JPH09100303A - 顔料被覆ポリマー微粒子の製造方法 - Google Patents

顔料被覆ポリマー微粒子の製造方法

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JPH09100303A
JPH09100303A JP12150496A JP12150496A JPH09100303A JP H09100303 A JPH09100303 A JP H09100303A JP 12150496 A JP12150496 A JP 12150496A JP 12150496 A JP12150496 A JP 12150496A JP H09100303 A JPH09100303 A JP H09100303A
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JP
Japan
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pigment
polymerization
monomer
fine particles
particles
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JP12150496A
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English (en)
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Kazuhiko Masuda
和彦 増田
Katsuaki Makino
勝昭 槙野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/44Polymerisation in the presence of compounding ingredients, e.g. plasticisers, dyestuffs, fillers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 平均粒径がサブミクロンから1ミクロンレベ
ルで帯電性や定着性に優れた顔料被覆微粒子の容易な製
造方法を提供する。 【解決手段】 水溶媒中にポリビニルアルコール等のノ
ニオン系高分子分散剤を用いて顔料を分散させた後、過
硫酸カリウム等の重合開始剤の存在下でラジカル付加重
合モノマー又はラジカル付加重合モノマーと架橋性モノ
マーを、重合開始前又は重合中に連続的又は間欠的に添
加しソープフリー乳化重合を行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は色材例えば静電写真
用トナーなどの顔料含有ポリマー微粒子の製造方法に関
し、さらに詳しくは高解像度対応トナーとして平均粒径
がサブミクロンから1ミクロンレベルの顔料被覆ポリマ
ー微粒子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】静電写真用に用いられるトナーは、熱可
燃性樹脂と顔料を溶融混合してから微粉砕する微粉砕法
により製造されている。
【0003】また、重合により顔料を樹脂で被覆する方
法も行われ、この場合は水相中にモノマー,重合開始剤
及び添加剤などから成る油滴を分散させて懸濁重合によ
りトナーを製造する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の微粉砕法による
トナーの製造では粉砕力及び分級に限界があり、得られ
る粒子の平均粒径は10ミクロン前後と大きく、また、
樹脂に顔料を内添させる工程及び分級工程が複雑でコス
トが高い。また、得られる粒子の表面が粗いためクリー
ニング性に劣るといった欠点を有している。
【0005】一方、懸濁重合により製造されるトナーの
平均粒径は5ミクロン前後であるが粒径分布が広く、ま
た重合時に用いられるイオン系界面活性剤あるいは無機
微粉末による分散安定剤がトナー表面に残留してしまい
帯電性あるいは定着性に劣るという欠点をもつ。
【0006】1500dpi 以上の高解像度に対応するト
ナーを得るためには平均粒径が1ミクロンレベルである
ことが求められ、このような高解像度トナーとしては上
記の方法により製造されるトナーでは対応できない。
【0007】本発明は、平均粒径がサブミクロンから1
ミクロンレベルで帯電性や定着性に優れた顔料被覆微粒
子の容易な製造方法を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による顔料被覆ポ
リマー微粒子の製造方法では水溶媒中にノニオン系高分
子分散剤を用いて顔料を分散させた後、重合開始剤の存
在下でラジカル付加重合系モノマー又はラジカル付加重
合モノマーと架橋性モノマーを単独あるいは複数の組み
合わせで重合開始前に投入あるいは重合中に連続的また
は間欠的に添加しながらソープフリー乳化重合を行なう
ことを特徴とする。
【0009】本発明の製造方法において、水溶媒中にノ
ニオン系高分子分散剤を用いて顔料を分散させるのには
超音波あるいは攪拌機等、適宜の手段を採用してよい。
【0010】また、本発明の製造方法で用いるノニオン
系高分子分散剤としてはポリビニルアルコールであって
よい。更にまた、本発明の製造方法で用いる重合開始剤
としては過硫酸カリウム又は2,2′−アゾビス(2−
アミジノプロパン) 二塩酸塩であってよい。
【0011】本発明の上記製造方法によれば、顔料への
樹脂被覆は、機械力により粉砕あるいは水相中に油滴を
分散させる製造方法とは異なり、顔料表面上の分散剤と
オリゴマー及びポリマーとの吸着作用が働き、また、高
分子鎖による立体効果により粒子間が分散安定化された
状態で行なわれるため、粒子分布がシャープでかつ1ミ
クロンレベル以下の粒子が製造できる。
【0012】さらに、本発明によれば、重合法により樹
脂に顔料を内添する工程を簡略化でき、また生成物粒子
の表面にはイオン系界面活性剤あるいは無機微粉末によ
る分散安定剤などの残留物が存在しないため、帯電性あ
るいは定着性に優れたトナーを製造することが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明による顔料被覆ポリマー微
粒子の製造方法では水溶媒中にノニオン系高分子分散
剤、例えば0.5〜2.0wt%のポリビニルアルコール
を用いて顔料を分散させる。
【0014】その後、重合開始剤、例えば過硫酸カリウ
ムあるいは2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパ
ン)二塩酸塩の存在下でラジカル付加重合系モノマー
(メタクリル酸メチル,メタクリル酸イソブチル,アク
リル酸エチル,スチレン)及び架橋性モノマー(ジビニ
ルベンゼン)を単独あるいは複数の組み合わせて重合開
始前に投入あるいは重合中に連続的または間欠的に添加
しながらソープフリー乳化重合を行う。
【0015】これによって、平均粒径がサブミクロンか
ら1ミクロンレベルで帯電性や定着性に優れたトナーが
得られる。
【0016】
【実施例】以下、本発明による顔料被覆ポリマー微粒子
の製造方法の実施例について説明する。
【0017】(実施例1)煮沸後窒素バブリングしたイ
オン交換水500gに、分散剤としてポリビニルアルコ
ール10.0g、着色剤としてフタロシアニンブルー
(青色顔料)2.5gを分散させ、静置した。なお、静
置時間は0〜48時間でよい。
【0018】それと、モノマーとしてメタクリル酸メチ
ル7.5g、アクリル酸エチル5.0g、重合開始剤と
して過硫酸カリウム1.0gとを、攪拌機,冷却管,窒
素導入管,温度計を取り付けたセパラブルフラスコ内で
混合し、攪拌翼回転数120rpm ,温度70℃で8時間
ソープフリー乳化重合を行い、生成物1を得た。このと
きの平均粒径は0.322μmであった。また、上記の
条件の内、分散剤の量を0.5〜10.0gとしたとき
の平均粒径を生成物1と併せて図1に示してある。
【0019】分散剤の投入量により顔料被覆ポリマー微
粒子の平均粒径を0.1〜100μmの範囲で制御する
ことができ、9g以上で良好な分散性を示すサブミクロ
ンの粒子が製造できる。なお、投入量を3g以下とした
ときは顔料を内包しないポリマー単独微粒子の副生が認
められた。
【0020】(実施例1−1−1)着色剤をカーミン6
B(赤色顔料)2.5gとすること以外は実施例1と同
様の方法で顔料被覆ポリマー微粒子を製造した結果、良
好な分散性を有する粒子が得られ、その平均粒径は0.
860μmであった。
【0021】(実施例1−1−2)着色剤をジスアゾイ
エロー(黄色顔料)2.5gとすること以外は実施例1
と同様の方法で顔料被覆ポリマー微粒子を製造した結
果、良好な分散性を有する粒子が得られ、その平均粒径
は0.315μmであった。
【0022】(実施例1−1−3)着色剤をカーボンブ
ラック(黒色顔料)2.5gとすること以外は実施例1
と同様の方法で顔料被覆ポリマー微粒子を製造した結
果、良好な分散性を有する粒子が得られ、その平均粒径
は0.288μmであった。
【0023】(実施例1−2−1)モノマーをメタクリ
ル酸イソブチル12.5gとすること以外は実施例1と
同様の方法で顔料被覆ポリマー微粒子を製造した結果、
良好な分散性を有する粒子が得られ、その平均粒径は
0.340μmであった。
【0024】(実施例1−2−2)モノマーをメタクリ
ル酸イソブチル12.5g、着色剤をカーミン6B2.
5gとすること以外は実施例1と同様の方法で顔料被覆
ポリマー微粒子を製造した結果、良好な分散性を有する
粒子が得られ、その平均粒径は0.856μmであっ
た。
【0025】(実施例1−2−3)モノマーをメタクリ
ル酸イソブチル12.5g、着色剤をジスアゾイエロー
2.5gとすること以外は実施例1と同様の方法で顔料
被覆ポリマー微粒子を製造した結果、良好な分散性を有
する粒子が得られ、その平均粒径は0.337μmであ
った。
【0026】(実施例1−2−4)モノマーをメタクリ
ル酸イソブチル12.5g、着色剤をカーボンブラック
2.5gとすること以外は実施例1と同様の方法で顔料
被覆ポリマー微粒子を製造した結果、良好な分散性を有
する粒子が得られ、その平均粒径は0.292μmであ
った。
【0027】(実施例1−3−1)モノマーをスチレン
6.7g、アクリル酸エチル5.8gとすること以外は
実施例1と同様の方法で顔料被覆ポリマー微粒子を製造
した結果、良好な分散性を有する粒子が得られ、その平
均粒径は0.362μmであった。
【0028】(実施例1−3−2)モノマーをスチレン
6.7g、アクリル酸エチル5.8g、着色剤をカーミ
ン6B2.5gとすること以外は実施例1と同様の方法
で顔料被覆ポリマー微粒子を製造した結果、良好な分散
性を有する粒子が得られ、その平均粒径は0.921μ
mであった。
【0029】(実施例1−3−3)モノマーをスチレン
6.7g、アクリル酸エチル5.8g、着色剤をジスア
ゾイエロー2.5gとすること以外は実施例1と同様の
方法で顔料被覆ポリマー微粒子を製造した結果、良好な
分散性を有する粒子が得られ、その平均粒径は0.34
3μmであった。
【0030】(実施例1−3−4)モノマーをスチレン
6.7g、アクリル酸エチル5.8g、着色剤をカーボ
ンブラック2.5gとすること以外は実施例1と同様の
方法で顔料被覆ポリマー微粒子を製造した結果、良好な
分散性を有する粒子が得られ、その平均粒径は0.29
5μmであった。
【0031】(実施例2)煮沸後窒素バブリングしたイ
オン交換水500gに、分散剤としてポリビニルアルコ
ール10.0g、着色剤としてフタロシアニンブルー
2.5gを分散させ、静置した。なお、静置時間は0〜
48時間でよい。
【0032】それと、モノマーとしてメタクリル酸メチ
ル7.5g、アクリル酸エチル5.0g、重合開始剤と
して2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩
酸塩1.0gとを、攪拌機,冷却管,窒素導入管,温度
計を取り付けたセパラブルフラスコ内で混合し、攪拌翼
回転数120rpm ,温度70℃で8時間ソープフリー乳
化重合を行い、生成物2を得た。このときの平均粒径は
0.242μmであった。また、上記の条件の内、分散
剤の量を2.5〜10.0gとしたときの平均粒径を生
成物2と併せて図2に示してある。
【0033】図2に示すように分散剤の投入量に関わら
ず顔料被覆ポリマー微粒子の平均粒径を0.2〜0.3
μmの一定値に保つことができ、良好な分散性を示すサ
ブミクロンの粒子が製造できた。
【0034】(実施例2−1−1)着色剤をカーミン6
B2.5gとすること以外は実施例2と同様の方法で顔
料被覆ポリマー微粒子を製造した結果、良好な分散性を
有する粒子が得られ、その平均粒径は0.547μmで
あった。
【0035】(実施例2−1−2)着色剤をジスアゾイ
エロー2.5gとすること以外は実施例2と同様の方法
で顔料被覆ポリマー微粒子を製造した結果、良好な分散
性を有する粒子が得られ、その平均粒径は0.283μ
mであった。
【0036】(実施例2−1−3)着色剤をカーボンブ
ラック2.5gとすること以外は実施例2と同様の方法
で顔料被覆ポリマー微粒子を製造した結果、良好な分散
性を有する粒子が得られ、その平均粒径は0.240μ
mであった。
【0037】(実施例2−2−1)モノマーをメタクリ
ル酸イソブチル12.5gとすること以外は実施例2と
同様の方法で顔料被覆ポリマー微粒子を製造した結果、
良好な分散性を有する粒子が得られ、その平均粒径は
0.235μmであった。
【0038】(実施例2−2−2)モノマーをメタクリ
ル酸イソブチル12.5g、着色剤をカーミン6B2.
5gとすること以外は実施例2と同様の方法で顔料被覆
ポリマー微粒子を製造した結果、良好な分散性を有する
粒子が得られ、その平均粒径は0.545μmであっ
た。
【0039】(実施例2−2−3)モノマーをメタクリ
ル酸イソブチル12.5g、着色剤をジスアゾイエロー
2.5gとすること以外は実施例2と同様の方法で顔料
被覆ポリマー微粒子を製造した結果、良好な分散性を有
する粒子が得られ、その平均粒径は0.278μmであ
った。
【0040】(実施例2−2−4)モノマーをメタクリ
ル酸イソブチル12.5g、着色剤をカーボンブラック
2.5gとすること以外は実施例2と同様の方法で顔料
被覆ポリマー微粒子を製造した結果、良好な分散性を有
する粒子が得られ、その平均粒径は0.221μmであ
った。
【0041】(実施例2−3−1)モノマーをスチレン
6.7g、アクリル酸エチル5.8gとすること以外は
実施例2と同様の方法で顔料被覆ポリマー微粒子を製造
した結果、良好な分散性を有する粒子が得られ、その平
均粒径は0.246μmであった。
【0042】(実施例2−3−2)モノマーをスチレン
6.7g、アクリル酸エチル5.8g、着色剤をカーミ
ン6B2.5gとすること以外は実施例2と同様の方法
で顔料被覆ポリマー微粒子を製造した結果、良好な分散
性を有する粒子が得られ、その平均粒径は0.539μ
mであった。
【0043】(実施例2−3−3)モノマーをスチレン
6.7g、アクリル酸エチル5.8g、着色剤をジスア
ゾイエロー2.5gとすること以外は実施例2と同様の
方法で顔料被覆ポリマー微粒子を製造した結果、良好な
分散性を有する粒子が得られ、その平均粒径は0.28
7μmであった。
【0044】(実施例2−3−4)モノマーをスチレン
6.7g、アクリル酸エチル5.8g、着色剤をカーボ
ンブラック2.5gとすること以外は実施例2と同様の
方法で顔料被覆ポリマー微粒子を製造した結果、良好な
分散性を有する粒子が得られ、その平均粒径は0.24
3μmであった。
【0045】(実施例3)煮沸後窒素バブリングしたイ
オン交換水500gに、分散剤としてポリビニルアルコ
ール10.0g、着色剤としてフタロシアニンブルー
2.5gを分散させ、静置した。なお、静置時間は0〜
48時間でよい。
【0046】それと、モノマーとしてメタクリル酸イソ
ブチル12.5g、架橋性モノマーとしてジビニルベン
ゼン0.125g、重合開始剤として2,2′−アゾビ
ス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩1.0gとを、攪
拌機,冷却管,窒素導入管,温度計を取り付けたセパラ
ブルフラスコ内で混合し、攪拌翼回転数120rpm ,温
度70℃で8時間ソープフリー乳化重合を行い、生成物
3を得た。このときの平均粒径は0.232μmで、良
好な分散性を示すサブミクロンの粒子が製造できた。
【0047】(実施例3−1−1)着色剤をジスアゾイ
エロー2.5gとすること以外は実施例3と同様の方法
で顔料被覆ポリマー微粒子を製造した結果、良好な分散
性を有する粒子が得られ、その平均粒径は0.279μ
mであった。
【0048】(実施例3−2−1)モノマーをスチレン
6.7g、アクリル酸エチル5.8gとすること以外は
実施例3と同様の方法で顔料被覆ポリマー微粒子を製造
した結果、良好な分散性を有する粒子が得られ、その平
均粒径は0.254μmであった。
【0049】(実施例3−2−2)モノマーをスチレン
6.7g、アクリル酸エチル5.8g、着色剤をカーボ
ンブラック2.5gとすること以外は実施例3と同様の
方法で顔料被覆ポリマー微粒子を製造した結果、良好な
分散性を有する粒子が得られ、その平均粒径は0.25
1μmであった。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による顔料
被覆ポリマー微粒子の製造方法では、水溶媒中にノニオ
ン系高分子分散剤を用いて顔料を分散させた後、重合開
始剤の存在下でラジカル付加重合モノマー又はラジカル
付加重合モノマーと架橋性モノマーを、重合開始前又は
重合中に連続的又は間欠的に添加しソープフリー乳化重
合を行なわせるもので、これによって高解像度対応トナ
ーとして平均粒径がサブミクロンから1ミクロンレベル
の顔料被覆微粒子を分散安定化した状態で製造すること
が可能となった。
【0051】さらに、樹脂に顔料を内添する工程を簡略
化でき、また生成物粒子の表面にはイオン系界面活性剤
あるいは無機微粉末による分散安定剤などの残留物が存
在しないため、帯電性あるいは定着性に優れたトナーを
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の顔料被覆ポリマー微粒子の製造方法の
実施例1におけるポリビニルアルコール投入量に対する
顔料被覆ポリマー微粒子の粒径の変化を示すグラフ。
【図2】本発明の顔料被覆ポリマー微粒子の製造方法の
実施例2におけるポリビニルアルコール投入量に対する
顔料被覆ポリマー微粒子の粒径の変化を示すグラフ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶媒中にノニオン系高分子分散剤を用
    いて顔料を分散させた後、重合開始剤の存在下でラジカ
    ル付加重合モノマー又はラジカル付加重合モノマーと架
    橋性モノマーを、重合開始前又は重合中に連続的又は間
    欠的に添加し、ソープフリー乳化重合を行なわせること
    を特徴とする顔料被覆ポリマー微粒子の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のノニオン系高分子分散剤
    がポリビニルアルコールであることを特徴とする顔料被
    覆ポリマー微粒子の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の重合開始剤が過硫酸カリ
    ウム又は2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)
    二塩酸塩であることを特徴とする顔料被覆ポリマー微粒
    子の製造方法。
JP12150496A 1995-08-03 1996-05-16 顔料被覆ポリマー微粒子の製造方法 Withdrawn JPH09100303A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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