JPH09103728A - コーティング溶液塗布装置 - Google Patents

コーティング溶液塗布装置

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Publication number
JPH09103728A
JPH09103728A JP8216254A JP21625496A JPH09103728A JP H09103728 A JPH09103728 A JP H09103728A JP 8216254 A JP8216254 A JP 8216254A JP 21625496 A JP21625496 A JP 21625496A JP H09103728 A JPH09103728 A JP H09103728A
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JP
Japan
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coating solution
coating
die
gas
gap
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Application number
JP8216254A
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English (en)
Inventor
Uwe Gartmann
ウベ、ガルトマン
Hermann Idstein
ヘルマン、イドシュタイン
Guenter Hultzsch
ギュンター、フルツシュ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
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Filing date
Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D19/00Degasification of liquids
    • B01D19/0021Degasification of liquids by bringing the liquid in a thin layer
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
    • B05C5/0254Coating heads with slot-shaped outlet
    • B05C5/0266Coating heads with slot-shaped outlet adjustable in length, e.g. for coating webs of different width

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続的、自動的かつ迅速に基材上での変化す
る形態に適合、すなわちコーティング幅を変化させるこ
とができるようにした装置を提供すること。 【解決手段】 スロットダイ1は、ダイ間隙12に配置
されるマスク4とともに上部ダイリップ2および下部ダ
イリップ3を含む。マスク4は、右側および左側の間隙
制限部13および14のそれぞれ、および分離ウェブ8
A,8Bおよび8Cを含む。下部ダイリップ3にはマニ
ホルド室10A〜10Dが設けられ、その中に導入手段
9A〜9Dを介してコーティング溶液が導入される。こ
れらの導入手段は上部ダイリップ2に配置される。マニ
ホルド室は、下部ダイリップ3に配置されているガスま
たは空気の導入手段11A〜11Dに接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットダイによ
って塗布される基材上でのコーティング溶液の幅を任意
に調整できる、走行する基材へのコーティング溶液塗布
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ホットメルト接着剤の塗布技術の分野で
は、幅調整が可能なスロットダイとして、可変のコーテ
ィング幅を調整するスピンドル、または段階的な幅に対
応する分割されたダイを用いて動作するものが知られて
いる。
【0003】走行する基材、特に紙基材にコーティング
混合物を塗布するコーティングヘッドであって、その基
材を横断するようにして測られるコーティング幅を任意
に調整できるものが、独国特許出願DE−A−1908
163に記載されている。この基材の下部には、加圧さ
れたコンテナが基材を横断するように広がっており、こ
のコンテナはコーティング混合物の連通路を有し、この
連通路には2つの側部壁とともに基材を横断するように
配置された2つのリップを有するダイが接続されてい
る。2つのリップのうちの少なくとも一方は、少なくと
もダイの一端に、盛り上げ高さを減少させるための切り
欠きを有している。
【0004】これらの切り欠きは、横断壁を有するスラ
イドによって制御されており、その横断壁は、ダイの側
部壁に平行して配置され、ダイの横断面に一致するよう
な形状をなし、かつ最大のコーティング幅でのスライド
の閉じた位置において、例えばダイの側部壁に対して押
圧接触する。スライドの横断壁の外側表面は、横断壁が
引っ込められたときにダイから生じる端部の流れに対し
て基材を保護する整流壁に隣接している。
【0005】コーティングが最大のコーティング幅でな
されるなら、スライドはその最も外側の位置に持って行
かれ、その位置で切り欠きを覆うとともに、ダイの関連
した側部壁に対してその横断壁が押圧する。コーティン
グ混合物は従って、ダイから切り欠きの下端へは出てく
ることはできないが、その代り、コーティング混合物
は、基材を横断するようにして測られるダイ全長にわた
って、基材の高さまで流れ出る。
【0006】他方、コーティングが、縮められたコーテ
ィング幅でなされるなら、スライドは押し込まれ、その
結果、部分的に、またスライドが完全に押し込まれてい
るなら十分に、切り欠きが露出することとなり、露出し
た切り欠きの長さに相当するコーティング混合物の流れ
の一部が、ダイから切り欠きの下端上へ出てくることが
許容される。
【0007】このコーティングシステムは従って、マニ
ホルド室と全コーティング幅にわたる狭いダイ間隙とを
有するダイと、2つの側部壁と制限横断壁とを有する調
整用の配列とを含んでいる。このシステムは6時の位
置、すなわちコーティング溶液が下からローラ上を走行
する基材に塗布されるような位置関係でのみ動作され
る。塗布溶液は、ダイ全長にわたる狭い間隙から出てき
て、調整用の配列が存在する範囲でのみ基材上へ案内さ
れる。調整用の配列によってカバーされていない制御さ
れない領域においては、塗布溶液は、基材に接触するこ
となく妨害されずに両側部へ出てきて、平らな容器に集
められる。
【0008】溶剤を含む冷たい接着用接着剤(glue)を
塗布する既知のダイの場合には、フロー室は、複数の互
いに独立したセグメントに細かく分けられる。溶剤を含
む冷たい接着用接着剤は、調整できる空気締切り弁を介
してフロー室のセグメントに個別に供給される。フロー
室の個々のセグメントからわき出しは、フロー間隙の出
口まで別々になされ、その結果、その冷たい接着用接着
剤溶液は隣接したセグメントに対して横切ることはでき
ない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】油圧ないし水圧により
連続的に調整できるピストンを幅制限として用いて動作
する連続的な幅調整システムには、シーリングの問題が
伴い、かつピストンはまた、たいていスピンドル手段に
よって調整されなければならないので、構造的に非常に
複雑である。粘性のある接着剤コーティング手段を用い
てコーティングを行うときには、幅を変化させるために
スロットダイを完全に開け、クリーニングした上で新た
なコーティング幅のための挿入物によって調整を行わな
ければならず、その結果、不連続な運転しか行うことが
できない。
【0010】特に、フォトレジスト、マイクロフィル
ム、防水等の加工フィルムおよび印刷板の製造において
は、コーティング幅はその変化する形態に適合されるよ
うにしなければならない。
【0011】本発明の目的は、連続的、自動的かつ迅速
に基材上での変化する形態に適合、すなわちコーティン
グ幅を変化させることができるようにした装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明によ
る、2つのダイリップのうちのいずれ一方に少なくとも
1つのガスまたは空気の導入手段を含み、この導入手段
がダイリップ内のコーティング溶液のためのマニホルド
室に接続されているスロットダイによって達成される。
【0013】本発明の発展形としては、2つのダイリッ
プのうちのいずれか一方に複数のマニホルド室があり、
それぞれのマニホルド室がガスまたは空気の導入手段に
接続されている。本発明のこのような実施例の変形例に
おいては、2つの外側のマニホルド室にそれぞれガスま
たは空気の導入手段が取り付けられ、内側のマニホルド
室はガスまたは空気の導入手段を有していない。好まし
くは、各マニホルド室はコーティング溶液の導入手段に
接続されている。
【0014】本発明のさらなる発展形としては、スロッ
トダイの間隙に、2つの間隙制御部と間隙制御部に挟ま
れる分離ウェブとを有するマスクが配置され、分離ウェ
ブがマニホルド室間の分離壁上に位置する。
【0015】本発明のさらなる発展形は、請求項6〜9
に明らかにされている。
【0016】本発明によれば、コーティング溶液は、マ
ニホルド室の1つからコーティング区域、すなわちマニ
ホルド室とダイ間隙間の間隙領域に入り、その場所にお
いて導入手段を介して供給されるガスまたは空気の圧力
によってその横方向の広がりが制限される。コーティン
グ幅は、ガスまたは空気の圧力を変化させることによ
り、特定の範囲内で変化され得る。なお、機械的に疲労
する部品がないので、動作はたいてい故障なく行われ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面に示さ
れた典型的な実施例に基づいてより詳細に説明する。図
1の部分的に破断された斜視図は、スロットダイ1の第
1の実施例についてのものであり、スロットダイ1の3
つの主要な構成部分、すなわち上部ダイリップ2、下部
ダイリップ3およびマスク4を示している。下部ダイリ
ップ3には、マニホルド室10A〜10Dがあり(ただ
し、図1にはそのうちのマニホルド室10A〜10Cの
みが示されている)、一方、上部ダイリップ2には、マ
ニホルド室に接続されたコーティング溶液の導入手段9
A〜9Dが配置されている。上部ダイリップ2と下部ダ
イリップ3はダイ間隙12を囲み、その中にマスク4が
配置されている。導入手段9A〜9Dは、マニホルド室
10A〜10Dに対向する通路を形成する。下部ダイリ
ップ3にあるマニホルド室10A〜10Dのそれぞれ
は、対応するガスまたは空気の導入手段11A〜11D
に接続されており、これらの導入手段11A〜11Dも
同様に下部ダイリップ3に配置されている。この実施例
の変形例として、スロットダイ1が、2つのダイリップ
2または3のうちのいずれか一方に、コーティング溶液
のマニホルド室10Aに接続されるただ1つのガスまた
は空気の導入手段11Aを含み、一方、他のマニホルド
室にはそのようなガスまたは空気の導入手段が接続され
ないようにしてもよい。同様に、2つの外側のマニホル
ド室10Aおよび10Dの各々に、ガスまたは空気の導
入手段11Aおよび11Dがそれぞれ取り付けられ、内
側のマニホルド室10Bおよび10Cはガスまたは空気
の導入手段を何も有していないようにすることもでき
る。マニホルド室の数が“4”に限定されないことはい
うまでもないが、マニホルド室の数は主としてスロット
ダイ1の全幅には左右され、マニホルド室の幅寸法の最
小限度を示せば5mm以上となる。実際には、マニホル
ド室の幅が40〜80mmの間にあると好結果をもたら
すことが証明されている。ガスまたは空気のための導入
手段11A〜11Dは、好ましくはマニホルド室10A
〜10Dの中心の向かい側に配置される。マニホルド室
間には、分離壁22A〜22Cがある(図6参照)。
【0018】図1および図7から分かるように、マスク
4は、右側および左側の間隙制限部13および14のそ
れぞれ、並びに分離ウェブ8A,8Bおよび8Cを含
む。分離ウェブの数は、いずれの場合にもマニホルド室
の数より1だけ少ないものとなる。ダイ間隙12の内部
では、分離ウェブ8A,8B,8Cがマニホルド室間の
分離壁上に位置するようになっている。図7から分かる
ように、分離ウェブは先のとがった三角形の外形を持
ち、間隙制限部13および14、並びに間隙制限部の結
合部24には、上部ダイリップと下部ダイリップを互い
に結合するとともにマスク4をダイ間隙12内の所定の
位置に固定するためのねじ(明示されていない)が貫通
する穴25が配置されている。図2の側面図には、塗布
ローラ5と、その上に案内される帯状の基材6(例えば
アルミニウムやその合金のいずれかからなる帯状のも
の)とが示されている。塗布ローラ5から少し離れた所
には、スロットダイ1の断面が示されており、その間隙
出口26が塗布ローラ5および基材6から所定距離だけ
離れた所に設けられている。コーティング溶液は、この
間隙出口26から現れ、基材6上に一定幅のコーティン
グ7を形成する。図2が明らかにするように、分離ウェ
ブ8A〜8Cの頂点23は、ダイ間隙12内においてあ
る特定の距離だけスロットダイ1の間隙出口26から後
退しており、この距離は1〜5mmとなっている。図4
に示されるように、分離ウェブ8A,8Bおよび8C
は、これらの頂点がそれぞれ同じ距離だけ間隙出口から
後退している。図2では、コーティング溶液の導入手段
9Aは上部ダイリップ2に設けられ、一方、マニホルド
室10Aおよび、ガスまたは空気の導入手段11Aは下
部ダイリップ3に配置されている。図2のスロットダイ
1は、ダイ間隙12の内部を左から右へ向かって、間隙
出口26、分離ウェブ8Aおよびマスク4の結合部24
を示しているが、分離フェブ8Aにはハッチングが施さ
れておらず、結合部24にはハッチングが施されてい
る。
【0019】図3には、スロットダイ1の別の実施例の
断面図が示されており、塗布ローラ5、基材6およびコ
ーティング7の側面図については図2のものと同じであ
る。このスロットダイ1の第3の実施例は、図1および
図2に示された第1および第2の実施例とは、マニホル
ド室10A〜10Dが上部ダイリップ2に配置され、同
様にこれらのマニホルド室へのガスまたは空気の導入手
段11A〜11Dも配置されているという点のみが異な
る。従って、コーティング溶液の導入手段9A〜9D
は、下部ダイリップ3に設けられる。図3の他の部分
は、図2において同一の番号が付された部分に相当する
ので、ここでは再度説明しない。
【0020】図4に示す塗布ローラ5、この塗布ローラ
5上に案内される帯状の基材6および破断されたスロッ
トダイの下部ダイリップ3の概略平面図においては、コ
ーティング7にはハッチングが施され、コーティング7
の右側端部16は実線で、コーティング7の変化する幅
に対応する右側端部17,18,19はこの右側端部1
6に平行に伸びる断続線で示されている。導入手段9A
〜9Dを通ってコーティング溶液はマニホルド室10A
〜10Dに流れ込む。図4では、例えばコーティング溶
液がマニホルド室10Aおよび10Bにのみ流れ込み、
一方、他の2つのマニホルド室10Cおよび10Dへの
コーティング溶液の流入は停止されている。2つのマニ
ホルド室10Aおよび10Bにおいては、コーティング
溶液はコーティング区域15Aおよび15Bのそれぞれ
の幅で分散され、すなわちコーティング区域15Aの幅
はマスク4の左側間隙制限部13から分離ウェブ8Aま
で広がり、コーティング区域15Bの幅は2つの分離ウ
ェブ8Aおよび8Bの間に広がる。コーティング溶液
は、最初のうちマスク4の間隙制限部13、および分離
ウェブ8Aおよび8Bによって側面からガイドされてい
る。コーティング区域15Aおよび15Bでは、流体静
力学的および流体力学的な圧力が同一となっているの
で、コーティング溶液はそれらの境界面で合流し、分離
ウェブ8Bの伸びる方向へ一緒になって流れ続ける。分
離ウェブ8Bの位置では、導入手段11Cから現れるガ
ス、例えば空気がコーティング区域15Bのコーティン
グ溶液のメニスカスに部分的に衝突する。コーティング
溶液の流体静力学的な圧力およびガスの気圧のため、こ
の点において平衡に達すると、その結果、あらかじめ決
められたガスの圧力におけるコーティング7の右側端部
16が得られる。導入されるガスの圧力レベルによっ
て、様々な右側端部17〜19を持つコーティング7の
幅を得ることができる。端部17および18は、ガスの
圧力の中間的な値、すなわち調整圧に対応している。こ
のような値は0.2ミリバール(mbar)から1バー
ル(bar)の範囲に位置している。20Aおよび20
Bの矢印は、導入手段9Aおよび9Bを介してマニホル
ド室10Aおよび10Bに供給されるコーティング溶液
の流れを示している。矢印21は、導入されたガスまた
は空気の分散流れであって導入手段11Cからスロット
ダイ1のダイ間隙に流れ込むものを示している。この点
について、コーティング溶液の導入手段9A〜9Dは実
際には、第1および第2の実施例の場合であれば上部ダ
イリップ2に配置されるものであるが、この上部ダイリ
ップ2は図4では見ることができないということをいっ
ておかなければならない。すなわち、図4では動作の態
様とコーティング溶液の流れの状態を説明するために、
実際には見ることができない導入手段9A〜9Dを描い
ている。
【0021】マニホルド室へのコーティング溶液の供給
の制御は、ニードル弁によって行われる。基材6上での
コーティング7の必要とされる幅に従って、2つ、3つ
または4つ全てのマニホルド室10A〜10Dにコーテ
ィング溶液が満たされる。すでに前述したように、マニ
ホルド室の数は決して4つには限定されないが、コーテ
ィング7の種々の幅の要求に従って決定される。コーテ
ィング7のコーティング幅は、コーティング区域1つに
つき±5mmの変化を達成することができ、これはすな
わち、図4の端部16と端部19間の距離が5mmに相
当するということである。分離ウェブ8A〜8Cの長さ
の変化、ガスまたは空気の導入手段11A〜11Dの数
の増加およびこれらの導入手段の断面の変化によって、
コーティング7の調整範囲の増加を図ることができ、そ
の結果、コーティング区域15A〜15Dにつき5mm
より大きいコーティング幅の変化を実現することができ
る。
【0022】ダイ間隙12の内部表面は、好ましくはシ
リコンやポリテトラフルオロエチレン等のコーティング
溶液に対して非粘着性の性質を有する材料によってコー
ティングされる。ダイ間隙12の内部表面のためのこれ
らのコーティング材料は、コーティング7の調整範囲に
影響し、これを増加させる。また、スロットダイ1をク
リーニングするための流水式洗浄用の通路として、ガス
または空気の導入手段11A〜11Dを用いることがで
きるという大きな利点を有する。クリーニング溶液、す
なわち流水式洗浄用の液体を導入手段11A〜11Dに
導入することにより、マニホルド室10A〜10Dおよ
びダイ間隙12は、それを開けなくともコーティング溶
液の残留物を取り除くことができる。
【0023】図5の上部ダイリップ2の平面図は、それ
ぞれ独立したマニホルド室10A〜10Dに対して、導
入手段9A,9B,9Cおよび9Dがそれぞれ2つずつ
あることを示している。必要に応じて、ダイ間隙12内
のコーティング溶液からできるだけ均一な厚さの薄膜が
得られるようにするために、独立したマニホルド室へ両
方の導入手段を介してコーティング溶液が導入される。
しかしながら、マニホルド室ごとの2つの導入手段の一
方がまた、他の導入手段によってコーティング溶液の充
填がなされる間、脱気のために用いられるようにしても
よい。コーティング溶液についての脱気の間に、コーテ
ィング溶液に含まれる可能性があるガスまたは空気の気
泡は、他の導入手段から漏れ出る。上部ダイリップ2に
は、その上側端部および2つの側端部に沿って、上部ダ
イリップを下部ダイリップに取り付けるためのねじを受
け入れる穴27が設けられている。
【0024】図6の下部ダイリップ3の平面図は、4つ
のマニホルド室10A〜10Dおよびマニホルド室間の
分離壁22A,22Bおよび22Cを示している。2つ
の左側のマニホルド室10Aおよび10Bの中心には、
ガスまたは空気の導入手段11Aおよび11Bが配置さ
れている。2つの他のマニホルド室10Cおよび10D
は例えば、そのようなガスまたは空気の導入手段を有し
ていない。
【0025】上部ダイリップと下部ダイリップが一緒に
され、互いに結合されてスロットダイを形成する際に
は、ねじ(図示されていない)が下部ダイリップ3の上
側端部および側端部に沿って配置された貫通穴28に取
り付けられる。
【0026】同様にして、2つの外側のマニホルド室1
0Aおよび10Dのそれぞれに、導入手段11Aおよび
11Dがそれぞれ取り付けられ、一方、2つの内側のマ
ニホルド室10Bおよび10Cは空気またはガスのため
の導入手段を有していないというようにすることもでき
る。さらにまた、例えば3つのマニホルド室が空気また
はガスの導入手段を含み、1つのマニホルド室がそのよ
うな導入手段を含まないといった配置(マニホルド室に
ついての考えられる全ての組み合わせが可能)をとるこ
とも有利かつ重要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスロットダイの第1の実施例を示
す部分的に破断された斜視図である。
【図2】塗布ローラ、塗布ローラ上に案内されるコーテ
ィングされた基材およびスロットダイの第2の実施例の
断面を示す側面図である。
【図3】図2と同様の側面図であってスロットダイの第
3の実施例の断面を示す図である。
【図4】塗布ローラおよび破断されたスロットダイの第
4の実施例の下部ダイリップ、さらにまた基材上でのコ
ーティング幅の変化を示す概略平面図である。
【図5】コーティング溶液の導入手段を有するスロット
ダイの上部ダイリップを示す平面図である。
【図6】マニホルド室とガスまたは空気の導入手段とを
有する下部ダイリップを示す平面図である。
【図7】ダイ間隙に配置されるスロットダイのマスクを
示す平面図である。
【符号の説明】
1 スロットダイ 2 上部ダイリップ 3 下部ダイリップ 4 マスク 5 塗布ローラ 6 基材 7 コーティング 8A〜8C 分離ウェブ 9A〜9D,11A〜11D 導入手段 10A〜10D マニホルド室 12 ダイ間隙 13,14 間隙制限部 15A〜15D コーティング区域 16,17,18,19 右側端部 20A,20B コーティング溶液の流れ 21 ガスまたは空気の分散流れ 22A〜22C 分離壁 23 分離ウェブの頂点 24 結合部 25,27 穴 26 間隙出口 28 貫通穴

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スロットダイによって塗布される基材上で
    のコーティング溶液の幅を任意に調整できる、走行する
    基材へのコーティング溶液塗布装置において、 スロットダイ(1)が2つのダイリップ(2,3)のう
    ちのいずれか一方に少なくとも1つのガスまたは空気の
    導入手段(11A)を含み、 この導入手段がダイリップ(2または3)内のコーティ
    ング溶液のためのマニホルド室(10A)に接続されて
    いることを特徴とするコーティング溶液塗布装置。
  2. 【請求項2】2つのダイリップ(2,3)のうちのいず
    れか一方に複数のマニホルド室(10A〜10D)があ
    り、それぞれのマニホルド室がガスまたは空気の導入手
    段(11A〜11D)に接続されていることを特徴とす
    る請求項1記載のコーティング溶液塗布装置。
  3. 【請求項3】2つの外側のマニホルド室(10A,10
    D)にそれぞれガスまたは空気の導入手段(11A,1
    1D)が取り付けられ、内側のマニホルド室(11B,
    11C)はガスまたは空気の導入手段を有していないこ
    とを特徴とする請求項1記載のコーティング溶液塗布装
    置。
  4. 【請求項4】各マニホルド室(10A〜10D)がコー
    ティング溶液の導入手段(9A〜9D)に接続されてい
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    のコーティング溶液塗布装置。
  5. 【請求項5】スロットダイ(1)のダイ間隙(12)
    に、間隙制限部(13,14)と間隙制限部に挟まれる
    分離ウェブ(8A,8B,8C)とを有するマスク
    (4)が配置され、分離ウェブ(8A,8B,8C)が
    マニホルド室(10A〜10D)間の分離壁(22A〜
    22C)上に位置することを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載のコーティング溶液塗布装置。
  6. 【請求項6】分離ウェブ(8A,8B,8C)が先のと
    がった三角形の外形を持ち、分離ウェブの頂点(23)
    がダイ間隙(12)内でスロットダイ(1)の間隙出口
    (26)から1〜5mmだけ後退していることを特徴と
    する請求項5記載のコーティング溶液塗布装置。
  7. 【請求項7】ダイ間隙(12)の内部表面がシリコンや
    ポリテトラフルオロエチレン等のコーティング溶液に対
    して非粘着性の材料によってコーティングされているこ
    とを特徴とする請求項1記載のコーティグ溶液塗布装
    置。
  8. 【請求項8】マニホルド室(10A〜10D)およびダ
    イ間隙(12)からコーティング溶液の残留物を取り除
    くために、クリーニング溶液をガスまたは空気の導入手
    段(11A〜11D)を介して導入できるようにしたこ
    とを特徴とする請求項2または3記載のコーティング溶
    液塗布装置。
  9. 【請求項9】コーティング区域(15A〜15D)の塗
    布幅を変化させるために、導入手段(11A〜11D)
    におけるガスの圧力または空気の圧力を0.2ミリバー
    ル(mbar)〜1バール(bar)の範囲で調整でき
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載のコーティ
    ング溶液塗布装置。
JP8216254A 1995-08-19 1996-08-16 コーティング溶液塗布装置 Pending JPH09103728A (ja)

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