JP3784070B2 - 縞状にコーティングするためのインサート - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、ウェブにコーティング材料を塗布するための装置に関する。更に詳細に述べると、本発明は、ウェブの幅方向の非コーティング領域と隣接して帯状または縞状にコーティング材料を塗布することに関する。
発明の背景技術
コーティングは、一般にコーティング材料またはコーティング溶液と呼ばれる液体の層を生地に塗布するプロセスである。提供される生地の形態は種々であるが、通常、長い連続材料シートをロールに巻いたウェブと呼ばれる形態で提供されることが多い。一般的な生地材料は、プラスチックフィルム、織布、不織布、紙などである。生地のコーティングを施す方法の一つは、繰出しロールからウェブを繰り出して、ウェブにコーティング材料の液体層を塗布し、ウェブに付着した液体層を凝固させ、コーティングを施したウェブをロールに巻き戻す諸工程を含んでいる。
金属コイル処理工程において、金属に潤滑油を塗布した場合、または基板表面を活性化あるいは化成するために化学反応材を塗布した場合のように、コーティング材料を塗布した後にコーティング材料が液体のままのことがある。また、他の例としては、コーティング材料に揮発性の液体が含まれている場合に乾燥によるコーティング材料の凝固が生じたり、熱、紫外線等による硬化が生じたり、あるいは前記以外の方法によって処理されて固形コーティング層があとに残る可能性がある。典型的なコーティング材料例は、塗料、ワニス、接着剤、光化学薬品、磁気記録媒体などである。ウェブにコーティング剤を塗布する方法は、E.D.コーエンとE.B.ガットオフ共著「現代コーティングならびに乾燥技術(Modern Coating and Drying Technology)」(1992年、ニューヨーク、VCHパブリッシャ社)ならびにD.サタス著「ウェブの処理・転化に関する技術と装置(Web Processing and Converting Technology and Equipment)」(1984年ニューヨーク、ヴァンボルトストランドレインホールドパブリッシング社)で論じられている。該方法はナイフコーターを含む。
ナイフコーティングは、ナイフとウェブ間の間隙がコーティング材料塗布厚の2倍未満であるようにして、静止個体部材と、ナイフと、ウェブとの間でコーティング材料の受け渡しを行う必要がある。コーティング材料はウェブとナイフの間を進み、コーティング材料塗布厚は間隙の大きさによって著しく変わる。他の例としては、ナイフコーターでローラに直接にコーティング剤を塗布した後に、ローラでコーティング剤をウェブに転写する場合もある。
種々のナイフコーターに特性を与える特徴の一つは、ナイフとウェブの間の間隙にコーティング材料を供給する方法である。ナイフコーターにはいくつかのタイプがあり、ダイス供給型ナイフコーターや、クロスフロー型ナイフコーターを含むトラフ供給型ナイフコーターなどがある。前述タイプのコーターを使って、コーティング材料をウェブ全体に塗布することもできるし、ウェブに縞状または帯状に塗布することもできる。
図1に記載のダイス供給型ナイフコーターは、狭間隔のスロットからコーティング材料を受け取る。スロットは、上流連結管と共に、ヘラ付け通路に供給するコーティング材料流をウェブ幅方向に均一に配分する。ダイスは2枚のプレートを備え、2枚のプレートは一方のプレートのスロット流路を形成するシムまたはくぼみと一緒にサンドイッチされる。ダイス供給型ナイフコーターを用いてコーティング材料を縞状または帯状に塗布するために、通常、スロット流路の特定のエリアを閉塞して、スロット流路のそのエリアからコーティング材料が外に出られないようにする。
コーティング材料は、スロット流路の閉塞されていないエリアからのみ外に出ることが出来、それによりコーティング区域と非コーティング区域から成る所望パターンがウェブ上に形成される。スロット流路は、スロット流路にシムを挿入することによって、または、テープまたは他の被覆材料などを用いてスロット流路の特定部分を被覆することによって、閉塞できる。
図2Aと図2Bに記載のトラフ供給型ナイフコーターは、広間隔のスロットすなわちトラフからコーティング材料を受け取る。コーティング材料は狭間隔のスロットと連結管によって供給され、ウェブの幅方向に均一に流量配分される。トラフ供給型ナイフコーターを用いて縞状または帯状にコーティング材料を塗布するために、通常、トラフの特定のエリアを閉鎖して、スロット流路のそのエリアからコーティング材料が外に出られないようにする。
コーティング材料は、トラフの閉塞されていないエリアからのみ外に出ることが出来、それによりコーティング区域と非コーティング区域から成る所望パターンがウェブ上に形成される。トラフは、テープまたは他の被覆材料を用いてトラフの特定の部分を被覆することによって閉塞できる。しかしながら、コーティング工程中にウェブがトラフを通過する際にウェブと該テープとが接触することあり、それによりウェブに望ましくないスクラッチや損傷が生じることがある。
他の例としては、トラフにダムを挿入することによって閉塞してもよく、その場合、各ダムは、ウェブの非コーティング状態で残す領域と同幅である。ダムの両側は、ウェブのコーティング領域と非コーティング領域との境界に一致する。この種のダムを使用する場合、通常、ダムの両側にコーティング材料による縁端ビードが形成され、ウェブと接触状態にあるダムの上面に流れてきたりする。これにより、ダムの上面を流れたコーティング材料が、ウェブのコーテイング材料を塗布しないはずの領域に付着してしまう。これが発生すると、このウェブ製品は所要の製造仕様に合致しなくなり、廃棄せざるをえない。
図3に記載のクロスフロー型ナイフコーターは、広間隔のスロットすなわちトラフから、コーティング材料を受け取る。コーティング材料はトラフの一方の横端部に供給され、トラフの幅方向にトラフの反対側横端部まで流れ、ウェブの幅方向に均一に流量配分される。ウェブ表面にコーティングされなかったコーティング材料は、トラフの供給端部とは反対側の端部から外に出る。クロスフロー型ナイフコーターを用いて縞状または帯状にコーティング材料を塗布するために、通常、トラフの特定のエリアを、トラフ供給型ナイフコーターと同じ方法によりテープまたはダムで閉塞して、トラフのそのエリアからコーティング材料が外に出られないようにする。トラフ供給型ナイフコーターでそうであるように、現行の縞状コーティング方法を利用してクロスフロー型ナイフコーターで縞状または帯状にコーティング材料を塗布することは困難である。
発明の概要
本発明のコーティングインサートは、コーティング装置を基準として下流方向に移動する生地にコーティング液が塗布されるときに、コーティング液の少なくとも一方の縁端を形成するためにコーティング装置内で使用される。コーティング装置は、第1ならびに第2の横端部と、横端部の間に延在するトラフ開口とを含み、トラフ開口は、トラフの上流ウェブエッジとナイフエッジの間に形成される。コーティング液はトラフ開口から出て、生地がトラフ開口を通過するのに伴って生地に塗布される。少なくとも1個のコーティングインサートがトラフに挿入される。
コーティングインサートは、生地に被着される液体の縁端を形成する第1ならびに第2の端部を有する縁端形成面を少なくとも1個備えた上面を有する。コーティングインサートを、該縁端形成面がトラフの第1の横端部に対向するようにトラフ内に配設するとき、該縁端形成面の第1の端部の方がその第2の端部よりもトラフのナイフエッジから遠い。また、縁端形成面の第2の端部の方が縁端形成面の第1の端部よりもトラフの第1の横端部から遠い。
また、コーティングインサートの上面は、生地に塗布される液体の別の縁端を形成できる第1ならびに第2の端部を有する第2の縁端形成面を備えることもできる。コーティングインサートを、その第2の縁端形成面がトラフの第1の横端部に対向するようにトラフ内に配設するとき、第2の縁端形成面の第1の端部は、第2の縁端形成面の第2の端部からよりも、トラフのナイフエッジからの方が遠くなる。また、第2の縁端形成面の第2の端部は、第2の縁端形成面の第1の端部からよりも、トラフの第2の横端部からの方が遠くなる。
コーティングインサートの縁端形成面は、直線部、湾曲部、および湾曲部と直線部の組合せ、のいずれかかを備えることができる。また、コーティングインサートは、トラフにコーティングインサートが挿入されるときに、コーテイング液を横方向に流せる横開口を備えることができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、ダイス供給型ナイフコーターの概略図である。
図2Aと図2Bは、トラフ供給型ナイフコーターの概略図である。
図3は、クロスフロー型ナイフコーターの斜視図である。
図4は、図3のクロスフロー型ナイフコーターの概略側面図である。
図5は、図3のクロスフロー型ナイフコーターのトラフの一部の斜視図である。
図6は、図5のクロスフロー型ナイフコーターのトラフの一部の平面図である。
図7は、本発明の別の実実地例による直線部と湾曲部を備えた上面を含むコーティングインサートの平面図である。
図8は、本発明の別の実施例によるコーティングインサートの斜視図である。
図9は、図8に記載のコーティングインサートの底面図である。
図10は、本発明の別の実施例によるコーティングインサートの斜視図である。
図11は、3個の異なるコーティングインサートについて、ウェブ速度変化に伴うウェブの非コーティング幅の変化を示すグラフである。
詳細な説明
図3と図4にクロスフロー型ナイフコーター10を示す。一実施例によれば、クロスフロー型ナイフコーター10は、コーティング剤を受け取る表面が通過するコーティング部16を含む。図に示すように、該表面は、変形可能なバックアップローラ14に支持されてこれを通過する。本明細書全体にわたって、クロスフロー型ナイフコーター10を含むナイフコーターならびに方法は、バックアップローラ14のまわりを移動するウェブ12などの生地に直接に液体をコーティングすることに関して説明される。変形例としては、転写ローラならびに他のローラのような中間構成要素を利用して生地にコーティング剤を転写することも可能である。他の液体をコーティングすることも可能である。図示の如きバックアップローラ14などの支持面に当ててコーティングすることもできるし、また支持面なしにコーティングすることもできる。また、コーターの開口が生地の下側にある必要はない。
コーター10は、少なくとも所望コーティング幅にわたって横方向に延在するトラフ18を含む。トラフは、曲面壁20と、それぞれの横端部にある端ダム22、24と、トラフ開口26とによって形成される。ウェブ12は、トラフ開口26の上方にあるコーティング部を通過する。ダム22、24の形状はローラ14の表面形状に適合していることが好ましい。コーティング作業時、ウェブ12は一般に、コーティング部の上流ウェブエッジ46の側からナイフ28すなわちコーティング部の下流ウェブエッジに向かって、移動する。トラフ18ならびにダム22、24と、バックアップローラ14の間の離間距離は、ローラ14の回転に伴ってウェブ12がトラフ18を通過できるに十分なものである。しかしながら、ダム22、24における該離間距離は、コーテイング液30がダム22、24からこぼれ出ない程度に小さくなければならない。ウェブ12と、トラフ18の下流ウェブ側の間の間隙部はヘラ付け通路であり、ここからコーティング液30が流出して塗膜となる。ナイフ28は、ウェブ12に塗布されるコーティング液30の厚さを調節する。ウェブ12と、トラフ18の上流ウェブエッジ46の間の間隙部は、トラフのその場所から液体が流れ出ないように考案されたダイナミックシールとなっている。トラフ18内のダム22、24の横方向位置を変更して、塗膜の幅ならびに横位置を調節できる。
このクロスフロー型ナイフコーター10は、ウェブ12の全幅にわたってコーティング材料30を塗布できる。あるいは、クロスフロー型ナイフコーター10を利用して、コーティング材料30をウェブ12の横幅方向に特定の幅の帯状または縞状に塗布して、コーティング材料30のこれら縞の間に非コーティング領域を残しておくこともできる。トラフ18に少なくとも1個のコーティングインサート60を設けることによって縞をコーティングできる。
図5と図6を参照すると、コーティングインサート60は、通常は、トラフ開口26の特定の領域を閉鎖することにより、コーティング材料30がトラフ開口26から出たり、ウェブ12のこれら領域に転写したりすることが、その特定領域においてないように作られている。距離Dは、これらコーティングインサート60がトラフ18内に配設されたときの隣接コーティングインサート60間の距離を表し、距離dは、ナイフ28におけるコーティングインサート60の幅を表す。しかしながら、運転時、ウェブ12に塗布されるコーティング液30の幅は、距離Dよりも広くなることがあり、これを図6に距離D’で示す。距離DとD’の差は、ウェブ12の非被覆幅の損失またはウェブ12の被覆幅の増加と呼ぶこともできる。従って、クロスフロー型ナイフコーター12の作動時のウェブ12上のコーティング材料30の幅の詳細を求めるために、後で理由を詳述する距離DとD’の差を考慮してトラフ18内のコーテイングインサート60の位置を調節しなくてはならない。
コーティングインサート60は中空にして、外面62、内面64、外面62と内面64の間の薄壁63、開口66、および上面68を備えることも可能である。上面68は、塗布される対向面の形状と一致する形状を有し、少なくとも1個の縁端形成面70と、上流エッジ75と、下流エッジ76と、を有する。コーティングインサート60の外面62は、トラフ18の曲面壁20の内面に適合することが好ましい。トラフ18の形状は、横方向にほぼ一定であるので、コーティングインサート60はトラフ18内の所望の位置にスライドできる。
コーティングインサートがトラフ18内に配設されるとき、縁端形成面70はトラフ18の横端部の一方に対向し、トラフ18の上流ウェブエッジ46に接触する上流ウェブ端部72と、ナイフ28に接触する下流ウェブ端部74とを有する。図示の通り、縁端形成面70がトラフ18の一方の横端部に対向しているので、下流ウェブ端部74と該横端部との距離は、上流ウェブ端部72と該横端部との距離よりも大きく、下流ウェブ端部74と上流ウェブ端部72を接続する個所は直線状である。この実施例において、上面68の横幅は、縁端形成面70の上流ウェブ端部72から下流ウェブ端部74に向かって直線状に減少する。しかしながら、上流エッジ75がコーティングインサート60の最も広い部分である必要はなく、下流エッジ76がコーティングインサート60の最も狭い部分である必要もない。
コーティングインサート60の縁端形成面70は1個だけで、コーティングインサート60の他のサイドは何か別の構成を備えていてもよい。例えば、コーティングインサートをダム22、24の一方または両方の所定の位置に使ってコーティング液30の1つの縁端を形成してもよく、その場合に必要なのは1つの縁端形成面70だけである。あるいは、コーティングインサート60を使ってコーティング液30の両縁端を形成するときは、コーティングインサート60は2つの縁端形成面70を有する。
コーティングインサート60は、図6に記載のコーティング方向からの縁端形成面70の角度αに著しく依存するコーティングプロセスをもたらす。角度αは、ウェブ12の横幅方向に特定の縞状コーティング特性を達成するように選択できる。例えば、縞状コーティングの考慮事項の一つは、特定のコーテイング条件下で、ウェブ12に塗布されるコーティング材料30の幅D’が、実のところ、2個のコーティングインサート60間の幅Dよりも大きい場合があるということである。与えられた幅Dのとき、被覆縞の実際の幅は、以下に述べるように、コーティングインサート60の角度αを変更することによって調整できる。
コーテイング幅に対する角度αの影響は、図11のグラフに最もよく示されている。この図は、それぞれ異なる角度αを有する3つのコーティングインサート60について、クロスフロー型ナイフコーターの同様動作条件下での被覆縞の代表的な幅変化を示している。この比較のために、それぞれのコーティングインサート60は、コーティング間隙、コーティング圧等を同様の実施条件の下で使用され、かつコーティング材料30は同一のものが使用された。具体的に述べると、角度αが0°のコーティングインサート60の働きを図11のA線で表し、角度αが15°のコーティングインサート60の働きをB線で表し、角度αが30°のコーティングインサート60の働きをC線で表す。
図11に記載されているように、ウェブ12が70m/分で移動していて、角度αが15°のコーティングインサート60が使用されているとき、非被覆幅の損失すなわち被覆幅の増加は約0.9mmである。ウェブの速度が100m/分に増加すると、非被覆幅の損失は1mmに増加する。ウェブ速度100m/分からウェブ速度約170m/分で非被覆幅の損失は約1mmで一定であり、それ以降、非被覆幅は1.5mmに増加する。ウェブ速度の増加に対応する非被覆幅の増加は、高ウェブ速度に必要なコーティング材料30の高流量によって生じる。このコーティング材料30の流量増加は、トラフ18内のトラフ圧力の増加を生じ、ウェブ12とコーティングインサート60の上面68の間のスペースに液体を押し込む傾向がある。
多くの場合、縞の幅が広くなることにより、製造者はその製品の被覆幅公差の規格に合わせられなくなる。しかしながら、図11に記載されているように、コーティングインサート60の角度αの変更とウェブ速度の変更を利用して非被覆ウェブ幅の変動をコントロールできる。角度αが0°から30°までのコーティングインサート60は、ウェブ速度の変化に伴って同様に非被覆幅の変化を生じる(すなわち、ウェブ速度が増加すると非被覆幅の損失が増加する)が、角度αを0°から30°に増加すると、それぞれ特定の線の速度での非被覆幅の損失が大幅に減少することが分かった。例えば、100m/分のとき、0°のコーティングインサートの非被覆幅の損失は2mmであり、15°のコーティングインサートの非被覆幅の損失は1mmであり、30°のコーティングインサートの非被覆幅の損失は約0.5mmであった。ウェブ12が70m/分で移動するとき、30°のコーティングインサートでは非被覆幅の損失は無く、15°のコーティングインサートの非被覆幅の損失は0.9mmであった。
縁端形成面70は、複数の直線部と湾曲部を有することもでき、その実例の一つを図7に示す。この実施例では、コーティングインサート60’の縁端形成面70’は、コーティングインサート60’がトラフ18内に配設されるときに上流ウェブ縁端に最も近くなる第1の部分82を備えている。第1の部分82は、ナイフ28に対して略直角で、直線状である。縁端形成面70’は、直線状または湾曲状であり得る第2の部分84も備えている。第2の部分84は、コーティングインサート60’がナイフエッジ28よりも上流ウェブエッジ46で広くなるように角度が付けられる。コーティングインサート60と同様で、コーティングインサート60の角度αが非被覆幅の損失をもたらしたように、コーティングインサート60’の角度α’の変更が前述のように非被覆幅の損失をもたらす。
各コーティングインサート60は2つの縁端形成面70を備えることもでき、その場合には、各縁形成面がトラフ18の対向横端部に対向し、1個のコーテイングインサート60は図6と図7に記載のタイプまたはいずれか他のタイプの1個の縁端形成面70を備えることができ、他方の縁端形成面70は異なっていてよい。あるいは、1個のインサート60の両方の端縁形成面70の形状は同一であってよいが、トラフ18の横幅を基準として対向する方向に角度が付けられる。
また、縁端ダム22、24の、ウェブ18の横方向中央と対向する方の側面は、コーティングインサート60について前述した角度付き縁端形成面(不図示)を備えることもできる。縁端ダム22、24の縁端形成面は、特にウェブ12のコーティング材料30の一番端の横縁端形成するのに使用される。この場合、トラフのナイフ側に最も近い縁端ダム22、24の縁端形成面の端部は、ウェブ12に塗布されるコーティング材料30の縁端を形成するのに使用される。これらの縁端ダム22、24は、コーティング材料30の縞または帯を形成するためのトラフ18内の補充的なコーティングインサート60と共に使用することも、または縁端ダムだけで使用することもできる。いずれの場合でも、縁端ダム22、24の一方だけに角度付き縁端形成面を備えることもできるし、縁端ダム22、24の両方に角度付き縁端形成面を備えることもできるし、縁端ダム22、24のいずれも角度付き縁端形成面を備えないこともできる。
再び図3を参照すると、コーティング作業時、コーティング液30はダム22の1つにある孔32を通じてソース36からトラフ18に供給される。コーティング液30は、トラフ18に沿って横方向に、トラフ18内にコーティングインサート60があればコーティングインサート60に達するまで、移動する。ウェブ12に塗布されないコーティング液30は、コーティングインサート60の開口66を通過する。さらに別のコーティングインサート60がある場合には、コーティング液30がそのコーティングインサート60に会合する毎に、当該プロセスがトラフの長さ方向に繰り返される。ダム22の反対側にあるトラフ18の端部に到達した余ったコーティング液30は、図3に示すように、対向ダム24の孔34から出て、フィルターすなわちクリーナー37を経由してソース36に戻ることが出来る。この孔34は、トラフ18に入り込んだ好ましくない異物および気泡を除去するためのベントとしても作用する。コーティング液30は、ポンプ(不図示)によってトラフ18全体を満たすのに丁度の速度で送られる。この速度は、ヘラ付け通路の間隙と、バルブで調節する孔34からの余分なコーティング剤の除去速度とによってコントロールされ、材料がトラフ開口26を出てコーティングされる速度と等しい。
コーティングインサート60の開口66の大きさならびに形状は、各コーティングの条件に応じて変わる可能性があり、また、製造しやすさならびに材料と製造費用の削減という理由だけで選定することもできる。場合によっては、コーティング液30がトラフ18の端から端に横方向に移動するときにコーティング液30が受ける抵抗を最小限することが望ましい。その場合、コーティングインサート60の開口66は、図5に記載されているように、大型のものでなくてはならず、内面64と外面62の間を薄壁63にして、開口66の領域を最大にする。
変形例として、コーティング作業時にコーティング液30が受ける抵抗が重要問題でない場合、図10のように、コーティングインサート100の開口102はコーティングインサート60の開口より小さくてもよい。この実施例では、開口102は、コーティングインサート100を横方向に貫通する略円形の孔である。但し、開口102は円形である必要はない。
図8に、横方向に貫通する開口92を有する別のコーティングインサート90を示す。開口92は略円形であっても、他の形状であってもよい。この実施例では、横方向に対して垂直方向のコーティングインサート90の幅は、開口92の下方から開口92の上方まで、ほとんどの個所が一様でない。図9に、図8のコーティングインサート90の底面図を示し、更に、ほとんどの個所でコーティングインサート90の上部よりもコーティングインサート90の下部の方が、横方向に対して垂直方向幅が小さいことを示す。
ナイフ28は、トラフの曲面壁20に取付けられた独立構成部品であってもよいし、曲面壁の表面であってもよい。また、ナイフ28は、平坦でも、湾曲していても、凹状でも、凸状でもよい。ナイフ28またはバックアップローラ14は、トラフ18とウェブ12の間の間隙が流体力学的圧力によって維持されるように、可撓性のあるものであってもよい。
クロスフロー型ナイフコーター10は、ナイフ28とウェブ12の距離を調節する機構も備えている。この調節機構は、トラフ18の両端のサポートに取付けられるアクチュエータ38を含む。図3に示されているように、ナイフの間隙を調整するためと、トラフ18を移動するために、同一アクチュエータ38を使用できる。トラフ18の入口端すなわち孔32付近の液圧は、出口端すなわち孔34の付近の液圧より僅かに高いので、横方向に均一な塗布を行うためには、出口端すなわち孔34におけるよりも、入口端すなわち孔32におけるヘラ付け間隙の方を僅かに小さくしなくてはならない。上記調節機構では、ヘラ付け間隔を各端部で独立に調節することができ、アクチュエータ38は互いに無関係に操作できる。
調節機構は、トラフ18、ナイフ28、バックアップローラ14を反らせてコーテイング剤がウェブ12に不均一に被着する原因となる、重力、流動力、熱等のストレスに対処することもできる。そのような対抗力は、例えば、ウェブの端から端まで延在する、トラフ18の下の埋込式流体充満ブラダー(不図示)を利用して、もしくは、ウェブ12の全体にわたって取付けられる不連続的な微可撓マウントまたは調整ボルトによって、またはトラフの端部間の追加アクチュエータ38によって得られる。あるいは、ナイフ28とトラフ18の組立体を、反りを防止するに十分な剛さに形成することもできる。それにも拘らず、トラフ18とナイフ28は、接合部の通過、コートアウト、交換のためにバックアップローラ14から後退できなくてはならない。
トラフはどのような形状であってもよいが、トラフの隅に生じるコーティング液のよどみを回避するために、図示のように、トラフは滑らかで連続的な壁を有することが好ましい。トラフ18内の縁端ダム22、24ならびにコーティングインサート60を保持するアンダーカットがトラフ18の上部の開口から切り込まれているので、直線横移動しか出来ないようになっている。トラフ18は、トラフ18がローラ14から後退するときにコーテイング液30がこぼれるのを防止するために、トラフ18をバックアップローラ14の真下に設けることも可能である。
コーティングインサート60は、図8のように、ナイフ28と上流ウェブエッジ46に対して垂直方向にコーティングインサート60を配設するための位置決定装置86を更に含むこともできる。位置決定装置86を利用して、トラフ18内においてコーティングインサート60をバックアップローラ14に向かって上方に押すことができる。位置決定装置86はコーティングインサート60とトラフ18との間を確実に封止するので、インサート60の外面62とトラフ18の曲面壁20の間、およびコーテイングインサート60の上面68にコーティング材料30が流れることはない。位置決定装置86の例として、コーティングインサート60の下部に取付けられるリーフスプリングおよびコーティングインサート60に縦方向に挿入されるネジを含む。
トラフ18の形状は横方向に一定であるので、トラフ18の内側形状に適合する、縁端ダム22、24ならびにコーティングインサート60の外側形状は、いずれの位置にもスライド可能で、取外しも容易であるので、クリーニングを楽にする。トラフ18の上部の開口26は、トラフがウェブ12から離れたときに、指または適切な道具を入れてトラフ18の壁をクリーニングできるほどの広さに構成できる。トラフ18の開口26は、スロットコーティングに利用するスロットよりもはるかに広い。(一般に周知実用例におけるスロットの幅は0.00254cmと0.254cmの間(0.001インチと0.100インチの間)である。)
トラフ18の断面積は、トラフ18の低動作圧を確保する程度に大きく、交換時に材料廃棄物が過度に出ない程度に小さい。トラフの圧力が小さければ、トラフ18とバックアップローラ14の間の分離力が小さくなって、ダイナミックシールの破壊が防止される。
コーティング液30は、ダム22の孔32を通じて一方の横端部からトラフ18に入り、ウェブの移動方向と交差するトラフ18の端から端まで移動する。ウェブ12にコーティング液30が塗布されるとき、下流ウェブ方向へのウェブの動きとトラフ18の端から端まで横方向のコーティング液流とが組み合わさって、螺旋状の液体流が生じる。コーティング液と一緒にトラフ18に入り込む気泡、ゲル状物質、または異物粒子は、ヘラ付け通路に入らずに螺旋流に残ることが観察された。出口孔34から軽く排出フローをかければ、これらならびに他の好ましくないものが一掃される。このフローは、ヘラ付け通路に混入した気泡、ゲル状物質、異物粒子が原因となって下流ウェブに条痕が生じる可能性を大幅に低減する。
図4を参照すると、ナイフ28は、ウェブに対向する縁端ダム22、24ならびにコーティングインサート60の表面とトラフ18のウェブ下流側の壁との交差部と同一直線上にある下流ウェブ後方エッジ42と上流ウェブ前方エッジ44とを有する。トラフ18は、対向する上流ウェブエッジ46も有する。ナイフ後方エッジ42は、コーティング液30とナイフ28と周囲空気との交差部にあり、コーテイングの表側はこの交差部から延在する。ナイフの表面ならびにトラフの壁は、必ずしも非連続である必要はない。トラフの上流ウェブエッジ46は、コーティング液30とトラフ18と周囲空気との交差部にあり、液体と空気の境界は、この交差部から、コーティング液30とウェブ12と周囲空気との交差部に及ぶ。図示のように、トラフ18内にあるいずれのコーティングインサート60の上面68についてそうであるように、ダム22、24の上面はトラフ18の上流エッジと同じ高さにある。変形例として、厚いコーティングをする場合など、該上面を該上流エッジより高くして、ダム22、24ならびにコーティングインサート60を通過した液体を横から漏らさずにヘラ付け通路の間隙を広くできる。
ウェブ12からナイフ後縁42までの垂直距離48は、コーティングされる液体の厚さの2倍未満である事が好ましく、ウェブ12とナイフ28の間の最も狭い間隙となる。均一な被覆を得るために、該間隙は、トラフ18の入口端から出口端に向かって僅かに変化させることもできる。へら付け通路を通る後方エッジ42までの間隙を次第に狭くする(すなわち、ヘラ付け通路を浅く収束する)ために、ウェブ12から前方ナイフエッジ44までの垂直距離50は、距離48より僅かに大きくなければならない。ナイフのエッジ42、44間の表面の形状は、平坦であっても、僅かに凹状であっても、僅かに凸状であってもよい。この表面の長さは、距離48の少なくとも10倍以上でなくてはならない。ウェブ12からエッジ46までの垂直距離52は、距離50とほぼ等しい。(前方ナイフエッジ44と同一直線上の)下流ウェブトラフエッジと上流ウェブトラフエッジ46の間の、トラフ18の上部の距離は、トラフ18をウェブ12およびバックアップローラ14から後退させたときに、クリーニングのためにトラフ18に難なく作業の手が届くに足る大きさである。
本発明の範囲または精神から逸脱することなく種々の変更または修正を行うことができる。例えば、本発明は、複数のコーティングインサートを、バー、ロッド等によって互いに離隔関係に固定する構成に容易に適応できる。このことは製造に有用で、トラフ内でコーティングインサートを相互に適切に配設するのに要する時間を最小限にする。工程セットアップ時、オペレータはコーティングインサート構成全体をトラフにスライドするだけよく、コーティングインサートを相互いに調節する必要はない。
また、本発明のコーティングインサートは、クロスフロー型ナイフコーター以外のナイフコーター内でも使用できる。例えば、本発明のコーティングインサートは、図2Aならびに図2Bに記載したタイプのトラフ供給型ナイフコータートラフに挿入できる。これらのコーティングインサートは、コーティングインサート60、90、100と同様な特徴を備えることができる。しかしながら、上記のトラフ供給型ナイフコーターでは、トラフの横方向の端から端までコーティング材料を流す必要はないので、これらトラフ供給型ナイフコーターに使用するコーティングインサートには、(図5、図8、図10のそれぞれで、66、92、102で示される)コーティングインサート横方向開口は必要ない。

Claims (3)

  1. コーティング装置を基準としてウェブ下流方向に生地が移動されるのに伴って、生地にコーティング液を塗布するコーティング装置内で使用するコーティングインサートであって、
    コーティング装置は、上流ウェブエッジと、ナイフエッジと、生地がトラフ開口を通過するときに生地にコーティング液を塗布できるように生地に向かって開いている、上流ウェブエッジとナイフエッジの間の開口と、第1の横端部と、第2の横端部と、を備え、コーティングインサートはトラフに挿入可能であり、
    第1の横端部に対向し、かつ生地に塗布されるコーティング剤の縁端を形成する少なくとも1個の縁端形成面を有する上面を具備し、縁端形成面は、第1の端部と第2の端部を有し、コーテイング装置のトラフ内にコーティングインサートが配設されるときに、第1の端部は第2の端部よりもトラフのナイフエッジから遠く離隔され、第2の端部は第1の端部よりも、第1の横端部から遠く離隔されることを特徴とする、コーティングインサート。
  2. 外面と、内面と、外面と内面とを連結する壁と、を更に具備し、内面は、コーティング装置のトラフ内にコーティングインサートが配設された時にコーティングインサートからコーティング液を流せる横開口を形成することを特徴とする、請求項1に記載のコーティングインサート。
  3. コーティング装置を基準としてウェブ下流側の機械の方向に生地が移動されるのに伴って、生地にコーティング液を塗布するコーティング装置であって、
    コーティング装置にコーティング液を供給するための手段と、
    上流ウェブエッジと、ナイフエッジと、生地がトラフ開口を通過するときに生地にコーティング液を塗布できるように生地に向かって開いている、上流ウェブエッジとナイフエッジの間の開口と、第1の横端部と、第2の横端部と、幅と、を具備するトラフと、
    コーティング液がトラフ開口から出るときにトラフの幅方向にコーティング液を流動するための手段と、
    トラフに挿入される少なくとも1個のコーティングインサートと、を具備し、
    コーティングインサートは、トラフの第1の横端部に対向して被覆生地の縁端を形成する少なくとも1個の縁端形成面を具備し、縁端形成面は、第1の端部と第2の端部を有し、第1の端部は第2の端部よりもトラフのナイフエッジから遠く離隔され、第2の端部は第1の端部よりも、第1の横端部から遠く離隔されることを特徴とする、コーティング装置。
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