾性材料又は青銅材料
から製作される。弾性材料によって、成形条片はフレキ
シブルに形成されかつ特に有利に供給通路に面した進入
側リップの表面に接触する。これに対して青銅材料は特
に有利な材料対偶に基づき通常鋼から製作されるリップ
のために適している。しかしがら基本的には、別の材料
及び材料組み合わせも可能である。
【0034】更に本発明では、成形条片の自由端部は互
いに結合されているので、成形条片はその長手方向でエ
ンドレスループとして構成されている。この構成のため
に矢張り弾性材料が特に有利である。エンドレスループ
として構成され多成形条片は、特に簡単に成形条片の長
手方向に対してほぼ平行に延びる方向に可動である。こ
の場合、エンドレスな成形条片は有利には、矢張り運動
機構として用いられる偏向装置を介して案内される。こ
のエンドレスな成形条片によって、前述の方向での成形
条片の連続的な運動を容易に実現できる。
【0035】成形条片は有利には、塗布装置の進入側リ
ップ及び/又は進出側リップに配置される。それという
のもこれによって、成形条片を塗布装置用の自由噴流ノ
ズルとして使用できるようにするために、特に有利な配
置形式が得られるからである。
【0036】更に、成形条片の流過ギャップが、縦断面
図でみて、ほぼ波状又はサインカーブ状又は台形状に構
成されるか又は流過ギャップを制限する成形条片の材料
区分が歯状に形成されていて、この場合、特に媒体の種
類が異なる場合に、液状又はペースト状の媒体の所定の
流れ特性及び正確に規定された流過横断面が得られる
と、特に有利である。更に、液状又はペースト状の媒体
の流れ方向で供給通内に相前後して配置された(成形条
片長手方向に対してほぼ平行な方向で互いに相対的に移
動可能な)2つ以上の成形条片を使用する場合、流過ギ
ャップの上述の構成によって、本発明による塗布装置の
運転中にも極めて正確なギャップ調節ひいては液状又は
ペースト状の媒体の調量が実現される。
【0037】通常の塗布装置寸法と関連して、成形条片
の流過ギャップのギャップ深さが0,5mm乃至4mm
であると有利である。成形条片の隣接するそれぞれ2つ
の材料区分によって制限される規定の多数の流過ギャッ
プを備えた成形条片をその特別な形状に関しラックと比
較した場合、成形条片のために歯車技術から公知のモジ
ュールが規定される。成形条片の歯状の材料区分のモジ
ュールは有利には0,25mm乃至3mmの範囲にあ
る。しかしながら使用ケースに応じて前記寸法及び値は
著しく可変である。
【0038】本発明による塗布装置の操作及び保守のた
めに、成形条片が保持装置に又は保持装置内に解離可能
に又は解離不能に保持されていると、特に有利である。
特に解離可能な配置は、例えば保守目的のために又は液
状又はペースト状の媒体の種類交換に際して、成形条片
の容易な取り出し及び交換を可能にする。
【0039】更に、保持装置がフレキシブルに構成さ
れ、これにより、保持装置が保持装置に又は保持装置内
に配置された成形条片と共に適当な圧着装置によって、
供給通路内に流入する液状又はペースト状の媒体の流れ
方向に対してほぼ横方向で進入側リップ又は進出側リッ
プに向けられた方向に押圧されると、特に有利である。
これによって矢張り、成形条片は向かい合って位置する
リップに同一平面で接触しかつ正確に規定された流過横
断面を有する流過開口が形成される。
【0040】更に本発明によれば、保持装置が供給通路
の少なくとも一区分を含んでいる。従来の塗布装置の場
合供給通路は通常、進入側リップの壁区分及びクリーニ
ング目的のために旋回可能な壁部の壁区分によって形成
されるのに対して、本発明では供給通路は保持装置の統
合された構成部材として構成されかつ塗布装置の構造を
著しく簡略化する。このことは特に製作費用の点で有利
な影響を及ぼす。
【0041】保持装置が、塗布装置の分配管内に少なく
とも部分的に突入する固定区分を有する場合には、保持
装置は特に簡単かつ確実に分配管内のスリットを介して
分配管に結合される。更にこの構成は、保持装置の統合
された簡単な構造形式を可能にする。
【0042】有利には保持装置はフィルタ装置をも有す
る。保持装置が分配管内に突入する固定区分を介して分
配管に結合される場合には、フィルタエレメントは分配
管の内室内を占めかつ既にそこで汚染物を濾過しかつ場
合によっては液状又はペースト状の媒体内に存在する空
気封入物を減少する。このようにして、従来の空気分離
手段(deaerating means)が省かれる。
【0043】前述の統合構造形式の保持装置は従来の塗
布装置の場合のように前壁の旋回によってクリーニング
することができないので、本発明によれば、保持装置は
ソノトロード(sonotrode)を有している。ソノトロー
ドによって供給通路内に存在する汚染物が簡単かつ効果
的に弛緩されかつクリーニングステップで液状又はペー
スト状の媒体と共に排出される。
【0044】液状又はペースト状の媒体又は媒体残滓に
よる汚染を回避するために、成形条片のリップとは反対
側に、成形条片に接続された流出面が設けられている。
【0045】本発明による塗布装置の供給通路は、成形
条片に向けて連続的に先細に延びるように、構成されて
いる。これによって、ウエブ幅全体に亘って供給通路内
での圧力補償ひいては液状又はペースト状の媒体の均一
な分配及び調量が促進される。
【0046】更に、本発明による塗布装置のために、成
形条片をクリーニングするための少なくとも1つのクリ
ーニング装置が設けられている。このクリーニング装置
は、成形条片か通過案内される、クリーニング媒体で充
填された又は貫流される容器等として、又は、クリーニ
ング媒体を成形条片にスプレイするスプレイ装置等とし
て構成されている。クリーニング装置の前者の構成は、
特にエンドレスループとして構成された成形条片と関連
して提供される。
【0047】本発明の別の有利な構成では、流過ギャッ
プの流出側に、液状又はペースト状の媒体の流れ方向で
先細にのびる流れ通路が接続されている。
【0048】既に上述したように、本発明の構成では、
流過ギャップの出口部に直接接続される凹面状に湾曲し
た偏向面は、調量ギャップ、即ち、流過ギャップから流
出する液状又はペースト状の媒体の、流過ギャップによ
って形成される“ノズル山部”及び“ノズル谷部(nozz
le valley)”を同じ厚さのフィルムに均一化するため
に利用され、前記媒体は次いで自由流として塗布装置に
向かい合って位置する塗布ローラ又は対応ローラに沿っ
て移動する材料ウエブに衝突する。
【0049】しかしながら、所定の種類の液状又はペー
スト状の媒体を使用する場合、流過ギャップの流出側に
接続される凹面状に湾曲した偏向面の使用によって、所
要の同じ厚さの塗布フィルムを実現できないか又は常時
実現できないことが明らかとなった。これによって、材
料ウエブに対する塗布厚さが不均一になりひいては塗布
装置によって処理される製品の品質が損なわれるように
なる。
【0050】従って、本発明による塗布装置には、処理
技術的にみて処理しにくい種類の液状又はペースト状の
媒体を使用するのも拘わらず、規則的な高質の塗布を行
うために塗布装置の幅に亘って同じ厚さの均一な塗布フ
ィルムを得るという、付加的な要求が課せられている。
流過ギャップの流出側に接続される、液状又はペースト
状の媒体の流れ方向で先細の流れ通路に基づき、通常も
しくは常時凹面状に湾曲した偏向面の使用によってプロ
セス技術的に許容される塗布フィルムに処理できない処
理困難な種類の液状又はペースト状の媒体を使用する場
合でも、材料ウエブに対する均一な同じ厚さの塗布ひい
ては塗被層の改善並びに高質の最終製品が得られる。
【0051】本発明の別の有利な構成では、前記流れ通
路は連続的に又は非連続的に液状又はペースト状の媒体
の流れ方向に先細で形成されている。このようにして、
流れ通路の幾何学形状並びに調量ギャップの流過ギャッ
プの形状をその都度の流れ状態並びにそれぞれ使用され
る液状又はペースト状の媒体種に適合することができ
る。
【0052】本発明の別の有利な構成では、前記流れ通
路の流れ横断面が調節可能に構成されている。このよう
な調節性によって、得るべき塗布品質にとって重要な種
種の影響ファクタ、例えば使用される液状又はペースト
状の媒体種、流れ通路内での流れ速度ひいては自由噴流
の速度等に迅速かつ簡単に適合させることができる。
【0053】これに関連して、流れ通路の流れ横断面が
塗布装置の幅全体に亘って及び/又は局部的に選択的
に、即ち、例えば区分毎に塗布装置の幅に亘って調節可
能に構成されると、有利である。局部的に選択された調
節は例えば、局部的な製作不精度を補償するのに又は塗
布される液状又はペースト状の媒体の横プロフィルを実
現するのに用いられ、この横プロフィルは範囲毎に異な
って形成されていて、例えば材料ウエブの縁部で偏平化
等されている。
【0054】調量ギャップの流過ギャップの出口側の範
囲で進入側リップ及び/又は進出側リップ内に局部的な
肉薄個所が設けられる場合には(この場合、肉薄個所は
流れ通路の流れ横断面の調節性を保証する)、特に簡単
かつ効果的なしかも流れ技術的に有利な形式で流れ通路
横断面の所望の調節を実現できる。
【0055】本発明の別の有利な構成では、流れ通路の
少なくとも一つの壁部が、それぞれ向かい合って位置す
る進入側リップ又は進出側リップに向けて又はこのリッ
プから離反するよう可動な少なくとも一つのプレート状
又はブレード状の構成部材から構成されていて、この構
成部材は、流れ通路の流れ横断面の調節性を保証する。
前記構成部材の運動性は、構成部材自体の弾性変形によ
って又はリップの区分における適当な枢着又はヒンジ結
合部の提供によって実現される。
【0056】流れ通路の流れ横断面を調節する場合、流
れ通路の壁部を形成するプレート状又はブレード状の構
成部材は通常旋回運動を実施する。しかしながら同様に
前述の構成部材を並進運動させることもできる。更に、
リップの適当な区分に解離不能又は解離可能に取り付け
るためにプレート状又はブレード状の構成部材は、有利
な固有の固定機構を有していて、この固定機構は矢張
り、リップ又はこのために設けられた別の構成部材にお
ける上述の枢着もしくは旋回結合部を有している。従っ
て、特に簡単かつ効果的なしかも流れ技術的に有利な形
式で流れ通路横断面の所望の調節が保証される。
【0057】本発明の別の構成では、流れ通路の流れ横
断面を調節するために少なくとも一つの調節装置が設け
られている。この調節装置はマニュアル操作可能な又は
自動的な調節装置であり、この場合、自動的な調節装置
は調整可能な及び/又は遠隔操作可能な調節装置を含
む。このような自動的な調節装置は、特に塗布装置の連
続運転中の流れ通路の調節に関して有利である。この場
合、調節装置の制御は、一方では中央で行われかつ他方
では塗布装置の別の構成要素と調節装置との制御技術的
な連結によって可能である。
【0058】特に、自動的な調節装置を、塗布される液
状又はペースト状の媒体の横プロフィルの測定値に基づ
き調節装置を後調整する自動的な調整回路内に組み込む
ことができる。これによって、例えば運転中の不規則性
のような変化する条件又は別種の液状又はペースト状の
媒体の使用に塗布装置を可能な限り迅速に適合させるこ
とができる。
【0059】このような調節装置が進入側リップ及び/
又は進出側リップに又はリップ内に配置されると、特に
有利である。
【0060】調節装置の別の有利な構成は、調節装置
が、機械式、液力式、空気力式、電気式、熱式、磁気
式、磁歪式又は圧電式の調節機構等を有することにあ
る。このような調節機構は構造的に種種多様の形式で実
現され、この場合、調節機構・機能原理相互の組み合わ
せも可能である。従って例えば、調節ねじ、レバー機
構、電気式、空気力式又は液力式の調節部材又は調節モ
ータ(サーボモータ)等が可能である。
【0061】本発明の別の有利な構成では、流れ通路
に、液状又はペースト状の媒体用の凹面状に湾曲した偏
向面が接続されていて、この偏向面は流れ通路の出口部
の範囲で、塗布装置の長手方向に対してほぼ平行に延び
る軸線を中心として旋回可能に構成されている。これに
よって有利な形式で、大きな角度範囲で移動する材料ウ
エブ乃至塗布ローラに対する液状又はペースト状の媒体
の衝突角度を極めて正確に調節できる。このために、塗
布装置の極めて小さな構成部材、即ち、凹面状の偏向面
の調節、即ち旋回のみが必要であり、これによって、製
作労力及び製造コストが著しく減少される。
【0062】更に、凹面状の偏向面の調節によって塗布
装置の構成部材に作用する力は小さく維持されひいては
軽量で安価な構造形式が得られる。調節した場合でも、
塗布ローラ乃至移動する材料ウエブに対する液状又はペ
ースト状の媒体の衝突ラインの著しいずれは生じない。
特に、凹面状の偏向面の旋回による衝突角度の調節は流
れ通路の流れ横断面の調節とは全く無関係に行われる。
【0063】更に、凹面状の偏向面が調量ギャップの出
口部の範囲で塗布装置の長手方向に対してほぼ平行に延
びる軸線を中心として区分毎に旋回可能に構成されてい
ると、有利である。このために、凹面状の偏向面は有利
には区分毎に分割されている。このようにして、移動す
る材料ウエブに対する液状又はペースト状の媒体の衝突
角度が局部的に変えられひいては材料ウエブに対する塗
布に適当に影響が及ぼされる。このことは、例えば局部
的な製作不精度を補償するために又は材料ウエブに対す
る所定の横プロフィルを製作するために必要である。凹
面状の偏向面の区分毎の一定の旋回によって、同様に塗
布装置の全長に亘って衝突角度の統一的な調節が得られ
る。
【0064】衝突角度調節のための凹面状の偏向面の記
述の旋回運動は、少なくとも一つの適当な調節又は調整
装置を介して行われ、この場合、この装置はマニュアル
で及び/又は自動的に及び/又は遠隔制御で操作可能で
ある。
【0065】更に冒頭に述べた課題は、特許請求の範囲
第49項の特徴部分に記載の、塗布装置内で液状又はペ
ースト状の媒体を均一に調量するための本発明による方
法によって解決された。この方法は本発明による塗布装
置に関連して既に説明した利点をもたらす。
【0066】本発明による別の方法では、絞り個所の流
過ギャップの流過面積が、液状又はペースト状の媒体の
塗布量を調整するために、可変である。
【0067】
【発明の実施の形態】第1図の概略的な横断面図で図示
されているように、第1実施例の本発明による塗布装置
2は、塗布装置の全長に亘って延びるビーム20を有し
ている。ビーム20内には、塗布される液状又はペース
ト状の媒体用の、通常インキ分配管とも呼ばれる分配管
18が形成されている。分配管18には流過開口24を
介して、供給通路14に継続する補償室16が接続され
ている。供給通路14は自由噴流ノズルとして構成され
た調量ギャップに連通していて、この調量ギャップは進
入側リップ4と進出側リップ8との間に形成されてい
る。
【0068】供給通路14は有利には、調量ギャップに
向けて連続的に狭められるように、構成されている。調
量ギャップ自体は櫛状に分割されていてかつ液状又はペ
ースト状の媒体用の規定された多数の流過ギャップを有
している。このような調量ギャップとして本実施例では
成形条片30(以下に詳述する)が用いられる。更に、
機械幅全体に亘って圧力補償を保証するために、供給通
路14は従来の塗布装置に比して成形条片30の範囲で
比較的広幅に設計されている。
【0069】進出側リップ8の自由端部を越えて延びる
進入側リップ4の上側の自由端部には、凹面状に湾曲し
た偏向面10が形成されている。液状又はペースト状の
媒体及びその流れ方向は矢印12によって示されてい
る。塗布装置2に向かい合って、塗布すべき媒体用を間
接的に塗布するための塗布ローラ26が配置されてい
る。塗布ローラ26の回転方向は矢印P1によって示さ
れている。
【0070】進出側リップ8が不動に結合される前壁2
2は、運転中剛性的に固定されているが、必要であれ
ば、例えばクリーニング目的のためにヒンジ28を中心
として下向きに旋回させることができる。前壁22の背
面側、即ち、供給通路14とは反対側は、過剰の液状又
はペースト状の媒体用の流出面として形成されている。
【0071】第1図による塗布装置2では液状又はペー
スト状の媒体12は、まず分配管18を介して供給さ
れ、次いで補償室16内に達して、供給通路14を通っ
て成形条片30の流過ギャップ32に向けて流れ、次い
で流過ギャップ32から媒体は自由噴流(図示せず)で
流出する。この場合、進入側リップ4の凹面状に湾曲し
た偏向面10を介して塗布ローラ26に対して接線方向
に塗布噴流の偏向が行われる。液状又はペースト状の媒
体12は自由噴流の形式で塗布ローラ26の表面に塗布
されかつ次いで図示されてない後置された微調量装置
(この微調量装置において所望の塗布量を調節するため
に塗布された媒体が掻き取られる)を通過した後で、ロ
ーラギャップに供給され、このローラギャップを介し
て、ペーパ又はカートン、場合によっては繊維材料から
成る材料ウエブが通過し、ここで材料ウエブは塗布ロー
ラ26から液状又はペースト状の媒体を受け取る。
【0072】実施例では、進入側リップ4用の調節装置
を備えることができる。しかし、この調節装置は図示さ
れていない。
【0073】第1図のX範囲の概略的な拡大図として図
示された第2図では、第1実施例による成形条片30及
び成形条片の配置形式が詳細に図示されている。成形条
片30は進出側リップ8に配置されていてかつほぼ塗布
ローラ26の全長に亘って延びている。更に第2図で図
示されているように、本実施例の成形条片30はほぼ方
形の横断面を有していてかつ進出側リップ8の上側範囲
に設けられた、保持装置として用いられる切欠き38内
に片側で保持されている。切欠き38の深さは成形条片
30の深さよりも大きいので、成形条片30はその保持
装置内で、供給通路14内に流入する液状又はペースト
状の媒体12の流れ平面に対してほぼ横方向で、進入側
リップ4に向かう方向に(図面で矢印P2で図示)可動
である。
【0074】切欠き38の底部と成形条片30の背面と
の間には圧着装置が設けられていて、この圧着装置は、
成形条片30を直接又は間接的に、供給通路14内に流
入する液状又はペースト状の媒体12の流れ平面に対し
て横方向で、進入側リップ4に向いた方向に押圧する。
圧着装置は実施例では、チューブ状のエレメント40と
して構成されていて、このチューブ状のエレメント40
は、作用媒体、例えば圧縮空気の作用を受けて変形しか
つこのようにして成形条片30を直接的な力作用下で前
述の方向P2に移動させる。このために、チューブ状の
エレメント40内の作用媒体を適当な圧力で負荷する圧
力発生装置(図示せず)が設けられている。チューブ状
のエレメント40の排気によって成形条片30をクリー
ニング目的のために迅速に取り除くことができる。
【0075】第2図AーA線に沿った断面図を90度だ
け回動して概略的に図示した第3図から明らかなうよう
に、成形条片30は規定された多数の流過ギャップ32
を有していて、この流過ギャップ32は、供給通路14
内に流入する液状又はペースト状の媒体12の流れ方向
に対してほぼ平行に延びている。第3図によれば、流過
ギャップ32は波状もしくはサインカーブ状に形成され
ている。
【0076】更に、成形条片30の流過ギャップ32は
進入側リップ4に向けられているので、成形条片30は
チューブ状の圧着装置40の作用を受けて、供給通路1
4に面した、進入側リップ4の表面6に接触する。この
場合、それぞれ流過ギャップ32を制限する、成形条片
30の歯状の材料区分の歯先34は、前記表面6に突き
当たりかつこのようにして流過ギャップ32は相互間隔
を置いて位置する多数の小さな開口を形成し、この開口
を介して液状又はペースト状の媒体12が貫流する。
【0077】成形条片30はその保持装置内に解離可能
に保持されているので、成形条片30は、前壁22を旋
回させて容易に取り出しかつ別の成形条片と交換又は保
守することができる。同様に成形条片30をその保持装
置内に解離不能に固定することもできる。
【0078】成形条片30は進入側リップ4の方向に曲
げ弾性的であるので、成形条片30の歯状の成形区分
は、取り付け及び製作誤差が生じた場合でも常時均一に
進入側リップ4に接触しかつ正確に規定された流過横断
面を有する流過ギャップもしくは流過開口を形成しひい
てはウエブ幅全体に亘って液状又はペースト状の媒体1
2の正確な容量的な調量を保証する。
【0079】第4図では縦断面図で第2実施例による成
形条片30の概略的な部分拡大図が図示されている。こ
の場合、流過ギャップ32はほぼ台形状にないしは流過
ギャップ32を制限する成形条片30の材料区分Zは歯
状に構成されている。この場合、材料区分Zの個々の歯
先34の幅A並びに2つの隣接する材料区分Zの間のギ
ャップ底部36の幅Bは、必ずしも同じではない。更
に、個々の成形条片30における材料区分Zのフランク
の傾斜を変えることもできる。同じことは、適当な形式
で本発明による成形条片のために使用されるそれぞれ別
のギャップ形状のためにも該当する。成形条片30の流
過ギャップ32のギャップ深さtは、有利には0,5m
m乃至4mmである。成形条片30をラックと対比した
場合、成形条片のモジュールは有利には0,25mm乃
至3mmの範囲内にある。しかしながら、使用ケースに
応じて前記寸法及び値は著しく可変である。
【0080】第4図で二重矢印によって図示されている
ように、本発明では成形条片30は、成形条片長手方向
Dに対してほぼ平行に延びる方向で可動に配置されてい
る。更に本発明では、2つ以上の成形条片30を、供給
通路14内に流入する液状又はペースト状の媒体12の
流れ方向で相前後して配置しかつそれぞれの成形条片長
手方向Dに対してほぼ平行に延びる方向で互いに相対的
に可動に構成できる。第2の成形条片30.2は第4図
では鎖線で図示されている。
【0081】互いに相対的に移動可能な2つ以上の成形
条片の特別な利点は、機械運転中にも適当なギャップ調
節ひいては正確な容量式の調量を、種種の種類の使用さ
れる液状又はペースト状の媒体12に関連しても実現で
きるということにある。ギャップ幾何学形状の選択によ
って、成形条片30,30.2の相互移動で、液状又は
ペースト状の媒体12のために形成された流過ギャップ
32を広範囲に調節することができる。更に、成形条片
30の運動によって材料ウエブに対する液状又はペース
ト状の媒体の分配に影響を及ぼすことができる。成形条
片30,30.2を運動もしくは調節するための本発明
により設けられる適当な運動機構は第4図では図示され
ていない。
【0082】更に本発明によれば、進入側リップ4は、
供給通路14内に流入する液状又はペースト状の媒体1
2の流れ方向に対してほぼ平行にのびる多数の流過ギャ
ップを形成するために、櫛状のギャッププロフィルを備
えている。進入側リップ4のこのギャッププロフィルは
有利には、形状の点で成形条片30の流過ギャップ32
と合致するように構成されている。このようにして、進
入側リップ4のギャッププロフィルの流過ギャップ及び
成形条片30の流過ギャップ32は協動して液状又はペ
ースト状の媒体12用の流過開口を形成する。
【0083】進入側リップ4のギャッププロフィルは固
有のリップから突出する突起として構成できる。第4図
の変化実施例と類似して、ギャッププロフィルを液状又
はペースト状の媒体12の流れ方向でみて成形条片30
の前方又は後方に配置することもできるので、ギャップ
プロフィルはいわば第2の成形条片30.2として機能
する。進入側リップ4がこのようなギャッププロフィル
を備える実施例は、図示されていない。
【0084】成形条片30を本発明によるように可動に
配置する別の利点は、第5図から明らかである。第5図
では、第1図の矢印P3の注視方向でみて、本発明によ
る成形条片の第3実施例を概略的に図示している。この
場合、成形条片30はその長手方向でみてベルト状のエ
ンドレスループとして構成されている。エンドレスルー
プは多数の偏向装置42を介して案内され、この偏向装
置42の1つが成形条片30を運動させるための駆動装
置として用いられる。成形条片30の運動性は第5図で
二重矢印によって示されている。エンドレスな成形条片
30の下側区分はクリーニング装置44を介して案内さ
れる。クリーニング装置44は、クリーニング液体を充
填された容器として、クリーニング媒体を成形条片に噴
霧するスプレイ装置として又は類似のものとして構成さ
れている。従って、成形条片30の運動時に同時にそれ
ぞれクリーニング装置44を介して移動する成形条片区
分のクリーニングが行われる。
【0085】エンドレスな成形条片30の前記の運動
は、成形条片長手方向Dに対してほぼ平行に延びる方向
で、ほぼ任意の形式で行われる。しかしながら有利に
は、このような方向付けで連続運動、振動運動又はステ
ップ運動を実施することができる。
【0086】第5の特別な実施例を実現するために、成
形条片30は有利には弾性的なもしくは曲げ弾性的な材
料から製作される。別の成形条片変化形のために、一般
に青銅材料が有利である。それというのも、青銅材料は
通常鋼から成るリップ4.8に対する特に適した材料対
偶を可能にするからである。しかも、材料組合わせも可
能である。
【0087】第6図では、第2図の類似して、本発明に
よる成形条片の第4実施例を概略的に図示している。成
形条片30は、ほぼL字形の横断面を有していてかつ塗
布ローラ26に面した上面で進出側リップ8の上面から
突出するカバー46を備えている。進出側リップ8とは
反対の成形条片側に続く面は、過剰な液状又はペースト
状の媒体12用の流出面48として成形されている。
【0088】第7図では、第2図の類似して、本発明に
よる成形条片の第5実施例を概略的に図示している。こ
の実施例ではほぼ円形又は楕円形の横断面の成形条片3
0が使用され(例えば、自体公知の成形されたドクタブ
レード)、この成形条片はフレキシブルに構成された保
持装置50内に固定されている。保持装置50のフレキ
シブル性は、適当なフレキシブルな又は弾性的な材料の
使用によって又は第7図で図示されているように、保持
装置50の局部的に肉薄な材料区分52によって得られ
る。このようにして、成形条片30を有する保持装置5
0は、力作用を受けて弾性変形しかつ成形条片30を進
入側リップ4の方向に押圧する。この力は実施例では既
に第2図に関連して詳述した圧着装置40によって得ら
れる。しかしながらこの場合、圧着装置40は直接的に
ではなく、保持装置50を介して間接的に成形条片30
に作用する。
【0089】第8図では、第2図の類似して、本発明に
よる成形条片の第6実施例を概略的に図示している。こ
の場合、成形条片30はほぼセグメント状の横断面を有
している。
【0090】成形条片は基本的に、これまで記述の成形
横断面とは異なる成形横断面を有することができ、従っ
てほぼ別の多角形又は湾曲形状の横断面形状が使用され
る。
【0091】第9図では概略的な横断面図で本発明によ
る塗布装置2の第2実施例を図示している。この実施例
では、塗布ローラ26の方向にテーパ状に先細に形成さ
れた成形条片30用の保持装置54が設けられていて、
この場合、保持装置54は、支持体として構成された塗
布装置2の分配管18に直接載着されかつ固定されてい
る。この場合、保持装置54の下面は、分配管18の幾
何学形状に適合されている。分配管18は有利には、管
の下側区分から上側区分に向けて狭められた壁厚さを有
していてかつ市販の支持部材17に固定されている。
【0092】保持装置54は、一体に構成されているか
又は多数の個々のセグメントから構成されていてかつ分
配管18の上側に位置するスリット56を介して分配管
18に結合されているので、保持装置54のアンカー状
の固定区分58は、分配管18の内室内に突入する。付
加的に保持装置54の2つの成形突起55は、分配管1
8の対応する溝19に係合している。一体の保持装置の
場合には、保持装置はスリット56内に側方から押し込
むことによって分配管18に結合できる。保持装置54
は有利にはプラスチック又はアルミニウム材料から製作
される。重量減少のために、保持装置54は多数の負荷
軽減孔62を備えているが、この負荷軽減孔は必ずしも
必要ではない。
【0093】分配管18の壁区分64と保持装置54と
の間には、別の締付けチューブ66が設けられている。
締付けチューブ66は前述の実施例の圧着装置40と類
似の機能を有している。作用媒体、例えば圧縮空気によ
る圧力負荷に際して、締付けチューブ66は変形しかつ
保持装置54の互いに向かい合って位置する両半部の弾
性変形を生ぜしめるので、保持装置54の両半部の間に
配置された成形条片は、冒頭に述べた実施例に類似し
て、向かい合って位置する進入側リップ4に押し付けら
れる。
【0094】通常締付けチューブ66は第9図によるよ
うに均一に膨張しない。即ち有利には、1つだけの締付
けチューブ又は両締付けチューブを異なって負荷するこ
とができる。それというのも、これによって生ぜしめら
れる保持装置半部の異なる弾性変形によって(この場
合、一方の半部に凹面状に湾曲した偏向面10を有する
進入側リップ4が配置されている)、塗布ローラ26又
は材料ウエブに対する液状又はペースト状の媒体12の
衝突角度を変えることができるからである。
【0095】保持装置54は供給通路14を有し、この
供給通路の下側端部は分配管18内に突入する固定区分
58を介して分配管18内にかつ上側端部は自由噴流ノ
ズルとして作用する成形条片30の流過ギャップ32に
連通している。供給通路14の流入開口68では保持装
置54の固定区分58に大きな面のフィルタエレメント
70が設けられている。フィルタエレメント70は、場
合によって液状又はペースト状の媒体12内に存在する
空気封入物を粉砕しかつ汚染物を濾過する。このように
して、従来の空気分離手段を省くことができる。
【0096】供給通路14は第1図の実施例の場合のよ
うに、クリーニング目的のために壁区分の旋回により開
放されないので、第9図の変化実施例では、保持装置5
4の中央範囲に位置する供給通路14の区分は円形に拡
大されて形成されていてかつこの中空室72内にはソノ
トロード74が設けられている。ソノトロード74によ
って供給通路14の内部に位置する汚染物が弛緩されか
つクリーニングステップで液状又はペースト状の媒体1
2と共に排出される。ソノトロード74を作動する適当
な装置は簡略化のために図面では図示されていない。既
に上述のように、保持装置54が容易に解体できる多数
の部分から構成される場合には、ソノトロードを省くこ
とができる。
【0097】成形条片30は第9図の実施例ではほぼ方
形の横断面を有している。成形条片の一方の側にはシー
ル76が設けられている。
【0098】第10図では概略的な横断面図で本発明に
よる塗布装置2の第3実施例を図示している。塗布装置
の構造及び機能はほぼ第9図に関連して記述した変化実
施例に相応している。しかしながら第9図とは異なって
1つの締付けチューブ66だけが設けられていてかつ成
形条片30は、図面から明らかなように、シール76に
よって取り囲まれている。
【0099】第11図では、第2図に類似した概略図で
本発明による成形条片30の第7実施例を図示してい
る。第8図の変化実施例の場合と類似して、第11図に
よる成形条片30の場合にも、向かい合って位置する進
入側リップ4と協動する、流過ギャップ32を有する成
形条片30の範囲は、横断面を円弧状に形成されていて
かつ流過ギャップ32は第12図の平面図及び第13
図、第14図及び第15図の断面図(第13図乃至第1
5図は第12図平面図に対して90度だけ回動して図示
されている)によれば鋸歯形状を有している。
【0100】第8図とは異なって第11図では直線的で
平滑なガイド薄板として構成された、部分的に調量ギャ
ップ内に突入するガイド面78が設けられていて、この
ガイド面78は、調量ギャップの出口部を越えて塗布ロ
ーラ26(第11図では図示せず)の方向に突出してい
る。更に、第13図乃至第15図の種種の断面図から明
らかなように、流過ギャップ32は、流過ギャップの流
過横断面が液状又はペースト状の媒体12の流れ方向
に、即ち、流過ギャップ32の出口部に向けて減少する
ように、形成されている。実施例では流過横断面の減少
は連続的に行われる。
【0101】第16図及び第17図で図示の本発明によ
る成形条片の第8実施例では、第2図に類似の第16図
による横断面図で図示されているように、2つの成形条
片30.4,30.6が互いに向かい合って位置するよ
うに調量ギャップ内に配置されている。実施例では、部
分的に調量ギャップ内に突入する直線的なガイド面80
は、向かい合って位置する成形条片30.4,30.6
の間に設けられているので、成形条片30.4,30.
6の流過ギャップ32から流出する液状又はペースト状
の媒体12は、両側でガイド面80に沿って流れかつ塗
布個所の極めて近くに導かれる。しかしながらガイド面
80は必須ではない。
【0102】第17図の平面図から明らかなように、両
成形条片30.4.30.6は、これらの間に位置する
ガイド面80に接触しかつ成形条片30.4.30.6
の溝状の流過ギャップ32は、それぞれ1つの半円形の
流過面を有していて、この場合両成形条片30.4.3
0.6の流過ギャップ32は、それぞれ互いにずらされ
ている。更に第16図の二重矢印から明らかなように、
基本的に互いに向かい合って位置する両成形条片の少な
くとも一方を、供給通路もしくは調量ギャップ内に流入
する液状又はペースト状の媒体12の流れ平面に対して
ほぼ横方向に延びる方向に可動に配置することができる
ので、両成形条片30.4.30.6の流過ギャップ3
2によって形成された全流過横断面は可変である。
【0103】第18図及び第19図では本発明による流
過ギャップの別の実施例を概略的な平面図及び断面図で
図示している。第18図から明らかなように、流過ギャ
ップ32は調量ギャップの長手方向に対して並置して調
量ギャップ内に配置された多数のウエブ82の中間スペ
ースによって形成されている。液状又はペースト状の媒
体12の流れ方向に位置する、それぞれのウエブ82の
横断面は、有利には流れ技術的に有利に構成されていて
(実施例ではウエブはレンズ状の横断面を有してい
る)、この場合、隣接する2つのウエブ間の中間スペー
スは、有利には流れ方向に位置するウエブ82の横断面
よりも大きい。ウエブ82は、適当に構成された成形条
片に設けられるか又は純粋なスペーサとして調量ギャッ
プ内に差し込まれてそこで固定される。
【0104】第20図及び第21図では塗布装置の本発
明による流過ギャップの別の実施例を概略的な平面図及
び断面図で図示している。この実施例では、流過ギャッ
プ32は、調量ギャップ内、即ち、正確には調量ギャッ
プに面した進入側リップ4の壁部4.2内に固定された
スペーサ84によって構成されている。実施例ではスペ
ーサ84は、半球状のヘッド84.2を備えたピン状の
エレメントとして構成されていて、半球状のヘッド8
4.2は、進入側リップ4と進出側リップ8との間に位
置しひいては流過ギャップ32の幅を規定する。第21
図によればピン状のスペーサ84は、液状又はペースト
状の媒体12の流れ方向に対して互いにずらされて調量
ギャップ内に配置されている。
【0105】第22図では概略的な平面図で、同時にス
ペーサとして構成されるガイド面86によって形成され
た本発明による流過ギャップの別の実施例を図示してい
る。図示のように、ガイド面86は、実施例では波状に
成形された薄い薄板から製作されていて、この薄板は、
進入側リップ4と進出側リップ8との間に配置されてい
てかつリップ4,8に接触しひいては同時にスペーサと
して用いられる。
【0106】ガイド面86は一方の端部で部分的に調量
ギャップ内に突入するのに対して、他端は調量ギャップ
の出口部を越えて調量ギャップに向かい合って位置する
塗布ローラ26(図示せず)まで延びている。この場
合、調量ギャップもしくはリップ4,8の壁部4.2,
8.2によって取り囲まれた、液状又はペースト状の媒
体の流れ方向に対してほぼ平行に調量ギャップ内で延び
るガイド面86の波谷部86.2及び波山部96.4
は、液状又はペースト状の媒体用の規定された多数の流
過ギャップ32を形成する。つまり、ガイド面86はダ
ブル機能を担う、即ち、ガイド面86は一面では塗布個
所への経路で調量ギャップから流出する液状又はペース
ト状の媒体のためにガイドエレメントとして用いられか
つ他面では前述の流過ギャップ32の機能を担う。
【0107】第22図の実施例は当然純粋なスペーサと
しても設計できる。この場合、調量ギャップの出口部か
ら突出するガイド面86の区分が省かれるので、適当な
横断面形状によって流過ギャップ32を規定するスペー
サが得られる。
【0108】第23図及び第24図ではスペーサ88に
よって形成された本発明による流過ギャップ32の別の
実施例を概略的な平面図及び断面図で図示している。進
入側リップ4及び進出側リップ8に配属された側で、互
いにずらされた半円形の溝状の切欠き90を備えたスペ
ーサ88は2つの直線的なガイド面92,94によって
取り囲まれていて、このガイド面はそれぞれ一端で部分
的に調量ギャップ内に突入しかつそれぞれ他端で調量ギ
ャップの出口部を越えて延びている。ガイド面92,9
4によって側方で閉鎖された溝状の切欠き90は液状又
はペースト状の媒体12用の流過ギャップ32を成す。
【0109】第25図及び第26図では本発明による流
過ギャップの別の実施例を概略的な平面図及び断面図で
図示している。この場合第25図は第2図に類似した図
示形式で図示されている。この場合、流過ギャップ32
は互いに並んで位置する多数の流過開口によって形成さ
れている、即ち、実施例では一定の直径の多数の孔96
によって形成されている。孔96は、塗布ローラに向か
い合って位置する塗布装置の壁区分98に設けられてい
て、この壁区分98には前述の変化実施例の場合調量ギ
ャップの出口部が位置する。
【0110】孔96内への液状又はペースト状の媒体1
2の流れ方向に関連して、流過開口96の手前に、流過
開口に連通する、調量ギャップの長手方向に対してほぼ
平行に延びる分配通路100が設けられていて、この分
配通路100内には矢張り液状又はペースト状の媒体1
2用の供給通路102が連通している。分配通路100
及び流過開口を形成する孔96の一方の側は実施例では
取り外し可能なカバー104によって閉鎖されているの
で、分配通路100及び孔96にはクリーニング目的の
ために接近可能である。
【0111】上記記述に基づき、塗布装置内で液状又は
ペースト状の媒体12を均一に調量する方法が得られ、
この場合、液状又はペースト状の媒体12は規定された
多数の流過ギャップ32としての絞り個所を介して案内
される。流過ギャップ32の流過面積を変えることによ
って液状又はペースト状の媒体12の塗布量を調整でき
る。
【0112】第27図では第2図に類似して、本発明に
よる塗布装置の有利な第4実施例を概略的に拡大して図
示している。この図面から明らかなように、流過ギャッ
プ32の流出側に直接、液状又はペースト状の媒体12
の流れ方向に先細に延びる流れ通路106が接続されて
いる。
【0113】流れ通路106は実施例では、流過ギャッ
プ32の全流出横断面にほぼ相応する流入横断面を有し
ていてかつ液状又はペースト状の媒体12の流れ方向に
連続的に先細に延びている。流れ通路106の出口部
は、進入側リップ4の、凹面状に湾曲した偏向面10に
移行する区分範囲に位置しているので、流れ通路106
から流出する液状又はペースト状の媒体12はほぼ偏向
面10に対して接線方向に案内されかつそこで適当に偏
向される。
【0114】第27図から明らかなように、流過ギャッ
プ32の出口側の範囲では進出側リップ8内に局部的な
肉薄個所108が設けられているので、流れ通路106
の流れ横断面は調節可能に構成されるか、もしくは、こ
れに起因して流れ通路106の流出横断面に対する流入
横断面の比が調節可能である。肉薄個所108は枢着結
合部に相当しかつ、図面において肉薄個所108の上側
に設けられた、流れ通路106の壁部106.2を成す
進出側リップ区分の旋回、即ち、回転運動を所定の旋回
範囲内で許容する。この場合、旋回運動は肉薄個所10
8を介して延びる、ビーム20の縦軸線に対してほぼ平
行な軸線を中心として弾性的に行われる。
【0115】更に、進出側リップ8には流れ通路106
の流れ横断面を調節するための調節装置110が設けら
れている。この場合、基本的に所定の使用目的に適した
調節装置が使用され、この調節装置は、機械式、液力
式、空気力式、電気式、熱式、磁気式、磁歪式又は圧電
式の調節機構等を有している。従って、調節装置110
を作動した場合第27図で右側に位置する流れ通路10
6の壁部106.2は、肉薄個所108を介して延びる
軸線を中心として旋回して進入側リップ4に向けてもし
くは進入側リップ4から離反するよう運動可能でありひ
いては流れ通路106の流れ横断面が制御される。当然
流れ通路106及び調節装置110は、調節が回転運動
ではなく、並進運動により実現されるか又は組合わせに
よって実現されるように、構成できる。
【0116】第28図は第27図に類似して、本発明に
よる塗布装置の第5実施例の部分範囲を概略的な横断面
図で図示している。第28図から明らかなように、流れ
通路106の、進出側リップ8に設けられた壁部10
6.2は、薄いプレート状又はブレード状の構成部材1
12(以後ブレード112とも呼ぶ)によって形成され
ている。ブレード112は適当な固定機構を介して進出
側リップ8の隣接範囲に解離可能に又は解離不能に結合
されている。
【0117】適当な調節装置を用いたブレード112の
弾性変形によって、矢張り流れ通路106の流れ横断面
が制御され、この場合、流れ通路106の出口側に面し
たブレード112の区分は向かい合って位置する進入側
リップ4に向けて又は進入側リップ4から離反するよう
運動する。ブレード112の弾性変形の代わりに、進入
側リップ4の適当な区分におけるブレード112の枢着
又はヒンジ結合部を設けることもできかつこのようにし
て同様に流れ通路106の所望の流れ横断面調節が実現
される。最後の変化実施例は図示されていない。
【0118】更に、第28図の実施例では調節装置が使
用され、この調節装置は実施例では、適当な調節シリン
ダ114、回転点DPを中心として可動な揺動体116
及び揺動体116とブレード112とに結合されるアー
ム118を有している。
【0119】本発明による塗布装置を運転する場合、液
状又はペースト状の媒体12はまず、インキ分配管18
を介して供給され、次いで補償室16内に達して、供給
通路14を介して成形条片30の流過ギャップ32に向
けて流れ、次いで流過ギャップ32から正確に容量式に
調量されて流出しかつ直接流過ギャップ32に接続され
た流れ通路106の流入側に押し入れられる。
【0120】流過ギャップ32の波状又はサインカーブ
状の形状に基づいて、流れる液状又はペースト状の媒体
12は正に流過ギャップ32を離れる際に波山部及び波
谷部を有する比較可能なダイナミックな形状(dynamic
shape)を与えられる。この波山部及び波谷部は先細
に延びる流れ通路106の経路内で均一のフィルムに均
一化されるので、液状又はペースト状の媒体12は自由
噴流(図示せず)の形状で流れ通路106の出口部から
流出する。進入側リップ4の凹面状に湾曲した偏向面1
0によって、塗布ローラ26に対して接線方向に塗布噴
流の偏向が行われるか又は塗布ローラ26によって案内
される材料ウエブに対する直接的な塗布が行われる。
【0121】液状又はペースト状の媒体12は自由噴流
として塗布ローラ26の表面に塗布されかつ次いで所望
の塗布量を調節するために塗布された媒体を掻き取る後
置された微調量装置(図示せず)を通過した後で、ロー
ラギャップに供給される。ローラギャップを介してペー
パ又はカートン、場合によっては繊維材料から成る材料
ウエブが通過し、この場合、材料ウエブは液状又はペー
スト状の媒体を塗布ローラ26から受け取る。
【0122】第29図では本発明による塗布装置の第3
実施例の部分範囲を概略的な断面図で図示している。こ
の実施例はほぼ第27図の実施例に相応するが、流れ通
路106の出口部の範囲で凹面状の偏向面10が塗布装
置の長手方向に対してほぼ平行に延びる軸線を中心とし
て旋回可能に構成されていることが、異なっている。こ
のために、第29図から明らかように、流れ通路106
の出口部の範囲で進入側リップ4内に局部的な肉薄個所
120が設けられている。
【0123】この局部的な肉薄個所120は、枢着結合
部に相当しかつ、図面において肉薄個所120の上側に
設けられた、凹面状の偏向面10を成す進入側リップ区
分の旋回運動をフレキシブルな変形により所定の旋回範
囲内で保証する。この場合、旋回運動は、肉薄個所12
0を介して延びる、ビーム20の縦軸線に対して平行な
軸線を中心として行われる。これに対して、局部的な肉
薄個所120の下側に位置する進入側リップ4の区分は
剛性的に維持される。このようにして、塗布ローラ26
に対する、凹面状の偏向面10によって偏向された液状
又はペースト状の媒体12の自由噴流の衝突角度が調節
され、この場合、流れ通路106の調節変動は生じな
い。
【0124】更に第29図から明らかなように、流れ通
路106とは反対の凹面状の偏向面10の側にはレバー
アーム122が設けられていて、このレバーアーム12
2を介して、てこ力をかけることにより凹面状の偏向面
10及び局部的な肉薄個所120内に曲げ力が導入さ
れ、この場合、これによって生ぜしめられる肉薄個所1
20における曲げ変形により偏向面10が旋回せしめら
れる。このために、レバーアーム122の自由端部は接
続エレメント124を介して適当な偏向面調節装置12
6、例えば空気力式又は液力式の行程シリンダ、電気式
の調節モータ(サーボモータ)、調節又は調整ねじ、偏
心体等に接続されている。
【0125】衝突角度調節のために使用される第29図
による凹面状の偏向面10は、塗布装置の長さに亘って
連続しているか又は互いに無関係に調節可能な、つまり
区分毎に旋回可能な多数の区分に分割されている。この
ようにして、移動する材料ウエブに対する液状又はペー
スト状の媒体の衝突角度が局部的に変えられひいては相
応に材料ウエブに対する塗布に影響が及ぼされる。この
ことは例えば、局部的な製作不精度を補償するために又
は材料ウエブに対する所定の横プロフィルを製作するた
めに用いられる。凹面状の偏向面10の一様な区分毎の
旋回によって、同様に塗布装置の全長に亘って統一的な
衝突角度調節が達成される。
【0126】第1図乃至第29図に関連して上述した実
施例は、模範例を示すに過ぎず、従って、塗布装置は本
発明の範囲で著しく可変に構成できる。従って例えば、
成形条片の個々の区分が種種のギャップ形状及び/又は
ギャップ寸法を有することができる。更に、個々の成形
条片が成形条片の全長に亘って延びる2つの異なる形式
のギャップを有し、このギャップが成形条片の互いに向
かい合って位置する側に配置され得るので、成形条片の
取外し及び回動によって別のギャップ調量形式が得られ
る。
【0127】更に、上記模範例とは異なって成形条片を
両側で保持しかつ部分的にそれぞれ向かい合って位置す
るリップ4,8内に突入させることもできる。リップ
4,8に面した成形条片側ひいては流れ平面に対して横
方向で供給通路14内に位置する自由ギャップ開口が閉
じられたプロフィル区分を備えることができ、従って、
成形条片の流過ギャップ32は純粋な流過開口として形
成される。更に、成形条片、特にエンドレスなループと
して構成された成形条片に、成形条片を運動させるため
の駆動エレメント、例えば歯付きベルト車、Vベルト車
等と協動させるのに役立つ別の形状を与えることができ
る。
【0128】更に、成形条片30を進出側リップ8に配
置する代わりに進入側リップ4に配置することができ
る。この場合、上記実施例と関連して説明した付加及び
補助装置はほぼ同様に使用できる。更に、使用ケースに
応じて進入側リップ4及び/又は進出側リップ8に設け
られる櫛状のギャッププロフィルを、供給通路14内に
流入する液状又はペースト状の媒体12の流れ方向に対
してほぼ平行に延びる多数の流過ギャップを形成するた
めに、単数又は複数の成形条片と組み合わせて使用する
ことができる。
【0129】更に基本的には、凹面状に湾曲した偏向面
10を省くことができるか又は凹面状に湾曲した偏向面
10の代わりに凸面状に湾曲した偏向面を使用できるか
又はリップの自由端部を直線的なガイド面として第2の
リップの自由端部を越えて案内することもできる。更
に、流れ通路106を非連続式に先細に形成することが
でき、更に流れ通路106の先細の区分を直接流過ギャ
ップ32の流出側に接続することは、必ずしも必要なこ
とではない。
【0130】進出側リップ8に配置された上述の調節装
置110に付加的に又はこの調節装置110の代わり
に、比較可能な調節装置110を進入側リップ4に設け
ることもできる。このような実施例は第27図で鎖線で
図示されている。調節装置として基本的に意図した目的
に適したあらゆる装置を使用できる。更に本発明では、
流れ通路の流れ横断面を塗布装置のほぼ全長に亘って統
一的に調節可能に構成するばかりでなく、局部的に選択
的に、即ち、塗布装置の幅に亘って区分毎に調節可能に
構成することができる。従って、有利には互いに無関係
にコントロール可能な多数の調節装置を準備することが
できる。このような実施例は図示されていない。
【0131】請求項、明細書及び図面の符号は本発明を
よ良く理解するためにのみ役立ち、防護範囲を限定する
ものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による塗布装置の第1実施例の概略的な
横断面図。
【図2】本発明による成形条片の第1実施例の、第1図
X範囲の概略的な拡大図。
【図3】第2図A−A線に沿った断面図を90度回動し
て図示した図。
【図4】本発明による成形条片の第2実施例の概略的な
拡大図。
【図5】本発明による成形条片の第3実施例の、第1図
矢印P3の方向でみた概略図。
【図6】本発明による成形条片の第4実施例の、第2図
に類似した概略図。
【図7】本発明による成形条片の第5実施例の、第2図
に類似した概略図。
【図8】本発明による成形条片の第6実施例の、第2図
に類似した概略図。
【図9】本発明による塗布装置の第2実施例の概略的な
横断面図。
【図10】本発明による塗布装置の第3実施例の概略的
な横断面図。
【図11】本発明による成形条片の第7実施例の、第2
図に類似した概略図。
【図12】本発明による成形条片の第7実施例の概略
図。
【図13】本発明による成形条片の第7実施例の概略
図。
【図14】本発明による成形条片の第7実施例の概略
図。
【図15】本発明による成形条片の第7実施例の概略
図。
【図16】本発明による成形条片の第8実施例の、第2
図に類似した概略的な横断面図。
【図17】本発明による成形条片の第8実施例の平面
図。
【図18】本発明による流過ギャップの別の実施例の概
略的な平面図。
【図19】本発明による流過ギャップの別の実施例の概
略的な断面図。
【図20】本発明による流過ギャップの別の実施例の概
略的な平面図。
【図21】本発明による流過ギャップの別の実施例の概
略的な断面図。
【図22】スペーサとして構成されたガイド面によって
形成された本発明による流過ギャップの別の実施例の概
略的な平面図。
【図23】スペーサによって形成された本発明による流
過ギャップの別の実施例の概略的な平面図。
【図24】スペーサによって形成された本発明による流
過ギャップの別の実施例の概略的な断面図。
【図25】本発明による流過ギャップの別の実施例の概
略的な平面図。
【図26】本発明による流過ギャップの別の実施例の概
略的な断面図。
【図27】本発明による塗布装置の第4実施例の、第2
図に類似した概略的な拡大図。
【図28】本発明による塗布装置の第5実施例の部分範
囲の概略的な横断面図。
【図29】本発明による塗布装置の第6実施例の部分範
囲の概略的な横断面図。
【符号の説明】
4 進入側リップ 8 進出側リップ 12 液状又はペースト状の媒体 14 供給通路 30 成形条片 32 流過ギャップ 38 切欠き 42 偏向装置 44 クリーニング装置 48 流出面 50,54 保持装置 58 固定区分 66 締付けチューブ 70 フィルタエレメント 74 ソノトローデ 86,92,94 ガイド面 88 スペーサ 96 孔 100 分配通路 106 流れ通路 108,120 肉薄個所 110 調節装置 112 ブレード 114 調節シリンダ 116 揺動体 118 アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベンヤミン メンデツ ドイツ連邦共和国 ハイデンハイム ヘル ダーリンシュトラーセ 41 (72)発明者 ミヒャエル トレフツ ドイツ連邦共和国 ハイデンハイム バイ エルンヴェーク 9 (72)発明者 インゴ ゴットヴァルト ドイツ連邦共和国 シュタインハイム リ ーゼンゲビルクスヴェーク 10 (72)発明者 マルティン クスターマン ドイツ連邦共和国 ハイデンハイム ラー フェンスブルガー シュトラーセ 10

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特にペーパ又はカートンから成る移動す
    る材料ウエブに液状又はペースト状の媒体(12)を直
    接又は間接的に塗布するための塗布装置であって、自由
    噴流ノズルとして構成された調量ギャップ並びに調量ギ
    ャップに向けて案内された少なくとも1つの供給通路
    (14)を備えていて、前記調量ギャップが、進入側リ
    ップ(4)と進出側リップ(8)との間に形成されてい
    る形式のものにおいて、調量ギャップが、櫛状に分割さ
    れていてかつ液状又はペースト状の媒体(12)用の規
    定された多数の流過ギャップ(32)を有していること
    を特徴とする、移動する材料ウエブに液状又はペースト
    状の媒体を直接又は間接的に塗布するための塗布装置。
  2. 【請求項2】 流過ギャップ(32)の流過横断面が、
    液状又はペースト状の媒体の流れ方向で減少している、
    請求項1記載の塗布装置。
  3. 【請求項3】 流過ギャップ(32)が、調量ギャップ
    の出口部に又は出口部内に設けられた多数の所定の流過
    開口(96)によって形成されている、請求項1又は2
    記載の塗布装置。
  4. 【請求項4】 調量ギャップ内での液状又はペースト状
    の媒体の流れ方向に関連して、流過開口(32)の手前
    に、流過開口(32)に連通した、調量ギャップの長手
    方向に対してほぼ平行に延びる分配通路(100)が設
    けられている、請求項1から3までのいずれか1項記載
    の塗布装置。
  5. 【請求項5】 流過ギャップ(32)が、調量ギャップ
    に又は調量ギャップ内に配置された成形材状に形成され
    た少なくとも1つのスペーサ(88)によって形成され
    ている、請求項1又は2記載の塗布装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つのスペーサ(88)が、
    調量ギャップの出口部を越えて延びる2つのガイド面
    (92,94)によって取り囲まれている、請求項5記
    載の塗布装置。
  7. 【請求項7】 流過ギャップ(32)が、調量ギャップ
    に又は調量ギャップ内に配置された単数又は複数のガイ
    ド面(86)によって形成されている、請求項1又は2
    記載の塗布装置。
  8. 【請求項8】 進入側リップ(4)及び/又は進出側リ
    ップ(8)が、供給通路(14)内に流入する液状又は
    ペースト状の媒体(12)の流れ方向に対してほぼ平行
    に延びる多数の流過ギャップを形成するために櫛状のギ
    ャッププロフィルを備えている、請求項1又は2記載の
    塗布装置。
  9. 【請求項9】 進入側リップ(4)と進出側リップ
    (8)との間に、液状又はペースト状の媒体用の少なく
    とも1つのガイド面が配置されている、請求項8記載の
    塗布装置。
  10. 【請求項10】 調量ギャップ内に、規定された多数の
    流過ギャップ(32)を有する少なくとも1つの成形条
    片(30)が設けられていて、前記流過ギャップが、供
    給通路(14)内に流入する液状又はペースト状の媒体
    (12)の流れ方向に対してほぼ平行に延びている、請
    求項1又は2記載の塗布装置。
  11. 【請求項11】 進入側リップ(4)及び/又は進出側
    リップ(8)の櫛状のギャッププロフィルが形状の点
    で、成形条片(30)の流過ギャップ(32)に合致し
    ている、請求項8又は10記載の塗布装置。
  12. 【請求項12】 成形条片(30)が、成形条片長手方
    向(D)に対してほぼ平行に延びる方向で可動に配置さ
    れている、請求項10又は11記載の塗布装置。
  13. 【請求項13】 液状又はペースト状の媒体(12)の
    流れ方向で供給通路(14)内に相前後して配置された
    2つ以上の成形条片(30,30.2)が設けらてい
    て、該成形条片が、成形条片長手方向(D)に対してほ
    ぼ平行に延びる方向で互いに相対的に移動可能に構成さ
    れている、請求項10又は11記載の塗布装置。
  14. 【請求項14】 成形条片長手方向(D)に対してほぼ
    平行に延びる方向で成形条片(39,30.2)を運動
    させるための少なくとも1つの運動機構(42)が設け
    られている、請求項1から13までのいずれか1項記載
    の塗布装置。
  15. 【請求項15】 調量ギャップ内に2つの成形条片(3
    0.4,30.6)が、互いに向かい合って位置するよ
    うに配置されていて、成形条片のそれぞれの流過ギャッ
    プ(32)が、協動して液状又はペースト状の媒体(1
    2)用の流過開口を形成している、請求項1から14ま
    でのいずれか1項記載の塗布装置。
  16. 【請求項16】 互いに向かい合って位置する2つの成
    形条片(30.4,30.6)の間に、少なくとも1つ
    のガイド面(80)が配置されている、請求項15記載
    の塗布装置。
  17. 【請求項17】 成形条片(30)が、供給通路(1
    4)内に流入する液状又はペースト状の媒体(12)の
    流れ平面に対してほぼ横方向で、進入側リップ4)又は
    進出側リップ(8)に向けられた方向(P2)に可動に
    配置されている、請求項1から16までのいずれか1項
    記載の塗布装置。
  18. 【請求項18】 少なくとも1つの圧着装置(40)が
    設けられていて、該圧着装置が、成形条片(30)を直
    接又は間接的に、供給通路(14)内に流入する液状又
    はペースト状の媒体(12)の流れ平面に対してほぼ横
    方向で、進入側リップ(4)又は進出側リップ(8)に
    向けられた方向(P2)に押圧する、請求項1から17
    までのいずれか1項記載の塗布装置。
  19. 【請求項19】 圧着装置が、作用媒体の作用を受けて
    変形するチューブ状のエレメント(40,66)であ
    る、請求項18記載の塗布装置。
  20. 【請求項20】 成形条片(30)が、ほぼ多角形、円
    形、楕円形又はセグメント状の横断面を有している、請
    求項1から19までのいずれか1項記載の塗布装置。
  21. 【請求項21】 成形条片(30)が、弾性材料から製
    作されている、請求項1から20までのいずれか1項記
    載の塗布装置。
  22. 【請求項22】 成形条片(30)が、青銅材料から製
    作されている、請求項1から21までのいずれか1項記
    載の塗布装置。
  23. 【請求項23】 成形条片(30)が、その長手方向で
    エンドレスループとして構成されている、請求項1から
    22までのいずれか1項記載の塗布装置。
  24. 【請求項24】 成形条片(30)が、進入側リップ
    (4)及び/又は進出側リップ(8)に配置されてい
    る、請求項1から23までのいずれか1項記載の塗布装
    置。
  25. 【請求項25】 成形条片(30)の流過ギャップ(3
    2)が、縦断面図でみて、ほぼ波状又はサインカーブ状
    に構成されている、請求項1から24までのいずれか1
    項記載の塗布装置。
  26. 【請求項26】 成形条片(30)の流過ギャップ(3
    2)が、縦断面図でみて、ほぼ台形状に構成されている
    か又は流過ギャップ(32)を制限する成形条片(3
    0)の材料区分が歯状に構成されている、請求項1から
    25までのいずれか1項記載の塗布装置。
  27. 【請求項27】 成形条片(30)の流過ギャップ(3
    2)のギャップ深さ(t)が、0,5mm乃至4mmで
    ある、請求項1から26までのいずれか1項記載の塗布
    装置。
  28. 【請求項28】 成形条片(30)の歯状の材料区分
    (Z)の歯モジュールが、0,25mm乃至3mmの範
    囲である、請求項1から27までのいずれか1項記載の
    塗布装置。
  29. 【請求項29】 成形条片(30)が、保持装置(3
    8,50,54)に又は保持装置内に、解離可能に又は
    解離不能に保持されている、請求項1から28までのい
    ずれか1項記載の塗布装置。
  30. 【請求項30】 保持装置(50)が、フレキシブルに
    構成されている、請求項29記載の塗布装置。
  31. 【請求項31】 保持装置(50)が、供給通路(1
    4)の少なくとも一区分を含んでいる、請求項29又は
    30記載の塗布装置。
  32. 【請求項32】 保持装置(54)が、少なくとも部分
    的に塗布装置の分配管(18)内に突入する固定区分
    (58)を有している、請求項1から30までのいずれ
    か1項記載の塗布装置。
  33. 【請求項33】 保持装置(54)が、フィルタ装置
    (70)を有している、請求項1から32までのいずれ
    か1項記載の塗布装置。
  34. 【請求項34】 保持装置(54)が、ソノトロード
    (74)を有している、請求項1から33までのいずれ
    か1項記載の塗布装置。
  35. 【請求項35】 リップとは反対の成形条片側で成形条
    片(30)に、流出面(48)が接続されている、請求
    項1から34までのいずれか1項記載の塗布装置。
  36. 【請求項36】 供給通路(14)が、成形条片(30)
    に向けて連続的に先細に形成されている、請求項1から
    35までのいずれか1項記載の塗布装置。
  37. 【請求項37】 成形条片(30)をクリーニングする
    ための少なくとも1つのクリーニング装置(44)が設
    けられている、請求項1から36までのいずれか1項記
    載の塗布装置。
  38. 【請求項38】 流過ギャップ(32)の流出側に、液
    状又はペースト状の媒体(12)の流れ方向で先細に延
    びる流れ通路(106)が接続されている、請求項1か
    ら37までのいずれか1項記載の塗布装置。
  39. 【請求項39】 流れ通路(106)が、連続的に又は
    非連続的に先細に形成されている、請求項38記載の塗
    布装置。
  40. 【請求項40】 流れ通路(106)の流れ横断面が、
    調節可能に形成されている、請求項38又は39記載の
    塗布装置。
  41. 【請求項41】 流れ通路(106)の流れ横断面が、
    塗布装置の幅全体に亘って及び/又は局部的に選択的に
    調節可能に形成されている、請求項40記載の塗布装
    置。
  42. 【請求項42】 流過ギャップ(32)の出口側の範囲
    で、進入側リップ(4)及び/又は進出側リップ(8)
    内に、局部的な肉薄個所(108)が設けられていて、
    前記肉薄個所(108)が、流れ通路(106)の流れ
    横断面の調節性を保証している、請求項40又は41記
    載の塗布装置。
  43. 【請求項43】 流れ通路(106)の少なくとも一つ
    の壁部(106.2)が、それぞれ向かい合って位置す
    る進入側リップ(4)又は進出側リップ(8)に向けて
    又はリップから離反するよう可動な少なくとも一つのプ
    レート状又はブレード状の構成部材(112)から構成
    されていて、該構成部材が、流れ通路(106)の流れ
    横断面の調節性を保証している、請求項40又は41記
    載の塗布装置。
  44. 【請求項44】 流れ通路(106)の流れ横断面を調
    節するために、少なくとも一つの調節装置(110,1
    14,116,118)が設けられている、請求項38
    から43までのいずれか1項記載の塗布装置。
  45. 【請求項45】 調節装置(110,114,116,
    118)が、進入側リップ(4)又は進出側リップ
    (8)に又はリップ内に配置されている、請求項44記
    載の塗布装置。
  46. 【請求項46】 調節装置(110,114,116,
    118)が、機械式、液力式、空気力式、電気式、熱
    式、磁気式、磁歪式又は圧電式の調節機構を有してい
    る、請求項44又は45記載の塗布装置。
  47. 【請求項47】 流れ通路(106)に、液状又はペー
    スト状の媒体(12)用の凹面状に湾曲した偏向面(1
    0)が接続されていて、該偏向面が流れ通路(106)
    の出口部の範囲で、塗布装置の長手方向に対してほぼ平
    行に延びる軸線(120)を中心として旋回可能に構成
    されている、請求項1から46までのいずれか1項記載
    の塗布装置。
  48. 【請求項48】 凹面状の偏向面(10)が、流れ通路
    (106)の出口部の範囲で、塗布装置の長手方向に対
    してほぼ平行に延びる軸線を中心として区分毎に旋回可
    能に構成されている、請求項47記載の塗布装置。
  49. 【請求項49】 塗布装置内で液状又はペースト状の媒
    体(12)を均一に調量するための方法において、規定
    された多数の流過ギャップ(32)としての絞り個所を
    介して液状又はペースト状の媒体(12)を通過案内す
    ることを特徴とする、塗布装置内で液状又はペースト状
    の媒体(12)を均一に調量するための方法。
  50. 【請求項50】 液状又はペースト状の媒体(12)の
    塗布量を調整するために、流過ギャップの流過面積が可
    変である、請求項49記載の方法。
JP8233229A 1995-09-06 1996-09-03 移動する材料ウエブに液状又はペースト状の媒体を直接又は間接的に塗布するための塗布装置並びに塗布装置内で液状又はペースト状の媒体を均一に調量するための方法 Pending JPH09103729A (ja)

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