JPH0899979A - ジシリルアミンの製造方法 - Google Patents

ジシリルアミンの製造方法

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JPH0899979A
JPH0899979A JP3757195A JP3757195A JPH0899979A JP H0899979 A JPH0899979 A JP H0899979A JP 3757195 A JP3757195 A JP 3757195A JP 3757195 A JP3757195 A JP 3757195A JP H0899979 A JPH0899979 A JP H0899979A
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aminosilane
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JP3757195A
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Yasushi Yamamoto
靖 山本
Yoshitaka Hamada
吉隆 濱田
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式(1) R1NHR2・・・(1) で示される一級アミンを、一般式(2) R3SiNR3 2・・・(2) で示されるアミノシランにより、一般式(3) R4X・・・(3) で示される有機ハロゲン化合物の存在下にシリル化する
ことを特徴とする下記一般式(4) R1N(SiR32・・・(4) で示されるジシリルアミンの製造方法を提供する。(式
中、R1は炭素数1〜20の一価炭化水素基、、R2は水
素原子又はR3Si基を示し、R3は水素原子又は炭素数
1〜20の一価炭化水素基を示し、Rは水素原子又は炭
素数1〜10の一価炭化水素基を示し、Xは臭素原子又
はヨウ素原子から選ばれるハロゲン原子を示し、R4
炭素数1〜10の一価炭化水素基を示す。) 【効果】 ジシリルアミンを簡単かつ確実にしかも高収
率で合成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一級アミンの活性水素
原子2個をシリル基で保護したジシリルアミンの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
アミノシランの製造法としては、下記式に示されたよう
に、トリメチルクロロシランとアミンとの反応による方
法が最も一般的である。
【0003】2H2NR’+Me3SiC1→Me3Si
NHR’+H3+R’C1- [但し、Meはメチル基、R’は一価炭化水素基を示す
(以下同様)]
【0004】しかしながら、この方法は、ジシリルアミ
ンを得るには有効でない。即ち、トリメチルクロロシラ
ンを用いてピリジンの存在下N−トリメチルシリルエチ
ルアミンを更にシリル化し、N,N−ビス(トリメチル
シリル)エチルアミンを13%で得たという報告がある
(文献:(1)E.W.Abel,G.R.Wille
y,J.Chem.Soc.,1528(1964))
が、トリメチルクロロシランを用いての1級アミンのシ
リル化では、ケイ素が一つだけ導入されたトリメチルシ
リルアルキルアミンの生成が一般的で、この種のアミン
の工業的製造方法となっている。また、この反応で得ら
れるトリメチルシリルアルキルアミンを硫酸アンモニウ
ムやアミン塩酸塩のような酸の存在下に加熱してビスト
リメチルシリルアルキルアミンを生成する方法や、同様
の酸触媒存在下にトリメチルシリルジエチルアミンを用
い一級アミンをシリル化する方法も知られている(文
献:(2)J.Hils,V.Hagen,H.Lud
wig,K.Ruehlman,Chem.Ber.,
99,776(1966),(3)J.L.Speie
r,R.Zimmerman,J.Webster,
J.Am.Chem.Soc.,78,2278(19
56))。
【0005】
【化2】
【0006】しかし、これらの方法は、反応を進めるた
めに、生成するアミンを反応中に系外に除いてやる必要
があり、その際アミンと共に沸点差の比較的少ないモノ
シリルアミン等も失われるという問題点があり、ジシリ
ルアミンの一般的方法として使われていない。
【0007】一般的な一級アミンのジシリル誘導体の合
成法としては、一級アミンのモノシリル誘導体をアルカ
リ金属(文献:(4)J.F.Klebe,J.B.B
ush,Jr.,J.E.Lyons,J.Am.Ch
em.Soc.,86,4400(1964),(5)
W.Broser,W.Harrer,Angew.C
hem.,Intern.Ed.,,1081(19
65),(6)B.Waldemar,H.Worfg
ang,Z.Naturforsch.B24,542
(1969),(7)J.R.Pratt,W.D.M
assey,F.H.Pinkerton,S.F.T
hames,J.Org.Chem.,40,1090
(1975),(8)K.Reuhlmann,Che
m.Ber.,94,2311(1961))、マグネ
シウム(文献:(9)D.R.M.Walton,J.
Chem.,Soc(C),1706(1966),
(10)R.B.Weisenfeld,J.Org.
Chem.,51,2434(1986))等の金属塩
とし、トリアルキルクロロシランを反応させる方法が採
用されている。
【0008】
【化3】 (但し、Buはブチル基、Etはエチル基を示す。)
【0009】この方法は、高価でかつ取扱いが難しいア
ルキルリチウムを用いなければならないという問題点が
ある。また、グリニャール試薬を用いてマグネシウム塩
にし、トリメチルクロロシランと反応する方法は塩の生
成が十分でなく、しかも、シリルアミンの加水分解性の
ため系を水処理できないため、生成するマグネシウム塩
からの生成物の分離の過程での収率の低下がさけられな
い。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、一級アミンの2個の活性水素原子をそれぞれシリル
基で保護したジシリルアミンを簡単かつ確実に、しかも
高収率で製造することができるジシリルアミンの製造方
法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するため鋭意検討を進めた結果、下記一般
式(2)で示されるアミノシランと下記一般式(3)で
示される有機ハロゲン化合物(有機臭素化合物又は有機
ヨウ素化合物)との反応によって生成する塩が、下記一
般式(1)で示される一級アミンの2個の活性水素原子
(窒素原子に直結した水素原子)及びそのモノシリル誘
導体の残りの活性水素原子をシリル基で置換するのに有
効であること、この場合、この反応に預った塩がヨウ化
水素酸塩の形で生成物から分離するので、容易に分離で
き、下記一般式(4)で示されるジシリルアミンを下記
反応式に従い、簡単かつ確実に、しかも高収率で純度よ
く合成できることを知見し、本発明をなすに至った。
【0012】
【化4】
【0013】従って、本発明は、下記一般式(1) R1NHR2 ・・・(1) (式中、R1は炭素数1〜20の置換もしくは非置換の
一価炭化水素基、R2は水素原子又はR 3Si基を示し、
Rは水素原子又は炭素数1〜10の置換もしくは非置換
の一価炭化水素基を示し、各Rは互いに同一であっても
異なっていてもよく、又は、2個のRが互いに結合して
アルキレン基を形成する基であってもよい。)で示され
る一級アミンを、下記一般式(2) R3SiNR3 2 ・・・(2) (式中、R3は水素原子又は炭素数1〜20の置換もし
くは非置換の一価炭化水素基を示し、各R3は互いに同
一であっても異なっていてもよく、又は、互いに結合し
てアルキレン基を形成する基であってもよい。Rは上記
と同様の意味を示す。)で示されるアミノシランによ
り、下記一般式(3) R4X ・・・(3) (式中、Xは臭素原子又はヨウ素原子から選ばれるハロ
ゲン原子を示し、R4は炭素数1〜10の置換もしくは
非置換の一価炭化水素基を示す。)で示される有機ハロ
ゲン化合物の存在下にシリル化することを特徴とする下
記一般式(4) R1N(SiR32 ・・・(4) (式中、R1及びRは上記と同様の意味を示す。)で示
されるジシリルアミンの製造方法を提供する。
【0014】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明は、下記式(1)の一級アミンを下記式
(2)のアミノシランにより下記式(3)の有機ハロゲ
ン化合物の存在下にシリル化して、下記式(4)のジシ
リルアミンを得るものである。
【0015】
【化5】
【0016】ここで、R1は炭素数1〜20の置換もし
くは非置換の一価炭化水素基を示す。R1の具体例とし
て、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル
基、n−ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ノニル
基、デシル基のような飽和脂肪族炭化水素基(アルキル
基)、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、4−メチ
ルシクロヘキシル基のようなアルキル置換又は非置換の
脂環式炭化水素基(シクロアルキル基)、ビニル基、ア
リル基、1−プロペニル基、イソプロペニル基、2−ブ
テニル基、3−ブテニル基のような不飽和脂肪族炭化水
素基(アルケニル基、アルキニル基)、フェニル基、キ
シリル基、ナフチル基、2−メチルフェニル基、3−メ
チルフェニル基、4−メチルフェニル基、2−ブロモフ
ェニル基、3−ブロモフェニル基、4−ブロモフェニル
基、2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基、4
−クロロフェニル基、2−フルオロフェニル基、3−フ
ルオロフェニル基、4−フルオロフェニル基、2−ヨー
ドフェニル基、3−ヨードフェニル基、4−ヨードフェ
ニル基、2,4−ジブロモフェニル基、2,5−ジブロ
モフェニル基、2,6−ジブロモフェニル基、2,3−
ジクロロフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、
2,5−ジクロロフェニル基、2,6−ジクロロフェニ
ル基、3,4−ジクロロフェニル基、3,5−ジクロロ
フェニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、2,5−
ジフルオロフェニル基、2,6−ジフルオロフェニル
基、3,4−ジフルオロフェニル基、2,4,6−トリ
ブロモフェニル基、2,3,4−トリクロロフェニル
基、2,4,5−トリクロロフェニル基、2,4,6−
トリクロロフェニル基等のハロゲン置換及び非置換の芳
香族基(アリール基)ならびにベンジル基、2−フェニ
ルエチル基のような芳香環を有する炭化水素基(アラル
キル基)等が挙げられる。
【0017】R2は水素原子又はR3Si基を示し、従っ
て上記式(1)の一級アミンは、R1NH2で示される2
個の活性水素基を有するもの及びR1NH(SiR3)で
示されるR1NH2のモノシリル誘導体を包含する。
【0018】Rは水素原子又は炭素数1〜10の置換も
しくは非置換の一価炭化水素基であり、各Rは互いに同
じであっても異なっていてもよい。Rの具体例として
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル
基、n−ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ノニル
基、デシル基、トリフルオロプロピル基のようなハロゲ
ン置換又は非置換の飽和脂肪族炭化水素基(アルキル
基)、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、4−メチ
ルシクロヘキシル基のようなアルキル置換又は非置換の
脂環式炭化水素基(シクロアルキル基)、ビニル基、ア
リル基、1−プロペニル基、イソプロペニル基、3−ブ
テニル基のような不飽和脂肪族炭化水素基(アルケニル
基、アルキニル基)、フェニル基、キシリル基、ナフチ
ル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、
4−メチルフェニル基のようなアルキル置換又は非置換
の芳香族基(アリール基)、ベンジル基、2−フェニル
エチル基のような芳香環を有する炭化水素基(アラルキ
ル基)等が挙げられる。
【0019】また、2個のRは互いに結合して、テトラ
メチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、オ
クタメチレン基、メチルプロピレン基、メチルブチレン
基等の炭素4〜10のアルキレン基を形成するものであ
ってもよい。
【0020】R3は水素原子又は炭素数1〜20の置換
もしくは非置換の一価炭化水素基を示し、各R3は互い
に同じであっても異なっていてもよい。R3の具体例と
して、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロ
ピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル
基、n−ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ノニル
基、デシル基のような飽和脂肪族炭化水素基(アルキル
基)、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、4−メチ
ルシクロヘキシル基のような脂環式炭化水素基(シクロ
アルキル基)、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イ
ソプロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基のよ
うな不飽和脂肪族炭化水素基(アルケニル基、アルキニ
ル基)、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル
基等のアリール基、ベンジル基、2−フェニルエチル基
のようなアラルキル基等の前記のR1において例示した
ものと同様の基などが挙げられる。
【0021】また、2個のR3は互いに結合して、テト
ラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基等
の炭素数4〜10のアルキレン基を形成するものであっ
てもよい。
【0022】Xは臭素原子又はヨウ素原子を示す。R4
は炭素数1〜10の置換もしくは非置換の一価炭化水素
基であり、R4の具体例としては、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、
sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、ヘ
キシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、トリフル
オロプロピル基等のハロゲン置換又は非置換の飽和脂肪
族炭化水素基(アルキル基)、シクロヘキシル基等の脂
環式炭化水素基(シクロアルキル基)、ビニル基、アリ
ル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基等の脂肪族不飽
和炭化水素基(アルケニル基、アルキニル基)、ベンジ
ル基、2−フェニルエチル基等のアラルキル基等の前記
のRにおいて例示したものと同様の基などが例示され
る。
【0023】この場合、一般に、アミンはシリル化され
ることによって塩基性が弱くなるため、有機ハロゲン化
合物と塩を生成する性質が弱くなることが知られてい
る。本発明におけるR3SiNR3 2のアミノシランは有
機臭素又はヨウ素化合物と塩を生成し、シリル化剤とし
て作用していると考えられるので、R4はアンモニウム
塩を形成する能力の高い残基であることが好ましく、ま
た又R3はR3SiNR3 2のアミノシランが式(3)の臭
素又はヨウ素化合物と塩を生成するのを阻害するほど塩
基性を低下させることなく、かつ生成した塩のシリル化
反応を阻害しないものであることが好ましい。また、式
(3)の臭素又はヨウ素化合物は、式(2)のアミノシ
ランと塩を生成し、シリル化能力を持つものであれば特
に限定されるものではないが、好ましくは臭素又はヨウ
素がsp3炭素に結合した誘導体である。
【0024】本発明において、R2は上述したように水
素原子又はSiR3基であり、式(1)の一級アミンは
1NH2又はR1NH(SiR3)で示されるが、式
(1)の一級アミンがR1NH(SiR3)である場合、
式(2)のアミノシランはこれと同じであってもよく、
又はこれと異なっていてもよい。従って、本発明の上記
式(4)のジシリルアミンの製造方法は、下記反応式
A,B,C,Dを包含する。
【0025】
【化6】
【0026】尚、反応式Aにおいては、一般にR1NH2
の一級アミンは塩基性が強いため、式(2)のアミノシ
ランとの反応が速く、式(3)の有機臭素又はヨウ素化
合物の存在に関係なく瞬時に反応式Bにおけるモノシリ
ルアミンR1NH(SiR3)を生成することになる。
【0027】ここで、上記反応式A〜Cの場合、シリル
化の対象となる式(1)の一級アミンは式(3)の臭素
又はヨウ素化合物と塩を生成する能力がシリル化剤とし
て働く式(2)のアミノシランと比較して同等あるいは
それより弱いものに限定される。
【0028】本発明において、シリル化剤として働く式
(2)のアミノシランとシリル化される式(1)の一級
アミンが異なり、該一級アミンが臭素又はヨウ素化合物
と塩を生成しないものの場合は、式(2)のアミノシラ
ンの量は目的のシリル化を達成できる量であれば特に一
義的に限定されるものではなく、式(1)の一級アミン
の水素に対して1〜5倍モル、好ましくは1.1〜1.
5倍モルであり、有機臭素又はヨウ素化合物は式(2)
のアミノシランに対して1〜5倍モル、好ましくは1.
1〜1.5倍モルである。一方、シリル化されるアミン
とシリル化剤として働くアミンが同一の場合は、有機臭
素又はヨウ素化合物の量はアミンに対して0.5〜0.
6モル当量が好ましい。臭素又はヨウ素化合物がアミノ
シランと塩を生成して、塩がシリル化反応に預かるた
め、臭素又はヨウ素化合物が0.6モルより多いと、シ
リル化に預かるアミンが少なくなるので、得られるジシ
リルアミンの絶対収量が悪くなり、逆に、臭素又はヨウ
素化合物が0.5モルより少ないと、シリル化剤として
働く塩が不足するため、原料の式(1)の一級アミンが
残存し、終了の低下を招くと共に、生成物の単離を難し
くする。
【0029】反応温度及び反応時間は、シリル化の反応
速度によって決まってくるものであり、一義的に規定さ
れるものではないが、10℃から150℃、1時間から
150時間、好ましくは室温から120℃、3時間から
50時間である。
【0030】本発明の系において、必要に応じて溶媒を
使用することも可能である。溶媒の種類はアミノシラ
ン、臭素又はヨウ素化合物、また反応によって生成する
塩等に対して不活性なものであれば特に限定されるもの
ではなく、石油エーテル、ヘキサン、ペンタン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の炭化水素系溶媒及びジブチ
ルエーテル、ジメトキシエタン、ジグライム等の反応に
不活性な鎖状エーテル系の溶媒が例示される。特に反応
性が比較的低い臭素化合物を使用する場合は、極性の高
いエーテル類を溶媒として使用することにより反応性を
向上させることができる。
【0031】本発明の反応は触媒を用いなくても十分進
行するが、硫酸アンモニウムのような酸触媒の使用もま
た可能であり、その使用を妨げるものではない。
【0032】本発明のジシリルアミンは、特に金属試薬
や金属触媒を使用する際のアミノ基の保護等に有用であ
り、ブロモアニリン、アリルアミン、ベンジルアミン等
の活性水素を保護した誘導体は特に金属試薬や金属触媒
を用いる種々の反応に安定に供することのできる工業的
に有用な材料であり、例えばトリメチルシリル基で活性
水素が保護されたジ(トリメチルシリル)ブロモアニリ
ン等は、下記の様な合成経過によってポリイミド樹脂、
ポリイミドシリコーン樹脂等の原料を得るのに有効に供
されるものである。
【0033】
【化7】 (Me:メチル基)
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、ジシリルアミンを簡単
かつ確実にしかも高収率で合成できる。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。
【0036】[実施例1]撹拌機、コンデンサー、滴下
ロート及び温度計を備えた4ツ口フラスコにN−トリメ
チルシリルブチルアミン(145g,1.0モル)及び
ヘキサン(100ml)を仕込み、内部を窒素置換し
た。65〜70℃に保ちながらヨウ化メチル(85.7
g,0.6モル)を1.5時間で滴下した後、そのまま
の温度で10.5時間撹拌した。ガスクロマトグラフで
原料の消失を確認した後、反応によって生成したアミン
塩からヘキサン層を分離し、ヘキサンを除いた後、減圧
蒸留すると、79℃/20mmHgの留分として、N,
N−ビス(トリメチルシリル)ブチルアミンが77g
(収率89%:原料アミンからヨウ化メチルのモル量を
引いたシリル化に預かる正味のN,N−ビス(トリメチ
ルシリル)ブチルアミンに対する収率)得られた。生成
物の構造は標品のNMRスペクトル及びIRスペクトル
と、生成物のそれらを比較することによって同定した。
(文献2)
【0037】赤外吸収スペクトル 1255cm-1(SiMe)
【0038】 1H−NMRスペクトル:>NSiMe3
準,CCl4溶媒 0ppm(s,SiMe3,18H) 0.60〜1.53ppm(m,−(CH22CH3
7H) 2.43〜2.83ppm(m,>NCH2−,2H)
【0039】[実施例2]実施例1に従い、N−トリメ
チルシリルアリルアミン(117.4g,0.91モ
ル)の石油エーテル(100ml)溶液にヨウ化メチル
(71g,0.5モル)を室温に保ちながら1時間で滴
下した。室温で26時間撹拌し、ガスクロマトグラフに
より原料の消失を確認した。
【0040】アミン塩から石油エーテル層を分離し、石
油エーテルを留去した後、減圧蒸留すると、70℃/4
0mmHgの留分として、N,N−ビス(トリメチルシ
リル)アリルアミンが63.5g(収率77%)得られ
た。生成物の構造は標品のNMRスペクトル及びIRス
ペクトルと、生成物のそれらを比較することによって同
定した。(文献3)
【0041】赤外吸収スペクトル 1640cm-1(−CH=CH2) 1250cm-1(SiMe)
【0042】 1H−NMRスペクトル:>NSiMe3
準,CCl4溶媒 0ppm(s,SiMe ,18H) 3.20〜3.43pm(m,CH2,2H) 4.60〜5.13ppm(m,=CH2,2H) 5.30〜5.93ppm(m,−CH=,1H)
【0043】[実施例3]実施例1に従い、N−トリメ
チルシリルベンジルアミン(196.9g,1.1モ
ル)のトルエン(100ml)溶液に、ヨウ化メチル
(85.2g,0.6モル)を60〜70℃の温度で1
時間で滴下した。65〜70℃で8時間撹拌し、ガスク
ロマトグラフで反応が96%以上進行したことを確認し
た。
【0044】アミン塩からトルエン層を分離し、トルエ
ンを留去した後、石油エーテルに溶解し、アミン塩を更
に濾別した後、減圧蒸留すると、76℃/1mmHgの
留分として、N,N−ビス(トリメチルシリル)ベンジ
ルアミンが94.9g(収率76%)得られた。生成物
の構造は標品のNMRスペクトル及びIRスペクトル
と、生成物のそれらを比較することによって同定した。
(文献8)
【0045】赤外吸収スペクトル 1600cm-1(ベンゼン環) 1250cm-1(SiMe)
【0046】 1H−NMRスペクトル:>NSiMe3
準,CCl4溶媒 0ppm(s,SiMe ,18H) 3.93ppm(s,CH2,2H) 7.00ppm(s,ベンゼン環水素,5H)
【0047】[実施例4]撹拌機、コンデンサー、滴下
ロート及び温度計を備えた4ツ口フラスコにN−トリメ
チルシリルアニリン(82.5g,0.5モル)、N−
トリメチルシリルジエチルアミン(87.0g,0.6
モル)及びヘキサン(100ml)を仕込み、内部を窒
素置換した。室温に保ちながらヨウ化メチル(85.7
g,0.6モル)を1時間で滴下した後、60〜70℃
で20時間撹拌した。ガスクロマトグラフで原料の消失
を確認した後、反応によって生成したアミン塩からヘキ
サン層を分離し、ヘキサンを除いた後、減圧蒸留する
と、68〜69℃/2mmHgの留分としてN,N−ビ
ス(トリメチルシリル)アニリンが101.6g(収率
86%)得られた。生成物の構造は標品のNMRスペク
トル及びIRスペクトルと、生成物のそれらを比較する
ことによって同定した。(文献4)
【0048】赤外吸収スペクトル 1590cm-1(ベンゼン環) 1250cm-1(SiMe)
【0049】 1H−NMRスペクトル:>NSiMe3
準,CCl4溶媒 0ppm(s,SiMe ,18H) 6.60〜7.20ppm(m、ベンゼン環水素,5
H)
【0050】[実施例5]実施例4に従い、N−トリメ
チルシリルアニリン(24.8g,0.15モル)とN
−トリメチルシリルジエチルアミン(26.1g,0.
18モル)のトルエン(60ml)溶液にヨウ化アリル
(30.2g,0.18モル)を室温〜70℃の温度で
1時間で滴下した。70〜75℃で7時間撹拌し、ガス
クロマトグラフで反応が98%以上進行したことを確認
した。
【0051】アミン塩からトルエン層を分離し、トルエ
ンを留去した後、石油エーテルに溶解し、濾過によって
アミン塩を除いた後、減圧蒸留すると、N,N−ビス
(トリメチルシリル)アニリンが30.3g(収率85
%)得られた。
【0052】[実施例6]実施例4に従い、N−トリメ
チルシリル−p−ブロモアニリン(57g,0.23モ
ル)、N−トリメチルシリルジエチルアミン(35g,
0.24モル)及びヘキサン(100ml)を仕込み、
内部を窒素置換した。室温に保ちながらヨウ化メチル
(35g,0.25モル)を1分で滴下した後、80℃
で10時間撹拌した。ガスクロマトグラフで原料の消失
を確認した後、反応によって生成したアミン塩を冷却
後、デカンテーションで分離し、ヘキサンを除いた後、
減圧蒸留すると、130℃/3mmHgの留分として
N,N−ビス(トリメチルシリル)−p−ブロモアニリ
ンが126.3g(収率91%)得られた。生成物の構
造は標品のNMRスペクトル及びIRスペクトルと、生
成物のそれらを比較することによって同定した。(文献
7)
【0053】赤外吸収スペクトル 1592cm-1(ベンゼン環) 1251cm-1(SiMe)
【0054】 1H−NMRスペクトル:>NSiMe3
準,CCl4溶媒 0ppm(s,SiMe ,18H) 6.70〜7.30ppm(m,ベンゼン環水素,4
H)
【0055】[実施例7]実施例4に従い、N−トリメ
チルシリル−m−ブロモアニリン(168g,0.69
モル)、N−トリメチルシリルジエチルアミン(110
g,0.76モル)及びトルエン(300ml)を仕込
み、内部を窒素置換した。室温に保ちながらヨウ化メチ
ル(110g,0.78モル)を10分間で滴下した
後、110℃で5時間撹拌した。ガスクロマトグラフで
原料の消失を確認した後、反応によって生成したアミン
塩を冷却後、デカンテーションで分離し、トルエンを除
いた後、減圧蒸留すると、123℃/2mmHgの留分
としてN,N−ビス(トリメチルシリル)−m−ブロモ
アニリンが202g(収率93%)得られた。生成物の
確認はNMRスペクトル及びIRスペクトルによって行
なった。(文献7)
【0056】赤外吸収スペクトル 1584cm-1(ベンゼン環) 1250cm-1(SiMe)
【0057】 1H−NMRスペクトル:>NSiMe3
準,CCl4溶媒 0ppm(s,SiMe ,18H) 6.60〜7.30ppm(m,ベンゼン環水素,4
H)
【0058】[実施例8]撹拌機、コンデンサー、滴下
ロート及び温度計を備えた4ツ口フラスコにN−トリメ
チルシリルジエチルアミン(52.2g,0.36モ
ル)及びトルエン(60ml)を仕込み、内部を窒素置
換した。40〜50℃に保ちながらヨウ化メチル(5
1.1g,0.36モル)を30分で滴下した。40〜
50℃で4時間撹拌した後、アニリン(14.0g,
0.15モル)を10分で滴下した。65〜75℃で6
時間撹拌した後、ガスクロマトグラフで原料の消失を確
認した後、反応によって生成したアミン塩を分離し、ト
ルエンを除き、減圧蒸留すると、68〜69℃/2mm
Hgの留分としてN,N−ビス(トリメチルシリル)ア
ニリンが3.31g(収率88%)得られた。
【0059】[実施例9]コンデンサー、滴下ロートを
備えた2口フラスコにN−トリメチルシリルアニリン
(10.0g,61mmol)、ジエチルアミノトリメ
チルシラン(10.0g,69mmol)及びトルエン
(30ml)を仕込み、内部を窒素置換した。マグネチ
ックスターラーで攪拌しながら滴下ロートより臭化アリ
ル(8.4g,69mmol)を滴下し、3時間加熱還
流させた。ガスクロマトグラフにより原料の消失を確認
した後、生成したアミン塩をデカンテーションにより除
き、濃縮後、減圧蒸留により、76℃/1mmHgの成
分としてN,N−ビス(トリメチルシリル)アニリン1
3.0g(収率89.7%)を得た。生成物の構造決定
はNMR、IRスペクトル及びガスクロマトグラフの保
持時間を標品と比較することにより行った。
【0060】赤外吸収スペクトル 1590cm-1(一置換フェニル) 1250cm-1(SiMe3
【0061】 1H−NMRスペクトル:N−SiMe
準,CCl4溶媒 0ppm(s,SiMe3,18H) 6.60〜7.20ppm(m,aromatic C
−H s,5H)
【0062】[実施例10]実施例9に従い、臭化アリ
ルに変えて臭化エチル(7.5g,69mmol)を使
用し、反応を行った。80時間還流の後、同様の処理に
より目的物、N,N−ビス(トリメチルシリル)アニリ
ン8.1g(収率59.9%)を得た。目的物以外の成
分としては原料のN−トリメチルシリルアニリン3.5
g(回収率35%)が回収された。なお、ガスクロマト
グラフにおいても原料と目的物以外の成分は確認されな
かった。
【0063】[実施例11]実施例9に従い、臭化アリ
ルに変えて臭化ベンジル(12.0g,70mmol)
を使用し、反応を行った。4時間加熱還流の後、ガスク
ロマトグラフにて原料の消失を確認し、デカンテーショ
ン、濃縮、減圧蒸留により、目的物,N,N−ビス(ト
リメチルシリル)アニリン13.2g(収率91.1
%)を得た。
【0064】[実施例12]実施例9に従い、シクロヘ
キシルアミン(10.0g,101mmol)、ジエチ
ルアミノトリメチルシラン(33.0g,228mmo
l)及びジブチルエーテル(50ml)を仕込み、内部
を窒素置換した。マグネチックスターラーで攪拌しなが
ら滴下ロートより臭化アリル(27.5g,227mm
ol)を滴下し、3時間加熱還流させた。ガスクロマト
グラフにより原料の消失を確認した後、生成したアミン
塩をデカンテーションにより除き、濃縮後、減圧蒸留に
より、80℃/1mmHgの成分としてN,N−ビス
(トリメチルシリル)シクロヘキシルアミン13.0g
(収率89.7%)を得た。生成物の構造決定はNM
R、IRスペクトル及びガスクロマトグラフの保持時間
を標品と比較することにより行った。
【0065】赤外吸収スペクトル 1255cm-1(SiMe3
【0066】 1H−NMRスペクトル:N−SiMe
準,CHCl3溶媒 0ppm(s,SiMe3,18H) 0.67〜1.83ppm(m,aliphatic
C−Hs,11H)
【0067】[実施例13]実施例9に従い、トリメチ
ルブチルアミン(14.5g,100mmol)及びト
ルエン(20ml)を仕込み内部を窒素置換した後、臭
化アリル(7.3g,60mmol)を加えて4時間加
熱還流を行った。ガスクロマトグラフにより原料の消失
を確認した後、生成したアミン塩をデカンテーションに
より除き、濃縮後、減圧蒸留により、78℃/2mmH
gの成分としてN,N−ビス(トリメチルシリル)ブチ
ルアミン9.6g(収率88.5%)を得た。生成物の
構造決定はNMR、IRスペクトル及びガスクロマトグ
ラフの保持時間を標品と比較することにより行った。
【0068】赤外吸収スペクトル 1255cm-1(SiMe3
【0069】 1H−NMRスペクトル:N−SiMe
準,CCl4溶媒 0ppm(s,SiMe3,18H) 0.60〜1.53ppm(m,aliphatic
C−H s,7H) 2.43〜2.83ppm(m,N−CH2,2H)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) R1NHR2 ・・・(1) (式中、R1は炭素数1〜20の置換もしくは非置換の
    一価炭化水素基、R2は水素原子又はR 3Si基を示し、
    Rは水素原子又は炭素数1〜10の置換もしくは非置換
    の一価炭化水素基を示し、各Rは互いに同一であっても
    異なっていてもよく、又は、2個のRが互いに結合して
    アルキレン基を形成する基であってもよい。)で示され
    る一級アミンを、下記一般式(2) R3SiNR3 2 ・・・(2) (式中、R3は水素原子又は炭素数1〜20の置換もし
    くは非置換の一価炭化水素基を示し、各R3は互いに同
    一であっても異なっていてもよく、又は、互いに結合し
    てアルキレン基を形成する基であってもよい。Rは上記
    と同様の意味を示す。)で示されるアミノシランによ
    り、下記一般式(3) R4X ・・・(3) (式中、Xは臭素原子又はヨウ素原子から選ばれるハロ
    ゲン原子を示し、R4は炭素数1〜10の置換もしくは
    非置換の一価炭化水素基を示す。)で示される有機ハロ
    ゲン化合物の存在下にシリル化することを特徴とする下
    記一般式(4) R1N(SiR32 ・・・(4) (式中、R1及びRは上記と同様の意味を示す。)で示
    されるジシリルアミンの製造方法。
  2. 【請求項2】 式(1)の一級アミンが下記一般式
    (1’) 【化1】 (式中、R1及びRは上記と同様の意味を示す。)で示
    されるものであり、かつ式(2)のアミノシランが上記
    式(1’)の一級アミノシランと同一のものである請求
    項1記載の製造方法。
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