JPH09100263A - 低減された沃素カラーナンバーを示し、低減された塩素分を含有するジフェニルメタンジイソシアナートとポリフェニルポリメチレンポリイソシアナートの混合物の製造方法 - Google Patents

低減された沃素カラーナンバーを示し、低減された塩素分を含有するジフェニルメタンジイソシアナートとポリフェニルポリメチレンポリイソシアナートの混合物の製造方法

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JPH09100263A JP8169718A JP16971896A JPH09100263A JP H09100263 A JPH09100263 A JP H09100263A JP 8169718 A JP8169718 A JP 8169718A JP 16971896 A JP16971896 A JP 16971896A JP H09100263 A JPH09100263 A JP H09100263A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術の欠点を最小限ならしめ、できるだ
け高いイソシアナート分、できるだけ低い全体的塩素
分、できるだけ低い沃素カラーナンバーを有する、貯蔵
安定性の粗MDIを製造すること。 【解決手段】 目的物に対応するジフェニルメタンジア
ミンとポリフェニルポリメチレンポリアミンの混合物
を、少なくとも1種類の不活性有機溶媒の存在下におい
て、加熱下に、ホスゲンと反応させ、ホスゲン化終了
後、過剰量のホスゲンと溶媒を分離除去し、反応生成物
を熱処理することにより、低減された沃素カラーナンバ
ーを示し、低減された塩素分を含有する、ジフェニルメ
タンジイソシアナートとポリフェニルポリメチレンポリ
イソシアナートの混合物を製造する方法であって、水
と、少なくとも1種類の1価もしくは多価のポリオキシ
アルキレンアルコールまたはこれらの混合物との混合物
の有効量を、ホスゲン化終了後、ホスゲンの存在下また
は不存在下において、反応混合物に合併することを特徴
とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目的物に対応する
ジフェニルメタンジアミンと、粗MDIとして知られて
いるポリフェニルポリメチレンポリアミンの混合物を、
少なくとも1種類の不活性有機溶媒の存在下において、
加熱下に、ホスゲンと反応させ、ホスゲン化終了後、水
と、少なくとも1種類の1価もしくは多価のポリオキシ
アルキレンアルコールとの混合物の有効量を、反応混合
物に合併する、低減された沃素カラーナンバーを示し、
低減された塩素分を含有する、ジフェニルメタンジイソ
シアナートとポリフェニルポリメチレンポリイソシアナ
ートの混合物を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる粗MDIは、ポリイソシアナー
ト重付加生成物、例えばウレタン基およびイソシアヌラ
ート基含有ウレタン発泡体を製造するための、またポリ
ウレタン(PU)エラストマー、その繊維、シーリング
材、接着剤等を形成する重要な構成分であるジフェニル
メタン−4,4′−ジイソシアナートを製造するため
の、工業的に最も重要な出発材料の一つである。これは
一般に不活性有機溶媒中において、粗MDAを公知の態
様でホスゲンと反応させることにより製造される。この
粗MDIは、酸性触媒の存在下に、アニリンとホルムア
ルデヒドを縮合させて得られる。ジフェニルメタンジア
ミンと同族体ポリフェニルポリメチレンポリアミンおよ
びこれらの異性体の量割合は、出発材料の混合割合、反
応条件および各種反応の関数として制御され得る(ミュ
ンヘン、ウィーンのカルル、ハンゼル、フェルラーク
社、1966年第1版、1983年第2版刊、「クンス
トシュトフ、ハントブーフ」第7巻「ポリウレタン」参
照)。アニリンとホルムアルデヒドの縮合が、弱酸性触
媒の存在下に行われる場合には、得られる粗MDIは、
2,2′−および2,4′−ジアミノジフェニルメタン
の高い含有分を示すが、4,4′−ジアミノジフェニル
メタン分が多く、同時に2,4′−ジアミノジフェニル
メタン分が少ない粗MDA混合物は、比較的多量の強酸
性触媒、ことに塩酸のような強鉱酸の存在下においての
み得られる。
【0003】ジアミノジフェニルメタン異性体の粗MD
A中における同族体に対する量割合も、アニリン/ホル
ムアルデヒドの量割合、縮合反応温度によって相違し、
アニリンの割合が高く、温度が低い場合には、ジアミノ
ジフェニルメタン分の高い生成物が得られる(カナダ国
特許770026号公報)。
【0004】多くの刊行物、特許文献に記載されている
上述の製造方法は、多少の差はあるが強く着色された粗
MDAをもたらす欠点がある。この色は、黒から濃もし
くは褐色を経て黄土色まで異なり得る。さらに、この着
色は、対応する粗MDI製造のためにホスゲンと反応さ
せることによっても軽減せず、あるいは充分な軽減がで
きず、生成粗MDIは蒸留により精製され得ない欠点を
有する。さらにこの好ましくない着色はその後の下流生
成物にも影響を及ぼし、従って、ポリイソシアナート重
付加物である着色粗MDIから形成される発泡体も無色
にはならない。このポリイソシアナート重付加生成物に
固有の着色は、機械特性に悪い影響を及ぼすものではな
いが、使用者は無色の生成物製品を本質的に好む。
【0005】従って、これまでに粗MDIの着色を軽減
し、適当な手段ないし添加剤により製造されるポリイソ
シアナートを安定化させる試みが多数なされて来た。
【0006】米国特許2885420号明細書によれ
ば、ポリイソシアナートに対して0.01から0.5重
量%の芳香族、脂環式または脂肪族エーテルまたはチオ
エーテルを添加することにより、有機ポリイソシアナー
トを着色に対して安定化することができるとしている。
【0007】また西独特願公開1280855号公報
(英国特許1097219号明細書)によれば、有機ジ
イソシアナート溶液中において、ゲル形成触媒として作
用する不純物を除去するために、ジイソシアナートに対
して0.001から1重量%の燐酸が、この溶液に添加
される。
【0008】また英国特願公告14650143号公報
には、蒸留されたジフェニルメタンジイソシアナートの
貯蔵安定性を改善するため、ジイソシアナートに対して
0.001から0.25重量%のグリシドールを添加す
ることが記載されている。
【0009】ヨーロッパ特願公告183976号公報
は、熱的に色安定性のある脂肪族(環式)ジイソシアナ
ートを製造する方法に関するものであるが、この方法に
おいては、工業的品質のジイソシアナートを、脂肪族的
および/または脂環的に結合されたイソシアナート基と
共に、ジイソシアナートに可溶性であり、かつ式−NH
−CO−の構造的単位を少なくとも3重量%含有する化
合物の存在下に、5時間までの時間において、100か
ら220℃に加熱し、次いで蒸留により精製する。しか
しながら、この方法は粗MDIの処理には適用され得な
い。前述したようにこれは蒸留処理され得ないからであ
る。
【0010】米国特許4465639号明細書によれ
ば、ホスゲン化終了後、ホスゲン除去の終了前に、反応
混合物中のポリイソシアナートに対して0.1から5重
量%の水に粗MDIが合併される。粗MDIと、これか
ら製造されるPU発泡体の着色は、これにより軽減され
る。さらに粗MDI中の高分子量MDI同族体の割合
が、著しく低減され、その粘度も低減される。このよう
にして、粗MDIの沃素カラーナンバーは、低減され得
るが、本方法はまた著しい不利点を伴う。すなわち、水
の存在により、塩素、塩化水素およびホスゲンを含有す
る反応混合物の製造装置に対する腐蝕作用が増大し、こ
れにより毒性ホスゲンないしホスゲン含有反応混合物の
漏出のおそれが増大する。安全性の見地から、ホスゲン
化に当ってはあらゆる形態の水分が完全に排除されねば
ならない。
【0011】またヨーロッパ特願公開467125号公
報によれば、粗MDIの沃素カラーナンバーは、水の代
わりに有効量の1価もしくは多価のポリオキシアルキレ
ンアルコールまたはこれらの混合物を、ホスゲン化終了
後、反応混合物に合併する。この方法は粗MDIの沃素
カラーナンバーを著しく例えば60以下まで、ことに3
5から20まで低減し得るが、また以下のような欠点を
伴う。すなわち、ポリオキシアルキレンアルコールの添
加により、粗MDI中のイソシアナート分を低減させる
が、塩素分、ことに全体的塩素分が増大し、また粘度が
貯蔵期間の延長とともに増大する。
【0012】
【解決されるべき課題】そこでこの分野の技術的課題な
いし本発明の目的は、従来技術の欠点を最小限ならし
め、できるだけ高いイソシアナート分、できるだけ低い
全体的塩素分、できるだけ低い沃素カラーナンバーを有
する、貯蔵安定性の粗MDIを製造することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】しかるに、上述の課題な
いし目的は、水と、少なくとも1種類の1価および/ま
たは多価のポリオキシアルキレンアルコールとの混合物
を、ホスゲン化処理終了後、ホスゲンを含有している、
または好ましくはホスゲンをほとんど含有していない反
応混合物に添加することにより解決もしくは達成される
ことが本発明者らにより見出された。
【0014】すなわち、本発明は目的物に対応するジフ
ェニルメタンジアミンとポリフェニルポリメチレンポリ
アミンの混合物を、少なくとも1種類の不活性有機溶媒
の存在下において、加熱下に、ホスゲンと反応させ、ホ
スゲン化終了後、過剰量のホスゲンと溶媒を分離除去
し、反応生成物を熱処理することにより、低減されたカ
ラーナンバーを示し、低減された塩素分を含有するジフ
ェニルメタンジイソシアナートとポリフェニルポリメチ
レンポリイソシアナートの混合物を製造する方法であっ
て、水と、少なくとも1種類の1価もしくは多価のポリ
オキシアルキレンアルコールまたはこれらの混合物との
混合物の有効量を、ホスゲン化終了後、ホスゲンの存在
下または不存在下において、反応混合物に合併すること
を特徴とする方法を提供する。
【0015】本発明方法は、従来の水だけを添加物とし
て使用していた場合に比べて低い沃素カラーナンバー、
ポリオキシアルキレンアルコールないしこれらの混合物
のみを使用する場合に達成され得る沃素カラーナンバー
を示す粗MDIの製造を可能ならしめることができる。
このこと自体全く予想外のことであったが、さらに本発
明による、水と、少なくとも1種類のポリオキシアルキ
レンアルコールとの混合物の添加が、単に少なくとも1
種類のオキシアルキレンアルコールのみを使用した場合
に比べて、粗MDIにおけるイソシアナート分を増大さ
せ、容易に加水分解し得る塩素分と、加水分解し難い塩
素分、ことに全塩素分の量を減少させ得ることは、全く
予想外のことである。この相乗的効果は、塩素、塩化水
素およびホスゲンを含有する反応混合物のスチール製造
装置に対する腐蝕作用にかんがみて極めて予想外のこと
と言わねばならない。
【0016】本発明方法により製造されるジフェニルメ
タンジイソシアナート(MDI)とポリフェニルポリメ
チレンポリイソシアナートの混合物は、30から90重
量%、ことに30から70重量%のMDI異性体分、3
0から33重量%、ことに30.5から32.5重量%
のイソシアナート分(いずれも粗MDI重量に対して)
を含有し、20から60、ことに25から40の沃素カ
ラーナンバーを示す。この混合物は、また易加水分解性
塩素を100から300ppm、ことに120から20
0ppm、難加水分解性塩素を500から2000pp
m、ことに800から1400ppm、全塩素分を15
00から4000ppm、ことに1700から3000
ppm含有し、DIN53019により25℃で測定し
て最高2000mPa.s、好ましくは40から350
mPa.sの粘度を有する。
【0017】このような異性体および同族組成分を含有
する粗MDIは、上述したように、対応する組成の粗M
DAを、少なくとも1種類の不活性有機溶媒の存在下
に、対応する構造を有する粗MDAを、それ自体公知の
方法でホスゲン化することにより得られる。
【0018】適当な粗MDAは、アニリンとホルムアル
デヒドを、6〜1.6:1、ことに3〜1.9:1のモ
ル割合で、アニリンの酸性触媒に対するモル割合を1:
0.98〜0.01、ことに1:0.8〜0.2とし
て、縮合させることにより得られる。
【0019】ホルムアルデヒドは、例えば市販の30−
50重量%濃度の溶液のような水溶液の形態で使用され
るのが好ましい。
【0020】有用であることが示された酸性触媒は、イ
オン交換樹脂あるいは強有機酸、またはことに強無機酸
のような陽子供与体である。本発明の目的からして、強
酸は1.5より小さいpK値を有するものであって、多
塩基性酸の場合、この数値は、第1水素解離段階の数値
である。この酸の具体例としては、塩酸、硫酸、燐酸、
フルオロスルホン酸、オキサル酸が挙げられる。塩化水
素も気相で使用され得る。約25から31重量%濃度の
塩酸水溶液を使用するのがことに有利である。
【0021】粗MDAを製造するために適当な方法は、
例えばカナダ国特許700026号明細書、西独特願公
告2227110号公報(米国特許4025557号明
細書)、同公開1242623号公報(米国特許347
8099号明細書)、同公開3225125号公報、英
国特願公開1064559号公報に記載されている。
【0022】粗MDAを製造するための他方の出発材料
はホスゲンであって、気相ホスゲンは、そのままで、ま
たは反応条件下で不活性の気体、例えば窒素、一酸化炭
素などで希釈して使用される。ホスゲンに対する粗MD
Aのモル割合は、反応混合中においてNH2 基に対し
て、ホスゲンが1から10モル、ことに1.3から4モ
ル存在するようになされるのが好ましい。
【0023】適当な不活性有機溶媒は、粗MDAおよび
ホスゲンが少なくとも部分的に溶解され得る溶媒であ
る。
【0024】極めて好ましいと認められている溶媒は、
塩素化炭化水素、例えばモノクロロベンゼン、ジクロロ
ベンゼン、ことにo−ジクロロベンゼン、p−ジクロロ
ベンゼン、トリクロロベンゼン、対応するトルエン、キ
シレン、クロロエチルベンゼン、モノクロロビフェニ
ル、α−、β−ナフチルクロリド、ジアルキルフタラー
ト、ことにジエチルイソフタラートである。ことに有用
な不活性溶媒は、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼ
ンまたはこれらクロロベンゼンの混合物である。溶媒は
単独でも混合物としてでも使用され得る。使用される溶
媒としては、MDI異性体より低い沸点を有し、従って
蒸留により、粗MDIから容易に分離され得るものが好
ましい。溶媒量は、反応混合物の総重量に対して、粗M
DI分が2から40重量%、ことに5から20重量%と
なるように選定されるのが有利である。
【0025】粗MDAは、そのまま、または有機溶媒に
溶解して使用され得る。しかしながら、アミン溶液総重
量に対して、粗MDAを2から40重量%、ことに5か
ら20重量%の割合で含有する粗MDA溶液を使用する
のが好ましい。
【0026】沃素カラーナンバーは、本発明方法により
水と、少なくとも1種類の1価もしくは多価ポリオキシ
アルキレンアルコールまたは1価、多価ポリオキシアル
キレンアルコールの混合物または1価および多価ポリオ
キシアルキレンアルコールの混合物との混合物有効量
を、ホスゲン含有反応混合物に合併することにより、低
減され得る。
【0027】この目的のために、使用され得る水は、一
般的に飲料として使用される水でもよい。しかしなが
ら、金属イオンを含有しない水、例えば蒸留水またはイ
オン交換体で精製した水を使用するのが有利である。
【0028】適当な1価もしくは多価ポリオキシアルキ
レンアルコールとしては、ヒドロキシル価が20から1
800、好ましくは100から1100、ことに200
から800であるアルコールであり、多価ポリオキシア
ルキレンアルコールは、2から8、ことに2から3の官
能性を示すものが好ましい。極めて有用であることが実
証されているポリオキシアルキレンアルコールは、必要
とされている有効量において、粗MDI製造用の不活性
有機溶媒、ことにモノクロロベンゼン、ジクロロベンゼ
ンまたはこれらの混合溶媒に、少なくとも部分的に、好
ましくは完全に溶解可能のアルコールである。
【0029】ポリオキシアルキレンアルコールはそれ自
体公知の方法、例えばアルカリ金属水酸化物、ことに水
酸化ナトリウムもしくはカリウム、アルカリ金属アルコ
キシド、ことにナトリウムメトキシド、ナトリウムもし
くはカリウムエトキシドまたはカリウムイソプロポキシ
ドを触媒として使用し、少なくとも1個、好ましくは2
から8個、ことに2もしくは3個の反応性水素を結合形
態で含有する、少なくとも1種類の開始剤分子を添加す
るアニオン重合により、あるいはアンチモンペンタクロ
リド、硼素トリフルオリドエーテラートなどのルイス酸
または漂白土を触媒として使用し、アルキレン基中の炭
素原子数2から4の1種類もしくは複数種類のアルキレ
ンオキシドを使用するカチオン重合により製造され得
る。
【0030】適当なアルキレンオキシドは、例えばテト
ラヒドロフラン、1,3−プロピレンオキシド、1,2
−もしくは2,3−ブチレンオキシド、スチレンオキシ
ド、ことにエチレンオキシドおよび1,2−プロピレン
オキシドである。このアルキレンオキシドは、個別的に
または順次に、または混合物として使用され得る。適当
な開始剤分子は、例えば炭素原子数1から10、ことに
1から4の分岐もしくは直鎖アルキル基を有するアルカ
ノール、ことにメタノール、エタノール、n−、イソ−
プロパノール、n−、sec−ブタノール、ペンタノー
ル、ヘキサノール、n−、イソーオクタノール、多価、
好ましくは2価から8価、ことに2価および/または3
価アルコールまたはアルキレングリコール、ことにエタ
ンジオール、1,2−、1,3−プロパンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、グリセロール、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリトリトール、ソルビトール、
シュクロース、ジエチレングリコール、ジプロピレング
リコールおよび水である。
【0031】適当な1価もしくは多価ポリオキシアルキ
レンアルコールの例としては、ポリオキシテトラメチレ
ン、ポリオキシテトラメチレン−ポリオキシプロピレ
ン、ポリオキシテトラメチレン−ポリオキシエチレン、
ポリオキシプロピレン、ポリオキシプロピレン−ポリオ
キシエチレン、ポリオキシエチレンアルコールが挙げら
れる。しかしながら、ことにポリオキシアルキレンアル
コールが極めて好ましいことが実証されており、従って
官能性が2から3、ヒドロキシル価が200から80
0、ことに240から600の多価ポリオキシアルキレ
ンアルコールを使用するのが好ましく、ことにエチレン
オキシド、1,2−プロピレンオキシド、または1,2
−プロピレンとエチレンオキシドから得られ、この得ら
れたポリオキシプロピレン−ポリオキシエチレンアルコ
ールが、ランダムに分布し、またはエチレンオキシドを
末端ブロックとしてブロック状もしくはランダムに分布
する結合形態のエチレンオキシド単位と1,2−プロピ
レンオキシド単位を含有することができるものが好まし
い。もちろん、1価と多価のポリオキシアルキレンアル
コール混合物も使用され得る。
【0032】水と、1価および/または多価ポリオキシ
アルキレンアルコールとの混合物の、沃素カラーナンバ
ーと塩素分を低減させるに必要な量は、1種類もしくは
複数種類の未知の物質を含有し得る、粗MDI中の不純
物の着色度および量と、ポリオキシアルキレンアルコー
ルのヒドロキシル価とに応じて変化するので、この量は
それぞれの場合に簡単な試験を行って決定され得る。
【0033】良好な結果は、通常、反応混合物中の粗M
DIの重量に対して0.01を超過する0.3重量%以
下の、好ましくは0.01重量%以上からの0.1重量
%以下の水と、同じく反応混合物中の粗MDIの重量に
対して0.05から5重量%の、ヒドロキシル価が38
0以下の少なくとも1種類のポリオキシアルキレンアル
コール、ことに0.1から3重量%、ことに0.2から
1.5重量%のヒドロキシル価が200から800の少
なくとも1種類のポリオキシアルキレンアルコール、さ
らに好ましくは0.05から1.5重量%、ことに0.
1から1.0重量%の、ヒドロキシル価が800以上の
ポリオキシアルキレンアルコール(いずれも溶媒を含ま
ない粗MDIの重量に対して)とを使用する場合に得ら
れる。
【0034】ポリオキシアルキレンアルコールは、純粋
なまたは市販品純度の品質で使用され得る。しかしなが
ら、通常の市販品より水分含有量の多いポリオキシアル
キレンアルコールも、添加された水分を含めてこのアル
コール中の水分が本発明方法において必要とされる水分
量を越えない限り使用され得る。この含有水分の多いポ
リオキシアルキレンアルコールを使用する場合には、ポ
リオキシアルキレンアルコールの水分含有量に応じて、
さらに水を添加することは省略され得る。
【0035】ホスゲンおよび不活性溶媒を除去した後、
必要に応じて、フェノールと少なくとも1種類のアリー
ルホフファイトを主体とする安定剤またはこれら安定剤
の混合物を、水と、1価および/または多価ポリオキシ
アルキレンアルコールとを含有する粗MDI、および/
またはこの1価および/または多価ポリオキシアルキレ
ンアルコールと粗MDIから得られる反応生成物に添加
することができる。本発明方法により使用される水とポ
リオキシアルキレンアルコールの混合物と共にこのよう
な安定剤が添加使用される場合には、さらに沃素カラー
ナンバーの低減に追加的な効果をもたらし得る。この安
定剤は、粗MDIの重量に対して、0から最大限5重量
%、好ましくは0.01から3、ことに0.1から1.
0重量%の量で使用され得る。
【0036】このフェノールを主体とする適当な酸化防
止剤は、例えばスチレン化フェノール、すなわち、2−
もしくは4−位に、あるいは2−位および4−位および
/または6−位に結合1−フェニルエチル基を有するフ
ェノール、ビス[2−ヒドロキシ−5−メチル−3−t
−ブチルフェニル]メタン、2,2−ビス[4−ヒドロ
キシフェニル]プロパン、4,4′−ジヒドロキシビフ
ェニル、3,3′−ジアルキル−もしくは3,3′,
5,5′−テトラアルキル−4,4′−ジヒドロキシビ
フェニル、ビス[4−ヒドロキシ−2−メチル−5−t
−ブチルフェニル]スルフィド、ヒドロキノン、4−メ
トキシフェノール、4−t−ブトキシフェノールまたは
4−ベンジルオキシフェノール、あるいは4−メトキシ
−2−もしくは−3−t−ブチルフェノール、2,5−
ジヒドロキシ−1−t−ブチルベンゼン、4−メトキシ
−2,6−ジ−t−ブチルフェノール、ことに2,6−
ジ−t−ブチル−p−クレゾールの混合物である。
【0037】有用であることが実証されている亜燐酸ア
リールは、アルキル基中の炭素原子数が1から10の、
トリ(アルキルフェニル)亜燐酸塩、ことにトリ(メチ
ルフェニル)、トリ(エチルフェニル)、トリ(n−ブ
チルフェニル)、トリ(s−ブチルフェニル)、トリ
(t−ブチルフェニル)、トリ(オクチルフェニル)、
トリ(2−エチルオクチルフェニル)、トリ(デシルフ
ェニル)亜燐酸塩であり、好ましいのはトリ(ノニルフ
ェニル)亜燐酸塩、ことにトリフェニル亜燐酸塩であ
る。
【0038】本発明方法により低減された沃素カラーナ
ンバーを示し、低減された塩素分を含有する粗MDIを
製造するために、目的物に対応する粗MDAを、90か
ら220℃、ことに120から180℃の温度、大気圧
下、例えば1から10バール、ことに2から8バールの
加圧下において、ホスゲン化する。本発明方法において
使用される温度は、粗MDAとホスゲンの反応により中
間生成物として形成されるカルバミン酸の分解温度より
高い。圧力の増大は、技術的および安全上の理由のみか
ら限定されるが、上記上限以上の圧力増大は全く収率の
増大につながらない。
【0039】ホスゲン化の終了後、水と、少くとも1種
類の1価および/または多価ポリオキシアルキレンアル
コールの混合物、ことに水とポリオキシプロピレンポリ
オールの混合物または水分含有ポリオキシアルキレンア
ルコールまたは水分含有ポリオキシアルキレンアルコー
ル混合物が、少くとも1種類の不活性有機溶媒、これに
溶解された粗MDI、過剰量のホスゲン、塩化水素、ホ
スゲン化副生成物を含有する反応混合物に、例えば20
から220℃、好ましくは90から200℃、ことに1
25から165℃の温度で添加される。好ましい他の改
変形方法では、ホスゲン化終了後、まず過剰量のホスゲ
ンが、反応混合物からほぼ完全に除去される。次いで本
発明による、水と少くとも1種類のポリオキシアルキレ
ンアルコールとの適当な混合物の有効量が、上記の温度
において、少くとも1種類の不活性有機溶媒、これに溶
解されている粗MDI、除去されていないホスゲン残
部、塩化水素およびホスゲン化副生成物を含有する反応
混合物に合併される。例えば0.1から45分、好まし
くは2から25分の滞留時間、20から180℃、こと
に70から180℃において、過剰量のホスゲンが、あ
るいは好ましい本発明実施態様においては、なお存在す
るホスゲン残量が、大気圧下においてほぼ完全に除去さ
れ、次いで30から180℃、ことに50から180℃
において、減圧下、例えば0.01から100ミリバー
ル、ことに0.1から50ミリバールの圧力下で、こと
に蒸留により、不活性有機溶媒または混合溶媒がほぼ完
全に除去され得る。
【0040】有利と考えられる場合には、次いでフェノ
ールおよび/または少くとも1種類の、亜燐酸アリール
を主体とする酸化防止剤の有効量が、水と1価および/
または多価ポリオキシアルキレンアルコールを含有する
粗MDIに、ことに水とこれらポリオキシアルキレンア
ルコールを含有する粗MDI反応生成物に添加され得
る。このようにして処理された粗MDIは、次いで10
0から250℃、ことに140から200℃に加熱さ
れ、塩素分が除去され、次いでこの温度で、例えば0.
01から100ミリバール、ことに0.1から20ミリ
バールの減圧下に、少くとも5分間、ことに5から45
分間で処理される。60℃まで冷却して、中間貯蔵さ
れ、ここでさらに冷却される。
【0041】本発明により製造される粗MDIは、その
沃素カラーナンバーが著しく、一般的に40まで低減さ
れ、緻密な、または発泡されたポリイソシアナート重付
加物、ことに著しく着色が軽減された、ウレタン基また
はウレタン基とシアヌラート基を含有する、可撓性、半
硬質または硬質の発泡体を製造するために使用される。
【0042】
【実施例】実施例1および対比例I−IV 水またはヒドロキシル価250のポリオキシプロピレン
グリコールまたは本発明による水と特定のポリオキシア
ルキレングリコールとの混合物を、130から140℃
の温度において、溶媒としてのモノクロロベンゼン90
重量部と、ホスゲン最大限1重量部と、54.7重量%
の4,4′−MDI、2.4重量%の2,4′−MD
I、最大限1重量%の2,2′−MDI、および2個以
上のイソシアナート基を有する同族体から成る粗MDI
(これらを合計して100重量%とする)および同定さ
れていない副生成物とから成る反応混合物(これらを合
計して100重量部とする)に添加した。
【0043】反応混合物を5分間にわたり130から1
40℃の温度に維持し、次いで約20分間にわたり17
5℃に加熱し、この温度で減圧(約60ミリバール)下
に、残存ホスゲンおよびモノクロロベンゼンを蒸留除去
した。
【0044】得られた粗MDIを、170から180℃
の温度、10ミリバール以下の減圧下に、30分間にわ
たり脱塩素処理した。
【0045】この粗MDIは、DIN53019により
25℃で測定して、200mPa・sの粘度を示し、こ
の粗MDIをモノクロロベンゼンで容積割合が1:5と
なるように希釈して、DIN6162により沃素カラー
ナンバー(ICN)、全塩素分(TC)およびイソシア
ナート分を測定した。その結果は下表1に示される。使
用された水およびポリオキシプロピレングリコールの量
も下表に示される。
【0046】
【表1】
【0047】実施例2および対比例V ヒドロキシル価560の、グリセロール起原ポリオキシ
プロピレンポリオール、または本発明による水と特定の
ポリオキシプロピレンポリオールを、138から142
℃において、溶媒としてのモノクロロベンゼン90重量
部と、ホスゲン最大限1重量部と、55重量%の4,
4′−MDI、3.4重量%の2,4′−MDI、最大
限1重量%の2,2′−MDIおよび2個以上のイソシ
アナート基を有する同族体から成る粗MDI(これらを
合計して100重量%とする)とから成る反応混合(こ
れらを合計して100重量部とする)に添加した。
【0048】反応混合物を130℃から140℃に5分
間保持し、次いで約20分間にわたり175℃に加熱
し、この温度で減圧(約60ミリバール)下に、ホスゲ
ンおよびモノクロロベンゼンを蒸留除去した。
【0049】得られた粗MDIから、実施例1と同様の
方法で塩素を除去した。この粗MDIは200mPa・
sの粘度を示した。沃素カラーナンバー(ICN)、全
塩素分(TC)およびイソシアナート分を測定した。そ
れぞれの粗MDIに対する数値を下表に示す。なお使用
された水およびポリオキシプロピレンポリオールの量も
下表2に示す。
【0050】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローラント、ミンゲス ドイツ、67269、グリューンシュタット、 アウフ、デァ、ゼッツ、23 (72)発明者 ペーター、ケラー ドイツ、69493、ヒルシュベルク、ヴィン ツァーヴェーク、2 (72)発明者 ヴィリー、ブァン、ペー ベルギー、2950、カペレン、ブンダーベー クラーン、18 (72)発明者 ヴォルフガング、ハイダー ドイツ、67434、ノイシュタット、マコン リング、97 (72)発明者 ズィークムント、ポール ドイツ、67069、ルートヴィヒスハーフェ ン、ヤーンシュトラーセ、33 (72)発明者 ベルンハルト、オットー ドイツ、67117、リムブルガーホーフ、ア ルベルト−シュヴァイツァー−シュトラー セ、1 (72)発明者 パウル、ヤコブス ベルギー、2970、グラーフェンヴェツェ ル、スヴァネベークラーン、5 (72)発明者 ヴィルフリート、ゼイフェルト ドイツ、67273、ヴァイゼンハイム、バッ ハヴェーク、8

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的物に対応するジフェニルメタンジア
    ミンとポリフェニルポリメチレンポリアミンの混合物
    を、少なくとも1種類の不活性有機溶媒の存在下におい
    て、加熱下に、ホスゲンと反応させ、ホスゲン化終了
    後、過剰量のホスゲンと溶媒を分離除去し、反応生成物
    を熱処理することにより、低減された沃素カラーナンバ
    ーを示し、低減された塩素分を含有する、ジフェニルメ
    タンジイソシアナートとポリフェニルポリメチレンポリ
    イソシアナートの混合物を製造する方法であって、水
    と、少なくとも1種類の1価もしくは多価のポリオキシ
    アルキレンアルコールまたはこれらの混合物との混合物
    の有効量を、ホスゲン化終了後、ホスゲンの存在下また
    は不存在下において、反応混合物に合併することを特徴
    とする方法。
  2. 【請求項2】 上記有効量の混合物が、反応混合物中の
    ジフェニルメタンジイソシアナートとポリフェニルポリ
    メチレンポリイソシアナートの混合物の重量に対してそ
    れぞれ (i) 0.01を超過する0.3重量%以下の水
    と、 (ii) 0.05から5重量%の、少なくとも1種類
    の1価もしくは多価のポリオキシアルキレンアルコール
    を含有することを特徴とする、請求項(1)の方法。
  3. 【請求項3】 1価もしくは多価のポリオキシアルキレ
    ンアルコール(ii)が、20から1800のヒドロキ
    シル価を有することを特徴とする、請求項(1)または
    (2)の方法。
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