JP4124328B2 - キースイッチ装置に於けるシリンダー錠の取付け構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定のキーを持っている人のみが、電気的機能のON/OFFをできるキースイッチ装置に於けるシリンダー錠の取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明のキースイッチ装置は、マンションの共用玄関の自動ドア、エレベータの昇降動を管理する共用電子機器の管理ドア、警報装置の開閉扉などに取り付けられる。この種のキースイッチ装置には、普通一般の鍵(板鍵)の操作によって作動するシリンダー錠がキースイッチを備えた枠状のスイッチ取付け板に固定的に装着されている。
【0003】
図8及び図9は、本発明と対比するためのキースイッチ装置Xの従来例を示す。1は枠状或いはボックス状のスイッチ取付け板で、このスイッチ取付け板1の内部には、単数又は複数本の支持棒を介してキースイッチ(マイクロスイッチ)2が設けられている。キースイッチ2は、アクチュエータや複数本のリード線3を有する。4はスイッチ取付け板1の前壁1aの嵌合孔に回動可能に設けられキースイッチON,OFF用の円板状従動部材である(図9参照)。従動部材4は、中央部に凹所5を有すると共に、この凹所5を基準としてその前面側に「+状」の係合溝6が形成されている。従動部材4の内端部には図示しないアクチュエータ(可動片)用の作動板がバネ部材のバネ力に抗して協働回転できるように一体的に設けられている。
【0004】
したがって、従動部材4が回転すると、作動板が協働回転し、その結果、アクチュエータを介してキースイッチ(マイクロスイッチ)2がON,OFFする。7は前記スイッチ取付け板1の前壁1aの四隅にそれぞれ形成された固着具8用のメネジ部である。
【0005】
一方、10はスイッチ取付け板1の前壁1aに前記固着具8を介して取り外し可能に装着されるシリンダー錠である。このシリンダー錠10は、ピンタンブラー等を内蔵するシリンダー錠本体11と、このシリンダー錠本体11の後端部に一体的に設けられた矩形状の取付け基板12とから成る。
【0006】
シリンダー錠本体11は、板鍵Kを差し込むことができる鍵孔13を有するロータ14を軸方向の中央部に備えている。このロータ14の後端部には従動部材4と係合する図示しない係合体が固定されている。またシリンダー錠本体11は、一番外側に位置する外筒体15を備え、該外筒体15の外周壁にはオネジ部16が形成されている。一方、取付け基板12の四隅にはメネジ部7にそれぞれ対応する固着具8用貫通小孔17が形成されている。
【0007】
次に18はシリンダー錠本体11のオネジ部16と螺合する調整ナット(六角ナット)、19はパッキンの機能を有するリング、20は内周縁部の適宜部位に半径方向の係合突起21を有する嵌合リンク、22はシリンダー錠本体11のオネジ部16の前端部に螺着するリング状化粧体、そして、23はシリンダー錠本体11が入り込む円形状の切込み孔24を有する取付け対象板(扉、パネルなど)で、前記切込み孔24の適宜部位には前記係合突起21が入り込む小被係合部25が半径方向に形成されている。
【0008】
上記構成に於いて、シリンダー錠10を交換する場合には、シリンダー錠本体11そのものを取り外すことができない。その理由は、シリンダー錠本体11と取付け基板12とは一体に成形されているからである。また、シリンダー錠10はスイッチ取付け板1の前壁1aに複数本の固着具8を介して固定され、しかも、キースイッチ装置Xは、次に説明するように取付け対象板23に複数の取付け手順を経た後に固定的に取り付けられているからである。
【0009】
まず、化粧体22をシリンダー錠本体11から外しておいて、パネル状の取付け対象板23の厚みに応じてシリンダー錠本体11に螺合している調整ナット18を回す。次にリング19及び嵌合リング20をシリンダー錠本体11のねじもと(取付け基板)方向へ移動させる。次に取付け対象板23の内側よりシリンダー錠本体11の先端部を切込み孔24に挿入し、外側より化粧体22を前記先端部に螺合するようにねじ込む。この時嵌合リング20の係合突起21を取付け対象板23の小被係合部25に係合させる。しかる後に内側より前記調整ナット18を締め付け、キースイッチ装置Xを取付け対象板23に確実に固定する。
【0010】
なお、キースイッチ装置Xの従来例としては、シリンダー錠の外筒体の外周壁にオネジを形成し、一方、スイッチ本体の取付け前面板にリング状のメネジ部形成し、シリンダー錠を前記取付け前面板に螺着した後に、スイッチ本体の垂直板に螺合する操作螺杆を操作し、スイッチ本体側の支持部材に揺動可能に設けた係合爪体の爪部を前記外筒体に形成した切欠状の係合部に係止させる構造のものがある。
【0011】
しかし、この実施例の場合には、シリンダー錠に切欠状係合部を形成しなければならないと共に、シリンダー錠の固定構造が複雑であるという問題点を有している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来のキースイッチ装置Xは、前述したように、シリンダー錠10のシリンダー錠本体11と取付け基板12は一体に成形されている、化粧体がシリンダー錠本体に螺合されている、シリンダー錠本体11を取付け対象板23から抜き取る必要がある等の理由から、シリンダー錠10そのものを交換する場合には、化粧体22をシリンダー錠本体11から取り外し、次に調整ナット18を緩めるなどし、次いでシリンダー錠本体11を取付け対象板23から引抜き、次いで複数本の固着具8を緩めるなどしなければ、シリンダー錠10をスイッチ取付け板1の前壁1aから外すことができなかった。
【0013】
そこで、本発明の目的は、スイッチ取付け板(スイッチ本体)を扉等から取り外さなくても、シリンダー錠をスイッチ取付け板から簡単に取り外し、又はシリンダー錠をスイッチ取付け板に固定的に装着することができることである。
すなわち、取付け対象板の内側から係止操作杆を操作するだけで、シリンダー錠をスイッチ取付け板の前壁から簡単に取り外しことができ、一方、シリンダー錠の後端部を、嵌合支持部材を介してスイッチ取付け板の前壁に添設した状態で係止操作杆を操作すると、直ちにスイッチ取付け板に対してシリンダー錠を固定的に装着することができることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明のキースイッチ装置に於けるシリンダー錠の取付け構造は、キースイッチ2Aを有するスイッチ取付け板1Aと、このスイッチ取付け板1Aの前壁1aにシリンダー錠10Aの係合突起43を有する後端部が嵌合する嵌合孔41が形成された取付け基板12Aが固定され、該取付け基板12Aの一側面から前記係合突起43用の案内間隙47及び該案内間隙と連通する内部空間48を形成しかつ前記シリンダー錠を支持する円弧状支持部46を有するシリンダー錠用の嵌合支持部材40と、この嵌合支持部材に嵌挿した状態で周方向に所定量回転させると、前記係合突起43が前記取付け基板12Aに設けた被係合部42のストッパー部分44に係止される得る前記シリンダー錠10Aと、前記スイッチ取付け板1Aに進退動自在に設けられたシリンダー錠用の棒状係止操作杆32とを備え、前記係合突起43が前記案内隙間47を摺り抜けた後、前記嵌合支持部材40を所定量回転させることで該係合突起43を案内隙間47から周方向にずらし、該係合突起43を前記ストッパー部分44に係止すると共に、係合突起43が移動した後の空所に前記係止操作杵32の先端部を挿入してシリンダー錠10Aの係止解除方向への回転を阻止するように構成したことを特徴とする。
【0015】
上記構成に於いて、係止操作杆32は、少なくとも枠状スイッチ取付け板1Aのメネジ31に螺合する後端部側のオネジ33と、スイッチ取付け板1Aの前壁1aから突出する前進時、係合突起43が移動した後の案内隙間47の空所に入り込む先端部側の係止部36とを有していることを特徴とする。
【0016】
ここで「キースイッチ」とは、所定の鍵をシリンダー錠の鍵孔に差込み、ロータを回転させると、シリンダー錠の後方に固定的に配設されたスイッチ取付け板1AのスイッチがON/OFFとなり、これにより信号を出力することができるものを言う。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1乃至7図は、本発明の一実施例を示す各説明図である。なお、本発明の一実施例の説明にあたって、説明の便宜上、前述した従来例と同一又は同様の部分については、同一の用語や同様の符合を用い、重複的な説明は割愛する。
X1はキースイッチ2Aを有するスイッチ取付け板(スイッチ本体)1Aと、このスイッチ取付け板1Aの前壁に固定的に添設されるシリンダー錠10Aとから成るキースイッチ装置である。
【0018】
スイッチ取付け板1Aは金属板や合成樹脂材でボックス状に形成され、その底壁はリード線3A用に開口している。ここでスイッチ取付け板1Aの各壁に符号を付すと、1aは前壁、1bは前壁と対向する後壁、1c,1cは左右の側壁、1dは上壁である。
【0019】
しかして、前記前壁1aの中央部には従動部材4Aが設けられている。従動部材4Aは従来例と同一であり、凹所5Aや係合溝6Aを有している。また従動部材4Aが回転すると、前記キースイッチ2Aは作動板やアクチュエータを介してON・OFFする点も従来例と同一である。さらに、スイッチ取付け板1Aの前壁1aの四隅にメネジ部7Aが形成されている点も従来例と同一である。
【0020】
しかしながら、スイッチ取付け板1Aの前壁1aの上端部に貫通孔30が形成されている点、この貫通孔30と水平線状で対向する前記後壁1bの上端部に短筒状のメネジ31が形成されている点が従来例のそれと異なる。前記貫通孔30及びメネジ31は、前壁1aの上端部に形成されているものの、後述するシリンダー錠用嵌合支持部材40の前壁1aに対する固定位置を考慮し、中心部から多少オフセットした部位(例えば右寄りの部位)にそれぞれ形成されている。
【0021】
次に貫通孔30及びメネジ31に進退動自在に螺合するシリンダー錠用係止操作杆32について説明する。特に図3及び図4を参照に説明すると、33は棒状の後端部側に形成され、かつ、スイッチ取付け板1Aのメネジ31に螺合するオネジで、このオネジ33の端部にはドライバー用のプラス溝34が形成されている。35は棒状の中央部に周設されたフランジ部で、このフランジ部35は係止操作杆32が回りながら後退すると、後壁1bの短筒状メネジ31の内端面に当接する。この時、棒状のやや先細り状係止部36は前壁1aの貫通孔30内まで後退する。37は先細り状係止部36とフランジ部35との間に位置する無ネジ部である。
【0022】
次にシリンダー錠用嵌合支持部材40について説明する。この嵌合支持部材40は、複数個の固着具8Aを介してボックス状スイッチ取付け板1Aの前壁1aに固定される。この嵌合支持部材40は、従来例のシリンダー錠10の取付け基板12並びにシリンダー錠本体11の外筒体15の一部に相当する機能を有している。
【0023】
すなわち、12Aは前記固着具8Aを介してスイッチ取付け板1Aの前壁1aに固定される取付け基板で、この取付け基板12Aの一部切欠状の四隅には、固着具8A用貫通小孔17Aが形成されている。この取付け基板12Aは従来例のそれと相違し、やや厚みがあり、しかも、中央部にはシリンダー錠10Aの係合突起43を有する後端部が嵌合する貫通状態の嵌合孔41が形成されている。この嵌合孔41の内径は、シリンダー錠10Aの無ネジ部外筒体15Aの外径寸法を考慮してスライド嵌合するように設定されている。
【0024】
また取付け基板12Aは嵌合孔41に対して半径方向にやや幅広に連通する被係合部としての係合孔42を有している。この係合孔42は、本実施例ではシリンダー錠10Aの外筒体15Aの後端部に突設した円弧状係合突起43,43が対称的な突起物であることから、これらに対応して左右或いは上下対称に形成されている。図5及び図6で示すように、対象的な2個の被係合部(係合孔)42,42の内部には、シリンダー錠10Aを周方向に多少回転した時に前記係合突起43,43の内面43a,43aがそれぞれ係合するストッパー面44,44が設けられている。
【0025】
また46は取付け基板12Aの前面から対向状態に突出する分離的円弧状支持部で、これらの円弧状支持部46,46には、前述したシリンダー錠10Aの係合突起43,43が摺り抜ける左右或いは上下一対の案内間隙47,47を設けてある。また円弧状支持部46,46は取付け基板12Aの前面に一体成形されている。また円弧状支持部46,46の外周壁には、調整リング18Aが螺合するオネジ部16Aがそれぞれ形成されている。
【0026】
しかして、円弧状支持部46,46で囲まれた内部空間48は、シリンダー錠10Aが嵌挿される部分であることから、内部空間48と取付け基板12Aの嵌合孔41とは互いに連通している。なお、本実施例の内部空間48の入口部分は、シリンダー錠10Aの外筒体15Aの先端部に固定された化粧体22Aの内周突壁50が入り込むことができるようにやや大きめに設定されている。
【0027】
最後にシリンダー錠10Aは、非常にシンプルな形態であり、前述した無ネジ部外筒体15Aと、この外筒体15Aの内部に内筒部材を介して設けられた鍵孔13Aを有するロータ14Aと、このロータ14Aの後端面に固定的に設けられ、かつ、スイッチ取付け板1A側の従動体4Aの係合溝6Aと係合する係合片51とから成り、前記外筒体15Aの後端部には、前述した係合突起43,43が設けられている。
【0028】
上記構成に於いて、キースイッチ装置X1は、従来例のようにマンションの共用玄関の自動ドア、エレベータの昇降動を管理する共用電子機器の管理ドア、警報装置の開閉扉など取付け対象板23に調整リング18Aなどを介して固定的に取り付けられている(図3参照)。この場合スイッチ取付け板1Aの前壁1aには複数個の固着具8Aを介してシリンダー錠用嵌合支持部材40が固着されている。またシリンダー錠10Aは、嵌合支持部材40に挿嵌され、かつ、該シリンダー錠10Aの係合突起43,43が嵌合支持部材40の係合孔42,42内のストッパー面44,44に面接触状態で係止されている。しかも、シリンダー錠10Aは、周方向に回転することができないようにシリンダー錠用係止操作杆32の係止部36により阻止されている。
【0029】
そこで、シリンダー錠10Aを交換しようとする場合には、まず取付け対象板23を開く。取付け対象板を開くと、キースイッチ装置X1のスイッチ取付け板1Aの後壁1bが見えるので、係止操作杆32の後端部33を掴み又は図示しないドライバーを利用して、例えば反時計方向に回転する。そうすると、係止操作杆32の先細り状係止部36は前壁の貫通孔30内まで後退する。その結果、係合孔42内に障害物が存在しなくなり、シリンダー錠10Aを係合解消方向へと回転させることができる。
【0030】
そこで、そのままシリンダー錠10Aに固定された化粧体22Aを介して該シリンダー錠10Aを所定の位置まで周方向に回転させる。
【0031】
そうすると、シリンダー錠10Aの係合突起43,43は嵌合支持部材40のストッパー面44,44から外れるので、その位置で引抜く。シリンダー錠10Aを嵌合支持部材40から引抜く時、シリンダー錠10Aの係合突起43,43は嵌合支持部材40の案内隙間47,47を摺り抜ける。
【0032】
これに対し、新しいシリンダー錠を嵌合支持部材40に固定的に装着する場合には、前述の態様とは逆である。まずシリンダー錠10Aの係合突起43,43を嵌合支持部材40の案内隙間47,47に合わせ、そのまま外筒体15Aを押し込む。この時所定の鍵Kをロータ14Aの鍵孔13Aに差し込むと、ロータ14Aは回転可能であるから、その点も考慮して係合片51がスイッチ取付け板1Aの従動体4Aの係合溝6Aに係合する位置まで新しいシリンダー錠を押し込む。そうすると、前記係合突起43が前記案内隙間47を摺り抜ける。
【0033】
新しいシリンダー錠の係合突起43,43が嵌合支持部材40の係合孔42,42に完全に入り込んだ所で、該新しいシリンダー錠を係合方向(周方向)へと所定量回転する。そうすると、新しいシリンダー錠の係合突起43,43は嵌合支持部材40のストッパー面(部分)44,44に係合する。付言すると、係合突起43が案内隙間47を摺り抜けた後に嵌合支持部材40を所定量回転させることで該係合突起43を案内隙間47から周方向にずらし、該係合突起43を前記ストッパー部分44に係止する。
【0034】
そこで、スイッチ取付け板1Aの後壁1bから係止操作杆32を時計方向へと回転する。そうすると、係止操作杆32は回りながら前壁1aから突出するように前進し、図7で示すように、係合突起43が移動した後の案内隙間47の空所に係止操作杵32の先端部(その係止部36)が挿入して、シリンダー錠10Aの係止解除方向への回転を阻止する。これにより新しいシリンダー錠は、複雑な手順を経ることなく、嵌合支持部材40を介してスイッチ取付け板1Aに対して添設状態で固定される。
【0035】
【実施例】
本発明の実施例に於いて、シリンダー錠用係止操作杆32は、一種の操作螺杆であるが、必ずしもスイッチ取付け板1Aの後壁に螺合させる必要はない。要は、前進時に嵌合支持部材40の嵌合孔41に連通する半径方向の係合孔42内に入り込み、シリンダー錠の回転を阻止することができれば十分であるから、例えば係止操作杆32の後端部の外周壁に係合溝を形成し、この係合溝を後壁の係合孔の縁部等に係止させても良い。
【0036】
また本実施例の係合部としの係合突起と、この係合突起に係合する被係合部としての係合孔は、任意に設計変更可能であるから、このような部分の設計変更は、作用・機能に特段の差違がない限り、本発明の均等物である。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては、取付け対象板の内側から係止操作杆を操作するだけで、シリンダー錠をスイッチ取付け板の前壁からシリンダー錠用嵌合支持部材を介して簡単に取り外しことができ、一方、シリンダー錠の後端部をスイッチ取付け板の前壁に前記嵌合支持部材を介して添設した状態で係止操作杆を操作すると、直ちにスイッチ取付け板の前壁に対してシリンダー錠を固定的に装着することができるキースイッチ装置に於けるシリンダー錠の取付け構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図7は本発明の一実施例を示す各概略説明図。図8及び図9は従来例を示す各説明図。
【図1】本発明の分解斜視図。
【図2】スイッチ取付け板の前壁に嵌合支持部材を固定した斜視図。
【図3】シリンダー錠を交換する場合の概略説明図。
【図4】要部(嵌合支持部材)の概略縦断面図。
【図5】要部(係止操作杆)の説明図。
【図6】シリンダー錠を係止固定する場合に於いて、正面側から見た概略説明図。
【図7】シリンダー錠の係合関係を背面側から見た要部の概略説明図。
【図8】従来例の一例を示す分解斜視図。
【図9】従来例の主要部を示す説明図(シリンダー錠をスイッチ取付け板から外した斜視図)。
【符号の説明】
X1…キースイッチ装置、K…鍵、1A…スイッチ取付け板、1a…前壁、1b…後壁、2A…キースイッチ、3A…リード線、4A…従動部材、5A…凹所、6A…係合溝、7A…メネジ部、8A…固着具、10A…シリンダー錠、12A…取付け基板、13A…鍵孔、14A…ロータ、15A…外筒体、16A…オネジ部、17A…貫通小孔、18A…調整ナット、22A…化粧体、23…取付け対象板、30…貫通孔、31…メネジ、32…係止操作杆、33…オネジ、34…プラス溝、35…フランジ部、36…係止部、37…無ネジ部、40…嵌合支持部材、41…嵌合孔、42…係合孔、43…係合突起、43a…係合突起の内面、44…ストッパー部分、46…円弧状支持部、47…案内間隙、48…内部空間、50…内周突壁、51…係合片。
Claims (3)
- キースイッチ2Aを有するスイッチ取付け板1Aと、このスイッチ取付け板1Aの前壁1aにシリンダー錠10Aの係合突起43を有する後端部が嵌合する嵌合孔41が形成された取付け基板12Aが固定され、該取付け基板12Aの一側面から前記係合突起43用の案内間隙47及び該案内間隙と連通する内部空間48を形成しかつ前記シリンダー錠を支持する円弧状支持部46を有するシリンダー錠用の嵌合支持部材40と、この嵌合支持部材に嵌挿した状態で周方向に所定量回転させると、前記係合突起43が前記取付け基板12Aに設けた被係合部42のストッパー部分44に係止される得る前記シリンダー錠10Aと、前記スイッチ取付け板1Aに進退動自在に設けられたシリンダー錠用の棒状係止操作杆32とを備え、前記係合突起43が前記案内隙間47を摺り抜けた後、前記嵌合支持部材40を所定量回転させることで該係合突起43を案内隙間47から周方向にずらし、該係合突起43を前記ストッパー部分44に係止すると共に、係合突起43が移動した後の空所に前記係止操作杵32の先端部を挿入してシリンダー錠10Aの係止解除方向への回転を阻止するように構成したキースイッチ装置に於けるシリンダー錠の取付け構造。
- 請求項1に於いて、係止操作杆32は、少なくとも枠状スイッチ取付け板1Aのメネジ31に螺合する後端部側のオネジ33と、スイッチ取付け板1Aの前壁1aから突出する前進時、係合突起43が移動した後の案内隙間47の空所に入り込む先端部側の係止部36とを有していることを特徴とするキースイッチ装置に於けるシリンダー錠の取付け構造。
- 請求項1に於いて、円弧状支持部46の外周壁に調整ナット18Aが螺合するオネジ部16Aが形成されていることを特徴とするキースイッチ装置に於けるシリンダー錠の取付け構造。
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