JPH09103534A - スケートボード - Google Patents

スケートボード

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JPH09103534A
JPH09103534A JP29044695A JP29044695A JPH09103534A JP H09103534 A JPH09103534 A JP H09103534A JP 29044695 A JP29044695 A JP 29044695A JP 29044695 A JP29044695 A JP 29044695A JP H09103534 A JPH09103534 A JP H09103534A
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skateboard
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Katsumi Nishizawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さな回転半径で曲がることができ、且つ、
初心者でも思い通りに操舵可能なスケートボードを提供
する。 【解決手段】 車輪によって走行可能に支持した2つの
ステップ板1、2を約45度一方のステップ板側に傾斜
した連結軸14によって連結して相互に回動可能に形成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、近年スポーツ競
技としても親しまれているスケートボードに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のスケートボードは、一枚の板に二
対の車輪を設けたものが一般的で、遊戯者は坂を下った
り、片足で地面を蹴って勢いをつけて走行させ、進行方
向に向かって左右の片側に体重を移動させて板を傾ける
と共に撓ませることによって左右の車輪の接地度合いと
回転半径に変化を与えて操舵できるようになっていた。
【0003】また、この他特殊なスケートボードとし
て、実開平2−10885号及び実開平2−10886
号に開示されているもののように、車輪を備えた2つの
板をリンク等の連結部材によって相互に回動、摺動及び
回動自在に連結したものが提供されている。このスケー
トボードは、前後の板を回動、摺動及び回動可能にする
ことで、走行時に前後の板でまったく異なった複雑な動
きが起こるようにし、この動きに対応するためのより高
度な操作技術を追求して楽しめるようにしたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
スケートボードは、操舵時の板の傾きと撓みに限界があ
るため曲がり方はゆるやかで小さな回転半径で曲がるこ
とはできなかった。
【0005】また、後者のスケートボードは、あえて操
作を困難にするために前後の板を回動、摺動、回動自在
に形成しているので、回動、摺動及び回動は全く自由で
その動きの方向や角度に制限がなく、遊戯者の意思通り
に正確に操舵することはほとんど不可能であった。した
がって、相当の練習を経なければその使用は難しかっ
た。
【0006】そこで、この発明は、上述した不都合な点
等に鑑み、小さな回転半径で曲がることができ、且つ、
初心者でも思い通りに操舵可能なスケートボードを提供
することを課題として創出されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このためこの発明は、少
なくとも一対の車輪によって走行可能に支持した2つの
ステップ板を形成し、これらステップ板は、一端側同士
を鉛直線に対して約45度一方のステップ板側に傾斜し
た連結軸によって連結することで連結軸を回転軸として
相互に回動可能に形成したことにより上記課題を解決す
る。
【0008】また、前記ステップ板の少なくとも片方に
操舵棒を立設することが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
【実施例】第1図及び第2図を参照して、この発明のス
ケートボードの実施例を説明すると次の通りである。図
において示す符号1、2は、裏面に設けた一対の車輪6
によって走行可能に支持された2つの独立したステップ
板である。この実施例では、各ステップ板1、2の下面
に長手方向に沿って平行な2つの軸受板3を立設し、こ
れら軸受板3の軸受孔4に一連に車軸5を挿通して車軸
5の両端に車輪6を取り付けることで各ステップ板1、
2を走行可能に支持している。
【0010】一方のステップ板1は水平なステップ部7
と、ステップ部7の一端部から斜め45度下向きに延設
した傾斜部8とを有し、傾斜部8には挿通孔9が開穿さ
れている。
【0011】また、他方のステップ板2は水平なステッ
プ部10と、ステップ部10の一端部から斜めに適宜角
度下向きに延設して形成された連設部11と、連設部1
1から水平面に対して斜め45度上向きに延設して形成
され、且つ、前記一方のステップ板1の傾斜部8と重合
する傾斜部12とを有し、この傾斜部12には傾斜部
8、12同士が重合した状態で前記挿通孔9と重合する
位置に同じ大きさの挿通孔13が開穿されている。
【0012】重合した挿通孔8、13には、挿通孔8、
13よりも細径で両傾斜部8、12に対して垂直な向き
でこれらに一連に挿通されると共に、その挿通位置で脱
落不能とするために両端に太径の皿部15を形成した連
結軸14が配されている。両傾斜部8、12は、水平面
に対して45度の傾斜面で形成しているので、これに垂
直な向きで挿通した連結軸14は鉛直方向から他方のス
テップ板2側に約45度傾斜した状態になっている。そ
して、連結軸14が傾斜部8、12に挿通していること
で、両ステップ板1、2はこの連結軸14を回転軸とし
て相互に回動が可能になっている。
【0013】次ぎに、この実施例のスケートボードの使
用方法について説明する。まず一方のステップ板1を進
行方向前方に向けて前方となる足をそれに載せ、後方と
なる足で地面を蹴って走行させ、スピードがついたらそ
の足を他方のステップ板2に載せ、板上で左右に重心を
移動させてバランスをとりながら走行させる。
【0014】この時、4つの車輪6に均等に力がかかっ
ていると、前方の車軸5と後方の車軸5は平行でそのま
ままっすぐに進行し、この状態から例えば前方の車輪6
の左側に力をかけると、前方のステップ板1が後方のス
テップ板2に対して連結軸14を中心に左に回動して前
方の車軸5と後方の車軸5とに角度が生ずると共に、前
方のステップ板1が水平面に対して45度傾斜した連結
軸14を中心に回動することで前方の右側の車輪6が浮
き上がって3つの車輪6だけで走行することになり、左
に曲がって進行する。そして、より強く左側に力をかけ
れば、平行であった前方の車軸5と後方の車軸5との角
度が大きくなって、全体としては連結軸14を中心とし
た前方のステップ板と後方のステップ板との屈曲度合い
が増し、回転半径をより小さくして曲がることになる。
【0015】また、連結軸14に上から押圧力を加える
と、両ステップ板1、2の傾斜部8、12同士が強く当
接し合うことになり、これが前方のステップ板1を操舵
しようとした時にその回動を抑える働きをするので、前
方のステップ板1の左右への重心の移動と連結軸14へ
の踏み付けとを併用して微細な角度の調節操舵を行うこ
ともできる。
【0016】尚、この使用例では、一方のステップ板1
を前方、他方のステップ板2を後方にしているが、これ
を逆にしても同様にして走行、操縦は可能である。
【0017】図3に示したものは、本発明の他の実施例
であり、この実施例では前記実施例と同様の構成でスケ
ートボードを形成し、更にその両ステップ板1、2の端
部近傍に差込孔16、17を夫々穿設し、これら差込孔
16、17に対して一端を差し込むことで起立状態に取
り付けられる操舵棒18を予め形成して、その操舵棒1
8をステップ板1の差込孔16に取り付けたものであ
る。このように形成したスケートボードは、前記使用例
と同様にステップ板1を進行方向に指向させてステップ
板1、2に夫々片足ずつを載せて乗り、進行方向前方の
手で操舵棒18を掴めば、体を支える補助としてバラン
スをとりやすくなるし、操舵棒18自体を左右に動かす
ことでステップ板1をステップ板2に対して回動させて
操縦することが可能となる。また、使用方法はこれに限
らず両足共に後方のステップ板2に載せて、両手を操舵
棒18にそえても操縦は可能である。尚、操舵棒18は
ステップ板2の差込孔17にも取付可能であるから、逆
向きにして操縦することも可能である。
【0018】尚、ステップ板の形状、寸法、材質、構
成、車輪の設置数、連結軸の形状、寸法、材質、構成、
操舵棒の形状、寸法、材質、構成等は、上述した各実施
例に限定されないことは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】しかして、この発明によれば、少なくと
も一対の車輪によって走行可能に支持した2つのステッ
プ板1、2を形成し、これらステップ板1、2は、一端
側同士を鉛直線に対して約45度一方のステップ板側に
傾斜した連結軸14によって連結することで連結軸14
を回転軸として相互に回動可能に形成したから、遊戯者
が走行時に前方に向けた片方のステップ板の左右いずれ
かに体重をかけると、その片方のステップ板が連結軸を
回転軸として回動してもう片方のステップ板に対して屈
曲した状態になると共に、鉛直線に対して約45度傾斜
した連結軸14を回転軸に回動することで前方のステッ
プ板の体重をかけた側と反対側の車輪6が地面から浮い
た状態になり、前方のステップ板の重心移動方向への屈
曲と操舵逆方向側車輪6の浮上との相乗効果によって、
スケートボードを極小さな回転半径で曲がるように操舵
することが可能である。
【0020】また、この発明のスケートボードでは、操
舵において操作すべき可動部分はステップ板1、2相互
の回動部分だけであり、その回動も連結軸14を回転軸
とした一定方向に限られているので、遊戯者は熟練を要
することなく思い通りに操舵して操縦を楽しむことがで
きる。
【0021】更に、前記ステップ板の少なくとも片方に
操舵棒を立設すれば、操舵棒に手をそえて体を支えるこ
とでバランスをとりやすいのと同時に、操舵棒を左右に
傾けることでより楽にステップ板1、2の回動による操
縦を行えるようになり、小さな子供や女性、初心者等で
も簡単に楽しめるものとなる。
【0022】しかして、この発明によれば、スケートボ
ードに急なカーブも曲がることができる優れた機動力
と、初心者でも容易に操縦できる操作性とを具備せし
め、しかもそれを構成簡単で安価に製造できる等、産業
上極めて有益な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】この発明の一実施例を示す平面図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ステップ板 2 ステップ板
3 軸受板 4 軸受孔 5 車軸
6 車輪 7 ステップ部 8 傾斜部
9 挿通孔 10 ステップ部 11 連設部
12 傾斜部 13 挿通孔 14 連結軸
15 皿部 16 差込孔 17 差込孔
18 操舵棒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一対の車輪によって走行可能
    に支持した2つのステップ板を形成し、これらステップ
    板は、一端側同士を鉛直線に対して約45度一方のステ
    ップ板側に傾斜した連結軸によって連結することで連結
    軸を回転軸として相互に回動可能に形成したことを特徴
    とするスケートボード。
  2. 【請求項2】 前記ステップ板の少なくとも片方に操舵
    棒を立設した請求項1記載のスケートボード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2464565A (en) * 2008-10-21 2010-04-28 John Kevin Luff Skateboard with inclined steering axis
JP6166491B1 (ja) * 2017-01-13 2017-07-19 昊基 井手 キックボード

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2464565A (en) * 2008-10-21 2010-04-28 John Kevin Luff Skateboard with inclined steering axis
GB2464676A (en) * 2008-10-21 2010-04-28 John Kevin Luff Skateboard with inclined steering axis
JP6166491B1 (ja) * 2017-01-13 2017-07-19 昊基 井手 キックボード

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