JPH0897785A - 放送または通信の方法もしくはそれに用いられる装置 - Google Patents

放送または通信の方法もしくはそれに用いられる装置

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JPH0897785A
JPH0897785A JP6227118A JP22711894A JPH0897785A JP H0897785 A JPH0897785 A JP H0897785A JP 6227118 A JP6227118 A JP 6227118A JP 22711894 A JP22711894 A JP 22711894A JP H0897785 A JPH0897785 A JP H0897785A
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億一 加来
Toru Kuroda
徹 黒田
Tsukasa Yamada
宰 山田
Tadashi Isobe
忠 磯部
Masayuki Takada
政幸 高田
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Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、効率的なバッテリセービングを行う
ことができ、また、メッセージデータへの付加データに
応じて効果的なメッセージ送信を行うことができる放送
または通信の方法もしくはそれに用いられる装置を提供
する。 【構成】端末を指定するグループ情報と呼出しすべき端
末の個別呼出データとを含むサブフレームデータを複数
含むフレームデータのFM放送局16から送信し、FM
多重受信装置17により、予め自己に割当てられている
サブレームデータを間欠受信するとともに、該サブフ
レームデータ中のグループ情報から呼出される可能性が
ない時には後の個別呼出データを受信することなく受信
部の電源をオフして間欠受信に入るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放送または通信の方法
もしくはそれに用いられる装置に関し、具体的には、F
M多重放送に適用しふ好適な送信、受信方法もしくはそ
れに用いられる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、FM電波に文字などの表示情報を
多重させて送信し、その表示情報を受信側に表示させる
サービスが考えられている。
【0003】このサービスは、いわゆる移動体FM文字
多重放送と呼ばれ、見えるラジオ(VISUAL IN
FORMASION RADIO)として実用化されつ
つある。
【0004】このFM文字多重放送は、FM放送局から
通常の放送音声情報に文字や数字などの表示情報を多重
させた放送電波を送信すると、このFM放送電波を受信
側端末である液晶などのディスプレイ付きラジオで受信
し、FM音声情報とこれに多重される表示情報とを分離
し、このうちの表示情報を文字コードに変換してディス
プレイ上に表示させるようにしたもので、これによりF
M放送を耳で聞きながら、例えば天気予報や交通情報な
どを文字情報として見ることができるようにしている。
【0005】ところで、最近、サービス情報提供に加え
て多重情報を利用して選択呼出サービスを提供すること
が考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
選択呼出しサービスを行うためには、受信側はいつ呼出
されるか解らないため、常に電源をオンしておかなけれ
ばならなず、消費電力の増大を招くという問題点があっ
た。
【0007】また、固定されたビットデータとしてメッ
セージデータを送ろうとした場合には、高ビットデータ
として送ろうとした時には、必要十分な情報を送ること
はできるが、簡単なメッセージでもメッセージデータ量
が増えてしまったり、低ビットデータとして送ろうとし
た時には、メッセージデータ量は少なくなるが必要十分
な情報を送ることができないという問題点があった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、効率的なバッテリセービングを行うことができ、ま
た、メッセージデータへの付加データに応じて効果的な
メッセージ送信を行うことができる放送または通信の方
法もしくはそれに用いられる装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の一構成例とし
て、送信側は呼出す可能性のある端末を指定するグルー
プ情報と呼出しすべき端末の個別呼出データとを含むサ
ブフレームデータを複数含むフレームデータを送信し、
受信側は前記フレームデータ中の予め自己に割当てられ
ているサブクレームデータを間欠受信し、該サブフレー
ムデータ中の前記グループ情報を受信して呼出される可
能性がない時には後の個別呼出データを受信せずに受信
部の電源をオフして間欠受信に入るように構成されてい
る。この場合、後述する一実施例の関係でいうならば、
グループ情報は図12の「IDグループ」に対応し、個
別呼出データは、図12のIDコード(24ビット)に
対応する。
【0010】本発明の別の構成例では、送信側は呼出し
すべき複数の端末それぞれの個別呼出データと各端末宛
てのメッセージデータとを含むサブフレームデータを複
数含むフレームデータを送信し、受信側は前記フレーム
データ中の予め自己に割り当てられているサブフレーム
データを間欠受信し、前記個別呼出データ群の中に自己
の個別呼出データがないときには後の各端末宛てのメッ
セージデータを受信せずに受信部の電源をオフして間欠
受信に入るように構成されている。
【0011】本発明の別の構成例では、送信側は呼出す
可能性のある複数の移動体端末を指定するグループ情報
と、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データ
と、各端末宛のメッセージデータとを含むサブデータフ
レームを複数含むフレームデータを送信し、受信側は前
記フレームデータ中の予め自己に割当てられているサブ
フレームデータを間欠受信し、該サブフレームデータ中
の前記グループ情報を受信して呼出される可能性がない
ときには後の複数の個別呼出データを受信しないように
し、呼出される可能性があるときには後の複数の個別呼
出データを受信し、該個別呼出データ中に自己の個別呼
出データがないときには後の各端末宛てのメッセージデ
ータを受信せずに受信部の電源をオフして間欠受信に入
るように構成されている。
【0012】本発明の別の構成例では、送信側は呼出す
べき送信側の個別呼出データの一部のビットデータを用
いて、呼出す可能性のある端末を指定するグループ情報
を生成し、この生成したグループ情報を送信した後に呼
出すべき端末の個別呼出データを送信し、受信側は前記
グループ情報を受信し、呼出される可能性がないときに
は前記個別呼出データを受信しないように構成されてい
る。
【0013】本発明の別の構成例では、送信側は呼出す
べき複数の端末それぞれの個別呼出データを順次送信
し、これらの個別呼出データを送信した後に各端末宛て
のメッセージデータを、端末の個別呼出データを送信し
た順序で送信し、受信側は送信側から送信された複数の
個別呼出しデータを受信し、該個別呼出データ中に自己
の個別呼出データがないときには後の各端末宛てのメッ
セージデータを受信しないように構成されている。
【0014】本発明の別の構成例では、送信側は呼出す
べき複数の端末の個別呼出データの一部のビットデータ
を用いて、呼出す可能性のある端末を指定するグループ
情報を生成し、この生成したグループ情報を送信した後
に、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データを
順次送信し、これらの個別呼出データを送信した後に各
端末宛てのメッセージを端末の個別呼出データを送信し
た順序で送信し、受信側は前記グループ情報を受信し、
呼出される可能性がないときには後の複数の個別呼出デ
ータを受信しないようにし、呼出される可能性があると
きには後の複数の個別呼出データを受信し、該個別呼出
データ中に自己の個別呼出データがないときには後の各
端末宛てのメッセージデータを受信しないように構成さ
れている。
【0015】本発明の一つの側面によれば、送信側はメ
ッセージデータの先頭部に、メッセージデータ長を表す
データを付加して送信し、受信側は前記メッセージデー
タ長を表すデータを受信し、該データに基づいて続くメ
ッセージデータを受信するように構成されている。
【0016】本発明一つの側面によれば、送信側はメッ
セージデータの先頭部に、メッセージデータの文字種を
表すデータとメッセージデータ長を表すデータとを付加
して送信し、受信側は前記メッセージデータの文字種を
表すデータとメッセージデータ長を表すデータとを受信
し、該データに基づいて続くメッセージデータの受信、
データ処理を行うように構成されている。
【0017】本発明の一つの具体例では、前記文字種を
表すデータが定型メッセージを表すコードである場合、
前記メッセージデータ長を表すデータに代えて、定型メ
ッセージを指定する番号データを送受信するように構成
されている。
【0018】以上は、本発明を放送または通信の送受信
方法に適用したものである。この他に、本発明を放送ま
たは通信の送信方法に適用することができる。具体的に
は、次の通りである。
【0019】本発明の一構成例として、受信側の端末を
選択的に呼出する送信方法において、呼出す可能性のあ
る端末を指定するグループ情報と呼出すべき端末の個別
呼出データとを含むサブフレームデータを複数含むフレ
ームデータを送信するように構成されている。
【0020】本発明の別の構成例では、受信側の複数の
端末にそれぞれ個別の情報を送信する送信方法におい
て、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データと
各端末宛てのメッセージデータとを含むサブフレームデ
ータを複数含むフレームデータを送信するように構成さ
れている。
【0021】本発明の別の構成例では、受信側の複数の
端末にそれぞれ個別の情報を送信する送信方法におい
て、呼出す可能性のある複数の端末を指定するグループ
情報と、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出デー
タと、各端末宛てのメッセージデータとを含むサブフレ
ームデータを複数含むフレームデータを送信するように
構成されている。
【0022】本発明の別の構成例では、受信側の端末を
選択的に呼出す送信方法において、呼出すべき端末の個
別呼出データの一部のビットデータを用いて、呼出す可
能性のある端末を指定するグループ情報を生成し、この
生成したグループ情報を送信した後に呼出すべき端末の
個別呼出しデータを送信するように構成されている。
【0023】本発明の別の構成例では、受信側の複数の
端末にそれぞれ個別の情報を送信する送信方法におい
て、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データを
順次送信し、これらの個別呼出データを送信した後に各
端末宛てのメッセージデータを、端末の個別呼出データ
を送信した順序で送信するように構成されている。
【0024】本発明の別の構成例では、受信側の複数の
端末にそれぞれ個別の情報を送信する送信方法におい
て、呼出すべき複数の端末の個別呼出データの一部のビ
ットデータを用いて、呼出す可能性のある端末を指定す
るグループ情報を生成し、この生成したグループ情報を
送信した後に呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出
データを順次送信し、これらの個別呼出データを送信し
た後に各端末宛てのメッセージデータを、端末の個別呼
出データを送信した順序で送信するように構成されてい
る。
【0025】本発明の一つの側面によれば、メッセージ
データを送信する送信方法において、メッセージデータ
の先頭部に、メッセージデータ長を表すデータを付加し
て送信するように構成されている。
【0026】本発明の他の一つの側面によれば、メッセ
ージデータを送信する送信方法において、メッセージデ
ータの先頭部に、メッセージデータの文字種を表すデー
タとメッセージデータ長を表すデータとを付加して送信
するように構成されている。
【0027】本発明の一つの具体例では、前記文字種を
表すデータとして定型メッセージを表すコード送信する
場合、前記メッセージデータ長を表すデータに代えて、
定型メッセージを指定する番号データを送信するように
構成されている。
【0028】次に、本発明を放送または通信の受信方法
に適用して構成すると以下のようになる。
【0029】本発明の一構成例として、送信局から送信
される呼出す可能性のある端末を指定するグループ情報
と呼出すべき端末の個別呼出データとを含むサブフレー
ムデータを複数含むフレームデータ中の予め自己に割当
てられているサブフレームデータを間欠受信し、該サブ
フレームデータ中の前記グループ情報を受信して呼出さ
れる可能性がないときには後の個別呼出データを受信せ
ずに受信部の電源をオフして間欠受信に入るように構成
されている。
【0030】本発明の別の構成例では、送信局から送信
される呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データ
と各端末宛てのメッセージデータとを含むサブフレーム
データを複数含むフレームデータ中の予め自己に割当て
られているサブフレームデータを間欠受信し、前記個別
呼出データ中に自己の個別呼出データがないときには後
の各端末宛てのメッセージデータを受信せずに受信部の
電源をオフして間欠受信に入るように構成されている。
【0031】本発明の別の構成例では、送信装置から送
信される呼出す可能性のある複数の端末を指定するグル
ープ情報と、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出
データと、各端末宛てのメッセージデータとを含むサブ
フレームデータを複数含むフレームデータ中の予め自己
に割当てられているサブフレームデータを間欠受信し、
該サブフレームデータ中の前記グループ情報を送信して
呼出される可能性がないときには後の複数の個別呼出デ
ータを受信しないようにし、呼出される可能性があると
きには後の複数の個別呼出データを受信し、該個別呼出
データ中に自己の個別呼出しデータがないときには後の
各端末宛てのメッセージデータを受信せずに受信部の電
源をオフして間欠受信に入るように構成されている。
【0032】本発明の別の構成例では、送信側から送信
すべき端末の個別呼出データの一部のビットデータを用
いて生成された呼出す可能性のある端末を指定するグル
ープ情報を受信し、呼出される可能性がないときには前
記個別呼出データの後に送信装置から送信される個別呼
出データを受信しないように構成されている。
【0033】本発明の別の構成例では、送信側から送信
される呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データ
を順次受信し、該個別呼出データ中に自己の個別呼出デ
ータがないときには前記個別呼出データの後に送信装置
から前記個別呼出データを送信した順序で送信される各
端末宛のメッセージデータを受信しないように構成され
ている。
【0034】本発明の別の構成例では、送信装置から送
信される呼出すべき複数の端末の個別呼出データの一部
のビットデータを用いて生成された呼出す可能性のある
端末を指定するグループ情報を受信し、呼出される可能
性がないときには前記グループ情報の後に送信装置から
順次送信される呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼
出データを受信しないようにし、呼出される可能性があ
るときには前記個別呼出データを順次受信し、該個別呼
出データ中に自己の個別呼出データがないときには前記
個別呼出データの後に送信装置から前記個別呼出データ
を送信した順序で送信される各端末宛てのメッセージデ
ータを受信しないように構成されている。
【0035】本発明の一つの側面によれば、送信装置か
ら送信されるメッセージデータの先頭部にメッセージデ
ータ長を表すデータが付加されたデータを受信し、前記
メッセージデータ長を表すデータに基づいて後のメッセ
ージデータを受信するように構成されている。
【0036】本発明の他の一つの側面によれば、送信装
置から送信されるメッセージデータの先頭部にメッセー
ジデータの文字種を表すデータとメッセージデータ長を
表すデータとが付加されたデータを受信し、該データに
基づいて後のメッセージデータの受信、データ処理を行
うように構成されている。
【0037】本発明の一つの具体例では、前記文字種を
表すデータが定型メッセージを表すコードである場合、
前記メッセージデータ長を表すデータに代えて送信装置
から送信された定型メッセージを指定する番号データに
基づく定型メッセージを表示するように構成されてい
る。
【0038】さらに、本発明を放送または通信の送信装
置として実現すると以下のようになる。
【0039】本発明の一構成例として、受信側の端末を
選択的に呼出す送信装置において、呼出す可能性のある
端末を指定するグループ情報と呼出すべき端末の個別呼
出データとを含むサブフレームデータを複数含むフレー
ムデータを送信する送信制御手段を備えるように構成さ
れている。
【0040】本発明の別の構成例では、受信側の複数の
端末にそれぞれ個別の情報を送信する送信装置におい
て、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データと
各端末宛てのメッセージデータとを含むサブフレームデ
ータを複数含むフレームデータを送信する送信制御手段
を備えるように構成されている。
【0041】本発明の別の構成例では、受信側の複数の
端末にそれぞれ個別の情報を送信する送信装置におい
て、呼出す可能性のある複数の端末を指定するグループ
情報と、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出デー
タと、各端末宛てのメッセージデータとを含むサブフレ
ームデータを複数含むフレームデータを送信する送信制
御手段を備えるように構成されている。
【0042】本発明の別の構成例では、受信側の端末を
選択的に呼出す送信装置において、呼出すべき端末の個
別呼出データの一部のビットデータを用いて、呼出す可
能性のある端末を指定するグループ情報を生成する生成
手段と、前記生成手段で生成したグループ情報を送信し
た後に呼出すべき端末の個別呼出データを送信する送信
制御手段とを備えるように構成されている。
【0043】本発明の別の構成例では、受信側の複数の
端末にそれぞれ個別の情報を送信する送信装置におい
て、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データを
順次送信し、これらの個別呼出データを送信した後に各
端末宛てのメッセージデータを、端末の個別呼出データ
を送信した順序で送信する送信制御手段を備えるように
構成されている。
【0044】本発明の別の構成例では、受信側の複数の
端末にそれぞれ個別の情報を送信する送信装置におい
て、呼出すべき複数の端末の個別呼出データの一部のビ
ットデータを用いて、呼出す可能性のある端末を指定す
るグループ情報を生成する生成手段と、前記生成手段で
生成したグループ情報を送信した後に呼出すべき複数の
端末それぞれの個別呼出データを順次送信し、これらの
個別呼出データを送信した後に各端末宛てのメッセージ
データを、端末の個別呼出データを送信した順序で送信
する送信制御手段とを備えるように構成されている。
【0045】本発明の一つの側面によれば、メッセージ
データを送信する送信装置において、メッセージデータ
の先頭部に、メッセージデータ長を表すデータを付加し
て送信する送信制御手段を備えるように構成されてい
る。
【0046】本発明の他の一つの側面によれば、メッセ
ージデータを送信する送信装置において、メッセージデ
ータの先頭部にメッセージデータの文字種を表すデータ
とメッセージデータ長を表すデータとを付加して送信す
る送信制御手段を備えるように構成されている。
【0047】本発明の一つの具体例では、前記文字種を
表すデータとして定型メッセージを表すコードを送信す
る場合、前記メッセージ長を表すデータに代えて、定型
メッセージを指定する番号データを送信する送信制御手
段を備えるように構成されている。
【0048】さらに、本発明は、放送または通信の受信
装置として実現すると以下のようになる。
【0049】本発明の一構成例として、送信装置から送
信される呼出す可能性のある端末を指定するグループ情
報と呼出すべき端末の個別呼出データとを含むサブフレ
ームデータを複数含むフレームデータ中の予め自己に割
当てられているサブフレームデータを間欠受信する受信
装置であって、前記サブフレームデータ中のグループ情
報に基づいて自己が呼出される可能性があるか否かを判
別するグループ判別手段と、前記グループ判別手段によ
り呼出される可能性がないと判別されたときには後の個
別呼出データを受信しないように制御する個別呼出デー
タ受信制御手段とにより構成されている。
【0050】本発明の別の構成例では、送信装置から送
信される呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出デー
タと各端末宛てのメッセージデータとを含むサブフレー
ムデータを複数含むフレームデータ中の予め自己に割り
当てられているサブフレームデータを間欠受信する受信
装置であって、前記複数の個別呼出データ中に自己の個
別呼出データがあるか否かを判別する個別呼出データ判
別手段と、前記個別呼出データ判別手段により自己の個
別呼出データがないと判別されたときには後の各端末宛
てのメッセージデータを受信しないように制御するメッ
セージデータ受信制御手段とにより構成されている。
【0051】本発明の別の構成例では、送信装置から送
信される呼出す可能性のある複数の端末を指定するグル
ープ情報と、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出
データと、各端末宛てのメッセージデータとを含むサブ
フレームデータを複数含むフレームデータ中の予め自己
に割当てられているサブフレームデータを間欠受信する
受信装置であって、前記サブフレームデータ中のグルー
プ情報に基づいて自己が呼出される可能性があるか否か
を判別するグループ判別手段と、前記グループ判別手段
により呼出される可能性がないと判別されたときには後
の複数の個別呼出データを受信しないように制御し、呼
出される可能性があると判別されたときには後の複数の
個別呼出データを受信するように制御する個別呼出デー
タ受信制御手段と、前記個別呼出データ受信制御手段に
より受信した複数の個別呼出データ中に自己の個別呼出
データがあるか否かを判別する個別呼出データ判別手段
と、前記個別呼出データ判別手段により自己の個別呼出
データがないと判別されたときには後の各端末宛てのメ
ッセージデータを受信しないように制御するメッセージ
データ受信制御手段とにより構成されている。
【0052】本発明の別の構成例では、送信装置から送
信される呼出すべき端末の個別呼出データの一部のビッ
トデータを用いて生成された呼出す可能性のある端末を
指定するグループ情報を受信する受信手段と、前記受信
手段で受信したグループ情報に基づいて自己が呼出され
る可能性があるか否かを判別するグループ判別手段と、
前記グループ判別手段により呼出される可能性がないと
判別されたときには前記グループ情報の後に送信装置か
ら送信される個別呼出データを受信しないように制御す
る個別呼出データ受信制御手段とにより構成されてい
る。
【0053】本発明の別の構成例では、送信装置から送
信される呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出デー
タを順次受信する受信手段と、前記受信手段で受信した
個別呼出データ中に自己の個別呼出データがあるか否か
を判別する個別呼出データ判別手段と、前記個別呼出デ
ータ判別手段により自己の個別呼出データがないと判別
されたときには前記個別呼出データの後に送信装置から
個別呼出データを送信した順序で送信される各端末宛て
のメッセージデータを受信しないように制御するメッセ
ージデータ受信制御手段とにより構成されている。
【0054】本発明の別の構成例では、送信装置から送
信される呼出すべき複数の端末の個別呼出データの一部
のビットデータを用いて生成された呼出す可能性のある
端末を指定するグループ情報を受信するグループ情報受
信手段と、前記グループ情報受信手段で受信したグルー
プ情報に基づいて自己が呼出される可能性があるか否か
を判別するグループ判別手段と、前記グループ判別手段
により呼出される可能性がないと判別されたときには前
記グループ情報の後の送信装置から送信される個別呼出
データを受信しないように制御し、呼出される可能性が
あると判別されたときには個別呼出データを受信するよ
うに制御する個別呼出データ受信制御手段と、前記個別
呼出データ受信制御手段により受信した個別呼出データ
中の自己の個別呼出データがあるか否かを判別する個別
呼出データ判別手段と、前記個別呼出データ判別手段に
より自己の個別呼出データがないと判別されたときには
前記個別呼出データの後に送信装置から個別呼出データ
を送信した順序で送信される各端末宛てのメッセージデ
ータを受信しないように制御するメッセージデータ受信
制御手段とにより構成されている。
【0055】本発明の一つの側面によれば、送信装置か
ら受信されるメッセージデータの先頭部に付加されるメ
ッセージデータ長を表すデータとを受信する受信手段
と、前記受信手段で受信したメッセージデータ長を表す
データに基づいて後のメッセージデータの受信を制御す
る制御手段とにより構成されている。
【0056】本発明の他の一つの側面によれば、送信装
置から受信されるメッセージデータの先頭部に付加され
るメッセージデータの文字種を表すデータとメッセージ
データ長を表すデータとを受信する受信手段と、前記受
信手段で受信したデータに基づいて後のメッセージデー
タの受信、データ処理を行う制御手段とにより構成され
ている。
【0057】本発明の一つの具体例では、前記文字種を
表すデータが定型メッセージを表すコードである場合、
前記メッセージ長を表すデータに代えて、送信装置から
送信される定型メッセージを指定する番号データに基づ
く定型メッセージを表示するように構成されている。
【0058】
【作用】この結果、請求項1乃至6記載の発明によれ
ば、放送または通信のための送受信方法として受信部の
電源を必要最小限オンするだけになり、効率的なバッテ
リセービングを行うことができる送受信方法が実現でき
る。
【0059】請求項7乃至9記載の発明によれば、メッ
セージデータの先頭部に、メッセージデータの文字種を
表すデータやメッセージデータ長を表すデータを付加し
たデータを送受信するようにしたので、これら付加デー
タに応じた処理により効果的なメッセージ送信を行うこ
とができる送受信方法が実現できる。
【0060】請求項10乃至15記載の発明によれば、
放送または通信のための送信方法として受信側で電源を
必要最小限オンさせるだけの動作を実現でき、効率的な
バッテリセービングを行うことができる送信方法が実現
できる。
【0061】請求項16乃至18記載の発明によれば、
メッセージデータの先頭部に、メッセージデータの文字
種を表すデータやメッセージデータ長を表すデータを付
加して送信できるので、受信側での、これら付加データ
に応じた処理により効果的なメッセージ送信を行うこと
ができる送信方法が実現できる。
【0062】請求項19乃至24記載の発明によれば、
放送または通信のための受信方法として受信部の電源を
必要最小限オンするだけになり、効率的なバッテリセー
ビングを行うことができる受信方法が実現できる。
【0063】請求項25乃至27記載の発明によれば、
メッセージデータの先頭部に、メッセージデータの文字
種を表すデータやメッセージデータ長を表すデータを付
加したデータを受信するようになるので、これら付加デ
ータに応じた処理により効果的なメッセージ送信を行う
ことができる受信方法が実現できる。
【0064】請求項28乃至33記載の発明によれば、
放送または通信のための送信装置として受信側で電源を
必要最小限オンさせるだけの動作を実現でき、効率的な
バッテリセービングを行うことができる送信装置が実現
できる。
【0065】請求項34乃至36記載の発明によれば、
メッセージデータの先頭部に、メッセージデータの文字
種を表すデータやメッセージデータ長を表すデータを付
加して送信できるので、受信側での、これら付加データ
に応じた処理により効果的なメッセージ送信を行うこと
ができる送信装置が実現できる。
【0066】請求項37乃至42記載の発明によれば、
放送または通信のための受信装置として受信部の電源を
必要最小限オンするだけになり、効率的なバッテリセー
ビングを行うことができる受信装置が実現できる。
【0067】請求項43乃至45記載の発明によれば、
メッセージデータの先頭部に、メッセージデータの文字
種を表すデータやメッセージデータ長を表すデータを付
加したデータを受信するようになるので、これら付加デ
ータに応じた処理により効果的なメッセージ送信を行う
ことができる受信装置が実現できる。
【0068】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い説明す
る。
【0069】図1は、本発明が適用されるFM多重放送
におけるページング通信システムの概略構成を示してい
る。図において、11は電話公衆網で、この電話公衆網
11には、ダイヤル電話12、プッシュホン13、パソ
コン14、専用端末15などの各種端末が接続されると
ともに、FM放送局16が接続され、ダイヤル電話1
2、プッシュホン13、パソコン14、専用端末15な
どの各種端末より所定の呼出番号を入力すると、FM放
送局16より通常の放送音声情報に個別呼出情報を含む
多重情報を付加させた放送電波が出力され、呼出番号に
相当するFM多重受信装置17に個別呼び出しがなされ
るようになっている。
【0070】図2は、このようなページング通信システ
ムに適用されるFM放送局16の概略構成を示してい
る。この場合、ステレオ音声信号L、Rは、ステレオ変
調器21に送られ、ここでのステレオ変調により合成さ
れ、FM変調器22でFM変調された後、送信機23よ
り出力される。一方、ページング情報処理部28からの
ページング情報は、符号化装置27で符号化され、多重
化装置26で多重化され、さらに誤り訂正付加回路25
で誤り訂正符号が付加された後、L−MSK変調器24
に送られ、ここでのL−MSK変調処理により、ステレ
オ音声信号L、Rの変調度に応じて多重レベルが制御さ
れ、多重情報として放送音声情報に付加され出力される
ようになっている。
【0071】なお、ページング情報処理部28は、本発
明における生成手段および送信制御手段を有し、呼出す
可能性のある端末を指定するIDグループ識別と呼出す
べき端末の複数の呼出IDおよび複数のメッセージデー
タを含むページングデータを生成し、符号化装置27に
出力する。また、符号化装置27、多重化装置26は、
本発明における送信制御手段を有し、ページングデータ
を含むサプフレームデータを複数含むフレームデータを
生成し、誤り生成付加装置25に出力する。
【0072】図3は、このようなページング通信システ
ムに適用されるFM多重受信装置17の概略構成を示し
ている。図において、31はアンテナで、このアンテナ
31には、受信部32を接続している。この受信部32
は、FMチューナ321とFM復調器322を有し、ア
ンテナ31で受信したFM文字多重信号をFMチューナ
321で選局同調した後、FM復調器322で復調する
ようにしている。なお、323は受信部32への電源供
給をオンオフするスイッチである。
【0073】そして、この受信部32のFM復調器32
2に音声情報再生部33を接続している。この音声情報
再生部33は、ステレオ復調部331とアンプ332、
333を有し、FM復調器322で復調された放送音声
情報のステレオ音声信号をステレオ復調部331でL信
号とR信号に分離し、アンプ332、333を介してス
ピーカ335、336よりステレオ音声として出力する
ようにしている。なお、334は音声情報再生部32へ
の電源供給をオンオフするスイッチである。
【0074】また、受信部32のFM復調器322に多
重情報再生部34を接続している。この多重情報再生部
34は、L−MSK復調器341、誤り訂正複号部34
2、ブロック識別符号検出回路343を有し、L−MS
K復調器341で、上述のステレオ音声信号L、Rの変
調度に応じて多重レベルを制御し、この復調された多重
信号について誤り訂正複号部342で誤り訂正処理を行
い、CPU35に与えるている。また、ブロック識別符
号検出回路343は、多重信号中のブロックの識別符号
を検出するもので、この検出結果をCPU35に与える
ようにしている。なお、344は多重情報再生部34へ
の電源供給をオンオフするスイッチである。
【0075】CPU35には、マイコン30、表示部3
6、ROM37、EEPROM38、受信データメモリ
39、定型メッセージメモリ40、キー入力部41、報
音部42を接続している。
【0076】マイコン30は、選局操作に応じてFMチ
ューナ321の受信周波数を切り換えるための制御を行
うようにしている。表示部36は、多重情報として送ら
れてきた文字やキャラクタなどのメッセージを表示する
ものである。ROM37は、CPU35のために予め用
意された制御プログラムを記憶するものである。EEP
ROM38は、誤り訂正複号部342で誤り訂正処理を
行うためのデータを記憶するものである。受信データメ
モリ39は、呼出しに際して送られてきたメッセージデ
ータを記憶するものである。定型メッセージメモリ40
は、予め定型的なメッセージを記憶したものである。キ
ー入力部41には各種スイッチが備えられており、この
うちのいずれかが操作された時に、対応するキーオン信
号をCPU35に送出するものである。報音部42は、
図示しない駆動回路を介して受信装置への呼出しを報知
するものである。そして、CPU35は、ROM37に
記憶された制御プログラムにしたがって、各回路を総括
的に制御するようになっている。
【0077】図4は、FM放送局16より送信されるF
M多重放送のフレーム構成を示している。この場合、各
フレームは、272のブロックから構成され、各ブロッ
クの先頭には、ブロック識別符号として、ブロック同期
およびフレーム同期を確立する16ビットのBIC(B
lock Identification Code)
が付加されている。また、272のブロックは、このう
ちの190のブロックがデータを伝送するデータパケッ
トとし、残りの82のブロックが列方向のパリティを伝
送するためのパリティパケットとしている。この82ブ
ロックのパリティパケットは、実際には全てのデータパ
ケットの縦方向のパリティを表し、バーストエラーに対
処するように図4のように分散配置される。
【0078】そして、この実施例では、選択呼出しサー
ビスのために1フレーム内に16個のサブフレームを分
割設定している。この場合、フレーム前半としてBIC
1のバケットNo3からNo13までに含まれるデータ
パケットをサブフレーム0、BIC3のバケットNo1
4からNo29までに含まれるをサブフレーム2、以
下、同様にしてBIC3のバケットNo113からNo
128までに含まれるデータパケットをサブフレーム7
とし、また、バケットNo136のパリティパケット以
降をフレーム後半として、BIC2のバケットNo13
9からNo149までに含まれるデータパケットをサブ
フレーム8、BIC3のバケットNo150からNo1
65までに含まれるデータパケットをサブフレーム9、
以下、同様にしてBIC3のバケットNo249からN
o264までに含まれるデータパケットをサブフレーム
15に設定している。
【0079】そして、これらNo0〜No15までの各
サブフレームには、上述したFM多重受信装置17のそ
れぞれに付与される呼出し用IDコード(28ビット構
成)の下位4ビット(下位第4〜第1ビット)のデータ
に対応いている。つまり、この場合、各FM多重受信装
置17は、IDコードの下位4ビットのデータに基づい
て16にグループ分けされたいずれかのグループに属す
るようになっていて、実質的に自己の属するグループに
対応するサブフレームを受信できるようになっている。
【0080】ここで、No0〜No15までのサブフレ
ームに対するバケットNoおよびID下位4ビットの関
係は、図6に示すようになっている。また、各ブロック
先頭の16ビットのBICのビットパターンは、図7に
示すようになっている。従って、図5にあるようにBI
C1〜4の変化でパケット内容の切り替わりやフレーム
の終了または新たなフレームの介しタイミングが分か
る。
【0081】次に、各サブフレームを構成する各データ
パケットは、図8(a)に示すように16ビットのプリ
フィクスと160ビットのページングデータからなる合
計176ビットであり、続いて14ビットのCRC(C
yclic Redundancy Code)および
82ビットのパリティが付加されている。
【0082】そして、このうちの16ビットのプリフィ
クスは、図8(b)に示すように4ビットのサービス識
別符号、1ビットの復号識別フラグ、1ビットの情報終
了フラグ、2ビットの更新フラグ、4ビットのデータグ
ループ番号、4ビットのデータパケット番号からなって
いる。ここで、4ビットのサービス識別は、データパケ
ットのデータ内容を識別するもので、ここでは「001
1」でページング情報専用であることを示している。ま
た、1ビットの復号識別フラグは、誤り訂正が横方向の
みの復号で即出力する必要がある場合は「1」、横縦横
の符号後に出力する場合は「0]になるもので、無線呼
出し専用モードでは、受信端末をバッテリーセーブのた
めに自己に割り当てられたサブフレームのみを受信する
構成にするもので、誤り訂正処理が横方向を行うべく
「1」になっている。1ビットの情報終了フラグは、あ
るデータグループで終了する場合は「1」とし、その他
の場合は「0」になっている。2ビットの更新フラグ
は、あるデータグループ番号で伝送するデータグループ
が更新された場合は1インクリメントして送出し、更新
されていない場合は、前回送出した更新フラグと同じフ
ラグを送出する。4ビットのデータグループ番号は、上
述した呼出し用IDコードの下位4ビットとし、バッテ
リーセービングのための間欠受信を可能にするためデー
タグループ番号ごとに予め送出するフレームのブロック
番号を定める。4ビットのデータパケット番号は、各デ
ータグループ番号ごとに伝送するデータパケット番号を
示している。このデータパケット番号は、「0」から順
に割り当てられる。
【0083】一方、図8(a)に示す160ビットのペ
ージングデータは、図9に示すようにセグメント1(共
通情報)、セグメント2(代替周波数情報)、セグメン
ト3(呼出しデータ)からなっている。なお、NULL
は、余った部分に挿入するデータであり、また、上述し
たセグメント1〜3の情報は、必ずしも全て送出するわ
けでなく、1つあるいは2つの場合もあり、とりわけセ
グメント1と2の情報の送出周期は長い。
【0084】そして、セグメント1(共通情報)は、図
10に示すように、8ビットの上位4ビットでセグメン
ト識別、下位4ビットによりセグメントデータバイト数
を設定している。この場合、セグメント識別符号「00
01」で、共通情報であることを表している。また、セ
グメントデータバイト数は、3バイト固定で、2段から
4段目に、それぞれスクランブルフラグ、PPIを設定
している。ここでのスクランブルフラグは、課金のため
のスクランブルとして、PPIは、ページング事業者識
別用のフラグである。
【0085】セグメント2(代替周波数情報)は、図1
1に示すように、8ビットの上位4ビットでセグメント
識別、下位4ビットによりセグメントデータバイト数を
設定している。この場合、セグメント識別符号「101
0」で、代替周波数情報であることを表している。ま
た、セグメントデータバイト数が、15以上になった場
合は、本来のセグメントデータバイト数エリアを「11
11」とした上で次のバイト(2段目)にデータバイト
数を表すデータを挿入してデータバイト数を判別できる
ようにしている。そして、セグメントデータバイト数を
表すデータの次には、1番目の基準放送局周波数、1〜
N番目までの代替周波数が書き込まれている。この場
合、基準放送局周波数は、自局を含み、その中継放送所
の周波数を表し、代替周波数は、基準放送局のAFの対
象となる、すなわち同一ページングを行っている隣接し
た放送局の周波数を表している。ここでの代替周波数
は、図10で述べたPPIおよび代替周波数の両方に一
致した時に同調するものとしている。
【0086】なお、上述したと同様なセグメント2(代
替周波数情報)は、M個分用意されている。
【0087】セグメント3(呼出しデータ)は、図12
に示すように、8ビットの上位4ビットセグメント識
別、下位4ビットによりセグメントデータバイト数を設
定している。この場合も、セグメント識別符号「110
1」で、呼出しデータ情報であることを表している。ま
た、セグメントデータバイト数が15以上になった場合
は、本来のセグメントデータバイト数エリアを「111
1」とした上で次のバイト(2段目)にデータバイト数
を表すデータを挿入してデータバイト数を判別できるよ
うにしている。
【0088】そして、セグメントデータバイト数を示す
データの次には、IDグループ識別符号として、16ビ
ットのフラグデータが設定されている。なお、図12で
は、セグメントデータバイト数を示すデータが2段目に
挿入されている場合を示しているので、IDグループ識
別符号は3段目、4段目に挿入される。この場合、ID
コードの下位b8〜b5ビットのデータを用いてID番
号を16グループに分け、そのグループが呼び出されて
いるかどうかを表すようにしている。例えば、b5=1
の時、IDコードの8ビット目から5ビット目までを値
として読んだ時、5(0101)となるIDが呼び出さ
れていること示している。
【0089】そして、5段目以降に個別呼出しデータ群
が書き込まれている。この場合、MID(0)は、それ
以下で呼び出されるIDにメッセージが含まれないこと
を示すもので、呼出し件数(N)と、1件目からN件目
までの各個別呼出しデータとしての呼出しIDの上位2
4ビット(第28〜第5ビット)が書き込まれ、次に、
MID(1)は、それ以下で呼び出されるIDにメッセ
ージを含むことを示すもので、呼出し件数(M)と、1
件目からM件目までの各個別呼出しデータとしての呼出
しIDが書き込まれている。
【0090】そして、これら個別呼出しデータ群に続け
て、メッセージデータ群が書き込まれている。この場
合、各件のメッセージデータの先頭には、文字種類とメ
ッセージデータ長さを表すデータが付加され、このよう
なメッセージデータがM件分書き込まれている。この場
合、文字種類は、2ビットからなり、「00」は定型メ
ッセージ指定、「01」は数字(4ビット)、「10」
は英数カナ(1バイト)、「11」は付加情報の文字符
号化を表している。
【0091】次に、以上のように構成した実施例の動作
を説明する。
【0092】まず、FM多重受信装置17により通常の
FM放送を受信する場合は、CPU35の指示により、
受信部32と音声情報再生部32の電源をオンにする
(制御線(B))。
【0093】この状態で、アンテナ31よりFM文字多
重放送を受信すると、FMチューナ321で選局同調し
た後、FM復調器322で復調され、このFM復調器3
22で復調された放送音声情報のステレオ音声信号は、
ステレオ復調部331でL信号とR信号に分離され、ア
ンプ332、333を介してスピーカ335、336よ
りステレオ音声として出力される。
【0094】次に、FM多重受信装置17により通常の
FM放送およびFM文字多重放送を受信する場合は、C
PU35の指示により、受信部32、音声情報再生部3
2および多重情報再生部34の全ての電源をオンにする
(制御線(A))。この場合、上述した放送音声情報の
受信とともに、一方、L−MSK復調器341で、ステ
レオ音声信号L、Rの変調度に応じて多重レベルを制御
して、多重信号が復調され、この復調された多重信号を
誤り訂正複号部342で誤り訂正処理をした後、CPU
35の指示より表示部36に文字情報として表示するよ
うになる。
【0095】なお、FM文字多重放送のみを受信する場
合は、受信部32と多重情報再生部34の電源をオンに
する(制御線(C))。ここで、無線呼出し専用モード
が指定された場合は、制御線(C)を使ってバッテリセ
ービングは信号をCPU35が送出する。
【0096】次に、無線呼出し専用モードが指定された
場合は、図13に示すフローチャートが実行される。
【0097】この場合、FM多重受信装置17は、ID
コードの下位4ビットのデータ(図8(b)のデータグ
ループ番号と対応)に基づいて16にグループ分けされ
たいずれかのグループに属するようにして、実質的に自
己の属するグループに対応するサブフレームを間欠受信
できるようになっている。
【0098】これにより、ステップ1301で自己のサ
ブフレームの受信開始タイミングかを判断する。ここ
で、YESと判断すると、ステップ1302で、CPU
35の指示により受信部32の電源をオンにする。そし
て、ステップ1303で、自己のサブフレームの受信終
了タイミングかを判断し、ここでNOならば、ステップ
1305で、該当サブフレームを構成するデータパケッ
トについて、図8(b)に示すプリフィクスの4ビット
のサービス識別フラグを参照し、ページング情報専用の
サービス識別の検出を判断する。ここで、NOならば、
ステップ1303に戻って、上述したと同様な動作を実
行する。そして、自己のサブフレームの受信終了タイミ
ングを判断すると、ステップ1304で直ちにCPU3
5の指示により受信部32の電源をオフにする。つま
り、この場合、図16(a)に示す1フレームの自己の
サブフレーム(図示ではサブフレーム7)の受信開始タ
イミングで同図(b)に示すように電源を立ち上げる
が、ページング情報専用のサービス識別が検出されない
場合は、自己のサブフレームの受信終了タイミングで電
源オフとなる。
【0099】一方、ステップ1305で、ページング情
報専用のサービス識別検出ならば、ステップ1306に
進み、該当サブフレームを構成するデータパケットの図
9に示すページングデータを参照し、図12に示す呼出
しデータ情報のIDグループ識別中に自己のフラグと一
致するものがあるかを判断する。ここで、一致しなけれ
ば、ステップ1308で、直ちにCPU35の指示によ
り受信部32の電源をオフにする。この場合、図16
(c)に示すサブフレーム7の送信フォーマットにおい
て、IDグループ識別中に自己のフラグと一致するもの
がない場合で、同図(d)に示すように直ちに電源オフ
となる。
【0100】一方、ステップ1306で、自己のIDグ
ループ識別と一致すると判断し、YESならば、ステッ
プ1307で、図12に示す呼出しデータ情報中の1〜
N件目までのメッセージを含まない呼出しIDおよび1
〜M件目までのメッセージを有する呼出しIDの中から
自己宛てのIDをサーチする。
【0101】そして、ステップ1309で自己の呼出し
IDを検出したかを判断し、ここで、自己の呼出しID
を検出できずNOならば、ステップ1310で、直ちに
CPU35の指示により受信部32の電源をオフにす
る。この場合、図16(c)に示すサブフレーム7の送
信フォーマットの呼出しID群のサーチにおいて、自己
の呼出しIDが検出できない場合で、同図(e)の実線
に示すように直ちに電源オフとなる。
【0102】一方、ステップ1309で自己の呼出しI
Dを検出すると、ステップ1311に進み、自己宛ての
IDがメッセージ有りの呼出しIDかを判断する。
【0103】ここで、メッセージを含まない呼出しID
で、NOと判断すれば、メッセージを含まない自己の呼
出しIDのみを検出したことで、ステップ1312で、
CPU35の指示により受信部32の電源をオフすると
ともに、ステップ1313で、報音部42を駆動し、自
己の受信装置17に呼出しが有ったことを報知する。こ
の場合、図16(c)に示すサブフレーム7の送信フォ
ーマットの呼出しID群のサーチにおいて、メッセージ
を含まない自己の呼出しIDのみを検出した場合で、同
図(e)の実線に示すように直ちに電源オフとなる。
【0104】一方、メッセージを有する呼出しIDを検
出し、YESと判断すれば、ステップ1318で、図1
2に示す呼出しデータ情報中から自己宛てのメッセージ
をサーチする。そして、ステップ1314で、CPU3
5の指示により受信データメモリ39に自己宛てのメッ
セージを記憶した後、ステップ1315で、CPU35
の指示により受信部32の電源をオフし、さらに、ステ
ップ1316で、報音部42を駆動し、さらに自己の受
信装置17に呼出しが有ったことを報知するとともに、
表示部36にメッセージを表示するようになる。この場
合、図16(c)に示すサブフレーム7の送信フォーマ
ットにおいて、メッセージを有する自己の呼出しIDを
検出した後、メッセージデータ群から自己宛てのメッセ
ージをメモリに取り込んだ場合で、同図(f)に示すよ
うに直ちに電源オフとする。
【0105】なお、表示部36でのメッセージ表示は、
図12に示す呼出しデータ情報中の自己宛てのメッセー
ジに指定された文字種に応じて定型メッセージ、数字、
英数カナなどを用いて行われる。
【0106】すなわち、図12に示すフォーマットの自
己宛てのメッセージデータの受信を開始すると、まず先
頭の文字種を表す2ビットデータでメッセージの文字種
を識別し、該データが定型メッセージを指定する「0
0」である場合は、続いて受信するメッセージデータ長
を表すデータに代えてFM放送局16から送信された定
型メッセージメモリ40に記憶されている定型メッセー
ジを指定する番号を記憶し、受信部32の電源をオフす
る。また、文字種を表す2ビットデータが定型メッセー
ジを指定するデータでないとき(つまり「01」「1
0」「11」の時は、続いて受信するメッセージデータ
長を、該判別されたデータ量のメッセージを取り込み記
憶して受信部32の電源をオフする。
【0107】次に、図14は、FM多重受信装置17で
無線呼出し専用モードが指定された場合の他の動作例を
示すもので、この場合、同図に示すフローチャートが実
行される。
【0108】この場合も、ステップ1401で自己のサ
ブフレームの受信開始タイミングかを判断する。ここ
で、YESと判断すると、ステップ1402で、CPU
35の指示により受信部32の電源をオンにする。そし
て、ステップ1403で、自己のサブフレームの受信終
了タイミングかを判断し、ここでNOならば、ステップ
1405で、該当サブフレームを構成するデータパケッ
トについて、図8(b)に示すプリフィクスの4ビット
のサービス識別フラグを参照して、ページング情報専用
のサービス識別検出かを判断する。ここで、NOなら
ば、ステップ1403に戻って、上述したと同様な動作
を実行する。そして、自己のサブフレームの受信終了タ
イミングを判断すると、ステップ1404で直ちにCP
U35の指示により受信部32の電源をオフにする。
【0109】一方、ステップ1405で、ページング情
報専用のサービス識別検出ならば、ステップ1406に
進み、該当サブフレームを構成するデータパケットの図
9に示すページングデータを参照し、図12に示す呼出
しデータ情報のIDグループ識別が自己のものに一致す
るかを判断する。ここで、一致しなければ、ステップ1
407で、直ちにCPU35の指示により受信部32の
電源をオフにする。
【0110】一方、ステップ1406で、自己のIDグ
ループ識別と一致すると判断し、YESならば、ステッ
プ1408で、図12に示す呼出しデータ情報中の1〜
N件目までのメッセージを含まない呼出しIDの中から
自己宛てのIDをサーチする。そして、このステップ1
408で、自己の呼出しIDを検出してYESならば、
ステップ1409に進み、CPU35の指示により受信
部32の電源をオフするとともに、ステップ1410
で、報音部42を駆動し、自己の受信装置17に呼出し
が有ったことを報知する。この場合は、図16(e)の
破線に示すように直ちに電源オフとなる。一方、ステッ
プ1408で、メッセージを含まない呼出しIDの中か
ら自己宛てのIDが検出されず、NOならば、ステップ
1411に進み、今度は、図12に示す呼出しデータ情
報中のM件目までのメッセージを有する呼出しIDの中
から自己宛てのIDをサーチする。ここで、メッセージ
を有する呼出しIDのサーチ時には、呼出しIDの件数
をカウントしながらサーチしていく。
【0111】ここで、自己宛てのIDが検出できず、N
Oならば、ステップ1412で、直ちにCPU35の指
示により受信部32の電源をオフにする。この場合は、
図16(e)の実線に示すように直ちに電源オフとな
る。一方、メッセージを有する呼出しIDの中から自己
宛てのIDを検出し、YESと判断すれば、ステップ1
413で、CPU35の指示により受信データメモリ3
9に自己宛てのメッセージを記憶、また、ここで自己宛
てのメッセージデータをサーチする場合は、文字種情報
やメッセージデータフ長情報に基づいてバイト数カウン
タでメッセージの件数をカウントし、呼出しIDが自己
の呼出しであったときのカウント値と一致するメッセー
ジを記憶する。次に、ステップ1414で、CPU35
の指示により受信部32の電源をオフし、さらに、ステ
ップ1415で、報音部42を駆動し、自己の受信装置
17に呼出しが有ったことを報知するとともに、表示部
36にメッセージを表示するようになる。この場合も表
示部36でのメッセージ表示は、図12に示す呼出しデ
ータ情報中の自己宛てのメッセージに指定された文字種
に応じて定型メッセージ、数字、英数カナなどを用いて
行われる。すなわち、文字種を表すデータが「01」の
ときは、メッセージを4ビットデータ(数字データ)と
して処理し、「10」のときはメッセージを1バイトデ
ータ(英数カナデータ)として処理し、「11」のとき
はメッセージを2バイトデータ(例えば漢字データ)と
して処理して表示する。
【0112】次に、図15は、FM多重受信装置17で
無線呼出し専用モードが指定された場合の他例の動作例
を示すもので、同図に示すフローチャートが実行され
る。
【0113】この場合も、ステップ1501で自己のサ
ブフレームの受信開始タイミングかを判断する。ここ
で、YESと判断すると、ステップ1502で、CPU
35の指示により受信部32の電源をオンにする。そし
て、ステップ1503で、自己のサブフレームの受信終
了タイミングかを判断し、ここでNOならば、ステップ
1505で、該当サブフレームを構成するデータパケッ
トについて、図8(b)に示すプリフィクスの4ビット
のサービス識別フラグを参照して、ページング情報専用
のサービス識別検出かを判断する。ここで、NOなら
ば、ステップ1503に戻って、上述したと同様な動作
を実行する。そして、自己のサブフレームの受信終了タ
イミングを判断すると、ステップ1504で直ちにCP
U35の指示により受信部32の電源をオフにする。
【0114】一方、ステップ1505で、ページング情
報専用のサービス識別検出ならば、ステップ1506に
進み、該当サブフレームを構成するデータパケットの図
9に示すページングデータを参照し、図12に示す呼出
しデータ情報のIDグループ識別が自己のものに一致す
るかを判断する。ここで、一致しなければ、ステップ1
507で、直ちにCPU35の指示により受信部32の
電源をオフにする。
【0115】一方、ステップ1506で、自己のIDグ
ループ識別と一致すると判断し、YESならば、ステッ
プ1508で、図12に示す呼出しデータ情報中の1〜
N件目までのメッセージを含まない呼出しIDの中から
自己宛てのIDをサーチする。そして、このステップ1
508で、自己の呼出しIDを検出してYESならば、
ステップ1509に進み、フラグIをセットし、ステッ
プ1510に進む。一方、ステップ1508で、自己の
呼出しIDを検出せず、NOならば、フラグIをセット
することなく、ステップ1510に進む。
【0116】ステップ1510では、図12に示す呼出
しデータ情報中のM件目までのメッセージを有する呼出
しIDの中から自己宛てのIDをサーチする。
【0117】ここで、メッセージを有する自己宛てのI
Dが検出できず、NOならば、ステップ1511で、直
ちにCPU35の指示により受信部32の電源をオフ
し、フラグIがセットされない場合には、そのまま処理
を終了するが、セットされている場合には、さらに、ス
テップ1512で、報音部42を駆動するとともに、フ
ラグIをリセットする。
【0118】一方、ステップ1510で、メッセージを
有する自己宛てのIDが検出され、YESならば、ステ
ップ1513で、CPU35の指示により受信データメ
モリ39に自己宛てのメッセージを記憶した後、ステッ
プ1514で、CPU35の指示により受信部32の電
源をオフし、ステップ1515に進む。
【0119】ステップ1515では、フラグIがセット
されているかを判断し、ここで、NOならば、メッセー
ジを有する自己宛てのIDのみを検出した場合であり、
ステップ1516で、報音部42を駆動し、自己の受信
装置17に呼出しが有ったことを報知するとともに、表
示部36にメッセージを表示するようになる。この場合
の表示部36でのメッセージ表示は、図12に示す呼出
しデータ情報中の自己宛てのメッセージ文字種に応じて
定型メッセージ、数字、英数カナなどを用いて行われ
る。
【0120】一方、ステップ1515で、YESなら
ば、メッセージを含まない自己宛てのIDとメッセージ
を有する自己宛てのIDを同時に検出したことであり、
ステップ1517で、報音部42を駆動し、自己の受信
装置17に呼出しが有ったことを報知するとともに、表
示部36にメッセージを表示し、所定時間報知した後、
ステップ1518で報知を終了し、さらにステップ15
19で所定時間の経過を確認した後、ステップ1520
でフラグIをリセットし、再度報知を出力する。
【0121】なお、自己に割り当てられたIDが複数あ
る場合は、検出された全ての自己IDについて、どのI
Dで呼出されたかを区別する情報およびその呼出しがメ
ッセージ付きか否かを表す情報を対応させて記憶してい
き、自己宛てメッセージ有りの呼出しがある場合は、自
己宛てのメッセージを全件受信したかを、つまり2つの
自己IDでメッセージ付きの呼出しがあった場合は、こ
れら2件の自己宛てメッセージの受信を確認した後、受
信部32の電源をオフし、報音部42を駆動し、自己の
受信装置17に呼出しが有ったことを報知するととも
に、表示部36に何件の受信が有ったかの表示、または
1件目の受信メッセージと、後に何件あるかなどの表示
を行うようにすればよい。
【0122】また、上述した実施例では、FM放送局1
6が選択呼出サービスのページングデータとその他のサ
ービスデータを混在させて送信できるシステムを対象と
して説明したが、各サブフレームにおいて、呼出すべき
FM多重受信装置がある場合、ページングデータを必ず
そのソブフレームの先頭のブロックから挿入して送出す
る構成のシステムであってもよい。この場合、受信装置
17は、図13のステップ1305、図14のステップ
1405などにおいて、サブフレームの先頭のサービス
識別符号がページング情報を表す符号でないと判別され
た場合、直ちに受信部32の電源をオフさせることがで
きる。また、上記実施例では、ページングデータの間欠
受信に当たって受信部32の電源のみをオンオフ制御す
るようにしたが、受信部32の電源だけでなく、多重情
報再生部34の電源も同時にオンオフさせるようにして
もよい。このようにすると、受信装置17の電力消費を
さらに少なくすることができる。さらに、本実施例の受
信装置を通常のFM放送の受信とページングデータの受
信とを同時に行うモードに設定した場合には、受信部3
2は常時電源はオンしておく必要があるので、前述した
説明での受信部32の電源オンオフ制御に代えて情報再
生部34の電源をオンオフ制御すればよい。
【0123】なお、上記実施例では本発明をFM多重放
送を用いて選択呼出サービスを提供することについて適
用したが、これに限られるものでなく、無線通信を利用
するページングサービスや携帯情報端末に対する無線通
信においても本発明は適用できる。その他、各種通信や
放送に幅広く適用可能であり、その場合の周波数帯や伝
送方式などは種々選択できる。
【0124】以上説明した実施例では、送信側(放送
局)から、呼出す可能性のある複数の移動体端末を指定
するグループ情報(図12のIDグループ識別に対応す
る。)と複数の端末それぞれの個別呼出データ(図12
のIDコード(24ビットデータに対応する。))と各
端末宛てのメッセージデータとを含むサブフレームを複
数含むフレームデータを送信するようになっている。
【0125】そして、受信側では、フレームデータ中の
予め自己に割当てられているサブフレームデータを間欠
受信し、サブフレームデータ中のグループ情報を受信し
て呼出される可能性がないときには後の複数の個別呼出
データを受信しないようにする。そして、呼出される可
能性があるときには、後の複数の個別呼出データを受信
し、個別呼出データ中に自己の個別呼出データがないと
きには後の各端末宛てのメッセージデータを受信せずに
受信部の電源をオフして間欠受信に入る。
【0126】本発明は、このような構成のほかに、メッ
セージデータの転送を伴わないつまり呼出しだけを行う
ような送受信方法や送信方法(装置)、受信方法(装
置)としても実現できる。その場合の一構成例として
は、送信側から上述したグループ情報と個別呼出データ
とを含むサブフレームデータを複数含むフレームデータ
を送信する。そして受信側ではそれに応答し、フレーム
データ中の予め自己に割当てられているサブフレームデ
ータを間欠受信し、サブフレームデータの中のグループ
情報を受信して呼出される可能性がないときは後の個別
呼出データを受信せずに電源部の電源をオフして間欠受
信に入るようになる。
【0127】また、本発明では、上述したグループ情報
の送信を伴わない構成としても実現できる。
【0128】その場合は、送信側からは、複数の端末そ
れぞれの個別呼出データと各端末宛てのメッセージデー
タとを含むサブフレームデータを複数含むフレームデー
タを送信する。そして、受信側では、それに応答し、フ
レームデータ中の予め自己に割当てられているサブフレ
ームデータを間欠受信し、個別呼出データ郡の中に自己
の個別呼出データがないときには後の各端末宛てのメッ
セージデータを受信せずに受信部の電源をオフして間欠
受信に入る。
【0129】加えて、本発明にあっては、複数のサブレ
フームにフレームが分割設定されて通信されるもののほ
か、このようなサブフレーム構成をとらない送受信方法
や送信方法(装置)、受信方法(装置)としても実現で
きる。
【0130】例えば、このような場合、送信側は、呼出
すべき送信側の個別呼出データの一部のビットデータを
用いて、呼出す可能性のある端末を指定するグループ情
報を生成し、この生成したグループ情報を送信した後
に、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データを
順次送信し、これらの個別呼出データを送信した後に各
端末宛てのメッセージを端末の個別呼出データを送信し
た順序で送信することになる。そして、このような送信
信号を受信する受信側としては、グループ情報を受信
し、呼出される可能性がないときには後の複数の個別呼
出データを受信しないようにする。そして呼出される可
能性があるときには後の複数の個別呼出データを受信
し、個別呼出データ中に自己の個別呼出データがないと
きには後の各端末宛てのメッセージデータを受信しない
ことになる。
【0131】この発明は、このような構成のほかに、メ
ッセージデータの転送を伴わない、つまり呼出しだけを
行うような送受信方法や送信方法(装置)、受信方法
(装置)としても実現できる。具体的には、送信側は、
呼出すべき送信側の個別呼出データの一部のビットデー
タを用いて、呼出す可能性のある端末を指定するグルー
プ情報を生成し、この生成したグループ情報を送信した
後に、呼出すべき端末の個別呼出データを送信する。そ
してこれに応答して受信側は、前記グループ情報を受信
し、呼出される可能性がないときには個別呼出データを
受信しないようにする。
【0132】このほかにも、本発明はグループ情報の転
送を伴わない構成とすることができる。つまり、送信側
は、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データを
順次送信し、これらの個別呼出データを送信した後に各
端末宛てのメッセージデータを、端末の個別呼出データ
を送信した順序で送信するようになる。これに応答して
受信側としては、送信側から送信された複数の個別呼出
データを受信し、個別呼出データ中に自己の個別呼出デ
ータがないときには後の各端末宛てのメッセージデータ
を受信しないようにする。
【0133】このように、本発明は、種々の形態をとる
ことができ、いずれも受信側(受信装置)でのバッテリ
ーセービングについて有効な技術を提供するものであ
る。
【0134】更に、本発明は、別の観点からすれば、可
変長のデータ転送、データ通信に有効な技術を提供する
ことができる。
【0135】具体的には、上述した実施例のように、送
信側の構成として、メッセージデータの光頭部に、メッ
セージデータ長を表すデータ(図12の1〜M件目メッ
セージデータ長(バイト数)に対応する。)を送信する
ようになる。そして、受信側の構成としては、メッセー
ジデータ長を表すデータを受信し、このデータに基づく
メッセージデータを受信することになる。
【0136】このほかにも、データ転送、データ通信を
効率的に行うために、送信側の構成として、メッセージ
データの先頭部に、メッセージデータの文字種(図12
の1〜M件目文字種に対応する。)を表すデータとメッ
セージデータ長を表すデータとを付加して送信すること
が出来る。具体的な一例としては、文字種を表すデータ
が定型メッセージを表すコードとすることができる。こ
の場合、メッセージデータ長を表すデータは、定型メッ
セージを指定する番号データとなる。
【0137】そして、受信側は、このような文字種を表
すデータとメッセージデータ長を表すデータとを受信
し、それに続きメッセージデータを受信し、適宜処理し
て出力する。具体的には、表示処理をするが、上記した
定型メッセージの送信の場合は、定型メッセージメモリ
からメッセージ内容を、メッセージ番号データに従って
読み出し表示することとなる。
【0138】このような構成についても、上述した一実
施例に限られるものではないことは言うまでもない。
【0139】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、呼出
される可能性がない時には後のデータを受信することな
く受信側の電源をオフして間欠受信に入るようにするこ
とで、受信側での電源を必要最小限だけオンするように
できるので、効率的なバッテリセービングを実現するこ
とができ、また、メッセージデータの先頭部にメッセー
ジデータの文字種を表すデータやメッセージデータ長を
表すデータを付加するようにしたことで、これら付加デ
ータに応じた処理により効果的なメッセージ送信を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のページング通信システムの
概略構成を示す図、
【図2】一実施例に適用されるFM放送局の概略構成を
示す図。
【図3】一実施例に適用されるFM多重受信装置の概略
構成を示す図。
【図4】一実施例のFM多重放送のフレーム構成を示す
図。
【図5】FM多重放送のフレーム構成を複数のサブフレ
ームに分割した状態を示す図。
【図6】複数のサブフレームに対するバケットNoおよ
びID下位4ビットの関係を示す図。
【図7】ブロック識別符号のビットパターンを示す図。
【図8】サブフレームを構成するデータパケットの概略
構成を示す図。
【図9】データパケットを構成するページングデータの
概略構成を示す図。
【図10】ページングデータを構成する共通情報の概略
構成を示す図。
【図11】ページングデータを構成する代替周波数情報
の概略構成を示す図。
【図12】ページングデータを構成する呼出しデータ情
報の概略構成を示す図。
【図13】一実施例の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図14】一実施例の他の動作を説明するためのフロー
チャート。
【図15】一実施例の他の動作を説明するためのフロー
チャート。
【図16】一実施例の動作を説明するためのタイムチャ
ート。
【符号の説明】
11…電話公衆網、 12…ダイヤル電話、 13…プッシュホン、 14…パソコン、 15…専用端末、 16…FM放送局、 17…FM多重受信装置、 21…ステレオ変調器、 22…FM変調器、 23…送信機、 24…L−MSK変調器、 25…誤り訂正付加回路、 26…多重化装置、 27…符号化装置、 28…ページング情報処理部、 30…マイコン、 31…アンテナ、 32…受信部、 321…FMチューナ、 322…FM復調器、 323…電源スイッチ、 33…音声情報再生部、 331…ステレオ復調部、 332、333…アンプ、 334…電源スイッチ、 335、336…スピーカ、 34…多重情報再生部、 341…L−MSK復調器、 342…誤り訂正複号部、 343…ブロック識別符号検出回路、 344…電源スイッチ、 35…CPU、 36…表示部、 37…ROM、 38…EEPROM、 39…受信データメモリ、 40…定型メッセージメモリ、 41…キー入力部、 42…報音部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 放送または通信の方法もしくはそ
れに用いられる装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放送または通信の方法
もしくはそれに用いられる装置に関し、具体的には、F
M多重放送に適用し好適な送信、受信方法もしくはそ
れに用いられる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、FM電波に文字などの表示情報を
多重させて送信し、その表示情報を受信側に表示させる
サービスが考えられている。このサービスは、いわゆる
移動体FM文字多重放送と呼ばれ、見えるラジオ(VI
SUAL INFORMASION RADIO)とし
て実用化されつつある。
【0003】このFM文字多重放送は、FM放送局から
通常の放送音声情報に文字や数字などの表示情報を多重
させた放送電波を送信すると、このFM放送電波を受信
側端末である液晶などのディスプレイ付きラジオで受信
し、FM音声情報とこれに多重される表示情報とを分離
し、このうちの表示情報を文字コードに変換してディス
プレイ上に表示させるようにしたもので、これによりF
M放送を耳で聞きながら、例えば天気予報や交通情報な
どを文字情報として見ることができるようにしている。
ところで、最近、サービス情報提供に加えて多重情報を
利用して選択呼出サービスを提供することが考えられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
選択呼出しサービスを行うためには、受信側はいつ呼出
されるか解らないため、常に電源をオンしておかなけれ
ばならなず、消費電力の増大を招くという問題点があっ
た。
【0005】また、固定されたビットデータとしてメッ
セージデータを送ろうとした場合には、高ビットデータ
として送ろうとした時には、必要十分な情報を送ること
はできるが、簡単なメッセージでもメッセージデータ量
が増えてしまったり、低ビットデータとして送ろうとし
た時には、メッセージデータ量は少なくなるが必要十分
な情報を送ることができないという問題点があった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、効率的なバッテリセービングを行うことができ、ま
た、メッセージデータへの付加データに応じて効果的な
メッセージ送信を行うことができる放送または通信の方
法もしくはそれに用いられる装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一構成例とし
て、送信側は呼出す可能性のある端末を指定するグルー
プ情報と呼出すべき端末の個別呼出データとを含むサブ
フレームデータを複数含むフレームデータを送信し、受
信側は前記フレームデータ中の予め自己に割当てられて
いるサブレームデータを間欠受信し、該サブフレーム
データ中の前記グループ情報を受信して呼出される可能
性がないときには後の個別呼出データを受信せずに受信
部の電源をオフして間欠受信に入るように構成されてい
る。この場合、後述する一実施例の関係でいうならば、
グループ情報は図12の「IDグループ」に対応し、個
別呼出データは、図12のIDコード(24ビット)に
対応する。
【0008】本発明の別の構成例では、送信側は呼出す
べき複数の端末それぞれの個別呼出データと各端末宛て
のメッセージデータとを含むサブフレームデータを複数
含むフレームデータを送信し、受信側は前記フレームデ
ータ中の予め自己に割当てられているサブフレームデー
タを間欠受信し、前記個別呼出データ中に自己の個別呼
出データがないときには後の各端末宛てのメッセージデ
ータを受信せずに受信部の電源をオフして間欠受信に入
るように構成されている。
【0009】本発明の別の構成例では、送信側は呼出す
可能性のある複数の端末を指定するグループ情報と、呼
出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データと、各端
末宛のメッセージデータとを含むサブデータフレーム
を複数含むフレームデータを送信し、受信側は前記フレ
ームデータ中の予め自己に割当てられているサブフレー
ムデータを間欠受信し、該サブフレームデータ中の前記
グループ情報を受信して呼出される可能性がないときに
は後の複数の個別呼出データを受信しないようにし、呼
出される可能性があるときには後の複数の個別呼出デー
タを受信し、該個別呼出データ中に自己の個別呼出デー
タがないときには後の各端末宛てのメッセージデータを
受信せずに受信部の電源をオフして間欠受信に入るよう
に構成されている。
【0010】本発明の別の構成例では、送信側は呼出す
べき端末の個別呼出データの一部のビットデータを用い
て、呼出す可能性のある端末を指定するグループ情報を
生成し、この生成したグループ情報を送信した後に呼出
すべき端末の個別呼出データを送信し、受信側は前記グ
ループ情報を受信し、呼出される可能性がないときには
後の前記個別呼出データを受信しないように構成されて
いる。
【0011】本発明の別の構成例では、送信側は呼出す
べき複数の端末それぞれの個別呼出データを順次送信
し、これらの個別呼出データを送信した後に各端末宛て
のメッセージデータを、端末の個別呼出データを送信し
た順序で送信し、受信側は送信側から送信された複数の
個別呼出データを受信し、該個別呼出データ中に自己の
個別呼出データがないときには後の各端末宛てのメッセ
ージデータを受信しないように構成されている。
【0012】本発明の別の構成例では、送信側は呼出す
べき複数の端末の個別呼出データの一部のビットデータ
を用いて、呼出す可能性のある端末を指定するグループ
情報を生成し、この生成したグループ情報を送信した後
に、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データを
順次送信し、これらの個別呼出データを送信した後に各
端末宛てのメッセージを端末の個別呼出データを送信し
た順序で送信し、受信側は前記グループ情報を受信し、
呼出される可能性がないときには後の複数の個別呼出デ
ータを受信しないようにし、呼出される可能性があると
きには後の複数の個別呼出データを受信し、該個別呼出
データ中に自己の個別呼出データがないときには後の各
端末宛てのメッセージデータを受信しないように構成さ
れている。
【0013】本発明の一つの側面によれば、送信側はメ
ッセージデータの先頭部に、メッセージデータ長を表す
データを付加して送信し、受信側は前記メッセージデー
タ長を表すデータを受信し、該データに基づいて続くメ
ッセージデータを受信するように構成されている。
【0014】本発明の他の一つの側面によれば、送信側
はメッセージデータの先頭部に、メッセージデータの文
字種を表すデータとメッセージデータ長を表すデータと
を付加して送信し、受信側は前記メッセージデータの文
字種を表すデータとメッセージデータ長を表すデータと
を受信し、該データに基づいて続くメッセージデータの
受信、データ処理を行うように構成されている。
【0015】本発明の一つの具体例では、前記文字種を
表すデータが定型メッセージを表すコードである場合、
前記メッセージデータ長を表すデータに代えて、定型メ
ッセージを指定する番号データを送受信するように構成
されている。
【0016】以上は、本発明を放送または通信の送受信
方法に適用したものである。この他に、本発明を放送ま
たは通信の送信方法に適用することができる。具体的に
は、次の通りである。
【0017】本発明の一構成例として、受信側の端末を
選択的に呼出すためのデータの送信方法において、呼出
す可能性のある端末を指定するグループ情報と呼出すべ
き端末の個別呼出データとを含むサブフレームデータを
複数含むフレームデータを送信するように構成されてい
る。
【0018】本発明の別の構成例では、受信側の複数の
端末にそれぞれ個別の情報を送信する送信方法におい
て、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データと
各端末宛てのメッセージデータとを含むサブフレームデ
ータを複数含むフレームデータを送信するように構成さ
れている。
【0019】本発明の別の構成例では、受信側の複数の
端末にそれぞれ個別の情報を送信する送信方法におい
て、呼出す可能性のある複数の端末を指定するグループ
情報と、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出デー
タと、各端末宛てのメッセージデータとを含むサブフレ
ームデータを複数含むフレームデータを送信するように
構成されている。
【0020】本発明の別の構成例では、受信側の端末を
選択的に呼出すためのデータの送信方法において、呼出
すべき端末の個別呼出データの一部のビットデータを用
いて、呼出す可能性のある端末を指定するグループ情報
を生成し、この生成したグループ情報を送信した後に呼
出すべき端末の個別呼出データを送信するように構成さ
れている。
【0021】本発明の別の構成例では、受信側の複数の
端末にそれぞれ個別の情報を送信する送信方法におい
て、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データを
順次送信し、これらの個別呼出データを送信した後に各
端末宛てのメッセージデータを、端末の個別呼出データ
を送信した順序で送信するように構成されている。
【0022】本発明の別の構成例では、受信側の複数の
端末にそれぞれ個別の情報を送信する送信方法におい
て、呼出すべき複数の端末の個別呼出データの一部のビ
ットデータを用いて、呼出す可能性のある端末を指定す
るグループ情報を生成し、この生成したグループ情報を
送信した後に呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出
データを順次送信し、これらの個別呼出データを送信し
た後に各端末宛てのメッセージデータを、端末の個別呼
出データを送信した順序で送信するように構成されてい
る。
【0023】本発明の一つの側面によれば、メッセージ
データを送信する送信方法において、メッセージデータ
の先頭部に、メッセージデータ長を表すデータを付加し
て送信するように構成されている。
【0024】本発明の他の一つの側面によれば、メッセ
ージデータを送信する送信方法において、メッセージデ
ータの先頭部に、メッセージデータの文字種を表すデー
タとメッセージデータ長を表すデータとを付加して送信
するように構成されている。
【0025】本発明の一つの具体例では、前記文字種を
表すデータとして定型メッセージを表すコード送信す
る場合、前記メッセージデータ長を表すデータに代え
て、定型メッセージを指定する番号データを送信するよ
うに構成されている。
【0026】次に、本発明を放送または通信の受信方法
に適用して構成すると以下のようになる。本発明の一構
成例として、送信装置から送信される呼出す可能性のあ
る端末を指定するグループ情報と呼出すべき端末の個別
呼出データとを含むサブフレームデータを複数含むフレ
ームデータ中の予め自己に割当てられているサブフレー
ムデータを間欠受信し、該サブフレームデータ中の前記
グループ情報を受信して呼出される可能性がないときに
は後の個別呼出データを受信せずに受信部の電源をオフ
して間欠受信に入るように構成されている。
【0027】本発明の別の構成例では、送信装置から送
信される呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出デー
タと各端末宛てのメッセージデータとを含むサブフレー
ムデータを複数含むフレームデータ中の予め自己に割当
てられているサブフレームデータを間欠受信し、前記個
別呼出データ中に自己の個別呼出データがないときには
後の各端末宛てのメッセージデータを受信せずに受信部
の電源をオフして間欠受信に入るように構成されてい
る。
【0028】本発明の別の構成例では、送信装置から送
信される呼出す可能性のある複数の端末を指定するグル
ープ情報と、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出
データと、各端末宛てのメッセージデータとを含むサブ
フレームデータを複数含むフレームデータ中の予め自己
に割当てられているサブフレームデータを間欠受信し、
該サブフレームデータ中の前記グループ情報を信して
呼出される可能性がないときには後の複数の個別呼出デ
ータを受信しないようにし、呼出される可能性があると
きには後の複数の個別呼出データを受信し、該個別呼出
データ中に自己の個別呼出しデータがないときには後の
各端末宛てのメッセージデータを受信せずに受信部の電
源をオフして間欠受信に入るように構成されている。
【0029】本発明の別の構成例では、送信装置から送
される呼出すべき端末の個別呼出データの一部のビッ
トデータを用いて生成された呼出す可能性のある端末を
指定するグループ情報を受信し、呼出される可能性がな
いときにはグループ情報の後に送信装置から送信される
個別呼出データを受信しないように構成されている。
【0030】本発明の別の構成例では、送信装置から送
信される呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出デー
タを順次受信し、該個別呼出データ中に自己の個別呼出
データがないときには前記個別呼出データの後に送信装
置から前記個別呼出データを送信した順序で送信される
各端末宛のメッセージデータを受信しないように構成
されている。
【0031】本発明の別の構成例では、送信装置から送
信される呼出すべき複数の端末の個別呼出データの一部
のビットデータを用いて生成された呼出す可能性のある
端末を指定するグループ情報を受信し、呼出される可能
性がないときには前記グループ情報の後に送信装置から
順次送信される呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼
出データを受信しないようにし、呼出される可能性があ
るときには前記個別呼出データを順次受信し、該個別呼
出データ中に自己の個別呼出データがないときには前記
個別呼出データの後に送信装置から前記個別呼出データ
を送信した順序で送信される各端末宛てのメッセージデ
ータを受信しないように構成されている。
【0032】本発明の一つの側面によれば、送信装置か
ら送信されるメッセージデータの先頭部にメッセージデ
ータ長を表すデータが付加されたデータを受信し、前記
メッセージデータ長を表すデータに基づいて後のメッセ
ージデータを受信するように構成されている。
【0033】本発明の他の一つの側面によれば、送信装
置から送信されるメッセージデータの先頭部にメッセー
ジデータの文字種を表すデータとメッセージデータ長を
表すデータとが付加されたデータを受信し、該データに
基づいて後のメッセージデータの受信、データ処理を行
うように構成されている。
【0034】本発明の一つの具体例では、前記文字種を
表すデータが定型メッセージを表すコードである場合、
前記メッセージデータ長を表すデータに代えて送信装置
から送信された定型メッセージを指定する番号データに
基づく定型メッセージを表示するように構成されてい
る。
【0035】さらに、本発明を放送または通信の送信装
置として実現すると以下のようになる。本発明の一構成
例として、受信側の端末を選択的に呼出すためのデータ
を送信する送信装置において、呼出す可能性のある端末
を指定するグループ情報と呼出すべき端末の個別呼出デ
ータとを含むサブフレームデータを複数含むフレームデ
ータを送信する送信制御手段を備えるように構成されて
いる。
【0036】本発明の別の構成例では、受信側の複数の
端末にそれぞれ個別の情報を送信する送信装置におい
て、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データと
各端末宛てのメッセージデータとを含むサブフレームデ
ータを複数含むフレームデータを送信する送信制御手段
を備えるように構成されている。
【0037】本発明の別の構成例では、受信側の複数の
端末にそれぞれ個別の情報を送信する送信装置におい
て、呼出す可能性のある複数の端末を指定するグループ
情報と、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出デー
タと、各端末宛てのメッセージデータとを含むサブフレ
ームデータを複数含むフレームデータを送信する送信制
御手段を備えるように構成されている。
【0038】本発明の別の構成例では、受信側の端末を
選択的に呼出すためのデータを送信する送信装置におい
て、呼出すべき端末の個別呼出データの一部のビットデ
ータを用いて、呼出す可能性のある端末を指定するグル
ープ情報を生成する生成手段と、前記生成手段で生成し
たグループ情報を送信した後に呼出すべき端末の個別呼
出データを送信する送信制御手段とを備えるように構成
されている。
【0039】本発明の別の構成例では、受信側の複数の
端末にそれぞれ個別の情報を送信する送信装置におい
て、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データを
順次送信し、これらの個別呼出データを送信した後に各
端末宛てのメッセージデータを、端末の個別呼出データ
を送信した順序で送信する送信制御手段を備えるように
構成されている。
【0040】本発明の別の構成例では、受信側の複数の
端末にそれぞれ個別の情報を送信する送信装置におい
て、呼出すべき複数の端末の個別呼出データの一部のビ
ットデータを用いて、呼出す可能性のある端末を指定す
るグループ情報を生成する生成手段と、前記生成手段で
生成したグループ情報を送信した後に呼出すべき複数の
端末それぞれの個別呼出データを順次送信し、これらの
個別呼出データを送信した後に各端末宛てのメッセージ
データを、端末の個別呼出データを送信した順序で送信
する送信制御手段とを備えるように構成されている。
【0041】本発明の一つの側面によれば、メッセージ
データを送信する送信装置において、メッセージデータ
の先頭部に、メッセージデータ長を表すデータを付加し
て送信する送信制御手段を備えるように構成されてい
る。
【0042】本発明の他の一つの側面によれば、メッセ
ージデータを送信する送信装置において、メッセージデ
ータの先頭部にメッセージデータの文字種を表すデータ
とメッセージデータ長を表すデータとを付加して送信す
る送信制御手段を備えるように構成されている。
【0043】本発明の一つの具体例では、前記文字種を
表すデータとして定型メッセージを表すコードを送信す
る場合、前記メッセージデータ長を表すデータに代え
て、定型メッセージを指定する番号データを送信する送
信制御手段を備えるように構成されている。
【0044】さらに、本発明は、放送または通信の受信
装置として実現すると以下のようになる。本発明の一構
成例として、送信装置から送信される呼出す可能性のあ
る端末を指定するグループ情報と呼出すべき端末の個別
呼出データとを含むサブフレームデータを複数含むフレ
ームデータ中の予め自己に割当てられているサブフレー
ムデータを間欠受信する受信装置であって、前記サブフ
レームデータ中のグループ情報に基づいて自己が呼出さ
れる可能性があるか否かを判別するグループ判別手段
と、前記グループ判別手段により呼出される可能性がな
いと判別されたときには後の個別呼出データを受信しな
いように制御する個別呼出データ受信制御手段とにより
構成されている。
【0045】本発明の別の構成例では、送信装置から送
信される呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出デー
タと各端末宛てのメッセージデータとを含むサブフレー
ムデータを複数含むフレームデータ中の予め自己に割当
てられているサブフレームデータを間欠受信する受信装
置であって、前記複数の個別呼出データ中に自己の個別
呼出データがあるか否かを判別する個別呼出データ判別
手段と、前記個別呼出データ判別手段により自己の個別
呼出データがないと判別されたときには後の各端末宛て
のメッセージデータを受信しないように制御するメッセ
ージデータ受信制御手段とにより構成されている。
【0046】本発明の別の構成例では、送信装置から送
信される呼出す可能性のある複数の端末を指定するグル
ープ情報と、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出
データと、各端末宛てのメッセージデータとを含むサブ
フレームデータを複数含むフレームデータ中の予め自己
に割当てられているサブフレームデータを間欠受信する
受信装置であって、前記サブフレームデータ中のグルー
プ情報に基づいて自己が呼出される可能性があるか否か
を判別するグループ判別手段と、前記グループ判別手段
により呼出される可能性がないと判別されたときには後
の複数の個別呼出データを受信しないように制御し、呼
出される可能性があると判別されたときには後の複数の
個別呼出データを受信するように制御する個別呼出デー
タ受信制御手段と、前記個別呼出データ受信制御手段に
より受信した複数の個別呼出データ中に自己の個別呼出
データがあるか否かを判別する個別呼出データ判別手段
と、前記個別呼出データ判別手段により自己の個別呼出
データがないと判別されたときには後の各端末宛てのメ
ッセージデータを受信しないように制御するメッセージ
データ受信制御手段とにより構成されている。
【0047】本発明の別の構成例では、送信装置から送
信される呼出すべき端末の個別呼出データの一部のビッ
トデータを用いて生成された呼出す可能性のある端末を
指定するグループ情報を受信するグループ情報受信手段
と、前記グループ情報受信手段で受信したグループ情報
に基づいて自己が呼出される可能性があるか否かを判別
するグループ判別手段と、前記グループ判別手段により
呼出される可能性がないと判別されたときには前記グル
ープ情報の後に送信装置から送信される個別呼出データ
を受信しないように制御する個別呼出データ受信制御手
段とにより構成されている。
【0048】本発明の別の構成例では、送信装置から送
信される呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出デー
タを順次受信する個別呼出データ受信手段と、前記個別
呼出データ受信手段で受信した個別呼出データ中に自己
の個別呼出データがあるか否かを判別する個別呼出デー
タ判別手段と、前記個別呼出データ判別手段により自己
の個別呼出データがないと判別されたときには前記個別
呼出データの後に送信装置から個別呼出データを送信し
た順序で送信される各端末宛てのメッセージデータを受
信しないように制御するメッセージデータ受信制御手段
とにより構成されている。
【0049】本発明の別の構成例では、送信装置から送
信される呼出すべき複数の端末の個別呼出データの一部
のビットデータを用いて生成された呼出す可能性のある
端末を指定するグループ情報を受信するグループ情報受
信手段と、前記グループ情報受信手段で受信したグルー
プ情報に基づいて自己が呼出される可能性があるか否か
を判別するグループ判別手段と、前記グループ判別手段
により呼出される可能性がないと判別されたときには前
記グループ情報の後送信装置から送信される個別呼出
データを受信しないように制御し、呼出される可能性が
あると判別されたときには個別呼出データを受信するよ
うに制御する個別呼出データ受信制御手段と、前記個別
呼出データ受信制御手段により受信した個別呼出データ
自己の個別呼出データがあるか否かを判別する個別
呼出データ判別手段と、前記個別呼出データ判別手段に
より自己の個別呼出データがないと判別されたときには
前記個別呼出データの後に送信装置から個別呼出データ
を送信した順序で送信される各端末宛てのメッセージデ
ータを受信しないように制御するメッセージデータ受信
制御手段とにより構成されている。
【0050】本発明の一つの側面によれば、送信装置か
信されるメッセージデータの先頭部に付加されるメ
ッセージデータ長を表すデータを受信する受信手段と、
前記受信手段で受信したメッセージデータ長を表すデー
タに基づいて後のメッセージデータの受信を制御する
制御手段とにより構成されている。
【0051】本発明の他の一つの側面によれば、送信装
置から送信されるメッセージデータの先頭部に付加され
るメッセージデータの文字種を表すデータとメッセージ
データ長を表すデータとを受信する受信手段と、前記受
信手段で受信したデータに基づいて後のメッセージデー
タの受信、データ処理を行う制御手段とにより構成され
ている。
【0052】本発明の一つの具体例では、前記文字種を
表すデータが定型メッセージを表すコードである場合、
前記メッセージデータ長を表すデータに代えて、送信装
置から送信され定型メッセージを指定する番号データ
に基づく定型メッセージを表示するように構成されてい
る。
【0053】
【作用】この結果、請求項1乃至6記載の発明によれ
ば、放送または通信のための送受信方法として受信部の
電源を必要最小限オンするだけになり、効率的なバッテ
リセービングを行うことができる送受信方法が実現でき
る。
【0054】請求項7乃至9記載の発明によれば、メッ
セージデータの先頭部に、メッセージデータの文字種を
表すデータやメッセージデータ長を表すデータを付加し
たデータを送受信するようにしたので、これら付加デー
タに応じた処理により効果的なメッセージ送信を行う
ことができる送受信方法が実現できる。
【0055】請求項10乃至15記載の発明によれば、
放送または通信のための送信方法として受信側で電源を
必要最小限オンさせるだけの動作を実現でき、効率的な
バッテリセービングを行うことができる送信方法が実現
できる。
【0056】請求項16乃至18記載の発明によれば、
メッセージデータの先頭部に、メッセージデータの文字
種を表すデータやメッセージデータ長を表すデータを付
加して送信できるので、受信側での、これら付加データ
に応じた処理により効果的なメッセージ送信を行うこと
ができる送信方法が実現できる。
【0057】請求項19乃至24記載の発明によれば、
放送または通信のための受信方法として受信部の電源を
必要最小限オンするだけになり、効率的なバッテリセー
ビングを行うことができる受信方法が実現できる。
【0058】請求項25乃至27記載の発明によれば、
メッセージデータの先頭部に、メッセージデータの文字
種を表すデータやメッセージデータ長を表すデータを付
加したデータを受信するようになるので、これら付加デ
ータに応じた処理により効果的なメッセージ送信を行
うことができる受信方法が実現できる。
【0059】請求項28乃至33記載の発明によれば、
放送または通信のための送信装置として受信側で電源を
必要最小限オンさせるだけの動作を実現でき、効率的な
バッテリセービングを行うことができる送信装置が実現
できる。
【0060】請求項34乃至36記載の発明によれば、
メッセージデータの先頭部に、メッセージデータの文字
種を表すデータやメッセージデータ長を表すデータを付
加して送信できるので、受信側での、これら付加データ
に応じた処理により効果的なメッセージ送信を行うこと
ができる送信装置が実現できる。
【0061】請求項37乃至42記載の発明によれば、
放送または通信のための受信装置として受信部の電源を
必要最小限オンするだけになり、効率的なバッテリセー
ビングを行うことができる受信装置が実現できる。
【0062】請求項43乃至45記載の発明によれば、
メッセージデータの先頭部に、メッセージデータの文字
種を表すデータやメッセージデータ長を表すデータを付
加したデータを受信するようになるので、これら付加デ
ータに応じた処理により効果的なメッセージ送信を行
うことができる受信装置が実現できる。
【0063】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い説明す
る。図1は、本発明が適用されるFM多重放送における
ページング通信システムの概略構成を示している。図に
おいて、11は電話公衆網で、この電話公衆網11に
は、ダイヤル電話12、プッシュホン13、パソコン1
4、専用端末15などの各種端末が接続されるととも
に、FM放送局16が接続され、ダイヤル電話12、プ
ッシュホン13、パソコン14、専用端末15などの各
種端末より所定の呼出番号を入力すると、FM放送局1
6より通常の放送音声情報に個別呼出情報を含む多重情
報を付加させた放送電波が出力され、呼出番号に相当す
るFM多重受信装置17に個別呼び出しがなされるよう
になっている。
【0064】図2は、このようなページング通信システ
ムに適用されるFM放送局16の概略構成を示してい
る。この場合、ステレオ音声信号L、Rは、ステレオ変
調器21に送られ、ここでのステレオ変調により合成さ
れ、FM変調器22でFM変調された後、送信機23よ
り出力される。一方、ページング情報処理部28からの
ページング情報は、符号化装置27で符号化され、多重
化装置26で多重化され、さらに誤り訂正付加装置25
で誤り訂正符号が付加された後、L−MSK変調器24
に送られ、ここでのL−MSK変調処理により、ステレ
オ音声信号L、Rの変調度に応じて多重レベルが制御さ
れ、多重情報として放送音声情報に付加され出力される
ようになっている。
【0065】なお、ページング情報処理部28は、本発
明における生成手段および送信制御手段を有し、呼出す
可能性のある端末を指定するIDグループ識別と呼出す
べき端末の複数の呼出IDおよび複数のメッセージデー
タを含むページングデータを生成し、符号化装置27に
出力する。また、符号化装置27、多重化装置26は、
本発明における送信制御手段を有し、ページングデータ
を含むサフレームデータを複数含むフレームデータを
生成し、誤り訂正付加装置25に出力する。
【0066】図3は、このようなページング通信システ
ムに適用されるFM多重受信装置17の概略構成を示し
ている。図において、31はアンテナで、このアンテナ
31には、受信部32を接続している。この受信部32
は、FMチューナ321とFM復調器322を有し、ア
ンテナ31で受信したFM文字多重信号をFMチューナ
321で選局同調した後、FM復調器322で復調する
ようにしている。なお、323は受信部32への電源供
給をオンオフするスイッチである。
【0067】そして、この受信部32のFM復調器32
2に音声情報再生部33を接続している。この音声情報
再生部33は、ステレオ復調部331とアンプ332、
333を有し、FM復調器322で復調された放送音声
情報のステレオ音声信号をステレオ復調部331でL信
号とR信号に分離し、アンプ332、333を介してス
ピーカ335、336よりステレオ音声として出力する
ようにしている。なお、334は音声情報再生部32へ
の電源供給をオンオフするスイッチである。
【0068】また、受信部32のFM復調器322に多
重情報再生部34を接続している。この多重情報再生部
34は、L−MSK復調器341、誤り訂正複号34
2、ブロック識別符号検出回路343を有し、L−MS
K復調器341で、上述のステレオ音声信号L、Rの変
調度に応じて多重レベルを制御し、この復調された多重
信号について誤り訂正複号342で誤り訂正処理を行
い、CPU35に与えるている。また、ブロック識別符
号検出回路343は、多重信号中のブロックの識別符号
を検出するもので、この検出結果をCPU35に与える
ようにしている。なお、344は多重情報再生部34へ
の電源供給をオンオフするスイッチである。
【0069】CPU35には、マイコン30、表示部3
6、ROM37、EEPROM38、受信データメモリ
39、定型メッセージメモリ40、キー入力部41、報
音部42を接続している。
【0070】マイコン30は、選局操作に応じてFMチ
ューナ321の受信周波数を切り換えるための制御を行
うようにしている。表示部36は、多重情報として送ら
れてきた文字やキャラクタなどのメッセージを表示する
ものである。ROM37は、CPU35のために予め用
意された制御プログラムを記憶するものである。EEP
ROM38は、誤り訂正複号342で誤り訂正処理を
行うためのデータを記憶するものである。受信データメ
モリ39は、呼出しに際して送られてきたメッセージデ
ータを記憶するものである。定型メッセージメモリ40
は、予め定型的なメッセージを記憶したものである。キ
ー入力部41には各種スイッチが備えられており、この
うちのいずれかが操作された時に、対応するキーオン信
号をCPU35に送出するものである。報音部42は、
図示しない駆動回路を介して受信装置への呼出しを報知
するものである。そして、CPU35は、ROM37に
記憶された制御プログラムにしたがって、各回路を総括
的に制御するようになっている。
【0071】図4は、FM放送局16より送信されるF
M多重放送のフレーム構成を示している。この場合、各
フレームは、272のブロックから構成され、各ブロッ
クの先頭には、ブロック識別符号として、ブロック同期
およびフレーム同期を確立する16ビットのBIC(B
lock Identification Code)
が付加されている。また、272のブロックは、このう
ちの190のブロックがデータを伝送するデータパケッ
トとし、残りの82のブロックが列方向のパリティを伝
送するためのパリティパケットとしている。この82ブ
ロックのパリティパケットは、実際には全てのデータパ
ケットの縦方向のパリティを表し、バーストエラーに対
処するように図4のように分散配置される。
【0072】そして、この実施例では、選択呼出しサー
ビスのために1フレーム内に16個のサブフレームを分
割設定している。この場合、フレーム前半としてBIC
1のケットNo3からNo13までに含まれるデータ
パケットをサブフレーム0、BIC3のバケットNo1
4からNo29までに含まれるをサブフレーム2、以
下、同様にしてBIC3のバケットNo113からNo
128までに含まれるデータパケットをサブフレーム7
とし、また、ケットNo136のパリティパケット以
降をフレーム後半として、BIC2のケットNo13
9からNo149までに含まれるデータパケットをサブ
フレーム8、BIC3のケットNo150からNo1
65までに含まれるデータパケットをサブフレーム9、
以下、同様にしてBIC3のケットNo249からN
o264までに含まれるデータパケットをサブフレーム
15に設定している。
【0073】そして、これらNo0〜No15までの各
サブフレームには、上述したFM多重受信装置17のそ
れぞれに付与される呼出し用IDコード(28ビット構
成)の下位4ビット(下位第4〜第1ビット)のデータ
に対応ている。つまり、この場合、各FM多重受信装
置17は、IDコードの下位4ビットのデータに基づい
て16にグループ分けされたいずれかのグループに属す
るようになっていて、実質的に自己の属するグループに
対応するサブフレームを受信できるようになっている。
【0074】ここで、No0〜No15までのサブフレ
ームに対するケットNoおよびID下位4ビットの関
係は、図6に示すようになっている。また、各ブロック
先頭の16ビットのBICのビットパターンは、図7に
示すようになっている。従って、図5にあるようにBI
C1〜4の変化でパケット内容の切り替わりやフレーム
の終了または新たなフレームの開始タイミングが分か
る。
【0075】次に、各サブフレームを構成する各データ
パケットは、図8(a)に示すように16ビットのプリ
フィクスと160ビットのページングデータからなる
合計176ビットであり、続いて14ビットのCRC
(Cyclic Redundancy Code)お
よび82ビットのパリティが付加されている。
【0076】そして、このうちの16ビットのプリフィ
クスは、図8(b)に示すように4ビットのサービス
識別符号、1ビットの復号識別フラグ、1ビットの情報
終了フラグ、2ビットの更新フラグ、4ビットのデータ
グループ番号、4ビットのデータパケット番号からなっ
ている。ここで、4ビットのサービス識別は、データパ
ケットのデータ内容を識別するもので、ここでは「00
11」でページング情報専用であることを示している。
また、1ビットの復号識別フラグは、誤り訂正が横方向
のみの復号で即出力する必要がある場合は「1」、横縦
横の符号後に出力する場合は「0]になるもので、無線
呼出し専用モードでは、受信端末をバッテリーセーブの
ために自己に割り当てられたサブフレームのみを受信す
る構成にするもので、誤り訂正処理を横方向に行うべく
「1」になっている。1ビットの情報終了フラグは、あ
るデータグループで終了する場合は「1」とし、その他
の場合は「0」になっている。2ビットの更新フラグ
は、あるデータグループ番号で伝送するデータグループ
が更新された場合は1インクリメントして送出し、更新
されていない場合は、前回送出した更新フラグと同じフ
ラグを送出する。4ビットのデータグループ番号は、上
述した呼出し用IDコードの下位4ビットとし、バッテ
リーセービングのための間欠受信を可能にするためデー
タグループ番号ごとに予め送出するフレームのブロック
番号を定める。4ビットのデータパケット番号は、各デ
ータグループ番号ごとに伝送するデータパケット番号を
示している。このデータパケット番号は、「0」から順
に割り当てられる。
【0077】一方、図8(a)に示す160ビットのペ
ージングデータは、図9に示すようにセグメント1(共
通情報)、セグメント2(代替周波数情報)、セグメン
ト3(呼出しデータ)からなっている。なお、NULL
は、余った部分に挿入するデータであり、また、上述し
たセグメント1〜3の情報は、必ずしも全て送出するわ
けでなく、1つあるいは2つの場合もあり、とりわけセ
グメント1と2の情報の送出周期は長い。
【0078】そして、セグメント1(共通情報)は、図
10に示すように、8ビットの上位4ビットでセグメン
ト識別、下位4ビットによりセグメントデータバイト数
を設定している。この場合、セグメント識別符号「00
01」で、共通情報であることを表している。また、セ
グメントデータバイト数は、3バイト固定で、2段から
4段目に、それぞれスクランブルフラグ、PPIを設定
している。ここでのスクランブルフラグは、課金のため
のスクランブルとして、PPIは、ページング事業者識
別用のフラグである。
【0079】セグメント2(代替周波数情報)は、図1
1に示すように、8ビットの上位4ビットでセグメント
識別、下位4ビットによりセグメントデータバイト数を
設定している。この場合、セグメント識別符号「101
0」で、代替周波数情報であることを表している。ま
た、セグメントデータバイト数が、15以上になった場
合は、本来のセグメントデータバイト数エリアを「11
11」とした上で次のバイト(2段目)にデータバイト
数を表すデータを挿入してデータバイト数を判別できる
ようにしている。そして、セグメントデータバイト数を
表すデータの次には、1番目の基準放送局周波数、1〜
N番目までの代替周波数が書き込まれている。この場
合、基準放送局周波数は、自局を含み、その中継放送所
の周波数を表し、代替周波数は、基準放送局のAFの対
象となる、すなわち同一ページングを行っている隣接し
た放送局の周波数を表している。ここでの代替周波数
は、図10で述べたPPIおよび代替周波数の両方に一
致した時に同調するものとしている。
【0080】なお、上述したと同様なセグメント2(代
替周波数情報)は、M個分用意されている。セグメント
3(呼出しデータ)は、図12に示すように、8ビット
の上位4ビットセグメント識別、下位4ビットにより
セグメントデータバイト数を設定している。この場合
も、セグメント識別符号「1101」で、呼出しデータ
情報であることを表している。また、セグメントデータ
バイト数が15以上になった場合は、本来のセグメント
データバイト数エリアを「1111」とした上で次のバ
イト(2段目)にデータバイト数を表すデータを挿入し
てデータバイト数を判別できるようにしている。
【0081】そして、セグメントデータバイト数を示す
データの次には、IDグループ識別符号として、16ビ
ットのフラグデータが設定されている。なお、図12で
は、セグメントデータバイト数を示すデータが2段目に
挿入されている場合を示しているので、IDグループ識
別符号は3段目、4段目に挿入される。この場合、ID
コードの下位b8〜b5ビットのデータを用いてID番
号を16グループに分け、そのグループが呼び出されて
いるかどうかを表すようにしている。例えば、b5=1
の時、IDコードの8ビット目から5ビット目までを値
として読んだ時、5(0101)となるIDが呼び出さ
れていること示している。
【0082】そして、5段目以降に個別呼出しデータ群
が書き込まれている。この場合、MID(0)は、それ
以下で呼び出されるIDにメッセージが含まれないこと
を示すもので、呼出し件数(N)と、1件目からN件目
までの各個別呼出しデータとしての呼出しIDの上位2
4ビット(第28〜第5ビット)が書き込まれ、次に、
MID(1)は、それ以下で呼び出されるIDにメッセ
ージを含むことを示すもので、呼出し件数(M)と、1
件目からM件目までの各個別呼出しデータとしての呼出
しIDが書き込まれている。
【0083】そして、これら個別呼出しデータ群に続け
て、メッセージデータ群が書き込まれている。この場
合、各件のメッセージデータの先頭には、文字種類とメ
ッセージデータ長さを表すデータが付加され、このよう
なメッセージデータがM件分書き込まれている。この場
合、文字種類は、2ビットからなり、「00」は定型メ
ッセージ指定、「01」は数字(4ビット)、「10」
は英数カナ(1バイト)、「11」は付加情報の文字符
号化を表している。
【0084】次に、以上のように構成した実施例の動作
を説明する。まず、FM多重受信装置17により通常の
FM放送を受信する場合は、CPU35の指示により、
受信部32と音声情報再生部3の電源をオンにする
(制御線(B))。
【0085】この状態で、アンテナ31よりFM文字多
重放送を受信すると、FMチューナ321で選局同調し
た後、FM復調器322で復調され、このFM復調器3
22で復調された放送音声情報のステレオ音声信号は、
ステレオ復調部331でL信号とR信号に分離され、ア
ンプ332、333を介してスピーカ335、336よ
りステレオ音声として出力される。
【0086】次に、FM多重受信装置17により通常の
FM放送およびFM文字多重放送を受信する場合は、C
PU35の指示により、受信部32、音声情報再生部3
および多重情報再生部34の全ての電源をオンにする
(制御線(A))。この場合、上述した放送音声情報の
受信とともに、一方、L−MSK復調器341で、ステ
レオ音声信号L、Rの変調度に応じて多重レベルを制御
して、多重信号が復調され、この復調された多重信号を
誤り訂正複号342で誤り訂正処理をした後、CPU
35の指示より表示部36に文字情報として表示するよ
うになる。
【0087】なお、FM文字多重放送のみを受信する場
合は、受信部32と多重情報再生部34の電源をオンに
する(制御線(C))。ここで、無線呼出し専用モード
が指定された場合は、制御線(C)を使ってバッテリセ
ービング信号をCPU35が送出する。
【0088】次に、無線呼出し専用モードが指定された
場合は、図13に示すフローチャートが実行される。こ
の場合、FM多重受信装置17は、IDコードの下位4
ビットのデータ(図8(b)のデータグループ番号と対
応)に基づいて16にグループ分けされたいずれかのグ
ループに属するようにして、実質的に自己の属するグル
ープに対応するサブフレームを間欠受信できるようにな
っている。
【0089】これにより、ステップ1301で自己のサ
ブフレームの受信開始タイミングかを判断する。ここ
で、YESと判断すると、ステップ1302で、CPU
35の指示により受信部32の電源をオンにする。そし
て、ステップ1303で、自己のサブフレームの受信終
了タイミングかを判断し、ここでNOならば、ステップ
1305で、該当サブフレームを構成するデータパケッ
トについて、図8(b)に示すプリフィクスの4ビッ
トのサービス識別フラグを参照し、ページング情報専用
のサービス識別の検出を判断する。ここで、NOなら
ば、ステップ1303に戻って、上述したと同様な動作
を実行する。そして、自己のサブフレームの受信終了タ
イミングを判断すると、ステップ1304で直ちにCP
U35の指示により受信部32の電源をオフにする。つ
まり、この場合、図16(a)に示す1フレームの自己
のサブフレーム(図示ではサブフレーム7)の受信開始
タイミングで同図(b)に示すように電源を立ち上げる
が、ページング情報専用のサービス識別が検出されない
場合は、自己のサブフレームの受信終了タイミングで電
源オフとなる。
【0090】一方、ステップ1305で、ページング情
報専用のサービス識別検出ならば、ステップ1306に
進み、該当サブフレームを構成するデータパケットの図
9に示すページングデータを参照し、図12に示す呼出
しデータ情報のIDグループ識別中に自己のフラグと一
致するものがあるかを判断する。ここで、一致しなけれ
ば、ステップ130で、直ちにCPU35の指示によ
り受信部32の電源をオフにする。この場合、図16
(c)に示すサブフレーム7の送信フォーマットにおい
て、IDグループ識別中に自己のフラグと一致するもの
がない場合で、同図(d)に示すように直ちに電源オフ
となる。
【0091】一方、ステップ1306で、自己のIDグ
ループ識別と一致すると判断し、YESならば、ステッ
プ130で、図12に示す呼出しデータ情報中の1〜
N件目までのメッセージを含まない呼出しIDおよび1
〜M件目までのメッセージを有する呼出しIDの中から
自己宛てのIDをサーチする。
【0092】そして、ステップ1309で自己の呼出し
IDを検出したかを判断し、ここで、自己の呼出しID
を検出できずNOならば、ステップ1310で、直ちに
CPU35の指示により受信部32の電源をオフにす
る。この場合、図16(c)に示すサブフレーム7の送
信フォーマットの呼出しID群のサーチにおいて、自己
の呼出しIDが検出できない場合で、同図(e)の実線
に示すように直ちに電源オフとなる。
【0093】一方、ステップ1309で自己の呼出しI
Dを検出すると、ステップ1311に進み、自己宛ての
IDがメッセージ有りの呼出しIDかを判断する。ここ
で、メッセージを含まない呼出しIDで、NOと判断す
れば、メッセージを含まない自己の呼出しIDのみを検
出したことで、ステップ1312で、CPU35の指示
により受信部32の電源をオフするとともに、ステップ
1313で、報音部42を駆動し、自己の受信装置17
に呼出しが有ったことを報知する。この場合、図16
(c)に示すサブフレーム7の送信フォーマットの呼出
しID群のサーチにおいて、メッセージを含まない自己
の呼出しIDのみを検出した場合で、同図(e)の実線
に示すように直ちに電源オフとなる。
【0094】一方、メッセージを有する呼出しIDを検
出し、YESと判断すれば、ステップ131で、図1
2に示す呼出しデータ情報中から自己宛てのメッセージ
をサーチする。そして、ステップ131で、CPU3
5の指示により受信データメモリ39に自己宛てのメッ
セージを記憶した後、ステップ131で、CPU35
の指示により受信部32の電源をオフし、さらに、ステ
ップ131で、報音部42を駆動し、自己の受信装置
17に呼出しが有ったことを報知するとともに、表示部
36にメッセージを表示するようになる。この場合、図
16(c)に示すサブフレーム7の送信フォーマットに
おいて、メッセージを有する自己の呼出しIDを検出し
た後、メッセージデータ群から自己宛てのメッセージを
メモリに取り込んだ場合で、同図(f)に示すように直
ちに電源オフとする。
【0095】なお、表示部36でのメッセージ表示は、
図12に示す呼出しデータ情報中の自己宛てのメッセー
ジに指定された文字種に応じて定型メッセージ、数字、
英数カナなどを用いて行われる。
【0096】すなわち、図12に示すフォーマットの自
己宛てのメッセージデータの受信を開始すると、まず先
頭の文字種を表す2ビットデータでメッセージの文字種
を識別し、該データが定型メッセージを指定する「0
0」である場合は、続いて受信するメッセージデータ長
を表すデータに代えてFM放送局16から送信された定
型メッセージメモリ40に記憶されている定型メッセー
ジを指定する番号を記憶し、受信部32の電源をオフす
る。また、文字種を表す2ビットデータが定型メッセー
ジを指定するデータでないとき(つまり「01」「1
0」「11」の時は、続いて受信するメッセージデー
タ長を表すデータに基づいて、該判別されたデータ量の
メッセージを取り込み記憶して受信部32の電源をオフ
する。
【0097】次に、図14は、FM多重受信装置17で
無線呼出し専用モードが指定された場合の他の動作例を
示すもので、この場合、同図に示すフローチャートが実
行される。
【0098】この場合も、ステップ1401で自己のサ
ブフレームの受信開始タイミングかを判断する。ここ
で、YESと判断すると、ステップ1402で、CPU
35の指示により受信部32の電源をオンにする。そし
て、ステップ1403で、自己のサブフレームの受信終
了タイミングかを判断し、ここでNOならば、ステップ
1405で、該当サブフレームを構成するデータパケッ
トについて、図8(b)に示すプリフィックスの4ビッ
トのサービス識別フラグを参照して、ページング情報専
用のサービス識別検出かを判断する。ここで、NOなら
ば、ステップ1403に戻って、上述したと同様な動作
を実行する。そして、自己のサブフレームの受信終了タ
イミングを判断すると、ステップ1404で直ちにCP
U35の指示により受信部32の電源をオフにする。
【0099】一方、ステップ1405で、ページング情
報専用のサービス識別検出ならば、ステップ1406に
進み、該当サブフレームを構成するデータパケットの図
9に示すページングデータを参照し、図12に示す呼出
しデータ情報のIDグループ識別が自己のものに一致す
るかを判断する。ここで、一致しなければ、ステップ1
407で、直ちにCPU35の指示により受信部32の
電源をオフにする。
【0100】一方、ステップ1406で、自己のIDグ
ループ識別と一致すると判断し、YESならば、ステッ
プ1408で、図12に示す呼出しデータ情報中の1〜
N件目までのメッセージを含まない呼出しIDの中から
自己宛てのIDをサーチする。そして、このステップ1
408で、自己の呼出しIDを検出してYESならば、
ステップ1409に進み、CPU35の指示により受信
部32の電源をオフするとともに、ステップ1410
で、報音部42を駆動し、自己の受信装置17に呼出し
が有ったことを報知する。この場合は、図16(e)の
破線に示すように直ちに電源オフとなる。一方、ステッ
プ1408で、メッセージを含まない呼出しIDの中か
ら自己宛てのIDが検出されず、NOならば、ステップ
1411に進み、今度は、図12に示す呼出しデータ情
報中のM件目までのメッセージを有する呼出しIDの中
から自己宛てのIDをサーチする。ここで、メッセージ
を有する呼出しIDのサーチ時には、呼出しIDの件数
をカウントしながらサーチしていく。
【0101】ここで、自己宛てのIDが検出できず、N
Oならば、ステップ1412で、直ちにCPU35の指
示により受信部32の電源をオフにする。この場合は、
図16(e)の実線に示すように直ちに電源オフとな
る。一方、メッセージを有する呼出しIDの中から自己
宛てのIDを検出し、YESと判断すれば、ステップ1
413で、CPU35の指示により受信データメモリ3
9に自己宛てのメッセージを記憶、また、ここで自己宛
てのメッセージデータをサーチする場合は、文字種情報
やメッセージデータ長情報に基づいてバイト数カウンタ
でメッセージの件数をカウントし、呼出しIDが自己の
呼出しであったときのカウント値と一致するメッセージ
を記憶する。次に、ステップ1414で、CPU35の
指示により受信部32の電源をオフし、さらに、ステッ
プ1415で、報音部42を駆動し、自己の受信装置1
7に呼出しが有ったことを報知するとともに、表示部3
6にメッセージを表示するようになる。この場合も表示
部36でのメッセージ表示は、図12に示す呼出しデー
タ情報中の自己宛てのメッセージに指定された文字種に
応じて定型メッセージ、数字、英数カナなどを用いて行
われる。すなわち、文字種を表すデータが「01」のと
きは、メッセージを4ビットデータ(数字データ)とし
て処理し、「10」のときはメッセージを1バイトデー
タ(英数カナデータ)として処理し、「11」のときは
メッセージを2バイトデータ(例えば漢字データ)とし
て処理して表示する。
【0102】次に、図15は、FM多重受信装置17で
無線呼出し専用モードが指定された場合の他の動作例を
示すもので、同図に示すフローチャートが実行される。
この場合も、ステップ1501で自己のサブフレームの
受信開始タイミングかを判断する。ここで、YESと判
断すると、ステップ1502で、CPU35の指示によ
り受信部32の電源をオンにする。そして、ステップ1
503で、自己のサブフレームの受信終了タイミングか
を判断し、ここでNOならば、ステップ1505で、該
当サブフレームを構成するデータパケットについて、図
8(b)に示すプリフィクスの4ビットのサービス識
別フラグを参照して、ページング情報専用のサービス識
別検出かを判断する。ここで、NOならば、ステップ1
503に戻って、上述したと同様な動作を実行する。そ
して、自己のサブフレームの受信終了タイミングを判断
すると、ステップ1504で直ちにCPU35の指示に
より受信部32の電源をオフにする。
【0103】一方、ステップ1505で、ページング情
報専用のサービス識別検出ならば、ステップ1506に
進み、該当サブフレームを構成するデータパケットの図
9に示すページングデータを参照し、図12に示す呼出
しデータ情報のIDグループ識別が自己のものに一致す
るかを判断する。ここで、一致しなければ、ステップ1
507で、直ちにCPU35の指示により受信部32の
電源をオフにする。
【0104】一方、ステップ1506で、自己のIDグ
ループ識別と一致すると判断し、YESならば、ステッ
プ1508で、図12に示す呼出しデータ情報中の1〜
N件目までのメッセージを含まない呼出しIDの中から
自己宛てのIDをサーチする。そして、このステップ1
508で、自己の呼出しIDを検出してYESならば、
ステップ1509に進み、フラグIをセットし、ステッ
プ1510に進む。一方、ステップ1508で、自己の
呼出しIDを検出せず、NOならば、フラグIをセット
することなく、ステップ1510に進む。
【0105】ステップ1510では、図12に示す呼出
しデータ情報中のM件目までのメッセージを有する呼出
しIDの中から自己宛てのIDをサーチする。ここで、
メッセージを有する自己宛てのIDが検出できず、NO
ならば、ステップ1511で、直ちにCPU35の指示
により受信部32の電源をオフし、フラグIがセットさ
ていない場合には、そのまま処理を終了するが、セッ
トされている場合には、さらに、ステップ1512で、
報音部42を駆動するとともに、フラグIをリセットす
る。
【0106】一方、ステップ1510で、メッセージを
有する自己宛てのIDが検出され、YESならば、ステ
ップ1513で、CPU35の指示により受信データメ
モリ39に自己宛てのメッセージを記憶した後、ステッ
プ1514で、CPU35の指示により受信部32の電
源をオフし、ステップ1515に進む。
【0107】ステップ1515では、フラグIがセット
されているかを判断し、ここで、NOならば、メッセー
ジを有する自己宛てのIDのみを検出した場合であり、
ステップ1516で、報音部42を駆動し、自己の受信
装置17に呼出しが有ったことを報知するとともに、表
示部36にメッセージを表示するようになる。この場合
の表示部36でのメッセージ表示は、図12に示す呼出
しデータ情報中の自己宛てのメッセージ文字種に応じて
定型メッセージ、数字、英数カナなどを用いて行われ
る。
【0108】一方、ステップ1515で、YESなら
ば、メッセージを含まない自己宛てのIDとメッセージ
を有する自己宛てのIDを同時に検出したことであり、
ステップ1517で、報音部42を駆動し、自己の受信
装置17に呼出しが有ったことを報知するとともに、表
示部36にメッセージを表示し、所定時間報知した後、
ステップ1518で報知を終了し、さらにステップ15
19で所定時間の経過を確認した後、ステップ1520
でフラグIをリセットし、再度報知を出力する。
【0109】なお、自己に割り当てられたIDが複数あ
る場合は、検出された全ての自己IDについて、どのI
Dで呼出されたかを区別する情報およびその呼出しがメ
ッセージ付きか否かを表す情報を対応させて記憶してい
き、自己宛てメッセージ有りの呼出しがある場合は、自
己宛てのメッセージを全件受信したかを、つまり2つの
自己IDでメッセージ付きの呼出しがあった場合は、こ
れら2件の自己宛てメッセージの受信を確認した後、受
信部32の電源をオフし、報音部42を駆動し、自己の
受信装置17に呼出しが有ったことを報知するととも
に、表示部36に何件の受信が有ったかの表示、または
1件目の受信メッセージと、後に何件あるかなどの表示
を行うようにすればよい。
【0110】また、上述した実施例では、FM放送局1
6が選択呼出サービスのページングデータとその他のサ
ービスデータを混在させて送信できるシステムを対象と
して説明したが、各サブフレームにおいて、呼出すべき
FM多重受信装置がある場合、ページングデータを必ず
そのブフレームの先頭のブロックから挿入して送出す
る構成のシステムであってもよい。この場合、受信装置
17は、図13のステップ1305、図14のステップ
1405などにおいて、サブフレームの先頭のサービス
識別符号がページング情報を表す符号でないと判別され
た場合、直ちに受信部32の電源をオフさせることがで
きる。また、上記実施例では、ページングデータの間欠
受信に当たって受信部32の電源のみをオンオフ制御す
るようにしたが、受信部32の電源だけでなく、多重情
報再生部34の電源も同時にオンオフさせるようにして
もよい。このようにすると、受信装置17の電力消費を
さらに少なくすることができる。さらに、本実施例の受
信装置を通常のFM放送の受信とページングデータの受
信とを同時に行うモードに設定した場合には、受信部3
2は常時電源はオンしておく必要があるので、前述した
説明での受信部32の電源オンオフ制御に代えて情報再
生部34の電源をオンオフ制御すればよい。
【0111】なお、上記実施例では本発明をFM多重放
送を用いて選択呼出サービスを提供することについて適
用したが、これに限られるものでなく、無線通信を利用
するページングサービスや携帯情報端末に対する無線通
信においても本発明は適用できる。その他、各種通信や
放送に幅広く適用可能であり、その場合の周波数帯や伝
送方式などは種々選択できる。
【0112】以上説明した実施例では、送信側(放送
局)から、呼出す可能性のある複数の端末を指定するグ
ループ情報(図12のIDグループ識別に対応する。)
と複数の端末それぞれの個別呼出データ(図12のID
コード(24ビットデータに対応する。))と各端末宛
てのメッセージデータとを含むサブフレームを複数含む
フレームデータを送信するようになっている。
【0113】そして、受信側では、フレームデータ中の
予め自己に割当てられているサブフレームデータを間欠
受信し、サブフレームデータ中のグループ情報を受信し
て呼出される可能性がないときには後の複数の個別呼出
データを受信しないようにする。そして、呼出される可
能性があるときには、後の複数の個別呼出データを受信
し、個別呼出データ中に自己の個別呼出データがないと
きには後の各端末宛てのメッセージデータを受信せずに
受信部の電源をオフして間欠受信に入る。
【0114】本発明は、このような構成のほかに、メッ
セージデータの転送を伴わないつまり呼出しだけを行う
ような送受信方法や送信方法(装置)、受信方法(装
置)としても実現できる。その場合の一構成例として
は、送信側から上述したグループ情報と個別呼出データ
とを含むサブフレームデータを複数含むフレームデータ
を送信する。そして受信側ではそれに応答し、フレーム
データ中の予め自己に割当てられているサブフレームデ
ータを間欠受信し、サブフレームデータの中のグループ
情報を受信して呼出される可能性がないときは後の個別
呼出データを受信せずに受信部の電源をオフして間欠受
信に入るようになる。
【0115】また、本発明では、上述したグループ情報
の送信を伴わない構成としても実現できる。その場合
は、送信側からは、複数の端末それぞれの個別呼出デー
タと各端末宛てのメッセージデータとを含むサブフレー
ムデータを複数含むフレームデータを送信する。そし
て、受信側では、それに応答し、フレームデータ中の予
め自己に割当てられているサブフレームデータを間欠受
信し、個別呼出データ郡の中に自己の個別呼出データが
ないときには後の各端末宛てのメッセージデータを受信
せずに受信部の電源をオフして間欠受信に入る。
【0116】加えて、本発明にあっては、複数のサブレ
フームにフレームが分割設定されて通信されるもののほ
か、このようなサブフレーム構成をとらない送受信方法
や送信方法(装置)、受信方法(装置)としても実現で
きる。
【0117】例えば、このような場合、送信側は、呼出
すべき端末の個別呼出データの一部のビットデータを用
いて、呼出す可能性のある端末を指定するグループ情報
を生成し、この生成したグループ情報を送信した後に、
呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データを順次
送信し、これらの個別呼出データを送信した後に各端末
宛てのメッセージを端末の個別呼出データを送信した順
序で送信することになる。そして、このような送信信号
を受信する受信側としては、グループ情報を受信し、呼
出される可能性がないときには後の複数の個別呼出デー
タを受信しないようにする。そして呼出される可能性が
あるときには後の複数の個別呼出データを受信し、個別
呼出データ中に自己の個別呼出データがないときには後
の各端末宛てのメッセージデータを受信しないことにな
る。
【0118】この発明は、このような構成のほかに、メ
ッセージデータの転送を伴わない、つまり呼出しだけを
行うような送受信方法や送信方法(装置)、受信方法
(装置)としても実現できる。具体的には、送信側は、
呼出すべき端末の個別呼出データの一部のビットデータ
を用いて、呼出す可能性のある端末を指定するグループ
情報を生成し、この生成したグループ情報を送信した後
に、呼出すべき端末の個別呼出データを送信する。そし
てこれに応答して受信側は、前記グループ情報を受信
し、呼出される可能性がないときには個別呼出データを
受信しないようにする。
【0119】このほかにも、本発明はグループ情報の転
送を伴わない構成とすることができる。つまり、送信側
は、呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データを
順次送信し、これらの個別呼出データを送信した後に各
端末宛てのメッセージデータを、端末の個別呼出データ
を送信した順序で送信するようになる。これに応答して
受信側としては、送信側から送信された複数の個別呼出
データを受信し、個別呼出データ中に自己の個別呼出デ
ータがないときには後の各端末宛てのメッセージデータ
を受信しないようにする。
【0120】このように、本発明は、種々の形態をとる
ことができ、いずれも受信側(受信装置)でのバッテリ
ーセービングについて有効な技術を提供するものであ
る。更に、本発明は、別の観点からすれば、可変長のデ
ータ転送、データ通信に有効な技術を提供することがで
きる。
【0121】具体的には、上述した実施例のように、送
信側の構成として、メッセージデータの頭部に、メッ
セージデータ長を表すデータ(図12の1〜M件目メッ
セージデータ長(バイト数)に対応する。)を送信する
ようになる。そして、受信側の構成としては、メッセー
ジデータ長を表すデータを受信し、このデータに基づく
メッセージデータを受信することになる。
【0122】このほかにも、データ転送、データ通信を
効率的に行うために、送信側の構成として、メッセージ
データの先頭部に、メッセージデータの文字種(図12
の1〜M件目文字種に対応する。)を表すデータとメッ
セージデータ長を表すデータとを付加して送信すること
が出来る。具体的な一例としては、文字種を表すデータ
が定型メッセージを表すコードとすることができる。こ
の場合、メッセージデータ長を表すデータは、定型メッ
セージを指定する番号データとなる。
【0123】そして、受信側は、このような文字種を表
すデータとメッセージデータ長を表すデータとを受信
し、それに続きメッセージデータを受信し、適宜処理し
て出力する。具体的には、表示処理をするが、上記した
定型メッセージの送信の場合は、定型メッセージメモリ
からメッセージ内容を、メッセージ番号データに従って
読み出し表示することとなる。このような構成について
も、上述した一実施例に限られるものではないことは言
うまでもない。
【0124】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、呼出
される可能性がない時には後のデータを受信することな
く受信側の電源をオフして間欠受信に入るようにするこ
とで、受信側での電源を必要最小限だけオンするように
できるので、効率的なバッテリセービングを実現するこ
とができ、また、メッセージデータの先頭部にメッセー
ジデータの文字種を表すデータやメッセージデータ長を
表すデータを付加するようにしたことで、これら付加デ
ータに応じた処理により効果的なメッセージ送信を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のページング通信システムの
概略構成を示す図
【図2】一実施例に適用されるFM放送局の概略構成を
示す図。
【図3】一実施例に適用されるFM多重受信装置の概略
構成を示す図。
【図4】一実施例のFM多重放送のフレーム構成を示す
図。
【図5】FM多重放送のフレーム構成を複数のサブフレ
ームに分割した状態を示す図。
【図6】複数のサブフレームに対するバケットNoおよ
びID下位4ビットの関係を示す図。
【図7】ブロック識別符号のビットパターンを示す図。
【図8】サブフレームを構成するデータパケットの概略
構成を示す図。
【図9】データパケットを構成するページングデータの
概略構成を示す図。
【図10】ページングデータを構成する共通情報の概略
構成を示す図。
【図11】ページングデータを構成する代替周波数情報
の概略構成を示す図。
【図12】ページングデータを構成する呼出しデータ情
報の概略構成を示す図。
【図13】一実施例の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図14】一実施例の他の動作を説明するためのフロー
チャート。
【図15】一実施例の他の動作を説明するためのフロー
チャート。
【図16】一実施例の動作を説明するためのタイムチャ
ート。
【符号の説明】 11…電話公衆網、 12…ダイヤル電話、 13…プッシュホン、 14…パソコン、 15…専用端末、 16…FM放送局、 17…FM多重受信装置、 21…ステレオ変調器、 22…FM変調器、 23…送信機、 24…L−MSK変調器、 25…誤り訂正付加装置、 26…多重化装置、 27…符号化装置、 28…ページング情報処理部、 30…マイコン、 31…アンテナ、 32…受信部、 321…FMチューナ、 322…FM復調器、 323…電源スイッチ、 33…音声情報再生部、 331…ステレオ復調、 332、333…アンプ、 334…電源スイッチ、 335、336…スピーカ、 34…多重情報再生部、 341…L−MSK復調器、 342…誤り訂正複号、 343…ブロック識別符号検出回路、 344…電源スイッチ、 35…CPU、 36…表示部、 37…ROM、 38…EEPROM、 39…受信データメモリ、 40…定型メッセージメモリ、 41…キー入力部、 42…報音部。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 宰 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 磯部 忠 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 高田 政幸 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側は呼出す可能性のある端末を指定
    するグループ情報と呼出しすべき端末の個別呼出データ
    とを含むサブフレームデータを複数含むフレームデータ
    を送信し、受信側は前記フレームデータ中の予め自己に
    割当てられているサブクレームデータを間欠受信し、該
    サブフレームデータ中の前記グループ情報を受信して呼
    出される可能性がない時には後の個別呼出データを受信
    せずに受信部の電源をオフして間欠受信に入ることを特
    徴とする送受信方法。
  2. 【請求項2】 送信側は呼出しすべき複数の端末それぞ
    れの個別呼出データと各端末宛てのメッセージデータと
    を含むサブフレームデータを複数含むフレームデータを
    送信し、受信側は前記フレームデータ中の予め自己に割
    り当てられているサブフレームデータを間欠受信し、前
    記個別呼出データ群の中に自己の個別呼出データがない
    ときには後の各端末宛てのメッセージデータを受信せず
    に受信部の電源をオフして間欠受信に入ることを特徴と
    する送受信方法。
  3. 【請求項3】 送信側は呼出す可能性のある複数の移動
    体端末を指定するグループ情報と、 呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データと、 各端末宛のメッセージデータとを含むサブデータフレー
    ムを複数含むフレームデータを送信し、受信側は前記フ
    レームデータ中の予め自己に割当てられているサブフレ
    ームデータを間欠受信し、該サブフレームデータ中の前
    記グループ情報を受信して呼出される可能性がないとき
    には後の複数の個別呼出データを受信しないようにし、
    呼出される可能性があるときには後の複数の個別呼出デ
    ータを受信し、該個別呼出データ中に自己の個別呼出デ
    ータがないときには後の各端末宛てのメッセージデータ
    を受信せずに受信部の電源をオフして間欠受信に入るこ
    とを特徴とする送受信方法。
  4. 【請求項4】 送信側は呼出すべき送信側の個別呼出デ
    ータの一部のビットデータを用いて、呼出す可能性のあ
    る端末を指定するグループ情報を生成し、この生成した
    グループ情報を送信した後に呼出すべき端末の個別呼出
    データを送信し、受信側は前記グループ情報を受信し、
    呼出される可能性がないときには前記個別呼出データを
    受信しないようにすることを特徴とする送受信方法。
  5. 【請求項5】 送信側は呼出すべき複数の端末それぞれ
    の個別呼出データを順次送信し、これらの個別呼出デー
    タを送信した後に各端末宛てのメッセージデータを、端
    末の個別呼出データを送信した順序で送信し、受信側は
    送信側から送信された複数の個別呼出しデータを受信
    し、該個別呼出データ中に自己の個別呼出データがない
    ときには後の各端末宛てのメッセージデータを受信しな
    いことを特徴とする送受信方法。
  6. 【請求項6】 送信側は呼出すべき複数の端末の個別呼
    出データの一部のビットデータを用いて、呼出す可能性
    のある端末を指定するグループ情報を生成し、この生成
    したグループ情報を送信した後に、呼出すべき複数の端
    末それぞれの個別呼出データを順次送信し、これらの個
    別呼出データを送信した後に各端末宛てのメッセージを
    端末の個別呼出データを送信した順序で送信し、 受信側は前記グループ情報を受信し、呼出される可能性
    がないときには後の複数の個別呼出データを受信しない
    ようにし、呼出される可能性があるときには後の複数の
    個別呼出データを受信し、該個別呼出データ中に自己の
    個別呼出データがないときには後の各端末宛てのメッセ
    ージデータを受信しないことを特徴とする送受信方法。
  7. 【請求項7】 送信側はメッセージデータの先頭部に、
    メッセージデータ長を表すデータを付加して送信し、受
    信側は前記メッセージデータ長を表すデータを受信し、
    該データに基づいて続くメッセージデータを受信するこ
    とを特徴とする送受信方法。
  8. 【請求項8】 送信側はメッセージデータの先頭部に、
    メッセージデータの文字種を表すデータとメッセージデ
    ータ長を表すデータとを付加して送信し、受信側は前記
    メッセージデータの文字種を表すデータとメッセージデ
    ータ長を表すデータとを受信し、該データに基づいて続
    くメッセージデータの受信、データ処理を行うことを特
    徴とする送受信方法。
  9. 【請求項9】 前記文字種を表すデータが定型メッセー
    ジを表すコードである場合、前記メッセージデータ長を
    表すデータに代えて、定型メッセージを指定する番号デ
    ータを送受信することを特徴とする請求項8記載の送受
    信方法。
  10. 【請求項10】 受信側の端末を選択的に呼出する送信
    方法において、 呼出す可能性のある端末を指定するグループ情報と呼出
    すべき端末の個別呼出データとを含むサブフレームデー
    タを複数含むフレームデータを送信することを特徴とす
    る送信方法。
  11. 【請求項11】 受信側の複数の端末にそれぞれ個別の
    情報を送信する送信方法において、 呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データと各端
    末宛てのメッセージデータとを含むサブフレームデータ
    を複数含むフレームデータを送信することを特徴とする
    送信方法。
  12. 【請求項12】 受信側の複数の端末にそれぞれ個別の
    情報を送信する送信方法において、 呼出す可能性のある複数の端末を指定するグループ情報
    と、 呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データと、 各端末宛てのメッセージデータと、を含むサブフレーム
    データを複数含むフレームデータを送信することを特徴
    とする送信方法。
  13. 【請求項13】 受信側の端末を選択的に呼出す送信方
    法において、 呼出すべき端末の個別呼出データの一部のビットデータ
    を用いて、呼出す可能性のある端末を指定するグループ
    情報を生成し、この生成したグループ情報を送信した後
    に呼出すべき端末の個別呼出しデータを送信することを
    特徴とする送信方法。
  14. 【請求項14】 受信側の複数の端末にそれぞれ個別の
    情報を送信する送信方法において、 呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データを順次
    送信し、これらの個別呼出データを送信した後に各端末
    宛てのメッセージデータを、端末の個別呼出データを送
    信した順序で送信することを特徴とする送信方法。
  15. 【請求項15】 受信側の複数の端末にそれぞれ個別の
    情報を送信する送信方法において、 呼出すべき複数の端末の個別呼出データの一部のビット
    データを用いて、呼出す可能性のある端末を指定するグ
    ループ情報を生成し、この生成したグループ情報を送信
    した後に呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出デー
    タを順次送信し、これらの個別呼出データを送信した後
    に各端末宛てのメッセージデータを、端末の個別呼出デ
    ータを送信した順序で送信することを特徴とする送信方
    法。
  16. 【請求項16】 メッセージデータを送信する送信方法
    において、 メッセージデータの先頭部に、メッセージデータ長を表
    すデータを付加して送信することを特徴とする送信方
    法。
  17. 【請求項17】 メッセージデータを送信する送信方法
    において、 メッセージデータの先頭部に、メッセージデータの文字
    種を表すデータとメッセージデータ長を表すデータとを
    付加して送信することを特徴とする送信方法。
  18. 【請求項18】 前記文字種を表すデータとして定型メ
    ッセージを表すコード送信する場合、前記メッセージデ
    ータ長を表すデータに代えて、定型メッセージを指定す
    る番号データを送信することを特徴とする請求項17記
    載の送信方法。
  19. 【請求項19】 送信装置から送信される呼出す可能性
    のある端末を指定するグループ情報と呼出すべき端末の
    個別呼出データとを含むサブフレームデータを複数含む
    フレームデータ中の予め自己に割当てられているサブフ
    レームデータを間欠受信し、該サブフレームデータ中の
    前記グループ情報を受信して呼出される可能性がないと
    きには後の個別呼出データを受信せずに受信部の電源を
    オフして間欠受信に入ることを特徴とする受信方法。
  20. 【請求項20】 送信装置から送信される呼出すべき複
    数の端末それぞれの個別呼出データと各端末宛てのメッ
    セージデータとを含むサブフレームデータを複数含むフ
    レームデータ中の予め自己に割当てられているサブフレ
    ームデータを間欠受信し、前記個別呼出データ中に自己
    の個別呼出データがないときには後の各端末宛てのメッ
    セージデータを受信せずに受信部の電源をオフして間欠
    受信に入ることを特徴とする受信方法。
  21. 【請求項21】 送信装置から送信される呼出す可能性
    のある複数の端末を指定するグループ情報と、呼出すべ
    き複数の端末それぞれの個別呼出データと、各端末宛て
    のメッセージデータとを含むサブフレームデータを複数
    含むフレームデータ中の予め自己に割当てられているサ
    ブフレームデータを間欠受信し、該サブフレームデータ
    中の前記グループ情報を送信して呼出される可能性がな
    いときには後の複数の個別呼出データを受信しないよう
    にし、呼出される可能性があるときには後の複数の個別
    呼出データを受信し、該個別呼出データ中に自己の個別
    呼出しデータがないときには後の各端末宛てのメッセー
    ジデータを受信せずに受信部の電源をオフして間欠受信
    に入ることを特徴とする受信方法。
  22. 【請求項22】 送信側から送信すべき端末の個別呼出
    データの一部のビットデータを用いて生成された呼出す
    可能性のある端末を指定するグループ情報を受信し、呼
    出される可能性がないときには前記個別呼出データの後
    に送信装置から送信される個別呼出データを受信しない
    ことを特徴とする受信方法。
  23. 【請求項23】 送信側から送信される呼出すべき複数
    の端末それぞれの個別呼出データを順次受信し、該個別
    呼出データ中に自己の個別呼出データがないときには前
    記個別呼出データの後に送信装置から前記個別呼出デー
    タを送信した順序で送信される各端末宛のメッセージデ
    ータを受信しないことを特徴とする受信方法。
  24. 【請求項24】 送信装置から送信される呼出すべき複
    数の端末の個別呼出データの一部のビットデータを用い
    て生成された呼出す可能性のある端末を指定するグルー
    プ情報を受信し、呼出される可能性がないときには前記
    グループ情報の後に送信装置から順次送信される呼出す
    べき複数の端末それぞれの個別呼出データを受信しない
    ようにし、呼出される可能性があるときには前記個別呼
    出データを順次受信し、該個別呼出データ中に自己の個
    別呼出データがないときには前記個別呼出データの後に
    送信装置から前記個別呼出データを送信した順序で送信
    される各端末宛てのメッセージデータを受信しないこと
    を特徴とする受信方法。
  25. 【請求項25】 送信装置から送信されるメッセージデ
    ータの先頭部にメッセージデータ長を表すデータが付加
    されたデータを受信し、前記メッセージデータ長を表す
    データに基づいて後のメッセージデータを受信すること
    を特徴とする受信方法。
  26. 【請求項26】 送信装置から送信されるメッセージデ
    ータの先頭部にメッセージデータの文字種を表すデータ
    とメッセージデータ長を表すデータとが付加されたデー
    タを受信し、該データに基づいて後のメッセージデータ
    の受信、データ処理を行うことを特徴とする受信方法。
  27. 【請求項27】 前記文字種を表すデータが定型メッセ
    ージを表すコードである場合、前記メッセージデータ長
    を表すデータに代えて送信装置から送信された定型メッ
    セージを指定する番号データに基づく定型メッセージを
    表示することを特徴とする請求項26記載の受信方法。
  28. 【請求項28】 受信側の端末を選択的に呼出す送信装
    置において、 呼出す可能性のある端末を指定するグループ情報と呼出
    すべき端末の個別呼出データとを含むサブフレームデー
    タを複数含むフレームデータを送信する送信制御手段を
    備えることを特徴とする送信装置。
  29. 【請求項29】 受信側の複数の端末にそれぞれ個別の
    情報を送信する送信装置において、 呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データと各端
    末宛てのメッセージデータとを含むサブフレームデータ
    を複数含むフレームデータを送信する送信制御手段を備
    えることを特徴とする送信装置。
  30. 【請求項30】 受信側の複数の端末にそれぞれ個別の
    情報を送信する送信装置において、 呼出す可能性のある複数の端末を指定するグループ情報
    と、 呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データと、 各端末宛てのメッセージデータと、を含むサブフレーム
    データを複数含むフレームデータを送信する送信制御手
    段を備えることを特徴とする送信装置。
  31. 【請求項31】 受信側の端末を選択的に呼出す送信装
    置において、 呼出すべき端末の個別呼出データの一部のビットデータ
    を用いて、呼出す可能性のある端末を指定するグループ
    情報を生成する生成手段と、 前記生成手段で生成したグループ情報を送信した後に呼
    出すべき端末の個別呼出データを送信する送信制御手段
    とを備えることを特徴とする送信装置。
  32. 【請求項32】 受信側の複数の端末にそれぞれ個別の
    情報を送信する送信装置において、 呼出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データを順次
    送信し、これらの個別呼出データを送信した後に各端末
    宛てのメッセージデータを、端末の個別呼出データを送
    信した順序で送信する送信制御手段を備えることを特徴
    とする送信装置。
  33. 【請求項33】 受信側の複数の端末にそれぞれ個別の
    情報を送信する送信装置において、 呼出すべき複数の端末の個別呼出データの一部のビット
    データを用いて、呼出す可能性のある端末を指定するグ
    ループ情報を生成する生成手段と、 前記生成手段で生成したグループ情報を送信した後に呼
    出すべき複数の端末それぞれの個別呼出データを順次送
    信し、これらの個別呼出データを送信した後に各端末宛
    てのメッセージデータを、端末の個別呼出データを送信
    した順序で送信する送信制御手段とを備えることを特徴
    とする送信装置。
  34. 【請求項34】 メッセージデータを送信する送信装置
    において、 メッセージデータの先頭部に、メッセージデータ長を表
    すデータを付加して送信する送信制御手段を備えること
    を特徴とする送信装置。
  35. 【請求項35】 メッセージデータを送信する送信装置
    において、 メッセージデータの先頭部に。メッセージデータの文字
    種を表すデータとメッセージデータ長を表すデータとを
    付加して送信する送信制御手段を備えることを特徴とす
    る送信装置。
  36. 【請求項36】 前記文字種を表すデータとして定型メ
    ッセージを表すコードを送信する場合、前記メッセージ
    長を表すデータに代えて、定型メッセージを指定する番
    号データを送信する送信制御手段を備えることを特徴と
    する送信装置。
  37. 【請求項37】 送信装置から送信される呼出す可能性
    のある端末を指定するグループ情報と呼出すべき端末の
    個別呼出データとを含むサブフレームデータを複数含む
    フレームデータ中の予め自己に割当てられているサブフ
    レームデータを間欠受信する受信装置であって、 前記サブフレームデータ中のグループ情報に基づいて自
    己が呼出される可能性があるか否かを判別するグループ
    判別手段と、 前記グループ判別手段により呼出される可能性がないと
    判別されたときには後の個別呼出データを受信しないよ
    うに制御する個別呼出データ受信制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする受信装置。
  38. 【請求項38】 送信装置から送信される呼出すべき複
    数の端末それぞれの個別呼出データと各端末宛てのメッ
    セージデータとを含むサブフレームデータを複数含むフ
    レームデータ中の予め自己に割り当てられているサブフ
    レームデータを間欠受信する受信装置であって、 前記複数の個別呼出データ中に自己の個別呼出データが
    あるか否かを判別する個別呼出データ判別手段と、 前記個別呼出データ判別手段により自己の個別呼出デー
    タがないと判別されたときには後の各端末宛てのメッセ
    ージデータを受信しないように制御するメッセージデー
    タ受信制御手段とを備えることを特徴とする受信装置。
  39. 【請求項39】 送信装置から送信される呼出す可能性
    のある複数の端末を指定するグループ情報と、呼出すべ
    き複数の端末それぞれの個別呼出データと、各端末宛て
    のメッセージデータとを含むサブフレームデータを複数
    含むフレームデータ中の予め自己に割当てられているサ
    ブフレームデータを間欠受信する受信装置であって、 前記サブフレームデータ中のグループ情報に基づいて自
    己が呼出される可能性があるか否かを判別するグループ
    判別手段と、 前記グループ判別手段により呼出される可能性がないと
    判別されたときには後の複数の個別呼出データを受信し
    ないように制御し、呼出される可能性があると判別され
    たときには後の複数の個別呼出データを受信するように
    制御する個別呼出データ受信制御手段と、 前記個別呼出データ受信制御手段により受信した複数の
    個別呼出データ中に自己の個別呼出データがあるか否か
    を判別する個別呼出データ判別手段と、 前記個別呼出データ判別手段により自己の個別呼出デー
    タがないと判別されたときには後の各端末宛てのメッセ
    ージデータを受信しないように制御するメッセージデー
    タ受信制御手段とを備えることを特徴とする受信装置。
  40. 【請求項40】 送信装置から送信される呼出すべき端
    末の個別呼出データの一部のビットデータを用いて生成
    された呼出す可能性のある端末を指定するグループ情報
    を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信したグループ情報に基づいて自己が
    呼出される可能性があるか否かを判別するグループ判別
    手段と、 前記グループ判別手段により呼出される可能性がないと
    判別されたときには前記グループ情報の後に送信装置か
    ら送信される個別呼出データを受信しないように制御す
    る個別呼出データ受信制御手段とを備えることを特徴と
    する受信装置。
  41. 【請求項41】 送信装置から送信される呼出すべき複
    数の端末それぞれの個別呼出データを順次受信する受信
    手段と、 前記受信手段で受信した個別呼出データ中に自己の個別
    呼出データがあるか否かを判別する個別呼出データ判別
    手段と、 前記個別呼出データ判別手段により自己の個別呼出デー
    タがないと判別されたときには前記個別呼出データの後
    に送信装置から個別呼出データを送信した順序で送信さ
    れる各端末宛てのメッセージデータを受信しないように
    制御するメッセージデータ受信制御手段とを備えること
    を特徴とする受信装置。
  42. 【請求項42】 送信装置から送信される呼出すべき複
    数の端末の個別呼出データの一部のビットデータを用い
    て生成された呼出す可能性のある端末を指定するグルー
    プ情報を受信するグループ情報受信手段と、 前記グループ情報受信手段で受信したグループ情報に基
    づいて自己が呼出される可能性があるか否かを判別する
    グループ判別手段と、 前記グループ判別手段により呼出される可能性がないと
    判別されたときには前記グループ情報の後の送信装置か
    ら送信される個別呼出データを受信しないように制御
    し、呼出される可能性があると判別されたときには個別
    呼出データを受信するように制御する個別呼出データ受
    信制御手段と、 前記個別呼出データ受信制御手段により受信した個別呼
    出データ中の自己の個別呼出データがあるか否かを判別
    する個別呼出データ判別手段と、 前記個別呼出データ判別手段により自己の個別呼出デー
    タがないと判別されたときには前記個別呼出データの後
    に送信装置から個別呼出データを送信した順序で送信さ
    れる各端末宛てのメッセージデータを受信しないように
    制御するメッセージデータ受信制御手段とを備えること
    を特徴とする受信装置。
  43. 【請求項43】 送信装置から受信されるメッセージデ
    ータの先頭部に付加されるメッセージデータ長を表すデ
    ータとを受信する受信手段と、 前記受信手段で受信したメッセージデータ長を表すデー
    タに基づいて後のメッセージデータの受信を制御する制
    御手段とを具備することを特徴とする受信装置。
  44. 【請求項44】 送信装置から受信されるメッセージデ
    ータの先頭部に付加されるメッセージデータの文字種を
    表すデータとメッセージデータ長を表すデータとを受信
    する受信手段と、 前記受信手段で受信したデータに基づいて後のメッセー
    ジデータの受信、データ処理を行う制御手段とを具備す
    ることを特徴とする受信装置。
  45. 【請求項45】 前記文字種を表すデータが定型メッセ
    ージを表すコードである場合、前記メッセージ長を表す
    データに代えて、送信装置から送信される定型メッセー
    ジを指定する番号データに基づく定型メッセージを表示
    することを特徴とする請求項44記載の受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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