JPH0897924A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH0897924A
JPH0897924A JP6228093A JP22809394A JPH0897924A JP H0897924 A JPH0897924 A JP H0897924A JP 6228093 A JP6228093 A JP 6228093A JP 22809394 A JP22809394 A JP 22809394A JP H0897924 A JPH0897924 A JP H0897924A
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JP6228093A
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Tetsuo Shinagawa
哲夫 品川
Yumiko Watabe
由美子 渡部
Akio Shinagawa
明生 品川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トーン信号による選択信号を利用して、送信側
の通信装置における簡単な操作により、受信側の通信装
置となるファクシミリ装置において、所望の文字列情報
を印刷することが可能な技術を提供する。 【構成】受信側のファクシミリ装置1においては、文字
列情報格納部10が、複数の文字列情報と固有の数字と
を対応付けて記憶し、文字情報格納部11が、各文字列
情報に対応する画像情報を記憶している。送信側の通信
装置のユーザが所望の文字列情報に対応する数字を入力
すると、該数字を表す選択信号がファクシミリ装置1に
送信される。ファクシミリ装置1においては、制御部7
は、選択信号検出部9によって検出された該選択信号が
表す数字に対応する文字列情報を画像情報に変換し、変
換した画像情報を記録部6に印刷させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トーン信号による選択
信号を利用して、送信側の通信装置における簡単な操作
により、受信側の通信装置となるファクシミリ装置にお
いて、所望の文字列情報を印刷することが可能な技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話機やファクシミリ装置等の通
信装置においては、トーン信号による選択信号、すなわ
ち、プッシュボタン信号によるダイヤル信号を利用し
て、情報通信を行うことができるようになっている。
【0003】例えば、特開昭61−274461号公報
においては、通信装置のプッシュボタン「#」,
「*」,「0」〜「9」を用いることによって、アルフ
ァベットおよび数字で表わされる情報の通信を可能とす
る技術が開示されている。
【0004】すなわち、通信装置において、例えば、プ
ッシュボタン「1」には、「A」,「B」,「C」を割
り当て、プッシュボタン「2」には、「D」,「E」,
「F」を割り当てるというように、「0」〜「9」の1
0個のプッシュボタンのそれぞれに、アルファベットの
文字を2個〜3個ずつ割り当てる。この方法において
は、プッシュボタン「1」を1度押下することが、
「1」を入力することに相当し、2度押下することが、
「A」を入力することに相当し、3度押下することが、
「B」を入力することに相当し、4度押下することが、
「C」を入力することに相当している。また、プッシュ
ボタン「#」は、入力を確定するために用いるようにな
っている。
【0005】そこで、例えば、プッシュボタンを
「1」,「#」という順で押下した場合には、「1」を
表す選択信号が通信装置から送信され、プッシュボタン
を「1」,「1」,「#」という順で押下した場合に
は、「A」を表す選択信号が通信装置から送信され、プ
ッシュボタンを「1」,「1」,「1」,「#」という
順で押下した場合には、「B」を表す選択信号が通信装
置から送信され、プッシュボタンを「1」,「1」,
「1」,「1」,「#」という順で押下した場合には、
「C」を表す選択信号が通信装置から送信される。この
ように、「#」で入力を確定することにより、連続して
文字を入力することができ、これらの文字を表す選択信
号を送信することが可能である。
【0006】一方、受信側の通信装置では、電話回線か
ら送信されてくる選択信号を検出し、検出した選択信号
に対応する文字に変換する。例えば、検出した選択信号
が「1」,「1」,「#」,「1」,「1」,「1」,
「#」,「1」,「#」である場合には「A」,
「B」,「1」という文字に変換する。上記従来技術で
は、送信側の通信装置が電話回線を切断するまで、選択
信号を検出して文字に変換する処理を繰り返し、変換後
の文字を一時記憶しておき、送信側の通信装置が電話回
線を切断した時点で、一時記憶していた文字をまとめて
出力するようになっている。
【0007】以上説明したように、上記従来技術によれ
ば、通信装置から送信される選択信号を利用して、アル
ファベットおよび数字で構成される文字列を通信するこ
とが可能であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】さて、このような通信
装置を日本国内で使用することを考えた場合に、日本語
の文字列を通信することができるようにすることが望ま
しい。しかし、上記従来技術では、「0」〜「9」の1
0個のプッシュボタンのそれぞれに、文字を2個〜3個
ずつ割り当てるようにしているので、例えば、使用可能
な文字を「ひらがな」か「カタカナ」のいずれか一方だ
けに限定したとしても、50音を単純に割り当てると、
1個のプッシュボタンに、数字と合わせて6個程度の文
字を割り当てる必要がある。このため、ある文字を入力
するためには、同じプッシュボタンを続けて最大6回押
下する必要があり、使い勝手がよくないという問題があ
った。
【0009】また、同一のプッシュボタンを押下する回
数が増えるに従って、誤操作、すなわち、押下する回数
の間違えが発生しやすくなる。さらに、アルファベット
も同時に使用可能とするには、1個のプッシュボタンに
割り当てる文字がさらに増加し、使い勝手もさらに悪化
する。
【0010】本発明の目的は、トーン信号による選択信
号を利用して、送信側の通信装置における簡単な操作に
より、受信側の通信装置となるファクシミリ装置におい
て、所望の文字列情報を印刷することが可能な技術を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、受信側の通信装置となるファクシミリに
おいて、予め、複数の文字列情報を固有の数字と対応付
けて記憶しておく。そして、送信側の通信装置におい
て、所望の文字列情報に対応する数字を入力するように
すると、送信側の通信装置からは、数字を表す選択信号
が送信されてくることになる。そこで、受信側のファク
シミリ装置は、送信側の通信装置から送信されてきた選
択信号が表す数字に対応する文字列情報を画像情報に変
換し、該変換した画像情報を印刷するようにしている。
【0012】具体的には、本発明は、受信側の通信装置
となるファクシミリ装置において、電話回線から送信さ
れてくる選択信号を検出する選択信号検出手段と、画像
情報を印刷する出力手段と、複数の文字列情報と該複数
の文字列情報に固有の数字とを対応付けて記憶している
文字列情報格納手段と、上記文字列情報を構成する全て
の文字を含む複数の文字ごとに、該文字に対応する画像
情報を記憶している文字情報格納手段と、上記選択信号
検出手段が検出した選択信号が上記固有の数字を表して
いる場合に、上記文字列情報格納手段が記憶している文
字列情報のうち、該固有の数字に対応する文字列情報を
取得し、該取得した文字列情報を構成する全ての文字に
対応する画像情報を、上記文字情報格納手段の記憶内容
を参照することにより取得し、該取得した画像情報を上
記出力手段が印刷するよう制御する制御手段とを備える
ようにしている。
【0013】
【作用】トーン信号による選択信号を利用した通信が可
能な通信装置において、伝えたい内容を表す文字列の種
類は、一般的には、数種類であり、多くとも数十種類程
度であることが多い。従って、必要と思われる全ての文
字列情報を、予め受信側の通信装置となるファクシミリ
装置に記憶しておき、それぞれの文字列情報を数字によ
って特定することとする。
【0014】文字列情報の種類が10種類以下であれ
ば、1桁の数字で全ての文字列情報を特定することが可
能であり、また、100種類以下であれば、2桁の数字
で全ての文字列情報を特定することが可能である。この
場合、文字列情報は、予め受信側のファクシミリ装置に
記憶されているので、使用する文字の種類が増加しても
(例えば、ひらがなやカタカナのほかに、漢字を使用し
たような場合でも)、送信側の通信装置において入力す
る情報は、文字列情報に対応する数字だけであり、ま
た、送信側の通信装置から送信されてくる選択信号は、
文字列情報に対応する数字を表す選択信号だけであるの
で、通信する情報の量が増加することはなく、送信側の
通信装置における操作は極めて簡単であると共に、誤操
作も発生しにくくなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0016】図1は本実施例のファクシミリ装置の構成
図である。
【0017】図1において、1はファクシミリ装置、2
は電話回線、3は通話を行う電話部、4はファクシミリ
通信を行うファクシミリ通信部である。
【0018】また、5は画像読取部であり、ファクシミ
リ送信時に、原稿から画像情報を読み取るものである。
6は記録部であり、ファクシミリ受信時に、電話回線2
から送信されてきた画像情報を記録紙に印刷し、また、
後述するメッセージ情報を記録紙に印刷するものであ
る。
【0019】また、7はファクシミリ装置1全体の動作
を制御する制御部、12はファクシミリ装置1と電話回
線2との間の接続を制御する回線接続部である。8は操
作部であり、ユーザがファクシミリ通信時に必要な操作
を行ったり、ユーザにファクシミリ装置1の状態を表示
したりするものである。9は選択信号検出部であり、電
話回線2から送信されてくる、トーン信号による選択信
号を検出するものである。
【0020】また、10は文字列情報格納部、11は文
字情報格納部であり、その詳細については後述する。
【0021】図2は回線制御部12の構成図である。
【0022】図2において、24は回線接続スイッチで
あり、通常はb側に接続され、ファクシミリ装置1と電
話回線2との間を接続する場合に、a側に接続されるよ
うになっている。
【0023】また、21は2線4線変換部であり、一般
的には、ハイブリッドトランス等によって構成すること
ができる。25は音声応答発生部であり、ファクシミリ
装置1が自動応答を行う場合に、電話回線2に応答メッ
セージを送信するものである。22は呼出信号検出部で
あり、電話回線2から送信されてくる呼出信号を検出す
るものである。23はフック検出部であり、電話部3の
受話器がオフフック状態にあるかオンフック状態にある
かを検出するものである。
【0024】また、32はCNG信号検出部であり、電
話回線2から送信されてくるCNG信号を検出するもの
である。CNG信号とは、後述するが、ファクシミリ送
信を開始する旨を受信側のファクシミリ装置に伝えるた
めの信号である。
【0025】なお、回線接続スイッチ24,音声応答発
生部25は、制御部7によって制御される。また、呼出
信号検出部22,フック検出部23,CNG信号検出部
32からの出力は、制御部7に入力される。
【0026】本実施例のファクシミリ装置1において、
電話部3による通常の通話時の動作、および、ファクシ
ミリ通信部5による通常のファクシミリ通信時の動作
は、従来のファクシミリ装置の動作と同様である。
【0027】そして、本実施例のファクシミリ装置1
は、さらに、送信側の通信装置から送信されてきた選択
信号に基づいて、予め決められた文字列情報を含むメッ
セージ情報を、記録部6が印刷することができるように
している。
【0028】図3は本実施例のファクシミリ装置1で印
刷可能なメッセージ情報に含まれる文字列情報を示す図
である。
【0029】図3に示すように、本実施例のファクシミ
リ装置1は、複数種類(ここでは、5種類)の文字列情
報202を含むメッセージ情報を印刷可能であり、各文
字列情報202は、固有に付与されたメッセージ番号2
01と対応付けられている。
【0030】なお、文字列情報202の内容は、本実施
例では、カタカナ,記号,アルファベット,数字から構
成されるようになっている。
【0031】さて、ユーザは、本実施例のファクシミリ
装置1にメッセージ情報を印刷させたい場合は、トーン
信号を送信可能な通信装置から、本実施例のファクシミ
リ装置1に対して発呼し、後述するようにして、メッセ
ージ情報の印刷指示が操作可能な状態とした後、図4に
示すようにダイヤルする。
【0032】図4において、211はメッセージ番号
(図3におけるメッセージ番号201に相当する。)、
212は任意の4桁の数字、213は操作の終了を表す
終了符号である。
【0033】図4に示すように、ユーザは、最初に、5
種類の文字列情報202の中から、印刷させたい文字列
情報202に対応するメッセージ番号211(ここで
は、「03」)をダイヤルする。続いて、4桁の数字2
12(ここでは、「1900」)をダイヤルする。後述
するが、この4桁の数字212は、そのまま印刷される
こととなり、本実施例では、この4桁の数字212によ
って、時刻を表すことを可能としている。最後に、終了
符号213(ここでは、「*#」)をダイヤルする。
【0034】なお、トーン信号を送信可能な通信装置と
は、例えば、プッシュホン回線に接続された電話機、ま
たは、ダイヤル回線に接続され、トーン信号を送信する
機能を有する電話機である。
【0035】図4に示した操作によってファクシミリ装
置1で印刷されるメッセージ情報の内容を図5に示す。
【0036】図5において、214はメッセージ情報の
印刷指示を受信した旨を示すための文字列情報(ここで
は、「デンゴン ガ アリマシタ」)である。
【0037】215はメッセージ情報の印刷指示を受信
した日時であり、本実施例では、ファクシミリ装置1の
制御部7は、内部に時計を有しており、この時計を利用
することにより、日時215を印刷することができる。
【0038】216はメッセージ番号211に対応する
文字列情報であり、ここでは、「03」に対応する「エ
キ マデ ムカエニ キテ」となる。
【0039】217は4桁の数字(図4における4桁の
数字212に相当する。)であり、本実施例では、上述
したように、4桁の数字212をダイヤルすることによ
って、時刻を表すことを可能としているので、4桁の数
字217を時刻形式で印刷している。なお、図4に示し
た操作において、ユーザが、4桁の数字212をダイヤ
ルすることなく、終了符号213をダイヤルした場合に
は、4桁の数字217は、「:」を含めて印刷されな
い。
【0040】218はミシン目であり、記録紙の切断位
置の目安として印刷している。なお、記録紙を切断する
カッター機構を有している場合には、ミシン目218を
印刷でずに、記録紙を適当な長さで切断するようにすれ
ばよい。
【0041】また、図5に示すように、本実施例では、
メッセージ情報を強調するために、「*」による区切り
を上下に付加して印刷している。
【0042】図6は本実施例において用いる文字テーブ
ル表を示す図である。
【0043】本実施例では、アルファベット,数字,カ
タカナ,記号といった文字を、8ビットからなる文字コ
ードで表すこととしている。
【0044】図6においては、8ビットのうち、上位4
ビットを横軸208にとり、下位4ビットを縦軸209
にとって、各文字の文字コードを示している。なお、図
中の斜線部分210は、本実施例では使用していない。
この文字テーブル表により、例えば、文字「2」の文字
コードは、「32(16進数)」となり、文字「M」の
文字コードは、「4D(16進数)」となる。
【0045】本実施例では、実際には、図3に示した文
字列情報202は、図6に示した文字コードによって表
され、図1に示した文字列情報格納部10に記憶されて
いる。
【0046】例えば、図3において、「01」というメ
ッセージ番号201に対応する文字列情報202は、図
7に示すような文字コード203によって表される。す
なわち、図6に示した文字テーブル表によって、1文字
目の「イ」の文字コードは、「B2(16進数)」とな
り、2文字目の「マ」の文字コードは、「CF(16進
数)」となり、最後の文字の「)」の文字コードは、
「29(16進数)」となる。このように、文字列情報
格納部10において、「01」というメッセージ番号2
01に対応する文字列情報202は、実際には、「B2
CFB6D720B6B4D9D6285F4F5F2
9」という文字コード203として記憶されている。
【0047】上述したように、本実施例では、アルファ
ベット,数字,カタカナ,記号といった文字を文字コー
ドで表しているが、実際には、文字コードは、横5ドッ
ト×縦7ドットの計35ドットからなる文字パターンに
展開され、画像情報として印刷される。ただし、ファク
シミリ装置1においては、記録部6は、一般に、ライン
タイプのサーマルプリンタによって構成され、1ライン
ずつ印刷を行うようになっているので、制御部7は、記
録部6に対して、ラインごとに印刷データを出力する必
要がある。すなわち、制御部7は、文字パターンを画像
情報として印刷する際に、該文字パターンのうち、印刷
対象となるラインに位置する部分を、順次、印刷データ
として記録部6に出力するようにする必要がある。
【0048】そこで、図8に示すように、文字コード2
04に対応する文字パターン205について、そのうち
の黒い部分を「1」とし、白い部分を「0」としたとき
の、1ライン(横5ドット分)のデータが、7ライン
(縦7ドット分)分からなる文字情報206を定義す
る。
【0049】図8では、「イ」という文字の文字コード
204(ここでは、「B2」)に対応する文字パターン
205および文字情報206を例に示している。「イ」
という文字の文字コード204に対応する文字情報20
6は、第1ラインのデータが「01(16進数)」、第
2ラインのデータが「02(16進数)」、第3ライン
のデータ「04(16進数)」、第4ラインのデータが
「0C(16進数)」、第5ラインのデータが「14
(16進数)」、第6ラインのデータが「04(16進
数)」、第7ラインのデータが「04(16進数)」と
なる。
【0050】本実施例では、実際には、図6に示した全
ての文字の文字コード204ごとに、該文字コード20
4に対応する文字パターン205について定義された文
字情報206が、図1に示した文字情報格納部11に記
憶されている。
【0051】そして、制御部7は、記録部6に出力すべ
き印刷データを求めるために、文字情報格納部11に対
して、印刷すべき文字の文字コード、および、印刷対象
となるライン番号を通知すると、文字情報格納部11
は、通知された文字コードに対応して記憶している文字
情報206のうちのライン番号のデータを、制御部7に
出力する。例えば、文字情報格納部11は、「B2」と
いう文字コード204、および、「4」というライン番
号が制御部7から通知されると、該文字コード204に
対応している文字情報206のうちの第4ラインのデー
タ(ここでは、「0C(16進数)」)を制御部7に出
力する。
【0052】次に、本実施例のファクシミリ装置1の動
作について、図9を用いて説明する。
【0053】図9は本実施例のファクシミリ装置1の動
作を示すフローチャートである。
【0054】ファクシミリ装置1においては、回線制御
部12の呼出信号検出部22は、制御部7の制御に従っ
て、常時、電話回線2から呼出信号が送信されてきたか
否かをチェックしている(ステップ101)。呼出信号
検出部22は、電話回線2から送信されてきた呼出信号
を検出した場合は、制御部7に対して、その旨を通知す
る。
【0055】呼出信号検出部22から呼出信号を検出し
た旨が通知されると、制御部7は、回線制御部12のフ
ック検出部23を制御することにより、電話部3の受話
器がオフフックされたか否かをチェックする(ステップ
102)。フック検出部23は、電話部3の受話器がオ
フフックされたことを検出した場合は、制御部7に対し
て、その旨を通知する。
【0056】制御部7は、呼出信号検出部22が所定の
回数だけ呼出信号を検出するまで、すなわち、所定の回
数だけ電話部3のベルを鳴らし終るまで(ステップ10
3)、電話部3の受話器がオフフックされたか否かをチ
ェックし続け、所定の回数だけ電話部3のベルを鳴らし
終っても、電話部3の受話器がオフフックされなかった
場合は、自動応答を行うために、ステップ104に進
む。また、所定の回数だけ電話部3のベルを鳴らし終わ
るまでに、電話部3の受話器がオフフックされた場合
は、ステップ111に進む。
【0057】まず、所定の回数だけ電話部3のベルを鳴
らし終っても、電話部3の受話器がオフフックされなか
った場合の処理について説明する。
【0058】この場合、制御部7は、まず、回線制御部
12の回線接続スイッチ24をa側に接続することによ
り、ファクシミリ装置1と電話回線2との間を接続する
(ステップ104)。続いて、回線制御部12の音声応
答発生部25を制御することにより、応答メッセージの
送信を開始する(ステップ105)。ここで送信する応
答メッセージの内容は、例えば、「ただ今、留守にして
います。恐れいりますが、電話の方はおかけ直しくださ
い。ファクシミリの方はそのまま送信してください。」
というように、送信側の通信装置のユーザに対して、不
在を伝え、ファクシミリの受信であれば可能であること
を伝えるものである。
【0059】続いて、制御部7は、応答メッセージを電
話回線2に送信しながら、回線制御部12のCNG信号
検出部32を制御することにより、電話回線2からCN
G信号が送信されてきたか否かをチェックし(ステップ
106)、また、選択信号検出部9を制御することによ
り、電話回線2から選択信号が送信されてきたか否かを
チェックする(ステップ107)。
【0060】回線制御部12のCNG信号検出部32
は、応答メッセージの送信中に、電話回線2から送信さ
れてきたCNG信号を検出した場合は、制御部7に対し
て、その旨を通知し、選択信号検出部9は、応答メッセ
ージの送信中に、電話回線2から送信されてきた選択信
号を検出した場合は、制御部7に対して、その旨を通知
する。
【0061】そこで、制御部7は、CNG信号検出部3
2からCNG信号を検出した旨が通知された場合は、送
信側の通信装置がファクシミリ送信を開始しようとして
いることを意味しているので、ステップ110に進み、
ファクシミリ受信を行う。
【0062】また、制御部7は、選択信号検出部9から
選択信号を検出した旨が通知された場合は、送信側の通
信装置がメッセージ情報の印刷指示を送信しようとして
いることを意味しているので、ステップ109に進み、
メッセージ情報の印刷指示を受信する。なお、ステップ
109の処理の詳細については後述する。
【0063】なお、制御部7は、応答メッセージの送信
が終了するまで、CNG信号検出部32からCNG信号
を検出した旨が通知されず、かつ、選択信号検出部9か
ら選択信号を検出した旨が通知されなかった場合は(ス
テップ108)、ステップ110に進み、ファクシミリ
受信を行う。
【0064】ステップ110では、ファクシミリ通信部
4および記録部6を制御することにより、ファクシミリ
受信を行うが、ファクシミリ受信の動作は、従来のファ
クシミリ装置の動作と同様である。
【0065】ところで、上述したCNG信号は、送信側
の通信装置が自動送信を行うファクシミリ装置である場
合には必ず送信されてくるが、送信側の通信装置が手動
送信を行うファクシミリ装置である場合には送信されて
こないこともある。そこで、ファクシミリ通信において
は、基本的に、受信側のファクシミリ装置が先に制御信
号を送信するようになっている。CNG信号は、この制
御信号の送信を催促する役割を果たすものである。従っ
て、応答メッセージの送信が終了した後に、ステップ1
10に進んで、ファクシミリ受信を行うことにより、送
信側の通信装置が手動送信を行うファクシミリ装置(C
NG信号を送信しないファクシミリ装置)である場合で
も、確実に、ファクシミリ受信を行うことを可能として
いる。なお、制御部7は、ステップ110でファクシミ
リ受信を行った後は、回線制御部12の回線接続スイッ
チ24をb側に接続することにより、ファクシミリ装置
1と電話回線2との間を切断する。
【0066】次に、所定の回数だけ電話部3のベルを鳴
らし終わるまでに、電話部3の受話器がオフフックされ
た場合の処理について説明する。
【0067】この場合、ファクシミリ装置1のユーザが
電話部3の受話器を取ったことを意味しているので、制
御部7は、まず、回線制御部12のCNG信号検出部3
2を制御することにより、電話回線2からCNG信号が
送信されてきたか否かをチェックし(ステップ11
1)、また、選択信号検出部9を制御することにより、
電話回線2から選択信号が送信されてきたか否かをチェ
ックする(ステップ112)。
【0068】回線制御部12のCNG信号検出部32
は、電話回線2から送信されてきたCNG信号を検出し
た場合は、制御部7に対して、その旨を通知し、選択信
号検出部9は、電話回線2から送信されてきた選択信号
を検出した場合は、制御部7に対して、その旨を通知す
る。
【0069】そこで、制御部7は、CNG信号検出部3
2からCNG信号を検出した旨が通知された場合は、送
信側の通信装置がファクシミリ送信を開始しようとして
いることを意味しているので、ステップ110に進み、
ファクシミリ受信を行う。
【0070】また、制御部7は、選択信号検出部9から
選択信号を検出した旨が通知された場合は、送信側の通
信装置がメッセージ情報の印刷指示を送信しようとして
いることを意味しているので、ステップ109に進み、
メッセージ情報の印刷指示を受信する。なお、このと
き、制御部7は、ステップ109に進む前に、回線制御
部12の回線制御スイッチ24をa側に接続することに
より、ファクシミリ装置1と電話回線2との間を接続す
る。これにより、ステップ107からステップ109に
進んだ場合と同様の状態となる。
【0071】そして、制御部7は、回線制御部12のフ
ック検出部23から電話部3の受話器がオンフックされ
たことを検出した旨が通知されるまで、すなわち、ファ
クシミリ装置1のユーザが電話部3の受話器を置くま
で、CNG信号検出部32からCNG信号を検出した旨
が通知されず、かつ、選択信号検出部9から選択信号を
検出した旨が通知されなかった場合は(ステップ11
3)、そのまま処理を終了する。
【0072】図10は図9のステップ109の処理を示
すフローチャートである。
【0073】なお、以下の説明では、図3に示した5種
類の文字列情報202が文字列情報格納部10に記憶さ
れていることを前提とし、さらに、図4に示した操作が
行われたことを前提として説明する。
【0074】図9におけるステップ107またはステッ
プ112において、選択信号検出部9から選択信号を検
出した旨が通知された場合は、制御部7は、その選択信
号がコマンドであるか否かをチェックする(ステップ1
22)。
【0075】本実施例においては、送信側の通信装置か
らメッセージ情報の印刷指示を操作可能な状態とするた
めのコマンドが送信されてきた場合にのみ、メッセージ
情報の印刷指示が操作可能な状態となって、メッセージ
情報の印刷指示を受付けるようにしている。なお、ここ
では、コマンドは、予め決められた4桁の数字としてい
る。
【0076】そこで、制御部7は、ステップ122で、
選択信号検出部9が検出した選択信号が、コマンドとし
て予め決められた4桁の数字である場合にのみ、ステッ
プ124に進み、そうでない場合(例えば、コマンドと
して予め決められた4桁の数字とは異なる4桁の数字で
ある場合や、所定の時間内に4桁の数字が検出されなか
った場合)には、エラー音を送信し(ステップ12
3)、再び、ステップ122に戻って、コマンドの検出
待ちとなる。なお、制御部7は、回線制御部12の音声
応答発生部25を制御することにより、エラー音を送信
する。また、エラー音は、ビープ音によるアラーム音で
もよいし、音声により、例えば、「コマンドが違いま
す。」というように応答してもよい。
【0077】ステップ124では、制御部7は、回線制
御部12の音声応答発生部25を制御することにより、
応答音を送信する(ステップ124)。ここで、応答音
は、上述したエラー音と同様に、ビープ音によるもので
もよいし、音声により、例えば、「操作を受付けま
す。」というように応答してもよい。
【0078】続いて、制御部7は、選択信号検出部9を
制御することにより、図4に示した操作に従った選択信
号が送信されてくるか否かを検出する。
【0079】すなわち、まず、制御部7は、送信側から
メッセージ番号が送信されてくるか否かを検出する(ス
テップ125)。図4で示したように、本実施例では、
2桁のメッセージ番号が最初に送信されてくることとな
っているので、制御部7は、メッセージ番号が検出され
た場合にのみ、ステップ127に進む。また、メッセー
ジ番号が検出されなかった場合(例えば、2桁の選択信
号を検出したものの、その内容がメッセージ番号を示す
数字でなかった場合や、所定の時間内に2桁の選択信号
が検出されなかった場合)には、エラー音を送信し(ス
テップ126)、再び、ステップ125に戻って、メッ
セージ番号の検出待ちとなる。なお、制御部7は、回線
制御部12の音声応答発生部25を制御することによ
り、エラー音を送信する。
【0080】続いて、制御部7は、メッセージ番号に続
いて、終了符号が送信されてくるか否かを検出し(ステ
ップ127)、また、4桁の数字が送信されてくるか否
かを検出する(ステップ128)。上述したように、本
実施例では、メッセージ番号に続けて、4桁の数字を送
信することが可能であるが、この4桁の数字を送信する
必要がない場合には、メッセージ番号に続けて、終了符
号(ここでは、「*#」)を送信することができる。
【0081】そこで、制御部7は、ステップ127にお
いて終了符号が検出された場合には、ステップ130に
進み、ステップ128において4桁の数字が検出された
場合には、ステップ129に進む。ステップ129で
は、4桁の数字に続いて、終了符号が送信されてくるか
否かを検出する。
【0082】なお、制御部7は、ステップ128におい
て4桁の数字が検出されなかった場合、すなわち、メッ
セージ番号に続いて、終了符号および4桁の数字以外の
選択信号(例えば、「##」)が送信されてきた場合
は、エラー音を送信した後(ステップ126)、再び、
ステップ125に戻って、メッセージ番号の検出待ちと
なる。また、ステップ129において終了符号以外の選
択信号が検出された場合にも、エラー音を送信した後
(ステップ126)、再び、ステップ125に戻って、
メッセージ番号の検出待ちとなる。
【0083】このように、本実施例においては、送信側
の通信装置のユーザが誤操作した場合、すなわち、ファ
クシミリ装置1がエラー音を送信した場合でも、もう1
度メッセージ番号の入力操作からやり直すことができる
ようにしている。
【0084】さて、制御部7は、全ての選択信号が正し
く検出された場合は、終了音を送信する(ステップ13
0)。なお、制御部7は、上述したエラー音や応答音と
同様に、回線制御部12の音声応答発生部25を制御す
ることにより、終了音を送信する。また、終了音は、メ
ッセージ情報の印刷指示が正しく受付けられた旨を、送
信側の通信装置のユーザに伝えるためのものである。
【0085】終了音を送信した後、制御部7は、回線制
御部12の回線接続スイッチ24をb側に接続すること
により、ファクシミリ装置1と電話回線2との間を切断
し(ステップ131)、メッセージ情報を印刷する(ス
テップ132)。
【0086】ステップ132においては、制御部7は、
まず、図5に示した日時215として、現在時刻を印刷
する。日時215の印刷を終了すると、文字「*」を並
べて区切りを印刷し、続いて、メッセージ情報の印刷指
示を受信した旨を示すための文字列情報214,検出し
たメッセージ番号に対応するメッセージ216,検出し
た4桁の数字217を印刷する。なお、4桁の数字21
7は、時刻形式で、すなわち、2桁ずつ「:」で区切っ
て印刷されるようにする。続いて、文字「*」を並べて
区切りを印刷し、最後に、ミシン目218を印刷する。
【0087】なお、メッセージ情報の印刷は、図8に示
した文字情報206を利用して行われる。例えば、日時
215を印刷する場合は、制御部7は、日時215を示
す数字および記号(「:」)の文字コードに対応して記
憶されている文字情報206を、文字情報格納部11か
ら取得する。
【0088】また、上述したように、制御部7は、記録
部6に対して、ラインごとに印刷データを出力する必要
がある。そこで、例えば、日時215を印刷する場合
は、制御部7は、最初に、日時215を示す全ての文字
の文字コードについて取得した文字情報206のうち
の、第1ラインのデータを印刷データとして記録部6に
出力し、次に、第2ラインのデータ,第3ラインのデー
タ,…というように、順次、印刷データとして記録部6
に出力する。なお、記録部6の構成方法は、ラインプリ
ンタ以外にも様々なものが考えられ、また、実用化され
ているので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0089】次に、送信側の通信装置におけるユーザの
操作手順について、図11を用いて説明する。
【0090】送信側の通信装置においては、ユーザは、
まず、本実施例のファクシミリ装置1に対して発呼し
(ステップ151)、ファクシミリ装置1が着呼するま
で待つ(ステップ152)。
【0091】なお、本実施例の場合、着呼の種類は2通
りある。上述したように、ファクシミリ装置1のユーザ
が電話部3の受話器を取って電話に出た場合、および、
所定の回数だけ電話部3のベルを鳴らしてもオフフック
されなかったためにファクシミリ装置1が自動応答を行
った場合である。
【0092】ファクシミリ装置1が着呼すると、ユーザ
は、送信側の通信装置からメッセージ情報の印刷指示を
操作可能な状態とするためのコマンドを入力する(ステ
ップ153)。上述したように、本実施例では、コマン
ドは、予め決められた4桁の数字であるので、ユーザ
は、この数字をそのままダイヤルする。
【0093】ここで、コマンドが間違っていたり、電話
回線2の雑音等により、ファクシミリ装置1がコマンド
を正常に受信できなかった場合は、エラー音が送信され
てくる(ステップ154)。このときのファクシミリ装
置1の処理は、図10におけるステップ122,ステッ
プ123に相当する。そこで、コマンドを入力した後、
エラー音が送信されてきた場合は、ステップ153に戻
って、もう1度コマンドの入力をやり直す。
【0094】ステップ154においてエラー音が送信さ
れなかった場合、すなわち、応答音が送信されてきた場
合には、続けて、メッセージ番号を入力する(ステップ
155)。
【0095】ここでも、ファクシミリ装置1がメッセー
ジ番号を正常に受信できなかった場合は、エラー音が送
信されてくる(ステップ156)。このときのファクシ
ミリ装置1の処理は、図10におけるステップ125,
ステップ126に相当する。そこで、メッセージ番号を
入力した後、エラー音が送信されてきた場合は、ステッ
プ155に戻って、もう1度メッセージ番号の入力をや
り直す。
【0096】ステップ156においてエラー音が送信さ
れなかった場合は、続けて、4桁の数字を入力する(ス
テップ157)。
【0097】ここでも、ファクシミリ装置1が4桁の数
字を正常に受信できなかった場合は、エラー音が送信さ
れてくる(ステップ158)。このときのファクシミリ
装置1の処理は、図10におけるステップ128,ステ
ップ126に相当する。そこで、4桁の数字を入力した
後、エラー音が送信されてきた場合は、ステップ155
に戻って、もう1度メッセージ番号の入力をやり直す。
【0098】ステップ158においてエラー音が送信さ
れなかった場合は、続けて、終了符号を入力する(ステ
ップ159)。
【0099】ここで、ファクシミリ装置1が終了符号を
正常に受信できた場合は、終了音が送信されてくる(ス
テップ160)。このときのファクシミリ装置1の処理
は、図10におけるステップ129,ステップ130に
相当する。また、ファクシミリ装置1が終了符号を正常
に受信できなかった場合は、終了音は送信されずに、エ
ラー音が送信されてくる(ステップ156)。このとき
のファクシミリ装置1の処理は、図10におけるステッ
プ129,ステップ126に相当する。そこで、終了符
号を入力した後、エラー音が送信されてきた場合は、ス
テップ155に戻って、もう1度メッセージ番号の入力
をやり直す。
【0100】ステップ160において終了音が送信され
てきた場合は、メッセージ情報の印刷指示が正しく受付
けられたことを意味しているので、操作終了となる。
【0101】なお、本実施例においては、予め決められ
た文字列情報202が文字列情報格納部10に記憶され
ているようにしているが、文字列情報格納部10を不揮
発性の記録可能な記憶装置で構成することにより、ファ
クシミリ装置1のユーザが、操作部8からの操作によっ
て、各メッセージ番号に任意の文字列情報を対応付けて
登録することが可能となる。
【0102】以上説明したように、本実施例のファクシ
ミリ装置1は、予め、複数の文字列情報をメッセージ番
号(数字)と対応付けて記憶しているので、トーン信号
による選択信号を利用した通信において、本実施例のフ
ァクシミリ装置1が受信側の通信装置となる場合に、送
信側の通信装置から送信されてきた選択信号が表す数字
に対応する文字列情報を印刷することができる。さら
に、この文字列情報は、カタカナ,記号,アルファベッ
ト,数字といった、多種類の文字から構成するようにす
ることが可能となる。
【0103】また、送信側の通信装置のユーザは、所望
の文字列情報に対応するメッセージ番号を入力するだけ
の簡単な操作を行うだけで済み、送信側の通信装置から
送信されてくる選択信号の情報量も少なくて済む。
【0104】また、送信側の通信装置のユーザが、メッ
セージ番号に加えて、任意の4桁の数字を入力すること
を可能としているので、本実施例のファクシミリ装置1
において、メッセージ番号に対応する文字列情報に加え
て、時刻情報等を付加して印刷することも可能となる。
【0105】さて、本実施例では、送信側の通信装置の
ユーザは、文字列情報格納部10に記憶されている文字
列情報のうちの所望の1つを選択し、該選択した文字列
情報に対応するメッセージ番号を入力するような操作を
行うようにしているが、1回の操作で、2つ以上の文字
列情報を選択することができるようにしてもよく、この
ようにすれば、送信側の通信装置のユーザは、2つ以上
の文字列情報を組み合わせることにより、受信側のファ
クシミリ装置1のユーザに対して、より多くの内容を伝
えることが可能となる。
【0106】このようにする場合は、文字列情報の記憶
方法が、上述した方法と異なることとなる。すなわち、
2つ以上の文字列情報を組み合わせることを可能とする
ために、文字列情報の内容は、文節単位で定義される。
【0107】具体的には、文字列情報格納部10は、図
12に示すように、複数種類(ここでは、8種類)の文
字列情報222、および、各文字列情報222に固有に
付与されたメッセージ番号221を対応付けて記憶して
いる。
【0108】また、送信側の通信装置のユーザの操作方
法も、上述した方法と異なることとなる。すなわち、2
つ以上の文字列情報を組み合わせることを可能とするた
めに、2つ以上のメッセージ番号を入力することができ
るようになる。
【0109】具体的には、図13に示すように、ユーザ
は、最初に、文字列情報222の中から、印刷させたい
文字列情報222に対応するメッセージ番号221、ま
たは、印刷させたい内容となるように組み合わせた2つ
以上の文字列情報222に対応するメッセージ番号22
1をダイヤルする。図13の例では、印刷させたい内容
は、「キョウハ カイシャ マデ ムカエニ キテ」であ
り、メッセージ番号223は、3つのメッセージ番号2
21(ここでは、「01」,「11」,「21」)から
なる6桁の数字となっている。
【0110】なお、組み合わせる文字列情報222の数
を自由にするために、メッセージ番号223の終りに、
区切り符号226(ここでは、「*」)をダイヤルする
こととしている。
【0111】続いて、任意の4桁の数字225(ここで
は、「1900」)をダイヤルし、最後に、操作の終了
を表す終了符号224(ここでは、「*#」)をダイヤ
ルする。
【0112】図13に示した操作によってファクシミリ
装置1で印刷されるメッセージ情報の内容を図14に示
す。
【0113】図13において、231はメッセージ情報
の印刷指示を受信した旨を示すための文字列情報(ここ
では、「デンゴン ガ アリマシタ」)であり、228は
メッセージ情報の印刷指示を受信した日時である。ま
た、232はミシン目であり、記録紙の切断位置の目安
として印刷している。
【0114】229はメッセージ番号223に対応する
文字列情報であり、2つ以上の文字列情報が組み合わさ
れた場合は、全体で1つの文章となるように印刷され
る。ここでは、文字列情報229は、「01」,「1
1」,「21」に対応する「キョウハ カイシャ マデ
ムカエニ キテ」となる。
【0115】230は4桁の数字(図13における4桁
の数字225に相当する。)であり、図14の例でも、
4桁の数字230を時刻形式で印刷している。なお、図
13に示した操作において、ユーザが、4桁の数字22
5をダイヤルすることなく、終了符号224をダイヤル
した場合には、4桁の数字230は、「:」を含めて印
刷されない。
【0116】また、図14の例でも、メッセージ情報を
強調するために、「*」による区切りを上下に付加して
印刷している。
【0117】また、ファクシミリ装置1の動作は、区切
り符号226が検出されるまで、メッセージ番号230
の検出を行うようにし、検出したメッセージ番号230
に含まれる全てのメッセージ番号221に対応する文字
列情報222を印刷するようにすればよい。
【0118】また、文字列情報の代わりに、画像情報を
ファクシミリ装置1に記憶しておき、この画像情報を印
刷するようにすることもできる。
【0119】このようにした場合は、ファクシミリ装置
1の構成を、図15に示すようにする必要がある。すな
わち、図15に示すように、文字列情報格納部10およ
び文字情報格納部11の代わりに、画像情報格納部31
を備えるようにする。
【0120】画像情報格納部31には、ファクシミリ装
置1で印刷可能なメッセージ情報に含まれる画像情報が
記憶されることとなる。
【0121】具体的には、画像情報格納部31は、図1
6に示すように、複数種類(ここでは、2種類)の画像
情報242、および、各画像情報242に固有に付与さ
れたメッセージ番号241を対応付けて記憶している。
【0122】なお、画像情報242は、ファクシミリ装
置1のユーザが作成した原稿から画像読取部5が読み取
った画像情報であってもよい。これは、制御部7が、画
像読取部5を制御することにより、ファクシミリ装置1
のユーザが作成した原稿から画像情報を読み取り、読み
取った画像情報を、メッセージ番号241に対応付け
て、画像情報格納部31に記憶するようにすればよい。
【0123】なお、送信側の通信装置のユーザの操作方
法は、図4に示した操作方法と同様であるが、ユーザの
操作によってファクシミリ装置1で印刷されるメッセー
ジ情報の内容は、図17に示すようになる。
【0124】図17において、246はメッセージ情報
の印刷指示を受信した日時であり、また、247はミシ
ン目であり、記録紙の切断位置の目安として印刷してい
る。
【0125】245はメッセージ番号241に対応する
画像情報であり、ここでは、画像情報245は、「0
2」に対応する画像情報となっている。
【0126】243は4桁の数字であり、図17の例で
も、4桁の数字243を、時刻形式で印刷している。な
お、4桁の数字243は、予め決められた場所に印刷さ
れるので、図17の例では、画像情報245は、ユーザ
が時刻形式の4桁の数字243を利用して作成した原稿
から読み取られたものとなっている。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のファクシ
ミリ装置は、予め、複数の文字列情報をメッセージ番号
(数字)と対応付けて記憶しているので、トーン信号に
よる選択信号を利用した通信において、本発明のファク
シミリ装置が受信側の通信装置となる場合に、送信側の
通信装置から送信されてきた選択信号が表す数字に対応
する文字列情報を印刷することができる。さらに、この
文字列情報は、カタカナ,記号,アルファベット,数字
といった、多種類の文字から構成するようにすることが
可能となる。
【0128】また、送信側の通信装置のユーザは、所望
の文字列情報に対応する番号(数字)を入力するだけの
簡単な操作を行うだけで済み、送信側の通信装置から送
信されてくる選択信号の情報量も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のファクシミリ装置の構成図。
【図2】回線制御部の構成図。
【図3】文字列情報の例を示す説明図。
【図4】送信側の通信装置のユーザの操作方法を示す説
明図。
【図5】メッセージ情報の印刷例を示す説明図。
【図6】文字テーブル表を示す説明図。
【図7】文字列情報に対応する文字コードの例を示す説
明図。
【図8】文字の表現方法を示す説明図。
【図9】本実施例のファクシミリ装置の動作を示すフロ
ーチャート。
【図10】メッセージ情報の印刷指示の受信処理を示す
フローチャート。
【図11】送信側の通信装置のユーザの操作手順を示す
フローチャート。
【図12】文字列情報の他の例を示す説明図。
【図13】送信側の通信装置のユーザの他の操作方法を
示す説明図。
【図14】メッセージ情報の他の印刷例を示す説明図。
【図15】ファクシミリ装置の他の構成例を示す説明
図。
【図16】画像情報の例を示す説明図。
【図17】メッセージ情報の他の印刷例を示す説明図。
【符号の説明】
1…ファクシミリ装置、2…電話回線、3…電話部、4
…ファクシミリ通信部、5…画像読取部、6…記録部、
7…制御部、8…操作部、9…選択信号検出部、10…
文字列情報格納部、11…文字情報格納部、12…回線
制御部、21…2線4線変換部、22…呼出信号検出
部、23…フック検出部、24…回線接続スイッチ、2
5…音声応答発生部、31…画像情報格納部、32…C
NG信号検出部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線から送信されてくる選択信号を検
    出する選択信号検出手段と、画像情報を印刷する出力手
    段とを備えたファクシミリ装置において、 複数の文字列情報と該複数の文字列情報に固有の数字と
    を対応付けて記憶している文字列情報格納手段と、 上記文字列情報を構成する全ての文字を含む複数の文字
    ごとに、該文字に対応する画像情報を記憶している文字
    情報格納手段と、 上記選択信号検出手段が検出した選択信号が上記固有の
    数字を表している場合に、上記文字列情報格納手段が記
    憶している文字列情報のうち、該固有の数字に対応する
    文字列情報を取得し、該取得した文字列情報を構成する
    全ての文字に対応する画像情報を、上記文字情報格納手
    段の記憶内容を参照することにより取得し、該取得した
    画像情報を上記出力手段が印刷するよう制御する制御手
    段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のファクシミリ装置おいて、 上記制御手段は、上記任意の数字を表す選択信号に続い
    て上記選択信号検出手段が検出した選択信号が任意の数
    字を表している場合に、該任意の数字に対応する画像情
    報を、上記文字情報格納手段の記憶内容を参照すること
    により取得し、該取得した画像情報を上記出力手段が印
    刷するよう制御することを特徴とするファクシミリ装
    置。
  3. 【請求項3】電話回線から送信されてくる選択信号を検
    出する選択信号検出手段と、画像情報を印刷する出力手
    段とを備えたファクシミリ装置において、 複数の画像情報と該複数の画像情報に固有の数字とを対
    応付けて記憶している画像情報格納手段と、 上記選択信号検出手段が検出した選択信号が上記固有の
    数字を表している場合に、上記画像情報格納手段が記憶
    している画像情報のうち、該固有の数字に対応する画像
    情報を取得し、該取得した画像情報を上記出力手段が印
    刷するよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    るファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のファクシミリ装置におい
    て、 原稿から画像情報を読み取る画像読取手段と、 上記画像読取手段が読み取った画像情報を、対応する固
    有の数字を付与して、上記画像情報格納手段に記憶させ
    る画像登録手段とをさらに備えたことを特徴とするファ
    クシミリ装置。
  5. 【請求項5】選択信号を通信可能な第1の通信装置およ
    び第2の通信装置の間でメッセージ情報を通信する方法
    において、 上記第1の通信装置は、複数の文字列情報と該複数の文
    字列情報に固有の数字とを対応付けて記憶すると共に、
    上記文字列情報を構成する全ての文字を含む複数の文字
    ごとに、該文字に対応する画像情報を記憶しており、 上記第2の通信装置は、上記固有の数字が外部から入力
    された場合に、該数字を表す選択信号を上記第1の通信
    装置に送信し、 上記第1の通信装置は、上記第2の通信装置から上記選
    択信号が送信された場合に、上記記憶している文字列情
    報のうち、該選択信号が表す数字に対応する文字列情報
    を取得し、上記記憶している画像情報のうち、該取得し
    た文字列情報を構成する全ての文字に対応する画像情報
    を取得し、該取得した画像情報を印刷することを特徴と
    するメッセージ情報通信方法。
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