JPH089876Y2 - 回路遮断器 - Google Patents
回路遮断器Info
- Publication number
- JPH089876Y2 JPH089876Y2 JP1988092758U JP9275888U JPH089876Y2 JP H089876 Y2 JPH089876 Y2 JP H089876Y2 JP 1988092758 U JP1988092758 U JP 1988092758U JP 9275888 U JP9275888 U JP 9275888U JP H089876 Y2 JPH089876 Y2 JP H089876Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- actuator
- switch
- state
- circuit breaker
- movable contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Breakers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は補助スイッチ及び警報スイッチを備えた回路
遮断器に関するものである。
遮断器に関するものである。
(従来の技術) 工業用の回路遮断器には、その接点が閉じているか開
離しているかを表示するための補助スイッチと、回路遮
断器がトリップ動作したことを表示するための警報スイ
ッチとが内蔵されているものがあるが、従来この種の回
路遮断器では、内部にその可動接触子により動かされる
アクチュエータを設け、このアクチュエータにより補助
スイッチを作動させる一方、同じく回路遮断器の内部に
そのクレドル等によって動かされる他のアクチュエータ
を設け、これにより警報スイッチを作動させるようにし
た構造が採用されていた。
離しているかを表示するための補助スイッチと、回路遮
断器がトリップ動作したことを表示するための警報スイ
ッチとが内蔵されているものがあるが、従来この種の回
路遮断器では、内部にその可動接触子により動かされる
アクチュエータを設け、このアクチュエータにより補助
スイッチを作動させる一方、同じく回路遮断器の内部に
そのクレドル等によって動かされる他のアクチュエータ
を設け、これにより警報スイッチを作動させるようにし
た構造が採用されていた。
ところがこのような従来の回路遮断器は、補助スイッ
チと警報スイッチとを回路遮断器の内部の別々の場所に
取付けねばならぬうえに、それぞれのスイッチを作動さ
せるためのアクチュエータを個々に設ける必要があるた
め、構造が複雑であること、部品点数が多くまた組立に
手数がかかるために製造コストが高くつくことなどの問
題があった。
チと警報スイッチとを回路遮断器の内部の別々の場所に
取付けねばならぬうえに、それぞれのスイッチを作動さ
せるためのアクチュエータを個々に設ける必要があるた
め、構造が複雑であること、部品点数が多くまた組立に
手数がかかるために製造コストが高くつくことなどの問
題があった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案はこのような従来の問題点を解決して、構造が
簡単で部品点数及び組立の手数が少なく、しかも接点の
開閉状態及びトリップ状態を正確に表示することができ
る回路遮断器を目的として完成されたものである。
簡単で部品点数及び組立の手数が少なく、しかも接点の
開閉状態及びトリップ状態を正確に表示することができ
る回路遮断器を目的として完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、オン状態と、オフ状態と、トリップ状態と
の間で回転位置を変化させる可動接触部の上方に、側面
に段部が突設された平板状のアクチュエータをその下端
を可動接触部に当接させることにより昇降動自在に設け
るとともに、このアクチュエータの側方にアクチュエー
タがオフ状態位置まで上昇されたときにその段部により
作動されるスイッチと、アクチュエータがトリップ状態
位置まで上昇したときにその段部により作動されるスイ
ッチとを並べて取付けたスイッチ装置部をフレームに固
定されたボックス状のカバーに前記アクチュエータの上
端を該カバーの内部に設けたスプリングによって下方へ
弾発させたものとして収納したことを特徴とするもので
ある。
の間で回転位置を変化させる可動接触部の上方に、側面
に段部が突設された平板状のアクチュエータをその下端
を可動接触部に当接させることにより昇降動自在に設け
るとともに、このアクチュエータの側方にアクチュエー
タがオフ状態位置まで上昇されたときにその段部により
作動されるスイッチと、アクチュエータがトリップ状態
位置まで上昇したときにその段部により作動されるスイ
ッチとを並べて取付けたスイッチ装置部をフレームに固
定されたボックス状のカバーに前記アクチュエータの上
端を該カバーの内部に設けたスプリングによって下方へ
弾発させたものとして収納したことを特徴とするもので
ある。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例によって更に詳細に説明
する。
する。
第1図〜第3図において、(1)は固定接点(2)を
備えた固定接触子、(3)は可動接点(4)を備えた可
動接触子、(5)はクロスバーである。これらの可動接
触子(3)やクロスバー(5)などの可動接触部(6)
は、第1図に示されるオン状態、第2図に示されるオフ
状態、第3図に示されるトリップ状態の各状態に対し
て、それぞれ回転位置を変化させるものである。(7)
はこのような可動接触部(6)の上方位置に設けられた
平板状のアクチュエータである。第4図に明示されてい
るようにこのアクチュエータ(7)はフレームに固定さ
れたボックス状のカバー(8)の一側面に沿って昇降自
在に取付けられたものであって、その上端はカバー
(8)の内部のスプリング(9)によって下方へ弾発さ
れているが、その下端は第1図〜第3図に示されるよう
に例えばクロスバー(5)のような可動接触部(6)の
上面に当接させてある。従ってオン、オフ、トリップの
各状態に対応して可動接触部(6)の回転位置が変化す
ると、それに応じてアクチュエータ(7)はスプリング
(9)に抗して、あるいはスプリング(9)の弾発力に
よってカバー(8)の内部で昇降動することとなる。ア
クチュエータ(7)の内側の側面には上端が斜面となっ
た段部(10)が全幅にわたり突設されている。またアク
チュエータ(7)の段部(10)側の側方には、2個のス
イッチ(11)、(12)を並べてなるスイッチ装置部が取
付けられている。第4図に示されているように、補助ス
イッチとして作用するスイッチ(11)の作動子(11a)
は警報スイッチとして作用するスイッチ(12)の作動子
(12a)よりも低い位置にあり、第2図のようにオフ状
態ではアクチュエータ(7)の段部(10)によりスイッ
チ(11)の作動子(11a)だけが押され、第3図のよう
にトリップ状態では段部(10)によりスイッチ(12)の
作動子(12a)も押される構造となっている。なおこれ
らのスイッチ(11)、(12)からなるスイッチ装置は取
付台(14)の垂直な平板(13)の両側のピン(15)に取
付けられボックス状のカバー(8)の内に前記アクチュ
エータ(7)とともに収納されている。また、本実施例
では作動子が中心よりも偏った位置にある同一種類のマ
イクロスイッチの上下を逆にして取付けているが、これ
は警報スイッチと補助スイッチの2種類のスイッチを準
備する必要をなくするとともに、マイクロスイッチの取
付方向を変えることによって警報スイッチから補助スイ
ッチのようにスイッチの目的変更が容易にできる。
備えた固定接触子、(3)は可動接点(4)を備えた可
動接触子、(5)はクロスバーである。これらの可動接
触子(3)やクロスバー(5)などの可動接触部(6)
は、第1図に示されるオン状態、第2図に示されるオフ
状態、第3図に示されるトリップ状態の各状態に対し
て、それぞれ回転位置を変化させるものである。(7)
はこのような可動接触部(6)の上方位置に設けられた
平板状のアクチュエータである。第4図に明示されてい
るようにこのアクチュエータ(7)はフレームに固定さ
れたボックス状のカバー(8)の一側面に沿って昇降自
在に取付けられたものであって、その上端はカバー
(8)の内部のスプリング(9)によって下方へ弾発さ
れているが、その下端は第1図〜第3図に示されるよう
に例えばクロスバー(5)のような可動接触部(6)の
上面に当接させてある。従ってオン、オフ、トリップの
各状態に対応して可動接触部(6)の回転位置が変化す
ると、それに応じてアクチュエータ(7)はスプリング
(9)に抗して、あるいはスプリング(9)の弾発力に
よってカバー(8)の内部で昇降動することとなる。ア
クチュエータ(7)の内側の側面には上端が斜面となっ
た段部(10)が全幅にわたり突設されている。またアク
チュエータ(7)の段部(10)側の側方には、2個のス
イッチ(11)、(12)を並べてなるスイッチ装置部が取
付けられている。第4図に示されているように、補助ス
イッチとして作用するスイッチ(11)の作動子(11a)
は警報スイッチとして作用するスイッチ(12)の作動子
(12a)よりも低い位置にあり、第2図のようにオフ状
態ではアクチュエータ(7)の段部(10)によりスイッ
チ(11)の作動子(11a)だけが押され、第3図のよう
にトリップ状態では段部(10)によりスイッチ(12)の
作動子(12a)も押される構造となっている。なおこれ
らのスイッチ(11)、(12)からなるスイッチ装置は取
付台(14)の垂直な平板(13)の両側のピン(15)に取
付けられボックス状のカバー(8)の内に前記アクチュ
エータ(7)とともに収納されている。また、本実施例
では作動子が中心よりも偏った位置にある同一種類のマ
イクロスイッチの上下を逆にして取付けているが、これ
は警報スイッチと補助スイッチの2種類のスイッチを準
備する必要をなくするとともに、マイクロスイッチの取
付方向を変えることによって警報スイッチから補助スイ
ッチのようにスイッチの目的変更が容易にできる。
(作用) このように構成された本考案の回路遮断器は、オン状
態においては可動接触部(6)が第1図に示された回転
位置にあるためにアクチュエータ(7)も低い位置にあ
り、従ってスイッチ(11)の作動子(11a)もスイッチ
(12)の作動子(12a)もアクチュエータ(7)の段部
(10)によって作動されることがなく、補助スイッチも
警報スイッチも働かない。しかしオフ状態においては可
動接触部(6)が第2図の回転位置となるためにアクチ
ュエータ(7)が上方へ押上げられ、その段部(10)が
補助スイッチとして作用するスイッチ(11)の作動子
(11a)のみを作動させる。そしてトリップ状態におい
ては第3図のようにアクチュエータ(7)は更に上方へ
押上げられ、警報スイッチとして作用するスイッチ(1
2)の作動子(12a)もアクチュエータ(7)の段部(1
0)によって押圧され、作動されることとなる。このよ
うに本考案によればオン、オフ、トリップの各状態に応
じてスイッチ(11)と、スイッチ(12)の作動状態を変
化させることができるので、これを利用して外部の警報
器等を作動させることができる。
態においては可動接触部(6)が第1図に示された回転
位置にあるためにアクチュエータ(7)も低い位置にあ
り、従ってスイッチ(11)の作動子(11a)もスイッチ
(12)の作動子(12a)もアクチュエータ(7)の段部
(10)によって作動されることがなく、補助スイッチも
警報スイッチも働かない。しかしオフ状態においては可
動接触部(6)が第2図の回転位置となるためにアクチ
ュエータ(7)が上方へ押上げられ、その段部(10)が
補助スイッチとして作用するスイッチ(11)の作動子
(11a)のみを作動させる。そしてトリップ状態におい
ては第3図のようにアクチュエータ(7)は更に上方へ
押上げられ、警報スイッチとして作用するスイッチ(1
2)の作動子(12a)もアクチュエータ(7)の段部(1
0)によって押圧され、作動されることとなる。このよ
うに本考案によればオン、オフ、トリップの各状態に応
じてスイッチ(11)と、スイッチ(12)の作動状態を変
化させることができるので、これを利用して外部の警報
器等を作動させることができる。
また本考案においては単一のアクチュエータ(7)を
用いて2つのスイッチ(11)とスイッチ(12)とを作動
させることができ、従来のようにそれぞれのスイッチに
対して別々のアクチュエータ(7)を設ける必要がな
い。さらに、2つのスイッチ(11)、(12)からなるス
イッチ装置部をフレームに固定されたボックス状のカバ
ー(8)に前記アクチュエータ(7)とともに収納した
ものであるから組立の手数を減少させることができる。
用いて2つのスイッチ(11)とスイッチ(12)とを作動
させることができ、従来のようにそれぞれのスイッチに
対して別々のアクチュエータ(7)を設ける必要がな
い。さらに、2つのスイッチ(11)、(12)からなるス
イッチ装置部をフレームに固定されたボックス状のカバ
ー(8)に前記アクチュエータ(7)とともに収納した
ものであるから組立の手数を減少させることができる。
(考案の効果) 本考案は以上に説明したように、構造が簡単でありな
がら、オン、オフ、トリップの各状態を補助スイッチ及
び警報スイッチにより確実に表示することができるもの
で、従来品に比較して部品点数が少なく、組立も容易な
利点を有するものである。よって本考案は従来の問題点
を一掃した回路遮断器として、実用的価値は極めて大き
いものである。
がら、オン、オフ、トリップの各状態を補助スイッチ及
び警報スイッチにより確実に表示することができるもの
で、従来品に比較して部品点数が少なく、組立も容易な
利点を有するものである。よって本考案は従来の問題点
を一掃した回路遮断器として、実用的価値は極めて大き
いものである。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第3図は本考案の実施例の要部の作動を説明す
る側面図であり、第1図はオン状態、第2図はオフ状
態、第3図はトリップ状態をそれぞれ示すものである。
また第4図は2個のスイッチの取付部分を示す一部切欠
斜視図である。 (6):可動接触部、(7):アクチュエータ、
(8):カバー、(9):スプリング、(10):段部、
(11)、(12):スイッチ。
る側面図であり、第1図はオン状態、第2図はオフ状
態、第3図はトリップ状態をそれぞれ示すものである。
また第4図は2個のスイッチの取付部分を示す一部切欠
斜視図である。 (6):可動接触部、(7):アクチュエータ、
(8):カバー、(9):スプリング、(10):段部、
(11)、(12):スイッチ。
Claims (1)
- 【請求項1】オン状態と、オフ状態と、トリップ状態と
の間で回転位置を変化させる可動接触部(6)の上方
に、側面に段部(10)が突設された平板状のアクチュエ
ータ(7)をその下端を可動接触部(6)に当接させる
ことにより昇降動自在に設けるとともに、このアクチュ
エータ(7)の側方にアクチュエータ(7)がオフ状態
位置まで上昇されたときにその段部(10)により作動さ
れるスイッチ(11)と、アクチュエータ(7)がトリッ
プ状態位置まで上昇したときにその段部(10)により作
動されるスイッチ(12)とを並べて取付けたスイッチ装
置部をフレームに固定されたボックス状のカバー(8)
に前記アクチュエータ(7)の上端を該カバー(8)の
内部に設けたスプリング(9)によって下方へ弾発させ
たものとして収納したことを特徴とする回路遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988092758U JPH089876Y2 (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | 回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988092758U JPH089876Y2 (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | 回路遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0214748U JPH0214748U (ja) | 1990-01-30 |
JPH089876Y2 true JPH089876Y2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=31317198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988092758U Expired - Lifetime JPH089876Y2 (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | 回路遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089876Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2842560B2 (ja) * | 1991-06-25 | 1999-01-06 | 松下電工株式会社 | 回路遮断器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5113861A (ja) * | 1974-07-24 | 1976-02-03 | Tokyo Shibaura Electric Co | |
JPS5672452U (ja) * | 1979-11-09 | 1981-06-15 | ||
JPS6030030A (ja) * | 1983-07-28 | 1985-02-15 | 松下電工株式会社 | リモ−トコントロ−ル式回路しゃ断器 |
-
1988
- 1988-07-13 JP JP1988092758U patent/JPH089876Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0214748U (ja) | 1990-01-30 |
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