JPH09101891A - 情報処理装置及び例外処理用シーケンサ - Google Patents

情報処理装置及び例外処理用シーケンサ

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JPH09101891A
JPH09101891A JP26041195A JP26041195A JPH09101891A JP H09101891 A JPH09101891 A JP H09101891A JP 26041195 A JP26041195 A JP 26041195A JP 26041195 A JP26041195 A JP 26041195A JP H09101891 A JPH09101891 A JP H09101891A
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Hiroshi Hayakawa
浩史 早川
Harutsugu Fukumoto
晴継 福本
Hiroaki Tanaka
裕章 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ直接アドレツシングによる例外処理状
態への応答速度の高速化を図る。 【解決手段】 あるプログラムを実行している状態(S
10)において、割り込みが発生した場合には(S20
=YES)、例外処理用シーケンサが動作開始し、最初
に、割り込まれたプログラムのプログラム状態PSRの
スタックを退避する(S30)。ここまでは従来と同様
であるが、次に、まず例外処理ベクタを記憶装置からロ
ードし(S40)、続いて、プログラムカウンタPCの
スタック退避と例外処理ベクタのPCへのセットとを並
行して実行し(S50)、例外処理ルーチンへ分岐する
(S60)。この結果、例外処理時の直接アドレッシン
グに、従来は7サイクルを要していたのが6サイクルと
なり、応答速度を高速化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパイプライン処理方
式を採用した情報処理装置における例外処理遷移時の応
答速度の高速化技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、演算機能をIF(命令読み出
し),ID(命令解読),EX(演算),MA(メモリ
アクセス),WB(ライトバツク)の5つのステージに
分け、各ステージを並列して実行することにより、図3
に示すようなパイプライン処理を実行するマイクロプロ
セッサが知られている。
【0003】図4はこうしたマイクロプロセッサのブロ
ック図である。この種のマイクロプロセッサは、デコー
ダ1とデータパス2とから構成される。デコーダ1は、
アドレスバス4のデータに従つてメモリ(図示せず)か
らデータバス3を経由して命令を読み込み解読する。そ
して、この解読結果に応じて制御バス5を介してデータ
パス2を制御する。データパス2は、論理,算術,シフ
ト演算等を行う演算部2−1と、演算結果を格納するレ
ジスタファイル2−2と、現在のプログラムのアドレス
をカウントするプログラムカウンタ2−3と、演算部2
−1またはプログラムカウンタ2−3からアドレスバス
4への出力切り替えを行うアドレスユニット2−4とを
備える。プログラムカウンタ2−3は、PCレジスタ2
−3−1及びPSRレジスタ2−3−2の2本の32b
itレジスタを備えている。
【0004】パイプライン処理の各ステージとブロック
図との時間的対応についていうと、IFステージ時はプ
ログラムカウンタ2−3が、IDステージ時はデコーダ
1とレジスタファイル2−2が、EXステージ時は演算
部2−1が、MAステージ時はアドレスユニツト2−4
が、WBステージ時はレジスタフアイル2−2が、それ
ぞれ動作する関係にある。
【0005】このようなマイクロプロセッサにおいて、
通常状態から例外処理状態に状態遷移するとき、(1)
割り込まれたプログラム状態の退避と、(2)例外処理
ルーチンへの分岐の2つの処理が行われる。(1)のプ
ログラム状態とは割り込まれた命令の状態レジスタとそ
の命令のアドレスであり、退避先には記憶装置またはマ
イクロプロセッサの内部レジスタを用いる。
【0006】(2)の分岐アドレスのセット方法には2
通りあり、1つは例外処理発生源自体が情報処理装置に
アドレスを転送するベクトル割り込み方式で、もう1つ
は、あらかじめ記憶装置に分岐情報が格納されていて、
それを取り込む非ベクトル割り込み方式である。
【0007】ベクトル割り込み方式には、例外処理発生
源自体がマイクロプロセッサに分岐先アドレスを転送す
る「メモリ直接アドレツシング」と、記憶装置に分岐先
アドレスを記憶しておき、例外処理発生源は当該分岐先
アドレスの記憶されているアドレス又はベースアドレス
からのオフセット値をマイクロプロセッサに転送する
「メモリ間接アドレッシング」の2通りがある(「コン
ピュータアーキテクチヤ:オーム社」)。
【0008】従来のマイクロプロセッサにおけるメモリ
直接アドレッシングにおける例外処理状態への状態遷移
処理の流れは、図5に示すように構成されている。ある
プログラムを実行している状態(S110)において、
割り込みが発生した場合には(S120=YES)、最
初に、割り込まれたプログラムのプログラム状態PSR
のスタックを退避し(S130)、次に、プログラムカ
ウンタPCのスタックを退避し(S140)、例外処理
ベクタを記憶装置からロードし(S150)、例外処理
ベクタのプログラムカウンタをセットし(S160)、
例外処理ルーチンへ分岐する(S170)という手順が
採用されていた。
【0009】これをパイプラインの流れにて示すと、図
6に示すようになる。即ち、命令300の実行中のID
ステージ301で割り込み信号が入力されたとき、図示
の様にMAステージが3回繰り返された後にEXステー
ジが再び繰り返される命令処理サイクルが実行される。
このサイクル中の第1MAステージ302ではPSRレ
ジスタ2−3−2の内容を記憶装置へ退避する処理が実
行され、第2MAステージ303でPCレジスタ2−3
−1の内容を記憶装置に退避する処理が実行され、第3
MAステージ304で例外処理発生源より分岐先アドレ
スをロードする処理が実行され、第2EXステージ30
5で分岐先アドレスをPCレジスタ2−3−1にセット
する処理が実行され、命令310より例外処理ルーチン
が開始される。このときの割り込み応答は7サイクルと
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この様に、従来のメモ
リ直接アドレツシングによる例外処理状態への遷移に
は、MAステージを3回連続して繰り返した後でEXス
テージを実行する様に構成されているため、応答速度が
遅いという問題があった。
【0011】そこで、本発明は、メモリ直接アドレツシ
ングによる例外処理状態への応答速度の高速化を図るこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明の情報処理装置は、メモリ直接アドレ
ツシングに当たって、プログラムカウンタ及びプログラ
ム状態の両方の退避が完了する前に、分岐先アドレスの
ロードを行うことを特徴とする。より具体的には、プロ
グラム状態のスタック退避、分岐先アドレスのロード、
プログラムカウンタのスタック退避の順番でメモリアク
セスステージを繰り返し実行し、プログラムカウンタの
スタック退避と並行して分岐先アドレスをセットする。
これには、プログラム状態の退避、分岐先アドレスのロ
ード、プログラムカウンタの退避の順番で例外処理命令
を設定した例外処理用シーケンサを用いるとよい。
【0013】本発明は、プログラム状態の退避、プログ
ラムカウンタの退避及び分岐先アドレスのロードで3つ
のMAステージが繰り返し実行される点に着目し、分岐
先へ飛ぶためのEXステージを必要とする分岐先アドレ
スのロードを最後のMAステージ以外にもって来ること
で、最後のMAステージと並行して実行されるEXステ
ージにて分岐先アドレスのセットを実行し、従来よりも
1サイクル分応答速度を速めることができる。即ち、本
発明は、複数のステージが並行して実行されるパイプラ
イン処理方式の特徴を活かすことにより、MAステージ
を繰り返した後にEXステージを追加しなくてよくな
り、従来よりも応答速度を高速化することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。マイクロプロセッサのハード構成自体は従
来と同様で構わないが、例外処理遷移時のメモリ直接ア
ドレッシングのための状態遷移シーケンサを次の様に構
成しておくのが特徴である。
【0015】即ち、この実施の形態においては、図1に
示すように、あるプログラムを実行している状態(S1
0)において、割り込みが発生した場合には(S20=
YES)、例外処理用シーケンサが動作開始し、最初
に、割り込まれたプログラムのプログラム状態PSRの
スタックを退避する(S30)。ここまでは従来と同様
である。しかし、次に、まず例外処理ベクタを記憶装置
からロードし(S40)、続いて、プログラムカウンタ
PCのスタック退避と例外処理ベクタのPCへのセット
とを並行して実行し(S50)、例外処理ルーチンへ分
岐する(S60)。
【0016】これをパイプラインの流れにて示すと、図
2に示すようになる。即ち、命令500の実行中のID
ステージ501で割り込み信号が入力されたとき、命令
500が破棄され、割り込み状態への例外処理用シーケ
ンサが動作開始する。そして、第1MAステージ502
でPSRレジスタ2−3−2の内容を記憶装置へ転送
し、第2MAステージ503で分岐先アドレスを記憶装
置から転送し、第3MAステージ504でPCレジスタ
2−3−1の内容を記憶装置に転送すると共に、この命
令500を読み込んだ処理サイクルをn番目とするとn
+3番目の処理サイクルのEXステージ505を利用し
て分岐先アドレスをPCレジスタ2−3−1に格納す
る。そして、6サイクルで例外処理ルーチン510へ進
むことができる。
【0017】かかるパイプラインを実現するための例外
処理用シーケンサは、プログラム状態の退避、分岐先ア
ドレスのロード、プログラムカウンタの退避、分岐先ア
ドレスのセットの順番で命令を設定することにより構成
されている。この様に、この実施の形態においては、一
種の遅延分岐を行い、ロードされた分岐先アドレスをP
Cレジスタ2−3−1へセツトするためのステージをわ
ざわざ設けなくてよくなったため、従来に比べて1サイ
クル短くなり、割り込み応答が6サイクルと高速にな
る。
【0018】また、例外処理用シーケンサに着目する
と、従来技術では7サイクル=7個の命令を組む必要が
あったのに対し、発明の実施の形態においては6サイク
ル=6個の命令でよいから、小型化もされている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の実施の形態における状態遷移シーケン
サの動作内容を示すフローチャートである。
【図2】 発明の実施の形態における例外処理発生時の
パイプライン処理の流れを示す模式図である。
【図3】 一般的な5段パイプライン処理の流れを示す
模式図である。
【図4】 一般的なマイクロプロセッサの構成を示すブ
ロック図である。
【図5】 従来例における状態遷移シーケンサの動作内
容を示すフローチャートである。
【図6】 従来例における例外処理発生時のパイプライ
ン処理の流れを示す模式図である。
【符号の説明】
1・・・デコーダ、2・・・データパス、2−1・・・
演算部、2−2・・・レジスタフアイル、2−3・・・
プログラムカウンタ、2−3−1・・・PCレジスタ、
2−3−2・・・PSRレジスタ、2−4・・・アドレ
スユニット、3・・・データバス、4・・・アドレスバ
ス、5・・・制御バス。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算機能を複数のステージに分け、並列
    して各ステージの処理を行うことにより、複数の命令処
    理サイクルを部分的に重複したタイミングで実行するパ
    イプライン処理方式を採用し、例外処理遷移時にプログ
    ラムカウンタ及びプログラム状態を記憶装置に退避し、
    分岐先アドレスをメモリ直接アドレツシングでセットす
    るようにした情報処理装置において、 プログラムカウンタ及びプログラム状態の両方の退避が
    完了する前に、分岐先アドレスのロードを行うことを特
    徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報処理装置において、
    プログラム状態の退避、分岐先アドレスのロード、プロ
    グラムカウンタの退避の順番でメモリアクセスステージ
    を繰り返し実行し、プログラムカウンタの退避と並行し
    て分岐先アドレスをセットすることを特徴とする情報処
    理装置。
  3. 【請求項3】 プログラム状態及びプログラムカウンタ
    の退避と、分岐先アドレスロードの各命令を実行してメ
    モリ直接アドレッシングによる例外処理を実行するため
    の例外処理用シーケンサにおいて、前記各命令が、プロ
    グラム状態の退避、分岐先アドレスのロード、プログラ
    ムカウンタの退避の順番に設定されていることを特徴と
    する例外処理用シーケンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011530741A (ja) * 2008-08-08 2011-12-22 クゥアルコム・インコーポレイテッド 推論的割込みベクトルプリフェッチのための装置および方法
JP2019067187A (ja) * 2017-10-02 2019-04-25 カシオ計算機株式会社 無線通信装置、電子時計、無線通信方法、及びプログラム

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JP2011530741A (ja) * 2008-08-08 2011-12-22 クゥアルコム・インコーポレイテッド 推論的割込みベクトルプリフェッチのための装置および方法
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