JPH09101686A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09101686A
JPH09101686A JP7257958A JP25795895A JPH09101686A JP H09101686 A JPH09101686 A JP H09101686A JP 7257958 A JP7257958 A JP 7257958A JP 25795895 A JP25795895 A JP 25795895A JP H09101686 A JPH09101686 A JP H09101686A
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JP7257958A
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English (en)
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Satoshi Tamura
聡 田村
Takashi Hasegawa
隆史 長谷川
Ikuo Kuribayashi
栗林  郁夫
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 斑点状の画像むらの発生を防ぎ、欠陥のない
一様なハーフトーン画像が得られるようにする。 【解決手段】 トナー像の形成および転写などの画像形
成後に記録材担持シート5f上に残留している電荷を除
去する除電手段は、転写紙Pを担持した記録材担持シー
ト5fを挟んで内側コロナ帯電器5dと外側コロナ帯電
器5eとを対向させて形成され、記録材担持シート5f
が感光ドラム1に対して静止状態である場合で、連続的
に画像形成を行う場合には、直流バイアスを用いて、記
録材担持シート5fの記録材担持面をトナー像と逆極性
に帯電するとともに、記録材担持面と反対面をトナー像
と同極性に帯電する。また、一連の画像形成を終了する
場合は、交流バイアスを用いて、記録材担持シート5f
を零ボルトに除電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上に形成
した可視画像を記録材担持体上の記録材に転写する画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真方式あるいは静電記録方
式の画像形成装置(例えば複写機、レーザビームプリン
タなど)として、デジタル方式の4色フルカラーの画像
形成装置が知られている。
【0003】この画像形成装置は、下部のプリンタ部
と、上部のリーダ部とを備えており、プリンタ部に設け
られた感光ドラム(像担持体)上に、リーダ部で読み取
った原稿を画像情報として潜像を形成し、次いでこの潜
像にトナーを付着させてトナー像を形成し、さらにこの
トナー像を記録材担持体としての記録材担持シートに担
持された転写紙(記録材)に転写するようにしたもので
ある。
【0004】上述の画像形成装置には、記録材担持体と
しての記録材担持シートにいくつかの帯電手段(除電手
段)が設けられている。
【0005】例えば、記録材担持シートに転写紙を担持
させるための、吸着帯電手段、担持された転写紙(転写
材)に感光ドラム上のトナー像を転写するための、転写
帯電手段、トナー像の転写後の転写紙を記録材担持シー
トから分離させるための分離帯電手段、そして画像形成
後に記録材担持シートに残留している電荷を除去するた
めの除電手段などである。
【0006】これらの帯電(除電)手段のうち、最後の
除電手段は、例えば筒状の記録材担持シートを挟んでそ
の内側と外側とにそれぞれ内側コロナ帯電器と外側コロ
ナ帯電器とを備えたもので、これらのコロナ帯電器を接
地するか、または少なくともいずれか一方のコロナ帯電
器に直流電圧、または直流電圧に交流電圧を重畳した重
畳バイアス電圧を印加するかして、記録材担持シートを
除電(均し帯電)して、記録材担持シートの記録材担持
面をトナー像と逆極性に図7に示すように−4kVに帯
電する一方、記録材担持面と反対面をトナー像と同極性
に帯電させるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の画像形成装置において、画像形成後の記録
材担持シートが張設される転写ドラムを回転させて内側
コロナ帯電器と外側コロナ帯電器とによって記録材担持
シートを除電することによって記録材担持シートの電位
が−4kVに帯電されるので、上記記録材担持シートが
感光ドラムに近接した状態で、かつこの感光ドラムに対
して静止している場合に、上記記録材担持シート上に残
留したプラス電荷が、上記感光ドラムを帯電し、プラス
電荷が蓄積されることがある。感光ドラムがOPCのよ
うにマイナス特性の場合、これが一旦プラスに帯電され
ると、図8(c)に示すように、一次帯電を経た後でも
その履歴が残ってしまう。この結果、ハーフトーン画像
を出力すると、プラス帯電した履歴は、ハイライト部に
おいて斑点状に濃く表れてしまうという問題がある。
【0008】そこで、本発明は、上記のような問題点を
解決するためになされたもので、斑点状の画像むらの発
生を防ぎ、欠陥のない一様なハーフトーン画像が得られ
るようにした画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る画像形成装置は、像担持体を一様に
帯電させる一次帯電手段と、画像信号に対応した静電潜
像を前記像担持体に形成する像露光手段と、前記静電潜
像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像手段
と、記録材を担持搬送する記録材担持体を張設させる転
写手段と、前記記録材担持体が担持する前記記録材に前
記トナー像を転写する転写帯電手段と、前記記録材分離
後の前記記録材担持体上に残留している電荷を除去する
除電手段とを備えたものであって、前記除電手段が、前
記記録材担持体を挟んでその内側と外側とに対向配置さ
れた帯電部材を有するとともに、該帯電部材のうちの少
なくとも一方にバイアス電圧を印加して、前記像担持体
に対して静止状態の前記記録材担持体の表面電位を零ボ
ルトに制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0010】好ましくは、前記制御手段は、前記除電手
段により前記記録材担持体の表面電位を零ボルトに制御
する交流電源および直流電源を設けている。
【0011】また好ましくは、前記制御手段は、前記交
流電源および前記直流電源をそれぞれ独立に制御し、前
記記録材担持体の表面電位を零ボルトに制御しようとす
る場合には、前記交流電源を用い、前記記録材担持体の
表面電位をマイナスまたはプラスに帯電しようとする場
合には、前記直流電源を用いる。
【0012】一例として、前記内側の帯電部材および外
側の帯電部材がコロナ帯電部材である。
【0013】他の例として、前記外側の帯電部材が、前
記記録材担持体の表面に当接し、かつ接離自在な導電性
ローラである。
【0014】[作用]上記の構成に基づいて、記録材分
離後に記録材担持体上に残留している電荷を除去する除
電手段は、記録材を担持した記録材担持体を挟んで帯電
器を対向させて設けられ、前記記録材担持体が前記像担
持体に対して静止状態である場合に、少なくとも一方の
帯電器に、バイアス電圧を印加して前記記録材担持体の
表面電位を零ボルトに制御手段によって制御する。
【0015】この場合、例えば連続的にトナー像の形成
および転写を行う場合には、直流バイアスを用いて、前
記記録材担持体の記録材担持面をトナー像と逆極性に帯
電するとともに、記録材担持面と反対面をトナー像と同
極性に帯電する。また、例えば一連のトナー像の形成お
よび転写を終了した場合は、交流バイアスを用いて、記
録材担持体を零ボルトに除電する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。 〈第1の実施の形態〉図1は、本発明に係る画像形成装
置の第1の実施の形態を示す概略構成図、図2は、画像
形成時の各部の動作を示すタイミングチャート、図3
(a)は、連続画像形成の時間に対する記録材担持シー
トの記録材担持面と反対面の電位を示す図、(b)は、
一連の画像形成が終了させる場合の時間に対する記録材
担持シートの記録材担持面と反対面の電位を示す図であ
る。
【0017】図1において、画像形成装置におけるプリ
ンタ部Iは、矢印R1方向に回転駆動される像担持体と
しての感光ドラム1を有する。感光ドラム1の周囲に
は、その回転方向に沿って順に感光ドラム1の表面を一
様に帯電する一次帯電器(帯電手段)2、感光ドラム1
上に画像情報に応じた静電潜像を形成する像露光手段
3、感光ドラム1上の静電潜像を可視画像に現像する現
像装置(現像手段)4、後述する転写装置(転写手段)
5、感光ドラム1上に残留するトナーを除去するクリー
ニング器6および感光ドラム1の表面を初期化する前露
光ランプ7などが配置されている。転写装置5の下方、
すなわちプリンタ部Iの下半部には、転写紙Pの給紙搬
送部材8が配置され、さらに転写装置5の上部には分離
部材9が、また分離部材9の下流側(転写紙Pの搬送方
向についての下流側)には定着器10、排紙部11がそ
れぞれ配置されている。
【0018】感光ドラム1は、アルミニウム製のドラム
上の基体1aと、その表面を覆うOPC(有機光半導
体)の感光層1bとを有し、駆動手段(不図示)によっ
て矢印R1方向に所定のプロセススピード(周速度)で
回転駆動されるように構成されている。感光ドラム1の
周囲における一帯電器2と現像装置4との間には、感光
ドラム1の表面の帯電電位を検出する電位センサ14
が、また現像装置4と転写ドラム5aとの間には、感光
ドラム1上のトナー像の濃度を検知する濃度センサ15
が、それぞれ配置されている。
【0019】像露光手段3は、ポリゴンミラー3a、レ
ンズ3b、ミラー3cなどを備え、色分解された各色毎
のカラー画像信号を変調するリーダ部IIにおけるレーザ
出力部からのレーザ光Eをポリゴンミラー3a、レンズ
3bおよびミラー3cを介して感光ドラム1の表面に投
影し、各色のカラー画像信号に対応した静電潜像を形成
する。
【0020】現像装置4は、それぞれ色の異なる現像剤
(トナー)を収納する4個の現像器4M,4C,4Y,
4Kを備えたもので、感光ドラム1上に各色のカラー画
像信号に対して形成された静電潜像を可視画像に現像す
る。
【0021】また、転写装置5は、円筒状の転写ドラム
5a、感光ドラム1上のトナー像を転写紙Pへ転写する
ための転写帯電手段である転写ブラシ帯電器5b、転写
紙Pを転写ドラム5aに吸着させるための吸着帯電手段
である吸着ブラシ帯電器5c、この吸着ブラシ帯電器5
cの転写ドラム5aを介して対向する位置に設けられる
吸着用(当接用)ローラ5g、除電手段としての内側コ
ロナ帯電器5dおよび外側コロナ帯電器5eを有し、転
写ドラム5aの周面開口域には、記録材担持体である記
録材担持シート5fが円筒状に一体的に張設されてい
る。この記録材担持シート5fとしてはポリカーボネー
トフィルムなどの誘電体シートが使用されている。
【0022】また、本実施例の内側コロナ帯電器5dお
よび外側コロナ帯電器5eには、直流電源および交流電
源(いずれも不図示)がそれぞれ接続されている。そし
て、これら両電源には、制御手段20が接続されてお
り、この制御手段20は、連続してトナー像の形成およ
び転写をする場合と、一連のトナー像の形成および転写
を終了し、待機状態に戻る場合とによって出力電圧を異
ならせるように電源を切替制御する。すなわち、制御手
段20は、連続してトナー像の形成を行う場合および転
写を行う場合に、電源を切替制御して内側コロナ帯電器
(内側コロナ帯電部材)5dおよび外側コロナ帯電器
(外側コロナ帯電部材)5eに、直流バイアス電圧を印
加し、また一連のトナー像の形成および転写が終了し、
記録材担持シート5fと感光ドラム1とが近接した静止
状態(待機状態)にある場合に、電源を切替制御して内
側コロナ帯電器5dおよび外側コロナ帯電器5eに、直
流電圧に交流電圧を重畳した重畳バイアス電圧を印加す
るように構成されている。
【0023】さらに、転写ドラム5aは、所望のタイミ
ングによって偏心カム14を動作させ、転写ドラム5a
と一体化しているカムフォロワ5iを作動させることに
より、記録材担持シート5fと感光ドラム1とのギャッ
プを任意に設定できる構成となっており、例えばスタン
バイ(待機)時または電源オフ時には、転写ドラム5a
と感光ドラム1との間隔は離れている。
【0024】次に、リーダ部IIは、プリンタ部Iの上方
に配置され、原稿Dを載置する原稿台ガラス12a、移
動しながら原稿Dの画像面を露光走査する露光ランプ1
2b、原稿Dからの反射光をさらに反射させる複数のミ
ラー12c、反射光を集光するレンズ12d、およびレ
ンズ12dからの光に基づいてカラー色分解画像信号を
形成するフルカラーセンサ12eなどを有する。カラー
色分解画像信号は、増幅回路(不図示)を経て、ビデオ
処理ユニット(不図示)によって処理を施され、上述の
プリンタ部Iに送出されるようになっている。
【0025】次に、作用について説明する。
【0026】プリンタ部Iでのトナー像の形成および転
写などの画像形成時には、感光ドラム1を図示矢印R1
方向に回転させ、まず前露光ランプ7によって感光ドラ
ム1の表面を除電、初期化し、次いで一次帯電器2によ
り、感光ドラム1の表面をマイナスに一様に帯電し、像
露光手段3によって色分解された各色の画像信号に対応
する光像Eを感光ドラム1の表面に順次に照射する。
【0027】次に、所定のマゼンタ(M)、シアン
(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の色を収容し
た現像器4M,4C,4Y,4Kを順に動作させて、感
光ドラム1上の潜像を現像し、感光ドラム1上に樹脂を
基体としたネガトナーを付着させてトナー像を順次に形
成する。すなわち、現像装置の各現像器4M,4C,4
Y,4Kは偏心カム13M,13C,13Y,13Kを
動作させて、択一的に感光ドラム1に接近させて現像動
作を行わせる。
【0028】一方、給紙カセット16a、16bまたは
16cから、ピックアップローラ、給紙ガイド、給紙ロ
ーラなどの搬送部材によって給送された転写紙P、また
は手差しトレイ16dから給送された転写紙Pは、所定
タイミングで、感光ドラム1と同期して図示矢印方向に
回転している転写ドラム5aの記録材担持シート5fに
巻き付けられる。そして、マゼンタ現像器4Mにより感
光ドラム1上に形成されたマゼンタトナー像は、転写ニ
ップ部において転写ブラシ帯電器5bによって転写紙P
に転写される。このようにしてマゼンタトナー像が転写
された転写ドラム5aは、そのまま回転を継続し、次の
シアントナー像の転写に備えられる。
【0029】また、マゼンタトナー像が転写された感光
ドラム1はクリーニング器6によって残留トナーなどの
付着物がクリーニングされ、再び一次帯電器2によって
マイナスに一様に帯電される。次いで、感光ドラム1に
は、シアンの画像信号により変調されたレーザ光により
画像露光を受けてシアンの潜像が形成される。その後、
感光ドラム1には、シアン現像器4Cによってシアント
ナーが付着されてシアントナー像が形成される。このよ
うにして感光ドラム1に形成されたシアントナー転写ブ
ラシ帯電器5bによって転写ニップ部において、マゼン
タトナー像に重ねて転写紙Pに転写される。このように
してマゼンタトナー像にシアントナー像が重ねられた転
写ドラム5aは、そのまま回転を継続し、次のイエロー
トナー像の転写に備えられる。
【0030】以下、上述と同様なプロセスに基づいてイ
エローおよびブラックのトナー像の形成および転写を行
う。4色分のトナー像の重ね転写が終了すると、転写紙
Pは分離用帯電器5hにより除電され、次いで分離部材
9を構成する分離押し上げコロ9bおよび分離爪9aの
作用によって転写ドラム5aから分離される。その後、
転写紙Pは搬送手段によって熱ローラ定着器などの定着
器10に搬送されてトナー像を一括定着し、外部の排紙
部11上に排紙される。これにより一連のフルカラーの
画像形成が終了し、所要のフルカラープリント画像が形
成される。
【0031】ここにおいて、記録材の吸着、トナー像の
形成および転写などの後に除電を行う、連続して画像形
成を行う場合は、画像形成の各段階における記録材担持
シート5fの電位は、図3(a)に示すようになり、直
流電圧を用いて除電を行う。また、一連の画像形成が終
了し、待機状態に戻る場合は、画像形成の各段階におけ
る記録材担持シート5fの電位は、図3(b)に示すよ
うになり、直流電圧に交流電圧を重畳させた重畳バイア
ス電圧を用いて除電を行う。
【0032】また、連続して画像を形成する場合と、画
像形成を終了し、待機状態に戻る場合との除電のタイミ
ングは、図2に示すとおりで同一である。但し、連続し
て画像を形成する場合は直流、画像形成を終了し、待機
状態に戻る場合は交流を用いて除電を行う。
【0033】本実施の形態によると、画像形成終了時の
除電工程によって記録材担持シート5fの電位を0Vに
することによって、待機状態、つまり記録材担持シート
5fと感光ドラム1とが静止した状態で、記録材担持シ
ート5fのプラス電荷が感光ドラム1に流入したりする
ことがなくなり、斑点状の画像むらの発生を防ぎ、欠陥
のない一様なハーフトーン画像が得られた。
【0034】なお、上記実施の形態において、吸着帯電
手段は、転写紙の吸着帯電により、上記記録材担持シー
ト5fの記録材担持面と反対面を、感光ドラム1の一次
帯電極性と逆極性に帯電する。前記転写帯電手段は、ト
ナー像の転写帯電により、記録材担持シート5fの記録
材担持面と反対面を、トナー像と逆極性に帯電し、前記
除電手段は、記録材担持シート5fの除電により、記録
材担持シート5fの記録材担持面を、トナー像と逆極性
に帯電し、反対面をトナー像と同極性に帯電する。 〈第2の実施の形態〉次に、図4および図5に基づいて
第2の実施の形態について説明する。
【0035】第1の実施の形態では、除電手段は内側コ
ロナ帯電器5dと外側コロナ帯電器5eとしたが、本実
施の形態においては、除電手段としては、内側ブラシ帯
電器5jと導電性ローラ5kとした点が異なり、他の部
分の構成は、第1の実施の形態に示したものと同一であ
る。
【0036】図5は、本実施の形態の除電手段を表した
ものである。
【0037】内側ブラシ帯電器5j、および導電性ロー
ラ5kは、それぞれ接離自在に設けられている。また、
内側ブラシ帯電器5jおよび導電性ローラ5kは、それ
ぞれ直流電源と交流電源(ともに図示せず)とに接続さ
れ、これら電源から印加される電圧を制御手段20によ
って適宜切替制御している。
【0038】除電動作を行う際には、内側ブラシ帯電器
5jおよび導電性ローラ5kは、記録材担持シート5f
に接触し、除電を行う。
【0039】本実施の形態の構成においても、第1の実
施の形態と同様の効果を得ることができた。 〈第3の実施の形態〉次に、図6に基づいて第3の実施
の形態を説明する。
【0040】本実施の形態における画像形成装置は、4
つの画像形成部のそれぞれの感光ドラム1の周囲に一次
コロナ帯電器(不図示)、現像装置4、転写装置5およ
びクリーニング器6を配置したいわゆる4−ドラム方式
のもので、それぞれの感光ドラム1には像露光手段3か
らの画像情報が投影されて、静電潜像が形成されるよう
に構成されている。
【0041】像露光手段3は、原稿走査部と色分解フィ
ルタからなり、色分解された光像、またはこれに相当す
るレーザ光Eを感光ドラム1に照射する。
【0042】一次コロナ帯電器により一様に帯電された
感光ドラム1に、各色分解ごとにレーザ光Eを照射し、
潜像を形成する。現像装置4は固定現像器とされ、感光
ドラム1の周りに4個の現像器、つまりマゼンタ現像器
4M、シアン現像器4C、イエロー現像器4Y、ブラッ
ク現像器4Kを配置し、感光ドラム1上の潜像を現像
し、感光ドラム1上に樹脂を基体としたトナーによりト
ナー像を形成する。
【0043】さらに、転写装置5は、記録材担持シート
5f、転写コロナ帯電器5b、内側コロナ帯電器5dお
よび外側コロナ帯電器5eを有している。感光ドラム1
上のトナー像は、給紙カセット16より給紙搬送部材を
介して、転写装置5と感光ドラム1との対向位置(図中
点線で示した紙パスに従った)に供給される転写紙Pに
転写される。
【0044】記録材担持シート5fは、後述の転写工程
に先立って、内側コロナ帯電器5dおよび外側コロナ帯
電器5eによって除電される。
【0045】記録材担持シート5fが矢印R6方向に回
転するに従って感光ドラム1上のトナー像は記録材担持
シート5fに担持された転写紙P上に一色ずつ転写され
る。そして、転写紙Pに4色のトナー像が転写されるこ
とにより、フルカラー画像が形成される。このようにし
て4色のトナー像の転写が終了すると、転写紙Pは転写
ドラム5aから分離部材9によって分離され、定着器1
0を介して排紙部11に排紙される。
【0046】他方、転写後感光ドラム1は、表面の残留
をクリーニング器6によって清掃した後、再度一次帯
電、静電潜像の形成、トナー像の形成、転写などの画像
形成工程に備える。
【0047】本実施の形態においても、画像形成終了時
の除電工程によって記録材担持シート5fの電位を0V
にすることによって、待機状態で、記録材担持シート5
fのプラス電荷が感光ドラム1に流入したりすることが
なくなり、斑点状の画像むらの発生を防ぎ、欠陥のない
一様なハーフトーン画像が得られた。
【0048】なお、上記実施の形態において、上記吸着
帯電手段は、上記記録材担持シート5fおよびその上の
転写紙を挟んで、導電性接触子と導電ローラ、導電性接
触子と導電性接触子、コロナ帯電器と導電ローラ、コロ
ナ帯電器とコロナ帯電器および導電性接触子とコロナ帯
電器との2つの帯電器を対向させて構成され、転写紙吸
着時は少なくとも一方の帯電器に直流またはこの直流電
圧に交流電圧を重畳したバイアス電圧を印加して、上記
転写紙の吸着帯電を行うようにしてもよい。
【0049】また、上記実施の形態において、上記転写
帯電手段は、上記記録材担持シート5fの内側に接触し
て配設された導電性接触子または上記記録材担持シート
5fの内側に接触することなく配設されたコロナ帯電器
にて構成され、トナー像の転写帯電時には直流またはこ
の直流に交流を重畳したバイアスを印加して前記トナー
像の転写帯電を行い、転写動作終了時にはオフとする
か、交流バイアスを印加するかしてもよい。
【0050】さらに、上記実施の形態において、上記除
電手段は、上記転写紙を挟んで、導電性接触子と導電ロ
ーラ、導電性接触子と導電性接触子、コロナ帯電器と導
電ローラ、コロナ帯電器とコロナ帯電器または導電性接
触子とコロナ帯電器とを対向させて組合せて構成され、
少なくとも一方の帯電器に直流または交流の場合巣電圧
を選択的に印加して記録材担持シート5fの除電を行う
ようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録材分離後に記録材担持体上に残留している電荷を除
去する除電手段は、記録材を担持した記録材担持体を挟
んで帯電部材を対向させたものであり、記記録材担持体
が前記像担持体に対して静止状態である場合に、少なく
とも一方の帯電部材に、交流バイアス電圧を印加して前
記記録材担持体の表面電位を零ボルトに制御するように
したので、斑点状の画像むらの発生を防ぎ、欠陥のない
一様なハーフトーン画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態
を示す概略構成図である。
【図2】画像形成時の各部の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図3】(a)は連続画像形成する場合の時間に対する
記録材担持シートの記録材担持面と反対面の電位を示す
図、(b)は画像形成を終了する場合の時間に対する記
録材担持シートの記録材担持面と反対面の電位を示す図
である。
【図4】本発明に係る第2の実施の形態の画像形成装置
を示す概略構成図である。
【図5】図4の除電手段を示す概略構成図である。
【図6】本発明に係る第3の実施の形態の画像形成装置
を示す概略構成図である。
【図7】従来の画像形成装置における記録材担持シート
の記録材担持面と反対面の時間に対する電位を示す図で
ある。
【図8】従来の画像形成装置における感光ドラムの履歴
を説明する図で、(a)は前露光ランプ照射前の感光ド
ラムの履歴を示す図、(b)は前露光ランプ照射後の感
光ドラムの履歴を示す図、(c)は一次帯電後の感光ド
ラムの履歴を示す図である。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 2 一次帯電手段 3 像露光手段 4 現像手段 5b 転写帯電手段 5d 除電手段(内側コロナ帯電器) 5e 除電手段(外側コロナ帯電器) 5j 除電手段(内側ブラシ帯電器) 5k 除電手段(導電性ローラ) 5f 記録材担持体(記録材担持シート) 20 制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体を一様に帯電させる一次帯電手
    段と、 画像信号に対応した静電潜像を前記像担持体に形成する
    像露光手段と、 前記静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する
    現像手段と、 記録材を担持搬送する記録材担持体を張設させる転写手
    段と、 前記記録材担持体が担持する前記記録材に前記トナー像
    を転写する転写帯電手段と、 前記記録材分離後の前記記録材担持体上に残留している
    電荷を除去する除電手段とを備えた画像形成装置におい
    て、 前記除電手段が、前記記録材担持体を挟んでその内側と
    外側とに対向配置された帯電部材を有するとともに、該
    帯電部材のうちの少なくとも一方にバイアス電圧を印加
    して、前記像担持体に対して静止状態の前記記録材担持
    体の表面電位を零ボルトに制御する制御手段を設けた、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記除電手段により前
    記記録材担持体の表面電位を零ボルトるとに制御する交
    流電源および直流電源を設けた、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記交流電源および前
    記直流電源をそれぞれ独立に制御し、前記記録材担持体
    の表面電位を零ボルトに制御しようとする場合には、前
    記交流電源を用い、前記記録材担持体の表面電位をマイ
    ナスまたはプラスに帯電しようとする場合には、前記直
    流電源を用いる、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記内側の帯電部材および外側の帯電部
    材がコロナ帯電部材である、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記外側の帯電部材が、前記記録材担持
    体の表面に当接し、かつ接離自在な導電性ローラであ
    る、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
    載の画像形成装置。
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