JPH09102229A - 押出被覆ケーブルの外径制御方法 - Google Patents
押出被覆ケーブルの外径制御方法Info
- Publication number
- JPH09102229A JPH09102229A JP28462495A JP28462495A JPH09102229A JP H09102229 A JPH09102229 A JP H09102229A JP 28462495 A JP28462495 A JP 28462495A JP 28462495 A JP28462495 A JP 28462495A JP H09102229 A JPH09102229 A JP H09102229A
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- outside diameter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 引取線速が大きい場合も小さい場合も常に正
確な外径値の被覆線がえられる。 【解決手段】 線材1に押出機2において押出被覆して
なる被覆線1Aの外径を、引取装置6によるその被覆線
1Aの引取速度を増減して制御する方法において、押出
機2に近い位置に設けた第1外径測定装置4からの測定
外径信号と、本冷却槽5の下流に設けた第2外径測定装
置7からの測定外径信号との加算信号によって引取装置
6の引取速度を増減し、これによって被覆線1Aの外径
を制御することを特徴とする押出被覆ケーブルの外径制
御方法である。
確な外径値の被覆線がえられる。 【解決手段】 線材1に押出機2において押出被覆して
なる被覆線1Aの外径を、引取装置6によるその被覆線
1Aの引取速度を増減して制御する方法において、押出
機2に近い位置に設けた第1外径測定装置4からの測定
外径信号と、本冷却槽5の下流に設けた第2外径測定装
置7からの測定外径信号との加算信号によって引取装置
6の引取速度を増減し、これによって被覆線1Aの外径
を制御することを特徴とする押出被覆ケーブルの外径制
御方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は押出被覆ケーブル
の外径制御方法に関するものである。
の外径制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は線材1に押出機2において押出被
覆を被せた被覆線1Aの外径を制御する従来の方法を説
明するものである。図において符号3は補助冷却槽、5
は本冷却槽を示し、同6はたとえばキャタピラ式などの
引取装置を示す。
覆を被せた被覆線1Aの外径を制御する従来の方法を説
明するものである。図において符号3は補助冷却槽、5
は本冷却槽を示し、同6はたとえばキャタピラ式などの
引取装置を示す。
【0003】被覆線1Aの外径は冷却によって縮小した
後安定するものであるから、制御のための外径測定は冷
却槽の下流においておこなうべきであるが、押出機2か
ら外径測定点までの距離が長い場合は制御のための時間
遅れが生じ、正確な制御ができない不都合がある。この
ため押出機2の直後に補助冷却槽3を設け、この補助冷
却槽3の直ぐ下流に外径測定装置4を設け、ここで測定
した測定外径信号によって引取装置6の引取速度を増減
調整することによって被覆線1Aの外径を制御するので
ある。
後安定するものであるから、制御のための外径測定は冷
却槽の下流においておこなうべきであるが、押出機2か
ら外径測定点までの距離が長い場合は制御のための時間
遅れが生じ、正確な制御ができない不都合がある。この
ため押出機2の直後に補助冷却槽3を設け、この補助冷
却槽3の直ぐ下流に外径測定装置4を設け、ここで測定
した測定外径信号によって引取装置6の引取速度を増減
調整することによって被覆線1Aの外径を制御するので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら補助冷却
槽は線材の走行方向にあまり長くなくて冷却能力も高く
ないために、この補助冷却槽の通過だけでは被覆線の被
覆が完全に冷却して寸法が安定することはなく、本冷却
槽通過後に外径がさらに縮小することが多い。この結果
被覆線の外径が目的とする制御外径値より小さくなって
しまうことが生じる欠点があった。
槽は線材の走行方向にあまり長くなくて冷却能力も高く
ないために、この補助冷却槽の通過だけでは被覆線の被
覆が完全に冷却して寸法が安定することはなく、本冷却
槽通過後に外径がさらに縮小することが多い。この結果
被覆線の外径が目的とする制御外径値より小さくなって
しまうことが生じる欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
によるその解決手段は、線材に押出機において押出被覆
してなる被覆線の外径を、引取装置によるその被覆線の
引取速度を増減して制御する方法において、前記押出機
に近い位置に設けた第1外径測定装置からの測定外径信
号と、本冷却槽の下流に設けた第2外径測定装置からの
測定外径信号との加算信号によって前記引取装置の引取
速度を増減し、これによって前記被覆線の外径を制御す
ることを特徴とする押出被覆ケーブルの外径制御方法で
ある。
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
によるその解決手段は、線材に押出機において押出被覆
してなる被覆線の外径を、引取装置によるその被覆線の
引取速度を増減して制御する方法において、前記押出機
に近い位置に設けた第1外径測定装置からの測定外径信
号と、本冷却槽の下流に設けた第2外径測定装置からの
測定外径信号との加算信号によって前記引取装置の引取
速度を増減し、これによって前記被覆線の外径を制御す
ることを特徴とする押出被覆ケーブルの外径制御方法で
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】図1についてこの発明の方法を実
施するための装置例を説明する。図1において上流側か
ら、押出機2、補助冷却槽3、第1外径測定装置4、本
冷却槽5、第2外径測定装置7、および引取装置8が配
設されている。線材1は図の左方から押出機2に入り、
ここで押出被覆が形成されて被覆線1Aとなって引取装
置6に引き取られつつ図の右方に走行する。
施するための装置例を説明する。図1において上流側か
ら、押出機2、補助冷却槽3、第1外径測定装置4、本
冷却槽5、第2外径測定装置7、および引取装置8が配
設されている。線材1は図の左方から押出機2に入り、
ここで押出被覆が形成されて被覆線1Aとなって引取装
置6に引き取られつつ図の右方に走行する。
【0007】図1に書き込まれている制御のブロック線
図についてこの押出被覆装置の制御ラインを説明する
と、第1外径測定装置4と第2外径測定装置7からそれ
ぞれ延びる測定外径信号線は加算点にまとめられ、そこ
から引取装置6の駆動モータ(分離して描いていない)
に導かれる。
図についてこの押出被覆装置の制御ラインを説明する
と、第1外径測定装置4と第2外径測定装置7からそれ
ぞれ延びる測定外径信号線は加算点にまとめられ、そこ
から引取装置6の駆動モータ(分離して描いていない)
に導かれる。
【0008】この制御線図から自明なように、引取装置
の引取速度は第1外径測定装置4からの測定外径信号
と、第2外径測定装置7からの測定外径信号との総合値
によって制御される。したがって解決すべき課題の項で
挙げた例のように、たとえば補助冷却槽3の直後で測っ
て被覆外径が規定値より大きく、したがって従来ならば
第1外径測定装置4からの測定外径信号が引取装置6の
引取速度の増大を指令するとしても、本冷却槽5の通過
後の完全冷却後の外径が第2外径測定装置7からの測定
外径信号によって規定値より少ないといった場合は、従
来のように単純に引取速度の増速が指令されることな
く、両信号の総合値にしたがって、たとえば引取増速の
程度を少なく増速するといった補正がなされ、こうして
より精密な外径制御がなされることになるのである。
の引取速度は第1外径測定装置4からの測定外径信号
と、第2外径測定装置7からの測定外径信号との総合値
によって制御される。したがって解決すべき課題の項で
挙げた例のように、たとえば補助冷却槽3の直後で測っ
て被覆外径が規定値より大きく、したがって従来ならば
第1外径測定装置4からの測定外径信号が引取装置6の
引取速度の増大を指令するとしても、本冷却槽5の通過
後の完全冷却後の外径が第2外径測定装置7からの測定
外径信号によって規定値より少ないといった場合は、従
来のように単純に引取速度の増速が指令されることな
く、両信号の総合値にしたがって、たとえば引取増速の
程度を少なく増速するといった補正がなされ、こうして
より精密な外径制御がなされることになるのである。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、押出機に近い位置に
設けた第1外径測定装置からの測定外径信号と、本冷却
槽の下流に設けた第2外径測定装置からの測定外径信号
との加算信号によって引取装置の引取速度を増減調節し
て被覆線の外径を制御するものであるから、引取線速が
大きい場合でもまた小さい場合でも、制御に時間遅れも
なく、また完全冷却後の最終的な被覆線外径が制御の基
本になるために常に正確な外径制御ができる効果があ
る。
設けた第1外径測定装置からの測定外径信号と、本冷却
槽の下流に設けた第2外径測定装置からの測定外径信号
との加算信号によって引取装置の引取速度を増減調節し
て被覆線の外径を制御するものであるから、引取線速が
大きい場合でもまた小さい場合でも、制御に時間遅れも
なく、また完全冷却後の最終的な被覆線外径が制御の基
本になるために常に正確な外径制御ができる効果があ
る。
【図1】この発明を実施する装置例を示し、制御線を併
記した簡略側面図である。
記した簡略側面図である。
【図2】従来の装置を示す同様の側面図である。
1 線材 1A 被覆線 2 押出機 3 補助冷却槽 4 第1外径測定装置 5 本冷却槽 6 引取装置 7 第1外径測定装置
Claims (1)
- 【請求項1】 線材(1)に押出機(2)において押出
被覆してなる被覆線(1A)の外径を、引取装置(6)
によるその被覆線(1A)の引取速度を増減して制御す
る方法において、前記押出機(2)に近い位置に設けた
第1外径測定装置(4)からの測定外径信号と、本冷却
槽(5)の下流に設けた第2外径測定装置(7)からの
測定外径信号との加算信号によって前記引取装置(6)
の引取速度を増減し、これによって前記被覆線(1A)
の外径を制御することを特徴とする押出被覆ケーブルの
外径制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28462495A JPH09102229A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 押出被覆ケーブルの外径制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28462495A JPH09102229A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 押出被覆ケーブルの外径制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09102229A true JPH09102229A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17680879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28462495A Pending JPH09102229A (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 押出被覆ケーブルの外径制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09102229A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007214042A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 押出被覆ケーブルの被覆厚制御方法 |
WO2009130805A1 (ja) * | 2008-04-22 | 2009-10-29 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | Pet樹脂押出被覆設備およびpet樹脂押出被覆方法 |
JP2011258506A (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-22 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 電線の製造方法 |
-
1995
- 1995-10-05 JP JP28462495A patent/JPH09102229A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007214042A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 押出被覆ケーブルの被覆厚制御方法 |
WO2009130805A1 (ja) * | 2008-04-22 | 2009-10-29 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | Pet樹脂押出被覆設備およびpet樹脂押出被覆方法 |
JP2011258506A (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-22 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 電線の製造方法 |
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