JPH0898749A - 敷布団 - Google Patents
敷布団Info
- Publication number
- JPH0898749A JPH0898749A JP23701594A JP23701594A JPH0898749A JP H0898749 A JPH0898749 A JP H0898749A JP 23701594 A JP23701594 A JP 23701594A JP 23701594 A JP23701594 A JP 23701594A JP H0898749 A JPH0898749 A JP H0898749A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mattress
- bag body
- sleeping bed
- cotton
- bag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 敷布団内部に保冷部材を封入した袋体による
保冷効果により、清涼感が朝まで持続し、快適な睡眠を
得ることができる敷き布団を提供すること。 【構成】 上側綿４、下側綿６及びクッション部材８と
共に、保冷部材７が封入された袋体３を表裏側生地２、
５の内部に配置するとこにより、敷布団１が構成され
る。その敷布団１を使用して人体の体温により前記袋体
３が温められると、前記保冷部材７が冷却効果を発揮し
て敷布団１が冷やされる。
保冷効果により、清涼感が朝まで持続し、快適な睡眠を
得ることができる敷き布団を提供すること。 【構成】 上側綿４、下側綿６及びクッション部材８と
共に、保冷部材７が封入された袋体３を表裏側生地２、
５の内部に配置するとこにより、敷布団１が構成され
る。その敷布団１を使用して人体の体温により前記袋体
３が温められると、前記保冷部材７が冷却効果を発揮し
て敷布団１が冷やされる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、保冷部材を用いて清涼
感を得る敷布団に関するものである。
感を得る敷布団に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、夏の寝苦しい夜間に清涼感を得て
安眠する方法として、古来から敷き布団の上にい草等の
材料からなる敷物を引いて就寝する方法や、近年では、
扇風機、クーラー等の機器により部屋を冷房し就寝する
方法がとられている。
安眠する方法として、古来から敷き布団の上にい草等の
材料からなる敷物を引いて就寝する方法や、近年では、
扇風機、クーラー等の機器により部屋を冷房し就寝する
方法がとられている。
【０００３】寝具においては、マット内に水を注入し、
その水の冷却効果により清涼感が得られるウォーターベ
ッドが利用されている。
その水の冷却効果により清涼感が得られるウォーターベ
ッドが利用されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、い草等
の敷物を利用する方法は、現代の閉め切った部屋では、
就寝直後は涼感が得られるものの、い草自体が人間の体
温により温められてしまい、就寝中その効果は持続する
ものではなかった。一方、扇風機やクーラーを一晩中運
転して就寝することは、健康上に問題があった。
の敷物を利用する方法は、現代の閉め切った部屋では、
就寝直後は涼感が得られるものの、い草自体が人間の体
温により温められてしまい、就寝中その効果は持続する
ものではなかった。一方、扇風機やクーラーを一晩中運
転して就寝することは、健康上に問題があった。
【０００５】更に、ウォーターベッドについては、ウォ
ーターベット自体に重量があるため設置場所が限定さ
れ、移動させることも困難であり、一般の寝具に比べて
非常に高価なものであった。
ーターベット自体に重量があるため設置場所が限定さ
れ、移動させることも困難であり、一般の寝具に比べて
非常に高価なものであった。
【０００６】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、就寝中に清涼感が持続し、安眠
効果の優れた敷布団を提供することを目的としている。
になされたものであり、就寝中に清涼感が持続し、安眠
効果の優れた敷布団を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の敷布団は、表裏側生地の内部に中綿とクッシ
ョン部材とを配置した敷布団であり、内部に保冷部材が
封入された袋体を、前記クッション部材及び前記中綿と
共に前記表裏側生地の内部に配置している。
に本発明の敷布団は、表裏側生地の内部に中綿とクッシ
ョン部材とを配置した敷布団であり、内部に保冷部材が
封入された袋体を、前記クッション部材及び前記中綿と
共に前記表裏側生地の内部に配置している。
【０００８】また、前記保冷部材は、人間の平均体温よ
りやや低い温度で融解する物質で構成してもよい。
りやや低い温度で融解する物質で構成してもよい。
【０００９】更に、前記表裏側生地に開閉自在な開閉手
段を備え、前記袋体を前記表裏側生地に対して取り出し
可能に構成してもよい。
段を備え、前記袋体を前記表裏側生地に対して取り出し
可能に構成してもよい。
【００１０】
【作用】上記の構成を有する本発明の敷布団は、中綿
と、クッション部材と共に、保冷部材が封入された袋体
を表裏側生地の内部に配置するとこにより、敷布団が冷
やされる。
と、クッション部材と共に、保冷部材が封入された袋体
を表裏側生地の内部に配置するとこにより、敷布団が冷
やされる。
【００１１】また、保冷部材は、人間の平均体温よりや
や低い温度で融解して冷却効果を発揮するため、特別に
冷やす必要がない。
や低い温度で融解して冷却効果を発揮するため、特別に
冷やす必要がない。
【００１２】更に、前記袋体を前記表裏側生地に備えら
れた開閉手段により表裏側生地を開いて敷布団外部に取
り出すことができる。
れた開閉手段により表裏側生地を開いて敷布団外部に取
り出すことができる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明を具体化した敷布団の一実施例
を図面を参照して説明する。
を図面を参照して説明する。
【００１４】図１は、敷き布団の斜視図である。図２
は、図１におけるＡ−Ａ線断面図である。
は、図１におけるＡ−Ａ線断面図である。
【００１５】本実施例の布団１は、表側生地２と、保冷
部材７が封入された袋体３と、その袋体３と表側生地２
との間に配置された上側綿４と、その袋体３の下部に配
置されたクッション部材８と、そのクッション部材８と
裏側生地５との間に配置された下側綿６とから構成され
ている。
部材７が封入された袋体３と、その袋体３と表側生地２
との間に配置された上側綿４と、その袋体３の下部に配
置されたクッション部材８と、そのクッション部材８と
裏側生地５との間に配置された下側綿６とから構成され
ている。
【００１６】前記表裏側生地２、５は、綿や麻、ウー
ル、絹等の植物や動物の天然繊維紡糸や、ナイロンやポ
リエステル、アクリル、ビニロン等の合成繊維紡糸、レ
ーヨンやアセテート等の再生繊維紡糸等から織られたも
のが使用されている。
ル、絹等の植物や動物の天然繊維紡糸や、ナイロンやポ
リエステル、アクリル、ビニロン等の合成繊維紡糸、レ
ーヨンやアセテート等の再生繊維紡糸等から織られたも
のが使用されている。
【００１７】前記袋体３は、保冷部材７が洩れることの
ない軟質合成樹脂膜、例えば塩化ビニールから形成さて
いる。その袋体３は、保冷部材７の片寄りを防止するた
め、外周を高周波溶着によりシールされた複数の筒状の
密閉袋が連続したマット状に構成され、各々の筒状袋の
内部に保冷部材７が封入されている。
ない軟質合成樹脂膜、例えば塩化ビニールから形成さて
いる。その袋体３は、保冷部材７の片寄りを防止するた
め、外周を高周波溶着によりシールされた複数の筒状の
密閉袋が連続したマット状に構成され、各々の筒状袋の
内部に保冷部材７が封入されている。
【００１８】前記保冷部材７は、硫酸ナトリウム１０水
塩（Ｎａ2ＳＯ4・１０Ｈ2Ｏ）と水（Ｈ2Ｏ）とを適量調
合したものである。その硫酸ナトリウム１０水塩は、３
２℃で融解し、その融解熱によって周囲の熱を奪うこと
により冷却効果を発揮する。この硫酸ナトリウム１０水
塩については、長期間にわたり蓄熱、放熱の安定したサ
イクルを確保するたに、結晶性、結晶径、融点のコント
ロールを行なう必要がある。そのためには、溶液の濃度
や添加物の選定をしなければならない。添加物として
は、硅素繊維や硝酸ナトリウム等を用い、結晶の小径や
分散性を高め長期使用に耐えることができる。
塩（Ｎａ2ＳＯ4・１０Ｈ2Ｏ）と水（Ｈ2Ｏ）とを適量調
合したものである。その硫酸ナトリウム１０水塩は、３
２℃で融解し、その融解熱によって周囲の熱を奪うこと
により冷却効果を発揮する。この硫酸ナトリウム１０水
塩については、長期間にわたり蓄熱、放熱の安定したサ
イクルを確保するたに、結晶性、結晶径、融点のコント
ロールを行なう必要がある。そのためには、溶液の濃度
や添加物の選定をしなければならない。添加物として
は、硅素繊維や硝酸ナトリウム等を用い、結晶の小径や
分散性を高め長期使用に耐えることができる。
【００１９】前記上側綿４は、前記保冷部材７による冷
たさを直接前記表側生地２に伝えることを防ぐためのも
のであり、天然繊維や合成繊維で形成されている。ま
た、保冷効果を上げるために前記上側綿４を使用せず
に、前記袋体３と表側生地２とが直接接するように構成
してもよい。
たさを直接前記表側生地２に伝えることを防ぐためのも
のであり、天然繊維や合成繊維で形成されている。ま
た、保冷効果を上げるために前記上側綿４を使用せず
に、前記袋体３と表側生地２とが直接接するように構成
してもよい。
【００２０】前記下側綿６は、前記上側綿４と同じ材料
により形成されている。
により形成されている。
【００２１】前記クッション部材８は、固綿やウレタン
フォーム等により形成され、クッション性を持たせると
共に、前記袋体３の変形を最小限にし、その袋体３内の
保冷部材７の片寄りをも防止している。
フォーム等により形成され、クッション性を持たせると
共に、前記袋体３の変形を最小限にし、その袋体３内の
保冷部材７の片寄りをも防止している。
【００２２】前記袋体３は、複数の筒状密閉袋毎に適当
な間隔を設けた箇所に、その袋体３と、前記クッション
部材８とを前記表裏側生地２、５に固定するために、キ
ルティング加工を施している。
な間隔を設けた箇所に、その袋体３と、前記クッション
部材８とを前記表裏側生地２、５に固定するために、キ
ルティング加工を施している。
【００２３】次に、本実施例の作用について説明する。
【００２４】敷布団１を使用しないときは、室内の温度
が３２℃以下であれば放置することにより、敷布団１内
部に配置された保冷部材７が凝固する。敷布団１を使用
するときは、通常の敷布団と同じように使用する。その
敷布団１を使用中に人体の体温により前記表側生地２、
前記上側綿４、前記袋体３が温められ、前記袋体３に封
入された保冷部材７が融解する。このとき、保冷部材７
が融解すると、融解熱によって熱が奪われ、その冷却効
果によって、前記袋体３、前記上側綿４、前記表側生地
２の順で冷やされることになる。
が３２℃以下であれば放置することにより、敷布団１内
部に配置された保冷部材７が凝固する。敷布団１を使用
するときは、通常の敷布団と同じように使用する。その
敷布団１を使用中に人体の体温により前記表側生地２、
前記上側綿４、前記袋体３が温められ、前記袋体３に封
入された保冷部材７が融解する。このとき、保冷部材７
が融解すると、融解熱によって熱が奪われ、その冷却効
果によって、前記袋体３、前記上側綿４、前記表側生地
２の順で冷やされることになる。
【００２５】以上説明したことから明かなように本実施
例の敷布団は、中綿及びクッション部材と共に、保冷部
材が封入された袋体を表裏側生地の内部に配置したた
め、敷布団が冷やされ、清涼感が朝まで持続し、快適な
睡眠を得ることができる。
例の敷布団は、中綿及びクッション部材と共に、保冷部
材が封入された袋体を表裏側生地の内部に配置したた
め、敷布団が冷やされ、清涼感が朝まで持続し、快適な
睡眠を得ることができる。
【００２６】尚、本発明は以上詳述した実施例に限定さ
れるものではなくその要旨を逸脱しない範囲において、
種々の変更を加えることができる。
れるものではなくその要旨を逸脱しない範囲において、
種々の変更を加えることができる。
【００２７】例えば、本実施例では保冷部材７として、
硫酸ナトリウム１０水塩を使用しているが、融解温度が
人体の平均体温よりやや低ければ他の物質でもよく、例
えば、リン酸ナトリウム１２水塩を使用してもよい。
硫酸ナトリウム１０水塩を使用しているが、融解温度が
人体の平均体温よりやや低ければ他の物質でもよく、例
えば、リン酸ナトリウム１２水塩を使用してもよい。
【００２８】また、前記袋体３が前記上側綿４に直接触
れることがないように隔壁を設け、その隔壁と、前記ク
ッション部材８の上面との間に形成される隙間に前記袋
体３を収納する。そして、前記隔壁の側面には、前記袋
体３を出し入れ可能に開口が設けられている。
れることがないように隔壁を設け、その隔壁と、前記ク
ッション部材８の上面との間に形成される隙間に前記袋
体３を収納する。そして、前記隔壁の側面には、前記袋
体３を出し入れ可能に開口が設けられている。
【００２９】前記袋体３は、キルティング加工を施す箇
所毎に細分化し、キルティング加工により、前記袋体３
が縫われることがないようにする。
所毎に細分化し、キルティング加工により、前記袋体３
が縫われることがないようにする。
【００３０】また、前記表裏側生地２、５の側面の前記
開口部分には、開閉自在な開閉手段としてのファスナー
が設けられており、そのファスナーによって前記開口を
開くことにより前記袋体３を取り出すことができるよう
に構成してもよい。
開口部分には、開閉自在な開閉手段としてのファスナー
が設けられており、そのファスナーによって前記開口を
開くことにより前記袋体３を取り出すことができるよう
に構成してもよい。
【００３１】このように構成することにより、冷却効果
が必要でないときには、前記袋体３を取り出すことによ
って通常の敷布団として使用することができる。更に、
前記袋体３を細分化したことにより、一部の袋体３を取
り出して部分的に必要な箇所のみを冷やすことができ
る。
が必要でないときには、前記袋体３を取り出すことによ
って通常の敷布団として使用することができる。更に、
前記袋体３を細分化したことにより、一部の袋体３を取
り出して部分的に必要な箇所のみを冷やすことができ
る。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように本発
明の敷布団は、中綿及びクッション部材と共に、保冷部
材が封入された袋体を表裏側生地の内部に配置したた
め、敷布団が冷やされ、清涼感が朝まで持続し、快適な
睡眠を得ることができる。
明の敷布団は、中綿及びクッション部材と共に、保冷部
材が封入された袋体を表裏側生地の内部に配置したた
め、敷布団が冷やされ、清涼感が朝まで持続し、快適な
睡眠を得ることができる。
【００３３】また、保冷部材は、人間の平均体温よりや
や低い温度で融解することにより冷却効果を発揮するた
め、特別に冷やす必要がなく、容易にかつ安価に敷布団
を冷却することができる。
や低い温度で融解することにより冷却効果を発揮するた
め、特別に冷やす必要がなく、容易にかつ安価に敷布団
を冷却することができる。
【００３４】更に、前記表裏側生地に備えられた開閉手
段により表裏側生地を開いて前記袋体を敷布団外部に取
り出すことができるため、必要なときのみ敷布団を冷却
することができる等の効果を得ることができる。
段により表裏側生地を開いて前記袋体を敷布団外部に取
り出すことができるため、必要なときのみ敷布団を冷却
することができる等の効果を得ることができる。
【図１】敷き布団の斜視図である。
【図２】図１におけるＡ−Ａ線断面図である。
１ 敷布団 ２ 表側生地 ３ 袋体 ４ 上側綿 ５ 裏側生地 ６ 下側綿 ７ 保冷部材 ８ クッション部材
Claims (3)
- 【請求項１】 表裏側生地の内部に中綿とクッション部
材とを配置した敷布団において、 内部に保冷部材が封入された袋体を、前記クッション部
材及び前記中綿と共に前記表裏側生地の内部に配置した
ことを特徴とする敷布団。 - 【請求項２】 前記保冷部材は、人間の平均体温よりや
や低い温度で融解する物質で構成したことを特徴とする
請求項１に記載の敷布団。 - 【請求項３】 前記表裏側生地に開閉自在な開閉手段を
備え、前記袋体を前記表裏側生地に対して取り出し可能
に構成したことを特徴とする請求項１に記載の敷布団。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23701594A JPH0898749A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 敷布団 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23701594A JPH0898749A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 敷布団 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0898749A true JPH0898749A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17009130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23701594A Pending JPH0898749A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 敷布団 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0898749A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009148455A (ja) | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Takara:Kk | 蓄熱材マット |
| JP2019030519A (ja) * | 2017-08-08 | 2019-02-28 | 南京優尼可国際貿易有限公司 | 冷感シート及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP23701594A patent/JPH0898749A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009148455A (ja) | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Takara:Kk | 蓄熱材マット |
| JP2019030519A (ja) * | 2017-08-08 | 2019-02-28 | 南京優尼可国際貿易有限公司 | 冷感シート及びその製造方法 |
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