JPH09100099A - 高所作業車における緊急時ブーム操作方法及びその装置 - Google Patents

高所作業車における緊急時ブーム操作方法及びその装置

Info

Publication number
JPH09100099A
JPH09100099A JP25515895A JP25515895A JPH09100099A JP H09100099 A JPH09100099 A JP H09100099A JP 25515895 A JP25515895 A JP 25515895A JP 25515895 A JP25515895 A JP 25515895A JP H09100099 A JPH09100099 A JP H09100099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
emergency
engine
starter motor
workbench
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25515895A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Horinouchi
良和 堀之内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP25515895A priority Critical patent/JPH09100099A/ja
Publication of JPH09100099A publication Critical patent/JPH09100099A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】構成が簡単で、コストの低減を図ることができ
るとともに、故障の頻度が少なく、信頼性の高い、高所
作業車における緊急時ブーム操作方法及びその装置を提
供する。 【解決手段】先端部に作業台5を有するブーム3を車体
1上に設け、エンジン17の動力により駆動する油圧ポ
ンプ10によって前記ブーム3を作動させる油圧アクチ
ュエータに圧油を供給するようにした高所作業車におい
て、高所作業中においてエンジン17の故障等によりブ
ーム3の作動が不能になった緊急時に、エンジン17の
始動に使用するスタータモータ18の動力により前記油
圧ポンプ10を駆動させて油圧アクチュエータに圧油を
供給し、ブーム3を作動させるようにしている。前記ス
タータモータ18を作動させる作動スイッチ19を作業
台5に設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所作業車におい
て、高所作業中にブームの作動が不能になった際に、ブ
ームを作動させる緊急時ブーム操作方法及びその装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高所作業車において、高所作業中
にエンジンの故障等によりブームの作動が不能になった
緊急時の手段としては、エンジンによって駆動する主油
圧ポンプとは別に、バッテリ等によって駆動する緊急時
用の第2油圧ポンプが設けられており、この第2油圧ポ
ンプを駆動させることで、圧油を油圧アクチュエータに
供給してブームを作動させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、緊急時用の第2油圧ポンプを設けたもので
は、この第2油圧ポンプを駆動させるための電気配線や
油圧配管を別途設ける必要があり、コスト高になるとと
もに、上記電気配線や油圧配管に異常が生じた場合に
は、完全に動力源を失うことになり、信頼性に欠けると
いう問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
高所作業車における緊急時ブーム操作方法は、先端部に
作業台を有するブームを車体上に設け、エンジンの動力
により駆動する油圧ポンプによって前記ブームを作動さ
せる油圧アクチュエータに圧油を供給するようにした高
所作業車において、高所作業中においてエンジンの故障
等によりブームの作動が不能になった緊急時に、エンジ
ンの始動に使用するスタータモータの動力により前記油
圧ポンプを駆動させて油圧アクチュエータに圧油を供給
し、ブームを作動させるものである。
【0005】本発明の請求項2記載の高所作業車におけ
る緊急時ブーム操作方法は、前記スタータモータを作動
させる作動スイッチを作業台に設け、該作動スイッチに
より作業台側からスタータモータを作動させるものであ
る。
【0006】本発明の請求項3記載の高所作業車におけ
る緊急時ブーム操作装置は、先端部に作業台を有するブ
ームを車体上に設け、エンジンの動力により駆動する油
圧ポンプによって前記ブームを作動させる油圧アクチュ
エータに圧油を供給するようにした高所作業車におい
て、上記エンジンを始動させるスタータモータと、該ス
タータモータを作動させる作動スイッチと、スタータモ
ータによる駆動力を油圧ポンプに伝達する伝達手段とを
備えたものである。
【0007】本発明の請求項4記載の高所作業車におけ
る緊急時ブーム操作装置は、前記作動スイッチが作業台
に設けられたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0009】図2は、高所作業車の概略の全体構成を示
している。
【0010】図において、1は、高所作業車の車体であ
って、車体1上に旋回台2が旋回モータ(図示省略)に
よって旋回自在に搭載されている。上記旋回台2の上端
部にはブーム3が起伏自在に設けられている。
【0011】前記ブーム3は、多段伸縮式であって、伸
縮シリンダ(図示省略)により伸縮自在、且つブーム3
と旋回台2との間に配設した起伏シリンダ4により起伏
自在に構成されている。
【0012】ブーム3の先端には、作業台5が水平旋回
自在に設けられている。
【0013】なお、図1における符号6は、車体1の前
後の左右両側の4箇所に設けられたジャッキで、各ジャ
ッキ6は図示しないアウトリガにより車体の側方へ張出
可能に構成されている。
【0014】7は、ブーム3の起伏に対して作業台5を
常時水平に保持する水平シリンダである。
【0015】ここで、前述した旋回モータ、伸縮シリン
ダ、起伏シリンダ4等のブームの作動を行う各アクチュ
エータは、油圧ポンプから制御弁を介して供給される圧
油により作動させている。
【0016】図1は、油圧ポンプを駆動させる駆動系統
の概略を示している。
【0017】油圧ポンプ10は、電磁クラッチ11を介
して歯車12に連結されており、該歯車12は各ベルト
13、14を介してエアコンプーリ15、クランクプー
リ16に連係されている。
【0018】上記クランクプーリ16は、エンジン17
の一方の出力軸17aに連結されており、エンジン17
の駆動により上述した歯車12、各ベルト13、14、
エアコンプーリ15、クランクプーリ16で構成された
伝達手段を介して油圧ポンプ10を駆動させる。
【0019】上記エンジン17の他方の出力軸17bに
は、クラッチ17cを介して図示しないトランスミッシ
ョンが連結されている。
【0020】また、前記エンジン17の他方の出力軸1
7b側には、該エンジン17を始動させるスタータモー
タ18が連結されており、スタータモータ18を作動さ
せることでエンジン17が駆動される。
【0021】そして、前記スタータモータ18は、前記
作業台5に配置された作動スイッチ19によって作動可
能に構成されている。
【0022】この作動スイッチ19は、エンジン駆動時
に使用するために運転席に配置されている始動スイッチ
と同じ役割を果たすものである。
【0023】次に、このように構成された高所作業車の
動作について説明する。
【0024】まず、通常の高所作業を行う場合には、エ
ンジン17の駆動により油圧ポンプ10を駆動させ、図
示しない各制御弁を操作することで各アクチュエータを
作動させ、ブーム3の旋回、伸縮、起伏動作を行い、ブ
ームの先端に設けた作業台を所望の位置に配置し、高所
における各作業を行う。
【0025】上述した高所作業中において、エンジン1
7の故障等が発生した場合には、油圧ポンプ10の駆動
が停止するため、ブーム3の作動が不能になる。
【0026】このような緊急時においては、スタータモ
ータ18を作動させ、該スタータモータ18の動力によ
りエンジン17を強制的に駆動させ、前記伝達手段を介
して前記油圧ポンプ10を駆動させる。
【0027】このようにして油圧ポンプ10を強制的に
駆動させることで、各油圧アクチュエータに圧油を供給
することができ、ブーム3を作動させることで少なくと
も作業台を地上、もくしは地上付近まで移動させ、該作
業台5に乗っていた作業者を降ろすことができる。
【0028】ここで、作業台5にはスタータモータ18
を作動させる作動スイッチ19が配置されているため、
作業台5に乗った作業者が上述したブームの作動を行う
ことができ、作業台から脱出することができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の高所作業車における緊急
時ブーム操作方法によれば、高所作業中においてエンジ
ンの故障等によりブームの作動が不能になった緊急時
に、エンジンの始動に使用するスタータモータの動力に
より前記油圧ポンプを駆動させて油圧アクチュエータに
圧油を供給し、ブームを作動させることで、従来のよう
な緊急時用の第2油圧ポンプ、及びこれに付随する電気
配線や油圧配管を設ける必要がなく、構成が簡単で、コ
ストの低減を図ることができるとともに、故障の頻度が
少なく、信頼性の高い方法を提供することができる。
【0030】請求項2記載の高所作業車における緊急時
ブーム操作方法によれば、作動スイッチにより作業台側
からスタータモータを作動させることで、作業台に乗っ
ている作業者自ら操作を行うことができ、緊急時におい
て迅速に対応することができる。
【0031】請求項3及び4記載の高所作業車における
緊急時ブーム操作装置においても、前記請求項1及び2
と同様な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ポンプを駆動させる駆動系統を示す概略図
である。
【図2】高所作業車の概略構成を示す側面図である。
【符号の説明】
3 ブーム 4 起伏シリンダ(アクチュエータ) 5 作業台 10 油圧ポンプ 17 エンジン 18 スタータモータ 19 作動スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に作業台を有するブームを車体上
    に設け、エンジンの動力により駆動する油圧ポンプによ
    って前記ブームを作動させる油圧アクチュエータに圧油
    を供給するようにした高所作業車において、 高所作業中においてエンジンの故障等によりブームの作
    動が不能になった緊急時に、エンジンの始動に使用する
    スタータモータの動力により前記油圧ポンプを駆動させ
    て油圧アクチュエータに圧油を供給し、ブームを作動さ
    せるようにしたことを特徴とする高所作業車における緊
    急時ブーム操作方法。
  2. 【請求項2】 前記スタータモータを作動させる作動ス
    イッチを作業台に設け、該作動スイッチにより作業台側
    からスタータモータを作動させる請求項1記載の高所作
    業車における緊急時ブーム操作方法。
  3. 【請求項3】 先端部に作業台を有するブームを車体上
    に設け、エンジンの動力により駆動する油圧ポンプによ
    って前記ブームを作動させる油圧アクチュエータに圧油
    を供給するようにした高所作業車において、 上記エンジンを始動させるスタータモータと、該スター
    タモータを作動させる作動スイッチと、スタータモータ
    による駆動力を油圧ポンプに伝達する伝達手段とを備え
    たことを特徴とする高所作業車における緊急時ブーム操
    作装置。
  4. 【請求項4】 前記作動スイッチが作業台に設けられた
    請求項3記載の高所作業車における緊急時ブーム操作装
    置。
JP25515895A 1995-10-02 1995-10-02 高所作業車における緊急時ブーム操作方法及びその装置 Pending JPH09100099A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25515895A JPH09100099A (ja) 1995-10-02 1995-10-02 高所作業車における緊急時ブーム操作方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25515895A JPH09100099A (ja) 1995-10-02 1995-10-02 高所作業車における緊急時ブーム操作方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09100099A true JPH09100099A (ja) 1997-04-15

Family

ID=17274875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25515895A Pending JPH09100099A (ja) 1995-10-02 1995-10-02 高所作業車における緊急時ブーム操作方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09100099A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2447229A (en) * 2007-03-07 2008-09-10 Niftylift Ltd Mobile work platform hydraulic drive system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2447229A (en) * 2007-03-07 2008-09-10 Niftylift Ltd Mobile work platform hydraulic drive system
GB2447229B (en) * 2007-03-07 2011-11-02 Niftylift Ltd Mobile work platform with multiple mode drive system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008157161A (ja) マルチポンプユニットおよびマルチポンプユニット付車両
JP4952656B2 (ja) 建設機械
CN112340606B (zh) 一种多功能抢险设备节能系统及其控制方法
JPH09100099A (ja) 高所作業車における緊急時ブーム操作方法及びその装置
JP4046721B2 (ja) 作業用車両の充電装置
JP2523794Y2 (ja) 高所作業車の油圧供給装置
JPH06301Y2 (ja) 車両系建設機械の油圧回路
JP2508097Y2 (ja) 高所作業車の電気回路
JP3847497B2 (ja) 高所作業車の油圧制御装置
JPH0331044A (ja) トレーラジャッキのエア駆動装置
JP3208453U (ja) 作業車両のエンジン回転数制御装置
JP3787057B2 (ja) 作業用車両の安全装置
JPS6030320Y2 (ja) 高所作業車の作業台昇降装置
JP2548987Y2 (ja) 作業車の制御装置
JP7130891B1 (ja) 車両
JP2002321897A (ja) 作業用車両
CN112814961B (zh) 作业车辆的臂架液压系统、控制方法及作业车辆
JP2508430Y2 (ja) 作業車の安全装置
JP2000053397A (ja) 高所作業車
JP2590700Y2 (ja) 作業車の安全装置
JP2574938Y2 (ja) 作業車の安全装置
KR20080079023A (ko) 다중의 가속장치를 이용한 크레인 차량의 엔진 알피엠제어및 아우트리거 제어시스템
JP4878420B2 (ja) 消防用車両のエンジンコントロール装置
JPS6232239Y2 (ja)
KR970003945Y1 (ko) 이동용 고소작업대