JPH0899635A - 地上装置 - Google Patents

地上装置

Info

Publication number
JPH0899635A
JPH0899635A JP23799294A JP23799294A JPH0899635A JP H0899635 A JPH0899635 A JP H0899635A JP 23799294 A JP23799294 A JP 23799294A JP 23799294 A JP23799294 A JP 23799294A JP H0899635 A JPH0899635 A JP H0899635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground
control
signal
board
repeater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23799294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3410229B2 (ja
Inventor
Tsunemi Murakami
恒美 村上
雄造 ▲廣▼瀬
Yuzo Hirose
Yoshihiro Otsuka
義博 大塚
Hiroiku Oogushi
裕郁 大串
Yasuo Saito
安雄 斉藤
Ichiro Fukatsu
一郎 深津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
West Japan Railway Co
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
West Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd, West Japan Railway Co filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP23799294A priority Critical patent/JP3410229B2/ja
Publication of JPH0899635A publication Critical patent/JPH0899635A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3410229B2 publication Critical patent/JP3410229B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 地上子及び中継器を一体化し、小型化及びコ
スト低減を可能にし得る地上装置を提供する。 【構成】 地上子11〜1nは、軌道4に沿って間隔L
1〜Lnを置いて設けられ、制御信号S11〜S1nを
車上装置51に送信する。中継器2は、符号処理器3か
ら伝送された制御電文D11に基づき制御信号S11を
得て、地上子11に制御信号S11を伝送する。地上子
12〜1nは、符号処理器3から伝送された制御電文D
12〜D1nに基づき制御信号S12〜S1nを得る。
符号処理器3は、制御条件S0に基づき制御電文D11
〜D1nを中継器2及び地上子12〜1nのそれぞれに
伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動列車停止装置(以
下「ATS装置」と称する)等の地上装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の地上装置は、「ATS・AT
C」(鉄道技術者のための電気概論、信号シリーズN
o.7、日本鉄道電気技術協会発行)の第47頁から第
55頁、第59頁から第62頁に詳細に記載されてい
る。
【0003】かかる地上装置は、地上子と中継器とが対
になり、1閉塞区間内に複数個設けられている。地上子
と中継器との対は、信号機の直前で停止できるように、
車両のブレーキ性能及び現示速度を考慮した間隔をおい
て信号機の手前に設けられている。信号機は1閉塞区間
に一つ設けられている。地上子は、2つの整合トランス
と、アンテナとを有し、一方の整合トランスを介して制
御信号をアンテナに伝送し、他方の整合トランスを介し
て制御信号がアンテナに伝送されたことを確認してい
る。また、他方の整合トランスを介して車上装置から送
信される車上信号を受信している。中継器は、2種類の
変調器と、2種類の復調器とを有している。一方の変調
器は制御電文を変調し制御信号を得、他方の変調器は車
上電文を変調し模擬の車上信号を得る。一方の復調器は
制御信号を復調し、制御信号が車上装置に送信し得る状
態にあることを確認する。他方の復調器は車上装置から
送信された車上信号を復調すると共に、擬似の車上信号
を復調し地上子が車上信号を受信可能状態にあることを
確認する。符号処理器は、1閉塞区間内に1つ設けら
れ、制御電文を中継器のそれぞれに伝送すると共に、車
上装置からの車上電文に基づき、列車選別による信号機
の現示アップ、停車駅の誤通過防止、踏切定時間制御、
旅客案内放送、運行管理システムへの情報提供等の拡張
制御を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
地上装置は、以下のような問題点を有している。 (A)全ての地上子が車上信号を受信し、全ての中継器
が車上信号の復調器及び擬似の車上信号を発生する変調
器を備えているので、中継器を小型化することができ
ず、中継器と地上子を一体化することができない。この
ため、小型化、コストダウンの障害となっている。 (B)車上信号は拡張制御のために必要となっている
が、車両の種別、行先、通過/停車、ブレーキ性能等の
車上信号は、1閉塞区間につき1回受信できれば当該閉
塞区間における拡張制御は達成できる。また、近年の電
子機器の信頼性の向上及び稼動率を考慮すると、バック
アップ機能のために全ての地上子に車上信号の受信機能
を付加するのは、過剰設備となってきた。
【0005】そこで、本発明の課題は、地上子及び中継
器を一体化し、小型化及びコストダウンを図った地上装
置を提供することである。
【0006】本発明のもう一つの課題は、車両の拡張制
御機能を維持しつつ、小型化及びコストダウンを図った
地上装置を提供することである。
【0007】本発明の更にもう一つの課題は、地上子及
び中継器の故障診断機能を維持しつつ、小型化及びコス
トダウンを図った地上装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る地上装置は、1閉塞区間内に、複数の
地上子と、符号処理器と、中継器とを含んでおり、前記
地上子のそれぞれは、軌道に沿って間隔を置いて設けら
れ、制御信号を車上装置に送信するものであり、前記符
号処理器は、制御条件が入力され、前記制御条件に基づ
き制御電文を発生するものであり、前記中継器は、前記
地上子の一つと前記符号処理器との間に接続され、前記
符号処理器から伝送された前記制御電文に基づき前記制
御信号を得て、前記地上子の一つに前記制御信号を伝送
するものであり、前記地上子の一つを除いた残りの前記
地上子のそれぞれは、前記符号処理器から伝送された前
記制御電文に基づき前記制御信号を得るものである。
【0009】好ましい例では、前記地上子の一つは、前
記車上装置から送信される車上信号を受信し、前記車上
信号を前記中継器に供給するものであり、前記中継器
は、前記車上信号に基づき車上電文を得て、前記車上電
文を前記符号処理器に伝送するものであり、前記符号処
理器は、前記車上電文に基づき、車両の拡張制御をする
ものであり、前記車両の拡張制御は、列車選別による信
号機の現示アップ、停車駅の誤通過防止、踏切定時間制
御、旅客案内放送及び運行管理システムへの情報提供の
何れか一つまたはそれらの組合わせを含んでいる。
【0010】別の好ましい例では、前記地上子の一つを
除いた残りの前記地上子のそれぞれは、変調器と、整合
トランスと、アンテナと、カレントトランスと、断線検
出回路とを有し、前記変調器が前記制御電文を変調して
前記制御信号を得て、前記制御信号を前記整合トランス
に伝送し、前記整合トランスが前記アンテナに接続さ
れ、前記アンテナが電磁結合により前記車上装置に前記
制御信号を伝送し、前記カレントトランスが前記アンテ
ナに接続され、前記アンテナに伝送された前記制御信号
に基づく電流検出信号を前記断線検出回路に供給し、前
記断線検出回路が前記制御電文と前記電流検出信号とに
基づき断線の有無を判定し、断線検出信号を出力するも
のであり、前記符号処理器は、前記断線検出信号によ
り、前記地上子の動作状態を把握するものである。
【0011】更に別の好ましい例では、前記地上子の一
つは、2つの整合トランスと、アンテナとを有し、前記
整合トランスの一方が前記アンテナに接続され、前記ア
ンテナが電磁結合により前記車上装置に前記制御信号を
伝送し、前記整合トランスの他方が前記アンテナに接続
され、前記アンテナに伝送された前記制御信号を検出
し、検出した前記制御信号を前記中継器に返送するもの
であり、前記中継器は、変調器と、復調器とを有し、前
記変調器が前記制御電文を変調して前記制御信号を得
て、前記復調器が返送された前記制御信号を復調し前記
制御電文を得て、前記制御電文を前記符号処理器に返送
するものであり、前記符号処理器は、前記中継器に伝送
した前記制御電文と、前記中継器から返送された前記制
御電文とを比較して、前記地上子及び中継器の動作状態
を把握するものである。
【0012】更に別の好ましい例では、前記中継器は、
別の変調器と、別の復調器とを有し、前記別の変調器が
擬似の車上電文を変調して擬似の車上信号を得て、前記
車上信号を前記地上子の一つに供給し、前記別の復調器
が前記地上子の一つから供給される前記擬似の車上信号
または前記車上信号を復調して前記擬似の車上電文また
は前記車上電文を得て、前記擬似の車上電文または前記
車上電文を前記符号処理器に返送または伝送するもので
あり、前記符号処理器は、前記中継器に伝送した前記擬
似の制御電文と、前記中継器から返送された前記擬似の
制御電文とを比較して、前記地上子及び中継器の動作状
態を把握するものである。
【0013】更に別の好ましい例では、前記地上子の一
つは、前記閉塞区間において進行方向の最前列部に設け
られている。
【0014】
【作用】地上装置は、1閉塞区間内に複数の地上子を有
している。地上子のそれぞれは、軌道に沿って間隔を置
いて設けられ、制御信号を車上装置に送信する。これに
より、車上装置は、制御信号に基づき基本パターン、減
速パターンからなる照査パターンを作成し、ATS等の
車両制御が可能になる。
【0015】符号処理器は、制御条件に基づき制御電文
を発生する。中継器は、地上子の一つと符号処理器との
間に接続され、符号処理器から伝送された制御電文に基
づき制御信号を得て、地上子の一つに制御信号を伝送す
る。このため、地上子の一つは自己に固有の制御信号を
車上装置に伝送できる。
【0016】符号処理器は、制御条件に基づき制御電文
を発生する。地上子の一つを除いた残りの地上子のそれ
ぞれは、符号処理器から伝送された制御電文に基づき制
御信号を得る。このため、地上子の一つを除いた残りの
地上子のそれぞれは、中継器を介さずに自己に固有の制
御信号を車上装置に伝送できる。これにより、残りの地
上子のそれぞれは、従来の中継器が有した制御電文を制
御信号に変換する機能を有していれば足り、中継器の削
減によるコストダウンが可能になる。また、地上子に制
御電文を制御信号に変換する機能を付加しても形状を大
きくすることがないので、コストダウンが可能である。
従って、地上子及び中継器を一体化し、小型化及びコス
トダウンを図った地上装置が得られる。
【0017】地上子の一つは、車上装置から送信される
車上信号を受信する。中継器は、地上子の一つが受信し
た車上信号に基づき車上電文を得て、車上電文を符号処
理器に伝送する。このため、符号処理器は、車両が当該
閉塞区間を通過する際に必ず一度は車上電文を得ること
ができ、車両番号を初めとする種々の車上情報を閉塞区
間毎に得ることができる。また、符号処理器は、車上電
文が伝送されてきたことにより、当該閉塞区間に車両が
在線したことも判断できる。これにより、各閉塞区間の
符号処理器間で情報伝送すると、車両追跡が可能とな
る。
【0018】符号処理器は、車上電文に基づき、車両の
拡張制御をする。このため、例えば、駅間の閉塞区間に
おいては、車両のブレーキ性能を判断し、ブレーキ性能
のよい車両に対する信号機の現示アップ、駅を含む閉塞
区間においては、車両の通過または停車を判断し、停車
車両に対しては停止パターンを発生し、停車車両の誤通
過防止、駅の進路前方にある踏切に対しては、駅進入時
における踏切鳴動の遅延制御による踏切の定時間制御等
の拡張制御を行なうことができる。これにより、車両の
拡張制御機能を維持しつつ、小型化及びコストダウンを
図った地上装置が得られる。
【0019】地上子の一つを除いた残りの地上子の変調
器は、制御電文を変調して制御信号を得て、制御信号を
整合トランスに伝送する。整合トランスは、アンテナに
接続される。アンテナは、電磁結合により車上装置に制
御信号を伝送する。カレントトランスは、アンテナに接
続され、アンテナに伝送された制御信号に基づく電流検
出信号を断線検出回路に供給する。断線検出回路は、制
御電文と電流検出信号とに基づき断線の有無を判定し、
断線検出信号を出力する。符号処理器は、断線検出信号
により、地上子の動作状態を把握する。この例では、整
合トランスから伝送される制御信号が、電磁結合により
車上装置に伝送されると共に、カレントトランスでも検
出される。断線検出回路は、制御信号の送信タイミング
に同期して電流検出信号が得られたときに、地上子に断
線がないと判断できる。このため、地上子は、従来の中
継器ように、アンテナに伝送された制御信号を復調する
必要がなく、電流検出信号の有無だけで、地上子の変調
器、整合トランス、アンテナ及びカレントトランスの良
否を判定できる。地上子は、断線検知信号により、制御
信号を正常に送信していることを表示できる。更に、符
号処理器は、制御電文と電流検出信号とに基づいた断線
検出信号により地上子の動作状態を把握するから、地上
子と符号処理器との間の伝送線路まで含めて、地上子の
良否を判定できる。これにより、地上子の故障診断機能
を維持しつつ、小型化及びコストダウンを図った地上装
置が得られる。
【0020】地上子の一つを構成する整合トランスの一
方は、アンテナに接続され、中継器から伝送された制御
信号をアンテナに伝送する。アンテナは、電磁結合によ
り車上装置に制御信号を伝送する。整合トランスの他方
は、アンテナに接続され、アンテナに伝送された制御信
号を検出し、検出した制御信号を中継器に返送する。中
継器の変調器は、制御電文を変調して制御信号を得る。
中継器の復調器は、返送された制御信号を復調して制御
電文を得る。この例では、整合トランスの一方から伝送
される制御信号が電磁結合により車上装置に伝送される
と共に、整合トランスの他方でも検出される。このた
め、中継器が返送された制御信号を復調して得た制御電
文と伝送された制御電文とを比較すると、地上子と中継
器との間の伝送線路まで含めて、地上子の良否を判定で
きる。返送された制御信号を復調して得た制御電文と伝
送された制御電文とが一致した場合は、地上子が制御信
号を正常に伝送していると判定できる。
【0021】中継器は制御電文を符号処理器に返送す
る。符号処理器は、中継器に伝送した制御電文と中継器
から返送された制御電文とを比較し、地上子及び中継器
の動作状態を把握する、この例では、中継器と符号処理
器との間の伝送線路まで含めて、中継器の良否を判定で
きる。
【0022】中継器の別の変調器は、擬似の車上電文を
変調し、車上信号を地上子の一つに供給する。中継器の
別の復調器は、地上子の一つから供給される擬似の車上
信号を復調し、擬似の車上電文を符号処理器に返送す
る。符号処理器は、中継器に伝送した擬似の制御電文
と、中継器から返送された擬似の制御電文とを比較し
て、地上子及び中継器の動作状態を把握する。この例で
は、符号処理器において、正規の車上信号を受信する前
に、地上子及び中継器が車上信号を受信し得る状態にあ
ることを確認できる。
【0023】地上子の一つが閉塞区間において進行方向
の最前列部に設けられている例では、車両が当該閉塞区
間を進出する直前を検出できる。このため、各閉塞区間
の符号処理器が通信回線を介して連結されているとき
は、車両が当該閉塞区間を進出して進路前方の閉塞区間
に進入する場合の制御の連続性が得られる。
【0024】
【実施例】図1は本発明に係る地上装置の構成を示すブ
ロック図である。図はATSーP型のシステムに適用し
た場合を示している。地上装置は、通常、複数の閉塞区
間により構成されるが、説明の都合上、一つの閉塞区間
に限定して説明する。本発明に係る地上装置は、1閉塞
区間内に、複数の地上子11〜1nと、中継器2と、符
号処理器3とを含んでいる。参照符号4は軌道、5は車
両、6は信号機である。
【0025】地上子11〜1nは、軌道4に沿って間隔
L1〜Lnを置いて設けられ、制御信号S11〜S1n
を車上装置51に送信する。例えば、地上子11は信号
機6から30mの地点に、地上子12は信号機6から8
5mの地点に、地上子13は信号機6から180mの地
点に、地上子1nは信号機6から600mの地点に設け
られ、間隔L1は30m、間隔L2は55m、間隔L3
は95mに設定される。当該閉塞区間は800m、進路
前方の閉塞区間は350m、更にその進路前方の閉塞区
間が250mであり、当該閉塞区間が「R」現示のとき
は、地上子11が停止地点まで30mであることを示す
「30」の制御信号S11を、地上子12が「85」の
制御信号S12を、地上子13が「180」の制御信号
S13を、地上子1nが「600」の制御信号S1nを
送信する。同様に、当該閉塞区間が「Y」現示のとき
は、進路前方の閉塞区間が停止区間となるから、地上子
11〜1nは閉塞区間の長さ350mを足した「38
0」、「435」、「530」、「950」の制御信号
S11〜S1nを送信する。当該閉塞区間が「G」現示
のときは、「630」、「685」、「780」、「1
200」の制御信号S11〜S1nを送信する。制御信
号S11〜S1nは、従来と同様、搬送中心周波数が
1.7MHz、64kボーのFSK信号として与えられ
る。車上装置51は、車上アンテナ511と制御回路5
12とで構成されている。
【0026】中継器2は、地上子11と符号処理器3と
の間に接続され、符号処理器3から伝送された制御電文
D11に基づき制御信号S11を得て、地上子11に制
御信号S11を伝送する。制御電文D11の内容は、例
えば当該閉塞区間が「R」現示の場合は「30」とな
る。制御電文D11は、従来と同様、搬送中心周波数が
1.7kHz、1200ボーのFSK信号として与えら
れる。制御信号S11は、従来と同様に、制御電文D1
1を一度復調し、1200ボーから64kボーに変換
し、FSK変調をかけて得る。
【0027】地上子11を除いた残りの地上子12〜1
nは、符号処理器3から伝送された制御電文D12〜D
1nに基づき制御信号S12〜S1nを得る。制御電文
D12〜D1nの内容は、例えば当該閉塞区間が「R」
現示の場合は「85」〜「600」となる。制御電文D
12〜D1nは、搬送中心周波数が1.7kHz、12
00ボーのFSK信号として与えられる。制御信号S1
2〜S1nは、制御電文D12〜D1nを一度復調し、
1200ボーから64kボーに変換し、FSK変調をか
けて得る。
【0028】符号処理器3は、制御条件S0が入力さ
れ、制御条件S0に基づき制御電文D11、D12〜D
1nを発生し、中継器2及び地上子12〜1nのそれぞ
れに伝送する。制御条件S0は、一般に現示条件等で与
えられる。実施例は、信号機6の現示に対応し、器具箱
7から与えられる。制御電文D11〜D1nは、例えば
ポーリング手法により、中継器2及び地上子12〜1n
に伝送される。
【0029】上述したように、地上装置は、1閉塞区間
内に複数の地上子11〜1nを有している。地上子11
〜1nのそれぞれは、軌道4に沿って間隔L1〜Lnを
置いて設けられ、制御信号S11〜S1nを車上装置5
1に送信する。このため、車上装置51は、制御信号S
11〜S1nに基づき基本パターン、減速パターンから
なる照査パターンTP1を作成し、ATS等の車両制御
が可能になる。図示の例では、車両5のブレーキ性能は
600mであるから、当該閉塞区間を走行中に急に
「青」現示から「赤」現示に変わった場合でも、車上装
置51は、地上子1nから「600」の制御信号S1n
を受信した時点で照査パターンTP1を作成できる。そ
の後、地上子13から「180」の制御信号S13を受
信した時点、地上子12から「85」の制御信号S12
を受信した時点、地上子11から「30」の制御信号S
11を受信した時点で速度照査ができ、減速度の良否を
判定し、信号機6の手前で車両5を停止させることがで
きる。当該閉塞区間が600mよりも短い場合は、現示
を下位現示、例えば「Y」現示として速度を下げてやれ
ば、信号機6の手前で停車させることができる。
【0030】符号処理器3は、制御条件S0に基づき制
御電文D11を発生する。中継器2は、地上子11と符
号処理器3との間に接続され、符号処理器3から伝送さ
れた制御電文D11に基づき制御信号S11を得て、地
上子11に制御信号S11を伝送する。このため、地上
子11は自己に固有の制御信号S11を車上装置51に
伝送できる。
【0031】符号処理器3は、制御条件S0に基づき制
御電文D12〜D1nを発生する。地上子11を除いた
残りの地上子12〜1nのそれぞれは、符号処理器3か
ら伝送された制御電文D12〜D1nに基づき制御信号
S12〜S1nを得る。このため、地上子12〜1nは
中継器2を介さずに自己に固有の制御信号S12〜S1
nを車上装置51に伝送できる。制御電文D12〜D1
nは、従来と同様、搬送中心周波数が1.7kHz、1
200ボーのFSK信号として与えられる。制御信号S
12〜S1nは、搬送中心周波数が1.7MHz、64
kボーのFSK信号として与えられる。これにより、地
上子12〜1nは従来の中継器2が有した制御電文D1
2〜D1nを制御信号S12〜S1nに変換する機能を
有していれば足り、中継器2の削減によるコストダウン
が可能になる。また、地上子12〜1nに制御電文D1
2〜D1n制御信号S12〜S1nに変換する機能を付
加しても形状を大きくすることがないので、コストダウ
ンが可能である。これにより、地上子及び中継器を一体
化し、小型化及びコストダウンを図った地上装置が得ら
れる。
【0032】実施例の地上子11は、車上装置51から
送信される車上信号S2を受信する。車上信号S2は、
従来と同様、搬送中心周波数が3.0MHz、64kボ
ーのFSK信号として与えられる。中継器2は、地上子
11が受信した車上信号S2に基づき車上電文D2を得
て、車上電文D2を符号処理器3に伝送する。車上電文
D2は、搬送中心周波数が1.7kHz、1200ボー
のFSK信号として与えられる。この例では、符号処理
器3は、車両5が当該閉塞区間を通過する際に必ず一度
は車上電文D2を得ることができ、車両番号を初めとす
る種々の車上情報を閉塞区間毎に得ることができる。ま
た、符号処理器3は、車上電文D2が伝送されてきたこ
とにより、当該閉塞区間に車両5が在線したことも判断
できる。このため、各閉塞区間の符号処理器3間で車上
情報を伝送すると、車両追跡が可能となる。
【0033】実施例の符号処理器3は、車上電文D2に
基づき、車両の拡張制御を行なう。この例では、駅間の
閉塞区間においては、車両5のブレーキ性能を判断し、
ブレーキ性能のよい車両5に対する信号機6の現示アッ
プ、駅を含む閉塞区間においては、車両5の通過または
停車を判断し、停車車両と判断したときの照査パターン
TP1の発生による誤通過防止、駅の進路前方にある踏
切に対しては、駅進入時における踏切鳴動の遅延制御に
よる踏切の定時間制御等の拡張制御を行なうことができ
る。これにより、車両5の拡張制御機能を維持しつつ、
地上装置の小型化及びコストダウンが可能になる。
【0034】図2は図1に示す地上装置の具体的な回路
構成を示す図である。図において、図1と同一参照符号
は同一性ある構成部分を示している。地上子13〜1n
は、地上子12と同一構成であるので、省略されてい
る。
【0035】地上子12は、変調器121と、整合トラ
ンス122と、アンテナ123と、カレントトランス1
24、断線検出回路125とを有している。変調器12
1は、制御電文D12を変調して制御信号S12を得
て、制御信号S12を整合トランス122に伝送する。
整合トランス122は、アンテナ123に接続されてい
る。アンテナ123は、電磁結合により、車上装置51
に制御信号S12を伝送する。カレントトランス124
は、アンテナ123に接続され、アンテナ123に伝送
された制御信号S12に基づく電流検出信号S13を断
線検出回路125に供給する。断線検出回路125は、
制御電文D12と電流検出信号S13とに基づき断線の
有無を判定し、断線検出信号D32を出力する。断線検
知信号D32は、断線の有無を知らせるものであればよ
い。実施例の断線検知信号D32は、入力された制御電
文D12を符号処理器3に返送するように構成してあ
る。断線検出回路125は、アンド回路で構成され、制
御電文D12が「有」、かつ、電流検出信号S13が
「有」の時に、地上子12に断線がないと判定し、断線
検知信号D32を出力する。断線検知信号D32は、送
信元が異なる以外は制御電文D12と同一構成となる。
【0036】この例では、整合トランス122から伝送
される制御信号S12が、電磁結合により、車上装置5
1に伝送されると共に、カレントトランス124でも検
出される。断線検出回路125は、制御信号S12の送
信タイミングに同期して電流検出信号S13が得られた
ときに、地上子12に断線がないと判断できる。このた
め、地上子12は、従来の中継器ように、アンテナに伝
送された制御信号を復調する必要がなく、電流検出信号
S13の有無だけで、地上子の変調器121、整合トラ
ンス122、アンテナ123及びカレントトランス12
4の良否を判定できる。地上子12は、断線検知信号D
32により、制御信号S12を正常に送信していること
を表示できる。
【0037】更に、符号処理器3は、地上子12に伝送
した制御電文D12と、地上子12から伝送された断線
検出信号D32とを比較して、地上子12の動作状態を
把握する。このため、符号処理器は、地上子と符号処理
器との間の伝送線路まで含めて、地上子の良否を判定で
きる。
【0038】これにより、地上子の故障診断機能を維持
しつつ、小型化及びコストダウンを図った地上装置が得
られる。
【0039】図示はしないが、断線検出回路125は、
1.7kHz、1200ボーの制御電文D12に代え
て、1.7MHz、64kボーの制御信号S12を用い
ることもできる。制御信号S12を用いた場合は、1.
7kHz、1200ボーのFSK信号から1.7MH
z、64kボーのFSK信号に変換する回路を含めて動
作状態を把握できる。この場合、断線検出回路125の
後段に、64kボーから1200ボーへの変換回路及び
FSK変調回路が設けられる。
【0040】地上子11は、整合トランス111、11
3と、アンテナ112とを有している。整合トランス1
11は、アンテナ112に接続されている。アンテナ1
12は、電磁結合により、車上装置51に制御信号S1
1を伝送する。整合トランス113は、アンテナ112
に接続され、アンテナ112に伝送された制御信号S1
1を検出し、検出した制御信号S11を中継器2に返送
する。中継器2は、変調器21と、復調器22とを有し
ている。変調器21は、制御電文D11を変調して制御
信号S11を得て、制御信号S11を整合トランス11
1に供給する。復調器22は、返送された制御信号S1
1を復調し、制御電文D31を得る。
【0041】この例では、整合トランス111から伝送
される制御信号S11が、電磁結合により、車上装置5
1に伝送されると共に、整合トランス113でも検出さ
れる。このため、中継器2が制御信号S11を復調して
得た制御電文D31と伝送された制御電文D11とを比
較すると、地上子11と中継器2との間の伝送線路まで
含めて、地上子11の良否を判定できる。返送された制
御信号S11を復調して得た制御電文D31と伝送され
た制御電文D11とが一致した場合は、地上子11が制
御信号S11を正常に伝送していると判定できる。
【0042】更に、復調器22は、制御電文D31を符
号処理器3に返送する。符号処理器3は、中継器2に伝
送した制御電文D11と、中継器2から返送された制御
電文D31とを比較し、地上子11及び中継器2の動作
状態を把握する。このため、符号処理器3は、地上子1
1と中継器2との間の伝送線路及び中継器2と符号処理
器3との間の伝送線路まで含めて、地上子11及び中継
器2の良否を判定できる。
【0043】中継器2は、別の変調器23と、別の復調
器24とを有している。別の変調器23は、符号処理器
3から伝送される擬似の車上電文D41を変調し、擬似
の車上信号S4を得て、車上信号S4を地上子11に供
給する。別の復調器24は、地上子11から供給される
擬似の車上信号S4または車上信号S2を復調し、擬似
の車上電文D42または車上電文D2を得て、擬似の車
上電文D42または車上電文D2を符号処理器3に返送
または伝送する。符号処理器3は、車上電文D2に基づ
き車両の拡張制御を行なう。この例では、車上電文D2
により信号機の現示アップ、停車駅の誤通過防止、踏切
定時間制御、旅客案内放送、運行管理システムへの情報
提供等の車両制御が可能となる。
【0044】更に、符号処理器3は、中継器2に伝送し
た擬似の制御電文D41と、中継器2から返送された擬
似の制御電文D42とを比較し、地上子11及び中継器
2の動作状態を把握する。この例では、符号処理器3に
おいて、正規の車上信号S2を受信する前に、地上子1
1及び中継器2が車上信号S2を受信し得る状態にある
ことを確認できる。
【0045】図3は本発明に係る地上装置を用いた具体
的な車両制御を説明する図である。図は閉塞区間3Tが
「R」現示、閉塞区間4Tが「Y」現示であると仮定し
ている。各閉塞区間は図1と同様に構成されている。
【0046】地上子131、141は、閉塞区間3T、
4Tにおいて進行方向の最前列部に設けられている。こ
の例では、車両5が閉塞区間3T、4Tを進出する直前
を検出できる。このため、閉塞区間3T、4Tの符号処
理器33、34が通信回線を介して連結されているとき
は、車両5が閉塞区間4Tを進出して閉塞区間3Tに進
入する場合の制御の連続性が得られる。
【0047】閉塞区間3Tの符号処理器33は、車両5
から車上信号S2を受信して車両5が閉塞区間3Tに在
線するということを検出しなくても、閉塞区間4Tの符
号処理器34から車両5が閉塞区間4Tに在線するとい
う車両情報S3を受けることにより、車両5が閉塞区間
4Tを進出して閉塞区間3Tに進入するものとして車両
制御が可能となる。これにより、例えば、地上子133
が信号機63から180m離れているときは、地上子1
33から「180」の制御信号S1を伝送できる。ま
た、閉塞区間3Tの符号処理器33は、閉塞区間4Tの
符号処理器34から車両5が閉塞区間4Tに在線すると
いう車両情報S3を得てから、閉塞区間3Tの車上信号
S2を受信するまでの時間により、車両5の減速度を算
定し、車両5の制御状態も把握できる。
【0048】図4は本発明に係る地上装置を用いた別の
具体的な車両制御を説明する図である。図は閉塞区間3
Tが「R」現示から「Y」現示、閉塞区間4Tが「Y」
現示から「G」現示に現示アップする場合を仮定してい
る。各閉塞区間は図1と同様に構成されている。
【0049】相前後する車両の制御においては、1閉塞
区間に2車両が同時に入ることが禁止され、通常は、相
前後する車両が1閉塞区間をおいて制御される。従っ
て、先行車両5aが当該閉塞区間を進出したときに後続
車両5bを当該閉塞区間に進入させる場合が最も高密度
運転となる。実施例は、先行車両5aが後続車両5bの
停止する閉塞区間2Tの前方の閉塞区間1Tの先頭部分
に来たときに、後続車両5bに対する現示アップを行な
い、後続車両5bを閉塞区間2Tに進入させている。図
4を用いて具体的に説明する。符号処理器31は、車両
5aから車上信号S2を受けて閉塞区間1Tに車両5a
が在線するという車両情報S3を符号処理器32、3
3、34に伝送する。符号処理器32は「R」現示、符
号処理器33は「Y」現示、符号処理器33は「G」現
示に応じた制御電文D1を出力する。地上子133は
「180」の制御信号S1に代えて「530」の制御信
号S1を伝送する。後続車両5bは、「530」の制御
信号S1に応じて照査パターンTP1を更新し、加速し
て閉塞区間3Tを進出する。地上子123は「180」
の制御信号S1を伝送する。後続車両5bは、地上子1
23から受信した「180」の制御信号S1に基づき、
照査パターンTP1の速度照査を行なう。これにより、
先行車両5aが閉塞区間1Tに停車している場合でも後
続車両5bを閉塞区間2Tまで制御できる。このため、
安全、かつ、高密度な車両制御が可能となる。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、以
下のような効果が得られる。 (a)地上子及び中継器を一体化し、小型化及びコスト
ダウンを図った地上装置を提供できる。 (b)車両の拡張制御機能を維持しつつ、小型化及びコ
ストダウンを図った地上装置を提供できる。 (c)地上子及び中継器の故障診断機能を維持しつつ、
小型化及びコストダウンを図った地上装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地上装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】図1に示す地上装置の具体的な回路構成を示す
図である。
【図3】本発明に係る地上装置を用いた具体的な車両制
御を説明する図である。
【図4】本発明に係る地上装置を用いた別の具体的な車
両制御を説明する図である。
【符号の説明】
11〜1n 地上子 2 中継器 3 符号処理器 4 軌道 5 車両 51 車上装置 S0 制御条件 D11〜D1n 制御電文 S11〜S1n 制御信号 S2 車上信号 D2 車上電文
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 義博 大阪府大阪市北区芝田2丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 大串 裕郁 大阪府大阪市北区芝田2丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 斉藤 安雄 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日本 信号株式会社与野事業所内 (72)発明者 深津 一郎 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日本 信号株式会社与野事業所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1閉塞区間内に、複数の地上子と、符号
    処理器と、中継器とを含む地上装置であって、 前記地上子のそれぞれは、軌道に沿って間隔を置いて設
    けられ、制御信号を車上装置に送信するものであり、 前記符号処理器は、制御条件が入力され、前記制御条件
    に基づき制御電文を発生するものであり、 前記中継器は、前記地上子の一つと前記符号処理器との
    間に接続され、前記符号処理器から伝送された前記制御
    電文に基づき前記制御信号を得て、前記地上子の一つに
    前記制御信号を伝送するものであり、 前記地上子の一つを除いた残りの前記地上子のそれぞれ
    は、前記符号処理器から伝送された前記制御電文に基づ
    き前記制御信号を得るものである地上装置。
  2. 【請求項2】 前記地上子の一つは、前記車上装置から
    送信される車上信号を受信し、前記車上信号を前記中継
    器に供給するものであり、 前記中継器は、前記車上信号に基づき車上電文を得て、
    前記車上電文を前記符号処理器に伝送するものであり、 前記符号処理器は、前記車上電文に基づき、車両の拡張
    制御をするものであり、 前記車両の拡張制御は、列車選別による信号機の現示ア
    ップ、停車駅の誤通過防止、踏切定時間制御、旅客案内
    放送及び運行管理システムへの情報提供の何れか一つま
    たはそれらの組合わせを含んでいる請求項1に記載の地
    上装置。
  3. 【請求項3】 前記地上子の一つを除いた残りの前記地
    上子のそれぞれは、変調器と、整合トランスと、アンテ
    ナと、カレントトランスと、断線検出回路とを有し、前
    記変調器が前記制御電文を変調して前記制御信号を得
    て、前記制御信号を前記整合トランスに伝送し、前記整
    合トランスが前記アンテナに接続され、前記アンテナが
    電磁結合により前記車上装置に前記制御信号を伝送し、
    前記カレントトランスが前記アンテナに接続され、前記
    アンテナに伝送された前記制御信号に基づく電流検出信
    号を前記断線検出回路に供給し、前記断線検出回路が前
    記制御電文と前記電流検出信号とに基づき断線の有無を
    判定し、断線検出信号を出力するものであり、 前記符号処理器は、前記断線検出信号により、前記地上
    子の動作状態を把握するものである請求項1または2に
    記載の地上装置。
  4. 【請求項4】 前記地上子の一つは、2つの整合トラン
    スと、アンテナとを有し、前記整合トランスの一方が前
    記アンテナに接続され、前記アンテナが電磁結合により
    前記車上装置に前記制御信号を伝送し、前記整合トラン
    スの他方が前記アンテナに接続され、前記アンテナに伝
    送された前記制御信号を検出し、検出した前記制御信号
    を前記中継器に返送するものであり、 前記中継器は、変調器と、復調器とを有し、前記変調器
    が前記制御電文を変調して前記制御信号を得て、前記復
    調器が返送された前記制御信号を復調し前記制御電文を
    得て、前記制御電文を前記符号処理器に返送するもので
    あり、前記符号処理器は、前記中継器に伝送した前記制
    御電文と、前記中継器から返送された前記制御電文とを
    比較して、前記地上子及び中継器の動作状態を把握する
    ものである請求項1、2または3に記載の地上装置。
  5. 【請求項5】 前記中継器は、別の変調器と、別の復調
    器とを有し、前記別の変調器が擬似の車上電文を変調し
    て擬似の車上信号を得て、前記擬似の車上信号を前記地
    上子の一つに供給し、前記別の復調器が前記地上子の一
    つから供給される前記擬似の車上信号または前記車上信
    号を復調して前記擬似の車上電文または前記車上電文を
    得て、前記擬似の車上電文または前記車上電文を前記符
    号処理器に返送または伝送するものであり、 前記符号処理器は、前記中継器に伝送した前記擬似の制
    御電文と、前記中継器から返送された前記擬似の制御電
    文とを比較して、前記地上子及び中継器の動作状態を把
    握するものである請求項4に記載の地上装置。
  6. 【請求項6】 前記地上子の一つは、前記閉塞区間にお
    いて進行方向の最前列部に設けられている請求項1、
    2、3、4または5に記載の地上装置。
JP23799294A 1994-09-30 1994-09-30 地上装置 Expired - Lifetime JP3410229B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23799294A JP3410229B2 (ja) 1994-09-30 1994-09-30 地上装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23799294A JP3410229B2 (ja) 1994-09-30 1994-09-30 地上装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0899635A true JPH0899635A (ja) 1996-04-16
JP3410229B2 JP3410229B2 (ja) 2003-05-26

Family

ID=17023522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23799294A Expired - Lifetime JP3410229B2 (ja) 1994-09-30 1994-09-30 地上装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3410229B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002104190A (ja) * 2000-10-02 2002-04-10 Nippon Signal Co Ltd:The 速度照査装置
JP2011073650A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Central Japan Railway Co トランスポンダ装置
JP2013237300A (ja) * 2012-05-12 2013-11-28 Daido Signal Co Ltd 地上子使用停止方法および地上子使用停止カバー
JP2016116176A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 日本信号株式会社 送信装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002104190A (ja) * 2000-10-02 2002-04-10 Nippon Signal Co Ltd:The 速度照査装置
JP2011073650A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Central Japan Railway Co トランスポンダ装置
JP2013237300A (ja) * 2012-05-12 2013-11-28 Daido Signal Co Ltd 地上子使用停止方法および地上子使用停止カバー
JP2016116176A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 日本信号株式会社 送信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3410229B2 (ja) 2003-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5947700A (ja) 車位置システム
US4296400A (en) Installation for control of a traffic light system by vehicles having an automatic location determination
CN111003032A (zh) 一种接车进路信息、发车进路信息的传输方法及系统
JP2003261028A (ja) 無線応用閉塞制御システム及び方法
JP3300915B2 (ja) 列車制御システム
JP3410229B2 (ja) 地上装置
JPH0729606B2 (ja) 無線による自動列車制御装置
GB2364153A (en) Train protection device using RF transmissions
JP3342979B2 (ja) 列車保安制御システム
Matsumoto et al. The new ATC system with an autonomous speed control with on-board equipment
JPH10278799A (ja) 自動列車制御装置
JP3004582B2 (ja) 車上装置及び車両制御装置
JP3053806B1 (ja) 車両制御装置
JPH11115760A (ja) ディジタルatc装置
JPH09301176A (ja) 列車検知装置
JP2000289616A (ja) 移動体位置検知システム、及び移動体位置検知方法
US4132379A (en) Method for improving the stopping accuracy at railway stations of track-bound vehicles
MATSUMOTO et al. Development of the autonomous decentralized train control system
JP3422395B2 (ja) 地上送信器、地上装置及び車両制御装置
JP2966808B2 (ja) 定位置停止制御装置
JP3363932B2 (ja) 列車制御装置
JP2002225711A (ja) ディジタルatc装置
JP4448598B2 (ja) 自動列車制御装置、及びその方法
JPS6021640A (ja) 情報伝送装置
JP3842264B2 (ja) 列車制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110320

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110320

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130320

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130320

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140320

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term