JPH09101175A - 多回転形絶対値エンコーダ - Google Patents

多回転形絶対値エンコーダ

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JPH09101175A
JPH09101175A JP28446195A JP28446195A JPH09101175A JP H09101175 A JPH09101175 A JP H09101175A JP 28446195 A JP28446195 A JP 28446195A JP 28446195 A JP28446195 A JP 28446195A JP H09101175 A JPH09101175 A JP H09101175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation
limit value
encoder
value
revolutions
Prior art date
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Pending
Application number
JP28446195A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Kawabe
満徳 川辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH09101175A publication Critical patent/JPH09101175A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ロボットの手先先端軸のように減速機を介して
無限回転が可能な機構の場合、カウントした回転数のオ
ーバーフローを防ぎ、無限回転機構の回転角度計測を可
能とするものである。 【構成】多回転形の絶対値エンコーダにおいて、回転数
範囲を規定する上限値あるいは上限値と下限値の両方の
値を記憶する回転範囲記憶手段103を持ち、多回転検
出手段102によって計測された回転数と前記上限値あ
るいは下限値を比較し、回転数範囲を越えた場合に計測
回転数を反対方向の限界値あるいは前もって設定された
規定値へ設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機で減速機構を介
して部材を無限回転させる機構(例えば、ロボット等の
手首先端軸)の電動機の出力軸に取り付けられる多回転
形の絶対値エンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多回転形絶対値エンコーダ200
は、図2に示すように、エンコーダの回転数を検出して
カウントする多回転検手段202と、エンコーダの一回
転内の絶対位置を検出する1回転内絶対位置検出手段2
01と、前記2つの検出手段の検出結果から多回転絶対
値データを制御装置204へ出力する通信手段203か
ら構成される。多回転検手段202は図示しないバッテ
リーによってバックアップされており、電源が遮断され
た状態でも回転数を検出できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の多回転形絶対値
エンコーダではカウントした回転数を記憶するレジスタ
が有限長であるため、最大計測可能回転数が存在し、そ
の回転数を越えるとエラーとなるか、ゼロあるいはマイ
ナスの最大計測可能回転数へ戻るという問題がある。エ
ンコーダを備えた機構の回転範囲が限られていれば、計
測可能回転数を大きくとることによってこの問題を回避
できる。ところが、ロボットの手先先端軸のように減速
機を介して無限回転が可能な機構の場合、カウントした
回転数がオーバーフローする可能性がある。そこで、本
発明はこのようなカウンタのオーバーフローを防ぎ、無
限回転機構の回転角度計測を可能とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、多回転形の絶対値エンコーダにおいて、図1に示す
ように、回転数範囲を規定する上限値あるいは上限値と
下限値の両方の値を記憶する回転範囲記憶手段103を
持ち、多回転検出手段102によって計測された回転数
と前記上限値あるいは下限値を比較し、回転数範囲を越
えた場合に計測回転数を反対方向の限界値あるいは前も
って設定された規定値へ設定することを特徴とする。
【0005】
【作用】多回転形絶対値エンコーダを備え、減速機等を
介して無限回転が可能な機構において、機構の整数回転
数に対応するエンコーダの整数回転数を上限値、下限値
記憶手段に設定する。カウントしたエンコーダの回転数
が設定回転数範囲を越えると、逆方向の限界値にリセッ
トされる。この結果、カウンタがオーバーフローするこ
とがなくなり、機構が無限回転する場合にも、基準角度
からの回転角度を正確に計測することが可能になる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。本発明で適用できる減速機は、減速比が整数が
のぞましいが、少数点以下の数値を有する減速比のもの
についても適用可能である。ここでは、減速比が1/
5.5の例について説明する。減速比が1/5であれ
ば、エンコーダ回転数が5に達した場合に、エンコーダ
回転数をリセットすればよい。ところが、減速比が1/
5.5の場合、エンコーダ回転数が5.5に達した場合
にゼロリセットというわけにはいかない。5.5という
数値を認識できないからである。そこで本発明は、機構
の整数回転数に対応するエンコーダの最初の整数回転数
でリセットをかけるようにするものである。上記の減速
比が1/5.5の例では、エンコーダ11回転で機構が
2回転である。よって、エンコーダ回転数がオーバーフ
ローしない範囲で、11のn倍毎にエンコーダ回転数を
ゼロリセットすればよい。つまりエンコーダぜロ回転位
置から2回転位置を一つの単位として管理するのであ
る。ゼロリセットでなく、−11にリセットしてもよ
い。その場合は、エンコーダ−2回転位置から2回転位
置を一つの単位として管理するのである。いずれにせ
よ、本例のように、エンコーダの回転数上限値に対応す
る機構の整数回転数が2以上の場合は、機構の回転位置
に対して対応する(エンコーダ回転数、位置回転内の絶
対位置)のデータの組が複数存在することになるので、
上位制御装置側での位置の対応をとることになる、減速
比が1/5.4であれば、エンコーダ27回転で機構が
5回転である。この場合は、27のn倍毎にエンコーダ
回転数をリセットすればよい。
【0007】さて、図3は本発明による多回転形式絶対
値エンコーダのブロック図である。一回転の絶対位置を
検出する光学エンコーダ部301と多回転を検出する磁
気エンコーダ部302から構成される。磁気エンコーダ
部302のCPU303はラインレシーバ304を介し
て、回転数の上限値設定指令を受けとり上限値レジスタ
に設定する。本実施例では下限値を(−上限値)と規定
している。減速比が1/5.5の例では下限値は−11
である。磁気エンコーダ部302はバッテリによってバ
ックアップされ、電源遮断中も現在回転数のカウントが
実行されるとともに、上限値設定も保存される。絶対値
エンコーダに電源が供給されると多回転のカウント値が
シリアルデータでAチャンネルら送出される。次に、一
回転中の絶対位置を示すインクリメンタルパルス305
が二相パルス形式でA、Bチャンネルから送出される。
その後従来のインクリメンタルパルス方式のエンコーダ
と同様に回転量に応じた二相パルスが出力される。磁気
エンコーダ部302における回転数のカウント値は、図
4に示すように上限値(減速比が1/5.5の例では1
1)以上になると下限値(同−11)にリセットされ、
下限値(同−11)より小さくなると上限値−1(同1
0)にリセットされる。このようにカウンタが最大値で
オーバーフローすることなくなり、無限回転する機構の
回転角度を常に正確に計測することが可能である。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、減速
機等を介して無限回転が可能な機構の回転角度を多回転
形絶対値エンコーダで計測する際に、エンコーダの回転
数カウンタのオーバーフローを防止し、機構の回転角度
を無限回転時にも正確に計測することが可能になるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図
【図2】従来の多回転形絶対値エンコーダのブロック図
【図3】本発明の具体的実施例を示すブロック図
【図4】回転数のカウント値と実回転数の関係を示す図
【符号の説明】
101、201 1回転内絶対位置検出手段 102、202 多回転検出手段 103 回転範囲記憶手段 104、203 通信手段 105、204 制御装置 301 光学エンコーダ部 302 磁気エンコーダ部 303 CPU 304 ラインレシーバ 305 インクリメンタルパルス 306 回転ディスク 307 磁気ディスク 308 固定スリット 309 ホール素子 310 LSI

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機で減速機構を介して部材を無限回
    転させる機構の電動機の出力軸に取り付けられ、電動機
    の回転数を検出して多回転を検出する多回転検出手段
    と、一回転内の絶対位置を検出する一回転内絶対位置検
    出手段と、前記2つの検出手段の検出結果から多回転絶
    対値データを出力する通信手段を備えた多回転形の絶対
    値エンコーダにおいて、 前記減速機構の機構の整数回転数に対応するエンコーダ
    の回転数を前記回転数範囲を規定する上限値、あるいは
    上限値と下限値の両方の値として記憶する手段と、 前記多回転検出手段によって計測された回転数と前記上
    限値あるいは下限値を比較し、回転数範囲を越えた場合
    に計測回転数を反対方向の限界値あるいは前もって設定
    された規定値へ設定する手段と、を設けたことを特徴と
    する多回転形絶対値エンコーダ。
JP28446195A 1995-10-04 1995-10-04 多回転形絶対値エンコーダ Pending JPH09101175A (ja)

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