JPH09102215A - 照明器具の取付け構造及び照明器具の取付け構造に用いる取付けナット - Google Patents

照明器具の取付け構造及び照明器具の取付け構造に用いる取付けナット

Info

Publication number
JPH09102215A
JPH09102215A JP26056595A JP26056595A JPH09102215A JP H09102215 A JPH09102215 A JP H09102215A JP 26056595 A JP26056595 A JP 26056595A JP 26056595 A JP26056595 A JP 26056595A JP H09102215 A JPH09102215 A JP H09102215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
nut
mounting nut
lighting fixture
bolt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP26056595A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Murayama
浩史 村山
Takehiko Tanii
武彦 谷井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Kuroi Electric Ind Co
Original Assignee
Kuroi Electric Ind Co
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuroi Electric Ind Co, Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Kuroi Electric Ind Co
Priority to JP26056595A priority Critical patent/JPH09102215A/ja
Publication of JPH09102215A publication Critical patent/JPH09102215A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナットの緩み止めが確実にできて照明器具の
がたつきや落下を防止できる。ナットの緩み止めをする
に当たりボルト自体に何等の加工もしなくてよい。 【解決手段】 建築構造体から突設された取付けボルト
1と、取付けボルト1に螺合する取付けナット2と、取
付けボルト1が挿通すると共に、取付けナット2が挿通
不能なボルト挿通孔3を有する照明器具4とを備えた照
明器具4の取付け構造である。取付けナット2と照明器
具4との対向面間に出没自在な係止ピン5と、この係止
ピン5が係合する係合部6とをそれぞれ取付けナット2
と照明器具4とに設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明器具の取付け
構造及び照明器具の取付け構造に用いる取付けナットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】照明器具を取付けるに当たっては、建築
構造体から取付けボルトを突設し、この取付けボルトに
照明器具のボルト挿通孔を通し、取付けボルトに取付け
ナットを螺合して取付けナットを照明器具に押し当てる
ことで取付けボルトに照明器具4を取付けていた。
【0003】ところが、上記のような従来例にあって
は、地震などの振動が加わると、取付けナットが緩み、
照明器具が落下する恐れがある。このため、取付けナッ
ト2が取付けボルト1から脱落しないようにするため
に、図11のように、取付けボルト1に抜け止め孔50
を明けて、該抜け止め孔50に抜け止めピン51を通し
て取付けナット2の取付けボルト1からの脱落防止を行
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように取付けボ
ルト1に抜け止めピン孔52を設けて該抜け止め孔に抜
け止めピン51を通して取付けナット2の脱落防止を行
うものにおいては、取付けボルト1に孔明け加工を必要
で、加工性が悪いという問題があり、また、取付けナッ
ト2の取付けボルト1に対する固定位置が取付けボルト
1の上下方向において一定位置とならないので、取付け
ナット2を固定した際に抜け止めピン孔52が取付けナ
ット2で隠れたり、あるいは、取付けナット2に隣接し
て抜け止めピン51を抜け止めピン孔52に挿入不能と
なったりしないように抜け止めピン孔52の位置を取付
けナット2の予想固定位置よりもかなり下方に形成する
必要があり、このため取付けナット2のゆるみ代が大き
くなり、振動により取付けナット2が緩み、照明器具4
が落下はしないが、がたつくという問題がある。
【0005】本発明は上記の従来例の問題点を解決する
ことを課題とするものであり、ナットの緩み止めが確実
にできて照明器具のがたつきや落下を防止でき、またナ
ットの緩み止めをするに当たりボルト自体に何等の加工
もしなくてよく、更に、ナットを緩み止め状態に簡単に
取付けることができる照明器具の取付け構造及び照明器
具の取付け構造に用いる取付けナットを提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の照明器具の取付け構造は、建築構造体から
突設された取付けボルト1と、取付けボルト1に螺合す
る取付けナット2と、取付けボルト1が挿通すると共
に、取付けナット2が挿通不能なボルト挿通孔3を有す
る照明器具4とを備えた照明器具4の取付け構造におい
て、取付けナット2と照明器具4との対向面間に出没自
在な係止ピン5と、この係止ピン5が係合する係合部6
とをそれぞれ取付けナット2と照明器具4とに設けて成
ることを特徴とするものである。このような構成とする
ことで、係止ピン5を突出させて係合部6に係止するこ
とで取付けナット2と照明器具4とが係止ピン5の係止
により係止され、簡単に取付けナット2の緩み止めがで
きることになる。
【0007】また、取付けナット2が取付けボルト1の
軸方向に押し込んだ後に回転させて取付けボルト1に螺
合する構成となり、この取付けナット2に係止ピン5が
設けられ、照明器具4に係合部6としての係合孔が設け
られていることも好ましい。このような構成とすること
で、取付けボルト1への取付けに当たっては、取付けナ
ット2を取付けボルト1に対して軸方向に押し込んだ後
に、最後に取付けナット2を回転させて増し締めをする
だけでよく、取付けナット2の緩み止めに当たっても取
付けナット2に設けた係止ピン5を照明器具4に設けた
係合部6としての係合孔に挿入して係止することで簡単
且つ確実に取付けナット2の緩み止めができることにな
る。
【0008】また、本発明の照明器具の取付け構造に用
いる取付けナットは、ボディ7内に上下に開口孔8を設
けた空所9を設け、該空所9の内壁の上部を上部程径が
細くなった傾斜面部10とし、内側にねじ溝11の周方
向の一部を上下に多段に形成したねじ駒12の外面部の
上部に傾斜面部10に対応する傾斜部12aを設け、複
数個のねじ駒12を空所9の内側に沿って同心円状に配
置し、該複数のねじ駒12をばね13により上方に弾性
付勢して傾斜部12aを傾斜面部10に押接し、ボディ
7に係止ピン5を出没自在に取付けて成ることを特徴と
するものである。このような構成とすることで、開口孔
8に取付けボルト1を挿通し、この状態で取付けナット
2を取付けボルト1の軸方向に押し込むと、同心円状に
配置した複数のねじ駒12がばね13に抗して下方に押
されながら拡径して取付けボルト1に対して取付けナッ
ト2を軸方向に回転することなく移動でき、所定位置ま
で取付けナット2を軸方向に移動した後、最後に取付け
ナット2を回転すると、ばね13に押された状態でねじ
駒12が取付けボルト1の雄ねじ部に螺合しながら増し
締めがなされるものであり、また、増し締めした取付け
ナット2による固定状態において、内蔵していた係止ピ
ン5を突出させて取付けナット2の緩み止めができるこ
とになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を添付図
面に基づいて詳述する。図1乃至図4には本発明の一実
施形態が示してある。本実施形態においては、取付けナ
ット2のボディ7の中央部には上下に貫通してねじ孔1
4が形成してある。また、取付けナット2の上面部には
ボディ7よりも大径となったナット座面部15が設けて
ある。上記の構成の取付けナット2にはナット座面部1
5から出没自在な複数の係止ピン5が内蔵してある。
【0010】すなわち、ボディ7内に端部がナット座面
部15に開口した1乃至複数のピン収納穴部16を形成
し、該ピン収納穴部16内に上下移動自在に係止ピン5
が挿入してある。ピン収納穴部16の底と係止ピン5の
他端部との間にはばね材17が介在してあって、ばね材
17により係止ピン5にナット座面部15から突出する
方向のばね力が付与してあり、係止ピン5に設けたスト
ッパ部18がピン収納穴部16の開口縁部に形成した当
たり部19に当たった状態が、係止ピン5の先端部がナ
ット座面部15から一定長さ突出して停止した状態とな
る。係止ピン5の略中央部にはテーパ孔20が設けてあ
る。
【0011】一方、ボディ7には側面に開口し且つピン
収納穴部16に連通する押釦収納穴部21が設けてあ
り、該押釦収納穴部21に押釦22が係止ピン5の移動
方向と直交する方向に移動自在に収納してある。押釦2
2は一部が押釦収納穴部21から側方に突出しており、
押釦22の略中央部に設けたストッパ突起23が押釦収
納穴部21の入り口のストッパ縁部24に当接自在とな
っていて、このことにより押釦22が外部に脱落しない
ようになっている。押釦22にはテーパ突起部25が設
けてあり、係止ピン5の上端部がばね材17のばね力に
よりナット座面部15から突出してストッパ部18が当
たり部19に当たっている状態で、係止ピン5のテーパ
孔20の下面部のテーパ面の延長線上又は延長線よりも
若干上位置に、上記テーパ突起部25のテーパ面が位置
するようになっている。そして、押釦22を押すと、押
釦22に設けたテーパ突起部25がテーパ孔20に挿入
されテーパ突起部25のテーパ面によりテーパ孔20の
テーパ面を押し、このことにより係止ピン5がばね材1
7のばね力に抗して下方に下がり、係止ピン5の先端部
がナット座面部15から突出しない状態まで引き込むよ
うになっている。
【0012】上記のような構成の取付けナット2を用い
て建築構造体から突設された取付けボルト1に照明器具
4を取付けるのである。照明器具4にはボルト挿通孔3
が設けてあり、このボルト挿通孔3は取付けボルト1は
挿通することができるが取付けナット2が挿通不能な大
きさとなっている。照明器具4のボルト挿通孔3の近傍
には取付けナット2の係止ピン5の数と同じかもしくは
それ以上の数の係合孔が同心円上に設けてあり、この係
合孔が係止ピン5と係合する係合部6を構成している。
【0013】しかして照明器具4の取付けに当たって
は、スラブ、梁、あるいはその他の天井下地材等の建築
構造体から突設された取付けボルト1に照明器具4のボ
ルト挿通孔3を挿通し、図1のように照明器具4を天井
29の下面に押し当て、この状態で照明器具4のボルト
挿通孔3から突出した取付けボルト1の先端部に取付け
ナット2のねじ孔14をねじ込み、取付けナット2のナ
ット座面部15が照明器具4に接近した状態で、押釦2
2を押して係止ピン5を引き込ませ、図3のように取付
けナット2を締め付けて照明器具4にナット座面部15
を押し当て、この状態で押釦22を離して取付けボルト
1の先端を照明器具4に弾接した状態で、更に取付けナ
ット2をナット座面部15を照明器具4に押し当てたま
ま少し回して増し締めをすると図4のように係止ピン5
が照明器具4に設けた係合部6である係止孔にばね材1
7のばね力により弾性的に挿入係止され、取付けナット
2による照明器具4の取付けが完了する。このようにし
て取付けナット2により照明器具4を取付けると、地震
その他の振動が加わっても、取付けナット2は締め付け
た最終段階の状態で係止ピン5により緩み止めがなされ
ており、この結果、取付けナット2が緩んで照明器具4
ががたついたり、落下したりすることがなくなるもので
ある。
【0014】一方、照明器具4を取り外す場合には、押
釦22を押して係止ピン5を引き込ませた状態で取付け
ナット2を逆に回転することで、取付けナット2を外し
て照明器具4を取り外すことができるものである。図
5、図6、図7には本発明の他の実施形態が示してあ
る。この実施形態に示す取付けナット2は取付けボルト
1の軸方向に押し込んだ後に回転させて取付けボルト1
に螺合する構成となったいわゆるスピードナットと称さ
れるものに出没自在に係止ピン5を取付けたものであ
る。図5、図6、図7にはその取付けナット2の一実施
形態が示してあり、ボディ7内に上下に開口孔8を設け
た空所9が設けてあり、この空所9の内壁の上部が上部
程径が細くなった傾斜面部10となっている。空所9内
には、図8に示すような内側にねじ溝11の周方向の一
部を上下に多段に形成したねじ駒12が複数個同心円状
に配置してある。ねじ駒12の外面部の上部には傾斜面
部10に対応する傾斜部12aが設けてある。また、空
所9内には底板部30とねじ駒12との間にばね13、
ねじ駒受け板31が介在してあり、ばね13のばね力が
ねじ駒受け板31を介してねじ駒12に付勢され、円周
状に配置した複数のねじ駒12の傾斜部12aが傾斜面
部10に弾性的に押し当てられている。ここで、複数個
のねじ駒12は傾斜面12aが傾斜面部10に沿って移
動することでねじ径からねじ外径よりも大きな径まで移
動することができるようになっている。この実施形態に
おいても、係止ピン5の出没の構造は前述の実施形態と
同様の構造であり、このため、詳細な説明は重複するの
で省略する。
【0015】上記のような構成の取付けナット2を用い
て建築構造体から突設された取付けボルト1に照明器具
4を取付けるに当たっては、スラブ、梁、あるいはその
他の天井下地材等の建築構造体から突設された取付けボ
ルト1に照明器具4のボルト挿通孔3を挿通し、照明器
具4を天井(図5、図6、図7の実施形態では図示を省
略している)の下面に押し当て、照明器具4のボルト挿
通孔3から突出した取付けボルト1の先端部に取付けナ
ット2の開口孔8を挿通して図5矢印A方向に取付けナ
ット2を取付けボルト1の軸方向に押し込んで取付けナ
ット2を照明器具4にと当接させ、次に、図6のように
押釦22を押して係止ピン5を引き込ませた状態で取付
けナット2を回すことで増し締めをして複数のねじ駒1
2のねじ溝11を取付けボルト1のねじ部に螺合して本
締めをするのであるが、この増し締めの最後の段階で押
釦22を離して取付けボルト1の先端を照明器具4に弾
接した状態で、最後に少し取付けボルト1を回すと図7
のように係止ピン5が照明器具4に設けた係合部6であ
る係止孔に弾性的に挿入係止され、取付けナット2によ
る照明器具4の取付けが完了する。この実施形態におい
ては、取付けナット2の取付けに当たって回転操作とし
ては最後の増し締めのためのわずかな回転のみでよく
て、取付けが迅速に行えることになる。このようにして
取付けナット2により照明器具4を取付けると、地震そ
の他の振動が加わっても、取付けナット2は締め付けた
最終段階の状態で係止ピン5により緩み止めがなされて
おり、この結果、取付けナット2が緩んで照明器具4が
がたついたり、落下したりすることがなくなるものであ
る。
【0016】一方、照明器具4を取り外す場合には、押
釦22を押して係止ピン5を引き込ませた状態で取付け
ナット2を取り外して照明器具4を取り外すことができ
るものである。図9には本発明の更に他の実施形態が示
してある。すなわち、上記した各実施形態において、照
明器具4を取付けナット2で取付けボルト1に取付ける
最終段階において、係止ピン5を係合部6である係止孔
に挿入係止する前に増し締めするために取付けナット2
を回すに当たって、増し締めの途中で係止ピン5が係合
部6である係止孔に挿入係止されると、それ以上の増し
締めができないため、押釦22を押して係止ピン5を引
き込ませ、必要な増し締めを行う必要があるが、図8に
示す実施形態のように、係止ピン5の先端面部に傾斜面
35を設けることで、増し締めの際に押釦22を押して
係止ピン5を引き込ませる必要がないものである。すな
わち、係止ピン5の先端面部に設けた傾斜面35は取付
けナット2を締めるための回転方向B側程低くなるよう
な傾斜となっており、取付けナット2が照明器具4に接
近又は当接した状態で増し締めする際、係止ピン5が突
出したままの状態で取付けナット2を回して増し締めし
ても、係止ピン5は係合部6である係止孔に挿入されて
も、取付けナット2を強く回すことで係止孔の縁により
傾斜面35が下方に押されて係止ピン5が下方に下がる
ことで回転を継続することができ、必要な締め付け状態
で係止ピン5を係合部6に係止して取付けを完了するの
である。この実施形態において、取付けナット2の取付
け時には押釦22を押す必要がないので、取付けナット
2の緩み止めのための取付け操作が簡単に行えるもので
ある。この実施形態においても取り外しの際には押釦2
2を押して係止ピン5を引き込ませた状態で取付けナッ
ト2を取り外して照明器具4を取り外すことができるも
のである。なお、図8の実施形態の内部構造は図3又は
図5のいずれの構造のものであってもよい。
【0017】図10には本発明の更に他の実施形態が示
してある。この実施形態においては、ボディ7内に端部
がナット座面部15に開口した1乃至複数のピン収納穴
部16を形成し、該ピン収納穴部16内に上下移動自在
に係止ピン5が挿入してある。ピン収納穴部16の底と
係止ピン5の他端部との間にはばね材17が介在してあ
って、ばね材17により係止ピン5にナット座面部15
から突出する方向のばね力が付与してあり、係止ピン5
に設けたストッパ部18がピン収納穴部16の内面部に
形成した当たり部19に当たった状態が、係止ピン5の
先端部がナット座面部15から一定長さ突出して停止し
た状態となる。
【0018】ボディ7内には回転板40を回転自在に収
納するための収納部(図示せず)が設けてあり、該収納
部に回転板40が軸41を中心に回転自在に収納してあ
る。上記回転板40の軸41から偏心した位置にはレバ
ー42の一端部が軸により回転自在に枢支してあり、レ
バー42の他端は係止ピン5に軸により回転自在に枢支
してある。更に、ボディ7には上記回転板40の収納部
に連通する押釦収納部が設けてあり、この押釦収納部に
収納した押釦22の一端部を外部に突出させ、他端部を
軸により回転板40に回転自在に枢支してある。
【0019】しかして、押釦22を操作しない時にはば
ね材17のばね力により係止ピン5の先端部がナット座
面部15から一定長さ突出し、ストッパ部18が当たり
部19に当たっている。ここで、押釦22を押すこと
で、回転板40が回転し、回転板40の回転によりレバ
ー42が移動して係止ピン5をばね材17のばね力に抗
して引き込ませるようになっている。図10においては
ボディ7にねじ孔14を設けた例を示しているが、図5
のようなねじ駒12を設けた構造のものであってもよい
のは勿論である。また、この実施形態においても係止ピ
ン5の先端面に図8のような傾斜面35を設けたもので
あってもよいものである。
【0020】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、建築構造体から突設された取付けボ
ルトと、取付けボルトに螺合する取付けナットと、取付
けボルトが挿通すると共に、取付けナットが挿通不能な
ボルト挿通孔を有する照明器具とを備えた照明器具の取
付け構造において、取付けナットと照明器具との対向面
間に出没自在な係止ピンと、この係止ピンが係合する係
合部とをそれぞれ取付けナットと照明器具とに設けてあ
るので、ナットの緩み止めをするに当たって、ボルト自
体に何等の加工をすることなく簡単な構成で確実にナッ
トの緩み止めができて照明器具のがたつきや落下を確実
に防止することができるものである。
【0021】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、取付けナットが
取付けボルトの軸方向に押し込んだ後に回転させて取付
けボルトに螺合する構成となり、この取付けナットに係
止ピンが設けられ、照明器具に係合部としての係合孔が
設けられているので、取付けナットの取付けに当たっ
て、回転操作は最後の増し締めをする時のみでよく、取
付けナットの緩み止めに当たっても取付けナットに設け
た係止ピンを照明器具に設けた係合部としての係合孔に
挿入して係止することで簡単且つ確実に取付けナットの
緩み止めができ、これらの結果、取付けナットの緩み止
めの取付けが簡単な操作できるものである。
【0022】また、請求項3記載の発明にあっては、ボ
ディ内に上下に開口孔を設けた空所を設け、該空所の内
壁の上部を上部程径が細くなった傾斜面部とし、内側に
ねじ溝の周方向の一部を上下に多段に形成したねじ駒の
外面部の上部に傾斜面部に対応する傾斜部を設け、複数
個のねじ駒を空所の内側に沿って同心円状に配置し、該
複数のねじ駒をばねにより上方に弾性付勢して傾斜部を
傾斜面部に押接し、ボディに係止ピンを出没自在に取付
けてあるので、取付けボルトの軸方向に対して押し込ん
で最後に回転する取付けの簡単な取付けナットを簡単に
構成でき、しかも、この取付けが簡単で回転が最後の増
し締めのみでよい取付けナットを簡単な構成で緩み止め
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の取付けナットの取付け前
の断面図である。
【図2】同上の取付けナットの取付け前の斜視図であ
る。
【図3】同上の取付けの途中を示す半断面図である。
【図4】同上の取付けの完了を示す半断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態の取付け途中を示す半断
面図である。
【図6】同上の取付けの途中を示す半断面図である。
【図7】同上の取付けの完了を示す半断面図である。
【図8】同上に用いるねじ駒の斜視図である。
【図9】本発明の更に他の実施形態を示す取付けナット
の斜視図である。
【図10】本発明の更に他の実施形態を示す取付けナッ
トの断面図である。
【図11】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 取付けボルト 2 取付けナット 3 ボルト挿通孔 4 照明器具 5 係止ピン 6 係合部 7 ボディ 8 開口孔 9 空所 10 傾斜面部 11 ねじ溝 12 ねじ駒 12a 傾斜面部 13 ばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築構造体から突設された取付けボルト
    と、取付けボルトに螺合する取付けナットと、取付けボ
    ルトが挿通すると共に、取付けナットが挿通不能なボル
    ト挿通孔を有する照明器具とを備えた照明器具の取付け
    構造において、取付けナットと照明器具との対向面間に
    出没自在な係止ピンと、この係止ピンが係合する係合部
    とをそれぞれ取付けナットと照明器具とに設けて成るこ
    とを特徴とする照明器具の取付け構造。
  2. 【請求項2】 取付けナットが取付けボルトの軸方向に
    押し込んだ後に回転させて取付けボルトに螺合する構成
    となり、この取付けナットに係止ピンが設けられ、照明
    器具に係合部としての係合孔が設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の照明器具の取付け構造。
  3. 【請求項3】 ボディ内に上下に開口孔を設けた空所を
    設け、該空所の内壁の上部を上部程径が細くなった傾斜
    面部とし、内側にねじ溝の周方向の一部を上下に多段に
    形成したねじ駒の外面部の上部に傾斜面部に対応する傾
    斜部を設け、複数個のねじ駒を空所の内側に沿って同心
    円状に配置し、該複数のねじ駒をばねにより上方に弾性
    付勢して傾斜部を傾斜面部に押接し、ボディに係止ピン
    を出没自在に取付けて成ることを特徴とする照明器具の
    取付け構造に用いる取付けナット。
JP26056595A 1995-10-06 1995-10-06 照明器具の取付け構造及び照明器具の取付け構造に用いる取付けナット Withdrawn JPH09102215A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26056595A JPH09102215A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 照明器具の取付け構造及び照明器具の取付け構造に用いる取付けナット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26056595A JPH09102215A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 照明器具の取付け構造及び照明器具の取付け構造に用いる取付けナット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09102215A true JPH09102215A (ja) 1997-04-15

Family

ID=17349722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26056595A Withdrawn JPH09102215A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 照明器具の取付け構造及び照明器具の取付け構造に用いる取付けナット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09102215A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008004458A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Daiko Electric Co Ltd 照明器具の壁面取付構造
CN103267057A (zh) * 2013-05-13 2013-08-28 山东高唐智泰金马量仪科技有限公司 一种锁紧螺母、使用该锁紧螺母的锁紧结构及其安装方法
CN110193804A (zh) * 2019-05-06 2019-09-03 贵州电网有限责任公司 一种防螺帽滑脱螺杆螺帽的拆卸工具
CN112412952A (zh) * 2020-11-27 2021-02-26 天海航空发动机有限公司 一种杠杆式防松动螺母及杠杆式防松动螺母、螺栓紧固装置
CN112460131A (zh) * 2020-11-27 2021-03-09 天海航空发动机有限公司 一种液压式防松动螺栓及液压式防松动螺栓、螺母紧固装置
CN112460128A (zh) * 2020-11-27 2021-03-09 天海航空发动机有限公司 一种液压式防松动螺母及液压式防松动螺母、螺栓紧固装置
CN112460132A (zh) * 2020-11-27 2021-03-09 天海航空发动机有限公司 一种杠杆式防松动螺栓及杠杆式防松动螺栓、螺母紧固装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008004458A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Daiko Electric Co Ltd 照明器具の壁面取付構造
JP4638387B2 (ja) * 2006-06-23 2011-02-23 大光電機株式会社 照明器具の壁面取付構造
CN103267057A (zh) * 2013-05-13 2013-08-28 山东高唐智泰金马量仪科技有限公司 一种锁紧螺母、使用该锁紧螺母的锁紧结构及其安装方法
CN110193804A (zh) * 2019-05-06 2019-09-03 贵州电网有限责任公司 一种防螺帽滑脱螺杆螺帽的拆卸工具
CN110193804B (zh) * 2019-05-06 2023-12-15 贵州电网有限责任公司 一种防螺帽滑脱螺杆螺帽的拆卸工具
CN112412952A (zh) * 2020-11-27 2021-02-26 天海航空发动机有限公司 一种杠杆式防松动螺母及杠杆式防松动螺母、螺栓紧固装置
CN112460131A (zh) * 2020-11-27 2021-03-09 天海航空发动机有限公司 一种液压式防松动螺栓及液压式防松动螺栓、螺母紧固装置
CN112460128A (zh) * 2020-11-27 2021-03-09 天海航空发动机有限公司 一种液压式防松动螺母及液压式防松动螺母、螺栓紧固装置
CN112460132A (zh) * 2020-11-27 2021-03-09 天海航空发动机有限公司 一种杠杆式防松动螺栓及杠杆式防松动螺栓、螺母紧固装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7731130B2 (en) Loudspeaker mounting mechanism
JPH068084A (ja) 複数部分の解除可能な連結のための装置
JP2947738B2 (ja) 連結金具
CN116677687A (zh) 连接装置和用于连接两个部件的方法
JPH11114844A (ja) 内側多角形構造を有する固定具特にねじのための操作工具
JP2005172238A (ja) ファスナ
JPS61157814A (ja) 固定装置
JPH09102215A (ja) 照明器具の取付け構造及び照明器具の取付け構造に用いる取付けナット
KR20030063081A (ko) 토크동력공구용의 조절가능한 반작용 암과 이를 구비한토크동력공구
KR101974554B1 (ko) 풀림방지 기능을 갖춘 클램프 장치
US6691538B1 (en) Enhanced door lock capable of being locked from inner side of doorplate
JPH01203705A (ja) 板状体の組立具
JPH09158906A (ja) 軸スライドロック装置
JP2002061615A (ja) テーブル脚等の取り付け装置
JP2557504Y2 (ja) ガス栓取付け構造
GB2313168A (en) Security fasteners
JP2000167731A (ja) ねじ付き植込みボルト取付け工具
JPH0725450Y2 (ja) 締着具
JPH08232511A (ja) ドア用レバーハンドルの連結構造
JPH082362Y2 (ja) 検知器のロック機構
JP2587915Y2 (ja) ねじの緩み止め機構
JP2002192433A (ja) プルスタッドの取付け装置
JPH06264914A (ja) 部品取付装置
JP3200583B2 (ja) 手摺の取付具及び取付構造
JP4124328B2 (ja) キースイッチ装置に於けるシリンダー錠の取付け構造

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030107