JP2001013382A - 自己支持型ケーブルの製造方法 - Google Patents

自己支持型ケーブルの製造方法

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JP2001013382A
JP2001013382A JP11181017A JP18101799A JP2001013382A JP 2001013382 A JP2001013382 A JP 2001013382A JP 11181017 A JP11181017 A JP 11181017A JP 18101799 A JP18101799 A JP 18101799A JP 2001013382 A JP2001013382 A JP 2001013382A
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tension
cable
cable core
self
supporting
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JP11181017A
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Tadaaki Haruki
只昭 春木
Masahiro Eguchi
正廣 江口
Noboru Shoji
登 東海林
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己支持型ケーブルの製造における支持線部
に対するケーブルコア部の余長の制御において、その制
御の応答性を早くし、ケーブル全長にわたって予め定め
た余長率になるように精密に制御する。 【解決手段】 支持線2とケーブルコア4を平行にして
押出し機6に供給し、支持線4には張力付与装置5にて
張力を付与しながら押出し機6に供給して、支持線2及
びケーブルコア4のそれぞれ走行路際に設置した非接触
型のレーザ式速度測定装置11、12にてそれぞれの走
行速度を測定し、該測定結果に基づいて支持線2の付与
張力を変化させ、実際余長率が設定余長率に一致するよ
うに制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持線とケーブル
コアとを平行にして供給し、押出し機にてプラスチック
被覆を設けて横断面だるま型の支持線部とケーブルコア
部を有する自己支持型ケーブルを製造するに際し、支持
線部に対してケーブルコア部の方を長くして余長を有せ
しめた自己支持型ケーブルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】支持線とケーブルコアを平行にして一括
して覆う横断面だるま型のプラスチック被覆を設けた自
己支持型ケーブルは、通信用等で多数使用されている。
それらの自己支持型ケーブルは架空に布設されて風圧を
受けるため、大きな張力がケーブルに加わるだけでな
く、風速の変動、風の方向変動等によって、ケーブルに
大きなダンシング振動等も発生する。このような風圧に
よる影響を少なくするため、横断面だるま型の首部に
は、必要に応じて長手方向に細長い窓を間欠的に設け
て、風がその間を通過し易くするという方法が採られて
いる。
【0003】また、光ファイバ心線をケーブルコア内に
収容した自己支持型ケーブルでは、架空に布設したと
き、ケーブルに加わる張力によって、支持線部と共にケ
ーブルコア部が伸びる。ケーブルコア部が伸びて光ファ
イバ心線自身にも張力が加わると、光ファイバ心線の伝
送特性の悪化につながるので、架空布設張力等で支持線
部が伸びてもケーブルコア部が伸びないように、支持線
部の長さよりもケーブルコア部の長さの方を長くする余
長を有するケーブルとすることが行われている。
【0004】また、余長を有するケーブルとすることに
よって、ケーブルの中間部で支持線を切断せずにケーブ
ルコアの一部又は全部を分岐する場合にも、作業に必要
なケーブルコアの弛みを確保することが出来るので、分
岐等の作業がし易くなる。なおここでは、余長率はケー
ブルコア部の長さを支持線部の長さで割ったものとす
る。従って、余長を有するケーブルは、余長率が1より
も大きいケーブルである。
【0005】図2(A)(B)は、そのような自己支持
型ケーブルの一例を示す斜視図及びX方向横断面図であ
って、20は自己支持型ケーブル、21は鋼線、鋼撚り
線等からなる支持線、22は光ファイバ心線等を含むケ
ーブルコア、23はポリエチレン等プラスチックからな
る横断面だるま型の被覆、23aは首部、23bは窓、
24aは支持線部、24bはケーブルコア部である。
【0006】首部の厚さは2〜4mm程度、首部の高さ
は4〜5mm程度で、窓の幅が2〜4mm程度、一つの
窓の長さは20〜70cm程度と、種々のものがある。
また、窓がないものもある。また、これらの自己支持型
ケーブルの場合、余長率は1.003程度で、支持線部
24aの長さよりもケーブルコア部24bの長さの方が
0.3%程度長くなっている。
【0007】このような自己支持型ケーブルは、支持線
とケーブルコアを平行にして押出し機に供給し、押出し
機にてだるま型のプラスチックからなる被覆を押出し成
形し、冷却水槽等で冷却した後、首部に回転カッターを
間欠的に押付けて窓を開ける方法、押出し機のクロスヘ
ッドにおけるダイの中又は出口に樹脂流路の一部を遮る
ピンを配置して、そのピンの挿抜を一定時間毎に繰り返
すことによって、首部に相当する部分の樹脂の流れを遮
断したり開放したりして、窓を形成したり首部を形成し
たりする方法、等によって製造されている。
【0008】また、ケーブルコア部に余長を有せしめる
方法としては、次の方法が用いられている。押出し機に
供給する支持線にバックテンションを加えて一定の伸び
を与えた状態で、支持線とケーブルコアを平行にして一
括してだるま型の被覆を施して、出来上がったケーブル
を巻取りドラムに巻き取る。そうすると、支持線に加え
られていた張力は開放されて、支持線の伸びが無くなっ
て支持線は縮むので、ケーブルコア部が相対的に長くな
り、余長を有する状態になる。
【0009】また、別の方法として、押出し機にてだる
ま型被覆を施し、そのケーブルを冷却しながらホイール
に巻付け、支持線部の中心が描く軌跡の曲率半径よりも
ケーブルコア部の中心が描く軌跡の曲率半径を大きくす
ることによって、ケーブルコア部の走行速度を支持線部
の走行速度よりも早めて、ケーブルコア部に余長を有せ
しめるという方法もある。
【0010】なお、支持線部とケーブルコア部との間に
窓がない場合であってもケーブルコア部を蛇行させて余
長を有せしめることが出来るが、窓がある方がケーブル
コア部が自由に蛇行し得るので大きな余長を有せしめる
ことが出来る。
【0011】図3は、特開平10−115754号に開
示されている余長を有せしめる製造方法を示す図であっ
て、図3(A)はその主要部を示す正面図、図3(B)
はA−A断面図である。以下図3について、本発明で使
用する用語に合わせて説明する。図3において、31は
支持線、32はケーブルコア、33は押出し機、34は
支持線部、35はケーブルコア部、36は自己支持型ケ
ーブル、37は冷却水槽、38はホイール、39は冷却
水噴出管、39aは冷却水、40は電磁バルブ、41、
42は計尺器、43は演算器、44は表示器、45は比
較器である。
【0012】この自己支持型ケーブル36は、支持線3
1とケーブルコア32を平行して押出し機33に供給し
て一括して横断面だるま型のプラスチック被覆を施して
製造され、支持線31上に被覆を設けた支持線部34及
びケーブルコア32上に被覆を設けたケーブルコア部3
5を有するものである。この自己支持型ケーブル36の
場合、冷却水槽37中に設置されたホイール38に支持
線部34及びケーブルコア部35を巻付け、そのホイー
ル38の周長差によって支持線部34よりもケーブルコ
ア部35の走行速度を早くしてケーブルコア部35に余
長を有せしめる。
【0013】なお、押出し機33に供給する支持線31
とケーブルコア32は、それぞれ計尺器41、42を通
過させて、時間当たりの長さを測定し、演算器43にて
余長率を計算し、表示器44にその余長率を表示すると
共に、比較器45にて設定余長率と比較して、その比較
値を基に、電磁バルブ40を自動操作して冷却水噴出管
39から噴出する冷却水39aの量を制御し、冷却水槽
37中の自己支持型ケーブル36の冷却条件を調整し、
余長率が設定値になるように制御する。この場合、冷却
水が多くなればプラスチック被覆の固化が早くなるの
で、余長率は小さくなり、冷却水が少なくなればプラス
チック被覆の固化が遅くなるので、余長率は大きくな
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】余長率は、ホイールの
周長差及び支持線に与える設定張力によって、ほぼ決ま
るが、押出し機の押出し条件等の変動によって、ケーブ
ルの長手方向に変動することがある。図3で説明した特
開平10−115754号方法は、ケーブルの長手方向
に余長率を制御する方法を示してはいるが、図3に示す
方法は周長差を有するホイールとそれに巻付けられる自
己支持型ケーブルを冷却する冷却水の量によって余長率
を制御するものであるので、制御の応答性も遅く、余長
率の変動を0.1%以下といった精密な範囲に制御する
のは困難である。
【0015】また、計尺器41、42として、2本のベ
ルトで挟む方式を採用しているため、ベルトの摩耗、変
形によって支持線31及びケーブルコア32の長さ測定
に誤差を生じ易く、精密に余長率を制御するのは難し
く、大まかな余長率変動を制御することしか出来ない。
また、計尺器として図3に示すものではなく、2つのロ
ーラで挟む方式を採用しても、ローラと支持線又はケー
ブルコアとの間でスリップが生じ易く、計尺誤差が生じ
易い。また、1つのローラとそれに押付けるベルトとの
組み合わせ計尺器を用いても、支持線又はケーブルコア
の外径変動によって計尺誤差が生じ易い。
【0016】この種の自己支持型ケーブルは、余長の必
要性からして余長率は定められた値以上に、例えば0.
2%以上にすることが求められるが、余長率があまり大
きくなると、支持線部とケーブルコア部を連結している
首部に無理な大きな力が加わり、首部の押出し成形が上
手く行かないことがある。従って、余長率の変動を0.
1%以下程度に押えることが求められている。ところ
が、上述した従来技術による計尺方法及び余長率制御方
法では、計尺誤差が大きくかつ余長率の制御応答も十分
でないので、精度の良好な余長率制御は難しい。
【0017】本発明は、計尺誤差を極めて小さいものと
し、かつ余長率の制御が容易な、自己支持型ケーブルの
製造方法を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の自己支持型ケー
ブルの製造方法では、支持線とケーブルコアを平行にし
て押出し機に供給し、張力付与装置にて支持線にバック
テンションを加えて張力を付与しながらその支持線を押
出し機に供給して、支持線及びケーブルコアのそれぞれ
走行路際に設置した非接触型のレーザ式速度測定装置に
てそれぞれの走行速度を測定し、該測定結果に基づいて
支持線の付与張力を変化させ、余長率が設定値と一致す
るように制御するものである。
【0019】支持線及びケーブルコアの走行速度を非接
触型のレーザ型速度測定装置にて測定することとしたの
で、速度の測定精度が高く、余長率を0.1%以下の精
度で測定することが可能である。また、非接触であるた
め、計尺器と被測定体とのスリップによる計尺誤差、ベ
ルト等の摩耗による計尺誤差も生じない。また、走行速
度の測定結果を基に支持線の張力を変化させることにし
たので、張力変化と余長率変化はリニアに変化し、余長
率を0.1%以下の精度に制御することが容易である。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の自己支持型ケー
ブルの製造における主要装置を示す正面図であって、1
は支持線供給リール、2は支持線、3はケーブルコア供
給リール、4はケーブルコア、5は張力付与装置、6は
押出し機、6aは窓成形ピン、7は冷却装置、7aは冷
却水槽、7b、7c、7dは巻付けホイール、8は引取
り機、9は自己支持型ケーブル、10は巻取りリール、
11、12はレーザ式速度測定装置、13は張力測定装
置、14は支持線張力制御装置である。
【0021】この自己支持型ケーブルの製造装置では、
支持線供給リール1から支持線2を繰出し、ケーブルコ
ア供給リール3からケーブルコア4を繰出して、それら
を平行にして押出し機6に供給する。支持線供給リール
1と押出し機6の間には張力付与装置5を設置して、支
持線2にバックテンションを加えて所定の張力を付与す
る。なお、支持線2の張力は、張力付与装置5と引取り
機8との間で加えられ、張力付与装置5と押出し機6と
の間に設置した張力測定装置13にて実際の張力を測定
する。なお、張力測定装置13としては、ホイールと歪
み計を組み合わせた市販のものを用いることが出来る。
【0022】また、支持線2とケーブルコア4の走行路
際には、それぞれ非接触型のレーザ式速度測定装置1
1、12を配置して支持線2とケーブルコア4の走行速
度を測定する。なお、レーザ式速度測定装置11、12
としては、日本科学工業株式会社製のレーザスピードシ
ステム MODEL CB150を使用することが出来
る。
【0023】このレーザ式速度測定装置は、光学センサ
から2本のレーザ光を出射し、測定空間でレーザ光を交
差させ、その干渉光中を被測定体を通過させることによ
って散乱光を生ぜしめ、その散乱光を受けてそれに含ま
れる被測定体の走行速度に比例した周波数成分から被測
定体の走行速度を求めるものである。また、本発明で使
用する非接触型のレーザ型速度測定装置としては、上記
製造会社の装置に限られるわけではないが、レーザ光を
照射してその反射光を受けて被測定体の走行速度を検出
する機能を有する必要がある。
【0024】また押出し機6では、支持線2とケーブル
コア4を一括して被覆するプラスチックの横断面だるま
型被覆を押出しにて施す。押出し機6の出口には窓成形
ピン6aを配置し、窓成形ピン6aによって樹脂流路を
周期的に遮断して、自己支持型ケーブル9の支持線部と
ケーブルコア部の間に窓を形成する。なお、窓成形ピン
6aを配置せず、窓のない首部が連続した横断面だるま
型の自己支持型ケーブルを製造することも出来る。
【0025】冷却装置7では、冷却水槽7a中に複数の
巻付けホイール7b、7c、7dを配置して、自己支持
型ケーブル9の支持線部とケーブルコア部のそれぞれの
通過位置のホイール径に段差を設けることによって巻付
け周長に差を有せしめ支持線部に対してケーブルコア部
の走行速度が早くなるようにしながら、押出されたプラ
スチック被覆の冷却を行なう。また、冷却装置7を出た
自己支持型ケーブル9は引取り機8を経て巻取りリール
10に巻き取る。
【0026】支持線張力制御装置14には、予め定めた
設定余長率及び設定支持線張力を入力し、該設定支持線
張力に基づいて張力付与装置の張力設定を行なう。ま
た、レーザ式速度測定装置11、12で支持線2及びケ
ーブルコア4の走行速度を測定し、それを支持線張力制
御装置14に入力して、2つの走行速度から実際余長率
を計算で求める。そして、設定余長率と実際余長率との
差に基づいて支持線張力補正値を算出し、張力測定装置
で測定した支持線張力実測値を支持線張力補正値で補正
し、該補正された支持線張力に基づいて支持線張力制御
装置14から張力付与装置5に指令を与えて支持線2に
付与する張力を変化させ、実際余長率が設定余長率と一
致するように制御する。
【0027】実際余長率が設定余長率よりも大きくなる
と、支持線張力制御装置から張力付与装置へ支持線に付
与する張力を減少させる指令を出して、余長率が減少す
る方向に張力を変化させ、実際余長率が設定余長率より
も小さくなると、支持線張力制御装置から張力付与装置
へ支持線に付与する張力を増大させる指令を出して、余
長率が増大する方向に張力を変化させる。
【0028】また、支持線2の走行路際に設置するレー
ザ式速度測定装置11は、支持線供給リール1と張力付
与装置5の間において設置することが望ましい。その理
由は、次の通りである。張力付与装置5を通過した支持
線2は張力が付与されているため、張力付与による伸び
歪みに相当する分だけ走行速度が早くなり、張力によっ
て走行速度が変わるため、そこで支持線の走行速度を測
定する場合は、その伸び歪みに相当する分を補正する必
要がある。
【0029】それに対して張力付与装置5を通過する前
の支持線2はそのような影響を受けず、そこで測定した
支持線の走行速度とケーブルコアの走行速度から実際余
長率が直接算出することが出来る。勿論、張力による支
持線の伸び歪みを補正することにすれば、レーザ式速度
測定装置11を張力付与装置5と押出し機6との間に設
置することも可能である。
【0030】以上説明した図1に示す本発明に係わる装
置では、支持線の張力を付与し、更に冷却装置中の巻付
けホイールの支持線部とケーブルコア部が巻付く部分の
周長差を変えて、支持線部に対してケーブルコア部の余
長を有せしめている。この2つの技術の併用によって、
大きな余長率を確保することが出来るが、必要な余長率
がそれほど大きくない場合は、巻付けホイールが無くて
も本発明の適用は可能である。
【0031】また、図1に示す装置では、支持線張力制
御装置14を設置して、レーザ式速度測定装置11、1
2の測定結果を基に、余長率の実測値が設定値と一致す
るように自動的に張力付与装置による支持線の付与張力
を変化させる例を示しているが、レーザ式速度測定装置
から算出された実際余長率を表示させて、その表示に基
づいて、人手によって張力付与装置の張力設定を変化さ
せ、余長率の実測値が設定値と一致するようにすること
も可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明の自己支持型ケーブルの製造方法
では、支持線には張力付与装置にて張力を付与しながら
ケーブルコアと平行にして押出し機に供給して、支持線
及びケーブルコアのそれぞれ走行路際に設置した非接触
型のレーザ式速度測定装置にてそれぞれの走行速度を測
定し、該測定結果に基づいて支持線の付与張力を変化さ
せ、余長率を制御するものであるので、余長率の変動に
伴い直に支持線張力を変化させることが可能で、制御の
応答性が高く、精密に制御することが可能である。
【0033】また、支持線及びケーブルコアの走行速度
を非接触型のレーザ型速度測定装置にて測定することと
したので、速度の測定精度が高く、余長率を0.1%以
下の精度で測定することが可能である。また、非接触で
あるため、計尺器と被測定体とのスリップによる計尺誤
差、ベルト等の摩耗による計尺誤差も生じない。
【0034】また、支持線の走行速度を張力付与装置に
入る前に測定することによって、前述そたように張力付
与に伴う支持線の伸びに相当する分の走行速度を補正す
る必要もなく、実際余長率を正確に求めることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自己支持型ケーブルの製造方法の実施
形態に係る主要装置を示す正面図である。
【図2】自己支持型ケーブルの一例を示す図であって、
(A)は斜視図、(B)はX方向横断面図である。
【図3】従来技術による自己支持型ケーブル製造方法を
示す図であって、(A)はその主要部を示す正面図、
(B)はA−A断面図である。
【符号の説明】
1:支持線供給リール 2:支持線 3:ケーブルコア供給リール 4:ケーブルコア 5:張力付与装置 6:押出し機 6a:窓成形ピン 7:冷却装置 7a:冷却水槽 7b、7c、7d:巻付けホイール 8:引取り機 9:自己支持型ケーブル 10:巻取りリール 11、12:レーザ式速度測定装置 13:張力測定装置 14:支持線張力制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東海林 登 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 2H001 BB26 DD06 DD11 HH02 MM01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持線とケーブルコアとを平行にして押
    出し機に供給し、該押出し機にて該支持線とケーブルコ
    アとを一括して覆う横断面だるま型のプラスチック被覆
    を設ける自己支持型ケーブルの製造方法において、張力
    付与装置にてバックテンションを与えて押出し機に入る
    支持線に張力を付与しながら押出しを行いつつ、支持線
    及びケーブルコアの走行速度をそれぞれの走行路際に設
    置した非接触型のレーザ式速度測定装置にて測定し、自
    己支持型ケーブルの余長率が一定となるように該測定結
    果に基づいて前記支持線の付与張力を変化させることを
    特徴とする自己支持型ケーブルの製造方法。
  2. 【請求項2】 支持線とケーブルコアとを平行にして押
    出し機に供給し、該押出し機にて該支持線とケーブルコ
    アとを一括して覆う横断面だるま型のプラスチック被覆
    を設ける自己支持型ケーブルの製造方法において、張力
    付与装置にてバックテンションを与えて押出し機に入る
    支持線に張力を付与しながら押出しを行い、押出された
    ケーブルの支持線部とケーブルコア部を複数の巻付けホ
    イールの周長の異なる部分に巻き付けて通過させながら
    冷却を行いつつ、支持線及びケーブルコアの走行速度を
    それぞれの走行路際に設置した非接触型のレーザ式速度
    測定装置にて測定し、自己支持型ケーブルの余長率が一
    定となるように該測定結果に基づいて前記支持線の付与
    張力を変化させることを特徴とする自己支持型ケーブル
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記支持線側の走行速度の測定は、前記
    張力付与装置を通過する前の支持線の走行路際に設置し
    たレーザ式速度測定装置にて行なうことを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の自己支持型ケーブルの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記張力付与装置に対して指示を与える
    支持線張力制御装置に予め定めた設定余長率及び設定支
    持線張力を入力し、該設定支持線張力に基づいて前記張
    力付与装置の支持線張力を設定し、支持線及びケーブル
    コアを走行させながら前記レーザ式速度測定装置にて測
    定した支持線及びケーブルコアの走行速度を前記支持線
    張力制御装置に入力して実際余長率を計算で求め、前記
    設定余長率と該実際余長率との差に基づいて支持線張力
    補正値を算出し、前記張力付与装置と前記押出し機の間
    に設置した張力測定装置にて求めた支持線張力の実測値
    を前記支持線張力補正値で補正し、該補正された支持線
    張力に基づいて支持線張力制御装置から張力付与装置に
    指令を与えて支持線に付与する張力を変化させ、前記実
    際余長率が設定余長率と一致するように制御することを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自己支持型ケ
    ーブルの製造方法。
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