JPH0899642A - 車両の操舵補助装置 - Google Patents
車両の操舵補助装置Info
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- JPH0899642A JPH0899642A JP23678594A JP23678594A JPH0899642A JP H0899642 A JPH0899642 A JP H0899642A JP 23678594 A JP23678594 A JP 23678594A JP 23678594 A JP23678594 A JP 23678594A JP H0899642 A JPH0899642 A JP H0899642A
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- steering
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Abstract
(57)【要約】
【目的】デファレンシャルギヤにLSDを備える車両に
おいて、旋回走行中やスプリット路走行中等にLSDが
作動した場合のステアリング操舵力の増加を車両の走行
条件に応じて適宜抑制し、運転者のステアリング操作時
の違和感を解消できる車両の操舵補助装置を提案する。 【構成】運転者による操舵操作の補助を行うための操舵
補助手段20を有する車両の操舵補助装置であって、車
両が旋回走行中であることを検知する検知手段42と、
車両のデファレンシャルギヤに設けられた差動制限機構
17が作動中であることを検知するLSD作動検知手段
41と、夫々の検知結果に基づいて操舵補助手段20に
よる操舵補助力を制御する制御手段41とを具備するこ
とを特徴とする。
おいて、旋回走行中やスプリット路走行中等にLSDが
作動した場合のステアリング操舵力の増加を車両の走行
条件に応じて適宜抑制し、運転者のステアリング操作時
の違和感を解消できる車両の操舵補助装置を提案する。 【構成】運転者による操舵操作の補助を行うための操舵
補助手段20を有する車両の操舵補助装置であって、車
両が旋回走行中であることを検知する検知手段42と、
車両のデファレンシャルギヤに設けられた差動制限機構
17が作動中であることを検知するLSD作動検知手段
41と、夫々の検知結果に基づいて操舵補助手段20に
よる操舵補助力を制御する制御手段41とを具備するこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の操舵補助装置に
関し、例えば、車両の旋回走行中にLSDが作動してい
る場合、その操舵角及びLSD作動状態に応じて操舵補
助状態を制御する車両の操舵補助装置に関するものであ
る。
関し、例えば、車両の旋回走行中にLSDが作動してい
る場合、その操舵角及びLSD作動状態に応じて操舵補
助状態を制御する車両の操舵補助装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の操舵補助装置は、一般的に、ハン
ドル操舵力の伝達経路に連結され、ハンドル操舵のアシ
ストを行うアシスト手段と、このアシスト手段を制御す
る制御手段とを備え、制御手段は、運転者の操舵状態や
車両の走行状態に基づいてアシスト手段のアシスト力適
宜制御している。
ドル操舵力の伝達経路に連結され、ハンドル操舵のアシ
ストを行うアシスト手段と、このアシスト手段を制御す
る制御手段とを備え、制御手段は、運転者の操舵状態や
車両の走行状態に基づいてアシスト手段のアシスト力適
宜制御している。
【0003】このような操舵補助装置として、例えば、
特開平1−175569号公報に開示されたように、運
転者の操舵トルクが大きい程、アシスト力を大きく設定
し、その増加率を車速が大きい程、走行安定性向上のた
め小さくするものがある。具体的には、ステアリングホ
イールに加えられた操舵力に対応した操舵方向の操舵補
助力目標値と、ステアリングホイールに与えられた操舵
角と路面の摩擦状態とに対応した戻し方向の戻し補助力
目標値を各々設定し、操舵補助力目標値と戻し補助力目
標値に基づいて指令値を演算するようにして、路面の摩
擦状態がどのような場合であっても、的確な操舵補助制
御を行い、ステアリングの移動が運転者の予想に反して
早すぎる等の危険な動作を起きにくくするものが知られ
ている。
特開平1−175569号公報に開示されたように、運
転者の操舵トルクが大きい程、アシスト力を大きく設定
し、その増加率を車速が大きい程、走行安定性向上のた
め小さくするものがある。具体的には、ステアリングホ
イールに加えられた操舵力に対応した操舵方向の操舵補
助力目標値と、ステアリングホイールに与えられた操舵
角と路面の摩擦状態とに対応した戻し方向の戻し補助力
目標値を各々設定し、操舵補助力目標値と戻し補助力目
標値に基づいて指令値を演算するようにして、路面の摩
擦状態がどのような場合であっても、的確な操舵補助制
御を行い、ステアリングの移動が運転者の予想に反して
早すぎる等の危険な動作を起きにくくするものが知られ
ている。
【0004】また、昨今の車両には、上記操舵補助装置
に加えて車両の安定した旋回特性、走行性の向上のた
め、差動制限機構(リミテッド・スリップ・デファレン
シャル、略称してLSD)及び差動歯車機構を設けられ
たものがある。この差動歯車機構(以下、デフと称す
る)は車両が旋回する際に、旋回内輪側の駆動輪をスリ
ップさせずに回転させる働きを有し、デフを備えること
により、左右の駆動輪がエンジン出力により常に同じ回
転速度で駆動されるのを防止する働きがある。この差動
歯車機構が設けられた背景としては、カーブを旋回する
時に左右輪で回転半径が異なるために、旋回外輪側は内
輪側より速く回転する必要があるが、仮に左右輪が同じ
回転で駆動されているとすると、左右輪のいずれかが路
面に対してスリップ(空転)してしまい、走行性を低下
させ、タイヤの磨耗を増大させ、車両の旋回が困難にな
る等の不都合が生じたからである。以上、このデフの働
きは一般的に良く知られている事柄であるので、更なる
詳細説明は他に譲ることとし、他方のLSDについて説
明する。
に加えて車両の安定した旋回特性、走行性の向上のた
め、差動制限機構(リミテッド・スリップ・デファレン
シャル、略称してLSD)及び差動歯車機構を設けられ
たものがある。この差動歯車機構(以下、デフと称す
る)は車両が旋回する際に、旋回内輪側の駆動輪をスリ
ップさせずに回転させる働きを有し、デフを備えること
により、左右の駆動輪がエンジン出力により常に同じ回
転速度で駆動されるのを防止する働きがある。この差動
歯車機構が設けられた背景としては、カーブを旋回する
時に左右輪で回転半径が異なるために、旋回外輪側は内
輪側より速く回転する必要があるが、仮に左右輪が同じ
回転で駆動されているとすると、左右輪のいずれかが路
面に対してスリップ(空転)してしまい、走行性を低下
させ、タイヤの磨耗を増大させ、車両の旋回が困難にな
る等の不都合が生じたからである。以上、このデフの働
きは一般的に良く知られている事柄であるので、更なる
詳細説明は他に譲ることとし、他方のLSDについて説
明する。
【0005】実際には、上述のデフでは次のような課題
がある。例えば、悪路走行中に片輪だけぬかるみにはま
ってスリップした場合や高速旋回時、車体が大きくロー
ルして旋回内輪側のグリップ力が値さくなっている場合
(極論すると内輪側が浮いて空転している状態)におい
て、グリップ力の小さい側の車輪に回転駆動力のほとん
どが伝達される一方、他方の車輪には駆動力が伝達され
なくなって悪路から脱出できない等の走行性が低下す
る。このような問題点の解決を図るものがLSDであ
る。
がある。例えば、悪路走行中に片輪だけぬかるみにはま
ってスリップした場合や高速旋回時、車体が大きくロー
ルして旋回内輪側のグリップ力が値さくなっている場合
(極論すると内輪側が浮いて空転している状態)におい
て、グリップ力の小さい側の車輪に回転駆動力のほとん
どが伝達される一方、他方の車輪には駆動力が伝達され
なくなって悪路から脱出できない等の走行性が低下す
る。このような問題点の解決を図るものがLSDであ
る。
【0006】このような差動制限装置として、例えば、
特開平5−4535号公報に開示されたように、左右輪
の回転数差が所定値以上になった場合、その差動を制限
するものがある。この差動制限装置の具体的な制御とし
ては、左右輪の回転数差を検出し、左右の車輪に回転数
差が生じている状態で回転数の高い方の車輪(旋回走行
時では外輪側)の変化量が小さく、回転数の低い方の車
輪(旋回走行時では内輪側)の変化量が急増している場
合にその差動を制限するものであり、高速走行時の直進
安定性、加速性の向上を目指したものである。
特開平5−4535号公報に開示されたように、左右輪
の回転数差が所定値以上になった場合、その差動を制限
するものがある。この差動制限装置の具体的な制御とし
ては、左右輪の回転数差を検出し、左右の車輪に回転数
差が生じている状態で回転数の高い方の車輪(旋回走行
時では外輪側)の変化量が小さく、回転数の低い方の車
輪(旋回走行時では内輪側)の変化量が急増している場
合にその差動を制限するものであり、高速走行時の直進
安定性、加速性の向上を目指したものである。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、従
来のLSDのなかで、例えばフロントデフにLSDを備
える車両では、車両の旋回中にLSDが作動した場合、
作動する前に比べて旋回外輪側のトルクが急に増加する
ので、それに伴って操舵力が増加し運転者にステアリン
グ操作が重くなる等の違和感を感じさせてしまう。ま
た、旋回内輪側のグリップ力がほとんどない状態(車輪
が浮いた状態)でLSDが作動し、その後内輪が旋回鋼
鈑で再度路面に接地した時に左右輪の速度差がなくなっ
ているために、極端に操舵に要する力が重くなり操縦性
が悪化するという欠点がある。
来のLSDのなかで、例えばフロントデフにLSDを備
える車両では、車両の旋回中にLSDが作動した場合、
作動する前に比べて旋回外輪側のトルクが急に増加する
ので、それに伴って操舵力が増加し運転者にステアリン
グ操作が重くなる等の違和感を感じさせてしまう。ま
た、旋回内輪側のグリップ力がほとんどない状態(車輪
が浮いた状態)でLSDが作動し、その後内輪が旋回鋼
鈑で再度路面に接地した時に左右輪の速度差がなくなっ
ているために、極端に操舵に要する力が重くなり操縦性
が悪化するという欠点がある。
【0008】従って、そこで本発明は上記従来技術の欠
点を解消するために提案されたもので、その目的とする
ところは、特にフロントデフにLSDを備える車両にお
いて、旋回走行中やスプリット路走行中等にLSDが作
動した場合のステアリング操舵力の増加を車両の走行条
件に応じて適宜抑制し、運転者のステアリング操作時の
違和感を解消できる車両の操舵補助装置を提案するもの
である。
点を解消するために提案されたもので、その目的とする
ところは、特にフロントデフにLSDを備える車両にお
いて、旋回走行中やスプリット路走行中等にLSDが作
動した場合のステアリング操舵力の増加を車両の走行条
件に応じて適宜抑制し、運転者のステアリング操作時の
違和感を解消できる車両の操舵補助装置を提案するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、目的
を達成するために、本発明の車両の操舵補助装置は、以
下の構成を備える。即ち、運転者による操舵操作の補助
を行うための操舵補助手段を有する車両の操舵補助装置
であって、前記車両が旋回走行中であることを検知する
検知手段と、前記車両のフロントデファレンシャルギヤ
に設けられた差動制限機構が作動中であることを検知す
るLSD作動検知手段と、前記夫々の検知手段からの検
知結果に基づいて前記操舵補助手段による操舵補助力を
制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
を達成するために、本発明の車両の操舵補助装置は、以
下の構成を備える。即ち、運転者による操舵操作の補助
を行うための操舵補助手段を有する車両の操舵補助装置
であって、前記車両が旋回走行中であることを検知する
検知手段と、前記車両のフロントデファレンシャルギヤ
に設けられた差動制限機構が作動中であることを検知す
るLSD作動検知手段と、前記夫々の検知手段からの検
知結果に基づいて前記操舵補助手段による操舵補助力を
制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0010】また、運転者による操舵操作の補助を行う
ための操舵補助手段を有する車両の操舵補助装置であっ
て、前記車両が旋回走行中であることを検知手段と、前
記車両のフロントデファレンシャルギヤに設けられた差
動制限機構が差動中であることを検知するLSD作動検
知手段と、前記運転者の操舵状態を検出する操舵状態検
出手段と、前記夫々の検知手段による検知結果及び操舵
状態検出手段による検出結果に基づいて前記操舵補助手
段による操舵補助力を制御する制御手段とを備え、前記
車両が旋回走行中において、前記差動制限機構の作動時
の操舵補助力を作動前の操舵補助力より大きくなるよう
に制御することを特徴とする。
ための操舵補助手段を有する車両の操舵補助装置であっ
て、前記車両が旋回走行中であることを検知手段と、前
記車両のフロントデファレンシャルギヤに設けられた差
動制限機構が差動中であることを検知するLSD作動検
知手段と、前記運転者の操舵状態を検出する操舵状態検
出手段と、前記夫々の検知手段による検知結果及び操舵
状態検出手段による検出結果に基づいて前記操舵補助手
段による操舵補助力を制御する制御手段とを備え、前記
車両が旋回走行中において、前記差動制限機構の作動時
の操舵補助力を作動前の操舵補助力より大きくなるよう
に制御することを特徴とする。
【0011】
【作用】以上のように本実施例の車両の操舵補助装置は
構成されているので、特にフロントデフにLSDを備え
る車両において、旋回走行中やスプリット路走行中等に
LSDが作動した場合のステアリング操舵力の増加を車
両の走行条件に応じて適宜抑制し、運転者のステアリン
グ操作時の違和感を解消できる。
構成されているので、特にフロントデフにLSDを備え
る車両において、旋回走行中やスプリット路走行中等に
LSDが作動した場合のステアリング操舵力の増加を車
両の走行条件に応じて適宜抑制し、運転者のステアリン
グ操作時の違和感を解消できる。
【0012】
【実施例】以下添付図面を参照しながら、本発明を、フ
ロントデフにLSDを備える車両に適用した実施例を説
明する。 <共通実施例>以下に、後述する各実施例の共通部分を
説明する。
ロントデフにLSDを備える車両に適用した実施例を説
明する。 <共通実施例>以下に、後述する各実施例の共通部分を
説明する。
【0013】図1は、本実施例のようにフロントデフに
LSDを備える車両の要部を示す全体図である。また、
図2は図1に示す操舵補助機構の詳細を示す図である。
尚、以下の実施例においては、FF車に限らず、例えば
FR、4WD車でもフロントデファレンシャルにLSD
を備える車両であれば適用可能である。図1、図2にお
いて、本実施例の車両は、フロントにエンジン10及び
このエンジン10に接続されたトランスミッション11
を搭載し、左右の前輪1にドライブシャフト15を介し
て駆動力を伝達するFF車である。エンジンから出力さ
れる駆動力は、フロント・プロペラシャフト13を介し
てフロントデファレンシャル(以下、フロントデフと略
称する)14に入力される。フロントデフ14は多板ク
ラッチからなるLSD機構17を有し、左右の前輪1に
は各車輪の車輪速を検出する車輪速センサ30が設けら
れ、検出された各車輪速はLSD機構17を制御するコ
ントロールユニット42に入力される。LSDコントロ
ールユニット42では、左右の車輪速差を演算し所定以
上の場合にドライブシャフト15から左右の各車輪への
駆動トルクを所定の割合で分配して出力する際に、多板
クラッチの締結を制御し、フロントデフ14のアンロッ
ク状態、中間ロック状態、完全ロック状態を制御する。
LSDを備える車両の要部を示す全体図である。また、
図2は図1に示す操舵補助機構の詳細を示す図である。
尚、以下の実施例においては、FF車に限らず、例えば
FR、4WD車でもフロントデファレンシャルにLSD
を備える車両であれば適用可能である。図1、図2にお
いて、本実施例の車両は、フロントにエンジン10及び
このエンジン10に接続されたトランスミッション11
を搭載し、左右の前輪1にドライブシャフト15を介し
て駆動力を伝達するFF車である。エンジンから出力さ
れる駆動力は、フロント・プロペラシャフト13を介し
てフロントデファレンシャル(以下、フロントデフと略
称する)14に入力される。フロントデフ14は多板ク
ラッチからなるLSD機構17を有し、左右の前輪1に
は各車輪の車輪速を検出する車輪速センサ30が設けら
れ、検出された各車輪速はLSD機構17を制御するコ
ントロールユニット42に入力される。LSDコントロ
ールユニット42では、左右の車輪速差を演算し所定以
上の場合にドライブシャフト15から左右の各車輪への
駆動トルクを所定の割合で分配して出力する際に、多板
クラッチの締結を制御し、フロントデフ14のアンロッ
ク状態、中間ロック状態、完全ロック状態を制御する。
【0014】エンジン10はそのコントロールユニット
40により制御され、不図示のセンサからスロットル開
度等の信号が入力される。操舵補助機構20は、運転者
によるステアリングホイール2の操舵角に応じて左右の
前輪1に旋回角を付与するタイロット21と、タイロッ
ト21に設けられたラック22と、ステアリングシャフ
ト24の先端に軸着されラック22に歯合することによ
りステアリングホイール2の操舵角を車輪に伝達するピ
ニオン23からなる操舵機構に電動モータ30を設け、
この電動モータの駆動力を用いてステアリング操作に補
助的な回転力を付与する電動パワーステアリング機構で
ある。この電動モータ30はクラッチ32を介してギヤ
31に回転力を伝達し、ギヤ31をステアリングシャフ
ト24の先端付近に歯合させることにより、モータの回
転力を伝えるよう構成されている。また、モータ30の
駆動及びクラッチ32の締結は操舵補助コントロールユ
ニット41により制御され、クラッチ32が締結される
と操舵保持状態となり、解放されると所謂パワーステア
リング解除状態となる。また、操舵補助コントロールユ
ニット41は、LSDコントロールユニット42からL
SD作動状態検知信号、車輪のサスペンションに設けら
れた車輪設置状態検知センサから検知信号が夫々入力さ
れ、これらの信号に基づいてクラッチ32の締結及び電
動モータ30の駆動トルクを制御する。また、後述する
電動モータに通電する電流値Iを設定するのに用いる関
数マップは、操舵補助コントロールユニット内に設けら
れた不図示のROMに格納されている。
40により制御され、不図示のセンサからスロットル開
度等の信号が入力される。操舵補助機構20は、運転者
によるステアリングホイール2の操舵角に応じて左右の
前輪1に旋回角を付与するタイロット21と、タイロッ
ト21に設けられたラック22と、ステアリングシャフ
ト24の先端に軸着されラック22に歯合することによ
りステアリングホイール2の操舵角を車輪に伝達するピ
ニオン23からなる操舵機構に電動モータ30を設け、
この電動モータの駆動力を用いてステアリング操作に補
助的な回転力を付与する電動パワーステアリング機構で
ある。この電動モータ30はクラッチ32を介してギヤ
31に回転力を伝達し、ギヤ31をステアリングシャフ
ト24の先端付近に歯合させることにより、モータの回
転力を伝えるよう構成されている。また、モータ30の
駆動及びクラッチ32の締結は操舵補助コントロールユ
ニット41により制御され、クラッチ32が締結される
と操舵保持状態となり、解放されると所謂パワーステア
リング解除状態となる。また、操舵補助コントロールユ
ニット41は、LSDコントロールユニット42からL
SD作動状態検知信号、車輪のサスペンションに設けら
れた車輪設置状態検知センサから検知信号が夫々入力さ
れ、これらの信号に基づいてクラッチ32の締結及び電
動モータ30の駆動トルクを制御する。また、後述する
電動モータに通電する電流値Iを設定するのに用いる関
数マップは、操舵補助コントロールユニット内に設けら
れた不図示のROMに格納されている。
【0015】図3は上述のフロントデフに設けられた多
板クラッチ17の詳細構成を示す断面図である。図3に
おいて、フロントデフ14には、電磁式多板クラッチ5
0が設けられ、この電磁多板クラッチ50の締結状態に
よりフロントデフ14がアンロック状態、中間ロック状
態、完全ロック状態となる。この電磁多板クラッチ50
は複数枚のインナディスクとアウタディスクからなるク
ラッチ板51及びこれらクラッチ板51へ押圧力を生じ
させるアクチュエータ52から構成される。また、53
は軸受け、54は一方の車輪のドライブシャフトに伝動
連結する伝動部材、55は他方の車輪のドライブシャフ
トに伝動連結する伝動部材である。アクチュエータ52
はソレノイド56に電流が流れる時に発生する磁力によ
ってアーマチュア57がクラッチ板51を押圧するよう
に構成されている。この電磁多板クラッチ50において
は、ソレノイド56に流れる電流とクラッチ板51を摩
擦係合させる押圧力、即ち電磁多板クラッチ50で発生
するトルクとが比例関係にあるので、フロントデフ14
の作動回転数を電流の増減により連続的に変化させるこ
とができる。尚、フロントデフ14と同様にセンタデ
フ、リヤデフに電磁多板クラッチが設けられた車両もあ
るが、基本的な機構は図3に示すものと同じのため説明
は省略する。
板クラッチ17の詳細構成を示す断面図である。図3に
おいて、フロントデフ14には、電磁式多板クラッチ5
0が設けられ、この電磁多板クラッチ50の締結状態に
よりフロントデフ14がアンロック状態、中間ロック状
態、完全ロック状態となる。この電磁多板クラッチ50
は複数枚のインナディスクとアウタディスクからなるク
ラッチ板51及びこれらクラッチ板51へ押圧力を生じ
させるアクチュエータ52から構成される。また、53
は軸受け、54は一方の車輪のドライブシャフトに伝動
連結する伝動部材、55は他方の車輪のドライブシャフ
トに伝動連結する伝動部材である。アクチュエータ52
はソレノイド56に電流が流れる時に発生する磁力によ
ってアーマチュア57がクラッチ板51を押圧するよう
に構成されている。この電磁多板クラッチ50において
は、ソレノイド56に流れる電流とクラッチ板51を摩
擦係合させる押圧力、即ち電磁多板クラッチ50で発生
するトルクとが比例関係にあるので、フロントデフ14
の作動回転数を電流の増減により連続的に変化させるこ
とができる。尚、フロントデフ14と同様にセンタデ
フ、リヤデフに電磁多板クラッチが設けられた車両もあ
るが、基本的な機構は図3に示すものと同じのため説明
は省略する。
【0016】<第1実施例>図4、図5は、操舵補助機
構20の制御回路構成を示すブロックである。図4、図
5において、LSD作動検知手段としてのLSDコント
ロールユニット42は、左右の前輪車輪速センサ16か
ら夫々入力される車輪速信号に基づいて左右の車輪速度
の差を演算し、所定条件を満足するとクラッチ押圧力を
制御する電磁ソレノイドへ制御信号を出力すると共に、
LSD作動信号を電流値Iとして操舵補助コントロール
ユニット41に出力する。LSD作動信号を受けた操舵
補助コントロールユニット41は、入力された電流値I
に基づいてアシスト手段としての電動モータ30の所定
の駆動電流Aを演算し、モータを所定トルクで駆動する
と共に、ラック22とピニオン23からなるステアリン
グ機構により左右車輪の操舵補助を実行する。
構20の制御回路構成を示すブロックである。図4、図
5において、LSD作動検知手段としてのLSDコント
ロールユニット42は、左右の前輪車輪速センサ16か
ら夫々入力される車輪速信号に基づいて左右の車輪速度
の差を演算し、所定条件を満足するとクラッチ押圧力を
制御する電磁ソレノイドへ制御信号を出力すると共に、
LSD作動信号を電流値Iとして操舵補助コントロール
ユニット41に出力する。LSD作動信号を受けた操舵
補助コントロールユニット41は、入力された電流値I
に基づいてアシスト手段としての電動モータ30の所定
の駆動電流Aを演算し、モータを所定トルクで駆動する
と共に、ラック22とピニオン23からなるステアリン
グ機構により左右車輪の操舵補助を実行する。
【0017】図6に、図4、図5で説明した操舵補助コ
ントロールユニット41の制御フローを示す。図6にお
いて、処理が開始されると、ステップS2で操舵補助コ
ントロールユニット41は、LSDコントロールユニッ
ト42から電磁ソレノイド作動信号Iを読み込み、ステ
ップS4でLSD作動中か否かを判定する。ステップS
4でLSD作動中の場合(ステップS4で判断YE
S)、ステップS6に進む。ステップS6では、作動電
流Iに基づいて電動モータ30の駆動電流Aを設定す
る。このステップS6での駆動電流Aの設定は、図7に
示す電流I、Aの関数マップを用いて決定される。その
後、ステップS8で駆動電流Aをモータに通電し、ステ
アリング操舵補助を実行する。一方、ステップS4でL
SD作動中でない場合(ステップS4で判断NO)、処
理を終了する。
ントロールユニット41の制御フローを示す。図6にお
いて、処理が開始されると、ステップS2で操舵補助コ
ントロールユニット41は、LSDコントロールユニッ
ト42から電磁ソレノイド作動信号Iを読み込み、ステ
ップS4でLSD作動中か否かを判定する。ステップS
4でLSD作動中の場合(ステップS4で判断YE
S)、ステップS6に進む。ステップS6では、作動電
流Iに基づいて電動モータ30の駆動電流Aを設定す
る。このステップS6での駆動電流Aの設定は、図7に
示す電流I、Aの関数マップを用いて決定される。その
後、ステップS8で駆動電流Aをモータに通電し、ステ
アリング操舵補助を実行する。一方、ステップS4でL
SD作動中でない場合(ステップS4で判断NO)、処
理を終了する。
【0018】<第2実施例>図8は、第2実施例の操舵
補助機構20の制御回路構成を示すブロックである。図
8において、第2実施例の操舵補助コントロールユニッ
ト41は、図5で説明したLSD作動信号Iに加えて、
車輪の接地状態を検出することによりステアリングの操
舵補助を行うものである。具体的には、左右の前輪の各
サスペンションに設けられたサスペンションストローク
センサから操舵補助コントロールユニット41にセンサ
信号が入力され、LSD作動信号及びサスペンションス
トローク信号を受けた操舵補助コントロールユニット4
1は、入力された電流値I及びセンサ信号に基づいて電
動モータ30の所定の駆動電流Aを演算し、モータを所
定トルクで駆動すると共に、ラック22とピニオン23
からなるステアリング機構により左右車輪の操舵補助を
実行する。尚、車輪の接地状態を検知する方法は、例え
ば、特開昭59−48214に開示されている空気ばね
の圧力を圧力センサで検出する方法の他に、タイヤ空気
圧を検出する方法、サスペンションのリバウンドストッ
パーに接触スイッチを設ける方法、サスペンション取付
け部に歪みセンサを設ける方法等が考えられるが、それ
らの具体的な説明は他に譲り本実施例での説明は省略す
る。
補助機構20の制御回路構成を示すブロックである。図
8において、第2実施例の操舵補助コントロールユニッ
ト41は、図5で説明したLSD作動信号Iに加えて、
車輪の接地状態を検出することによりステアリングの操
舵補助を行うものである。具体的には、左右の前輪の各
サスペンションに設けられたサスペンションストローク
センサから操舵補助コントロールユニット41にセンサ
信号が入力され、LSD作動信号及びサスペンションス
トローク信号を受けた操舵補助コントロールユニット4
1は、入力された電流値I及びセンサ信号に基づいて電
動モータ30の所定の駆動電流Aを演算し、モータを所
定トルクで駆動すると共に、ラック22とピニオン23
からなるステアリング機構により左右車輪の操舵補助を
実行する。尚、車輪の接地状態を検知する方法は、例え
ば、特開昭59−48214に開示されている空気ばね
の圧力を圧力センサで検出する方法の他に、タイヤ空気
圧を検出する方法、サスペンションのリバウンドストッ
パーに接触スイッチを設ける方法、サスペンション取付
け部に歪みセンサを設ける方法等が考えられるが、それ
らの具体的な説明は他に譲り本実施例での説明は省略す
る。
【0019】(旋回走行中、内輪が空転し再度路面に接
地した時に操舵補助を行う場合)図9に、旋回走行中、
内輪が空転し再度路面に接地した時に操舵補助を行う場
合の図8で説明した操舵補助コントロールユニット41
の制御フローを示す。図9において、処理が開始される
と、ステップS10で操舵補助コントロールユニット4
1は、LSDコントロールユニット42から電磁ソレノ
イド作動信号Iを読み込み、ステップS12でLSD作
動中か否かを判定する。ステップS12でLSD作動中
の場合(ステップS12で判断YES)、ステップS1
4に進む。ステップS14では、サスペンションストロ
ークが所定値以上であるか否かを判定する。ステップS
14でサスペンションストロークが所定値以上である場
合(ステップS14で判断がYES)、ステップS16
でタイマをオンし、ステップS18でサスペンションス
トロークが所定値以下であるか否かを判定する。ステッ
プS18でサスペンションストロークが所定値以下であ
る場合(ステップS18で判断がYES)、車輪が空転
した状態から路面に接地した状態に復帰したとして、ス
テップS20に進み、タイマをオンしてから所定時間以
内か否かを判定する。ステップS20で所定時間以内で
ある場合(ステップS20で判断がYES)、ステップ
S22に進み、作動電流Iに基づいて電動モータ30の
駆動電流Aを設定する。このステップS22での駆動電
流Aの設定は、図10に示す電流I、Aの関数マップを
用いて決定される。その後、ステップS24で駆動電流
Aをモータに通電し、ステアリング操舵補助を実行す
る。一方、ステップS12、14でいずれも判断NOの
場合、処理を終了し、ステップS18、20でいずれも
判断NOの場合、ステップS16の開始時にリターンす
る。
地した時に操舵補助を行う場合)図9に、旋回走行中、
内輪が空転し再度路面に接地した時に操舵補助を行う場
合の図8で説明した操舵補助コントロールユニット41
の制御フローを示す。図9において、処理が開始される
と、ステップS10で操舵補助コントロールユニット4
1は、LSDコントロールユニット42から電磁ソレノ
イド作動信号Iを読み込み、ステップS12でLSD作
動中か否かを判定する。ステップS12でLSD作動中
の場合(ステップS12で判断YES)、ステップS1
4に進む。ステップS14では、サスペンションストロ
ークが所定値以上であるか否かを判定する。ステップS
14でサスペンションストロークが所定値以上である場
合(ステップS14で判断がYES)、ステップS16
でタイマをオンし、ステップS18でサスペンションス
トロークが所定値以下であるか否かを判定する。ステッ
プS18でサスペンションストロークが所定値以下であ
る場合(ステップS18で判断がYES)、車輪が空転
した状態から路面に接地した状態に復帰したとして、ス
テップS20に進み、タイマをオンしてから所定時間以
内か否かを判定する。ステップS20で所定時間以内で
ある場合(ステップS20で判断がYES)、ステップ
S22に進み、作動電流Iに基づいて電動モータ30の
駆動電流Aを設定する。このステップS22での駆動電
流Aの設定は、図10に示す電流I、Aの関数マップを
用いて決定される。その後、ステップS24で駆動電流
Aをモータに通電し、ステアリング操舵補助を実行す
る。一方、ステップS12、14でいずれも判断NOの
場合、処理を終了し、ステップS18、20でいずれも
判断NOの場合、ステップS16の開始時にリターンす
る。
【0020】(旋回走行中、内輪が空転し再度路面に接
地した時の操舵補助力を接地する前に比べて大きくする
場合)図10に、旋回走行中、内輪が空転し再度路面に
接地した時の操舵補助力を接地する前に比べて大きくす
る場合の図11で説明した操舵補助コントロールユニッ
ト41の制御フローを示す。図11において、処理が開
始されると、ステップS30で操舵補助コントロールユ
ニット41は、LSDコントロールユニット42から電
磁ソレノイド作動信号Iを読み込み、ステップS32で
LSD作動中か否かを判定する。ステップS32でLS
D作動中の場合(ステップS32で判断YES)、ステ
ップS34に進む。ステップS34では、作動電流Iに
基づいて電動モータ30の駆動電流Aを設定する。この
ステップS34での駆動電流Aの設定は、図12に示す
電流I、Aの関数マップを用いて決定される。その後、
ステップS36に進み、サスペンションストロークが所
定値以上であるか否かを判定する。ステップS36でサ
スペンションストロークが所定値以上でない場合(ステ
ップS36で判断がNO)、ステップS38に進み、駆
動電流Aをモータに通電し、ステアリング操舵補助を実
行する。一方、ステップS36でサスペンションストロ
ークが所定値以上である場合(ステップS36で判断が
YES)、ステップS40でタイマをオンし、ステップ
S42でサスペンションストロークが所定値以下である
か否かを判定する。ステップS42でサスペンションス
トロークが所定値以下である場合(ステップS42で判
断がYES)、車輪が空転した状態から路面に接地した
状態に復帰したとして、ステップS44に進み、タイマ
をオンしてから所定時間以内か否かを判定する。ステッ
プS44で所定時間以内である場合(ステップS44で
判断がYES)、ステップS46に進み、作動電流Iに
基づいて電動モータ30の駆動電流A2を設定する。こ
のステップS46での駆動電流A2の設定は、図13に
示す電流I、A2の関数マップを用いて決定される。そ
の後、ステップS48では、ステップS34で算出され
た駆動電流AにステップS46で算出された駆動電流A
2を加算し、新たな駆動電流Aとして設定する。その
後、ステップS38に進み、ステアリング操舵補助を実
行する。尚、ステップS32で判断NOの場合、処理を
終了し、ステップS42、44でいずれも判断NOの場
合、ステップS40の開始時にリターンする。
地した時の操舵補助力を接地する前に比べて大きくする
場合)図10に、旋回走行中、内輪が空転し再度路面に
接地した時の操舵補助力を接地する前に比べて大きくす
る場合の図11で説明した操舵補助コントロールユニッ
ト41の制御フローを示す。図11において、処理が開
始されると、ステップS30で操舵補助コントロールユ
ニット41は、LSDコントロールユニット42から電
磁ソレノイド作動信号Iを読み込み、ステップS32で
LSD作動中か否かを判定する。ステップS32でLS
D作動中の場合(ステップS32で判断YES)、ステ
ップS34に進む。ステップS34では、作動電流Iに
基づいて電動モータ30の駆動電流Aを設定する。この
ステップS34での駆動電流Aの設定は、図12に示す
電流I、Aの関数マップを用いて決定される。その後、
ステップS36に進み、サスペンションストロークが所
定値以上であるか否かを判定する。ステップS36でサ
スペンションストロークが所定値以上でない場合(ステ
ップS36で判断がNO)、ステップS38に進み、駆
動電流Aをモータに通電し、ステアリング操舵補助を実
行する。一方、ステップS36でサスペンションストロ
ークが所定値以上である場合(ステップS36で判断が
YES)、ステップS40でタイマをオンし、ステップ
S42でサスペンションストロークが所定値以下である
か否かを判定する。ステップS42でサスペンションス
トロークが所定値以下である場合(ステップS42で判
断がYES)、車輪が空転した状態から路面に接地した
状態に復帰したとして、ステップS44に進み、タイマ
をオンしてから所定時間以内か否かを判定する。ステッ
プS44で所定時間以内である場合(ステップS44で
判断がYES)、ステップS46に進み、作動電流Iに
基づいて電動モータ30の駆動電流A2を設定する。こ
のステップS46での駆動電流A2の設定は、図13に
示す電流I、A2の関数マップを用いて決定される。そ
の後、ステップS48では、ステップS34で算出され
た駆動電流AにステップS46で算出された駆動電流A
2を加算し、新たな駆動電流Aとして設定する。その
後、ステップS38に進み、ステアリング操舵補助を実
行する。尚、ステップS32で判断NOの場合、処理を
終了し、ステップS42、44でいずれも判断NOの場
合、ステップS40の開始時にリターンする。
【0021】<第3実施例>本発明に基づく第3実施例
の操舵補助装置では、図2で説明した構成に加え、図1
4に示すように、運転者のステアリング操舵トルクを検
出する操舵トルクセンサ44を設け、この操舵トルクセ
ンサ44からの検出信号が操舵補助コントロールユニッ
ト41に入力されるように構成されている。以下、その
他の構成は図2と同様であるので、詳細な説明は省略す
る。
の操舵補助装置では、図2で説明した構成に加え、図1
4に示すように、運転者のステアリング操舵トルクを検
出する操舵トルクセンサ44を設け、この操舵トルクセ
ンサ44からの検出信号が操舵補助コントロールユニッ
ト41に入力されるように構成されている。以下、その
他の構成は図2と同様であるので、詳細な説明は省略す
る。
【0022】図15、16は、第3実施例の操舵補助機
構20の制御回路構成を示すブロックである。図15、
16において、第3実施例の操舵補助コントロールユニ
ット41は、機械式LSDの場合であり、図5で説明し
たLSD作動信号Iに代わって、LSDの作動状態は判
定部45において判定され、作動の場合オン、非作動の
場合オフ信号をモータ駆動電流演算部46に出力する。
また、モータ駆動電流演算部46は操舵トルクセンサ4
4から入力されるセンサ信号に基づき運転者によるステ
アリング操舵状態を検出することによりステアリングの
操舵補助を行うものである。具体的には、ステアリング
シャフト24に設けられた操舵トルクセンサから操舵補
助コントロールユニット41にトルクセンサ信号が入力
され、LSD作動信号及び操舵トルク信号を受けた駆動
電流演算部は、LSDのオン、オフ信号及び操舵トルク
センサ信号に基づいて電動モータ30の所定の駆動電流
Aを演算し、モータを所定トルクで駆動すると共に、ラ
ック22とピニオン23からなるステアリング機構によ
り左右車輪の操舵補助を実行する。
構20の制御回路構成を示すブロックである。図15、
16において、第3実施例の操舵補助コントロールユニ
ット41は、機械式LSDの場合であり、図5で説明し
たLSD作動信号Iに代わって、LSDの作動状態は判
定部45において判定され、作動の場合オン、非作動の
場合オフ信号をモータ駆動電流演算部46に出力する。
また、モータ駆動電流演算部46は操舵トルクセンサ4
4から入力されるセンサ信号に基づき運転者によるステ
アリング操舵状態を検出することによりステアリングの
操舵補助を行うものである。具体的には、ステアリング
シャフト24に設けられた操舵トルクセンサから操舵補
助コントロールユニット41にトルクセンサ信号が入力
され、LSD作動信号及び操舵トルク信号を受けた駆動
電流演算部は、LSDのオン、オフ信号及び操舵トルク
センサ信号に基づいて電動モータ30の所定の駆動電流
Aを演算し、モータを所定トルクで駆動すると共に、ラ
ック22とピニオン23からなるステアリング機構によ
り左右車輪の操舵補助を実行する。
【0023】(機械式LSDの場合)図17に、機械式
LSDの場合の操舵補助コントロールユニット41の制
御フローを示す。図17において、処理が開始される
と、ステップS50で操舵補助コントロールユニット4
1は、操舵トルクセンサから操舵トルクを読み込み、ス
テップS52で操舵トルクTに基づいて電動モータ30
の駆動電流Aを設定する。このステップS52での駆動
電流Aの設定は、図18に示す電流I、Aの関数マップ
を用いて決定される。その後、ステップS54に進み、
LSD作動状態判定部で左右の車輪速を読み取り、ステ
ップS56で左右の車輪の回転数差ΔNを演算する。ス
テップS58で車輪速差ΔNが所定値以上か否かを判定
する。ステップS58での判断が所定値以上であるとL
SD作動中と判断され(ステップS58で判断YE
S)、ステップS62に進む。一方、ステップS58で
の判断が所定値以上でないとLSD作動中でないと判断
され(ステップS58で判断YES)、ステップS60
で、操舵トルクTに基づいて電動モータ30の駆動電流
Aを設定する。このステップS60での駆動電流Aの設
定は、図18に示す電流I、Aの関数マップを用いて決
定される。ステップS62では、左右の車輪速を比較し
小さい側の車輪速NSの微分値δNSを演算する。ステ
ップS64では、微分値δNSが所定値以上であるか否
かを判定する。ステップS64で微分値δNSが所定値
以上である場合(ステップS64で判断がYES)、ス
テップS66に進み、操舵トルクTに基づいて電動モー
タ30の駆動電流A2を設定する。このステップS68
での駆動電流A2の設定は、図19に示す電流I、A2の
関数マップを用いて決定される。その後、ステップS6
8では、ステップS52で算出された駆動電流Aにステ
ップS66で算出された駆動電流A2を加算し、新たな
駆動電流Aとして設定する。その後、ステップS60に
進み、ステアリング操舵補助を実行する。尚、ステップ
S58で判断NOの場合、ステップS60に進み、ステ
ップS52で算出された駆動電流Aを駆動モータヘ通電
し、ステアリング操舵補助を実行する。また、ステップ
S64で判断NOの場合、ステップS60の開始時にリ
ターンする。
LSDの場合の操舵補助コントロールユニット41の制
御フローを示す。図17において、処理が開始される
と、ステップS50で操舵補助コントロールユニット4
1は、操舵トルクセンサから操舵トルクを読み込み、ス
テップS52で操舵トルクTに基づいて電動モータ30
の駆動電流Aを設定する。このステップS52での駆動
電流Aの設定は、図18に示す電流I、Aの関数マップ
を用いて決定される。その後、ステップS54に進み、
LSD作動状態判定部で左右の車輪速を読み取り、ステ
ップS56で左右の車輪の回転数差ΔNを演算する。ス
テップS58で車輪速差ΔNが所定値以上か否かを判定
する。ステップS58での判断が所定値以上であるとL
SD作動中と判断され(ステップS58で判断YE
S)、ステップS62に進む。一方、ステップS58で
の判断が所定値以上でないとLSD作動中でないと判断
され(ステップS58で判断YES)、ステップS60
で、操舵トルクTに基づいて電動モータ30の駆動電流
Aを設定する。このステップS60での駆動電流Aの設
定は、図18に示す電流I、Aの関数マップを用いて決
定される。ステップS62では、左右の車輪速を比較し
小さい側の車輪速NSの微分値δNSを演算する。ステ
ップS64では、微分値δNSが所定値以上であるか否
かを判定する。ステップS64で微分値δNSが所定値
以上である場合(ステップS64で判断がYES)、ス
テップS66に進み、操舵トルクTに基づいて電動モー
タ30の駆動電流A2を設定する。このステップS68
での駆動電流A2の設定は、図19に示す電流I、A2の
関数マップを用いて決定される。その後、ステップS6
8では、ステップS52で算出された駆動電流Aにステ
ップS66で算出された駆動電流A2を加算し、新たな
駆動電流Aとして設定する。その後、ステップS60に
進み、ステアリング操舵補助を実行する。尚、ステップ
S58で判断NOの場合、ステップS60に進み、ステ
ップS52で算出された駆動電流Aを駆動モータヘ通電
し、ステアリング操舵補助を実行する。また、ステップ
S64で判断NOの場合、ステップS60の開始時にリ
ターンする。
【0024】<第4実施例>図20は、第4実施例の操
舵補助機構20の制御回路構成を示すブロックである。
図15において、第4実施例の操舵補助コントロールユ
ニット41は、電子制御式LSDの場合であって、図5
で説明したLSD作動信号Iに加えて、運転者によるス
テアリング操舵状態を検出することによりステアリング
の操舵補助を行うものである。具体的には、ステアリン
グシャフト24に設けられた操舵トルクセンサから操舵
補助コントロールユニット41にトルクセンサ信号が入
力され、LSD作動信号及び操舵トルク信号を受けた操
舵補助コントロールユニット41は、入力された電流値
I及びセンサ信号に基づいて電動モータ30の所定の駆
動電流Aを演算し、モータを所定トルクで駆動すると共
に、ラック22とピニオン23からなるステアリング機
構により左右車輪の操舵補助を実行する。
舵補助機構20の制御回路構成を示すブロックである。
図15において、第4実施例の操舵補助コントロールユ
ニット41は、電子制御式LSDの場合であって、図5
で説明したLSD作動信号Iに加えて、運転者によるス
テアリング操舵状態を検出することによりステアリング
の操舵補助を行うものである。具体的には、ステアリン
グシャフト24に設けられた操舵トルクセンサから操舵
補助コントロールユニット41にトルクセンサ信号が入
力され、LSD作動信号及び操舵トルク信号を受けた操
舵補助コントロールユニット41は、入力された電流値
I及びセンサ信号に基づいて電動モータ30の所定の駆
動電流Aを演算し、モータを所定トルクで駆動すると共
に、ラック22とピニオン23からなるステアリング機
構により左右車輪の操舵補助を実行する。
【0025】(電子制御式LSDの場合)図21に、電
子制御式LSDの場合の操舵補助コントロールユニット
41の制御フローを示す。図21において、処理が開始
されると、ステップS70で操舵補助コントロールユニ
ット41は、操舵トルクセンサから操舵トルクを読み込
み、ステップS72で操舵トルクTに基づいて電動モー
タ30の駆動電流Aを設定する。このステップS72で
の駆動電流Aの設定は、図22に示す電流I、Aの関数
マップを用いて決定される。その後、ステップS74に
進み、LSDコントロールユニット42から電磁ソレノ
イド作動信号Iを読み込み、ステップS76でLSD作
動中か否かを判定する。ステップS76でLSD作動中
の場合(ステップS76で判断YES)、ステップS7
8に進む。ステップS78では、作動電流Iに基づいて
電動モータ30の駆動電流A’を設定する。このステッ
プS78での駆動電流Aの設定は、図23に示す電流
I、A’の関数マップを用いて決定される。その後、ス
テップS80では、ステップS72で算出された駆動電
流AにステップS78で算出された駆動電流A’を加算
し、新たな駆動電流Aとして設定する。その後、ステッ
プS82に進み、ステアリング操舵補助を実行する。
尚、ステップS76で判断NOの場合、ステップS82
に進み、ステップS74で算出された駆動電流Aのみを
駆動モータヘ通電し、ステアリング操舵補助を実行す
る。
子制御式LSDの場合の操舵補助コントロールユニット
41の制御フローを示す。図21において、処理が開始
されると、ステップS70で操舵補助コントロールユニ
ット41は、操舵トルクセンサから操舵トルクを読み込
み、ステップS72で操舵トルクTに基づいて電動モー
タ30の駆動電流Aを設定する。このステップS72で
の駆動電流Aの設定は、図22に示す電流I、Aの関数
マップを用いて決定される。その後、ステップS74に
進み、LSDコントロールユニット42から電磁ソレノ
イド作動信号Iを読み込み、ステップS76でLSD作
動中か否かを判定する。ステップS76でLSD作動中
の場合(ステップS76で判断YES)、ステップS7
8に進む。ステップS78では、作動電流Iに基づいて
電動モータ30の駆動電流A’を設定する。このステッ
プS78での駆動電流Aの設定は、図23に示す電流
I、A’の関数マップを用いて決定される。その後、ス
テップS80では、ステップS72で算出された駆動電
流AにステップS78で算出された駆動電流A’を加算
し、新たな駆動電流Aとして設定する。その後、ステッ
プS82に進み、ステアリング操舵補助を実行する。
尚、ステップS76で判断NOの場合、ステップS82
に進み、ステップS74で算出された駆動電流Aのみを
駆動モータヘ通電し、ステアリング操舵補助を実行す
る。
【0026】<第5実施例>図24は、第5実施例の操
舵補助機構20の制御回路構成を示すブロックである。
図24において、第5実施例の操舵補助コントロールユ
ニット41は、図20で説明したLSD作動信号I及び
操舵トルクセンサ信号に加えて、車輪の接地状態を検出
することによりステアリングの操舵補助を行うものであ
る。具体的には、左右の前輪の各サスペンションに設け
られたサスペンションストロークセンサから操舵補助コ
ントロールユニット41にセンサ信号が入力され、LS
D作動信号及びサスペンションストローク信号を受けた
操舵補助コントロールユニット41は、入力された電流
値I、操舵トルクセンサ信号及びサスペンションストロ
ーク信号に基づいて電動モータ30の所定の駆動電流A
を演算し、モータを所定トルクで駆動すると共に、ラッ
ク22とピニオン23からなるステアリング機構により
左右車輪の操舵補助を実行する。
舵補助機構20の制御回路構成を示すブロックである。
図24において、第5実施例の操舵補助コントロールユ
ニット41は、図20で説明したLSD作動信号I及び
操舵トルクセンサ信号に加えて、車輪の接地状態を検出
することによりステアリングの操舵補助を行うものであ
る。具体的には、左右の前輪の各サスペンションに設け
られたサスペンションストロークセンサから操舵補助コ
ントロールユニット41にセンサ信号が入力され、LS
D作動信号及びサスペンションストローク信号を受けた
操舵補助コントロールユニット41は、入力された電流
値I、操舵トルクセンサ信号及びサスペンションストロ
ーク信号に基づいて電動モータ30の所定の駆動電流A
を演算し、モータを所定トルクで駆動すると共に、ラッ
ク22とピニオン23からなるステアリング機構により
左右車輪の操舵補助を実行する。
【0027】(旋回走行中、内輪が空転し再度路面に接
地した時に操舵補助を行う場合)図25に、旋回走行
中、内輪が空転し再度路面に接地した時に操舵補助を行
う場合の図24で説明した操舵補助コントロールユニッ
ト41の制御フローを示す。図25において、処理が開
始されると、ステップS90で操舵補助コントロールユ
ニット41は、操舵トルクセンサから操舵トルクを読み
込み、ステップS92で操舵トルクTに基づいて電動モ
ータ30の駆動電流Aを設定する。このステップS90
での駆動電流Aの設定は、図26に示す電流I、Aの関
数マップを用いて決定される。その後、ステップS94
に進み、LSDコントロールユニット42から電磁ソレ
ノイド作動信号Iを読み込み、ステップS96でLSD
作動中か否かを判定する。ステップS96でLSD作動
中の場合(ステップS96で判断YES)、ステップS
98に進む。ステップS98では、サスペンションスト
ロークが所定値以上であるか否かを判定する。ステップ
S98でサスペンションストロークが所定値以上である
場合(ステップS98で判断がYES)、ステップS1
00でタイマをオンし、ステップS102でサスペンシ
ョンストロークが所定値以下であるか否かを判定する。
ステップS102でサスペンションストロークが所定値
以下である場合(ステップS102で判断がYES)、
車輪が空転した状態から路面に接地した状態に復帰した
として、ステップS104に進み、タイマをオンしてか
ら所定時間以内か否かを判定する。ステップS104で
所定時間以内である場合(ステップS104で判断がY
ES)、ステップS106に進み、作動電流Iに基づい
て電動モータ30の駆動電流A’を設定する。このステ
ップS106での駆動電流A’の設定は、図27に示す
電流I、A’の関数マップを用いて決定される。その
後、ステップS108で算出された駆動電流Aにステッ
プS106で算出された駆動電流A’を加算し、新たな
駆動電流Aとして設定する。その後、ステップS110
に進み、駆動電流Aをモータに通電し、ステアリング操
舵補助を実行する。一方、ステップS96、98でいず
れも判断NOの場合、処理を終了し、ステップS10
2、104でいずれも判断NOの場合、ステップS10
0の開始時にリターンする。
地した時に操舵補助を行う場合)図25に、旋回走行
中、内輪が空転し再度路面に接地した時に操舵補助を行
う場合の図24で説明した操舵補助コントロールユニッ
ト41の制御フローを示す。図25において、処理が開
始されると、ステップS90で操舵補助コントロールユ
ニット41は、操舵トルクセンサから操舵トルクを読み
込み、ステップS92で操舵トルクTに基づいて電動モ
ータ30の駆動電流Aを設定する。このステップS90
での駆動電流Aの設定は、図26に示す電流I、Aの関
数マップを用いて決定される。その後、ステップS94
に進み、LSDコントロールユニット42から電磁ソレ
ノイド作動信号Iを読み込み、ステップS96でLSD
作動中か否かを判定する。ステップS96でLSD作動
中の場合(ステップS96で判断YES)、ステップS
98に進む。ステップS98では、サスペンションスト
ロークが所定値以上であるか否かを判定する。ステップ
S98でサスペンションストロークが所定値以上である
場合(ステップS98で判断がYES)、ステップS1
00でタイマをオンし、ステップS102でサスペンシ
ョンストロークが所定値以下であるか否かを判定する。
ステップS102でサスペンションストロークが所定値
以下である場合(ステップS102で判断がYES)、
車輪が空転した状態から路面に接地した状態に復帰した
として、ステップS104に進み、タイマをオンしてか
ら所定時間以内か否かを判定する。ステップS104で
所定時間以内である場合(ステップS104で判断がY
ES)、ステップS106に進み、作動電流Iに基づい
て電動モータ30の駆動電流A’を設定する。このステ
ップS106での駆動電流A’の設定は、図27に示す
電流I、A’の関数マップを用いて決定される。その
後、ステップS108で算出された駆動電流Aにステッ
プS106で算出された駆動電流A’を加算し、新たな
駆動電流Aとして設定する。その後、ステップS110
に進み、駆動電流Aをモータに通電し、ステアリング操
舵補助を実行する。一方、ステップS96、98でいず
れも判断NOの場合、処理を終了し、ステップS10
2、104でいずれも判断NOの場合、ステップS10
0の開始時にリターンする。
【0028】(旋回走行中、内輪が空転し再度路面に接
地した時の操舵補助力を接地する前に比べて大きくする
場合)図28に、旋回走行中、内輪が空転し再度路面に
接地した時の操舵補助力を接地する前に比べて大きくす
る場合の図24で説明した操舵補助コントロールユニッ
ト41の制御フローを示す。図28において、処理が開
始されると、ステップS120で操舵補助コントロール
ユニット41は、操舵トルクセンサから操舵トルクを読
み込み、ステップS122で操舵トルクTに基づいて電
動モータ30の駆動電流Aを設定する。このステップS
122での駆動電流Aの設定は、図29に示す電流I、
Aの関数マップを用いて決定される。その後、ステップ
S124に進み、LSDコントロールユニット42から
電磁ソレノイド作動信号Iを読み込み、ステップS12
6でLSD作動中か否かを判定する。ステップS126
でLSD作動中の場合(ステップS126で判断YE
S)、ステップS128に進む。ステップS128で
は、電磁ソレノイド作動信号Iに基づいて電動モータ3
0の駆動電流A1を設定する。このステップS128で
の駆動電流A1の設定は、図30に示す電流I、Aの関
数マップを用いて決定される。その後、ステップS13
0では、算出された駆動電流AにステップS128で算
出された駆動電流A1を加算し、新たな駆動電流Aとし
て設定する。その後、ステップS132において、サス
ペンションストロークが所定値以上であるか否かを判定
する。ステップS132でサスペンションストロークが
所定値以上である場合(ステップS132で判断がYE
S)、ステップS134でタイマをオンし、ステップS
136でサスペンションストロークが所定値以下である
か否かを判定する。ステップS136でサスペンション
ストロークが所定値以下である場合(ステップS136
で判断がYES)、車輪が空転した状態から路面に接地
した状態に復帰したとして、ステップS138に進み、
タイマをオンしてから所定時間以内か否かを判定する。
ステップS138で所定時間以内である場合(ステップ
S138で判断がYES)、ステップS140に進み、
作動電流Iに基づいて電動モータ30の駆動電流A2を
設定する。このステップS140での駆動電流A2の設
定は、図30に示す電流I、A2の関数マップを用いて
決定される。その後、ステップS142では、ステップ
S130で算出された駆動電流AにステップS140で
算出された駆動電流A2を加算し、新たな駆動電流Aと
して設定する。その後、ステップS144に進み、駆動
電流Aをモータに通電し、ステアリング操舵補助を実行
する。一方、ステップS126、132でいずれも判断
NOの場合、処理を終了し、ステップS136、138
でいずれも判断NOの場合、ステップS134の開始時
にリターンする。
地した時の操舵補助力を接地する前に比べて大きくする
場合)図28に、旋回走行中、内輪が空転し再度路面に
接地した時の操舵補助力を接地する前に比べて大きくす
る場合の図24で説明した操舵補助コントロールユニッ
ト41の制御フローを示す。図28において、処理が開
始されると、ステップS120で操舵補助コントロール
ユニット41は、操舵トルクセンサから操舵トルクを読
み込み、ステップS122で操舵トルクTに基づいて電
動モータ30の駆動電流Aを設定する。このステップS
122での駆動電流Aの設定は、図29に示す電流I、
Aの関数マップを用いて決定される。その後、ステップ
S124に進み、LSDコントロールユニット42から
電磁ソレノイド作動信号Iを読み込み、ステップS12
6でLSD作動中か否かを判定する。ステップS126
でLSD作動中の場合(ステップS126で判断YE
S)、ステップS128に進む。ステップS128で
は、電磁ソレノイド作動信号Iに基づいて電動モータ3
0の駆動電流A1を設定する。このステップS128で
の駆動電流A1の設定は、図30に示す電流I、Aの関
数マップを用いて決定される。その後、ステップS13
0では、算出された駆動電流AにステップS128で算
出された駆動電流A1を加算し、新たな駆動電流Aとし
て設定する。その後、ステップS132において、サス
ペンションストロークが所定値以上であるか否かを判定
する。ステップS132でサスペンションストロークが
所定値以上である場合(ステップS132で判断がYE
S)、ステップS134でタイマをオンし、ステップS
136でサスペンションストロークが所定値以下である
か否かを判定する。ステップS136でサスペンション
ストロークが所定値以下である場合(ステップS136
で判断がYES)、車輪が空転した状態から路面に接地
した状態に復帰したとして、ステップS138に進み、
タイマをオンしてから所定時間以内か否かを判定する。
ステップS138で所定時間以内である場合(ステップ
S138で判断がYES)、ステップS140に進み、
作動電流Iに基づいて電動モータ30の駆動電流A2を
設定する。このステップS140での駆動電流A2の設
定は、図30に示す電流I、A2の関数マップを用いて
決定される。その後、ステップS142では、ステップ
S130で算出された駆動電流AにステップS140で
算出された駆動電流A2を加算し、新たな駆動電流Aと
して設定する。その後、ステップS144に進み、駆動
電流Aをモータに通電し、ステアリング操舵補助を実行
する。一方、ステップS126、132でいずれも判断
NOの場合、処理を終了し、ステップS136、138
でいずれも判断NOの場合、ステップS134の開始時
にリターンする。
【0029】(実施例の効果)以上説明した本実施例の
操舵補助装置によれば、車両が旋回走行中であることを
検知し、車両のデファレンシャルギヤに設けられた差動
制限機構(LSD)が作動中であることを検知し、夫々
の作動検知結果に基づいて操舵補助機構による操舵補助
力を制御することにより、運転者のステアリング操作時
の違和感を解消できる。
操舵補助装置によれば、車両が旋回走行中であることを
検知し、車両のデファレンシャルギヤに設けられた差動
制限機構(LSD)が作動中であることを検知し、夫々
の作動検知結果に基づいて操舵補助機構による操舵補助
力を制御することにより、運転者のステアリング操作時
の違和感を解消できる。
【0030】また、操舵補助機構による操舵補助を駆動
ギヤと電動モータとを有する電動パワーステアリングを
用いて行うことにより、操舵補助機構の作動時のタイミ
ングを適切に制御できる。また、車両の左右の前輪の路
面への接地状態を検知するサスペンションストロークセ
ンサを設け、車両が旋回走行中の場合に一旦内側の前輪
が空転し、再度路面に接地したことを検知したときに操
舵補助力を補正することにより、LSDの作動を配慮し
た操舵補助を実現できる。
ギヤと電動モータとを有する電動パワーステアリングを
用いて行うことにより、操舵補助機構の作動時のタイミ
ングを適切に制御できる。また、車両の左右の前輪の路
面への接地状態を検知するサスペンションストロークセ
ンサを設け、車両が旋回走行中の場合に一旦内側の前輪
が空転し、再度路面に接地したことを検知したときに操
舵補助力を補正することにより、LSDの作動を配慮し
た操舵補助を実現できる。
【0031】更に、車両が旋回走行中の場合に一旦内側
の車輪が空転し、再度路面に接地したことを検知したと
きの操舵補助力を接地前に比べて大きく設定することに
より、スムーズなステアリング操作を行える。また、車
両が旋回走行中であること及び車両のデファレンシャル
ギヤに設けられた差動制限機構(LSD)が作動中であ
ることを検知すると共に、運転者のステアリング操舵ト
ルクを検出し、夫々の検知結果に基づいて操舵補助機構
による操舵補助力を制御することにより、車両の走行状
態をより確実に認識した上で、より最適な操舵補助を行
える。
の車輪が空転し、再度路面に接地したことを検知したと
きの操舵補助力を接地前に比べて大きく設定することに
より、スムーズなステアリング操作を行える。また、車
両が旋回走行中であること及び車両のデファレンシャル
ギヤに設けられた差動制限機構(LSD)が作動中であ
ることを検知すると共に、運転者のステアリング操舵ト
ルクを検出し、夫々の検知結果に基づいて操舵補助機構
による操舵補助力を制御することにより、車両の走行状
態をより確実に認識した上で、より最適な操舵補助を行
える。
【0032】LSDが機械式の場合は、車両の左右の車
輪速差に基づいてその作動状態を検知し、電子制御式の
場合は、その作動制御信号に基づいて作動状態を検知す
るので、新たな機構を追加することなく適切な操舵補助
制御を実現できる。操舵補助力をLSDの多板クラッチ
の締結力が大きい程大きくなるように補正するにで、旋
回走行中やスプリット路走行中等にLSDが作動した場
合のステアリング操舵力の増加を車両の走行条件に応じ
て適宜抑制できる。 変形例 本発明はその趣旨を逸脱することなく種々に変形が可能
である。
輪速差に基づいてその作動状態を検知し、電子制御式の
場合は、その作動制御信号に基づいて作動状態を検知す
るので、新たな機構を追加することなく適切な操舵補助
制御を実現できる。操舵補助力をLSDの多板クラッチ
の締結力が大きい程大きくなるように補正するにで、旋
回走行中やスプリット路走行中等にLSDが作動した場
合のステアリング操舵力の増加を車両の走行条件に応じ
て適宜抑制できる。 変形例 本発明はその趣旨を逸脱することなく種々に変形が可能
である。
【0033】例えば、上記実施例における操舵トルクセ
ンサの代わりに図14に示すように操舵角検出センサに
よる操舵角θhを用いても同様に実現可能である。ま
た、電動パワーステアリングに限定されず、油圧式パワ
ーステアリングでも適用可能である。この場合、油圧を
制御するパワーシリンダに導入される油圧を流量コント
ロールバルブにより変化させ、アシスト力を発生させれ
ばよく、モータ駆動電流値Aを目標流量値Vに置き換え
ることにより実現できる。
ンサの代わりに図14に示すように操舵角検出センサに
よる操舵角θhを用いても同様に実現可能である。ま
た、電動パワーステアリングに限定されず、油圧式パワ
ーステアリングでも適用可能である。この場合、油圧を
制御するパワーシリンダに導入される油圧を流量コント
ロールバルブにより変化させ、アシスト力を発生させれ
ばよく、モータ駆動電流値Aを目標流量値Vに置き換え
ることにより実現できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両の操
舵補助装置によれば、特にフロントデフにLSDを備え
る車両において、旋回走行中やスプリット路走行中等に
LSDが作動した場合のステアリング操舵力の増加を車
両の走行条件に応じて適宜抑制し、運転者のステアリン
グ操作時の違和感を解消できる。
舵補助装置によれば、特にフロントデフにLSDを備え
る車両において、旋回走行中やスプリット路走行中等に
LSDが作動した場合のステアリング操舵力の増加を車
両の走行条件に応じて適宜抑制し、運転者のステアリン
グ操作時の違和感を解消できる。
【図1】本実施例のフロントデフにLSDを備える車両
の要部を示す全体図である。
の要部を示す全体図である。
【図2】図1に示す操舵補助機構の詳細を示す図であ
る。
る。
【図3】本実施例のフロントデフに設けられた多板クラ
ッチの詳細構成を示す断面図である。
ッチの詳細構成を示す断面図である。
【図4】操舵補助機構の制御回路構成を示すブロックで
ある。
ある。
【図5】操舵補助機構の制御回路構成を示すブロックで
ある。
ある。
【図6】図4、図5で説明した操舵補助コントロールユ
ニットの制御フローチャート。
ニットの制御フローチャート。
【図7】LSD作動電流I、モータ駆動電流Aの関数マ
ップを示す図である。
ップを示す図である。
【図8】第2実施例の操舵補助機構の制御回路構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図9】図8で説明した第2実施例の操舵補助コントロ
ールユニットの制御フローチャート。
ールユニットの制御フローチャート。
【図10】図9の制御フローに用いるLSD作動電流
I、モータ駆動電流Aの関数マップを示す図である。
I、モータ駆動電流Aの関数マップを示す図である。
【図11】第2実施例の操舵補助コントロールユニット
の制御フローチャート。
の制御フローチャート。
【図12】図11の制御フローに用いるLSD作動電流
I、モータ駆動電流Aの関数マップを示す図である。
I、モータ駆動電流Aの関数マップを示す図である。
【図13】図11の制御フローに用いるLSD作動電流
I、モータ駆動電流補正A2の関数マップを示す図であ
る。
I、モータ駆動電流補正A2の関数マップを示す図であ
る。
【図14】第3実施例の操舵補助機構の詳細を示す図で
ある。
ある。
【図15】第3実施例の操舵補助機構の制御回路構成を
示すブロックである。
示すブロックである。
【図16】第3実施例として機械式LSDの場合の操舵
補助機構の制御回路構成を示すブロックである。
補助機構の制御回路構成を示すブロックである。
【図17】第3実施例として機械式LSDの場合の操舵
補助コントロールユニットの制御フローチャート。
補助コントロールユニットの制御フローチャート。
【図18】図17の制御フローに用いるLSD作動電流
I、モータ駆動電流Aの関数マップを示す図である。
I、モータ駆動電流Aの関数マップを示す図である。
【図19】図17の制御フローに用いるLSD作動電流
I、モータ駆動電流補正A2の関数マップを示す図であ
る。
I、モータ駆動電流補正A2の関数マップを示す図であ
る。
【図20】第4実施例として電子制御式LSDの場合の
操舵補助機構の制御回路構成を示すブロックである。
操舵補助機構の制御回路構成を示すブロックである。
【図21】第4実施例として電子制御式LSDの場合の
操舵補助コントロールユニットの制御フローチャート。
操舵補助コントロールユニットの制御フローチャート。
【図22】図21の制御フローに用いるLSD作動電流
I、モータ駆動電流Aの関数マップを示す図である。
I、モータ駆動電流Aの関数マップを示す図である。
【図23】図21の制御フローに用いるLSD作動電流
I、モータ駆動電流補正A2の関数マップを示す図であ
る。
I、モータ駆動電流補正A2の関数マップを示す図であ
る。
【図24】第5実施例の操舵補助機構の制御回路構成を
示すブロックである。
示すブロックである。
【図25】第5実施例の操舵補助コントロールユニット
の制御フローチャート。
の制御フローチャート。
【図26】図25の制御フローに用いるLSD作動電流
I、モータ駆動電流Aの関数マップを示す図である。
I、モータ駆動電流Aの関数マップを示す図である。
【図27】図25の制御フローに用いるLSD作動電流
I、モータ駆動電流補正A’の関数マップを示す図であ
る。
I、モータ駆動電流補正A’の関数マップを示す図であ
る。
【図28】第5実施例の操舵補助コントロールユニット
の制御フローチャート。
の制御フローチャート。
【図29】図28の制御フローに用いるLSD作動電流
I、モータ駆動電流Aの関数マップを示す図である。
I、モータ駆動電流Aの関数マップを示す図である。
【図30】図28の制御フローに用いるLSD作動電流
I、モータ駆動電流補正A1の関数マップを示す図であ
る。
I、モータ駆動電流補正A1の関数マップを示す図であ
る。
【図31】図28の制御フローに用いるLSD作動電流
I、モータ駆動電流補正A2の関数マップを示す図であ
る。
I、モータ駆動電流補正A2の関数マップを示す図であ
る。
1…フロントタイヤ 2…ステアリングホイール 10…エンジン 11…ミッション 13…プロペラシャフト 14…フロントデフ 15…ドライブシャフト 16…車輪速センサ 17…LSD 20…操舵補助機構 30…電動モータ 40…エンジンコントロールユニット 41…操舵補助コントロールユニット 42…LSDコントロールユニット
Claims (14)
- 【請求項1】 運転者による操舵操作の補助を行うため
の操舵補助手段を有する車両の操舵補助装置であって、 前記車両が旋回走行中であることを検知する検知手段
と、 前記車両のフロントデファレンシャルギヤに設けられた
差動制限機構が作動中であることを検知するLSD作動
検知手段と、 前記夫々の検知手段からの検知結果に基づいて前記操舵
補助手段による操舵補助力を制御する制御手段とを具備
することを特徴とする車両の操舵補助装置。 - 【請求項2】 前記操舵補助手段による操舵補助を駆動
ギヤと電動モータとを有する電動パワーステアリングを
用いて行うことを特徴とする請求項1に記載の車両の操
舵補助装置。 - 【請求項3】 前記車両の左右の前輪の路面への接地状
態を検知する接地検知手段を更に具備することを特徴と
する請求項1に記載の車両の操舵補助装置。 - 【請求項4】 前記車両が旋回走行中の場合、前記接地
検知手段により一旦内側の前輪が空転し、再度路面に接
地したことを検知したときに前記操舵補助力を補正する
ことを特徴とする請求項3に記載の車両の操舵補助装
置。 - 【請求項5】 前記車両が旋回走行中の場合、前記接地
検知手段により一旦内側の前輪が空転し、再度路面に接
地したことを検知したときの前記操舵補助力を接地前に
比べて大きく設定することを特徴とする請求項3に記載
の車両の操舵補助装置。 - 【請求項6】 前記前輪の路面への接地状態はサスペン
ションストロークセンサからの検知信号に基づいて検知
されることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の
車両の操舵補助装置。 - 【請求項7】 運転者による操舵操作の補助を行うため
の操舵補助手段を有する車両の操舵補助装置であって、 前記車両が旋回走行中であることを検知手段と、 前記車両のフロントデファレンシャルギヤに設けられた
差動制限機構が差動中であることを検知するLSD作動
検知手段と、 前記運転者の操舵状態を検出する操舵状態検出手段と、 前記夫々の検知手段による検知結果及び操舵状態検出手
段による検出結果に基づいて前記操舵補助手段による操
舵補助力を制御する制御手段とを備え、 前記車両が旋回走行中において、前記差動制限機構の作
動時の操舵補助力を作動前の操舵補助力より大きくなる
ように制御することを特徴とする車両の操舵補助装置。 - 【請求項8】 前記差動制限機構は機械式LSDであ
り、前記車両の左右の車輪速差に基づいて前記差動制限
機構の作動状態を検知することを特徴とする請求項7に
記載の車両の操舵補助装置。 - 【請求項9】 前記差動制限機構は電子制御式LSDで
あり、該差動制限機構の作動制御信号に基づいて前記差
動制限機構の作動状態を検知することを特徴とする請求
項7に記載の車両の操舵補助装置。 - 【請求項10】 前記差動制限機構は多板クラッチを有
し、前記操舵補助力を該多板クラッチの締結力が大きい
程大きくなるように補正することを特徴とする請求項7
に記載の車両の操舵補助装置。 - 【請求項11】 前記車両の左右の前輪の路面への接地
状態を検知する接地検知手段を更に具備することを特徴
とする請求項7に記載の車両の操舵補助装置。 - 【請求項12】 前記車両が旋回走行中の場合、前記接
地検知手段により一旦内側の前輪が空転し、再度路面に
接地したことを検知したときに操舵補助力を補正するこ
とを特徴とする請求項11に記載の車両の操舵補助装
置。 - 【請求項13】 前記車両が旋回走行中の場合、前記接
地検知手段により一旦内側の前輪が空転し、再度路面に
接地したことを検知したときの前記操舵補助力を接地前
に比べて大きく設定することを特徴とする請求項11に
記載の車両の操舵補助装置。 - 【請求項14】 前記前輪の路面への接地状態はサスペ
ンションストロークセンサからの検知信号に基づいて検
知されることを特徴とする請求項12又は請求項13に
記載の車両の操舵補助装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23678594A JP3401336B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 車両の操舵補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23678594A JP3401336B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 車両の操舵補助装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0899642A true JPH0899642A (ja) | 1996-04-16 |
JP3401336B2 JP3401336B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=17005764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23678594A Expired - Fee Related JP3401336B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 車両の操舵補助装置 |
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---|---|
JP (1) | JP3401336B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006008120A (ja) * | 2004-06-21 | 2006-01-12 | Zahnradfab Friedrichshafen Ag | 自動車のステアリング挙動の調節のための装置及び方法 |
EP2412608A1 (en) | 2010-07-30 | 2012-02-01 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Steering force control system |
JP2012057639A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-22 | Mitsubishi Motors Corp | 差動制限機構の制御装置 |
CN102756754A (zh) * | 2011-04-25 | 2012-10-31 | 三菱自动车工业株式会社 | 车辆综合控制装置 |
FR3037024A1 (fr) * | 2015-06-08 | 2016-12-09 | Jtekt Europe Sas | Utilisation de l’assistance de direction pour compenser les effets negatifs induits par un differentiel a glissement limite |
JP2020099119A (ja) * | 2018-12-17 | 2020-06-25 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の駆動システム |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
JP5370331B2 (ja) * | 2010-10-08 | 2013-12-18 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両統合制御装置 |
JP5561083B2 (ja) * | 2010-10-08 | 2014-07-30 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両統合制御装置 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP23678594A patent/JP3401336B2/ja not_active Expired - Fee Related
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